JP7090536B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、植立茎稈を刈り取る刈取部と、刈取茎稈を後方に向けて搬送する穀稈搬送部と、刈取茎稈の穂先側部分を脱穀処理する扱室を有する脱穀装置と、前記穀稈搬送部によって搬送されてきた刈取茎稈の株元側部分を受け取って、刈取穀稈の穂先側部分が前記扱室に挿入された状態で刈取穀稈を前記脱穀装置の後方に向けて搬送する脱穀搬送装置と、が備えられているコンバインに関する。
上記したコンバインでは、一般に、扱室の入口の前方に設けられ、刈取茎稈の穂先側部分を入口に案内する案内部材が備えられる。この種のコンバインとしては、例えば特許文献1に示されるコンバインがある。特許文献1に示されるコンバインでは、案内部材としての入口底板が備えられている。
特開2011-211911号公報
上記したコンバインでは、刈取茎稈の穂先側部分が案内部材に沿って扱室の入口に移動することに起因して、案内部材において、刈取茎稈から葉屑や土などの塵埃が発生しやすいので、発生した塵埃が案内部材からこぼれ落ちると、案内部材や脱穀搬送装置の下方に位置する機体部分や装置に堆積したり、詰まったりしやすい。塵埃が操作スイッチに付着すると、操作スイッチを操作し難くなるとか、操作スイッチが作動し難くなるということが生じやすい。
本発明は、案内部材において発生する塵埃に起因する問題発生を回避しやすいコンバインを提供することにある。
本発明によるコンバインは、
植立茎稈を刈り取る刈取部と、刈取茎稈を後方に向けて搬送する穀稈搬送部と、刈取茎稈の穂先側部分を脱穀処理する扱室を有する脱穀装置と、前記穀稈搬送部によって搬送されてきた刈取茎稈の株元側部分を受け取って、刈取穀稈の穂先側部分が前記扱室に挿入された状態で刈取穀稈を前記脱穀装置の後方に向けて搬送する脱穀搬送装置と、前記扱室の入口の前方に設けられ、刈取茎稈の穂先側部分を前記入口に案内する案内部材と、前記案内部材と前記脱穀搬送装置の始端部との間の隙間を埋める隙間埋め部材と、が備えられ、前記脱穀搬送装置は、脱穀フィードチェーンと、前記脱穀フィードチェーンの搬送側部分の下方に設けられ、前記脱穀フィードチェーンを支持する支持フレームと、を備え、前記隙間埋め部材は、平面視で前記脱穀フィードチェーンと重複する位置まで前記脱穀フィードチェーンの下方に入り込んで前記案内部材と前記脱穀フィードチェーンとの間の隙間を埋める第一部分と、前記第一部分の上面部から前記搬送側部分の横側方まで立設された第二部分とを備えている。
本構成によると、案内部材と脱穀搬送装置との間の隙間から塵埃がこぼれ落ちることを隙間埋め部材によって防止できるので、塵埃が案内部材や脱穀搬送装置の下方にこぼれ落ちて案内部材や脱穀搬送装置の下方の装置に詰まるというようなことを回避しやすい。
本発明においては、前記第一部分は、前記案内部材と前記支持フレームとに亘っていると好適である。
本構成によると、チェーン側隙間埋め部と脱穀フィードチェーンとの間に塵埃が入り込むということが生じにくい。また、フレーム側隙間埋め部と支持フレームとの間に塵埃が入り込むといことが生じにくいので、案内部材や脱穀搬送装置の下方に塵埃がこぼれ落ちることをより回避しやすい。
本発明においては、前記脱穀搬送装置に対して搬送方向上手側に設けられ、前記穀稈搬送部からの刈取茎稈の株元側部分を前記脱穀搬送装置の始端部に搬送する補助搬送装置が備えられ、前記補助搬送装置は、前記補助搬送装置の終端部と前記脱穀搬送装置の始端部とが前後方向において重複するように設けられ、前記補助搬送装置の終端部と前記脱穀搬送装置の始端部との間の隙間を埋める第2隙間埋め部材が備えられていると好適である。
本構成によると、補助搬送装置と脱穀搬送装置との隙間から塵埃がこぼれ落ちることを第2隙間埋め部材によって防止できるので、案内部材の下方に塵埃がこぼれ落ちることを回避しやすい。
コンバインの全体を示す左側面図である。 刈取部及び穀稈搬送部を示す平面図である。 脱穀装置の縦断側面図である。 脱穀装置の縦断正面図である。 脱穀搬送装置を示す左側面図である。 補助搬送装置、隙間埋め部材及び第2隙間埋め部材を示す平面図である。 図6のVII-VII断面矢視図である。 取外し状態での隙間埋め部材、案内部材及び補助搬送装置を示す斜視図である。 別の実施形態を備える隙間埋め部材示す平面図である。 図9のX-X断面矢視図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、コンバインの走行機体に関し、図1に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、図1の紙面表側の方向を「機体左方」、紙面裏側の方向を「機体右方」とする。
〔コンバインの全体について〕
図1に示されるように、コンバインは、角パイプ材などの複数の鋼材を連結して構成された機体フレーム1を有し、かつ、機体フレーム1の下部に装備された左右一対のクローラ式走行装置2を有する走行機体を備えている。走行機体の前部の右横側部分に、キャビン3を有する運転部4が形成されている。走行機体の前部の左横側部分に、走行機体の前方に位置する稲、麦などの植立茎稈を刈り取り、刈取茎稈を後方に搬送する刈取搬送部5が設けられている。走行機体の後部に、刈取搬送部5からの刈取茎稈を受け取り、受け取った刈取茎稈の脱穀処理を行い、脱穀粒を塵埃と選別する選別処理を行う脱穀装置8と、脱穀装置8によって得られた脱穀粒が揚穀装置14によって供給され、供給された脱穀粒を貯留する穀粒タンク9とが設けられている。脱穀装置8と穀粒タンク9とは、脱穀装置8が刈取搬送部5の後方に位置し、穀粒タンク9が運転部4の後方に位置する横並び状態で設けられている。脱穀装置8の後方に、脱穀排ワラを細断処理する細断装置11が設けられている。穀粒タンク9から脱穀粒を取り出す穀粒排出装置15が穀粒タンク9の後部から延出されている。脱穀装置8の横側方と細断装置11の横側方とにわたり、エンジン(図示せず)の動力を脱穀装置8の選別部32(図3参照)や細断装置11に伝達する動力伝達装置(図示せず)が設けられている。動力伝達装置の横側方に、動力伝達装置を横外側から覆う側部カバー12が設けられている。側部カバー12は、複数枚の分割横カバーによって構成されている。
〔刈取搬送部の構成について〕
刈取搬送部5は、図1に示されるように、刈取搬送部5の前部に設けられた刈取部5Aと、刈取搬送部5の後部に設けられた穀稈搬送部5Bと、を備えている。
刈取部5Aは、図2に示されるように、6条の植付条の植立茎稈の刈取りを可能に構成されている。
すなわち、刈取部5Aは、図2に示されるように、走行機体の横幅方向に並べて形成されて、植立茎稈がデバイダ18によって導入される六つの引起経路Rを備えている。六つの引起経路Rのそれぞれに、引起経路Rに導入された植立茎稈の引き起こしを行う引起装置6が設けられている。引起装置6の後方に、引き起こしが行われている植立茎稈の株元を切断するバリカ型の刈取装置7が設けられている。各引起経路Rに、引き起こしが行われている植立茎稈の株元側部分を刈取装置7に掻き込む掻込みベルト16が設けられている。刈取装置7の上方に、掻込みベルト16からの刈取茎稈の株元側部分を刈取装置7に掻き込む掻込み輪体17が設けられている。
穀稈搬送部5Bは、図2に示されるように、六つの引起経路Rのうちの右端から1番目と2番目の引起経路Rにおいて引き起こされて刈り取られた2条分の刈取茎稈を立ち姿勢で合流箇所20へ搬送する第1搬送装置21と、六つの引起経路Rのうちの右端から3番目と4番目の引起経路Rにおいて引き起こされて刈り取られた2条分の刈取茎稈を立ち姿勢で合流箇所20へ搬送する第2搬送装置22と、六つの引起経路Rのうちの右端から5番目と6番目の引起経路Rにおいて引き起こされて刈り取られた2条分の刈取茎稈を立ち姿勢で合流箇所20へ搬送する第3搬送装置23と、合流箇所20に搬送された刈取茎稈を合流箇所20から脱穀装置8の脱穀搬送装置25の始端部へ搬送する合流後搬送装置24と、を備えている。合流後搬送装置24は、合流箇所20から搬送終端部の手前箇所まで刈取茎稈を立ち姿勢で搬送する。合流後搬送装置24を構成する穂先側係止搬送部24aが合流後搬送装置24の搬送終端部を構成する株元側挟持搬送部24bに対して機体横幅方向での内側に穂先側を引き込むことにより、合流後搬送装置24は、搬送終端部において、刈取茎稈を穂先側が株元側に対して機体横内側に位置する横倒れ姿勢に姿勢変更する。横倒れ姿勢に姿勢変更された刈取茎稈の株元側部分が合流後搬送装置24から脱穀搬送装置25の始端部に供給される。
〔脱穀装置の構成について〕
脱穀装置8は、図3に示されるように、脱穀機体30を備えている。図3,4に示されるように、脱穀機体30の上部内に、扱室31が形成されている。扱室31の下方から後方にわたって選別部32が形成されている。
扱室31に、脱穀装置8の前後方向に沿う回転支軸33aを有する扱胴33が回転支軸33aの軸芯を回転中心にして回転可能に設けられている。扱室31は、前壁30a、後壁30b、天板34、及び、扱胴33に沿った円弧状の受網35によって形成されている。前壁30aに、扱室31の入口36が形成されている。図2,3に示されるように、入口36の前方に、刈取茎稈の穂先側部分を入口36に案内する案内部材37が設けられている。案内部材37は、前壁30aから前方に延ばされている。図4に示されるように、扱室31の横側方に、下唇板38と上唇板39とによって扱口40が扱室31の前後方向に延びる状態で形成されている。
図3に示されるように、案内部材37の横側方と、脱穀機体30の横側方とにわたり、刈取茎稈の株元側部分を扱口40に沿わせて脱穀装置8の後方に向けて挟持搬送する脱穀搬送装置25が設けられている。脱穀搬送装置25は、図4,5に示されるように、扱室40の横側方に設けられた支持フレーム41と、支持フレーム41の下方に設けられたガイドレール42と、支持フレーム41及びガイドレール42に支持される脱穀フィードチェーン43と、脱穀フィードチェーン43のうちの茎稈搬送経路に沿う搬送側部分に対応させて設けられた搬送レール44と、を備えている。
脱穀フィードチェーン43は、図5に示されるように、突起付きの無端回動チェーンによって構成され、支持フレーム41の前端部に回転可能かつ遊転可能に支持された遊転輪45、支持フレーム41の後方に回転可能かつ駆動可能に設けられたスプロケット46、遊転輪45とガイドレール42との間に設けられたテンション輪47に巻回されている。脱穀フィードチェーン43は、スプロケット46によって駆動され、脱穀フィードチェーン43の搬送側部分が支持フレーム41によって下方から受け止め支持されつつ支持フレーム41に沿って後方に移動し、脱穀フィードチェーン43のうちの戻り経路に沿う戻り側部分がガイドレール42に沿って前方に移動する。
支持フレーム41は、図4,5に示されるように、脱穀フィードチェーン43のチェーンローラ43aを下方から受止め支持するローラ受部41aと、ローラ受部41aの下面側に連結されてローラ受部41aを下方から支持するフレーム部41bとを備えている。フレーム部41bの横幅がローラ受部41aの横幅よりも小さい形状にフレーム部41bの形状が設定され、ローラ受部41aとフレーム部41bとは、ローラ受部41aがフレーム部41bから扱口側に突出する状態で連結されている。ローラ受部41aとフレーム部41bとの連結は、溶接によって行われている。
支持フレーム41は、図5に示されるように、支持フレーム41の前後方向での複数箇所に設けられた支持構造48に基づいて左側壁30cに支持されている。各支持構造48は、図4,5に示されるように、下唇板38と左側壁30cとに連結されて下唇板38を左側壁30cに支持させている連結部材49と、連結部材49から延ばされ、延出端部がフレーム部41bに連結されている支持アーム50と、を備えている。支持アーム50は、連結部材49に対して連結ボルトによって脱着可能に連結されている。支持アーム50とフレーム部41bとは、溶接によって連結されている。ガイドレール42は、図4,5に示されように、フレーム部41bの前後方向での複数箇所から下向きに延ばされた支持杆51によって支持されている。
搬送レール44は、図4,5に示されるように、複数の支持棒52を介して支持フレーム53に支持されている。支持フレーム53は、脱穀機体30の上部に支持されている。複数の支持棒52のそれぞれは、支持フレーム53の支持部53aに上下スライド可能に支持されている。複数の支持棒52のそれぞれの下端部は、搬送レール44を構成する分割レールに連結されている。支持棒52を下降付勢することによって分割レールを脱穀フィードチェーン43に係合付勢するスプリング54が各支持棒52に装着されている。すなわち、搬送レール44は、スプリング54によって脱穀フィードチェーン43に係合付勢され、刈取茎稈の株元側部分が脱穀フィードチェーン43によって挟持搬送されることを可能にしている。
図2に示されるように、脱穀搬送装置25に対して脱穀搬送装置25の搬送方向上手側に補助搬送装置26が設けられている。補助搬送装置26は、図6,8に示されるように、ガイドレール26a、ガイドレール26aの前方に設けられた遊転輪26b、ガイドレール26aの後方に設けられた駆動スプロケット26cを備え、かつ、ガイドレール26a、遊転輪26b及び駆動スプロケット26cに巻回された茎稈搬送チェーン26dを備えている。補助搬送装置26の始端部は、図2に示されるように、合流後搬送装置24の後方に配置されている。補助搬送装置26の終端部は、図2,6に示されるように、脱穀搬送装置25の始端部に対して案内部材37が位置する側に脱穀搬送装置25の始端部と前後方向に重複する状態で配置されている。
補助搬送装置26においては、合流後搬送装置24からの刈取茎稈の株元側部分を茎稈搬送チェーン26dの始端部で受け取り、受け取った株元側部分を茎稈搬送チェーン26dによって脱穀搬送装置25の脱穀フィードチェーン43の始端部に搬送する。
図2,8に示されるように、案内部材37の前方に補助案内部材27が設けられている。補助搬送装置26の終端部と案内部材37との間の隙間が補助隙間埋め部材28によって埋められている。補助案内部材27及び補助隙間埋め部材28は、図8に示されるように、補助搬送装置26に支持されている。
図6に示されるように、案内部材37と脱穀搬送装置25の始端部との隙間が隙間埋め部材55によって埋められている。図6,7に組付け状態での隙間埋め部材55が示され、図8に取り外し状態での隙間埋め部材55が示されている。
すなわち、図6,7に示されるように、案内部材37とローラ受部41aの下方とにわたって設けられて、案内部材37とローラ受部41aの始端部との間の隙間を埋めるフレーム側隙間埋め部55a(第一部分の一例)が隙間埋め部材55に備えられている。フレーム側隙間埋め部55aの上面部から上向きに脱穀フィードチェーン43の搬送側部分の横側方まで立設されて、フレーム側隙間埋め部55aと脱穀フィードチェーン43との間の隙間を埋めるチェーン側隙間埋め部55b(第二部分の一例)がフレーム側隙間埋め部55aに備えられている。案内部材37と脱穀フィードチェーン43の始端部との間の隙間がフレーム側隙間埋め部55aとチェーン側隙間埋め部55bとによって埋められている。
隙間埋め部材55は、フレーム側隙間埋め部55aを備えていることにより、案内部材37と、脱穀搬送装置25の始端部としての支持フレーム41の始端部との間の隙間を埋めている。隙間埋め部材55は、フレーム側隙間埋め部55a及びチェーン側隙間埋め部55bを備えていることにより、案内部材37と、脱穀搬送装置25の始端部としての脱穀フィードチェーン43の始端部との間の隙間を埋めている。
フレーム側隙間埋め部55aの案内部材側部分が案内部材37の下面側に連結ネジ56によって連結されており、隙間埋め部材55は、案内部材37から脱穀搬送装置25に向けて片持ち状態で延びている。
図6,8に示されるように、隙間埋め部材55の前部から前方に延びる第2隙間埋め部材57が隙間埋め部材55に一体形成されている。第2隙間埋め部材57は、図6に示されるように、隙間埋め部材55に支持された状態で、補助搬送装置26の終端部と脱穀搬送装置25の始端部との間の隙間を埋めている。本実施形態では、隙間埋め部材55と第2隙間埋め部材57とが一体の部材に作製されているが、これに限らず、隙間埋め部材55と第2隙間埋め部材57とを別々の部材に作製してもよい。
脱穀装置8においては、合流後搬送装置24によって搬送されてきた横倒れ姿勢の刈取茎稈の株元側部分が補助搬送装置26によって脱穀搬送装置25の始端部である脱穀フィードチェーン43の始端部に搬送されて、刈取茎稈の株元側部分を脱穀フィードチェーン43の始端部が受け取る。合流後搬送装置24によって搬送されてきた刈取茎稈の穂先側部分が補助案内部材27によって案内部材37に案内される。脱穀フィードチェーン43の始端部が受け取った株元側部分を脱穀搬送装置25の脱穀フィードチェーン43と搬送レール44とによって後方に向けて挟持搬送し、穂先側部分が案内部材37によって扱室31の入口36に案内されて入口36から扱室31の始端部に挿入される。このときの刈取茎稈の搬送は、刈取茎稈から発生した切葉や土などの塵埃が案内部材37と補助搬送装置26との間の隙間からこぼれ落ちることを補助隙間埋め部材28によって防止しつつ、かつ、塵埃が補助搬送装置26と脱穀搬送装置25の始端部との間の隙間からこぼれ落ちることを第2隙間埋め部材57によって防止しつつ、さらに、塵埃が案内部材37と脱穀搬送装置25との間の隙間からこぼれ落ちることを隙間埋め部材55によって防止しつつ行われる。すなわち、脱穀搬送装置25の始端部の下方に設けられている操作スイッチ58(図1参照)、脱穀搬送装置25及び案内部材37の下方に位置する機体部分や装置などに塵埃が落ちることを回避しつつ行われる。穂先側部分が扱室31に挿入されると、この挿入状態で株元側部分が脱穀フィードチェーン43と搬送レール44とによって後方に向けて挟持搬送され、穂先側部分が扱胴33によって脱穀される。脱穀排ワラが脱穀フィードチェーン43と搬送レール44とによる挟持搬送によって扱室31から後方に排出される。
脱穀処理によって得られた脱穀粒が受網35の漏下穴を通って選別部32に落下する。落下した脱穀粒を揺動選別装置60(図3参照)が受け取り、受け取られた脱穀粒が揺動選別装置60による揺動選別と、唐箕61(図3参照)からの選別風による風選別とによってワラ屑などの塵埃と選別される。選別された脱穀粒のうちの精粒が1番スクリュー62(図3参照)によって脱穀機体30の外部に搬送されて揚穀装置14に供給される。選別された脱穀粒のうちの未処理粒が2番スクリュー63(図3参照)によって脱穀機体30の外部に搬送され、外部から還元装置64(図3参照)によって揺動選別装置60の始端部に還元される。
〔操作スイッチについて〕
図4に示されるように、脱穀機体30のうちの扱胴33を支持する上部構造体65が下部構造体66に支軸65aを介して上下に揺動開閉可能に支持されている。操作スイッチ58は、上部構造体65を揺動操作するアクチュエータ(図示せず)を制御することにより、上部構造体65の開閉操作を行うものである。操作スイッチ58は、図5,7,8に示されるように、脱穀機体30に連結された支持部材30eから脱穀フィードチェーン43のループ内を通して脱穀搬送装置25の左横外側方に延ばされた支持部材67の延出端部に支持されている。支持部材30eは、脱穀機体30とフレーム部41bとに連結されて支持フレーム41を脱穀機体30に支持させている。
支持部材67は、図5,7,8に示されるように、支持部材30eから延びるアーム部68と、アーム部68の先端部から下向きに延びる操作盤部69とを備えている。操作盤部69の下部の裏面側に、操作スイッチ58を支持する支持プレート70、及び、操作スイッチ58を覆うスイッチカバー71が設けられている。スイッチカバー71は、操作スイッチ58を上方及び前方から覆うように構成されている。支持プレート70は、スイッチカバー71を介して操作盤部69に支持されている。操作盤部69に、操作スイッチ58の操作部58aを露出させる開口72が形成されている。
〔別実施形態〕
(1)図9は、別の実施形態を備える隙間埋め部材75を示す平面図である。別の実施形態を備える隙間埋め部材75は、図9,10に示されるように、案内部材37から脱穀搬送装置25に向かって延びる案内部材側埋め部75aと、案内部材側埋め部75aから支持フレーム41のローラ受部41aの下方まで延びる搬送装置側埋め部75bとを備えている。案内部材側埋め部75aは、板金部材によって構成され、案内部材37に対して連結ネジ76によって連結されている。搬送装置側埋め部75bは、弾性を有する板部材によって構成され、案内部材側埋め部75aに対して連結ネジ77によって連結されている。案内部材側埋め部75aに当て付けられる側と反対側の搬送装置側埋め部75bの側面に帯状の板金部材78が取り付けられている。板金部材78は、連結ネジ77の締め付け力によって搬送装置側埋め部75bを案内部材側埋め部75aに押し当てるよう構成されている。
(2)上記した実施形態では、案内部材37と支持フレーム41との隙間を埋める機構と、案内部材37と脱穀フィードチェーン43との隙間を埋める機構とを備える隙間埋め部材55が採用されているが、これに限らない。たとえば、案内部材37と支持フレーム41との隙間を埋める機構のみを備える隙間埋め部材であっても、案内部材37と脱穀フィードチェーン43との隙間を埋める機構のみを備える隙間埋め部材であってもよい。
(3)上記した実施形態では、第2隙間埋め部材57が隙間埋め部材55に一体成形された例を示したが、これに限らず、第2隙間埋め部材57と隙間埋め部材55とを別部材に構成してもよい。
(4)上記した実施形態では、補助搬送装置26が備えられた例を示したが、補助搬送装置26を備えないものであってもよい。
本発明は、5条以下の植付条、あるいは7条以上の植付条の植立茎稈の刈取りが可能なコンバインに適用できる。また、走行車輪を備えるコンバインに適用できる。
5A 刈取部
5B 穀稈搬送部
8 脱穀装置
25 脱穀搬送装置
26 補助搬送装置
31 扱室
36 入口
37 案内部材
41 支持フレーム
43 脱穀フィードチェーン
55 隙間埋め部材
55a フレーム側隙間埋め部
55b チェーン側隙間埋め部
57 第2隙間埋め部材
75 隙間埋め部材

Claims (3)

  1. 植立茎稈を刈り取る刈取部と、
    刈取茎稈を後方に向けて搬送する穀稈搬送部と、
    刈取茎稈の穂先側部分を脱穀処理する扱室を有する脱穀装置と、
    前記穀稈搬送部によって搬送されてきた刈取茎稈の株元側部分を受け取って、刈取穀稈の穂先側部分が前記扱室に挿入された状態で刈取穀稈を前記脱穀装置の後方に向けて搬送する脱穀搬送装置と、
    前記扱室の入口の前方に設けられ、刈取茎稈の穂先側部分を前記入口に案内する案内部材と、
    前記案内部材と前記脱穀搬送装置の始端部との間の隙間を埋める隙間埋め部材と、が備えられ
    前記脱穀搬送装置は、脱穀フィードチェーンと、前記脱穀フィードチェーンの搬送側部分の下方に設けられ、前記脱穀フィードチェーンを支持する支持フレームと、を備え、
    前記隙間埋め部材は、平面視で前記脱穀フィードチェーンと重複する位置まで前記脱穀フィードチェーンの下方に入り込んで前記案内部材と前記脱穀フィードチェーンとの間の隙間を埋める第一部分と、前記第一部分の上面部から前記搬送側部分の横側方まで立設された第二部分とを備えているコンバイン。
  2. 前記第一部分は、前記案内部材と前記支持フレームとに亘っている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記脱穀搬送装置に対して搬送方向上手側に設けられ、前記穀稈搬送部からの刈取茎稈の株元側部分を前記脱穀搬送装置の始端部に搬送する補助搬送装置が備えられ、
    前記補助搬送装置は、前記補助搬送装置の終端部と前記脱穀搬送装置の始端部とが前後方向において重複するように設けられ、
    前記補助搬送装置の終端部と前記脱穀搬送装置の始端部との間の隙間を埋める第2隙間埋め部材が備えられている請求項1又は2に記載のコンバイン。
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