JP6699757B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年12月14日に出願された日本特許出願番号2016−242497号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、空調風を提供する空調装置に関する。
従来、空調風を提供する空調装置が知られている。特許文献1に記載の空調装置は、車両に搭載され、車室内に空調風を提供する車両用空調装置である。この空調装置は、ファンと、空調ケースとを備えている。空調ケースには、空気を通す通風空間が形成されている。この通風空間に、ファンが配置されている。
この空調ケースは、仕切り板と、内側案内板と、外側案内板を備えている。内側案内板は、ファンの径方向における複数の羽根部よりも内側に配置される。また、外側案内板は、ファンの径方向における複数の羽根部よりも外側に配置される。
内側案内板は、ファンに吸い込まれる2種類の空気を仕切る部材である、外側案内板は、ファンから吹き出される当該2種類の空気を仕切る部材である。これら内側案内板および外側案内板により、ファンに吸い込まれる2種類の空気は分離されたままファンから吹き出される。
また、ファンに吸い込まれる空気は、ファンに吸い込まれてからファンの外部に吐き出されるまでの過程において、ファンの回転方向に流れつつファンの遠心方向外側に流れることとなる。したがって、ファンの羽根部を通る風は、ファンの内部に吸い込まれてからファンの外部に吐き出されるまでの間に、その進角を変化させながら流れることとなる。このため、この種の空調装置では、この進角の変化に応じて、2種類の空気の境界に位置するように、外側案内板が配置される。
特開2016−11101号公報
しかしながら、本願発明者の検討によると、特許文献1のように、外側案内板も内側案内板も、ファンの回転軸に平行な方向に伸びる板である場合、2種類の空気を十分に分離できていないことが明らかとなった。そして、更なる検討の結果、これは、ファンの内部を流れる空気は回転軸方向における位置が異なると遠心方向の速度が異なることに原因があるとわかった。このようになっていると、空気がファンの内部に吸い込まれてからファンの外部に吐き出されるまでの時間は、その空気の回転軸方向における流出位置によって異なる。
例えば、ファンの底板部が平たい形状だと、ファンの内部空間のうち頂板部の側の空気の遠心方向の速度成分に対し、ファンの内部空間のうち底板部の側の空気の遠心方向の速度成分は大きくなる。つまり、ファンの内部空間の底板部の側に位置する空気ほど、その空気の遠心方向の速度は速くなる。
また例えば、ファンの底板部の、回転軸に近い部分が、頂板部に向かって凸の形状となっている場合、ファンの内部空間のうち頂板部の側の空気の遠心方向の速度成分に対し、ファンの内部空間のうち底板部の側の空気の遠心方向の速度成分は小さくなる。つまり、ファンの内部空間の底板部の側に位置する空気ほど、その空気の遠心方向の速度は遅くなる。
本開示は、空調装置のファンにおいて、2種類の空気を十分に分離できる構成を提供することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、空調風を提供する空調装置は、ファンと、空気を通す通風空間が形成された空調ケースと、を備える。前記ファンは、頂板部と、底板部と、前記頂板部と前記底板部に囲まれて配置された複数の羽根部と、を有する。前記ファンは、前記通風空間に配置されて回転することで前記空気を回転軸の方向に吸い込むと共に前記回転軸を中心とした遠心方向に吹き出す。前記通風空間は、前記空調ケースの外部の空気を導入するケース導入口を含む。前記空調ケースは、仕切り板と、内側案内板と、外側案内板と、を備える。前記仕切り板は、前記通風空間のうち前記ケース導入口に連通する一部を第1通路と第2通路とに仕切る。
前記通風空間は、前記第1通路および前記第2通路に連通すると共に前記ファンが配置されるファン配置空間と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第1通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第1吐出口と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第2通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第2吐出口と、を含む。
前記頂板部には、前記第1通路を通った空気および前記第2通路を通った空気を前記底板部と前記頂板部に囲まれた空間に導入するためのファン導入口が、形成され、
前記内側案内板は、前記ファン配置空間において、前記回転軸を中心とする径方向における前記複数の羽根部よりも前記回転軸に近い側に配置される。前記内側案内板は、前記第1通路を通って前記ファンから吹き出される前記空気を前記第1吐出口あるいは前記外側案内板に案内する内側案内面を有する。
前記外側案内板は、前記ファン配置空間において前記径方向における前記複数の羽根部よりも前記回転軸から遠い側に配置される。前記外側案内板は、前記内側案内面によって案内された前記空気を前記第1吐出口に案内する外側案内面を有する。
前記ファンが位置する領域を含みかつ前記回転軸に垂直で、前記回転軸の方向の異なる位置配置される複数の所定断面の各々において、前記外側案内面のうち前記径方向における前記回転軸に近い側の外側案内端部と前記回転軸とを結んだ直線が基準直線である。
前記複数の所定断面の各々において、前記内側案内面のうち前記径方向における前記外側案内端部に近い側の内側案内端部と前記回転軸とを結んだ直線が案内直線である。
前記複数の所定断面の各々において、前記ファンの回転向きに前記案内直線から前記基準直線まで測ったときの角度が位相差角度である。前記複数の所定断面における複数の位相差角度が互いに異なっている。
また、本開示の他の観点によれば、空調風を提供する空調装置は、ファンと、空気を通す通風空間が形成された空調ケースと、を備える。前記ファンは、頂板部と、底板部と、前記頂板部と前記底板部に囲まれて配置された複数の羽根部と、を有する。前記ファンは、前記通風空間に配置されて回転することで前記空気を回転軸の方向に吸い込むと共に前記回転軸を中心とした遠心方向に吹き出す。
前記通風空間は、前記空調ケースの外部の空気を導入するケース導入口を含む。前記空調ケースは、仕切り板と、内側案内板と、外側案内板と、を備える。前記仕切り板は、前記通風空間のうち前記ケース導入口に連通する一部を第1通路と第2通路とに仕切る。
前記通風空間は、前記第1通路および前記第2通路に連通すると共に前記ファンが配置されるファン配置空間と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第1通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第1吐出口と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第2通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第2吐出口と、を含む。
前記頂板部には、前記第1通路を通った空気および前記第2通路を通った空気を前記底板部と前記頂板部に囲まれた空間に導入するためのファン導入口が、形成される。前記内側案内板は、前記ファン配置空間において、前記回転軸を中心とする径方向における前記複数の羽根部よりも前記回転軸に近い側に配置される。
前記内側案内板は、前記第1通路を通って前記ファンから吹き出される前記空気を前記第1吐出口あるいは前記外側案内板に案内する内側案内面を有する。前記外側案内板は、前記ファン配置空間において前記径方向における前記複数の羽根部よりも前記回転軸から遠い側に配置される。前記外側案内板は、前記内側案内面によって案内された前記空気を前記第1吐出口に案内する外側案内面を有する。
前記ファンが位置する領域を含みかつ前記回転軸に垂直で、前記回転軸の方向の異なる位置配置される複数の所定断面の各々において、前記内側案内面によって表される直線が案内直線である。前記複数の所定断面の各々において、前記外側案内面のうち前記径方向における前記回転軸に近い側の外側案内端部と前記回転軸とを結んだ直線が基準直線である。
前記複数の所定断面の各々において、前記ファンの回転向きに前記案内直線から前記基準直線まで測ったときの角度が位相差角度である。前記複数の所定断面における複数の位相差角度が互いに異なっている。
発明者の検討の結果、ファンの内部を流れる空気は回転軸方向における位置が異なると遠心方向の速度が異なることがわかった。この空調装置によれば、位相変化部を有することで、ファンの内部空間のうち上側を流れる空気の遠心方向の速度成分が小さく、ファンの内部空間のうち下側を流れる空気の遠心方向の速度成分が大きい場合およびその逆の場合に対応することができる。すなわち、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、あるいはその逆になっていることで、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側においても、回転方向に進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内面で案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
第1実施形態に係る空調装置の全体構成を示す図である。 図1に示す空調装置におけるファンの周辺部分について、図3あるいは図4中のII-II断面の構成を示す図である。 図2中のIII-III断面の構成を示す図である。 図2中のIV-IV断面の構成を示す図である。 図2中のIII-III断面の構成を示す別の図である。 図2中のIV-IV断面の構成を示す別の図である。 第2実施形態に係る空調装置におけるファンの周辺部分について、図8あるいは図中のVII-VII断面の構成を示す図である。 図7中のVIII-VIII断面の構成を示す図である。 図7中のIX-IX断面の構成を示す図である。 他の実施形態に係る空調装置についての第1実施形態における図3に対応する図である。 図10に示す空調装置についての第1実施形態における図4に対応する図である。 他の実施形態に係る空調装置を図2と同じ断面で切った断面図である。 図13中のXIII-XIII断面の構成を示す図である。 図13中のXIV-XIV断面の構成を示す図である。 他の実施形態に係る空調装置を図2と同じ断面で切った断面図である。 図15中のXVI-XVI断面の構成を示す図である。 図15中のXVII-XVII断面の構成を示す図である。 内側案内板を図15中の紙面手前側から紙面に垂直な方向に見た図である。 内側案内板を図15中のXVIV方向から見た図である。 比較例における第1、第2空気の流れを示す図である。 比較例における第1、第2空気の流れを示す図である。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。尚、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に係る空調装置100について図1〜図6を参照して説明する。この空調装置100は、車両に搭載され、該車両の車室内に空調風を提供する車両用空調装置である。
空調装置100は、車内においてその前方部分に配置され、例えばエンジンルームに配設されたコンプレッサおよびコンデンサ等から構成される冷凍サイクルを備える空調システムの一部を構成している。図1に示すように、本実施形態に係る空調装置100は、送風機1と、空調ケース2と、フィルタ3と、エバポレータ4と、不図示のヒータコアと、不図示の電子制御装置を備えている。
図1に示すように、空調ケース2には、空気を通す通風空間VS1〜VS7が形成されている。通風空間VS1〜VS7は、2個のケース導入口VS1、VS2と、第1通路VS3と、第2通路VS4と、ファン配置空間VS5と、第1吐出口VS6と、第2吐出口VS7を含んでいる。ケース導入口VS1は、第1空気を導入するための空間である。つまり、ケース導入口VS1は、第1ケース導入口に相当する。ケース導入口VS2は、第2空気を導入するための空間である。つまり、ケース導入口VS2は、第2ケース導入口に相当する。
尚、第1空気は、例えば外気(すなわち、車外から導入された空気)であり、第2空気は、例えば内気(すなわち、車内から導入された空気)である。すなわち、ケース導入口VS1およびケース導入口VS2は、互いに異なる性質の空気を導入する。尚、図2の矢印AR1、AR2は、第1空気の流れを示している。また、図2の矢印AR3、AR4は、第2空気の流れを示している。
図1に示すように、第1通路VS3および第2通路VS4の各々は、通風空間VSのうち一部VS3、VS4が仕切り板20によって仕切られることで形成された空間である。第1通路VS3は、ケース導入口VS1に連通している。第2通路VS4は、ケース導入口VS2に連通している。ファン配置空間VS5は、第1通路VS3および第2通路VS4に連通すると共に後述のファン10が配置される空間である。第1吐出口VS6は、第1通路VS3およびファン配置空間VS5を通った第1空気を空調ケース2の外部に吐出するための空間である。第2吐出口VS7は、第2通路VS4およびファン配置空間VS5を通った第2空気を空調ケース2の外部に吐出するための空間である。
送風機1は、遠心式の電動送風機である。図1に示すように、送風機1は、ファン10と、駆動モータ11を有している。送風機1は、空調ケース2に形成された通風空間VS1〜VS7に配置されている。具体的には、送風機1は、通風空間VS1〜VS7のうちフィルタ3およびエバポレータ4に対する空気流れ下流側であって第1吐出口VS6および第2吐出口VS7に対する空気流れ上流側に配置されている。
図1、図2に示すように、ファン10は、頂板部10aと、底板部10bと、複数の羽根部10cを備えている。図2に示すように、ファン10は、通風空間VS1〜VS7のうちのファン配置空間VS5に配置されている。ファン10は、回転することで、空気を回転軸CLの方向CLDに吸い込むと共に回転軸CLを中心とした遠心方向CDに吹き出す機能を発揮する。
図1、図2に示すように、頂板部10aおよび底板部10bは、回転軸CLの伸びる方向CLDにおいて互いに対向して配置されている。尚、以下において、回転軸CLの伸びる方向CLDにおける頂板部10aの側を上側と称し、底板部10bの側を下側と称する。
図1、図2に示すように、頂板部10aには、第1通路VS3を通った空気および第2通路VS4を通った空気を底板部10bと頂板部10aに囲まれた空間に導入するためのファン導入口ISが、形成されている。また、頂板部10aには、ファン導入口ISを通った空気を第1吐出口VS6あるいは第2吐出口VS7へ案内する頂側案内面10aaが、形成されている。頂側案内面10aaは、底板部10bに対向している。また、頂側案内面10aaは、径方向DDにおけるファン導入口ISの周囲において、上側から下側に向かうにつれて径方向DDの外側に向かって伸びている。すなわち、頂側案内面10aaは、径方向DDにおけるファン導入口ISの周囲において、上側から下側に向かうにつれて径方向DDの外側に位置するように形成されている。
図1、図2に示すように、複数の羽根部10cは、頂板部10aと底板部10bに囲まれて配置されている。複数の羽根部10cの各々は、底板部10bおよび頂板部10aの各々に繋がっている。図3に示すように、複数の羽根部10cは、底板部10bと頂板部10aに囲まれた空間において、ファン10の回転方向DRに互いに間隔を空けて配置されている。複数の羽根部10cは、ファン10の径方向DDにおけるファン導入口ISの外側に配置されている。ファン10の径方向DDは、回転軸CL上の点を通ると共に回転軸CLに垂直な直線の方向である。
駆動モータ11は、ファン10を回転駆動する電動モータである。
図1に示すように、空調ケース2は、空気を通す通風空間VS1〜VS7が形成された筐体部材である。空調ケース2は、基本的には樹脂で構成されている。空調ケース2は、仕切り板20と、内側案内板21と、外側案内板22と、外側案内板23を備えている、また、空調ケース2は、ケース導入口VS1に配置された不図示のドア部材と、ケース導入口VS2に配置された不図示のドア部材と、第1吐出口VS6に配置された不図示のドア部材と、第2吐出口VS7に配置された不図示のドア部材を備えている。また、空調ケース2は、第1通路VS3のうちのエバポレータ4とヒータコアの間に配置された不図示のドア部材と、第2通路VS4のうちのエバポレータ4とヒータコアの間に配置された不図示のドア部材を備えている。
仕切り板20は、通風空間VS1〜VS7の一部を第1通路VS3と第2通路VS4に仕切る板状部材である。図1に示すように、本実施形態では、内側案内板21は、仕切り板20と一体に構成されている。
尚、図3〜図6における矢印DRは、ファン10の回転方向を示している。つまり、本実施形態におけるファン10は、図3〜図6における反時計回りの向きに回転する。
内側案内板21は、板状部材であり、第1通路VS3を通ってファン10から吹き出される空気を第1吐出口VS6あるいは外側案内板22に案内する。それと共に内側案内板21は、第2通路VS4を通ってファン10から吹き出される空気を第2吐出口VS7あるいは外側案内板23に案内する。図3、図4に示すように、内側案内板21は、第1通路VS3を通ってファン10から吹き出される空気を第1吐出口VS6あるいは外側案内板22に案内する案内面21aを有している。また、内側案内板21は、第2通路VS4を通ってファン10から吹き出される空気を第2吐出口VS7に案内する案内面21bを有している。内側案内板21は、ファン配置空間VS5のうちファン10の径方向DDにおける複数の羽根部10cよりも内側(すなわち、回転軸CLに近い側)に配置されている。尚、ファン10の径方向DDは、回転軸CL上の点CL1を通ると共に回転軸CLに垂直な方向である。案内面21aは、第1内側案内面に相当する。案内面21bは、第2内側案内面に相当する。
外側案内板22は、板状部材であり、内側案内板21の案内面21aに案内された空気を第1吐出口VS6に案内する。外側案内板22は、内側案内板21の案内面21aに案内された空気を第1吐出口VS6に案内する案内面22aを有している。外側案内板22は、ファン配置空間VS5のうちファン10の径方向DDにおける複数の羽根部10cよりも外側(すなわち、回転軸CLから遠い側)に配置されている。外側案内板22は、第1外側案内板に相当する。案内面22aは、第1外側案内面に相当する。
外側案内板23は、板状部材であり、内側案内板21の案内面21bに案内された空気を第1吐出口VS6に案内する。外側案内板23は、内側案内板21の案内面21bに案内された空気を第2吐出口VS7に案内する案内面23aを有している。外側案内板23は、ファン配置空間VS5のうちファン10の径方向DDにおける複数の羽根部10cよりも外側(すなわち、回転軸CLから遠い側)に配置されている。外側案内板23は、第2外側案内板に相当する。案内面23aは、第2外側案内面に相当する。
尚、以下において、ファン10が位置する領域を含むように回転軸CLの方向に垂直な方向に切られたときの任意の断面を所定断面と称する。また、該所定断面における内側案内板21の案内面21aによって表される直線を案内直線L1と称する。案内直線L1は第1案内直線に相当する。また、該所定断面における外側案内板22の案内面22aのうち径方向DDにおける回転軸CLに近い側の端部を外側案内端部22aaと称する。つまり、外側案内端部22aaは第1外側案内端部に相当する。したがって、案内直線L1は、案内面21aのうち径方向DDにおける外側案内板22aの外側案内端部22aaに近い側の端部(すなわち内側案内端部)と回転軸CLとを結んだ直線と、ほぼ一致する。また、該所定断面における回転軸CLと外側案内端部22aaとを結んだ直線を基準直線L2と称する。つまり、基準直線L2は第1基準直線に相当する。また、該所定断面においてファン10の回転向きDR1に案内直線L1から基準直線L2まで測ったときの角度を第1位相差角度と称する。また、該所定断面における内側案内板21の案内面21bによって表される直線を案内直線L3と称する。つまり、案内直線L3は第2案内直線に相当する。また、該所定断面における外側案内板23の案内面23aのうち径方向DDにおける回転軸CLに近い側の端部を外側案内端部23aaと称する。つまり、外側案内端部23aaは第2外側案内端部に相当する。したがって、案内直線L3は、案内面21bのうち径方向DDにおける外側案内板23aの外側案内端部23aaに近い側の端部(すなわち内側案内端部)と回転軸CLとを結んだ直線と、ほぼ一致する。また、該所定断面における回転軸CLと外側案内端部23aaとを結んだ直線を基準直線L4と称する。つまり、基準直線L4は第2基準直線に相当する。また、該所定断面においてファン10の回転向きDR1に案内直線L3から基準直線L4まで測ったときの角度を第2位相差角度と称する。
この第1位相差角度は、内側案内板21の案内面21aに案内されて外側案内板22の周辺に至る第1空気を案内すると共に、内側案内板21の案内面21bに案内されて外側案内板22の周辺に至る第2空気を案内しないように、設定される。すなわち、第1位相差角度は、対応する所定断面において該第1空気と該第2空気の境界に近い位置に外側案内端部22aaが配置されるように、設定される。また、同様に、第2位相差角度は、内側案内板21の案内面21bに案内されて外側案内板23の周辺に至る第2空気を案内すると共に、内側案内板21の案内面21aに案内されて外側案内板23の周辺に至る第1空気を案内しないように、設定される。すなわち、第2位相差角度は、対応する所定断面において該第1空気と該第2空気の境界に近い位置に外側案内端部23aaが配置されるように、設定される。
次に、本実施形態に係る空調装置100の特徴的部分である、位相変化部21a、22aa、位相変化部21a、23aについて、図2〜図6を参照して説明する。尚、図3は、回転軸CLの方向CLDのうちの図1中の所定位置CL1で切ったときの、空調ケース2のうちファン10の周辺部分の断面構成を示している。また、図4は、回転軸CLの方向CLDのうちの図1中の所定位置CL2で切ったときの、空調ケース2のうちファン10の周辺部分の断面構成を示している。尚、所定位置CL2は、所定位置CL1よりも下側の位置である。また、図5は、図3と同じ断面構成、すなわち所定位置CL1で切ったときの空調ケース2のうちファン10の周辺部分の断面構成を示している。図6は、図4と同じ断面構成、すなわち所定位置CL2で切ったときの、空調ケース2のうちファン10の周辺部分の断面構成を示している。尚、図5中の矢印AR5、AR7は、第1空気の流れを示している。また、図5中の矢印AR6、AR8は、第2空気の流れを示している。また、図6中の矢印AR9、AR11は、第1空気の流れを示している。図6中の矢印AR10、AR12は、第2空気の流れを示している。また、図5、図6では、羽根部10cの図示を省略してある。
本実施形態における外側案内板22は、図2〜図4に示すように、平板形状の下側がファンの回転向きDRとは逆向きの側に折り曲げられたような形状となっている。すなわち、本実施形態における外側案内板22は、上側から下側に向かうほど外側案内端部22aaがファン10の回転向きDRとは逆向きの側に位置するように、折れ曲がった形状となっている。言い換えれば、外側案内板22が、上側から下側に向かうにつれて回転向きDRとは逆向きにひねられる。また、本実施形態における内側案内板21は、回転軸CLに平行な方向に沿って伸びる平板形状とされている。すなわち、本実施形態における内側案内板21は、平板形状であり、回転軸CLに平行な方向に案内面21aが伸びるように配置されている。
これにより、本実施形態では、図4に示す位相差角度PA21が、図3に示す位相差角度PA11よりも小さくなっている。このように、本実施形態における空調ケース2は、下側である所定位置CL2の位相差角度PA21が上側である所定位置CL1の位相差角度PA11よりも小さくなる構成となっている。より具体的には、本実施形態における空調ケース2は、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなる構成となっている。尚、位相差角度PA11は、所定位置CL1に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部22aaが配置されるように、設定されている。また、位相差角度PA21は、所定位置CL2に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部22aaが配置されるように、設定されている。
このように、本実施形態に係る空調装置100では、空調ケース2は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置CL1、CL2における位相差角度PA11、PA21が互いに異なっている。尚、以下において、空調ケース2のうち回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている部分を位相変化部と称する。
上記したように、本実施形態に係る空調装置100は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部21a、22aを有している。より具体的には、この位相変化部21a、22aは、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。
このため、本実施形態に係る空調装置100では、位相変化部21a、22aを有することで、上側空気の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が大きい場合に対応することができる。すなわち、図6に示すように、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、図5に示すように、上側においても、回転方向DRに進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板22の案内面22aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。この理由について以下に述べる。
発明者の検討の結果、特許文献1に記載のようなファン、内側案内板、外側案内板では、この構成では2種類の空気を十分に分離できていないことが明らかとなった。そして、更なる検討の結果、これは、ファンの内部を流れる空気は回転軸方向における位置が異なると遠心方向の速度が異なることに原因があるとわかった。
更に、このように速度が異なる理由は、ファンの入口に導入されて頂側案内面に沿って遠心方向に流れる空気が、頂側案内面に密着して流れるのでは無く、頂側案内面から剥がされるように下向きに流れることと推察される。これにより、ファンの内部空間の下側(すなわち、頂側案内面から遠い側)に集中すると推察される。
よって、本実施形態のように、底板部10bの頂板部10a側の面が平面となっている場合、ファンの内部空間のうち上側の空気の遠心方向の速度成分に対し、ファンの内部空間のうち下側の空気の遠心方向の速度成分は大きくなる。ここで、上側とは、回転軸方向における頂板部の側をいう。また、下側とは、回転軸方向における底板部の側をいう。つまり、ファンの内部空間の下側に位置する空気ほど、その空気の遠心方向の速度は速くなる。以下、ファンの内部空間のうち上側の空気を上側空気と称し、ファンの内部空間のうち下側の空気を下側空気と称する。尚、上記のようにファンの内部を流れる空気の回転方向の速度成分については、基本的には、遠心方向に比べると無視できる程度には小さく、上側空気と下側空気との差も無視できる程度に小さい。
このように上側空気の遠心方向の速度成分に対し、下側空気の遠心方向の速度成分は大きくなる。これにより上側における第1空気と第2空気の境界付近を流れる空気は、下側における第1空気と第2空気の境界付近を流れる空気に比べ、回転方向に多く移動した後にファンの外側に吐き出される。
ここで、図20に示すように内側案内板21X、外側案内板22X、22Yとして回転軸に平行な方向に伸びる板状のものを採用する比較例について説明する。この比較例では、ファン10X、頂板部10aX、底板部10bX、内側案内板21X、外側案内板22X、外側案内板23Xは、それぞれ、上記実施形態のファン10、頂板部10a、底板部10b、内側案内板21、外側案内板22、外側案内板23と概ね同等の機能を有する。ただし、内側案内板21X、外側案内板22X、外側案内板23Xは、上記実施形態とは異なり、それぞれ、回転軸に平行な方向に伸びる平板部材である。なお、図20では、ファン10Xの複数の羽根部は図示が省略されている。
図20では、ファン10Xにおける空気の出口における、すなわち、ファン10Xの複数の羽根部に囲まれた空間のうち、ファン10Xの回転軸から最も遠い位置における、第1空気PX1と第2空気PX2の分布を表している。第1空気PX1の存在領域が斜線ハッチングで、第2空気PX2の存在領域が点ハッチングで表されている。第1空気PX1、第2空気PX2は、それぞれ、上記実施形態における第1空気、第2空気と同等の性質を有する。
この比較例でも、上側空気の遠心方向の速度成分に対し、下側空気の遠心方向の速度成分は大きくなる。これにより上側における第1空気PX1と第2空気PX2の境界付近を流れる空気は、下側における第1空気PX1と第2空気PX2の境界付近を流れる空気に比べ、回転方向に多く移動した後にファンの外側に吐き出される。
したがって、上側において内側案内板の第1内側案内面に案内されて外側案内板の側に流れる空気が、外側案内板に案内されずに吐出口へ流れてしまうことがある。同様の理由から、図20の比較例のように、上側の2種類の空気の境界に近い位置に外側案内板22X、23Xが位置する場合は、下側において2種類の空気PX1、PX2を適切に分離できない。
本実施形態では、ファン10の内部空間のうち上側を流れる空気(以下、上側空気と称する)の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側を流れる空気(以下、下側空気と称する)の遠心方向CDの速度成分が大きい構成となる。この場合、上側空気は回転方向DRの距離が長くなる。すなわち、この構成の場合、上側空気は、下側空気と比べると、ファン10の内側から外側(すなわち、遠心方向CD)に流れてファン10の外部に吐き出されるまでに移動する回転方向DRの距離が長くなる。このため、この構成の場合において、上記特許文献1のように、内側案内板、第1外側案内板の両方を回転軸に平行な方向に伸びる板状とした場合、上記のように、第1空気と第2空気を十分に分離できない。すなわち、この場合、例えば、内側案内板21と外側案内板22を、下側における第1空気と第2空気の境界の位置に対応させて配置すると、上側空気の境界は、下側空気の境界よりも回転方向DRに進んだ地点に位置する。このため、上側空気のうち一部の空気は外側案内板22に案内されずに、第2吐出口VS7へ流れてしまう。
これに対して、本実施形態に係る空調装置100では、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。つまり、下側から上側に向かうほど位相差角度が大きくなっている。このため、本実施形態に係る空調装置100では、上側および下側の両側において、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。すなわち、図6に示すように、下側において、適切に第1空気と第2空気とを適切に分離できる。更に、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、図5に示すように、上側においても、下側よりも回転方向DRに進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板22の案内面22aで案内することができる。したがって、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。また、外側案内板22を上記のように折れ曲がった形状としたことで、ファン10の内部に導入されて遠心方向CDに略同時に流れる上側空気と下側空気は、互いに異なるタイミングで案内面22aに衝突することとなる。このため、上側空気と下側空気が案内面22aに時間的および位置的に分散して衝突することとなるため、これら空気が案内面22aに衝突して生じる騒音を軽減することができる。
また、本実施形態における外側案内板23も、図2〜図4に示すように、平板形状の下側がファンの回転向きDRとは逆向きの側に折り曲げられたような形状となっている。すなわち、本実施形態における外側案内板23は、上側から下側に向かうほど外側案内端部23aaがファン10の回転向きDRとは逆向きの側に位置するように、折れ曲がった形状となっている。言い換えれば、外側案内板23が、上側から下側に向かうにつれて回転向きDRと逆側にひねられる。また、本実施形態における内側案内板21は、上記したように、回転軸CLに平行な方向に沿って伸びる平板形状とされている。すなわち、本実施形態における内側案内板21は、平板形状であり、回転軸CLに平行な方向に案内面21bが伸びるように配置されている。
これにより、本実施形態では、図4に示す位相差角度PA22が、図3に示す位相差角度PA21よりも小さくなっている。このように、本実施形態における空調ケース2は、下側である所定位置CL2の位相差角度PA22が上側である所定位置CL1の位相差角度PA21よりも小さくなる構成となっている。より具体的には、本実施形態における空調ケース2は、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなる構成となっている。尚、位相差角度PA21は、所定位置CL1に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部23aaが配置されるように、設定されている。また、位相差角度PA22は、所定位置CL2に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部23aaが配置されるように、設定されている。
このように、本実施形態に係る空調装置100では、空調ケース2は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置CL1、CL2における位相差角度PA21、PA22が互いに異なっている。
上記したように、本実施形態に係る空調装置100は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置CL1、CL2における位相差角度PA21、PA22が互いに異なっている位相変化部21a、23aを有している。より具体的には、この位相変化部21a、23aは、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。
このため、本実施形態に係る空調装置100では、上記した位相変化部21a、22aの場合と同様の理由から、位相変化部21a、23aを有する。これにより、上側空気の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が大きい場合に対応することができる。すなわち、図6に示すように、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、図5に示すように、上側においても、回転方向DRに進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板23の案内面23aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。また、外側案内板23を上記のように折れ曲がった形状としたことで、ファン10の内部に導入されて遠心方向CDに略同時に流れる上側空気と下側空気は、互いに異なるタイミングで案内面23aに衝突することとなる。このため、上側空気と下側空気が案内面23aに時間的および位置的に分散して衝突することとなるため、これら空気が案内面23aに衝突して生じる騒音を軽減することができる。
ケース導入口VS1に配置された不図示のドア部材は、回動することでケース導入口VS1を開閉する。すなわち、本実施形態に係る空調装置100は、該回転ドアが回動することにより、ケース導入口VS1から空調ケース2の内部に導入される第1空気(すなわち、外気)の量を増減調整可能となっている。
ケース導入口VS2に配置された不図示のドア部材は、回動することでケース導入口VS2を開閉する。すなわち、本実施形態に係る空調装置100は、該回転ドアが回動することにより、ケース導入口VS2から空調ケース2の内部に導入される第2空気(すなわち、内気)の量を増減調整可能となっている。
第1吐出口VS6に配置された不図示のドア部材は、回動することで第1吐出口VS6を開閉する。すなわち、本実施形態に係る空調装置100は、該回転ドアが回動することにより、第1吐出口VS6から空調ケース2の外部に吐出される第1空気(すなわち、外気)の量を増減調整可能となっている。
第2吐出口VS7に配置された不図示のドア部材は、回動することで第2吐出口VS7を開閉する。すなわち、本実施形態に係る空調装置100は、該回転ドアが回動することにより、第2吐出口VS7から空調ケース2の外部に吐出される第2空気(すなわち、内気)の量を増減調整可能となっている。
第1通路VS3のうちのエバポレータ4とヒータコアの間に配置された不図示のドア部材は、スライドする。当該ドア部材は、スライドすることで、エバポレータ4を通った第1空気についてヒータコアを通る側の通路を通る空気の量とヒータコアを通らない側の通路(すなわち、バイパス通路)を通る空気の量を増減調整する。
第2通路VS4のうちのエバポレータ4とヒータコアの間に配置された不図示のドア部材は、スライドする。当該ドア部材は、スライドすることで、エバポレータ4を通った第2空気についてヒータコアを通る側の通路を通る空気の量とヒータコアを通らない側の通路(すなわち、バイパス通路)を通る空気の量を増減調整する。
不図示のヒータコアは、その内部を流通する温水であるエンジン冷却水とヒータコアを通過する空気とを熱交換させて該空気を加熱する加熱用熱交換器である。図1に示すように、ヒータコアは、通風空間VSのうちエバポレータ4に対する空気流れ下流側であって、ファン10に対する空気流れ上流側に配置されている。ヒータコアは、第1通路VS3および第2通路VS4の各々に接するように配置されている。
フィルタ3は、防塵、脱臭、あるいは殺菌等の機能を有するフィルタである。図1に示すように、フィルタ3は、通風空間VS1〜VS7のうちケース導入口VS1およびケース導入口VS2に対する空気流れ下流側であってエバポレータ4およびファン10に対する空気流れ上流側に配置されている。フィルタ3は、第1通路VS3および第2通路VS4の各々に接するように配置されている。
エバポレータ4は、その内部を流通する冷媒と通風空間VS1〜VS7を通る空気とを熱交換させて該空気を冷却する冷却用熱交換器である。図1に示すように、エバポレータ4は、通風空間VS1〜VS7のうちケース導入口VS1およびケース導入口VS2に対する空気流れ下流側であってファン10に対する空気流れ上流側に配置されている。エバポレータ4は、第1通路VS3および第2通路VS4の各々に接するように配置されている。
不図示の電子制御装置は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路とから構成されており、ROM等に予め記憶されたコンピュータプログラムに従って種々の制御処理を実行する。また、空調ケース2内に配置された上記の各ドア部材には該ドアを駆動するアクチュエータが接続されており、不図示の電子制御装置は、各ドアを回動あるいはスライドさせるための作動信号をそのアクチュエータに対して出力する。また、不図示の電子制御装置は、エバポレータ4に冷媒を循環させる不図示の圧縮器や送風機1に対しても作動信号を出力する。また、不図示の電子制御装置は、空調装置100における種々の空調制御を実行する。
以上で説明したように、本実施形態に係る空調装置100では、空調ケース2は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている。すなわち、本実施形態に係る空調装置100は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部21a、22aを有している。
このため、本実施形態に係る空調装置100は、位相変化部21a、22aを有することで、上側空気の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が大きい場合に対応することができる。すなわち、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側においても、回転方向に進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板22の案内面22aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。尚、外側案内板22を上記のように折れ曲がった形状としたことで、ファン10の内部に導入されて遠心方向CDに略同時に流れる上側空気と下側空気は、互いに異なるタイミングで案内面22aに衝突することとなる。このため、上側空気と下側空気が案内面22aに時間的および位置的に分散して衝突することとなるため、これら空気が案内面22aに衝突して生じる騒音を軽減することができる。
また、本実施形態に係る空調装置100は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部21a、23aを有している。
このため、本実施形態に係る空調装置100では、上記した位相変化部21a、22aと同様に、位相変化部21a、23aを有することで、上側空気の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が大きい場合に対応することができる。すなわち、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側においても、回転方向DRに進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板23の案内面23aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。尚、外側案内板23を上記のように折れ曲がった形状としたことで、ファン10の内部に導入されて遠心方向CDに略同時に流れる上側空気と下側空気は、互いに異なるタイミングで案内面23aに衝突することとなる。このため、上側空気と下側空気が案内面23aに時間的および位置的に分散して衝突することとなるため、これら空気が案内面23aに衝突して生じる騒音を軽減することができる。
本実施形態では、頂板部10aは、ファン導入口ISを通った空気を第1吐出口VS6あるいは第2吐出口VS7へ案内する頂側案内面10aaを有している。頂側案内面10aaは、底板部10bに対向すると共に、径方向DDにおけるファン導入口ISの周囲において上側から下側に向かうにつれて径方向DDの外側に位置するように形成されている。
上記した位相変化部21a、22aあるいは21a、位相変化部23aによる効果等の説明から明らかなように、本実施形態に係る位相変化部を有する構成は、上記の頂側案内面10aaが形成された空調装置100において特に好適である。
(第2実施形態)
第2実施形態について図7〜図9を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態において、内側案内板21、外側案内板22、および外側案内板23の構成を変更したものである。その他については第1実施形態と同様であるため、基本的には第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
尚、図8、図9に示すように、以下において、前記所定断面における内側案内面21aのうち径方向DDにおける外側案内板22の外側案内端部22aaに近い側の端部を内側案内端部21aaと称する。また、前記所定断面における内側案内面21bのうち径方向DDにおける外側案内板23の外側案内端部23aaに近い側の端部を内側案内端部21baと称する。尚、図8中の矢印AR13、AR15は、第1空気の流れを示している。また、図8中の矢印AR14、AR16は、第2空気の流れを示している。また、図9中の矢印AR17、AR19は、第1空気の流れを示している。図9中の矢印AR18、AR20は、第2空気の流れを示している。
第1実施形態では、内側案内板21は、平板形状であり、回転軸CLに平行な方向に案内面21aが伸びるように配置されていた。これに対し、本実施形態における内側案内板21は、図7〜図9に示すように、平板形状の下側がファンの回転向きDRの側に折り曲げられたような形状となっている。すなわち、本実施形態における内側案内板21は、上側から下側に向かうほど内側案内端部21aaがファン10の回転向きDRの側に位置するように、折れ曲がった形状となっている。更に、本実施形態における内側案内板21は、上側から下側に向かうほど内側案内端部21baがファン10の回転向きDRの側に位置するように、折れ曲がった形状となっている。言い換えれば、内側案内板21が、上側から下側に向かうにつれて回転向きDRにひねられる。
また、第1実施形態では、外側案内板22および外側案内板23はいずれも、平板形状の下側が折り曲げられたような形状となっていた。これに対し、本実施形態における外側案内板22は、回転軸CLに平行な方向に沿って伸びる平板形状とされている。すなわち、本実施形態における外側案内板22は、平板形状であり、回転軸CLに平行な方向に案内面22aが伸びるように配置されている。また、本実施形態における外側案内板23も、回転軸CLに平行な方向に沿って伸びる平板形状とされている。すなわち、本実施形態における外側案内板23も、平板形状であり、回転軸CLに平行な方向に案内面23aが伸びるように配置されている。
内側案内板21および外側案内板22が上記の構成であることにより、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、図9に示す位相差角度PA21が、図8に示す位相差角度PA11よりも小さくなっている。このように、本実施形態における空調ケース2は、下側である所定位置CL2の位相差角度PA21が上側である所定位置CL1の位相差角度PA11よりも小さくなる構成となっている。より具体的には、本実施形態における空調ケース2は、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなる構成となっている。尚、位相差角度PA11は、所定位置CL1に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部22aaが配置されるように、設定されている。また、位相差角度PA21は、所定位置CL2に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部22aaが配置されるように、設定されている。よって、本実施形態に係る空調装置100は、第1実施形態と同様、位相変化部21a、22aは、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。
すなわち、本実施形態では、第1実施形態と同様、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部21a、22aを有している。また、本実施形態では、位相変化部21a、22aaは、上側から下側に向かうほど内側案内端部21aaが回転向きDR1の側に位置していることによって、第1実施形態と同様、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。
このため、本実施形態に係る空調装置100では、第1実施形態と同様の理由から、位相変化部21a、22aを有することで、上側空気の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が大きい場合に対応することができる。すなわち、図9に示すように、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、図8に示すように、上側においても、回転方向に進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板22の案内面22aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
また、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、図9に示す位相差角度PA22が、図8に示す位相差角度PA12よりも小さくなっている。このように、本実施形態における空調ケース2は、下側である所定位置CL2の位相差角度PA22が上側である所定位置CL1の位相差角度PA12よりも小さくなる構成となっている。より具体的には、本実施形態における空調ケース2は、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなる構成となっている。尚、位相差角度PA12は、所定位置CL1に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部23aaが配置されるように、設定されている。また、位相差角度PA22は、所定位置CL2に対応する所定断面において第1空気と第2空気の境界に近い位置に外側案内端部23aaが配置されるように、設定されている。よって、本実施形態に係る空調装置100は、第1実施形態と同様、位相変化部21a、23aは、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。
すなわち、本実施形態では、第1実施形態と同様、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部21a、23aを有している。また、本実施形態では、位相変化部21a、23aaは、上側から下側に向かうほど内側案内端部21abが回転向きDR1の側に位置していることによって、第1実施形態と同様、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。
このため、本実施形態に係る空調装置100では、第1実施形態と同様の理由から、位相変化部21a、23aを有することで、上側空気の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が大きい場合に対応することができる。すなわち、図9に示すように、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、図8に示すように、上側においても、回転方向に進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板22の案内面23aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
(他の実施形態)
本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態において、外側案内板22、23を第1実施形態のように折れ曲がった形状とすると共に、内側案内板21を第2実施形態のように折れ曲がった形状としても良い。すなわち、上記実施形態において、外側案内板22、23を上側から下側に向かうほど外側案内端部22aaがファン10の回転向きDRとは逆向きの側に位置するように折れ曲がった形状としても良い。それと共に、内側案内板21を上側から下側に向かうほど内側案内端部21aaがファン10の回転向きDRの側に位置するように折れ曲がった形状としても良い。この場合においても、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部を有する構成であれば、上記第1、2実施形態にて記載した、適切に第1空気と第2空気とを分離することができるという効果が得られる。
また、第1、2実施形態では、上側空気の遠心方向CDの速度成分が小さく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が大きい場合に対応するために、位相変化部を、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなる構成としていた。
しかしながら、上側空気の遠心方向CDの速度成分が大きく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が小さい場合もありえる。本願発明者の検討によると、ファンの形状や吐出口の構造によっては、反対に、ファンの内部空間のうち上側の空気の遠心方向の速度成分が大きく、ファンの内部空間のうち下側の空気の遠心方向の速度成分が小さくなる場合も確認された。例えば、吐出口の側に通風抵抗となるような部材等が配置される場合がこれに当たる。
また例えば、図21の比較例に示すように、ファン10Yの底板部10bYがファンボスを有する形状となっている場合が、これに当たる。この場合は、底板部10bYの頂板部10aY側の面のうち、ファン10Yの回転軸に比較的近い部分が、ファン10Yの回転軸から比較的遠い部分に対して、頂板部10aYに向かって凸の形状となっている。
以下、図21に示す比較例について説明する。この比較例では、内側案内板21Y、外側案内板22Y、23Yとして回転軸に平行な方向に伸びる板状のものが採用される。この比較例では、ファン10Y、頂板部10aY、底板部10bY、内側案内板21Y、外側案内板22Y、外側案内板23Yは、それぞれ、第1実施形態のファン10、頂板部10a、底板部10b、内側案内板21、外側案内板22、外側案内板23と概ね同等の機能を有する。
ただし、上述の通り、底板部10bYの頂板部10aY側の面のうち、ファン10Yの回転軸に比較的近い部分が、ファン10Yの回転軸から比較的遠い部分に対して、頂板部10aYに向かって凸の形状となっている。また、内側案内板21Y、外側案内板22Y、外側案内板23Yは、上記実施形態とは異なり、それぞれ、回転軸に平行な方向に伸びる平板部材である。なお、図21では、ファン10Yの複数の羽根部は図示が省略されている。
図21では、ファン10Yにおける空気の出口における、すなわち、ファン10Yの複数の羽根部に囲まれた空間のうち、ファン10Yの回転軸から最も遠い位置における、第1空気PY1と第2空気PY2の分布を表している。第1空気PY1の存在領域が斜線ハッチングで、第2空気PY2の存在領域が点ハッチングで表れている。第1空気PY1、第2空気PY2は、それぞれ、上記実施形態における第1空気、第2空気と同等の性質を有する。
この比較例でも、上側空気の遠心方向の速度成分に対し、下側空気の遠心方向の速度成分は小さくなる。これにより上側における第1空気PY1と第2空気PY2の境界付近を流れる空気は、下側における第1空気PY1と第2空気PY2の境界付近を流れる空気に比べ、回転方向に少なく移動した後にファンの外側に吐き出される。
したがって、上側において内側案内板の第1内側案内面に案内されて外側案内板の側に流れる空気が、外側案内板に案内されずに吐出口へ流れてしまうことがある。同様の理由から、図21の比較例のように、上側の2種類の空気の境界に近い位置に外側案内板22Y、23Yが位置する場合は、下側において2種類の空気PY1、PY2を適切に分離できない。
このような場合に対応するため、第1、2実施形態に係る空調装置100において、図10、図11に示すように、上側から下側に向かうほど位相差角度が大きくなる位相変化部を有する構成としても良い。図10は、この他の実施形態についての第1実施形態における図3に対応する図である。つまり、図10は、回転軸CLの方向CLDのうちの上側の所定位置で切ったときの、空調ケース2のうちファン10の周辺部分の断面構成を示している。また、図11は、第1実施形態における図4に対応する図である。つまり、図11は、回転軸CLの方向CLDのうちの下側の所定位置で切ったときの、空調ケース2のうちファン10の周辺部分の断面構成を示している。つまり、この他の実施形態では、外側案内板22、23を、上側から下側に向かうほど外側案内端部22aa、23aaがファン10の回転向きDRの側に位置するように折れ曲がった形状としている。言い換えれば、外側案内板22、23が、上側から下側に向かうにつれて回転向きDRにひねられる。
また、内側案内板21を、上側から下側に向かうほど内側案内端部21aa、21baがファン10の回転向きDRとは逆向きの側に位置するように折れ曲がった形状としている。言い換えれば、内側案内板21が、上側から下側に向かうにつれて回転向きDRとは逆向きにひねられる。これにより、位相変化部を、上側から下側に向かうほど位相差角度が大きくなるように構成している。この構成によれば、上側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、下側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、下側においても、回転方向DRに進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内面22a、23aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
この図10、図11に示す形態においては、底板部10bの頂板部10a側の面は平面である。しかし、図10、図11の例において、底板部10bの頂板部10a側の面のうち、底板部10bの頂板部10a側の面を凸形状に変形してもよい。より具体的には、ファン10の回転軸に比較的近い部分が、当該近い部分よりもファン10の回転軸から遠い部分に対して、頂板部10aに向かって凸の形状となってもよい。
尚、この実施形態(すなわち、図10、図11に示す形態)において、内側案内板21、外側案内板22、23のいずれかを、回転軸CLに平行な方向に沿って伸びる平板形状としても良い。この場合においても、位相変化部を、上側から下側に向かうほど位相差角度が大きくなるように構成すれば、上記と同様の効果を得られる。
例えば、図12、図13、図14に示すように、図10、図11の例に対して、上記のように底板部10bの頂板部10a側の面を凸にした上で、更に、内側案内板21を、第1実施形態と同様に、回転軸CLに平行な方向に沿って伸びる平板形状としてもよい。
図12、図13、図14の例においても、外側案内板22、23は、上側から下側に向かうにつれて回転向きDRにひねられる。したがって、空調装置100は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部21a、22aを有している。より具体的には、この位相変化部21a、22aは、上側から下側に向かうほど位相差角度が大きくなっている。
このため、空調装置100では、上側空気の遠心方向CDの速度成分が大きく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が小さい場合に対応することができる。すなわち、上側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、下側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、下側においても、回転方向DRに進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板22の案内面22aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
また例えば、図15、図16、図17、図18、図19に示すように、図10、図11の例に対して、上記のように底板部10bの頂板部10a側の面を凸にした上で、更に、外側案内板22、23を第2実施形態と同様にしてもよい。すなわち、外側案内板22、23を、回転軸CLに平行な方向に沿って伸びる平板形状としてもよい。
この場合、図18、図19に示すように、内側案内板21は、底板部10bの頂板部10a側の面において凸になった部分との干渉を避けるため、当該凸形状に沿って切り欠かれた形状となっている。
図15、図16、図17、図18、図19の例においても、内側案内板21が、上側から下側に向かうにつれて回転向きDRとは逆向きにひねられる。したがって、空調装置100は、回転軸CLの方向CLDの異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部21a、22aを有している。より具体的には、この位相変化部21a、22aは、上側から下側に向かうほど位相差角度が大きくなっている。
このため、空調装置100では、上側空気の遠心方向CDの速度成分が大きく、下側空気の遠心方向CDの速度成分が小さい場合に対応することができる。すなわち、上側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、下側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、下側においても、回転方向DRに進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内板22の案内面22aで案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点では、空調装置は、回転軸の方向の異なる位置における位相差角度が互いに異なっている位相変化部を有している。
第2の観点では、第1の観点における空調装置において、位相変化部は、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。ファンの回転軸の伸びる方向のうち頂板部の側が上側、底板部の側が下側である。
この第2の観点によれば、位相変化部を有することで、上側空気の遠心方向の速度成分が小さく、下側空気の遠心方向の速度成分が大きい場合に対応することができる。すなわち、下側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、上側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、上側においても、回転方向に進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内面で案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
第3の観点では、第2の観点における空調装置において、上側から下側に向かうほど外側案内端部が回転向きとは逆向きの側に位置していることによって、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。
この第3の観点によれば、ファンの内部空間のうち上側を流れる空気とファンの内部空間のうち下側を流れる空気が外側案内面に時間的および位置的に分散して衝突することとなるため、これら空気が外側案内面に衝突して生じる騒音を軽減することができる。
第4の観点では、第2の観点における空調装置において、位相変化部は、上側から下側に向かうほど内側案内端部が回転向きの側に位置していることによって、上側から下側に向かうほど位相差角度が小さくなっている。この第4の観点によれば、第1の観点に係る効果と同様の効果が得られる。
第5の観点では、第1の観点における空調装置において、位相変化部は、上側から下側に向かうほど位相差角度が大きくなっている。
この第5の観点によれば、位相変化部を有することで、ファンの内部空間のうち上側を流れる空気の遠心方向の速度成分が大きく、ファンの内部空間のうち下側を流れる空気の遠心方向の速度成分が小さい場合に対応することができる。すなわち、上側において適切に第1空気と第2空気とを分離できる。更に、下側に向かうほど位相差角度が大きくなっていることで、下側においても、回転方向に進んだ位置に流れる第1空気を確実に外側案内面で案内することができ、適切に第1空気と第2空気とを分離することができる。
第6の観点では、第5の観点における空調装置において、上側から下側に向かうほど前記位相差角度が大きくなっている。この第6の観点によれば、第5の観点に係る効果と同様の効果が得られる。
第7の観点では、第5の観点における空調装置において、上側から下側に向かうほど内側案内端部が回転向きとは逆向きの側に位置していることによって、上側から下側に向かうほど位相差角度が大きくなっている。この第7の観点によれば、第5の観点に係る効果と同様の効果が得られる。
第8の観点では、第1ないし8のいずれか1つの観点における空調装置において、頂板部は、ファン導入口を通った空気を第1吐出口あるいは第2吐出口へ案内する頂側案内面を有している。頂側案内面は、底板部に対向すると共に、ファンの径方向におけるファン導入口の周囲において上側から下側に向かうにつれてファンの径方向の外側に位置するように形成されている。この第8の観点によれば、第1〜7の観点に係る効果を効果的に得られる。

Claims (9)

  1. 空調風を提供する空調装置であって、
    ファン(10)と、空気を通す通風空間(VS1〜VS7)が形成された空調ケース(2)と、を備え、
    前記ファンは、頂板部(10a)と、底板部(10b)と、前記頂板部と前記底板部に囲まれて配置された複数の羽根部(10c)と、を有し、
    前記ファンは、前記通風空間に配置されて回転することで前記空気を回転軸(CL)の方向(CLD)に吸い込むと共に前記回転軸を中心とした遠心方向(CD)に吹き出し、
    前記通風空間は、前記空調ケースの外部の空気を導入するケース導入口(VS1、VS2)を含み、
    前記空調ケースは、仕切り板(20)と、内側案内板(21)と、外側案内板(22)と、を備え、
    前記仕切り板は、前記通風空間のうち前記ケース導入口に連通する一部(VS3、VS4)を第1通路(VS3)と第2通路(VS4)とに仕切り、
    前記通風空間は、前記第1通路および前記第2通路に連通すると共に前記ファンが配置されるファン配置空間(VS5)と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第1通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第1吐出口(VS6)と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第2通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第2吐出口(VS7)と、を含み、
    前記頂板部には、前記第1通路を通った空気および前記第2通路を通った空気を前記底板部と前記頂板部に囲まれた空間に導入するためのファン導入口(IS)が、形成され、
    前記内側案内板は、前記ファン配置空間において、前記回転軸を中心とする径方向(DD)における前記複数の羽根部よりも前記回転軸に近い側に配置され、
    前記内側案内板は、前記第1通路を通って前記ファンから吹き出される前記空気を前記第1吐出口あるいは前記外側案内板に案内する内側案内面(21a)を有し、
    前記外側案内板は、前記ファン配置空間において前記径方向における前記複数の羽根部よりも前記回転軸から遠い側に配置され、
    前記外側案内板は、前記内側案内面によって案内された前記空気を前記第1吐出口に案内する外側案内面(22a)を有し、
    前記ファンが位置する領域を含みかつ前記回転軸に垂直で、前記回転軸の方向の異なる位置(CL1、CL2)配置される複数の所定断面の各々において、前記外側案内面のうち前記径方向における前記回転軸に近い側の外側案内端部(22aa)と前記回転軸とを結んだ直線が基準直線(L2)であり、
    前記複数の所定断面の各々において、前記内側案内面のうち前記径方向における前記外側案内端部に近い側の内側案内端部(21aa)と前記回転軸とを結んだ直線が案内直線(L1)であり、
    前記複数の所定断面の各々において、前記ファンの回転向き(DR1)に前記案内直線から前記基準直線まで測ったときの角度が位相差角度(PA11、PA12、PA21、PA22)であり、
    前記複数の所定断面における複数の位相差角度が、前記複数の所定断面における空気の前記遠心方向の速度成分が大きいほど小さくなっている空調装置。
  2. 前記複数の位相差角度は、前記回転軸の伸びる方向のうち前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど小さくなっている請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど前記外側案内端部が前記回転向きとは逆向きの側に位置していることによって、前記複数の位相差角度は、前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど小さくなっている請求項2に記載の空調装置。
  4. 前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど前記内側案内端部が前記回転向きの側に位置していることによって、前記複数の位相差角度は、前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど小さくなっている請求項2に記載の空調装置。
  5. 前記複数の位相差角度は、前記回転軸の伸びる方向のうち前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど大きくなっている請求項1に記載の空調装置。
  6. 前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど前記外側案内端部が前記回転向きの側に位置していることによって、前記複数の位相差角度は、前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど大きくなっている請求項5に記載の空調装置。
  7. 前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど前記内側案内端部が前記回転向きとは逆向きの側に位置していることによって、前記複数の位相差角度は、前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうほど大きくなっている請求項5に記載の空調装置。
  8. 前記頂板部は、前記ファン導入口を通った前記空気を前記第1吐出口あるいは前記第2吐出口へ案内する頂側案内面(10aa)を有し、
    前記頂側案内面は、前記底板部に対向すると共に、前記径方向における前記ファン導入口の周囲において前記頂板部の側から前記底板部の側に向かうにつれて前記径方向の外側に位置するように形成されている請求項1ないし7のいずれか1つに記載の空調装置。
  9. 空調風を提供する空調装置であって、
    ファン(10)と、空気を通す通風空間(VS1〜VS7)が形成された空調ケース(2)と、を備え、
    前記ファンは、頂板部(10a)と、底板部(10b)と、前記頂板部と前記底板部に囲まれて配置された複数の羽根部(10c)と、を有し、
    前記ファンは、前記通風空間に配置されて回転することで前記空気を回転軸(CL)の方向(CLD)に吸い込むと共に前記回転軸を中心とした遠心方向(CD)に吹き出し、
    前記通風空間は、前記空調ケースの外部の空気を導入するケース導入口(VS1、VS2)を含み、
    前記空調ケースは、仕切り板(20)と、内側案内板(21)と、外側案内板(22)と、を備え、
    前記仕切り板は、前記通風空間のうち前記ケース導入口に連通する一部(VS3、VS4)を第1通路(VS3)と第2通路(VS4)とに仕切り、
    前記通風空間は、前記第1通路および前記第2通路に連通すると共に前記ファンが配置されるファン配置空間(VS5)と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第1通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第1吐出口(VS6)と、前記ファン配置空間に連通する空間であって前記第2通路および前記ファン配置空間を通った前記空気を前記空調ケースの外部に吐出する第2吐出口(VS7)と、を含み、
    前記頂板部には、前記第1通路を通った空気および前記第2通路を通った空気を前記底板部と前記頂板部に囲まれた空間に導入するためのファン導入口(IS)が、形成され、
    前記内側案内板は、前記ファン配置空間において、前記回転軸を中心とする径方向(DD)における前記複数の羽根部よりも前記回転軸に近い側に配置され、
    前記内側案内板は、前記第1通路を通って前記ファンから吹き出される前記空気を前記第1吐出口あるいは前記外側案内板に案内する内側案内面(21a)を有し、
    前記外側案内板は、前記ファン配置空間において前記径方向における前記複数の羽根部よりも前記回転軸から遠い側に配置され、
    前記外側案内板は、前記内側案内面によって案内された前記空気を前記第1吐出口に案内する外側案内面(22a)を有し、
    前記ファンが位置する領域を含みかつ前記回転軸に垂直で、前記回転軸の方向の異なる位置(CL1、CL2)配置される複数の所定断面の各々において、前記内側案内面によって表される直線が案内直線(L1)であり、
    前記複数の所定断面の各々において、前記外側案内面のうち前記径方向における前記回転軸に近い側の外側案内端部(22aa)と前記回転軸とを結んだ直線が基準直線(L2)であり、
    前記複数の所定断面の各々において、前記ファンの回転向き(DR1)に前記案内直線から前記基準直線まで測ったときの角度が位相差角度(PA11、PA12、PA21、PA22)であり、
    前記複数の所定断面における複数の位相差角度が、前記複数の所定断面における空気の前記遠心方向の速度成分が大きいほど小さくなっている空調装置。
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