JP7068367B2 - テールパイプ - Google Patents

テールパイプ Download PDF

Info

Publication number
JP7068367B2
JP7068367B2 JP2020045451A JP2020045451A JP7068367B2 JP 7068367 B2 JP7068367 B2 JP 7068367B2 JP 2020045451 A JP2020045451 A JP 2020045451A JP 2020045451 A JP2020045451 A JP 2020045451A JP 7068367 B2 JP7068367 B2 JP 7068367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outlet
axis
curved
downstream side
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020045451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021148002A (ja
Inventor
恒志 東野
大雅 田口
和真 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Industrial Co Ltd filed Critical Futaba Industrial Co Ltd
Priority to JP2020045451A priority Critical patent/JP7068367B2/ja
Priority to DE102021101791.2A priority patent/DE102021101791A1/de
Priority to CN202110279575.1A priority patent/CN113404580A/zh
Publication of JP2021148002A publication Critical patent/JP2021148002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7068367B2 publication Critical patent/JP7068367B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/08Other arrangements or adaptations of exhaust conduits
    • F01N13/082Other arrangements or adaptations of exhaust conduits of tailpipe, e.g. with means for mixing air with exhaust for exhaust cooling, dilution or evacuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2470/00Structure or shape of gas passages, pipes or tubes
    • F01N2470/20Dimensional characteristics of tubes, e.g. length, diameter

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

本開示は、車両のテールパイプに関する。
湾曲部を有するテールパイプにおいて、湾曲部の下流側の端部から直線状に延びる出口部に拡径部を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1)。このような技術によれば、出口部における排気の流れが均一化するよう促され、騒音が抑制される。
特開2000-248934号公報
ここで、湾曲部の外側部分の周辺を流下する排気は、湾曲部の内側部分の周辺を流下する排気よりも流速が速い。このため、拡径部における湾曲部の外側部分の下流側に位置する部分では、拡径部の傾斜が大きいと、排気の流下経路と拡径部の壁面との間の距離が大きくなる現象(以後、剥離)が生じる恐れがある。なお、換言すれば、剥離とは、排気の流れが管径表面から剥がれる現象である。そして、剥離により拡径部の壁面の近傍で渦が発生して気流音が生じ、排気による騒音を十分に抑制できなくなる恐れがある。
本開示の一態様においては、排気による騒音をより好適に低減するのが望ましい。
本開示の一態様は、車両の排気流路の出口を含む部分を構成するテールパイプであって、出口部と、内側部と、外側部とを備える。出口部は、排気流路における湾曲区間を形成する湾曲部の下流側に隣接して設けられ、直線状の軸線に沿って出口まで延びるパイプ状の部分である。内側部は、出口部に含まれる部分であって、湾曲部の内側部分の下流側に位置する内側開始位置から、軸線に沿って内側終了位置まで下流側に延びる。外側部は、出口部に含まれる部分であって、湾曲部の外側部分の下流側に位置する外側開始位置から、軸線に沿って外側終了位置まで下流側に延びる。軸線は、出口部の入口の中心を通過する。そして、内側部及び外側部は、下流側に向かうに従い、軸線との間の距離である軸線距離が増加し、内側部における軸線距離の増加率は、外側部における軸線距離の増加率よりも高い。
上記構成によれば、内側部及び外側部により、出口部の内部空間が下流側に向かうに従い拡大される。このため、湾曲部の通過により流速が増した排気の流速を、出口部にて好適に低減できる。これにより、出口から流出した排気により渦が生成されるのを抑制でき、気流音が低減される。
また、内側部の軸線距離の増加率は、外側部の軸線距離の増加率よりも高いため、出口部の内部空間では、内側部の周辺の領域(以後、内側領域)は、外側部の周辺の領域(以後、外側領域)に比べ、より拡大される。このため、湾曲部を通過した排気は、排気の流れが緩やかであるため剥離が生じ難くなっている内側領域に向かうよう促される。その結果、排気の流れが外側領域に偏るのを抑制でき、外側領域における排気の流速が低減され、排気の流れがより均一になるように促される。これにより、乱流の発生が抑制され、気流音が低減される。
さらに、外側領域での排気の流速の低減に加え、外側部の軸線距離の増加率は内側部の軸線距離の増加率よりも小さいため、外側部は、下流側に向かうに従い緩やかに軸線から離間する。このため、外側領域を流下する排気が出口部の壁面から剥離するのを抑制でき、その結果、外側領域における出口部の壁面の付近で渦の発生が抑制され、気流音を低減できる。
したがって、排気による騒音をより好適に低減できる。
また、本開示の一態様は、車両の排気流路の出口を含む部分を構成するテールパイプであって、出口部と、内側部と、外側部とを備える。出口部は、排気流路における湾曲区間を形成する湾曲部の下流側に隣接して設けられ、直線状の軸線に沿って出口まで延びるパイプ状の部分である。内側部は、出口部に含まれる部分であって、湾曲部の内側部分の下流側に位置する内側開始位置から、軸線に沿って内側終了位置まで下流側に延びる。外側部は、出口部に含まれる部分であって、湾曲部の外側部分の下流側に位置する外側開始位置から、軸線に沿って外側終了位置まで下流側に延びる。軸線は、出口部の入口の中心を通過する。そして、内側部は、下流側に向かうに従い、軸線との間の距離である軸線距離が増加する。また、外側開始位置は、入口側の端部に位置し、外側終了位置は、出口側の端部に位置する。また、外側部は、軸線距離を略一定に保ちながら下流側に延びる。
上記構成によれば、内側部により、出口部の内部空間が下流側に向かうに従い拡大される。このため、湾曲部の通過により流速が増した排気の流速を、出口部にて好適に低減できる。これにより、出口から流出した排気により渦が生成されるのを抑制でき、気流音が低減される。
また、外側部は軸線距離を略一定に保ちながら延びているため、出口部の内部空間では、内側部の周辺の内側領域は、外側部の周辺の外側領域に比べ、より拡大される。このため、湾曲部を通過した排気は、排気の流れが緩やかであるため剥離が生じ難くなっている内側領域に向かうよう促される。その結果、排気の流れが外側領域に偏るのを抑制でき、外側領域における排気の流速が低減され、排気の流れがより均一になるように促される。これにより、乱流の発生が抑制され、気流音が低減される。
さらに、外側領域での排気の流速の低減に加え、外側部の軸線距離は略一定に保たれる。このため、外側領域を流下する排気が出口部の壁面から剥離するのを抑制でき、その結果、外側領域における出口部の壁面の付近で渦の発生が抑制され、気流音を低減できる。
したがって、排気による騒音をより好適に低減できる。
なお、内側終了位置及び外側終了位置は、出口側の端部に位置しても良い。
上記構成によれば、出口部における出口に至るまでの部分で、内側部と外側部とにより内部空間が拡大される。このため、湾曲部の通過により流速が増した排気の流速を出口部にてより低減でき、より一層、気流音が低減される。
また、出口部の内部空間における出口に至るまでの部分で、内側部の周辺の内側領域は、外側部の周辺の外側領域に比べ、より拡大される。このため、湾曲部を通過した排気は、より一層、内側領域に向かうよう促される。その結果、排気の流れが外側領域に偏るのをより抑制できる。これにより、より一層、乱流の発生が抑制され、気流音が低減される。
また、外側部は、出口に至るまで、下流側に向かうに従い緩やかに軸線から離間する。このため、外側領域を流下する排気が出口部の壁面から剥離するのをより良好に抑制でき、その結果、気流音をより一層低減できる。
また、外側終了位置は、出口側の端部に位置し、内側終了位置は、出口の上流側の位置であっても良い。そして、テールパイプは、出口部に含まれる部分であって、軸線距離を略一定に保ちながら、内側終了位置から出口側の端部まで延びる部分である下流側内側部をさらに備えても良い。
上記構成によれば、出口部における出口に至るまでの部分で、外側部により内部空間が拡大される。このため、湾曲部の通過により流速が増した排気の流速を出口部にてより低減でき、より一層、気流音が低減される。
また、外側部は、出口に至るまで、下流側に向かうに従い緩やかに軸線から離間する。このため、外側領域を流下する排気が出口部の壁面から剥離するのをより良好に抑制でき、その結果、気流音をより一層低減できる。
また、内側部の下流側における出口を含む部分には、軸線との距離が略一定に保たれた下流側内側部が形成されている。このため、出口部の成形加工が容易になる。
また、内側終了位置及び外側終了位置は、出口の上流側の位置であっても良い。また、テールパイプは、下流側内側部と下流側外側部とをさらに備えても良い。下流側内側部は、出口部に含まれる部分であって、軸線距離を略一定に保ちながら、内側終了位置から出口側の端部まで延びても良い。また、下流側外側部は、出口部に含まれる部分であって、軸線距離を略一定に保ちながら、外側終了位置から出口側の端部まで延びても良い。
上記構成によれば、内側部の下流側における出口を含む部分と、外側部の下流側における出口を含む部分とには、それぞれ、軸線との距離が略一定に保たれた下流側内側部、下流側外側部が形成されている。このため、出口部の成形加工が容易になる。
また、軸線に直交する平面を、基準直交面としても良い。そして、出口の少なくとも一部は、内側部に接近するに従い上流側に向かうよう、基準直交面に対して傾斜しても良い。
上記構成によれば、出口における傾斜により、出口部の内部空間における内側部の周辺の内側領域を流下する排気は、より早期に出口から外部に流出する。このため、出口部の内部空間では、排気が内側領域に向かうよう促すことができ、排気の流れが外側領域に偏るのが抑制される。その結果、乱流及び/又は剥離の発生を抑制でき、気流音が低減される。
また、出口部における出口側の端部は、出口の外側又は内側に向かって湾曲していても良い。
上記構成によれば、テールパイプの出口との接触によりけが等が生じるのを抑制できる。
また、本開示の一態様は、車両の排気流路の出口を含む部分を構成するテールパイプであって、湾曲部と、出口部と、内側部と、外側部と、を備える。湾曲部は、記排気流路における湾曲区間を形成する。出口部は、湾曲部の下流側に隣接して設けられ、軸線に沿って出口まで延びるパイプ状の部分である。内側部は、湾曲部の内側部分の途中または湾曲部の下流側に位置する内側開始位置から、軸線に沿って内側終了位置まで下流側に延びる部分である。外側部は、湾曲部の外側部分の途中または湾曲部の下流側に位置する外側開始位置から、軸線に沿って外側終了位置まで下流側に延びる部分である。また、軸線は、出口部の入口の中心を通過する。そして、内側部及び外側部は、下流側に向かうに従い、軸線との間の距離である軸線距離が増加する。また、内側部における軸線距離の増加率は、外側部における軸線距離の増加率よりも高い。
上記構成によれば、内側部及び外側部により、出口部の内部空間が下流側に向かうに従い拡大される。これにより、出口から流出した排気により渦が生成されるのを抑制でき、気流音が低減される。また、内側部の軸線距離の増加率は、外側部の軸線距離の増加率よりも高いため、排気の流れが外側領域に偏るのを抑制できる。これにより、乱流の発生が抑制され、気流音が低減される。さらに、外側部の軸線距離の増加率は内側部の軸線距離の増加率よりも小さいため、外側領域を流下する排気が出口部の壁面から剥離するのを抑制でき、その結果、外側領域における出口部の壁面の付近で渦の発生が抑制され、気流音を低減できる。したがって、排気による騒音をより好適に低減できる。
また、本開示の一態様は、車両の排気流路の出口を含む部分を構成するテールパイプであって、湾曲部と、出口部と、内側部と、外側部とを備える。湾曲部は、排気流路における湾曲区間を形成する。出口部は、湾曲部の下流側に隣接して設けられ、軸線に沿って出口まで延びるパイプ状の部分である。内側部は、湾曲部の内側部分の途中または湾曲部の下流側に位置する内側開始位置から、軸線に沿って内側終了位置まで下流側に延びる部分である。外側部は、湾曲部の外側部分の途中または湾曲部の下流側に位置する外側開始位置から、軸線に沿って外側終了位置まで下流側に延びる部分である。また、軸線は、出口部の入口の中心を通過する。そして、内側部は、下流側に向かうに従い、軸線との間の距離である軸線距離が増加する。また、外側開始位置は、湾曲部の内側部分の途中又は出口部の入口側の端部に位置し、外側終了位置は、出口側の端部に位置する。また、外側部は、軸線距離を略一定に保ちながら下流側に延びる。
上記構成によれば、内側部により、出口部の内部空間が下流側に向かうに従い拡大される。これにより、出口から流出した排気により渦が生成されるのを抑制でき、気流音が低減される。また、外側部は軸線距離を略一定に保ちながら延びているため、排気の流れが外側領域に偏るのを抑制できる。これにより、乱流の発生が抑制され、気流音が低減される。さらに、外側部の軸線距離は略一定に保たれるため、外側領域を流下する排気が出口部の壁面から剥離するのを抑制でき、その結果、外側領域における出口部の壁面の付近で渦の発生が抑制され、気流音を低減できる。したがって、排気による騒音をより好適に低減できる。
第1実施形態のテールパイプの基準平面に沿った断面図である。 図1のII-II断面図である。 図1のIII-III断面図である。 第2実施形態のテールパイプの基準平面に沿った断面図である。 図4のV-V断面図である。 図4のVI-VI断面図である。 第3実施形態のテールパイプの基準平面に沿った断面図である。 図7のVIII-VIII断面図である。 図7のIX-IX断面図である。 第4実施形態のテールパイプの基準平面に沿った断面図である。 第5実施形態のテールパイプの基準平面に沿った断面図である。 第6実施形態のテールパイプの基準平面に沿った断面図である。 図12のXIII-XIII断面図である。 図12のXIV-XIV断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
[1.全体の構成]
第1実施形態の湾曲したテールパイプ1は、車両のエンジンから延びる排気流路における、排気の出口を含む部分を構成する(図1~3参照)。テールパイプ1の入口10は、マフラや排気管等に接続されており、入口10からテールパイプ1に流入した排気は、出口11を介して車両の外部に放出される。テールパイプ1は、基準平面13に含まれる湾曲した中心線12に沿って延びており、湾曲部2と、出口部3とを備える。
湾曲部2は、排気流路の湾曲区間を形成するパイプ状の部分である。本実施形態では、一例として、湾曲部2は、入口に直交する軸線と出口に直交する軸線との角度が略90°となるよう湾曲している。しかし、これに限らず、これらの軸線の角度は、90°以外であっても良い。また、これらの軸線が屈曲するように交差するパイプ状の部位は、湾曲部に該当し得る。湾曲部2における中心線12に直交する断面は、一例として略円形である。以後、湾曲部2において、排気流路における内側の領域と外部とを隔てる部分を、内側部分20とし、排気流路における外側の領域と外部とを隔てる部分を、外側部分21とする。換言すれば、内側部分20は、湾曲部2における基準平面13との交差部分のうち、内側に位置する部分を含み、外側部分20は、該交差部分のうち、外側に位置する部分を含む。
出口部3は、湾曲部2の下流側に隣接して設けられ、軸線31に沿って出口11まで延びるパイプ状の部分である。なお、軸線31とは、中心線12に含まれ、出口部3における上流側の開口である入口30の中心を通過し、下流側に直線状に延びる。また、入口30は、一例として略円形であり、湾曲部2における下流側の開口に接続される。また、出口11は、一例として略円形である。
[2.出口部]
出口部3は、当該出口部3の側壁32に含まれる内側部4と外側部5とを備える。
内側部4は、湾曲部2の内側部分20の下流側にある内側開始位置40から、軸線31に沿って内側終了位置41まで下流側に延び、下流側に向かうに従い軸線31から離間する。このため、内側部4は、下流側に向かうに従い、出口部3における軸線31に直交する断面の面積(以後、出口部断面積)を拡大する。第1実施形態では、一例として、内側開始位置40は、出口部3の入口30側の端部に位置し、内側終了位置41は、テールパイプ1の出口11側の端部に位置する(図1参照)。なお、内側開始位置40及び内側終了位置41は、内側部4において最も内側に位置する。
外側部5は、湾曲部2の外側部分21の下流側にある外側開始位置50から、軸線31に沿って外側終了位置51まで下流側に延び、下流側に向かうに従い軸線31から離間する。このため、外側部5もまた、下流側に向かうに従い出口部断面積を拡大する。第1実施形態では、一例として、外側開始位置50は、出口部3の入口30側の端部に位置し、外側終了位置51は、テールパイプ1の出口11側の端部に位置する。なお、外側開始位置50及び外側終了位置51は、外側部5において最も外側に位置する。
つまり、内側部4は、出口部3における基準平面13との交差部分のうち、湾曲部2の内側部分20に繋がる部分を含み、外側部5は、該交差部分のうち、湾曲部2の外側部分21に繋がる部分を含む。また、内側部4及び外側部5は、略全域にわたって軸線31を挟んで出口部3の幅方向に対面する。また、内側開始位置40及び外側開始位置50が対面する方向と、内側終了位置41及び外側終了位置51が対面する方向とは、それぞれ、出口部3の幅方向と略一致する。なお、幅方向とは、出口部3により形成される排気流路の幅の方向であり、軸線31に略直交する方向である。
具体的には、内側部4における軸線31に直交する断面(以後、直交断面)は、一例として、およそ45°程度にわたって、基準平面13を中心に略線対称となるように略円弧状に広がる(図2、3参照)。また、外側部5の直交断面は、一例として、およそ180°程度にわたって、基準平面13を中心に略線対称となるように略円弧状に広がる。
また、内側部4の軸線31を含む断面(以後、軸線断面)は、軸線31に対し角度β°の傾斜を有しながら略直線状に延びる(図1参照)。また、外側部5の軸線断面は、軸線31に対し角度α°の傾斜を有しながら略直線状に延びる。そして、内側部4の角度β°は、外側部5の角度α°よりも大きい。
ここで、出口部3の側壁32におけるいずれかの部分と軸線31との間の最短距離を、軸線距離とする。また、内側開始位置40、内側終了位置41での内側部4の軸線距離を、それぞれ、第1、第2軸線距離42、43とする。また、外側開始位置50、外側終了位置51での外側部5の軸線距離を、それぞれ、第3、第4軸線距離52、53とする。なお、内側部4における内側開始位置40又は内側終了位置41にある部分や、外側部5における外側開始位置50又は外側終了位置51にある部分が、一定の広がりを有している場合が想定される。さらに、例えば、該部分が凹凸を有している場合のように、該部分における軸線距離が一定でない場合が想定される。このような場合には、例えば、該部分と軸線31との間の最短距離の平均値や最小値を、第1~第4軸線距離としても良い。
そして、第2軸線距離43から第1軸線距離42を減算した値を内側差分とし、第4軸線距離53から第3軸線距離52を減算した値を外側差分とする。また、内側開始位置40から内側終了位置41までの軸線31に沿った長さを、内側部距離とする。また、外側開始位置50から外側終了位置51までの軸線31に沿った長さを、外側部距離とする。
内側差分は、外側差分よりも大きい。また、内側差分を内側部距離で除算した値(以後、内側増加率)は、外側差分を外側部距離で除算した値(以後、外側増加率)よりも大きい。つまり、内側部4及び外側部5は、下流側に向かうに従い軸線距離が増加する。そして、内側部4及び外側部5の全域にわたって、内側部4の軸線距離の増加率は、外側部5における軸線距離の増加率よりも高い。このため、内側部4が下流側に向かうに従い出口部断面積を拡大させる割合は、外側部5における該割合よりも大きい。
[第2実施形態]
第2実施形態のテールパイプ1は、出口部3の構成が第1実施形態と相違し、他の部分は第1実施形態と同様の構成を有する。以下では、第2実施形態のテールパイプ1における第1実施形態との相違点について説明する。
出口部3は、内側部6及び下流側内側部33と、第1実施形態と同様の外側部5とを備える(図4~6参照)。なお、外側部5、内側部6、及び、下流側内側部33は、出口部3の側壁32に含まれる。
内側部6は、第1実施形態と同様にして内側開始位置60から内側終了位置61まで下流側に延び、下流側に向かうに従い軸線31から離間する。第2実施形態では、一例として、内側開始位置60は、出口部3の入口30側の端部に位置し、内側終了位置61は、テールパイプ1の出口11の上流側に位置する。より詳しくは、内側終了位置61は、一例として、出口部3の流下方向の中央よりも上流側に位置する。
そして、内側部6は、軸線31を挟んで出口部3の幅方向に外側部5と対面する。また、内側開始位置60及び外側開始位置50が対面する方向は、出口部3の幅方向と略一致する。また、内側終了位置61は、外側終了位置51よりも上流側に位置する。
また、内側部6の直交断面は、一例として、第1実施形態と同様、およそ45°程度にわたって、基準平面13を中心に略線対称となるように略円弧状に広がる(図5参照)。また、内側部6の軸線断面は、第1実施形態と同様、軸線31に対しβ°の傾斜を有しながら略直線状に延びる(図4参照)。そして、内側部4の角度β°は、外側部5の角度α°よりも大きい。
また、第1実施形態と同様にして、内側部6及び外側部5の軸線断面において、第1~第4軸線距離62、63、52、53が定められる。そして、第1実施形態と同様にして、第1~第4軸線距離62、63、52、53に基づき、内側差分、外側差分、内側増加率、及び、外側増加率が算出される。第2実施形態においても、内側差分は外側差分よりも大きく、内側増加率は外側増加率よりも大きい。つまり、第2実施形態においても、内側部6及び外側部5は、下流側に向かうに従い軸線距離が増加する。そして、内側部6及び外側部5の全域にわたって、内側部6の軸線距離の増加率は、外側部5における軸線距離の増加率よりも高い。
一方、下流側内側部33は、内側終了位置61から、テールパイプ1の出口11側の端部まで、軸線距離を略一定に保ちながら軸線31に沿って延びる。つまり、下流側内側部33は、下流側に向かうに従い軸線31に対し離間及び接近することなく、内側終了位置61から出口11側の端部まで延びる。具体的には、下流側内側部33の直交断面は、一例として、およそ45°程度の範囲にわたって、基準平面13を中心に略線対称となるように略円弧状に広がる(図6参照)。そして、下流側内側部33の軸線断面は、軸線31に略平行に略直線状に延びる(図4参照)。
[第3実施形態]
第3実施形態のテールパイプ1は、出口部3の構成が第1実施形態と相違し、他の部分は第1実施形態と同様の構成を有する。以下では、第3実施形態のテールパイプ1における第1実施形態との相違点について説明する。
出口部3は、第2実施形態と同様の内側部6及び下流側内側部33と、外側部7及び下流側外側部34とを備える(図7~9参照)。なお、外側部7、内側部6、下流側内側部33、及び、下流側外側部34は、出口部3の側壁32に含まれる。
外側部7は、第1実施形態と同様にして外側開始位置70から外側終了位置71まで下流側に延び、下流側に向かうに従い軸線31から離間する。第3実施形態では、一例として、外側開始位置70は、出口部3の入口30側の端部に位置し、外側終了位置71は、テールパイプ1の出口11の上流側に位置する。より詳しくは、外側終了位置71は、一例として、出口部3の流下方向の中央よりも上流側に位置する。
そして、内側部6及び外側部7は、略全域にわたって、軸線31を挟んで出口部3の幅方向に対面する。また、内側開始位置60及び外側開始位置70が対面する方向と、内側終了位置61及び外側終了位置71が対面する方向とは、それぞれ、出口部3の幅方向と略一致する。
また、外側部7の直交断面は、一例として、第1実施形態と同様、およそ180°程度にわたって、基準平面13を中心に略線対称となるように略円弧状に広がる(図8参照)。また、外側部7の軸線断面は、第1実施形態と同様、軸線31に対し角度β°の傾斜を有しながら略直線状に延びる(図7参照)。そして、内側部6の角度β°は、外側部7の角度α°よりも大きい。
また、第1実施形態と同様にして、内側部6及び外側部7の軸線断面において、第1~第4軸線距離62、63、72、73が定められる。そして、第1実施形態と同様にして、第1~第4軸線距離62、63、72、73に基づき、内側差分、外側差分、内側増加率、及び、外側増加率が算出される。第3実施形態においても、内側差分は外側差分よりも大きく、内側増加率は外側増加率よりも大きい。つまり、第3実施形態においても、内側部6及び外側部7は、下流側に向かうに従い軸線距離が増加する。そして、内側部6及び外側部7の全域にわたって、内側部6の軸線距離の増加率は、外側部7における軸線距離の増加率よりも高い。
一方、下流側外側部34は、外側終了位置71から、テールパイプ1の出口11側の端部まで、軸線距離を略一定に保ちながら軸線31に沿って延びる。つまり、下流側外側部34は、下流側に向かうに従い軸線31に対し離間及び接近することなく、外側終了位置71から出口11側の端部まで延びる。具体的には、下流側外側部34の直交断面は、一例として、およそ180°程度の範囲にわたって、基準平面13を中心に略線対称となるように略円弧状に広がる(図9参照)。そして、下流側外側部34の軸線断面は、軸線31に略平行に略直線状に延びる(図7参照)。
[第4実施形態]
第4実施形態のテールパイプ1は、出口14の構成が第1実施形態と相違し、他の部分は第1実施形態と同様の構成を有する(図10参照)。以下では、第4実施形態のテールパイプ1における第1実施形態との相違点について説明する。
第4実施形態のテールパイプ1の出口部3は、第1実施形態と同様の内側部4及び外側部5を備える。そして、出口14は、略平面状に広がっており、その全域が、内側部4に接近するに従い上流側に向かうように、基準直交面15に対し傾斜する。なお、基準直交面15とは、軸線31に直交する平面である。
無論、これに限らず、出口14の一部の領域が、内側部4に接近するに従い上流側に向かうように基準直交面15に対し傾斜していても良い。また、第2、第3実施形態や、後述する第5、第6実施形態においても、テールパイプ1の出口が第4実施形態と同様に構成されていても良い。
[第5実施形態]
第5実施形態のテールパイプ1は、出口11側の端部の構成が第1実施形態と相違し、他の部分は第1実施形態と同様の構成を有する(図11参照)。以下では、第5実施形態のテールパイプ1における第1実施形態との相違点について説明する。
第5実施形態のテールパイプ1の出口部3は、第1実施形態と同様の内側部4及び外側部5を備える。そして、出口11を囲む縁部には、その全周にわたってカーリング16が形成されている。すなわち、出口11の縁部は、出口11の外側に向かってC状に湾曲しており、該湾曲によりパイプ状のカーリング16が形成される。
なお、カーリング16がパイプ状にならない程度に、出口11の縁部を浅く湾曲させることで、カーリング16が形成されても良い。また、第2~第4実施形態や、後述する第6実施形態においても、テールパイプ1の出口11、14の縁部に、第5実施形態と同様のカーリング16が形成されていても良い。また、例えば、出口11の縁部を内側に向かって湾曲させることで、カーリングが形成されても良い。この場合、出口11の縁部を拡径させつつ内側に湾曲するカーリングを形成し、出口部3により形成される排気流路が出口11の周辺で狭くならないようにするのが好適である。
[第6実施形態]
第6実施形態のテールパイプ1は、出口部3の構成が第1実施形態と相違し、他の部分は第1実施形態と同様の構成を有する。以下では、第6実施形態のテールパイプ1における第1実施形態との相違点について説明する。
出口部3は、外側部8と、第1実施形態と同様の内側部4とを備える(図12~14参照)。なお、内側部4及び外側部8は、出口部3の側壁32に含まれる。
外側部8は、外側開始位置80から外側終了位置81まで、軸線距離を略一定に保ちながら下流側に延びる。つまり、外側部8は、下流側に向かうに従い軸線31に対し離間及び接近することなく、外側開始位置80から外側終了位置81まで延びる(図12参照)。第6実施形態では、一例として、外側開始位置80は、出口部3の入口30側の端部に位置し、外側終了位置81は、テールパイプ1の出口11側の端部に位置する。
そして、内側部4及び外側部8は、略全域にわたって、軸線31を挟んで出口部3の幅方向に対面する。また、内側開始位置40及び外側開始位置80が対面する方向と、内側終了位置41及び外側終了位置81が対面する方向とは、それぞれ、出口部3の幅方向と略一致する。
また、外側部8の直交断面は、一例として、およそ180°程度の範囲にわたって、基準平面13を中心に略線対称となるように略円弧状に広がる(図13、14参照)。また、外側部8の軸線断面は、軸線31に略平行に略直線状に延びる(図12参照)。
また、第1実施形態と同様にして、内側部4及び外側部8の軸線断面において、第1~第4軸線距離42、43、82、83が定められる。そして、第1実施形態と同様にして、第1~第4軸線距離42、43、82、83に基づき、内側差分、外側差分、内側増加率、及び、外側増加率が算出される。
第6実施形態では、外側部8は、軸線距離を略一定に保ちながら下流側に延びるため、外側部8の軸線31に対する角度α°は0である。一方、内側部4は、下流側に向かうに従い軸線距離が増加する。このため、内側部4の軸線31に対する角度β°は、外側部8の軸線31に対する角度α°よりも大きい。また、外側差分及び外側増加率は、0と略一致する。したがって、第6実施形態においても、内側差分は外側差分よりも大きく、内側増加率は外側増加率よりも大きい。そして、内側部6及び外側部7の全域にわたって、内側部6の軸線距離の増加率は、外側部7における軸線距離の増加率よりも高い。
なお、第2~第5実施形態のテールパイプ1に、第6実施形態の外側部8を設けても良い。
[効果]
(1)第1実施形態によれば、出口部3における出口11に至るまでの部分で、内側部4及び外側部5により、出口部3の内部空間が下流側に向かうに従い拡大される。このため、湾曲部2の通過により流速が増した排気の流速を、出口部3にて好適に低減できる。これにより、出口11から流出した排気により渦が生成されるのを抑制でき、気流音が低減される。
また、出口部3における出口11に至るまでの部分で、内側部4の軸線距離の増加率は、外側部5の軸線距離の増加率よりも高い。これにより、出口部3の内部空間では、内側部4の周辺の内側領域は、外側部5の周辺の外側領域に比べ、より拡大される。このため、湾曲部2を通過した排気は、排気の流れが緩やかであるため剥離が生じ難くなっている内側領域に向かうよう促される。その結果、排気の流れが外側領域に偏るのを抑制でき、外側領域における排気の流速が低減され、排気の流れがより均一になるように促される。これにより、乱流の発生が抑制され、気流音が低減される。
さらに、外側領域での排気の流速の低減に加え、出口11に至るまで、外側部5の軸線距離の増加率は内側部4の軸線距離の増加率よりも小さいため、外側部5は、下流側に向かうに従い緩やかに軸線31から離間する。このため、外側領域を流下する排気が出口部3の壁面から剥離するのを抑制でき、その結果、外側領域における出口部3の壁面の付近で渦の発生が抑制され、気流音を低減できる。
したがって、排気による騒音をより好適に低減できる。
(2)また、第2実施形態では、内側部6の下流側における出口11を含む部分には、軸線31との距離が略一定に保たれた下流側内側部33が形成されている。このため、出口部3の成形加工が容易になる。
(3)また、第3実施形態では、内側部6の下流側における出口11を含む部分と、外側部7の下流側における出口11を含む部分とには、それぞれ、軸線31との距離が略一定に保たれた下流側内側部33、下流側外側部34が形成されている。このため、出口部3の成形加工が容易になる。
(4)また、第4実施形態では、出口14が傾斜を有しているため、出口部3の内部空間における内側部4の周辺の内側領域を流下する排気は、より早期に出口14から外部に流出する。このため、出口部3の内部空間では、排気が内側領域に向かうよう促すことができ、排気の流れが外側領域に偏るのが抑制される。その結果、乱流及び/又は剥離の発生を抑制でき、気流音が低減される。
(5)また、第5実施形態では、出口11の縁部のカーリング16により、出口11を通過した排気が拡散するように促される。このため、出口11から流出した排気により渦が生成されるのを抑制でき、気流音が低減される。また、テールパイプ1の出口11との接触によりけが等が生じるのを抑制できる。
したがって、排気による騒音をより好適に低減できる。
(6)また、第6実施形態によれば、出口部3における出口11に至るまでの部分で、内側部4により、出口部3の内部空間が下流側に向かうに従い拡大される。このため、出口部3にて排気の流速を好適に低減でき、気流音が低減される。
また、外側部8は軸線距離を略一定に保ちながら延びているため、出口部3の内部空間では、内側部4の周辺の内側領域は、外側部8の周辺の外側領域に比べ、より拡大される。このため、湾曲部2を通過した排気は内側領域に向かうよう促され、その結果、排気の流れが外側領域に偏るのを抑制でき、排気の流れがより均一になるように促される。これにより、乱流の発生が抑制され、気流音が低減される。
さらに、外側部8の軸線距離は略一定に保たれるため、外側領域を流下する排気が出口部の壁面から剥離するのを抑制でき、気流音を低減できる。
したがって、排気による騒音をより好適に低減できる。
[他の実施形態]
(1)第1~第6実施形態における出口部3により、テールパイプを構成しても良い。つまり、第1~第6実施形態のテールパイプ1を、湾曲部2を含まない構成としても良い。このようなテールパイプを車両の排気流路における湾曲区間の下流側に接続することで、同様の効果が得られる。
(2)第1~第6実施形態では、内側部4、6及び外側部5、7は、軸線断面において直線状に延びており、略一定の角度で軸線31に対し傾斜する。しかしながら、内側部4、6及び外側部5、7の軸線断面の形状は、これに限定されない。具体的には、内側部4、6及び外側部5、7の軸線断面は、例えば、曲線状に延びていても良いし、軸線31に対する角度が異なる複数の直線状の区間を有していても良い。このような構成を有する場合であっても、内側部及び外側部の全域にわたって、内側部の軸線距離の増加率を、外側部の軸線距離の増加率よりも高くすることで、同様の効果が得られる。
なお、湾曲部の下流端部には、直線状に延びる排気流路を形成するストレート部が設けられていても良い。
(3)第1~第6実施形態における出口部3では、内側開始位置及び外側開始位置は、出口部3の入口30側の端部に位置し、出口部3の幅方向に対面している。しかしながら、内側開始位置及び/又は外側開始位置は、出口部3の入口30の下流側に設けられていても良い。また、内側開始位置は外側開始位置よりも下流側に位置していても良いし、反対に、外側開始位置は内側開始位置よりも下流側に位置していても良い。
(4)第1~第6実施形態において、内側開始位置及び外側開始位置は、湾曲部2に位置していても良い。つまり、内側部及び外側部は、湾曲部2と出口部3とに跨って設けられていても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
(5)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
1…テールパイプ、11、14…出口、12…中心線、13…基準平面、16…カーリング、2…湾曲部、20…内側部分、21…外側部分、3…出口部、30…入口、31…軸線、33…下流側内側部、34…下流側外側部、4、6…内側部、40、60…内側開始位置、41、61…内側終了位置、42、62…第1距離、43、63…第2距離、5、7、8…外側部、50、70、80…外側開始位置、51、71、81…外側終了位置、52、72、82…第3距離、53、73、83…第4距離。

Claims (5)

  1. 車両の排気流路の出口を含む部分を構成するテールパイプであって、
    前記排気流路における湾曲区間を形成する湾曲部の下流側に隣接して設けられ、直線状の軸線に沿って前記出口まで延びるパイプ状の部分である出口部と、
    前記出口部に含まれる部分であって、前記湾曲部の内側部分の前記下流側に位置する内側開始位置から、前記軸線に沿って内側終了位置まで前記下流側に延びる部分である内側部と、
    前記出口部に含まれる部分であって、前記湾曲部の外側部分の前記下流側に位置する外側開始位置から、前記軸線に沿って外側終了位置まで前記下流側に延びる部分である外側部と、を備え、
    前記軸線は、前記出口部の入口の中心を通過し、
    前記内側部及び前記外側部は、前記下流側に向かうに従い、前記軸線との間の距離である軸線距離が増加し、
    前記内側部における前記軸線距離の増加率は、前記外側部における前記軸線距離の増加率よりも高く、
    前記外側終了位置は、前記出口側の端部に位置し、
    前記内側終了位置は、前記出口の上流側の位置であり、
    前記出口部に含まれる部分であって、前記軸線距離を略一定に保ちながら、前記内側終了位置から前記出口側の端部まで延びる部分である下流側内側部をさらに備える
    テールパイプ。
  2. 車両の排気流路の出口を含む部分を構成するテールパイプであって、
    前記排気流路における湾曲区間を形成する湾曲部の下流側に隣接して設けられ、直線状の軸線に沿って前記出口まで延びるパイプ状の部分である出口部と、
    前記出口部に含まれる部分であって、前記湾曲部の内側部分の前記下流側に位置する内側開始位置から、前記軸線に沿って内側終了位置まで前記下流側に延びる部分である内側部と、
    前記出口部に含まれる部分であって、前記湾曲部の外側部分の前記下流側に位置する外側開始位置から、前記軸線に沿って外側終了位置まで前記下流側に延びる部分である外側部と、を備え、
    前記軸線は、前記出口部の入口の中心を通過し、
    前記内側部は、前記下流側に向かうに従い、前記軸線との間の距離である軸線距離が増加し、
    前記外側開始位置は、前記入口側の端部に位置し、
    前記外側終了位置は、前記出口側の端部に位置し、
    前記外側部は、前記軸線距離を略一定に保ちながら前記下流側に延び
    前記内側終了位置は、前記出口の上流側の位置であり、
    前記出口部に含まれる部分であって、前記軸線距離を略一定に保ちながら、前記内側終了位置から前記出口側の端部まで延びる部分である下流側内側部をさらに備える
    テールパイプ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたテールパイプであって、
    前記軸線に直交する平面を、基準直交面とし、
    前記出口の少なくとも一部は、前記内側部に接近するに従い上流側に向かうよう、前記基準直交面に対して傾斜する
    テールパイプ。
  4. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載されたテールパイプであって、
    前記出口部における前記出口側の端部は、前記出口の外側又は内側に向かって湾曲している
    テールパイプ。
  5. 車両の排気流路の出口を含む部分を構成するテールパイプであって、
    前記排気流路における湾曲区間を形成する湾曲部と、
    前記湾曲部の下流側に隣接して設けられ、軸線に沿って前記出口まで延びるパイプ状の部分である出口部と、
    前記湾曲部の内側部分の途中または前記湾曲部の前記下流側に位置する内側開始位置から、前記軸線に沿って内側終了位置まで前記下流側に延びる部分である内側部と、
    前記湾曲部の外側部分の途中または前記湾曲部の前記下流側に位置する外側開始位置から、前記軸線に沿って外側終了位置まで前記下流側に延びる部分である外側部と、を備え、
    前記軸線は、前記出口部の入口の中心を通過し、
    前記内側部及び前記外側部は、前記下流側に向かうに従い、前記軸線との間の距離である軸線距離が増加し、
    前記内側部における前記軸線距離の増加率は、前記外側部における前記軸線距離の増加率よりも高く、
    前記外側終了位置は、前記出口側の端部に位置し、
    前記内側終了位置は、前記出口の上流側の位置であり、
    前記出口部に含まれる部分であって、前記軸線距離を略一定に保ちながら、前記内側終了位置から前記出口側の端部まで延びる部分である下流側内側部をさらに備える
    テールパイプ。
JP2020045451A 2020-03-16 2020-03-16 テールパイプ Active JP7068367B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020045451A JP7068367B2 (ja) 2020-03-16 2020-03-16 テールパイプ
DE102021101791.2A DE102021101791A1 (de) 2020-03-16 2021-01-27 Auspuffrohr
CN202110279575.1A CN113404580A (zh) 2020-03-16 2021-03-16 尾管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020045451A JP7068367B2 (ja) 2020-03-16 2020-03-16 テールパイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021148002A JP2021148002A (ja) 2021-09-27
JP7068367B2 true JP7068367B2 (ja) 2022-05-16

Family

ID=77457658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020045451A Active JP7068367B2 (ja) 2020-03-16 2020-03-16 テールパイプ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7068367B2 (ja)
CN (1) CN113404580A (ja)
DE (1) DE102021101791A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000337126A (ja) 1999-05-31 2000-12-05 Aisin Takaoka Ltd マフラーカッター及びマフラー
JP2002138830A (ja) 2000-11-06 2002-05-17 Honda Motor Co Ltd 排気系におけるフィニッシャー
JP2004116374A (ja) 2002-09-25 2004-04-15 Futaba Industrial Co Ltd マフラの排気管構造及びマフラ
JP2007298037A (ja) 2006-05-04 2007-11-15 Dr Ing H C F Porsche Ag 排気装置
DE102016005852A1 (de) 2016-05-12 2017-02-16 Daimler Ag Abgasrohr zum Führen von Abgas einer Verbrennungskraftmaschine, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
JP2019203442A (ja) 2018-05-23 2019-11-28 いすゞ自動車株式会社 テールパイプおよびこれを備えた車両

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2656038A1 (fr) * 1989-12-20 1991-06-21 Devil Sortie d'echappement a venturi.
JP2000248934A (ja) 1999-02-24 2000-09-12 Yutani Heavy Ind Ltd 建設機械の排気管
JP2005299411A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Honda Motor Co Ltd 車両における排気系フィニッシャーの配置構造
JP2009264159A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp テールパイプ構造
JP6908340B2 (ja) * 2017-05-17 2021-07-28 三菱ロジスネクスト株式会社 作業車両および作業車両の排気浄化装置
CN207073428U (zh) * 2017-07-31 2018-03-06 宁波万晟汽车零部件有限公司 一种排气尾管
JP2019138241A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 日野自動車株式会社 テールパイプ構造
JP2019203441A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 いすゞ自動車株式会社 排気系部品およびこれを備えた車両
CN208669395U (zh) * 2018-07-26 2019-03-29 苏州事达同泰汽车零部件有限公司 一种改良的汽车装饰尾管
CN210003371U (zh) * 2019-03-28 2020-01-31 潍柴动力股份有限公司 防雨管和防雨排气尾管总成

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000337126A (ja) 1999-05-31 2000-12-05 Aisin Takaoka Ltd マフラーカッター及びマフラー
JP2002138830A (ja) 2000-11-06 2002-05-17 Honda Motor Co Ltd 排気系におけるフィニッシャー
JP2004116374A (ja) 2002-09-25 2004-04-15 Futaba Industrial Co Ltd マフラの排気管構造及びマフラ
JP2007298037A (ja) 2006-05-04 2007-11-15 Dr Ing H C F Porsche Ag 排気装置
DE102016005852A1 (de) 2016-05-12 2017-02-16 Daimler Ag Abgasrohr zum Führen von Abgas einer Verbrennungskraftmaschine, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
JP2019203442A (ja) 2018-05-23 2019-11-28 いすゞ自動車株式会社 テールパイプおよびこれを備えた車両

Also Published As

Publication number Publication date
CN113404580A (zh) 2021-09-17
JP2021148002A (ja) 2021-09-27
DE102021101791A1 (de) 2021-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10415519B2 (en) Duct structure
US11841162B2 (en) Pipe bend for an exhaust air duct of a fume extraction hood
JP6306306B2 (ja) 拡散板及びその製造方法
JP7068367B2 (ja) テールパイプ
JP2018525567A (ja) ベンチュリ効果を用いた制限器
JP6700225B2 (ja) 消音器
EP2857650B1 (en) Exhaust pipe
JP2018084158A (ja) 吸気管構造
JP7176887B2 (ja) 空気用ホース
JP4505523B2 (ja) 遠心型圧縮機のアキシャルディフューザ
JP2003049640A (ja) エンジンの排気系構造
JP2019203441A (ja) 排気系部品およびこれを備えた車両
JP6605041B2 (ja) ベンド管及びこれを備える流体機械
JP7227850B2 (ja) 整流構造体
JP2020112092A (ja) エンジン吸気ダクト構造
JP5855495B2 (ja) インテークマニホールド
EP0244335B1 (en) Diffuser
JP2021032275A (ja) 流路構造
CN111795216B (zh) 用于排放***的混流管道
JP6610854B2 (ja) 排気管
JPH0413385Y2 (ja)
JP7433166B2 (ja) 蒸気タービン排気室及び蒸気タービン
JP6826574B2 (ja) 部分送入タービン
JP7159142B2 (ja) 流体流通管
JP5078558B2 (ja) インテークマニホールドおよび内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7068367

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150