JP7260497B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、機体前部の刈取部に刈り取られた穀稈を後方に搬送する穀稈部が備えられているコンバインに関する。
穀稈搬送部には、循環経路に沿って回動する例えば無端回動チェーン等からなる無端回動体を有する搬送装置が備えられている。無端回動体の循環経路のうち、穀稈に作用する送り経路は機体内側に位置し、戻り経路は機体外側に位置する状態となっている。そして、この種のコンバインにおいて、従来では、穀稈搬送部の横側方が開放された状態となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-213448号公報
上述したように、穀稈搬送部の横側方が開放されていると、例えば、背高の植立穀稈を刈取るような場合に、作業中に未刈り穀稈の穂先部が機体内側に倒れ込んで、戻り経路を通過する無端回動体に接触して損傷する等のおそれがある。
そこで、未刈り穀稈等が無端回動体に接触するおそれを少なくすることが可能なコンバインが要望されていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、機体前部に設けられた刈取部と、前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられ、前記刈取部に、植立穀稈を引き起こす引起し装置と、引き起こされた植立穀稈の株元を切断する切断装置と、刈取穀稈を前記脱穀装置に向けて搬送する穀稈搬送部と、が備えられ、
前記穀稈搬送部に、循環経路に沿って回動する無端回動体を有する搬送装置が備えられ、
前記無端回動体の循環経路に、機体左右方向内側に位置する状態で穀稈に作用する送り経路と、機体左右方向外側に位置して外側に露出する戻り経路とが備えられ、前記搬送装置の前記戻り経路の外側方に位置して前記戻り経路に沿って延びるカバー部材が備えられ、前記搬送装置に、前記無端回動体として穂先用の無端回動体を有しかつ刈取穀稈の穂先を係止搬送する穂先搬送装置と、前記無端回動体として株元用の無端回動体を有しかつ刈取穀稈の株元を挟持搬送する株元搬送装置と、が備えられ、前記カバー部材として、前記穂先搬送装置の前記戻り経路の外側方に位置して前記穂先搬送装置のみを覆う状態で前記戻り経路に沿って延びる穂先側カバーと、前記株元搬送装置の前記戻り経路の外側方に位置して前記株元搬送装置のみを覆う状態で前記戻り経路に沿って延びる株元側カバーと、が備えられている点にある。
本発明によれば、搬送装置の戻り経路の外側方にカバー部材が備えられているので、例えば、刈取作業中に背高の植立穀稈の穂先部が機体内側に倒れ込んで来ることがあっても、カバー部材によって受止められて、機体内方に入り込んで搬送装置の無端回動体に接触することを防止できる。
ところで、植立穀稈の穂先部が無端回動体に接触することを防止するために、穀稈搬送部の外側方を広い領域にわたって覆う大型のカバーを設けることが考えられる。しかし、この構成では、カバーが大型化してコスト高を招くおそれがあり、また、穀稈搬送部に対するメンテナンス作業が行い難くなる等の不利がある。しかし、本願発明によれば、このような不利はなく、簡単な構成で効率よく穀稈の無端回動体との接触を回避させることができる。
従って、簡単な構成でかつメンテナンス作業を阻害するおそれも少ない状態で、植立穀稈が無端回動体に接触するおそれが少なくなり、良好な刈取作業を継続して行うことが可能となる。
本発明においては、前記カバー部材は、前記無端回動体における前記戻り経路と隣り合う状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、カバー部材は無端回動体に隣り合う状態で備えられるので、カバー部材と無端回動体との間の隙間から穀稈の穂先部が入り込むことを確実に防止することができる。
本発明においては、前記カバー部材は、前記無端回動体と側面視で重複していると好適である。
本構成によれば、植立穀稈が横側外方から機体内方側へ向けて倒れ込もうとしても、それをカバー部材によって適切に受け止めることができる。
本発明においては、前記カバー部材は、着脱可能に支持されていると好適である。
本構成によれば、搬送装置にワラ屑等が付着堆積しているような場合に、カバー部材を取り外すことにより、搬送装置におけるワラ堆積箇所まで近づいて除去する作業を容易に行うことができる。
本発明においては、前記搬送装置に、前記無端回動体の上側に位置する上側支持板と、前記無端回動体の下側に位置する下側支持板とが備えられ、前記カバー部材が、前記上側支持板の上側に位置する上側板部と、前記下側支持板の下側に位置する下側板部と、前記無端回動体の側方に位置する縦向きの覆い作用部と、が一連に連なる状態で、断面形状が略U字状に形成されていると好適である。
本構成によれば、無端回動体は、複数の輪体にわたって巻回されるが、複数の輪体を支持するために上側支持板と下側支持板と備えている。そこで、これらの上側支持板と下側支持板とを利用して、略U字状のカバー体の上側板部と下側板部とを支持して、上下両側を固定させた状態で、無端回動体の戻り経路の外方側を有効に覆うことができる。そして、このようにカバー部材により上側支持板と下側支持板とを連結することにより、支持強度を向上することができる。
本発明においては、前記カバー部材が、前記無端回動体の上側に位置する上側板部及び前記無端回動体の下側に位置する下側板部のうちのいずれかと、前記無端回動体の側方に位置する縦向きの覆い作用部と、が一連に連なる状態で、断面形状が略L字状に形成されていると好適である。
本構成によれば、断面形状が略L字状のカバー部材において、上側板部を無端回動体の上側に支持させるか、あるいは、下側板部を無端回動体の下側に支持させることにより、カバー部材を固定させた状態で、縦向きの覆い作用部によって、無端回動体の戻り経路の外方側を有効に覆うことができる。この構成では、カバー部材の構成が簡単になるとともに、搬送装置の上側あるいは下側のいずれか一方から取り付けることができ、取付作業が行い易いものになる。
本発明においては、前記搬送装置に、前記無端回動体を巻回案内する複数の案内輪体と、前記複数の案内輪体を支持する支持部材と、が備えられ、前記穀稈搬送装置が、前記無端回動体の搬送作用経路に対向配置される挟持レールに近接する挟持作用位置と、前記挟持レールから離れる非作用位置とに、姿勢切り換え可能に支持され、前記複数の案内輪体のうちの搬送下手側に位置する案内輪体を支持する下手側ユニットが、前記案内輪体にて前記無端回動体を緊張させる作用姿勢と、前記無端回動体を弛緩させる非作用姿勢とにわたって、連結支軸の軸芯周りで揺動可能に、前記支持部材に支持され、前記カバー部材が、前記支持部材の搬送上手側箇所及び前記連結支軸に支持されていると好適である。
本構成によれば、搬送装置の搬送下手側の他の搬送装置との合流箇所において、穀稈が詰まったときは、下手側ユニットを非作用姿勢に揺動させることにより、容易に穀稈を除去できる。また、搬送装置の搬送経路途中で穀稈が詰まったときは、支持部材を含む搬送装置全体を非作用位置に切り換えることにより、穀稈を容易に取り除くことができる。そして、カバー部材が支持部材の搬送上手側箇所及び連結支軸に支持されているので、下手側ユニットを非作用姿勢に揺動させるとき、及び、搬送装置全体を非作用位置に切り換えるときのいずれの場合においても、カバー部材を取り外す必要がなく、カバー部材が穀稈除去作業の邪魔になることがない。
本発明においては、前記カバー部材が、前記無端回動体が通過する箇所に溝型の油溜り部を備えていると好適である。
本構成によれば、無端回動体が回動するときに、カバー部材に備えられた油溜り部を通過するので、円滑な作動を継続して行うことができる。
コンバインの全体側面図である。 穀稈搬送部の平面図である。 刈取部の側面図である。 図3のIV-IV線横断平面図である。 図3のV-V線横断平面図である。 左株元搬送機構の斜視図である。 左株元搬送機構の分解斜視図である。 左株元搬送機構の縦断側面図である。 下手側ユニットが非作用姿勢にあるときの左株元搬送機構を示す平面図である。 左株元搬送機構全体が非作用位置にあるときの左株元搬送機構を示す平面図である。 左穂先搬送機構の横断平面図である。 穂先側カバーの組み付け状態を示す斜視図である。 穂先側カバーの組み付け状態を示す断面図である。 別実施形態の左穂先搬送機構の横断平面図である。 図14のXV-XV線断面図である。 別実施形態の刈取部の側面図である。 図16のXVII-XVII線断面図である。 別実施形態の株元カバーを示す横断平面図である。 別実施形態の株元カバーを示す縦断側面図である。 別実施形態の株元カバーを示す斜視図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、矢印「F」の方向を「機体前側」(図1及び図2参照)、矢印「B」の方向を「機体後側」(図1及び図2参照)、矢印「L」の方向を「機体左側」(図2参照)、矢印「R」の方向を「機体右側」(図2参照)とする。
〔全体構成〕
図1,2に示すように、本発明に係るコンバインは、走行機体1と、6条の植立穀稈を刈り取り可能な刈取部2とを備えている。刈取部2は、横軸芯P1まわりで揺動昇降可能に走行機体1に連結されている。
走行機体1は、走行装置としての左右のクローラ走行装置4が備えられ、機体前部の右側(左右方向一方側)に運転部5が備えられている。運転部5の後方に、刈取部2にて刈り取られた穀稈を脱穀処理する脱穀装置6と、脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク7とを機体横方向に並ぶ状態で備えられている。運転部5はキャビン8にて覆われている。脱穀装置6は、図示はしないが、刈取部2から搬送される刈取穀稈の株元を脱穀フィードチェーン9により挟持して搬送しながら、扱室内部で穂先側を扱き処理し、扱室の下部に備えられた選別部にて穀粒と塵埃に選別処理する。穀粒は穀粒タンク7に貯留し、塵埃は機外に排出する。穀粒タンク7に貯留される穀粒を外部に排出可能な穀粒排出装置10と、が備えられている。
刈取部2には、伝動ケースを兼ねた筒状の前後向き刈取支持フレーム12が前下がり傾斜姿勢で備えられており、この刈取支持フレーム12の後端基部が、走行機体1の前端部に立設された支持台13に横軸芯P1周りで上下揺動可能に連結支持され、油圧シリンダ14により上下に駆動揺動されるようになっている。
刈取部2のフレーム構造について説明する。
図1,3,4に示すように、刈取支持フレーム12の前端部には、伝動ケースを兼ねた筒状の横向き支持フレーム15が連結されている。横向き支持フレーム15の左右両側部には、上方に延びる状態で左右の引起しフレーム16が連結され、かつ、前方に向けて延びる状態で左右の分草フレーム17が連結されている。左側の引起しフレーム16は伝動ケースを兼ねており、上下途中部から分岐伝動ケース18が延設されている。この分岐伝動ケース18は、後述する左側の合流搬送装置23に対する動力伝達を行う構成となっている。
刈取部2には、植立穀稈を所定の刈取り姿勢に引き起こす6台の引起し装置19、引き起こした植立穀稈の株元を切断するバリカン型の切断装置20、引起し穀稈を各条ごとに後方に掻き込む補助搬送ベルト21、刈取り穀稈の株元を各条ごとに後方に掻き込み搬送する回転パッカ22、起立姿勢の刈取穀稈を徐々に横倒れ姿勢に向けて姿勢変更させながら後方に搬送する穀稈搬送部Hが備えられている。左右両側の引起し装置19の横外側には、側部カバー体27が設けられている。
図2に示すように、穀稈搬送部Hには、刈取り穀稈を2条ずつ刈幅内の中間部位に搬送して合流する3組の合流搬送装置23,24,25、および、合流された穀稈を脱穀装置6の横外側に備えられたフィードチェーン9の始端部にまで搬送する供給搬送装置26、等が備えられている。
供給搬送装置26は、右2条の穂先搬送機構をフィードチェーン9の前方まで延長して構成される穂先係止搬送機構28と、3組の合流搬送装置23,24,25による合流箇所から後方に延出された株元挟持搬送機構29と、フィードチェーン9の前方に配備された横回し型の中継搬送機構30とを備えている。
合流搬送装置23,23,25で合流された立姿勢の穀稈は供給搬送装置26の始端部に受取られ、後方上方に搬送されながら穀稈が横倒れ姿勢に変更されて、フィードチェーン9の始端部に受け渡されるようになっている。中継搬送機構30における無端回動チェーン31に対向して設けられる挟持レール32は、分岐伝動ケース18から後上方に延びる筒状の支持杆33により支持されている。
支持杆33は、分岐伝動ケース18により支持されている。すなわち、分岐伝動ケース18に支持されかつ上方に延びる状態で筒状の保持部材34が備えられている。その保持部材34に略U字の板材からなる枠状部材35が固定されており、この枠状部材35に支持杆33の後部が連結され、支持杆33が片持ち状に後方上方に延設されている。
機体左側に位置する左合流搬送装置23は、左2条の刈取り穀稈の株元を挟持搬送する左株元搬送機構36と穂先を係止搬送する左穂先搬送機構37とで構成されている。中央部に位置する中合流搬送装置24は、中2条用の中株元搬送機構38と中穂先搬送機構39とで構成されている。機体右側に位置する右合流搬送装置25は、右2条用の右株元搬送機構40と右穂先搬送機構41とで構成されている。各株元搬送機構36、38,40の前端に補助搬送ベルト21および回転パッカ22がそれぞれ装備されるとともに、2条単位で隣接する回転パッカ22同士が噛み合い連動されている。
〔左株元搬送機構〕
図5~図8に示すように、左合流搬送装置23における左株元搬送機構36(株元搬送装置の一例)は、循環経路に沿って回動駆動される株元用の無端回動体としての無端回動チェーン42と、無端回動チェーン42を巻回案内する複数の案内輪体43と、それらの複数の案内輪体43を支持する支持部材44が備えられている。
無端回動チェーン42の循環経路には、機体内側に位置する状態で穀稈に作用する送り経路L1と、機体外側に位置して側方に露出する戻り経路L2とが備えられている。複数の案内輪体43として、搬送上手側に位置する案内スプロケット45、搬送下手側に配備された2個の下手側案内ローラ46、戻り経路の前後中間部に位置する駆動スプロケット47、戻り経路の中間に位置する中間側案内ローラ48、および、バネ付勢されたテンションローラ49が備えられている。
搬送上手側の案内スプロケット45は、回転パッカ22の駆動軸と同一軸芯で回動するように設けられている。搬送下手側に配備された2個の案内ローラ46は、後述する下手側ユニット55に支持されている。また、無端回動チェーン42の送り経路L1に対向配置される状態で挟持レール50が備えられている。
図7,8に示すように、支持部材44は、駆動スプロケット47と中間側案内ローラ48とを支持する板状のベース部材51と、ベース部材51に連結固定され且つ側面視で略U字状に延びる筒状支持体52と、筒状支持体52の下側部分の前端部に連結された断面U字形の基端部53とを備えている。ベース部材51には、連結具54を介して保持部材34が固定されている。
搬送下手側に位置する2個の案内ローラ46を支持する下手側ユニット55が上下軸芯Y1周りで揺動可能に基端部53に支持されている。下手側ユニット55は、案内ローラ46を上下から挟んで軸支する上下一対の板材を備え、これらの板材が、基端部53に対して上下向きの連結支軸56を介して揺動可能に支持されている。支持部材44には、送り経路L1の無端回動チェーン42を背部から摺接案内する直線状のチェーンレール57が支持されている。
支持部材44の前後中間部位には、支点Y2周りに揺動可能に板材からなる操作レバー58が装着されている。下手側ユニット55における上側の板材の上面に、L形に屈折した受け部59が固設されている。操作レバー58は、その後端部側の外周縁が、直線状の安定カム部60aと凸曲された乗上がりカム部60bとを備えたカム60に形成されており、安定カム部60aが受け部59の平坦外面sに直線状に接当することで、案内ローラ46が所定の作用位置に位置する状態で下手側ユニット55が安定保持される。
操作レバー58はレバーロック機構61によって作用位置に固定することができるようになっている。このレバーロック機構61は、操作レバー58に装着したノブ付きボルト62を支持部材44に備えた固定部44aにネジ込むよう構成されており、機体振動などによって操作レバー58が勝手に操作姿勢から外れることが防止される。
レバーロック機構61によるロックを解除して、案内ローラ46が無端回動チェーン42から離れるように下手側ユニット55を非作用姿勢(図9参照)に揺動させると、無端回動チェーン42を弛緩させることができる。
従って、下手側ユニット55が、2個の案内ローラ46にて無端回動チェーン42を緊張させる作用姿勢と、無端回動チェーン42を弛緩させる非作用姿勢とにわたって姿勢切り換え可能に構成されている。
また、左株元搬送機構36全体が、無端回動チェーン42の送り経路が挟持レール50に近接する挟持作用位置と、挟持レール50から離れる非作用位置とに、姿勢切り換え可能に支持されている。
支持部材44は、フレームを兼ねる分岐伝動ケース18に対して外嵌される状態で装着され、円筒状の分岐伝動ケース18に対して上下軸芯Y3周りで相対回動可能並びに固定可能に支持されている。分岐伝動ケース18には、上下向きの駆動軸63が内装され、その駆動軸63に駆動スプロケット47が備えられている。つまり、支持部材44は、駆動軸63の軸芯周りで回動可能に分岐伝動ケース18に支持されている。図6,7に示すように、分岐伝動ケース18のフランジ部18Aに2つのボルト孔64が形成され、支持部材44に備えられたボルト孔65を挿通するボルト66を付け替えることで、支持部材44を挟持作用位置(図9)と非作用位置(図10)とに切り換え可能に構成されている。
上記したような構成により、例えば、左株元搬送機構36の搬送下手側の穀稈合流箇所において穀稈詰まりが発生した場合には、下手側ユニット55を非作用姿勢に切り換えることで詰まり穀稈を取り除くことができる。また、左株元搬送機構36の搬送経路途中で穀稈詰まりが発生したような場合には、支持部材44を非作用位置に切り換えることで詰まり穀稈を取り除くことができる。
〔左穂先搬送機構〕
図11に示すように、左合流搬送装置23における左穂先搬送機構37(穂先搬送装置の一例)は、循環経路に沿って回動駆動され、且つ、適宜間隔をあけて複数の係止爪67が起伏揺動可能に支持された穂先用の無端回動体としての無端回動チェーン68と、無端回動チェーン68を巻回案内する複数の案内輪体69と、複数の案内輪体69や無端回動チェーン68を支持する支持フレーム70とが備えられている。左穂先搬送機構37の上方には、搬送される刈取穀稈の穂先側を受け止めて摺動案内する穂先案内板71が備えられている(図3参照)。
無端回動チェーン68の循環経路には、機体内側に位置する状態で穀稈に作用する送り経路L1と、機体外側に位置して側方に露出する戻り経路L2とが備えられている。送り経路L1は平面視で略L字形に設けられ、戻り経路L2は前後方向に沿って略直線状に延びている。
複数の案内輪体69として、送り経路L1の搬送上手側に位置する始端側案内スプロケット72、送り経路L1の搬送途中部であって送り経路L1が曲がる箇所に位置する中間側案内スプロケット73、送り経路L1の終端部に位置する終端側案内スプロケット74、及び、戻り経路L2の回動下手側に位置する駆動スプロケット75が備えられている。
支持フレーム70は、無端回動チェーン68の上側に位置する上側支持板76と、無端回動チェーン68の下側に位置する下側支持板77とを備えている。下側支持板77は、送り経路L1側の箇所が下側から筒状支持体52により支持されている。下側支持板77の戻り経路L2側は、保持部材34の上端部に下側から支持されている。保持部材34の上端部には、板状の連結用ステー78が備えられ、その連結用ステー78が下側支持板77にボルトで連結されている。
複数の案内輪体69のうちの3つの案内スプロケット72,73,74を回動可能に支持する支軸72a,73a,74aは、上側支持板76と下側支持板77とによって上下両側が支持される状態で設けられている。駆動スプロケット75は、下側支持板77によって回動可能に支持されている。また、上側支持板76と下側支持板77とによって、送り経路L1に沿って設けられ且つ係止爪67を起立案内する案内レール79が支持されている。上側支持板76は、送り経路L1に対応する箇所にのみ設けられている。
〔カバー部材〕
そして、このコンバインでは、左合流搬送装置23における無端回動チェーン42、68の戻り経路L2の外側方に位置して、戻り経路に沿って延びるカバー部材80が備えられている。
図2,3に示すように、カバー部材80として、左穂先搬送機構37における無端回動チェーン68の戻り経路L2の外側方に位置する穂先側カバー81と、左株元搬送機構36における無端回動チェーン42の戻り経路L2の外側方に位置する株元側カバー82とが備えられている。
穂先側カバー81について説明する。
図11,12,13に示すように、穂先側カバー81は、支持フレーム70における上側支持板76の上側に位置する上側板部83と、支持フレーム70における下側支持板77の下側に位置する下側板部84と、無端回動チェーン68の側方に位置する縦向きの覆い作用部85と、が一連に連なる状態で、断面形状が略U字状に形成されている。
穂先側カバー81の後部側箇所は、上側板部83と上側支持板76とがボルト連結にて固定され、下側板部84と下側支持板77とをボルト連結にて固定されている。このとき、上側支持板76に対する連結箇所の一方は、穂先案内板71を支持するための支持アーム86の連結用のボルトに共締め状態で連結されている。上側支持板76に対する連結箇所の他方、並びに、下側板部84の下側支持板77に対する連結箇所は、終端側案内スプロケット74の支軸74aを利用して共締め状態で連結されている。
支持フレーム70の前部側箇所では、上側支持板76が送り経路L1に対応する箇所にのみ設けられ、戻り経路L2に対応する箇所に設けられていない。そこで、穂先側カバー81の上側板部83が長く延設され、上側支持板76から延設された支持ステー87にボルト連結されている。
穂先側カバー81の下側板部84は、下側支持板77とボルト連結されている。このとき、下側支持板77に対する連結箇所の一方は、連結用ステー78を下側支持板77に連結するためのボルトに共締め状態で連結されている。穂先側カバー81の覆い作用部85は、無端回動チェーン68の戻り経路L2と隣り合う状態で備えられ、戻り経路L2の横外方側を覆う状態で設けられている。
このように複数の取付箇所をボルトで連結する構成とすることで、ボルトの締結を解除することにより、穂先側カバー81を取り外すことができる。従って、穂先側カバー81は着脱可能に支持されている。
次に、株元側カバー82について説明する。
図6,7,8に示すように、株元側カバー82は、左株元搬送機構36の下側において、ベース部材51の前端部から下手側ユニット55の後端部に亘って延びる水平面部82aと、無端回動チェーン68の外側方に沿って延びる縦面部82bとを備えて、断面が略L字形の板体にて構成されている。
水平面部82aの搬送上手側箇所は、略L字状に曲げて縦面部82cが形成されており、ベース部材51の前端部に形成された縦向き面51aに対して、縦面部82cを面当たり状態で当て付けてボルトで連結されている。また、水平面部82aの後部は、連結支軸56に対応する位置まで横方向に延ばされ、連結支軸56に支持されている。水平面部82aは、抜き差し可能に連結支軸56が挿通する状態で、かつ、相対回動可能に支持されている。従って、ボルトの締結を解除することで、株元側カバー82を取り外すことが可能であり、株元側カバー82は着脱可能に支持されている。
その結果、株元側カバー82は、下手側ユニット55の揺動を許容しながら、位置が変動しない状態で支持される構成となっている。また、株元側カバー82は、左株元搬送機構36全体が姿勢切り換えされる場合にも、邪魔にならずに、位置が変動しない状態で支持される構成となっている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、穂先側カバー81が、上側板部83と下側板部84と覆い作用部85とが一連に連なる状態で、断面形状が略U字状に形成されるものを示したが、この構成に代えて以下に記載するような構成としてもよい。
図14,15に示すように、穂先側カバー81が、無端回動チェーン68の下側に位置する下側板部90と、無端回動チェーン68の側方に位置する縦向きの覆い作用部91と、が一連に連なる状態で、断面形状が略L字状に形成されるものでもよい。この構成では、下側板部90が、前後両側部の適宜箇所において、支持フレーム70の下側支持板77の下側にボルト連結されて支持されている。
穂先側カバー81として、略L字状に形成される場合、無端回動チェーン68の上側に位置する上側板部と、無端回動チェーン68の側方に位置する縦向きの覆い作用部と、が一連に連なる状態で断面形状が略L字状に形成されるものでもよい。
また、別の構成として、図16,17に示すように、穂先側カバー81が、左側の引起しフレーム16の上下途中位置と片持ち状に延びる支持杆33の途中部とに亘って架設支持される帯板状の部材にて構成されるものでもよい。この穂先側カバー81は、無端回動チェーン68の戻り経路L2に対して隣り合う状態で備えられるものではないが、側面視で無端回動チェーン68の戻り経路L2と重複する状態で備えられている。
(2)上記実施形態では、株元側カバー82が、水平面部82aと縦面部82bとを備えて、断面が略L字形の板体にて構成されるものを示したが、この構成に代えて、図18,19,20に示すような構成としてもよい。
この構成では、株元側カバー82は、無端回動チェーン42の機体左右方外方側の戻り経路L2に対応する領域では、無端回動チェーン42の周囲を囲うように断面矩形の筒状に形成されている。無端回動チェーン42の機体左右方内方側の送り経路に対応する領域では、無端回動チェーン42が外方に露出するように、周囲が開放されている。
無端回動チェーン42は、戻り経路に対応する筒状形成領域において、内部に潤滑油を貯留させるようにしている。従って、この実施形態では、株元側カバー82は、無端回動チェーン42の戻り経路L2を覆うともに、無端回動チェーン42が通過する箇所に油溜り部93を備える構成となっている。
)上記実施形態では、カバー部材80が、着脱可能に支持される構成としたが、支持部材44や支持フレーム70に一体的に連結固定される状態で支持される構成としてもよい。
)上記実施形態では、6条刈り型式のコンバインに適用したが、6条刈りに限らず、5条以下、あるいは、7条以上の刈取条数を有するコンバインにも適用できる。
本発明は、機体前部の刈取部に刈り取られた穀稈を後方に搬送する穀稈搬送装置が備えられているコンバインに適用できる。
2 刈取部
6 脱穀装置
19 引起し装置
20 切断装置
23 搬送装置
36 左株元搬送機構(株元搬送装置)
37 左穂先搬送機構(穂先搬送装置)
42 無端回動チェーン(株元用の無端回動体
43 案内輪体
44 支持部材
50 挟持レール
55 下手側ユニット
56 連結支軸
68 無端回動チェーン(穂先用の無端回動体)
76 上側支持体
77 下側支持体
80 カバー部材
83 上側板部
84 下側板部
85 覆い作用部
90 下側板部
91 覆い作用部
93 油溜り部
H 穀稈搬送部
L1 送り経路
L2 戻り経路

Claims (8)

  1. 機体前部に設けられた刈取部と、
    前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられ、
    前記刈取部に、植立穀稈を引き起こす引起し装置と、引き起こされた植立穀稈の株元を切断する切断装置と、刈取穀稈を前記脱穀装置に向けて搬送する穀稈搬送部と、が備えられ、
    前記穀稈搬送部に、循環経路に沿って回動する無端回動体を有する搬送装置が備えられ、
    前記無端回動体の循環経路に、機体左右方向内側に位置する状態で穀稈に作用する送り経路と、機体左右方向外側に位置して外側に露出する戻り経路とが備えられ、
    前記搬送装置の前記戻り経路の外側方に位置して前記戻り経路に沿って延びるカバー部材が備えられ、
    前記搬送装置に、前記無端回動体として穂先用の無端回動体を有しかつ刈取穀稈の穂先を係止搬送する穂先搬送装置と、前記無端回動体として株元用の無端回動体を有しかつ刈取穀稈の株元を挟持搬送する株元搬送装置と、が備えられ、
    前記カバー部材として、前記穂先搬送装置の前記戻り経路の外側方に位置して前記穂先搬送装置のみを覆う状態で前記戻り経路に沿って延びる穂先側カバーと、前記株元搬送装置の前記戻り経路の外側方に位置して前記株元搬送装置のみを覆う状態で前記戻り経路に沿って延びる株元側カバーと、が備えられているコンバイン。
  2. 前記カバー部材は、前記戻り経路における前記無端回動体と隣り合う状態で備えられている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記カバー部材は、前記無端回動体と側面視で重複している請求項1または2に記載のコンバイン。
  4. 前記カバー部材は、着脱可能に支持されている請求項1から3のいずれか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記搬送装置に、前記無端回動体の上側に位置する上側支持板と、前記無端回動体の下側に位置する下側支持板とが備えられ、
    前記カバー部材が、前記上側支持板の上側に位置する上側板部と、前記下側支持板の下側に位置する下側板部と、前記無端回動体の側方に位置する縦向きの覆い作用部と、が一連に連なる状態で、断面形状が略U字状に形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記カバー部材が、前記無端回動体の上側に位置する上側支持板及び前記無端回動体の下側に位置する下側支持板のうちのいずれかと、前記無端回動体の側方に位置する縦向きの覆い作用部と、が一連に連なる状態で、断面形状が略L字状に形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記搬送装置に、前記無端回動体を巻回案内する複数の案内輪体と、前記複数の案内輪体を支持する支持部材と、が備えられ、
    前記搬送装置が、前記無端回動体の搬送作用経路に対向配置される挟持レールに近接する挟持作用位置と、前記挟持レールから離れる非作用位置とに、姿勢切り換え可能に支持され、
    前記複数の案内輪体のうちの搬送下手側に位置する案内輪体を支持する下手側ユニットが、前記案内輪体にて前記無端回動体を緊張させる作用姿勢と、前記無端回動体を弛緩させる非作用姿勢とにわたって、連結支軸の軸芯周りで揺動可能に、前記支持部材に支持され、
    前記カバー部材が、前記支持部材の搬送上手側箇所及び前記連結支軸に支持されている請求項1から6のいずれか一項に記載のコンバイン。
  8. 前記カバー部材が、前記無端回動体が通過する箇所に溝型の油溜り部を備えている請求項1から7のいずれか一項に記載のコンバイン。
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