JP6950019B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は自動車のドアの窓ガラスを昇降駆動するケーブル式のウインドレギュレータに関する。
自動車のドアに装着される窓ガラスの昇降には、ウインドレギュレータが使用されている。ウインドレギュレータは、窓ガラスを保持するキャリアプレートと、キャリアプレートを案内するガイドレールと、キャリアプレートを昇降するための昇降用ケーブルとを備える。駆動モータがドラムを回転駆動することにより、昇降用ケーブルを巻き取り・繰り出し、それによりキャリアプレートを上昇又は下降させることで窓ガラスを昇降させる。
昇降用ケーブルは、上昇側ケーブルと、下降側ケーブルとを有している。上昇側ケーブルは、ケーブルガイドから下方に延びており、キャリアエンドに係合する上昇側ケーブルエンドを有している。下降側ケーブルは、ドラムから上方に延びており、キャリアプレートに係合する下降側ケーブルエンドを有している(特許文献1を参照)。
特開2014−177838号公報
従来、軽量化促進の観点から、ガイドレールの幅が従来に比べて短縮されるようになっている。したがって、特許文献1に記載のウインドレギュレータでは、キャリアプレートの2つのケーブルエンド収容部は、平面視でガイドレールから離間した外側に配置するように、言い換えるとガイドレールの幅領域外に配置されている。
このよう構成のウインドレギュレータでは、例えばキャリアプレート及び窓ガラスの上昇時に異音が発生する問題があった。
本発明の目的は、ウインドレギュレータにおいて、キャリアプレートの上昇時の異音発生を抑制することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係るウインドレギュレータは、ガイドレール、キャリアプレート、上昇側ケーブルおよび下降側ケーブルを備えている。
キャリアプレートに、上昇側ケーブルのエンドを収容する上昇側エンドホルダと、下降側ケーブルのエンドを収容する下降側エンドホルダとを有している。
上昇側エンドホルダは上昇側ケーブルがガイドレール外側となるように設けられている。
下降側エンドホルダは下降側ケーブルがガイドレール上となるように設けられている。
キャリアプレートの昇降時に、キャリアプレートがガイドレール縁に沿って昇降する。
このウインドレギュレータでは、下降側ケーブルがガイドレール上に配置されているので、キャリアプレートが上昇して下降側ケーブルが引き出されていくときに、下降側ケーブルがガイドレールに摺動しやすくなっている。それにより、下降側ケーブルの振動に起因する異音が抑制される。
従来のように下降側ケーブルもガイドレールの側方に離れて配置されている構造では、キャリアプレートが上昇するときに下降側ケーブルは、負荷が軽減されているために振動可能な状態になっており、外部から振動が入力されると、下降側ケーブルが振動しやすかった。そのため、本発明の一見地に係るウインドレギュレータは、上記の従来の問題を解決することができる。
キャリアプレートがガイドレールに対して少なくとも上端拘束位置にあるときに、下降側ケーブルはガイドレールに当接している。
このウインドレギュレータでは、キャリアプレートが少なくとも上端拘束位置付近にあるときに下降側ケーブルがガイドレールに当接しているので、下降側ケーブルの振動に起因する異音発生を効果的に抑制できる。その理由は、キャリアプレート上端拘束位置付近にあるときに下降側ケーブルが最も長く引き出されており、そのため下降側ケーブルが振動しやすいからである。
ウインドレギュレータは、下降側ケーブルが掛けられている索掛け部材をさらに備えていてもよい。その場合、ガイドレールの幅が索掛け部材の外径よりも短い。
このウインドレギュレータでは、ガイドレールの幅が索掛け部材の外径よりも短いので、ガイドレールの軽量化が実現されている。
索掛け部材における下降側ケーブルの導出部は、ガイドレールの上に位置していてもよい。
このウインドレギュレータでは、下降側ケーブルの導出部がガイドレールの上に位置しているので、ガイドレールの幅が索掛け部材の外径よりも短くなっている場合でも、下降側ケーブルをガイドレールの上に確実に配置できる。
本発明に係るウインドレギュレータでは、キャリアプレートの上昇時の異音発生を抑制できる。
本発明の一実施形態であるウインドレギュレータの正面図(キャリアプレートは下降位置にある)。 ウインドレギュレータの背面図(キャリアプレートは下降位置にある)。 ウインドレギュレータの正面図(キャリアプレートは上昇位置にある)。 ウインドレギュレータの背面図(キャリアプレートは上昇位置にある)。 キャリアプレートの正面図(キャリアプレートは中間位置にある)。 キャリアプレート及びガイドレールの部分断面図。 ケーブル導出溝とガイドレールとの位置関係を示す斜視図。 ドラム、ドラムハウジング、昇降用ワイヤ、ガイドレールを示す、図1のウインドレギュレータの部分拡大正面図。 ウインドレギュレータの正面図(キャリアプレートは下降位置にある)。 ウインドレギュレータの背面図(キャリアプレートは下降位置にある)。 ウインドレギュレータの側面図(キャリアプレートは下降位置にある)。 ウインドレギュレータの側面図(キャリアプレートは下降位置にある)。 ウインドレギュレータの平面図。 ウインドレギュレータの底面図。
(1)ウインドレギュレータ
図1〜図5を用いて、本発明に係る一実施形態としてのウインドレギュレータ1を説明する。図1及び図3は、ウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図であり、図2及び図4はウインドレギュレータの背面図である。図5は、キャリアプレートの正面図である。図6は、キャリアプレート及びガイドレールの部分断面図である。なお、以下の説明では、ウインドレギュレータ1の正面図を、ウインドレギュレータ1を平面視した場合の図として説明する。
ウインドレギュレータ1は、車両のドアパネル(図示せず)に昇降可能に支持される窓ガラス20を昇降移動させる機構である。ウインドレギュレータ1は、主に、ガイドレール31と、キャリアプレート32と、上昇側ケーブル33と、下降側ケーブル34と、駆動部35とを備えている。
ガイドレール31は、窓ガラス20の昇降方向に沿って設けられ、キャリアプレート32を窓ガラス20の昇降方向に案内する部材である。ガイドレール31の構造は後に詳細に説明する。
キャリアプレート32は、窓ガラス20の下端部を保持するとともに、ガイドレール31に係合して窓ガラス20の昇降方向に摺動案内される部材である。キャリアプレート32は、ガイドレール31の縁に沿って昇降する。キャリアプレート32の構造は後に詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、ガイドレール31の上端部には、上昇側ケーブル33の移動方向を転換するための方向転換部材としての上部ケーブルガイド45が設けられている。
図1〜図4に示すように、ガイドレール31の下端には、上昇側ケーブル33及び下降側ケーブル34の巻き取り及び繰り出しを行うための駆動部35が設けられている。
駆動部35は、ドラムハウジング51と、ドラム55(図8参照)と、駆動モータ56とを有している。
ドラムハウジング51は、ガイドレール31の下端部に取り付けられ、上部ブラケット(図示せず)とともに、車両のドアパネル(図示せず)にガイドレール31を固定する。
ドラム55は、図8に示すように、ドラムハウジング51に回転自在に支持されており、上昇側ケーブル33及び下降側ケーブル34の他端が連結されており、回転することにより上昇側ケーブル33及び下降側ケーブル34の巻き取り及び繰り出しを行う。
駆動モータ56は、ドラムハウジング51に一体的に取り付けられ、ドラム55を正逆両方向に回転駆動する。
上昇側ケーブル33及び下降側ケーブル34は、キャリアプレート32を上下方向に牽引するものであり、複数の金属素線または樹脂繊維素線を寄り合わせた公知のものを用いることができる。
上昇側ケーブル33は、一端がキャリアプレート32に連結され、上部ケーブルガイド45に掛け回されて、他端がドラム55に連結されている。下降側ケーブル34は、一端がキャリアプレート32に連結され、他端がドラム55に連結されている。上昇側ケーブル33及び下降側ケーブルとキャリアプレート32の連結構造は、後に詳細に説明する。
(2)ガイドレール
ガイドレール31は、概ね車両上下方向に延びており、具体的には取り付けられるガラスに対してわずかに斜めに傾斜するようにされている。ガイドレール31は、自動車の窓ガラス20の湾曲に合わせて図1の正面側(車内側)が凸になるように緩く湾曲している。ガイドレール31は、例えば、ステンレススチール、アルミニウム合金、その他の硬質の材料で構成されている。
ガイドレール31は、底面部としてのガイドレール本体37と、第1側壁部38と、第2側壁部39とを有している。第1側壁部38と第2側壁部39は、ガイドレール本体37の長さ方向に沿ってガイドレール本体37の長辺から立設しており、ガイドレール31の長さ方向に交差する断面形状がコ字形状になっている。
第2側壁部39は、第1部分41と、第2部分43とを有している。第1部分41は、ガイドレール本体37から直角に屈曲して立ち上がっている。第2部分43は、ガイドレール本体37とは反対側の第1部分41の端部で直角に屈曲して、ガイドレール本体37とは反対側に立ち上がっている。第2部分43は、ガイドレール本体37と平行に延び、また幅方向外側に延びている。上記の構造によって、第1側壁部38の強度が向上している。
第1側壁部38及び第2側壁部39は、ガイドレール本体37の長さ方向に沿って延びている。ただし、第1側壁部38及び第2側壁部39は、ガイドレール本体37に沿って設けられているものであり、少なくともキャリアプレート32が摺動可能な長さがあればよく、例えば、上端及び/又は下端は欠落している構造であってもよい。
(3)駆動部
図7及び図8に示すように、ドラムハウジング51は、ガイドレールとの嵌合部と円筒状のドラム収容部とを有する本体51aを有している。図7は、ケーブル導出溝とガイドレールとの位置関係を示す斜視図である。図8は、ドラム、ドラムハウジング、昇降用ワイヤ、ガイドレールを示す、図1のウインドレギュレータの部分拡大正面図である。本体51aには、ドラム55を収容する円柱状の凹所53が形成されている。凹所53から上昇側ケーブル33及び下降側ケーブル34をそれぞれ通して外部に導出するための上昇側ケーブル導出溝57及び下降側ケーブル導出溝59が本体51aに形成されている。
また、本体51aの上部から左側に突出する部分の上面には、ガイドレール31の下端部を嵌合固定するための挿入穴61が形成されている。
ドラム55は、凹所53内に回転自在に保持される。ドラム55の外周には、上昇側ケーブル33及び下降側ケーブル34をガイドする溝が螺旋状に形成され、ドラムハウジングの凹所53の底面に形成された支持軸(図示せず)と回転自在に嵌合する凹部が設けられている。
なお、ドラム55は、下降側ケーブル34が掛けられている索掛け部材であり、ガイドレール31の幅よりもドラム55の外径が広くなっている。したがって、ガイドレール31の軽量化が実現されている。なお、索掛け部材は、ドラム55に限定されず、少なくとも下降側ケーブル34が掛けられる部材であればよい。
駆動モータ56は、ドラムを回転駆動する装置であり、ドラムハウジング51に固定されている。駆動モータ56は、図示しない減速機を有しており、減速機カバー63が、ドラムハウジング51の凹所53を覆っている。
(4)上部ケーブルガイド
上部ケーブルガイド45は、例えば、合成樹脂材料により正面視半円形状に形成され、ケーブルの移動を折り返してケーブル移動方向を変える方向転換部材であり、湾曲した周面にケーブルを摺動状態で案内する案内溝(図示せず)が形成されている。上部ケーブルガイド45は、ガイドレール31の上端部を車両のドアパネルに固定するための上部ブラケット(図示せず)にボルトなどにより締着されることが可能であり、また上部ブラケットと一体的に構成することも可能である。
また、上部ケーブルガイド45は、上昇側ケーブル33の移動方向を転換するものであればよく、例えば、ガイドレール31又はガイドレール31の上端部に取り付けられる上部ブラケットに回転自在に支持されたプーリを用いることも可能である。
(5)キャリアプレート
キャリアプレート32は、図5に示すように、本体32aと、第1ガイド溝75、第2ガイド溝77と、上昇側エンドホルダ79と、下降側エンドホルダ81とを有している。本体32aは、基体であり、他の構造が形成される部分であればよい。
第1ガイド溝75及び第2ガイド溝77は、ガイドレール11の第1側壁部38及び第2側壁部39を摺動する溝である。図6に示すように、第1ガイド溝75及び第2ガイド溝77は、キャリアプレート32のガイドレール側の面に形成されている。この場合、第1側壁部38が第1部分41と第2部分43とからなるL字状であるので、第1側壁部38と第1ガイド溝75との間の隙間が小さくなっており、キャリアプレート32のガタツキが生じにくい。
なお、ガイドレール31とキャリアプレート32との係合構造は、ガイドレール31に案内されてキャリアプレート32が摺動可能であればよく、例えば、キャリアプレート32側に摺動溝を形成し、ガイドレール31側に摺動溝に係合する係合突条を備える構成とすることも可能である。
上昇側エンドホルダ79は、上昇側ケーブル33のエンド33aを収容するための構造である。上昇側エンドホルダ79は、上昇側ケーブル33がガイドレールより離間した外側となるように設けられている。下降側エンドホルダ81は、下降側ケーブル34のエンド34aを収容するための構造である。下降側エンドホルダ81は、キャリアプレート32をガイドレール31に取り付けた際にガイドレール31上となるように設けられ、下降側ケーブル34をドラム55に捲回してウインドレギュレータ1に配索した際に、下降側ケーブル34がガイドレール31上となるようにキャリアプレート32に設けられている。つまり、キャリアプレート32とドラムハウジング51とは、下降側エンドホルダ81と下降側ケーブル導出溝59とを結ぶ線がガイドレール上となるように、ガイドレール31に取り付けられている。なお、この実施形態では、上昇側エンドホルダ79及び下降側エンドホルダ81は、エンド33a及びエンド33bの側面を覆う形状になっている。ただし、上昇側エンドホルダ79及び下降側エンドホルダ81は特に限定されない。
エンド33a及びエンド34aは、例えば、金属材料のダイカストにより形成されるものであり、上昇側ケーブル33又は下降側ケーブル34の一端が取り付けられる基部と、基部よりも大きい外径である鍔部とを有している。基部は、円柱形状又は円錐台形状に形成され、接着、溶接、ボルト止め、その他の方法で上昇側ケーブル33又は下降側ケーブル34の一端が固定されている。
エンド33a及びエンド34aには、それぞれ第1コイルスプリング85及び第2コイルスプリング87が装着されている。第1コイルスプリング85及び第2コイルスプリング87は、上昇側ケーブル33及び下降側ケーブル34の弛みを取る方向にエンド33a及びエンド33bを付勢する付勢部材である。
(6)位置関係
ガイドレール31は、駆動部35のドラム55に対して正面から見て図左側にずれている。より詳細には、ガイドレール31は、図1及び図8に示すように、下方に仮想線を延長した場合に、ドラム55の回転中心から外れている。
さらに、ガイドレール31の幅長さは、ドラム55の外径より短い。そのため、上昇側ケーブル33は、ガイドレール31の両側に離れて配置されている。
さらに、ガイドレール31は、図1の左斜めに傾いて、駆動部35から上方に延びている。したがってキャリアプレート32はガイドレール31に沿って斜めに昇降する。このため、キャリアプレート32はガイドレール31に対していずれか一方に傾いて両者の係合部分での隙間が少なくなっている。その結果、キャリアプレート32とガイドレール31との間でのガタツキが生じにくい。
キャリアプレート32の下降側エンドホルダ81は、ガイドレール31上に位置している。
また、図7及び図8に示すように、ドラム55における下降側ケーブル34の導出部である下降側ケーブル導出溝59は、ガイドレール31上に位置している。この場合、ガイドレール31の幅がドラム55の外径よりも短くなっている場合でも、下降側ケーブル34をガイドレール31上に確実に配置できる。
以上より、キャリアプレート32が下端位置又は中間位置にあるときには、下降側ケーブル34がガイドレール31上に配置されている。
(7)動作
窓ガラス20が最下端位置から最上端位置まで移動する動作について説明する。
最初に、窓ガラス20は、図1及び図2に示すように、最下端位置にある。このとき、キャリアプレート32は、駆動部35の上側に近接した位置にある。したがって、上昇側ケーブル33のドラム55からの繰り出し量は最も多くなっており、下降側ケーブル34のドラム55からの繰り出し量は最も小さくなっている。
駆動モータ56がドラム55を回転駆動すると、キャリアプレート32が上昇し、それに伴い窓ガラス20を上昇させる。
図5は、キャリアプレート32が、例えば、ガイドレール31の長手方向中間部にまで上昇した場合の状態を示している。図5から明らかなように、下降側ケーブル34は、平面視では、ガイドレール31上に位置している。言い換えると、下降側ケーブル34は、ガイドレール31の幅方向領域内に収まっている。
最後に、窓ガラス20は、図3及び図4に示すように、上端拘束位置に到達する。このとき,キャリアプレート32は、上部ケーブルガイド45の下側に近接した位置にある。
また、キャリアプレート32がガイドレール31に対して少なくとも上端拘束位置にあるときに、下降側ケーブル34はガイドレール31に当接している。具体的には、下降側ケーブル34の一部又は大半の部分がガイドレール31のガイドレール本体37に当接している。
このウインドレギュレータ1では、下降側ケーブル34がガイドレール31上に配置されているので、キャリアプレート32が上昇して下降側ケーブル34が引き出されていくときに、下降側ケーブル34がガイドレール31に摺動しやすくなっている。それにより、下降側ケーブル34がガイドレール31と接触し、その接触により下降側ケーブル34の振動が抑制されるので、下降側ケーブル34の振動に起因する異音が抑制される。
なお、本実施形態では、窓ガラス20の昇降する軌跡が位置することとなる方向、若しくは、下降側ケーブル34が配索される位置の方向に向かってガイドレール31が凸となるように湾曲しているので、窓ガラス20が長手方向中間部に達した時点で、下降側ケーブル34がガイドレール31の面に当接を開始する。ただし、キャリアプレート32がガイドレール31に対して上端位置付近(つまり、窓ガラス20の拘束などによるキャリアプレート32が実際に移動することができる位置の上限位置及びその近傍の位置)に到達したときに、下降側ケーブル34はガイドレール31に当接を開始するようにしてもよい。その理由は、キャリアプレート32が上端位置付近にあるときに下降側ケーブル34が最も長く引き出されて最も振動しやすいので、そのときの下降側ケーブル34の振動を抑制することが、異音防止に効果的だからである。
(8)他の実施形態等
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
なお、上記実施形態の図面における意匠の要部は、ガイドレールと昇降側ケーブル及び下降側ケーブルとの位置関係あり、より具体的には、キャリアプレートがガイドレールの下端位置又は中間位置にあるときは、正面図及び背面図において上昇側ケーブルがガイドレールの両側に離れて配置され、背面図において下降側ケーブルがガイドレール上に配置されているものである。つまり、本ウインドレギュレータにいて、図9〜図14に示されているように、実線で表した部分が本ウインドレギュレータの外観として特徴を有する部分であり、かかる特徴的部分の権利を受けようとするものでもある。
本発明は、自動車の窓ガラスを昇降駆動するためのウインドレギュレータに適用できる。
1 :ウインドレギュレータ
11 :ガイドレール
20 :窓ガラス
31 :ガイドレール
32 :キャリアプレート
32a :本体
33 :上昇側ケーブル
33a :エンド
34 :下降側ケーブル
34a :エンド
35 :駆動部
37 :ガイドレール本体
38 :第1側壁部
39 :第2側壁部
41 :第1部分
43 :第2部分
45 :上部ケーブルガイド
51 :ドラムハウジング
51a :本体
53 :凹所
55 :ドラム
56 :駆動モータ
57 :上昇側ケーブル導出溝
59 :下降側ケーブル導出溝
61 :挿入穴
63 :減速機カバー
71 :本体
75 :第1ガイド溝
77 :第2ガイド溝
79 :上昇側エンドホルダ
81 :下降側エンドホルダ

Claims (3)

  1. ガイドレール、キャリアプレート、上昇側ケーブルおよび下降側ケーブルを備えたウインドレギュレータであって、
    前記キャリアプレートに、前記上昇側ケーブルのエンドを収容する上昇側エンドホルダと、前記下降側ケーブルのエンドを収容する下降側エンドホルダとを有し、
    前記上昇側エンドホルダは前記上昇側ケーブルが前記ガイドレール外側となるように設けられ、
    前記下降側エンドホルダは前記下降側ケーブルが前記ガイドレール上となるように設けられ、
    前記ガイドレールは、底面部と、前記底面部の両端において長手方向に沿って設けられた第1側壁部および第2側壁部と、を有し、
    前記上昇側エンドホルダと前記下降側エンドホルダは、正面視において前記第1側壁部を挟むように配置されており、
    前記第1側壁部は、前記底面部から屈曲して立ち上がった第1部分と、前記第1部分に設けられ、前記底面部と平行且つ幅方向外側に伸びた第2部分と、を有し、
    前記キャリアプレートは、前記第1側壁部に対応した第1ガイド溝と、前記第2側壁部に対応した第2ガイド溝を有し、
    前記キャリアプレートの昇降時に、前記キャリアプレートが前記第1側壁部と前記第2側壁部に沿って昇降するようにされ
    前記キャリアプレートが前記ガイドレールの前記長手方向の中間部から上端位置付近の間にあるときに、前記下降側ケーブルは前記ガイドレールに当接している、ウインドレギュレータ。
  2. 前記下降側ケーブルが掛けられている索掛け部材をさらに備え、
    前記ガイドレールの幅が前記索掛け部材の外径よりも短い、請求項1に記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記索掛け部材における前記下降側ケーブルの導出部は、前記ガイドレールの上に位置する、請求項に記載のウインドレギュレータ。
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