JPH0211631A - 半導体保護用樹脂及び半導体 - Google Patents

半導体保護用樹脂及び半導体

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JPH0211631A
JPH0211631A JP16100288A JP16100288A JPH0211631A JP H0211631 A JPH0211631 A JP H0211631A JP 16100288 A JP16100288 A JP 16100288A JP 16100288 A JP16100288 A JP 16100288A JP H0211631 A JPH0211631 A JP H0211631A
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resin
semiconductor
diamine
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group
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JP16100288A
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English (en)
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Yasuji Yamada
保治 山田
Nobuyuki Furukawa
信之 古川
Masaya Furukawa
古川 雅也
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
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Nippon Steel Chemical Co Ltd
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高集積度を有する半導体の保護用樹脂に関し
、詳しくは、半導体素子と封止材の間に発生する応力を
緩和するバッファコート膜あるいは半導体素子外部から
のα線入射による誤動作(ソフトエラー)を防止するα
線遮蔽膜等の半導体保護用樹脂並びにこの樹脂又はこの
樹脂をイミド化させた樹脂で保護された半導体に関する
半導体装置においてはチップの大型化、配線の微細化の
傾向にあり、これに伴なって樹脂封止材の硬化収縮、チ
ップと封止材の熱膨張係数の差による応力の発生あるい
は封止材のフィラー等により、電極のスライド、パッシ
ベーションクラック等が発生し易くなり、耐湿性低下の
原因となっている。
このため、これらに起因する不良率を低下させる目的で
、封止材料の低応力化が図られているが、その一方にお
いて、無機系パッシベーション膜上に2〜5*のポリイ
ミド膜を形成し、チップに加えられる応力を低減する試
みが増加している。
般にこのような目的のためには、応力緩和性に優れた弾
性率の低いポリイミドが有効であるとされている。
一方、高集積度を有する半導体メモリー素子にα線が入
射するとソフトエラーの原因となることが明らかになっ
てきている。さらに、半導体メモリーでは、高集積度の
向上と共にセル面積が減少する傾向に必り、ラフ1〜エ
ラー耐性が低下し、4Mビット以上になるとα線遮蔽膜
の形成が不可欠になるといわれている。
これらの目的のために種々の方法が提案されている。例
えば、半導体素子との接着性を向上したポリアミック酸
小合体を表面保護膜として用いる方法(特開昭59−5
6.453@及び特開昭61−84.025号公報)あ
るいは耐熱性の高いポリアミック酸を表面保護膜として
用いる方法(特開昭58−218.127号及び特開昭
54−74.677号公報)等が知られている。しかし
、これらの方法では耐湿性、応力緩和性が共に不十分で
あり、しかも、ポリイミド自体が比較的高い誘電率を有
しているため、半導体用の保護用樹脂としては十分なも
のとはいえない。
ざらに、弾性率の低いポリイミドを得る目的でジアミノ
ボリシロギナンを共重合成分として用いる方法も知られ
ている(特開昭62−223.22s号及び特開昭63
−35.626号公報)が、このような方法においては
、シロキナンブロックと芳香族ポリイミドブロックとが
マクロに相分離した不透明な被膜となり、電気的、機械
的特性も充分とはいえなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、応力緩和性、耐湿性、素子表面への密着性、
電気特性に優れたピンホールの無いポリイミド保護膜を
形成でき、従って、保護膜形成のための作業性と高温な
いし高湿■の電食性を大幅に向上でき、ざらにこの保護
膜が耐熱衝撃性及びンフトエラー防止機能に優れたもの
となるような半導体保護用樹脂組成物及び半導体を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、下記−形成(1)250〜99モ
ル%と一般式(2) (式中1<4及びR5は2価の有機基を示し、R6−R
9はメチル基、エチル基、フェニル基又は置換フェニル
基を示し、ρは1〜50の整数を示す)で表されるシロ
キリン系ジアミン1〜50モル%よりなるジアミン成分
と、芳香族デトラカルボン酸二無水物とを巾縮合させて
なるポリイミド前駆体からなる半導体保護用樹脂及びこ
の樹脂又はこの樹脂をイミド化させたポリイミド樹脂を
主成分とする保護膜樹脂を設けてなる半導体でおる。
この発明に用いられる芳香族テトラカルボン酸二無水物
としては、下記−形成(3) 示し、R2及びR3は1価の炭化水素基を示し、n及び
mはO〜4の整数を示し、また、Xは2価の基を示す)
で表わされるジエーテル系芳香族ジアミ(式中Arは少
なくとも1個の芳香環を含む4価の有R1を示す)で示
されるものである。具体的には、3.3’、4.4’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3°、
4,4°−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロ
メリット酸二無水物、3,3°、4.4°−ジフェニル
エーテルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3°、4
”−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6
.7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
5.8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、282
−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパンニ無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン
ニ無水物、3,4,9.10−ペリレンテトラカルボン
酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エ
ーテルニ無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシ
フェニル)プロパンニ無水物、1,1−ビス(2,3−
ジカルボキシフェニル)エタンニ無水物、1.1−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)エタンニ無水物、ベ
ンゼン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物、
2,3,6.7−アントラセンテトラカルボン酸二無水
物、1,2,7.8−フェナントレンテトラカルボン酸
二無水物等が挙げられる。
また、この発明において、ジアミン成分としては、上記
−形成(1)及び−形成(2)で示されるジアミンが使
用される。
一般式(1)において、R1は顛、(翼〉又は0−X−
0を示すが、ここでXとしては、−o−1−s−1−s
o2−−co−1−CO2−−CONH−1−CH2−
1−C(CH3) 2−1−C(CF3 ) 2−を好
ましいものとして挙げることができる。
−形成(1)で示されるジエーテル系芳香族ジアミンの
具体例としては、 (ハ) ■2N(ンo −Q−5o2−((ンo GN
 H2(ト)”2 NGOGOGOGNH2 等や、これらのメチル、エチル置換体等のアルキル置換
体が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、−形成(2〉で示されるジアミノシロキサンの具
体例としては、 等があげられる。これらのジアミノシロキサンの平均の
1の値は通常1〜50であるが、好ましくは10〜30
である。平均の1の値が10未満のものは弾性率を低下
させる効果が小さく、平均の9の値が50以上のもので
はテトラカルボン酸二無水物との反応性が低下し、シロ
キサンブロック結合が形成され難く、生成したポリイミ
ドは基盤密着性能に劣るという欠点を有する。
本発明のポリイミド前駆体溶液は、上記のジエーテル系
芳香族ジアミン、シロキサン系ジアミンの総組を芳香族
テトラカルボン酸二無水物とほぼ等モルとして反応させ
て得られる。また、ポリイミド前駆体の硬化物であるポ
リイミド膜の耐熱性の低下及び熱膨脹係数の増加を抑え
る上において、ジエーテル系芳香族ジアミンを50〜9
9モル%、シロキサン系ジアミンを1〜50モル%とす
ることが好ましい。
また、本発明の樹脂溶液を製造する際に用いられる溶媒
としては、テトラヒドロフラン、ジエチルグリコールジ
メチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル等のエーテル結合を有する反
応溶媒を使用するのがよく、これらのエーテル系溶媒は
全溶媒量の30重量%以上用いることが好ましい。これ
らのエーテル系溶媒を用いることにより、ポリイミド前
駆体溶液の均一性、保存安定性が増し、またポリイミド
膜への変換に際し、低温熱処理を可能にすることができ
る。
さらに、ジアミン成分の一部として、接着力向上の目的
で、−形成(2)で示されるジアミノシロキサン化合物
のうちのρ−1のジアミノジシロキサン化合物を併用す
ることもできる。このようなジアミノジシロキサン化合
物の具体例としては、等かめげられる。これらの含有量
としては、全シアミン成分中、好ましくは0.1〜10
モル%、より好ましくは0.1〜5モル%である。この
ようなジシロキサン化合物は、接着力向上に効果がある
ことが知られているが、0.1モル%以下では大きな効
果がなく、10モル%以上では耐熱性を大きく低下させ
る。その他、樹脂の物性を改良する目的でその他のジア
ミン成分又はテトラカルボン酸成分を少量使用すること
もできる。
本発明の樹脂組成物を製造する方法としては、■ジアミ
ン成分の全量を手合溶媒に溶解した後、テトラカルボン
酸二無水物を徐々に添加し、重合させる方法、 ■テトラカルボン酸二無水物を重合溶媒に分散あるいは
溶解させた後、ジアミン成分を遂次に添加し、重合させ
る方法、 ■テトラカルボン酸二無水物とジアミン成分を反応器に
投入した後、重合溶媒を添加していく方法、 等があり、いずれの方法も採用することができるが、■
の重合方法がより好ましい。
すなわち、テトラカルボン酸二無水物の全量を重合溶媒
に分散おるいは溶解させた後、−形成(2)で示される
シロキサン系ジアミンを添加し、シロキサンブロックを
形成させた後、−形成(1)で示されるジエーテル系芳
香族ジアミンを添加して重合を完結させる方法で必る。
このような方法により、シロキサンブロックがミクロに
分散した透明な樹脂を得ることができる。
このようにして得られるポリイミド前駆体は、高樹脂濃
度においてもスピンコード性を有しており、このような
方法による塗工後、有機溶剤を除去し得る程度の低温短
時間の加熱処理よって密着性と、機械的特性と、電気的
特性に優れたピンホールのない相分離構造を有するポリ
イミドを形成できるため、高温、高湿下での半導体不良
の発生を大幅に抑制することができる。さらに、この樹
脂組成物はウラン、トリウムをほとんど含まないため、
この保護膜上にさらにエポキシ樹脂等の各種刺止vJ利
を施したときのα線の遮蔽効果を充分に発揮し、メモリ
ー素子の信頼性の向上に大きく寄与する。
また、この樹脂はウラン、トリウムの相含有量が0.2
ppbを越えることがなく、半導体装置の表面保護膜と
して好ましい性能を有している。しかも、硬化後の被膜
においてそのシロキサンブロックと芳香族ブロックとの
間にミクロ相分離構造を形成させることができ、これに
よって耐湿性、応力親和性、電気特性に優れたものとな
る。
本発明になる樹脂又はこの樹脂を主成分とする保護被膜
材料組成物を用いた半導体装置の封止層は、セラミック
パッケージ、金属性キャン等の金属パッケージ、エポキ
シ樹脂モールド等の樹脂パッケージ等により構成される
また、本発明になる保護用樹脂又はこの樹脂を主成分と
する樹脂組成物は、封止層として樹脂封止を用いる場合
に特に好ましい結果が得られ、さらに、高度に集積され
た半導体素子においてより効果的作用を示す。具体的に
はバイポーラ型の場合、1にビット以上、MOS型の場
合16にビット以上の集積度を有する半導体素子に対し
有効でおる。
これらの装置に被膜を形成づる方法としては、スピンコ
ーティング法、スクリーン印刷法、ディスベンスイング
法等があげられる。
本発明のポリイミド前駆体からなる樹脂又は樹脂組成物
を半導体に塗布し、250℃程度で熱処理することによ
りイミド化が起こり、ポリイミド樹脂又は該ポリイミド
樹脂を主成分とする保護膜を設けてなる半導体が得られ
る。
[実1施例] 以下、実施例及び比較例に基いて、本発明を具体的に説
明する。
なお、以下の実施例及び比較例で使用した芳香族テトラ
カルボン酸二無水物、ジエーテル系芳香族ジアミン及び
シロキサン系ジアミンの略号は以下の通りである。
[芳香族テトラカルボン酸二無水物1 8丁DA : 3.3’、4,4°〜ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物 BPDA : 3.3°、4.4’−ビフェニルテトラ
カルボン二無水物 PMOA :ピロメリット酸二無水物 [ジエーテル系芳香族ジアミン] ODA:  4,4°−オキシジアニリンBAPP :
 2,2−ビスE4−(アミノフェノキシ)フェニル]
プロパン(構造式(二)) p−BAPS :ビス[4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]スルホン〔構造式(ハ)〕 m−BAPS:ビス(4−(3−アミノフェノキシ)フ
ェニル]スルホン〔構造式(ハ)〕 BAPF : 2.2−ビス(4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン〔構造式[シ
ロキサン系ジアミン] GAP[) :γーアミノプロピルー1.1,3.3−
テトラメチルジシロキサン(構造式(A)) 構造式(a)の化合物 (a−1):平均分子量1,300 、平均ユニット数
15 (a−2):平均分子12,560 、平均ユニット数
33 (a−3):平均分子11,000 、平均.]、ニニ
ラ1数12 (a−4):平均分子量4,500 、平均ユニット数
58 実施例1 温度計、攪拌)幾、塩化カルシウム管、滴下ロート及び
窒素導入管を備えた500ccのセパラブルフラスコに
、8丁DA32.2g(0.1モル)とジエチレングリ
コールジメチルエーテル(ジグライム)465gとを仕
込んで分散させた後、構造式(a)で示されるシロキサ
ン系ジアミン(a−1) 1 3 ’j( 0. 01
モル)を滴下させ、30分間反応させた後、構造式(二
)で示されるジエーテル系芳香族ジアミン(8APP)
3 6. 9 9 (0.09モル)を添加し、5時間
攪拌して反応させ、黄色透明な樹脂溶液を得た。
このようにして樹脂分15重量%、粘度40ポイズのポ
リイミド前駆体溶液を得た。この溶液のウラン、トリウ
ムの含有量を分光螢光光度法により分析したところO.
ipb以下であった。
次に、この溶液を集積度16にヒツトのMO3型RAM
の表面に塗布し、100’Cで2時間、250’Cで1
時間それぞれ熱処理を行ない、約40庫の厚みを有する
シリコーンポリイミド保護膜を形成した。
次いで、この素子を120℃、2.2気圧の水蒸気中に
24時間放置した後、セロテープ剥離試験を行なったが
、保護被膜層と半導体素子の剥離は観測されず、高度の
密着性を保持していることが判明した。
ざらに、この樹脂溶液からポリイミドフィルムを作製し
、得られたポリイミドフィルムについて、その引張弾性
率(ASTHD−882−64T) 、引張強度(AS
THD−882−6dT) 、伸度(ASTM D−8
82−64T)、熱膨張係数(窒素ガス中昇温速度10
℃/minの条件下でのTMA測定)、誘電率(測定条
件:20℃、60%RH、I HI3)、誘電損失(測
定条件:20℃、60%RH、I HHz)、透明性(
○:透明、X:不透明)、光線透過率(500nmでの
測定値)、吸湿率(23℃、78%R11下での測定値
)及び密着性(M盤目試験による残膜率:23℃、73
%、24時間処理後)を測定した。結果を第2表に示す
実施例2〜10 実施例1と同様の反応装置を使用し、また、第1表に示
す芳香族テトラカルボン酸二無水物、ジエーテル系芳香
族ジアミン及びシロキサン系ジアミンを第1表に示す割
合で使用し、実施例1と同様の反応方法によりポリイミ
ド前駆体を作製した。
また、この樹脂溶液からポリイミドフィルムを作製し、
実施例1と同様に種々の物性を測定した結果を第2表に
示す。
比較例1 実施例1と同様な装置を用い、BTDA32.2!?(
0,1モル)と4,4°−オキシジアニリン(0〇八)
18゜0g(0,09モル)、構造式(a)で示される
シロキサン系ジアミン(a−4)をN−メチル−2−ピ
ロリド2505g中で反応させ、粘度55ボイズの不透
明な溶液を得た。
この樹脂溶液をシリコンウェハーにスピンコードし、1
00’Cで2時間、250’Cで1時間、3OO℃で1
時間それぞれ熱処理を行い、約451Uの厚みを有する
ポリイミド被膜を形成した。次いで、これを120’C
12,2気圧の水蒸気中に24時間放置した後、セロテ
ープ剥離試験を行なったところ、この被膜はシリコンウ
ェハーに対し全く密着性を示さなかった。
また、この樹脂溶液からポリイミドフィルムを作製し、
実施例1と同様に種々の物性を測定した結果を第2表に
示す。
比較例2〜3 第1表に従って比較例1と同様にしてポリイミド前駆体
を作製した。
また、この樹脂溶液からポリイミドフィルムを作製し、
実施例1と同様に種々の物性を測定した結果を第2表に
示す。
[発明の効果] 本発明の半導体保護用樹脂若しくはこれをイミド化させ
て得られる樹脂又はこれらの樹脂を主成分とする樹脂組
成物は、低弾性率、低吸湿率、低誘電率、低熱膨張性を
示し、かつ、シリコンウェハーに対し、高い密着性を有
し、ウラン、トリウムの含有率がそれぞれ0.’+pp
b以下であるため、半導体装置のバッファコート膜α線
遮蔽膜、パッシベーション膜として用いた際に良好な効
果を発揮する。また、本発明の半導体は耐熱衝撃性、ソ
フトエラー防止機能が共に優れている。
特許出願人   新日鐵化学株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中R1は▲数式、化学式、表等があります▼を 示し、R2及びR3は1価の炭化水素基を示し、n及び
    mは0〜4の整数を示し、また、Xは2価の基を示す)
    で表わされるジエーテル系芳香族ジアミン50〜99モ
    ル%と一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中R4及びR5は2価の有機基を示し、R6〜R9
    はメチル基、エチル基、フェニル基又は置換フェニル基
    を示し、lは1〜50の整数を示す)で表されるシロキ
    サン系ジアミン1〜50モル%よりなるジアミン成分と
    、芳香族テトラカルボン酸二無水物とを重縮合させてな
    るポリイミド前駆体からなる半導体保護用樹脂。
  2. (2)請求項1記載のポリイミド前駆体又は該ポリイミ
    ド前駆体をイミド化させたポリイミド樹脂を主成分とす
    る保護膜を設けてなる半導体。
  3. (3)一般式(2)におけるlが10〜30であるシロ
    キサン系ジアミンをジアミン成分として含有する請求1
    記載の半導体保護用樹脂。
  4. (4)一般式(2)におけるlが1であるシロキサン系
    ジアミン0.1〜5モル%をジアミン成分として含有す
    る請求項1記載の半導体保護用樹脂。
  5. (5)ミクロ相分離構造を有する請求項1又は2記載の
    ポリイミド前駆体。
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