JP7285151B2 - 支持体剥離方法及び支持体剥離システム - Google Patents

支持体剥離方法及び支持体剥離システム Download PDF

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Description

本開示は、支持体剥離方法及び支持体剥離システムに関する。
特許文献1には、接着層を介して互いに接合された第1及び第2の部材を剥離する部材剥離方法が開示されている。この部材剥離方法は、第1の部材の第1主面に光熱変換層を配置するステップと、第1の部材の第1主面と第2の部材の第2主面とを、接着層を介して互いに接合するステップと、光熱変換層にレーザ光を照射するステップと、第1の部材と第2の部材に力を加えて、第1の部材を第2の部材から剥離するステップと、を有する。
特開2015-122370号公報
本開示にかかる技術は、基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、当該支持体を効率よく剥離する。
本開示の一態様は、基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離方法であって、前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、前記支持体は光を透過させ、前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する工程と、前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する工程と、を有し、前記回路形成領域は矩形状であり、前記非回路形成領域は格子状であり、前記光を照射する工程では、前記非回路形成領域の一端部から他端部に向かって延伸する当該非回路形成領域に前記光を照射する。
本開示によれば、基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、当該支持体を効率よく剥離することができる。
本実施形態にかかる剥離システムの構成の概略を示す平面図である。 重合ウェハの構成の概略を示す側面図である。 デバイスウェハの構成の概略を示す平面図である。 レーザ照射装置の構成の概略を示す側面図である。 レーザ照射装置の構成の概略を示す平面図である。 レーザヘッドの構成の概略を示す説明図である。 剥離処理の主な工程を示すフロー図である。 重合ウェハより側方にはみ出した接着剤を除去する様子を示す説明図である。 重合ウェハより側方にはみ出した接着剤を除去した様子を示す説明図である。 接着剤を変質させる様子を示す説明図である。 接着剤を変質させた様子を示す説明図である。 接着剤を変質させた様子を示す説明図である。 接着剤のスクライブラインと外周部を変質させる様子を示す説明図である。 デバイスウェハと支持ウェハを剥離する様子を示す説明図である。 デバイスウェハと支持ウェハの接合界面にブレードを挿入する様子を示す説明図である。 他の実施形態にかかる接着剤の変質パターンを示す説明図である。 他の実施形態にかかるレーザ照射装置の構成の概略を示す側面図である。 他の実施形態にかかるレーザ照射装置の構成の概略を示す平面図である。 他の実施形態にかかるレーザ照射装置の構成の概略を示す側面図である。 他の実施形態において接着剤を変質させる様子を示す説明図である。 他の実施形態において接着剤を変質させた様子を示す説明図である。 他の実施形態において接着剤を変質させた様子を示す説明図である。 他の実施形態においてデバイスウェハと支持ウェハを剥離する様子を示す説明図である。 他の実施形態においてデバイスウェハと支持ウェハを剥離する様子を示す説明図である。 他の実施形態にかかる剥離システムの構成の概略を示す平面図である。
近年、半導体デバイスの薄型化が要求されており、かかる半導体デバイスの製造工程において、例えばTSVプロセスやFanoutプロセスでは、表面に複数の回路等のデバイス層が形成された半導体ウェハ(以下、ウェハという)を薄化することが行われている。このように薄化されたウェハをそのまま搬送したり、後続の処理、例えばフォトリソグラフィ処理を行ったりすると、ウェハに反りや割れが生じるおそれがある。そこで、ウェハを補強するために、例えば接着剤を介してウェハと支持基板を接合することが行われている。そして、ウェハと支持基板が接合された状態で後続の処理が行われた後、支持基板がウェハから剥離される。
ウェハと支持基板を剥離するにあたっては、従来、種々の方法が用いられている。主たる剥離方法として例えば、ウェハと支持基板に力を作用させて剥離する方法と、接着剤にレーザ光を照射してウェハと支持基板を剥離する方法とがある。以下の説明においては、前者の剥離方法をメカニカル剥離といい、後者の方法をレーザ剥離というが場合がある。また、レーザ剥離において、レーザ光として赤外光を用いた剥離方法をIRレーザ剥離といい、紫外光を用いた剥離方法をUVレーザ剥離という場合がある。
メカニカル剥離では、例えばウェハと支持基板の接合界面にブレードを挿入して、支持基板をウェハから離間させて剥離する。ここで、剥離前には、ウェハと支持基板が接合された状態で、例えばウェハの薄化処理などを行う必要があるため、これらの処理に耐えられる程度の接合強度が必要となる。換言すれば、剥離時には、ある程度大きな力(以下、剥離力という)を加える必要があり、かかる場合、ウェハへの負荷が高く、ウェハが割れるおそれもある。また、ブレードを用いる場合、ブレードの選定及び調整が難しく、さらにブレードの消耗に対してメンテナンスの手間がかかる。また、ウェハと支持基板を接合する接着剤が3層必要な場合があり、剥離後の接着剤除去の洗浄に時間がかかる。
IRレーザ剥離では、例えば赤外光を、支持基板を透過させて接着剤に照射することで、当該接着材を変質させて、ウェハと支持基板を剥離する。この赤外光の波長は長いため、赤外光が接着剤を透過して、デバイス層まで到達する場合がある。そうすると、デバイス層が損傷(ダメージ)を被る。
UVレーザ剥離では、例えば紫外光を、支持基板を透過させて接着剤に照射することで、当該接着材を変質させて、ウェハと支持基板を剥離する。この場合、支持基板には、紫外線を透過させる基板、例えばガラス基板が用いられる。このガラス基板はシリコンからなるウェハと熱膨張係数(CTE)が異なるため、例えば熱処理を行う際、ウェハとガラス基板で熱変形に差が出る。
以上のように、メカニカル剥離、IRレーザ剥離、UVレーザ剥離にはそれぞれ、短所が存在する。そこで本発明者らは、鋭意検討した結果、メカニカル剥離とレーザ剥離を適切に組み合わせることで、これら短所を補完し、安定した剥離処理を効率よく行うことを想到した。
なお、上述した特許文献1に記載された剥離方法では、第1の部材と第2の部材の間に設けられた光熱変換層にレーザ光を照射し、さらに第1の部材を第2の部材に力を加えて、第1の部材を第2の部材から剥離する。しかしながら、この剥離方法では、接着層とは別に光熱変換層を設ける必要があり、手間がかかり効率が悪い。したがって、従来の剥離方法には改善の余地がある。
本開示にかかる技術は、基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、当該支持体を効率よく剥離する。以下、本実施形態にかかる支持体剥離システムとしての剥離システム、及び支持体剥離方法としての剥離方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<剥離システムの構成>
先ず、本実施形態にかかる剥離システムの構成について説明する。図1は、剥離システム1の構成の概略を示す平面図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
剥離システム1では、図2に示すようにデバイスウェハWと支持ウェハSとが接着剤Gを介して接合された重合ウェハTから、支持ウェハSを剥離する。なお、デバイスウェハWは本開示における基板に相当し、支持ウェハSは本開示における支持体に相当し、接着剤Gは本開示における接着層に相当し、重合ウェハTは本開示における重合体に相当する。なお、接着剤Gは1層に形成されている。
以下では、デバイスウェハWにおいて、接着剤Gを介して支持ウェハSと接合された面を表面Waといい、表面Waと反対側の面を裏面Wbという。同様に、支持ウェハSにおいて、接着剤Gを介してデバイスウェハWに接合された面を表面Saといい、表面Saと反対側の面を裏面Sbという。
デバイスウェハWは、例えばシリコン基板などの半導体ウェハであって、表面Waに複数の回路等を含むデバイス層Dが形成されている。デバイスウェハWは、例えば裏面Wbが研磨処理されることによって薄化されている。
また、図3に示すようにデバイスウェハWにはダイシング処理が施され、スクライブラインWs(ストリートと呼ばれることもある)によって、複数のダイWdに分割されている。本実施形態では平面視において、ダイWdは矩形状であり、スクライブラインWsは格子状に形成されている。ダイWdの表面にはデバイス層Dの回路が形成され、ダイWdは本開示における回路形成領域を構成している。スクライブラインWsには回路が形成されておらず、スクライブラインWsは本開示における非回路形成領域を構成している。なお、これらダイWdとスクライブラインWsの径方向外側のデバイスウェハWの外周部Weにも、回路は形成されていない。
支持ウェハSは、デバイスウェハWを支持するウェハである。支持ウェハSには、赤外光が透過する材料が用いられ、例えばシリコンウェハが用いられる。
接着剤Gは、デバイスウェハWと支持ウェハSに接着し、且つ赤外光を吸収することによって変質する。なお、ここでいう変質とは、接着剤Gがわずかな外力を受けて破壊され得る状態、又は接着剤Gと接する層との接着力が低下した状態にさせる現象を示す。すなわち、接着剤Gが赤外光を吸収すると、当該接着剤Gは脆くなり、赤外光の照射を受ける前の接合強度(接着性)を失う。より詳細には、接着剤Gが赤外光を吸収すると、その吸収した赤外光のエネルギーによって加熱されて溶融され、さらに炭化する。こうして、接着剤Gは、赤外光が照射された部分が接着機能を失う。また、重合ウェハTより側方にはみ出した接着剤Gが赤外光を吸収すると、その吸収した赤外光のエネルギーによって加熱され、接着剤Gが昇華することで、はみ出した接着剤Gを除去することができる。
また、図2に示すように重合ウェハTは、ダイシングテープPを介してダイシングフレームFに固定される。具体的には、ダイシングフレームFの開口部Faに重合ウェハTを配置し、開口部Faを裏面から塞ぐようにデバイスウェハWの裏面Wb及びダイシングフレームFの裏面にダイシングテープPを貼り付ける。これにより、重合ウェハTは、ダイシングフレームFに固定(保持)された状態となる。
図1に示すように剥離システム1は、搬入出ステーション10、搬送ステーション20、及び処理ステーション30を一体に接続した構成を有している。搬入出ステーション10は、例えば外部との間で複数のデバイスウェハW、複数の支持ウェハS、複数の重合ウェハTをそれぞれ収容可能なカセットCw、Cs、Ctが搬入出される。搬送ステーション20は、搬入出ステーション10と処理ステーション30との間で、デバイスウェハW、支持ウェハS、重合ウェハTを搬送する。処理ステーション30は、デバイスウェハW、支持ウェハS、重合ウェハTに対して所定の処理を施す各種処理装置を備えている。
搬入出ステーション10には、カセット載置台11が設けられている。図示の例では、カセット載置台11には、複数、例えば4つのカセットCw、Cs、CtをX軸方向に一列に載置自在になっている。本実施形態においては、X軸負方向側のカセットCtは、未処理の重合ウェハTを収容したローダカセットとして用いられ、X軸中央のカセットCw、Csは、処理後(剥離後)のデバイスウェハWと支持ウェハSを収容するアンローダカセットと用いられる。さらに、X軸正方向側のカセットCtは、処理中に不具合のあった重合ウェハTを回収して収容するアンローダカセットと用いられる。なお、カセット載置台11に載置されるカセットCw、Cs、Ctの個数は、本実施形態に限定されず、任意に決定することができる。
搬送ステーション20は、搬入出ステーション10に隣接して設けられている。搬送ステーション20には、X軸方向に延伸する搬送路21上を移動自在なウェハ搬送装置22が設けられている。ウェハ搬送装置22は、例えば2本の搬送アーム23、24を有している。第1の搬送アーム23は、ダイシングフレーム搬送用のアームであり、ダイシングフレームFに固定された重合ウェハT又はデバイスウェハWを搬送する。第2の搬送アーム24は、ウェハ搬送用のアームであり、剥離された支持ウェハSを搬送する。各搬送アーム23、24は、水平方向、鉛直方向、水平軸回り及び鉛直軸周りに移動自在に構成されている。なお、搬送アーム23、24の構成は本実施形態に限定されず、任意の構成を取り得る。
処理ステーション30は、搬送ステーション20に隣接して設けられている。処理ステーション30において搬送ステーション20のY軸正方向側には、アライメント装置31、光照射装置としてのレーザ照射装置32、剥離装置33、第1の洗浄装置34、第2の洗浄装置35が、X軸正方向から負方向に向けて並べて配置されている。また、処理ステーション30において搬送ステーション20のX軸正方向側には、反転装置36が配置されている。なお、これら装置31~36の数や配置は、本実施形態に限定されず、任意に決定することができる。
アライメント装置31では、例えばIRカメラ(赤外線カメラ)を用いて、デバイスウェハWのパターン、すなわちダイWd及びスクライブラインWsのパターンを検出し、重合ウェハTの位置調整を行う。なお、アライメント装置31は、このようにパターンを検出するため、本開示における検出装置としても機能する。また、アライメント装置31には、公知の装置が用いられる。
レーザ照射装置32では、支持ウェハSを介して接着剤Gに、レーザ光である赤外光を照射する。なお、レーザ照射装置32の構成は後述する。
剥離装置33では、重合ウェハTに力を作用させ、重合ウェハTから支持ウェハSを剥離する。具体的には、デバイスウェハWと支持ウェハSの接合界面の一端部にブレードを挿入した後、当該一端部から他端部に向かって順次、支持ウェハSをデバイスウェハWから離間させて剥離する。なお、剥離装置33には、公知の装置が用いられる。
第1の洗浄装置34では、ダイシングフレームFに固定され、且つ剥離後のデバイスウェハWに対し、その表面Waから接着剤Gを除去して、表面Waをスピン洗浄する。なお、第1の洗浄装置34には公知の装置が用いられる。
第2の洗浄装置35では、剥離後の支持ウェハSの表面Saから接着剤Gを除去して、表面Saをスピン洗浄する。なお、第2の洗浄装置35には公知の装置が用いられる。
反転装置36では、剥離後の支持ウェハSの表裏面を反転させる。なお、反転装置36には公知の装置が用いられる。
以上の剥離システム1には、制御装置40が設けられている。制御装置40は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、剥離システム1における剥離処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、剥離システム1における剥離処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御装置40にインストールされたものであってもよい。
<レーザ照射装置の構成>
次に、上述したレーザ照射装置32について説明する。図4は、レーザ照射装置32の構成の概略を示す側面図である。図5は、レーザ照射装置32の構成の概略を示す平面図である。
レーザ照射装置32は、重合ウェハTを上面で保持するチャック100を有している。チャック100は、ダイシングフレームFに固定された重合ウェハTを吸着保持する。チャック100は、エアベアリング101を介して、スライダテーブル102に支持されている。スライダテーブル102の下面側には、回転機構103が設けられている。回転機構103は、駆動源として例えばモータを内蔵している。チャック100は、回転機構103によってエアベアリング101を介して、θ軸(鉛直軸)回りに回転自在に構成されている。スライダテーブル102は、その下面側に設けられた移動機構104によって、基台106に設けられY軸方向に延伸するレール105に沿って移動可能に構成されている。なお、移動機構104の駆動源は特に限定されるものではないが、例えばリニアモータが用いられる。
チャック100の上方には、赤外光照射部としてのレーザヘッド110が設けられている。レーザヘッド110は、レンズ111を有している。レンズ111は、レーザヘッド110の下面に設けられた筒状の部材であり、チャック100に保持された重合ウェハTにレーザ光を照射する。本実施形態ではレーザ光は赤外光であり、レーザヘッド110から発せられた赤外光は支持ウェハSを透過し、接着剤Gに照射される。
レーザヘッド110には、例えばガルバノが用いられる。図6に示すようにレーザヘッド110の内部には、ガルバノミラー112が複数配置されている。また、レンズ111にはf-θレンズが用いられる。かかる構成により、レーザヘッド110に入力された赤外光Lirは、ガルバノミラー112で反射され、レンズ111へと伝播され、支持ウェハSを介して接着剤Gに照射される。そして、ガルバノミラー112の角度を調整することで、接着剤Gに対して赤外光Lirを走査させることができる。
なお、レーザヘッド110は、昇降機構(図示せず)によって昇降自在に構成されている。
<剥離システムの動作>
次に、以上のように構成された剥離システム1を用いて行われる剥離処理について説明する。図7は、剥離処理の主な工程を示すフロー図である。
先ず、複数の重合ウェハTを収納したカセットCtが、搬入出ステーション10のカセット載置台11に載置される。この際、重合ウェハTはダイシングフレームFに固定されている。
次に、ウェハ搬送装置22の第1の搬送アーム23により、カセットCt内の重合ウェハTが取り出され、アライメント装置31に搬送される。アライメント装置31では、先ず、IRカメラを用いて、デバイスウェハWのパターン、すなわちダイWd及びスクライブラインWsのパターンを検出する(図7のステップA1)。続いて、パターンの検出結果に基づいて、重合ウェハTの位置調整(アライメント)を行う(図7のステップA2)。
次に、ウェハ搬送装置22の第1の搬送アーム23により、重合ウェハTはレーザ照射装置32に搬送される。レーザ照射装置32に搬入された重合ウェハTは、チャック100に保持され、さらに移動機構104によって処理位置に配置される。この際、上述したステップA1におけるデバイスウェハWのパターンの検出結果に基づいて、重合ウェハTの偏心制御と周方向の位置調整が行われる。
続いて図8に示すように、回転機構103によって重合ウェハTを回転させながら、レーザヘッド110から重合ウェハTの外縁部に赤外光Lirを照射する。ここで、図9の点線に示すように接着剤Gが重合ウェハTより側方にはみ出している場合、後述する剥離装置33においてブレード140を適切な位置に挿入されない場合がある。そこで、本実施形態では、重合ウェハTの外縁部に赤外光Lirを照射することによって、重合ウェハTより側方にはみ出した接着剤Gを除去する(図7のステップA3)。具体的には、図9に示すように接着剤Gの端部が、支持ウェハSのベベル部(湾曲部)の端部に位置するのが好ましい。
続いて図10に示すように、レーザヘッド110から支持ウェハSを介して接着剤Gに赤外光Lirを照射し、さらに接着剤Gに対して赤外光Lirを走査させて、当該接着剤Gの表面を変質させる(図7のステップA4)。具体的には、図11及び図12に示すように、デバイスウェハWのスクライブラインWs及び外周部Weに対応する位置の、接着剤Gs、Geに赤外光Lirを照射して変質させる。以下、スクライブラインWsに対応する位置の接着剤GsをスクライブラインGsとし、外周部Weに対応する位置の接着剤Geを外周部Geとする。図13は、接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geを変質させる様子を示す説明図である。
先ず、図13(a)に示すように、回転機構103によって重合ウェハTを回転させながら、レーザヘッド110から接着剤Gの外周部Geに赤外光Lirを照射する。そして、外周部Geが変質する。なお、この際、赤外光Lirの照射位置を径方向に移動させてもよい。すなわち、赤外光Lirを複数の環状に照射して、外周部Geにおいて変質部分を複数の環状に形成してもよい。あるいは、重合ウェハTを回転させながら赤外光Lirの照射位置を径方向に移動させて、外周部Geにおいて変質部分を螺旋状に形成してもよい。
次に、接着剤GのスクライブラインGsに赤外光Lirを照射して変質させる。本実施形態では、図13(b)~(e)に示すように、接着剤Gを4分割し、各エリアG1~G4を変質させる。すなわち、先ず、図13(b)に示すように接着剤Gの第1のエリアG1において、赤外光LirをスクライブラインGsに沿って走査させ、当該スクライブラインGsを変質させる。その後、図13(c)に示すように重合ウェハTを90度回転させ、第2のエリアG2において、赤外光LirをスクライブラインGsに沿って走査させ、当該スクライブラインGsを変質させる。これを繰り返すことによって、図13(d)に示すように第3のエリアG3におけるスクライブラインGsを変質させ、さらに図13(e)に示すように第4のエリアG4におけるスクライブラインGsを変質させる。こうして、接着剤Gの全面におけるスクライブラインGsが変質する。
なお、本実施形態では、4つのエリアG1~G4毎に接着剤Gを変質させたが、分割する数はこれに限定されない。また、接着剤Gを分割せず、1回の赤外光Lirの照射で、接着剤Gの全面におけるスクライブラインGsを変質させてもよい。
但し、装置構成上、ガルバノミラー112の角度がある範囲で決まっているため、1回の赤外線照射で接着剤Gをカバーしようとすると、レーザヘッド110を上方に配置する必要がある。この場合、剥離装置33の高さが高くなり、大型化する。また、f-θレンズであるレンズ111の大きさは概ね、接着剤Gの径を分割数で割った大きさになるため、赤外光Lirを照射する際の接着剤Gの分割数が少ないと、その分レンズ111が大きくなる。この場合、レンズ111が高価になり、剥離装置33のコストが増加する。以上より、接着剤Gを複数のエリアに分割して、エリアごとに赤外光Lirを照射するのが好ましい。
また、スクライブラインGsに照射される赤外光Lirの形状は、丸形状であってもよいし、矩形状であってもよい。さらに、例えばスクライブラインGsの幅に対して赤外光Lirの径が小さい場合には、1つのスクライブラインGsに対して複数回赤外光Lirを照射してもよい。赤外光Lirの形状や照射方法は任意に設定することができる。
また、上述したステップA1において、デバイスウェハWのダイWd及びスクライブラインWsのパターンが検出されており、ステップA4ではこの検出結果に基づいて、赤外光Lirを照射する位置を制御してもよい。かかる場合、デバイスウェハW毎に照射位置を制御できるので、接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geを適切に変質させることができる。但し、予め定められた設計値に基づいて、赤外光Lirの照射位置を制御してもよく、かかる方法も本開示の範囲内である。
また、本実施形態では、接着剤Gの外周部Geを変質させた後、スクライブラインGsを変質させたが、この順序は逆であってもよい。すなわち、スクライブラインGsを変質させた後、外周部Geを変質させてもよい。
以上のようにステップA4では、接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geを変質させることで、デバイスウェハWと支持ウェハSの接合強度を低下させることができ、後述するステップA5における剥離力を低下させることができる。また、赤外光Lirは、回路が形成されていない部分にのみ照射され、回路が形成されている部分には照射されない。このため、デバイス層Dが損傷を被るのを抑制することができる。
次に、ウェハ搬送装置22の第1の搬送アーム23により、重合ウェハTは剥離装置33に搬送される。剥離装置33では、重合ウェハTに力を作用させ、重合ウェハTをデバイスウェハWと支持ウェハSに剥離する(図7のステップA5)。図14は、デバイスウェハWと支持ウェハSを剥離する様子を示す説明図である。
先ず、図14(a)に示すようにダイシングテープPを介してデバイスウェハWの全面を第1保持部120で吸着保持するとともに、支持ウェハSを第2保持部130で吸着保持する。第2保持部130は、変形自在の薄板状の弾性部材131と、支持ウェハSを吸着保持する複数の吸着部132とを有している。なお、複数の吸着部132の配置と個数は任意に設定することができる。また、複数の吸着部132に代えて、変形自在で、支持ウェハSを全面で吸着する吸着部を用いてもよい。
次に、図14(a)に示すようにブレード140をデバイスウェハWと支持ウェハSの接合界面に挿入する。より詳細には、図15(a)に示すようにブレード140を支持ウェハSと接着剤Gの界面に挿入する。そして、ブレード140をさらに前進させると、一端部S1側の側面において支持ウェハSと接着剤Gとの間に、剥離のきっかけとなる剥離開始部Mが形成される。この剥離開始部Mから、支持ウェハSの剥離が開始する。なお、ブレード140の数は複数でもよい。
ここで、上述したようにステップA1において、重合ウェハTより側方にはみ出した接着剤Gが除去されている。仮に図15(b)に示すように接着剤Gが重合ウェハTより側方にはみ出していると、ブレード140が適切な位置に挿入されず、上記剥離開始部Mが形成されない。したがって、本実施形態のようにステップA1を行うことで、ブレード140の挿入を安定して行うことができる。
次に、図14(b)に示すように一端部S1側の吸着部132を上昇させる。そうすると、剥離開始部Mを基点に、支持ウェハSが一端部S1から他端部S2に向けて順次剥離する。そして、図14(c)に示すように、他端部S2側の吸着部132も上昇させて、支持ウェハSがその全面においてデバイスウェハWから剥離する。この際、ステップA4において接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geを変質させることで、デバイスウェハWと支持ウェハSの接合強度が低下しているので、小さい剥離力でデバイスウェハWから支持ウェハSを剥離することができる。
次に、ウェハ搬送装置22の第1の搬送アーム23により、剥離後のデバイスウェハWは第1の洗浄装置34に搬送される。第1の洗浄装置34では、デバイスウェハWに残存する接着剤Gを除去して、表面Waがスピン洗浄される(図7のステップA6)。このステップA6では、接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geは変質しており、洗浄も容易となる。このため、従来用の接着剤Gを変質させない場合に比べて、洗浄時間を短縮することができる。さらに、スピン洗浄で用いられる洗浄液の量も低減することも可能となる。
その後、すべての処理が施されたデバイスウェハWは、ウェハ搬送装置22の第1の搬送アーム23によりカセット載置台11のカセットCwに搬送される。
以上のように剥離後のデバイスウェハWに対してステップA6が行われるのに並行して、剥離後の支持ウェハSにも所望の処理が行われる。
すなわち、ウェハ搬送装置22の第2の搬送アーム24により、剥離後の支持ウェハSは、反転装置36に搬送される。反転装置36では、支持ウェハSの表裏面が反転される(図7のステップA7)。
次に、ウェハ搬送装置22の第2の搬送アーム24により、支持ウェハSは第2の洗浄装置35に搬送される。第2の洗浄装置35では、支持ウェハSに残存する接着剤Gを除去して、表面Saがスピン洗浄される(図7のステップA8)。
その後、すべての処理が施された支持ウェハSは、ウェハ搬送装置22の第2の搬送アーム24によりカセット載置台11のカセットCsに搬送される。こうして、剥離システム1における一連の剥離処理が終了する。
以上の実施形態によれば、IRレーザ剥離とメカニカル剥離を組み合わせることで、重合ウェハTから支持ウェハSを適切に、且つ効率よく剥離することができる。
すなわち、メカニカル剥離を単独で行った場合の、上述した短所を改善することができる。本実施形態によれば、ステップA5における剥離力を小さくでき、デバイスウェハWにかかる負荷を低減することができる。また、剥離力が小さくて済むので、ブレード140の選定及び調整が容易で、ブレード140の消耗を抑えてメンテナンス頻度を低減することができる。さらに、本実施形態では接着剤Gが1層であり、剥離後の接着剤Gの除去洗浄を短時間で行うことができる。
また、IRレーザ剥離を単独で行った場合の、上述した短所も改善することができる。本実施形態によれば、ステップA4において赤外光Lirを用いているが、赤外光Lirは、回路が形成されていない部分にのみ照射され、回路が形成されている部分には照射されない。このため、デバイス層Dが損傷を被るのを抑制することができる。
さらに、UVレーザ剥離を行っておらず、支持ウェハSにガラス基板を用いる必要がなく、シリコンウェハが用いられるため、デバイスウェハWと支持ウェハSの熱膨張係数の差が生じない。そうすると、例えば熱処理を行っても、デバイスウェハWと支持ウェハSで熱変形に差が生じず、適切な接合状態を維持することができる。また、シリコンウェハはガラス基板より安価であり、コストを低減することができる。
<変質パターンの他の実施形態>
以上の実施形態では、ステップA4において、接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geに赤外光Lirを照射して変質したが、接着剤Gの変質パターンはこれに限定されない。図16は、他の実施形態にかかる接着剤Gの変質パターンを示す説明図である。
図16(a)に示すように接着剤Gの外周部Geに赤外光Lirを照射せず、スクライブラインGsのみに赤外光Lirを照射して変質させてもよい。また、図16(b)に示すように接着剤GのスクライブラインGsにおいて、中央部に赤外光Lirを照射せず、外周部のみに赤外光Lirを照射して変質させてもよい。
図16(c)に示すように接着剤GのスクライブラインGsの一端部S1側のみに赤外光Lirを照射して変質させてもよい。この一端部S1は、ステップA5においてブレード140が挿入される位置である。そして、一端部S1の剥離力を低下させることで、ブレード140を挿入しやすくなり、剥離開始部Mを形成しやすくなる。
図16(d)に示すように、ステップA5における一端部S1から他端部S2に向かう剥離方向Jに沿った、接着剤GのスクライブラインGsのみに赤外線を照射して変質させてもよい。かかる場合、ステップA5でデバイスウェハWから支持ウェハSを剥離する際、剥離方向Jの剥離力が小さくなるので、当該剥離処理を容易に行うことができる。
図16(d)に示すように、ステップA5における一端部S1から他端部S2に向かう剥離方向Jと直交する方向に沿った、接着剤GのスクライブラインGsのみに赤外線を照射して変質させてもよい。ステップA5における支持ウェハSの剥離面は、この剥離方向Jと直交する方向になる。図16(e)に示す例では、剥離面に沿った方向の剥離力が小さくなるので、当該剥離処理を容易に行うことができる。
以上、図16に示した接着剤Gの変質パターンは一例である。接着剤Gを変質させる面積が大きくなれば、剥離力が小さくなり剥離処理に有利である。一方、接着剤Gを変質させる面積が大きくなれば、それだけ赤外光Lirを照射する時間がかかる。したがって、接着剤Gの変質パターンは、処理時間(タクト)と剥離力を複合的に判断して決定するのが良い。
<レーザ照射方法の他の実施形態>
以上の実施形態のレーザ照射装置32では、チャック100はθ軸回りに回転自在で、一軸(Y軸)方向に移動自在であったが、二軸(X軸及びY軸)に移動させてもよい。図17は、他の実施形態にかかるレーザ照射装置200の構成の概略を示す側面図である。図18は、他の実施形態にかかるレーザ照射装置200の構成の概略を示す平面図である。
レーザ照射装置200は、重合ウェハTを上面で保持するチャック210を有している。チャック210は、ダイシングフレームFに固定された重合ウェハTを吸着保持する。チャック210は、エアベアリング211を介して、スライダテーブル212に支持されている。スライダテーブル212の下面側には、回転機構213が設けられている。回転機構213は、駆動源として例えばモータを内蔵している。チャック210は、回転機構213によってエアベアリング211を介して、θ軸(鉛直軸)回りに回転自在に構成されている。スライダテーブル212は、その下面側に設けられた移動機構214によって、移動ステージ216に設けられY軸方向に延伸するレール215に沿って移動可能に構成されている。なお、移動機構214の駆動源は特に限定されるものではないが、例えばリニアモータが用いられる。
移動ステージ216は、その下面側に設けられた移動機構(図示せず)によって、基台218に設けられX軸に延伸するレール217に沿って移動可能に構成されている。なお、移動機構の駆動源は特に限定されるものではないが、例えばリニアモータが用いられる。かかる構成により、チャック100は、θ軸回りに回転自在であり、且つX軸及びY軸に移動自在になっている。
チャック210の上方には、赤外光照射部としてのレーザヘッド220が設けられている。レーザヘッド110は、レンズ221を有している。レーザヘッド220とレンズ221の構成は、上記実施形態のレーザヘッド110とレンズ111と同様である。
かかるレーザ照射装置200でステップA4を行う際にも、図13に示したように接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geを形成する。図13(a)に示したように外周部Geを変質させる方法は、上記実施形態のレーザ照射装置32と同様であるので説明を省略する。
また、スクライブラインGsを変質させる際にも、図13(b)~(e)に示したように接着剤Gを4分割し、各エリアG1~G4を変質させる。但し、上記実施形態のレーザ照射装置32では、重合ウェハTを90度回転させて、エリアG1~G4をレーザヘッド110の下方に移動させた。これに対して、本実施形態のレーザ照射装置200では、重合ウェハTをX軸及びY軸に移動させて、エリアG1~G4をレーザヘッド110の下方に移動させる。
本実施形態においても、上記実施形態と同様の効果を享受できる。しかも、重合ウェハT(チャック100)を回転させないので、この回転に伴う重合ウェハの位置調整を省略することも可能である。但し、本実施形態のレーザ照射装置200は、レーザ照射装置32に比べて大型化する。
以上の実施形態では、IRレーザ剥離とメカニカル剥離を組み合わせて、重合ウェハTから支持ウェハSを剥離したが、さらにUVレーザ剥離を組み合わせてもよい。図19は、他の実施形態にかかるレーザ照射装置250の構成の概略を示す側面図である。
レーザ照射装置250は、レーザ照射装置32の構成に、さらに紫外光照射部としてのレーザヘッド260とレンズ261を加えた構成を有する。このため、レーザヘッド260とレンズ261以外の構成部材については、レーザ照射装置32の構成部材と同じ符号を付して、その説明を省略する。
レーザヘッド260は、チャック100の上方に設けられている。レーザヘッド260のレンズ261は、レーザヘッド110の下面に設けられた筒状の部材であり、チャック100に保持された重合ウェハTにレーザ光を照射する。本実施形態ではレーザヘッド260から照射されるレーザ光は紫外光である。また、本実施形態において支持ウェハSには、紫外光を透過する材料が用いられ、例えばガラス基板が用いられる。そして、レーザヘッド260から発せられた紫外光は支持ウェハSを透過し、接着剤Gに照射される。なお、レーザヘッド110から照射される赤外光も支持ウェハSを透過する。
かかるレーザ照射装置250でステップA4を行う場合、図20に示すようにレーザヘッド110から支持ウェハSを介して接着剤Gに赤外光Lirを照射し、またレーザヘッド260から支持ウェハSを介して接着剤Gに紫外光Luvを照射する。なお、この赤外光Lirと紫外光Luvの照射順序はいずれが先でもよい。また、赤外光Lirと紫外光Luvを同時に照射してもよい。
図21及び図22に示すように赤外光Lirは、接着剤Gの接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geに照射され、当該スクライブラインGsと外周部Geが変質する。この赤外光LirによるスクライブラインGsと外周部Geの変質は、上記実施形態と同様である。
一方、紫外光Luvは、デバイスウェハWのダイWdに対応する位置の、接着剤Gdに照射され、当該接着剤Gdが変質する。以下、ダイWdに対応する位置の接着剤GdをダイGdとする。このように紫外光Luvを回路が形成されたダイGdに照射しても、紫外光Luvは接着剤Gを透過せず、デバイス層Dの回路に到達することはない。
本実施形態においても、上記実施形態と同様の効果を享受することができる。しかも、赤外光Lirによる接着剤Gの接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geの変質に加えて、紫外光LuvによるダイGdも変質されるので、ステップA5における剥離力をさらに小さくすることができる。そして、紫外光Luvは回路に到達しないので、デバイス層Dが損傷を被るのを抑制することもできる。
なお、本実施形態において、赤外光Lirの照射を行わず、紫外光Luvを接着剤GのスクライブラインGs、外周部Ge、及びダイGdに照射し、これらスクライブラインGs、外周部Ge、及びダイGdを変質させてもよい。但し、赤外光Lirと紫外光Luvを併用する方が、処理時間(タクト)を短縮することができる。
<剥離方法の他の実施形態>
以上の実施形態の剥離装置33では、ステップA5においてデバイスウェハWから支持ウェハSを一端部S1から他端部S2に向かって順次剥離したが、支持ウェハSを全面でデバイスウェハWから離間させて剥離してもよい。
図23(a)に示すようにダイシングテープPを介してデバイスウェハWの全面を第1保持部270で吸着保持するとともに、支持ウェハSの全面を第2保持部280で吸着保持する。続いて、ブレード290をデバイスウェハWと支持ウェハSの接合界面に挿入する。そして、一端部S1側の側面において支持ウェハSと接着剤Gとの間に、剥離のきっかけとなる剥離開始部Mが形成される。この剥離開始部Mから、支持ウェハSの剥離が開始する。
次に、図23(b)に示すように第2保持部280を上昇させる。そうすると、支持ウェハSの全体がデバイスウェハWから離間する。かかる場合でも、ステップA4において接着剤GのスクライブラインGsと外周部Geが変質して、デバイスウェハWと支持ウェハSの接合強度が低下しているので、小さい剥離力でデバイスウェハWから支持ウェハSを剥離することができる。
さらに、上記実施形態において、図24(a)に示すようにブレード290を挿入する際、支持ウェハSを吸着保持する第2保持部280を回転させてもよい。かかる場合、剥離開始部Mを全周に亘って形成することができ、剥離処理をさらに容易に行うことができる。
なお、以上の実施形態では、剥離装置33でデバイスウェハWと支持ウェハSを剥離する際、ブレード140、290を用いて剥離開始部Mを形成したが、剥離力が十分に小さい場合には、ブレード140、290を省略してもよい。
<剥離システムの他の実施形態>
以上の実施形態の剥離システム1は、アライメント装置31、レーザ照射装置32、剥離装置33が別々に設けられていたが、図25に示すように1つの装置であってもよい。アライメント装置31、レーザ照射装置32、剥離装置33を統合した処理装置300は、例えばアライメント部301、レーザ照射部302、剥離部303を有している。処理装置300には、重合ウェハTを保持する1つのチャック310と、アライメント部301、レーザ照射部302、剥離部303を横断して敷設されたレール311とが設けられている。そして、チャック310は、レール311に沿って、アライメント部301、レーザ照射部302、剥離部303の間を移動自在に構成されている。なお、アライメント部301、レーザ照射部302、剥離部303の各構成部材は、上記実施形態のアライメント装置31、レーザ照射装置32、剥離装置33の各構成部材と同様である。
かかる場合、先ず、チャック310をアライメント部301に配置して、ステップA1におけるデバイスウェハWのパターンの検出と、ステップA2における重合ウェハTの位置調整を行う。次に、チャック310をレーザ照射部302に移動させて、ステップA3における接着剤Gの除去と、ステップA4における接着剤Gの変質を行う。次に、チャック310を剥離部303に移動させて、ステップA5におけるデバイスウェハWと支持ウェハSの剥離を行う。その後のステップA6~A8は上記実施形態と同様である。
本実施形態においても、上記実施形態と同様の効果を享受できる。しかも、本実施形態によれば、チャック310を移動させてステップA1~A5を行うので、ウェハ搬送装置22による搬送を省略でき、剥離処理のスループットをさらに向上させることができる。
<その他の実施形態>
以上の実施形態では、デバイスウェハWに形成されたダイWdは矩形状であったが、ダイWdの形状はこれに限定されず、例えばダイWdは六角形状であってもよい。また、ダイWdはX軸とY軸に整列して形成されていたが、ダイWdの配置はこれに限定されず、例えば千鳥状に配置されていてもよい。いずれの場合でも、スクライブラインWsはダイWdの外周部を囲うように形成される。
以上の実施形態では、デバイスウェハWと支持ウェハSを接合する接着層として接着剤Gを用いたが、例えば接着テープを用いてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離方法であって、前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、前記支持体は光を透過させ、前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する工程と、前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する工程と、を有する、支持体剥離方法。
(2)前記回路形成領域は矩形状であり、前記非回路形成領域は格子状である、前記(1)に記載の支持体剥離方法。
(3)前記光を照射する工程では、前記非回路形成領域の外周部に前記光を照射する、前記(2)に記載の支持体剥離方法。
(4)前記光を照射する工程では、前記非回路形成領域の一端部に前記光を照射する、前記(2)に記載の支持体剥離方法。
(5)前記光を照射する工程では、前記非回路形成領域の一端部から他端部に向かって延伸する当該非回路形成領域に前記光を照射する、前記(2)に記載の支持体剥離方法。
(6)前記光は赤外光である、前記(1)~(5)のいずれかに記載の支持体剥離方法。
(7)前記光を照射する工程では、前記回路形成領域の少なくとも一部に紫外光を照射する、前記(6)に記載の支持体剥離方法。
(8)前記光は紫外光である、前記(1)~(5)のいずれかに記載の支持体剥離方法。
(9)前記光を照射する工程では、前記前記非回路形成領域の少なくとも一部に前記光を照射する前に、前記重合体より側方にはみ出した前記接着層に前記光を照射して、当該接着層を除去する、前記(1)~(8)のいずれかに記載の支持体剥離方法。
(10)前記光を照射する工程の前に、前記非回路形成領域を検出する工程を有する、前記(1)~(9)のいずれかに記載の支持体剥離方法。
(11)前記支持体を剥離する工程では、当該支持体を一端部から他端部に向かって順次剥離する、前記(1)~(10)のいずれかに記載の支持体剥離方法。
(12)前記支持体を剥離する工程では、当該支持体を全面で前記基板から離間させて剥離する、前記(1)~(10)のいずれかに記載の支持体剥離方法。
(13)前記支持体を剥離する工程では、支持体が剥離するきっかけとなる剥離開始部を前重合体の一端部に形成する、前記(11)又は(12)に記載の支持体剥離方法。
(14)基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離システムであって、前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、前記支持体は光を透過させ、前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する光照射装置と、
前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する剥離装置と、を有する、支持体剥離システム。
(15)前記回路形成領域は矩形状であり、前記非回路形成領域は格子状である、前記(14)に記載の支持体剥離システム。
(16)前記光照射装置では、前記非回路形成領域の外周部に前記光を照射する、前記(15)に記載の支持体剥離システム。
(17)前記光照射装置では、前記非回路形成領域の一端部に前記光を照射する、前記(15)に記載の支持体剥離システム。
(18)前記光照射装置では、前記非回路形成領域の一端部から他端部に向かって延伸する当該非回路形成領域に前記光を照射する、前記(15)に記載の支持体剥離システム。
(19)前記光照射装置は、前記非回路形成領域の少なくとも一部に、赤外光を照射する赤外光照射部と、
前記回路形成領域の少なくとも一部に、紫外光を照射する紫外光照射部と、を有する、前記(14)~(18)のいずれかに記載の支持体剥離システム。
(20)前記非回路形成領域を検出する検出装置を有する、前記(14)~(19)のいずれかに記載の支持体剥離システム。
1 剥離システム
32 レーザ照射装置
33 剥離装置
G 接着剤
S 支持ウェハ
T 重合ウェハ
W デバイスウェハ
Wd ダイ
Ws スクライブライン

Claims (12)

  1. 基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離方法であって、
    前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、
    前記支持体は光を透過させ、
    前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、
    前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する工程と、
    前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する工程と、を有し、
    前記回路形成領域は矩形状であり、前記非回路形成領域は格子状であり、
    前記光を照射する工程では、前記非回路形成領域の一端部から他端部に向かって延伸する当該非回路形成領域に前記光を照射する、支持体剥離方法。
  2. 基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離方法であって、
    前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、
    前記支持体は光を透過させ、
    前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、
    前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する工程と、
    前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する工程と、を有し、
    前記光は赤外光であり、
    前記光を照射する工程では、前記回路形成領域の少なくとも一部に紫外光を照射する、支持体剥離方法。
  3. 基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離方法であって、
    前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、
    前記支持体は光を透過させ、
    前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、
    前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する工程と、
    前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する工程と、を有し、
    前記光を照射する工程では、前記重合体より側方にはみ出した前記接着層に前記光を照射して、当該接着層を除去し、
    前記重合体から前記支持体を剥離する工程では、ブレードを前記支持体と前記接着層の界面に挿入する、支持体剥離方法。
  4. 前記光を照射する工程の前に、前記非回路形成領域を検出する工程を有する、請求項1~のいずれか一項に記載の支持体剥離方法。
  5. 前記支持体を剥離する工程では、当該支持体を一端部から他端部に向かって順次剥離する、請求項1~のいずれか一項に記載の支持体剥離方法。
  6. 前記支持体を剥離する工程では、当該支持体を全面で前記基板から離間させて剥離する、請求項1~のいずれか一項に記載の支持体剥離方法。
  7. 前記支持体を剥離する工程では、支持体が剥離するきっかけとなる剥離開始部を前重合体の一端部に形成する、請求項又はに記載の支持体剥離方法。
  8. 基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離システムであって、
    前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、
    前記支持体は光を透過させ、
    前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、
    前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する光照射装置と、
    前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する剥離装置と、を有し、
    前記回路形成領域は矩形状であり、前記非回路形成領域は格子状であり、
    前記光照射装置では、前記非回路形成領域の一端部から他端部に向かって延伸する当該非回路形成領域に前記光を照射する、支持体剥離システム。
  9. 基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離システムであって、
    前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、
    前記支持体は光を透過させ、
    前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、
    前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する光照射装置と、
    前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する剥離装置と、を有し、
    前記光は赤外光であり、
    前記光照射装置では、前記回路形成領域の少なくとも一部に紫外光を照射する、支持体剥離システム。
  10. 基板と支持体とが接着層を介して接合された重合体から、前記支持体を剥離する支持体剥離システムであって、
    前記基板は、回路が形成された複数の回路形成領域と、隣り合う前記回路形成領域の間において前記回路が形成されていない非回路形成領域とを有し、
    前記支持体は光を透過させ、
    前記接着層は前記光を吸収することにより変質し、
    前記非回路形成領域の少なくとも一部に、前記支持体を介して前記光を照射する光照射装置と、
    前記光を照射した前記重合体に力を作用させ、当該重合体から前記支持体を剥離する剥離装置と、を有し、
    前記光照射装置では、前記重合体より側方にはみ出した前記接着層に前記光を照射して、当該接着層を除去し、
    前記剥離装置では、前記重合体から前記支持体を剥離する工程では、ブレードを前記支持体と前記接着層の界面に挿入する、支持体剥離システム。
  11. 前記光照射装置は、
    前記非回路形成領域の少なくとも一部に、赤外光を照射する赤外光照射部と、
    前記回路形成領域の少なくとも一部に、紫外光を照射する紫外光照射部と、を有する、請求項10のいずれか一項に記載の支持体剥離システム。
  12. 前記非回路形成領域を検出する検出装置を有する、請求項11のいずれか一項に記載の支持体剥離システム。
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