JP2009072119A - コンバインの穀稈搬送構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 刈取り穀稈を刈幅の中間箇所に合流搬送装置によって搬送した後、供給搬送装置で後方に搬送してフィードチェーンの始端部に横倒れ姿勢で受け渡し供給するよう構成したコンバインの穀稈搬送構造において、合流箇所などで穀稈詰まりが発生しても、軽い操作で穀稈挟持を解除して速やかに詰まり除去作業を行えるようにする。
【解決手段】 合流搬送装置を、搬送チェーン65とこれに対向して配備された挟持レール66とで構成し、搬送チェーン65を巻回案内する案内部材62を、揺動自在な支持部材68に装着し、案内部材62が所定のチェーン巻回案内位置に位置するセット姿勢と、案内部材62が搬送チェーン65を弛緩させる位置となる退避姿勢とに支持部材68を揺動移動可能に構成し、揺動自在な操作レバー70に備えたカム72の安定カム部72aを支持部材68に備えた受け部71に接当させることで、支持部材68をセット姿勢に安定保持する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自脱型のコンバインに利用する穀稈搬送構造に関する。
自脱型のコンバインにおいては、引起し装置で所定の姿勢に引起した複数条の穀稈を刈り取り、刈取り穀稈を刈幅の中間箇所に合流搬送装置より搬送した後、供給搬送装置に送り込み、供給搬送装置で後方に搬送した穀稈を、脱穀装置に備えられたフィードチェーンの始端部に横倒れ姿勢で受け渡し供給する穀稈搬送形態が採用されている。
上記穀稈搬送形態としては、合流搬送装置が搬送チェーンとこれに対向する挟持レールとで構成されており、この挟持レールを進退自在に支持したレール台を、正規の作用位置と後退位置とに亘ってスライド移動可能に構成し、穀稈詰まりが発生した場合、挟持レールをレール台と共に後退させて挟持を解除することで、詰まった穀稈を容易に取り除くように構成したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−113187号公報
上記従来構造においては、搬送チェーンと挟持レールとの間に挟まって詰まった穀稈の除去には有効となるものであるが、穀稈が合流される箇所に詰まりが発生した場合には、挟持レールを後退させても合流箇所に詰まった穀稈をうまく除去できないことがあった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、合流箇所などで穀稈詰まりが発生しても、軽い操作で穀稈挟持を解除して速やかに詰まり除去作業を行えるようにすることを目的としている。
第1の発明は、引起し装置で所定の姿勢に引起した複数条の穀稈を刈り取り、刈取り穀稈を刈幅の中間箇所に合流搬送装置によって搬送した後、供給搬送装置で後方に搬送し、搬送した穀稈を脱穀装置に備えられたフィードチェーンの始端部に横倒れ姿勢で受け渡し供給するよう構成したコンバインの穀稈搬送構造において、
合流搬送装置を、搬送チェーンとこれに対向して配備された挟持レールとで構成し、搬送チェーンを巻回案内する案内部材を、固定の支点を中心にして揺動する支持部材に装着し、案内部材が所定のチェーン巻回案内位置に位置するセット姿勢と、案内部材がチェーンを弛緩させる位置に位置する退避姿勢とに支持部材を揺動移動可能に構成し、揺動自在な操作レバーに備えたカムの安定カム部を支持部材に備えた受け部に接当させることで、支持部材をセット姿勢に安定保持するよう構成してあることを特徴とする。
上記構成によると、合流搬送装置において穀稈詰まりが発生すると、操作レバーを揺動操作してカムの安定接当部を支持部材の受け部から外すことで、セット姿勢の支持部材が退避姿勢まで移動し、案内部材が後退移動して搬送チェーンの一部が弛緩され、穀稈挟持が弱められる。詰まった穀稈を除去処理した後、操作レバーを逆向きに揺動操作してカムの安定接当部を支持部材の受け部に乗り上げ接当させることで、支持部材は元のセット姿勢に保持され、案内部材は搬送チェーンを巻回案内する状態に復帰する。
この場合、操作レバーのレバー比を適切に設定することで、カムの安定カム部を支持部材の受け部に接当させる際の操作力を軽いものにすることができる。また、操作レバーにワラ屑、泥、などが付着していたとしても、操作レバーを握ることができれば揺動操作に支障となることはない。
従って、第1の発明によると、合流搬送装置において穀稈詰まりが発生しても、軽い操作で穀稈挟持を解除して速やかに詰まり除去作業を行えるようになって、作業性を向上させることができた。
第2の発明は、上記第1の発明において、
複数の合流搬送装置の内の一方を、他方の合流搬送装置における搬送径路の中間に向けて穀稈を合流搬送するよう配置し、一方の合流搬送装置の搬送終端部において搬送チェーンを巻回案内する案内部材を、姿勢変更可能な支持部材に装着してあるものである。
一方の合流搬送装置の搬送終端部と他方の合流搬送装置の中間部とが合流箇所となるので、この合流箇所において穀稈の量が多くなり、穀稈詰まりが発生し易い。
上記構成によると、合流箇所に穀稈詰まりが発生すると、操作レバーを揺動操作してカムの安定カム部を支持部材の受け部から外すことで、セット姿勢の支持部材が退避姿勢まで移動し、案内部材が後退移動して搬送チェーンの後部が弛緩され、合流箇所での穀稈挟持が解除される。
この場合、他方の合流搬送装置の中間部において搬送チェーンを弛暖することは、搬送チェーンの搬送経路の中間部を弛緩することになるので、搬送チェーンの弛緩構造は構造的に困難なものとなる。これに対して上記構成では、一方の合流搬送装置の搬送終端部において搬送チェーンを弛緩するので、搬送チェーンの搬送経路の端部を弛緩することになり、搬送チェーンの全体の弛緩を容易に行うことができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、
支持部材がセット姿勢に保持される操作位置に前記操作レバーを固定するレバーロック機構を備えてあるものである。
上記構成によると、操作レバーが機体の振動などで不用意に作動して支持部材がセット姿勢から外れてしまうような事態を回避することができる。
図1に、自脱型のコンバインの全体側面が示されている。この自脱型コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部に6条刈り仕様の刈取り部3が昇降自在に連結されるとともに、走行機体2にキャビン付きの運転部4、脱穀装置5、および、アンローダ付きの穀粒回収タンク6、等が搭載された構造となっている。
刈取り部3には、伝動ケースを兼ねた筒状の刈取り部フレーム10が前下がり傾斜姿勢で備えられており、この刈取り部フレーム10の後端基部が、走行機体2の前端部に立設された支持台11に横向きの支点Pを中心として上下揺動可能に連結支持され、油圧シリンダ12で上下に駆動揺動されるようになっている。
刈取り部フレーム10には、図2に示すように、植立穀稈を所定の刈取り姿勢に引き起こす6台の引起し装置13、引き起こした植立穀稈の株元を切断するバリカン型の刈取り装置14、引起し穀稈を各条ごとに後方に軽く掻き込む補助搬送ベルト15、刈取り穀稈の株元を各条ごとに後方に掻き込み搬送する回転パッカ16、刈取り穀稈を2条づつ刈幅内の中間部位に搬送して合流する3組の合流搬送装置17,18,19、および、合流された穀稈を脱穀装置5の横外側に備えられたフィードチェーン7の始端部にまで搬送する供給搬送装置20、等が備えられている。
機体左側の前記合流搬送装置17は、左2条の刈取り穀稈の株元を挟持搬送する株元搬送機構17aと穂先を係止搬送する穂先搬送機構17bとで構成され、中央部の前記合流搬送装置18は、中2条用の株元搬送機構18aと穂先搬送機構18bとで構成され、機体右側の前記合流搬送装置19は、右2条用の株元搬送機構19aと穂先搬送機構19bとから構成されている。各株元搬送機構17a、18a,19aの前端に前記補助搬送ベルト15および回転パッカ16がそれぞれ装備されるとともに、2条単位で隣接する回転パッカ16同士が噛み合い連動されている。
図3に示すように、機体左側の合流搬送装置17における株元搬送機構17aは、前後中間部の駆動スプロケット61、搬送終端側に配備された2個の案内ローラ(案内部材)62、前端部の案内スプロケット63、および、バネ付勢されたテンションローラ64、等に亘って搬送チェーン65を巻回するとともに、搬送径路において搬送チェーン65に対向して遠近移動する挟持レール66を配置して構成されており、合流箇所での穀稈詰まりを解除するために以下のような構造が備えられている。
前記搬送チェーン65の回動ループ内には、搬送フレーム67が固定配備され、この搬送フレーム67の後部に、前記案内ローラ(案内部材)62を遊転自在に軸支した支持部材68が支点y周りに回動可能に枢支連結されるとともに、直線搬送径路の搬送チェーン65を背部から摺接案内する直線状のチェーンレール69が搬送フレーム67に連結されている。
図3,図4に示すように、搬送フレーム67の前後中間部位には、支点z周りに揺動可能に板材からなる操作レバー70が装着されている。前記支持部材68は、前記案内ローラ62を上下から挟んで軸支する上下一対板材から構成されており、この支持部材68の上面に、板材をL形に屈折した受け部71が固設されている。前記操作レバー70は、その後端部側の外周縁が、直線状の安定カム部72aと凸曲された乗上がりカム部72bとを備えたカム72に形成されており、安定カム部72aが前記受け部71の平坦外面sに直線状に接当することで、支持部材68が、案内ローラ62を所定のチェーン巻回案内位置に位置させるセット姿勢に安定保持される。
操作レバー70はレバーロック機構73によって、前記安定カム部72aが受け部71の平坦外面sに安定接当する操作姿勢に固定することができるようになっている。このレバーロック機構73は、操作レバー70の適所に装着したノブ付きボルト74を搬送フレーム67に備えた固定部材67aにネジ込むよう構成されており、機体振動などによって操作レバー70が勝手に前記操作姿勢から外れることが防止される。
この構成によると、合流箇所に穀稈詰まりが発生すると、レバーロック機構73を解除操作した後、操作レバー70を、図3において、反時計方向に揺動操作してカム72の安定カム部72aを支持部材68の受け部71から外すことで支持部材68が自由となり、図5に示すように、支持部材68がセット姿勢から後退揺動して案内ローラ62が後退することで、搬送チェーン65の搬送終端部が弛緩され、合流箇所での穀稈挟持が解除される。詰まった穀稈の除去処理が終わると、操作レバー70を、図5において、時計方向に揺動操作してカム72の乗上がりカム部72bで受け部71を接当押圧しながら支持部材68を復帰揺動させ、最後に、安定カム部72aを受け部71の平坦外面sに安定接当させることで、支持部材68は元のセット姿勢に保持され、案内ローラ62は搬送チェーン65の後部を巻回案内する状態に復帰する。
前記供給搬送装置20は、右2条の穂先搬送機構19bをフィードチェーン7の前方まで延長してなる穂先係止搬送機構21と、3組の前記合流搬送装置17,18,19による合流箇所から後方に延出された株元挟持搬送機構22と、フィードチェーン7の前方に配備された横回し型の中継搬送機構23とで構成されており、合流搬送装置17,18,19で合流された立姿勢の穀稈は供給搬送装置20の始端部に受取られ、後方上方に搬送されながら穀稈が横倒れ姿勢に変更されて、フィードチェーン7の始端部に受け渡されるようになっている。
前記株元挟持搬送機構22は、前部支点を中心に上下揺動して搬送終端位置を変更することで、フィードチェーン7への穀稈受け渡し位置を稈長方向に変更して脱穀装置5への穀稈挿入長さを変更調節する機能、いわゆる扱き深さ調節機能が備えられている。
刈取り部フレーム10は、内部に伝動軸を挿通した筒型の伝動ケースとしての機能が備えられており、前記支点Pに伝達された走行速度と同調した動力が刈取り部フレーム10を介して刈取り部3の前部に伝達され、前記引起し装置13、刈取り装置14、補助搬送ベルト15、回転パッカ16、合流搬送装置17,18,19、および、供給搬送装置20が駆動されるようになっている。供給搬送装置20の株元挟持搬送機構22は、刈取り部フレーム10の途中箇所から分岐して取り出された動力で駆動され、供給搬送装置20の穂先係止搬送機構21と中継搬送機構23は、支点Pで分岐された動力で駆動されるようになっている。
図7に示すように、引起し装置13は、引起しケース31の上部に配備された駆動スプロケット32およびテンションプレート33と、ケース下部に配備された案内ローラ34とに亘って引起しチェーン35が巻回張設され、引起しチェーン35に多数本の引起し爪36が起伏自在に所定ピッチで枢着されて構成されたものであり、前記駆動スプロケット32が以下のように駆動される。
図6に示すように、前記刈取り部フレーム10の基端部から、山形に屈曲されたパイプ製の支持アーム37が前方に向けて延出され、この支持アーム37の前端に横長の支持フレーム38が連結されている。図8に示すように、前記支持フレーム38は板材を屈曲して上側部38a、後側部38b、および、コーナー部38cを備えた断面形状に形成されており、そのコーナー部38cに支持アーム37の前端が連結されている。
図7〜図9に示すように、支持フレーム38の横方向6箇所には、支持フレーム38の上側部38aと後側部38bを介して板金構造の支持ブラケット39がボルト連結され、各支持ブラケット39にアルミダイキャスト成型された縦長筒状の引起し駆動ケース40の上端部が、横向き支点X周りに上下揺動可能に嵌合支持されている。引起し駆動ケース40は、左右対称形の左右二つ割り構造に構成されており、その上端部に前記横向き支点Xと同心に六角軸からなるカウンタ軸41が貫通支持されている。この例の場合、中央側の4台の引起し駆動ケース40は、隣接する2台づつに共通のカウンタ軸41が挿通されて互いに接続スリーブ42で突き合わせ連結されるとともに、左右両端の引起し駆動ケース40のカウンタ軸41に接続スリーブ42を介して突き合わせ連結され、カウンタ軸41が一本軸として回動するよう構成されている。
図8に示すように、各引起し駆動ケース40にはケース長手方向に沿って縦向きに伝動軸43が支承され、この伝動軸43がベベルギヤG1,G2を介してカウンタ軸41に連動連結されるとともに、引起し駆動ケース40の下部に前後方向に向けて支承された引起し駆動軸44と前記伝動軸43とがベベルギヤG3,G4を介して連動連結されている。各引起し駆動ケース40の下部に引起しケース31の上部が連結されるとともに、前記引起し駆動軸44が引起しケース31の前方に貫通突出され、その突出部に前記駆動スプロケット32が連結されている。
図7に示すように、刈取り部フレーム10の前端に横長筒状の駆動ケース46が直交して連結され、この駆動ケース46の左右両端近くからパイプ製の支柱47,48が立設されており、機体左側の支柱47には引起し駆動用の縦向き伝動軸49が挿通されている。駆動ケース46の内部には刈取り部フレーム10を介して伝達された動力で回転駆動される横向き伝動軸50が挿通配備されており、この横向き伝動軸50の左端部と前記縦向き伝動軸49とがベベルギヤ連動されている。
図7に示すように、機体左側の支柱47の上端部には変速ケース51が連結されている。図8に示すように、前記変速ケース51には前記縦向き伝動軸49と平行に出力軸52が装備され、この出力軸52とカウンタ軸41とがベベルギヤG5,G6を介して連動連結されるとともに、縦向き伝動軸49と出力軸52との間に引起し変速機構53が装備されている。
引起し変速機構53は、縦向き伝動軸49に連結固定された小径駆動ギヤG7および大径駆動ギヤG8と、大径従動ギヤG9と小径従動ギヤG10を一体形成して出力軸52にスプライン装着されたシフトギヤSGとから構成されており、シフトギヤSGを上方にシフトして大径従動ギヤG9を小径駆動ギヤG7に咬合することで出力軸52を低速駆動し、シフトギヤSGを下方にシフトして小径従動ギヤG10を大径駆動ギヤG8に咬合することで出力軸52を高速駆動するよう構成されている。
前記シフトギヤSGに係合されたシフトフォーク54を備えた変速操作軸55が変速ケース51に挿通支持されており、この変速操作軸55が押し引き操作されるようになっている。前記シフトギヤSGは、ボールデテント機構60によって、上方の低速位置「L]、下方の高速位置「H」、および、その中間の中立位置「N」に保持可能となっている。
引起し装置13の背部における穀稈搬送経路での詰まり除去作業や搬送手段の点検整備作業を容易にするために、並列配備された引起し装置13を振り上げ揺動して、刈取り部3の前方を開放することができるよう構成されている。
図6に示すように、横長の前記駆動ケース46から前方に分草フレーム81が延出され、この分草フレーム81の前部に備えたブラケット82に、引起しケース31の下部が連結支持されている。図10に示すように、引起しケース31の下部背面に横向きのロックピン83が固設されるとともに、このロックピン83に掛け外し可能なフック状のロック金具84がブラケット82に横向きの支点a周りに回動可能に装着されており、ロック金具84を手動で回動操作することで、簡単に引起しケース31とブラケット82とを連結および解除することが可能となっている。ロック金具84をロックピン83から外すと、引起し装置13を引起し駆動ケース40と共にカウンタ軸軸心と同心の横向き支点X周りに上方に振り上げ揺動することが可能となっており、この際、引起し装置13の下部前方に配備される分草具30も引起し装置13と一体に振り上げられるようになってる。
引起し装置13の背部には、支持フレーム38と分草フレーム81に亘って連結固定されたステー85が配備されており、このステー85と引起し駆動ケース40とに亘ってガススプリング86が架設され、ガススプリング86の伸長付勢力によって引起し駆動ケース40の持ち上げ操作力が軽減されるようになっている。ガススプリング86の伸長付勢力と引起し装置13の重量とがバランスした状態では、引起し装置13に手が届く範囲の高さまで引起し装置13が振り上げられるようにガススプリング86の能力が設定されており、それより高いメンテナンス位置までは人力によって引起し装置13を大きく振り上げることになる。図6に示すように、メンテナンス位置まで大きく振り上げた引起し装置13は、ステー85に一端を支持した支え棒87によってその自重下降を阻止する。図11に示すように、引起し装13に備えられた係止金具88の係止孔89に差し込まれる支え棒87の先端部87aは鈍角に屈曲され、引起し装置13の重量によって食い込み勝手となって、係止孔89から容易に外れることがないよう構成されている。
図8に示すように、前記支持フレーム38の前端には各引起し駆動ケース40の間において露出するカウンタ軸41を前方から覆うように、樹脂成形された横長の化粧カバー90が支点b周りに上下揺動可能に装着されており、図8中の仮想線で示すように、引起し装置13を振り上げ揺動すると、これに接当追従して化粧カバー90が上方に持上げ揺動されるようになっている。
〔他の実施例〕
(1)前記レバーロック機構73として、バネによってロック方向にスライド付勢したロックピンを操作レバー70に装着して、固定部に形成したロック孔にロックピンが係入されるように構成することもできる。これによると、ロックピンの単なる抜き出し操作でロック解除でき、操作レバー70をセット位置に操作すると自動的にロックがかかる構造とすることができて、使い勝手のよいものになる。
(2)前記操作レバー70の握り側を伸縮可能に構成し、通常は邪魔にならないよう短縮しておき、操作時には長く伸ばして操作力を軽減することも可能である。
コンバインの全体側面図 刈取り部の搬送系を示す平面図 搬送状態にある左側の合流搬送装置を示す平面図 合流搬送装置の一部を示す縦断面図 詰まり解除状態にある左側の合流搬送装置を示す平面図 一部の引起し装置を揺動開放した刈取り部の側面図 引起し装置を機体後方からみた背面図 引起し装置の駆動部の縦断側面図 引起し変速構造の縦断正面図 引起し装置の下部固定構造を示す側面図 引起し装置を上昇固定した状態の支持構造を示す斜視図
符号の説明
5 脱穀装置
7 フィードチェーン
13 引起し装置
17 合流搬送装置
18 合流搬送装置
19 合流搬送装置
20 供給搬送装置
62 案内部材(案内ローラ)
65 搬送チェーン
66 挟持レール
68 支持部材
70 操作レバー
71 受け部
72 カム
72a 安定カム部
73 レバーロック機構
y 支点

Claims (3)

  1. 引起し装置で所定の姿勢に引起した複数条の穀稈を刈り取り、刈取り穀稈を刈幅の中間箇所に合流搬送装置によって搬送した後、供給搬送装置で後方に搬送し、搬送した穀稈を脱穀装置に備えられたフィードチェーンの始端部に横倒れ姿勢で受け渡し供給するよう構成したコンバインの穀稈搬送構造において、
    前記合流搬送装置を、搬送チェーンとこれに対向して配備された挟持レールとで構成し、前記搬送チェーンを巻回案内する案内部材を、固定の支点を中心にして揺動する支持部材に装着し、案内部材が所定のチェーン巻回案内位置に位置するセット姿勢と、案内部材が搬送チェーンを弛緩させる位置となる退避姿勢とに支持部材を揺動移動可能に構成し、揺動自在な操作レバーに備えたカムの安定カム部を前記支持部材に備えた受け部に接当させることで、支持部材を前記セット姿勢に安定保持するよう構成してあることを特徴とするコンバインの穀稈搬送構造。
  2. 複数の前記合流搬送装置の内の一方を、他方の合流搬送装置における搬送径路の中間に向けて穀稈を合流搬送するよう配置し、一方の前記合流搬送装置の搬送終端部において前記搬送チェーンを巻回案内する前記案内部材を、姿勢変更可能な前記支持部材に装着してある請求項1記載のコンバインの穀稈搬送構造。
  3. 前記支持部材が前記セット姿勢に保持される状態に前記操作レバーを固定するレバーロック機構を備えてある請求項1又は2記載のコンバインの穀稈搬送構造。
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