JP2018001911A - 空調装置 - Google Patents

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幸野 哲也
Tetsuya Kono
哲也 幸野
奥村 佳彦
Yoshihiko Okumura
奥村  佳彦
小林 亮
Akira Kobayashi
亮 小林
康裕 関戸
Yasuhiro Sekido
康裕 関戸
加藤 慎也
Shinya Kato
慎也 加藤
優輝 津曲
Yuki TSUMAGARI
優輝 津曲
輝 大岩
Kira OIWA
輝 大岩
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Abstract

【課題】複数の流路を流れる性質の異なる空気が混ざり合い送風機より下流側の所定の流路に流れることを抑制可能な空調装置を提供する。【解決手段】空調装置のケーシング2は、ファン61の回転軸63方向に吸込流路を形成すると共に、ファン61の径方向外側に吹出流路21、22を形成する。吸込仕切部3は、吸込流路をそれぞれ異なる性質の空気が流れる第1吸込流路と第2吸込流路とに仕切る。複数の吹出仕切部7、8は、ファン61の周方向の複数個所に隣接するように設けられ、吹出流路21、22を第1吹出流路21と第2吹出流路22とに仕切る。ここで、複数の吹出仕切部7、8のうち一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9を定義したとき、吸込仕切部3のファン61側の端部は、その仮想平面9より第2吹出流路22側に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、車室内の空調を行う空調装置に関するものである。
従来、車室外の空気(以下「外気」という)と車室内の空気(以下「内気」という)とを取り入れ、その空気を冷却および加熱することにより車室内の空調を行う車両用空調装置が知られている。
特許文献1に記載の空調装置は、送風機より上流側の空気通路を複数の流路に仕切る吸込仕側切部材と、送風機より下流側の空気通路を複数の流路に仕切る吹出側仕切部材とを備えている。吸込側仕切部材と吹出側仕切部材とはいずれも、複数の流路を流れる空気が混ざり合うことを抑制している。そのため、この空調装置は、複数の流路に対し、温度または湿度などの性質の異なる空気を流すことが可能である。
特開2016−11101号公報
ところで、特許文献1に記載の空調装置は、送風機が回転する際に送風機のファンと吸込側仕切部材とが接触することを防ぐため、ファンと吸込側仕切部材との間に隙を設けている。そのため、送風機より上流側の複数の流路を流れたそれぞれ性質の異なる空気は、ファンと吸込側仕切部材との間の隙を通過する際に混ざり合ってしまう。したがって、送風機より下流側の複数の流路の両方に、その混ざり合った空気が流れる。
例えば、冬季などにフロントウィンドウの雲りを晴らす場合、上流側の一方の流路に外気を取り入れ、他方の流路に内気を取り入れ、その上流側の一方の流路の外気を下流側の一方の流路を通じてデフロスタ吹出口からフロントウィンドウに吹き出すことがある。その場合、湿度が高い内気と外気とが混ざり合った風がデフロスタ吹出口から吹き出されると、その風によりフロントウィンドウの曇りを晴らすことが困難になることが懸念される。
本発明は上記点に鑑みて、複数の流路を流れる性質の異なる空気が混ざり合って送風機より下流側の所定の流路に流れることを抑制可能な空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の空調装置は、送風機(6)、ケーシング(2)、吸込仕切部(3)および複数の吹出仕切部(7、8)を備える。送風機は、複数の羽根が周方向に配置されたファン(61)の回転により回転軸方向から空気を吸い込み、回転軸に対して遠ざかる方向へ空気を吹き出す。ケーシングは、ファンの回転軸方向に吸込流路(11、12)を形成すると共に、ファンの径方向外側に吹出流路(21、22)を形成する。吸込仕切部は、吸込流路をそれぞれ異なる性質の空気が流れる第1吸込流路(11)と第2吸込流路(12)とに仕切る。複数の吹出仕切部は、吹出流路内でファンの周方向の複数個所に隣接するように設けられ、吹出流路をファンの外周のうち所定範囲に向き合う第1吹出流路(21)とその所定範囲とは異なる範囲に向き合う第2吹出流路(22)とに仕切る。ここで、複数の吹出仕切部のうち一方の吹出仕切部のファン側の端部と他方の吹出仕切部のファン側の端部とを結ぶ仮想平面(9)に対し、吸込仕切部のファン側の端部は、少なくとも一部が第2吹出流路側に位置している。
これによれば、吸込仕切部とファンとの間の隙で混ざり合った空気は、主に第2吹出流路に吹き出され、第1吹出流路に流れることが抑制される。したがって、この空調装置は、第1吹出流路に対し、主に第1吸込流路を流れた空気を流すことができる。
請求項14に記載の発明の空調装置は、送風機(6)、ケーシング(2)、吸込仕切部(3)および複数の吹出仕切部(7、8)を備える。送風機は、複数の羽根が周方向に配置されたファン(61)の回転により回転軸方向から空気を吸い込み、回転軸に対して遠ざかる方向へ空気を吹き出す。ケーシングは、ファンの回転軸方向に吸込流路(11、12)を形成すると共に、ファンの径方向外側に吹出流路(21、22)を形成する。吸込仕切部は、吸込流路をそれぞれ異なる性質の空気が流れる第1吸込流路(11)と第2吸込流路(12)とに仕切る。複数の吹出仕切部は、吹出流路内でファンの周方向の複数個所に隣接するように設けられ、吹出流路をファンの外周のうち所定範囲に向き合う第1吹出流路(21)とその所定範囲とは異なる範囲に向き合う第2吹出流路(22)とに仕切る。ここで、吸込仕切部のファン側の端部は、ファンの回転軸に対し第2吹出流路側に位置している。
請求項14にかかる発明は、請求項1にかかる発明と同一の作用効果を奏することが可能である。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる空調装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図2のIII−III断面図である。 第1実施形態の空調装置が備えるファンの吸入口と吹出口の面積を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図5のVI−VI断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図9のX−X断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図11のXII−XII断面図である。 本発明の第6実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図13のXIV−XIV断面図である。 本発明の第7実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図15のXVI−XVI断面図である。 本発明の第8実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図17のXVIII−XVIII断面図である。 本発明の第9実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図19のXX−XX断面図である。 本発明の第10実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。 図21のXXII−XXII断面図である。 本発明の第11実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の空調装置は、車両に搭載される車両用空調装置であり、車室内最前部のインストルメントパネルの内側に配置される。空調装置は、車室外と車室内から取り入れた空気の温度および湿度を調整して車室内へ吹き出すことで、車室内を空調する機能を有するものである。
図1に示すように、空調装置1は、ケーシング2、吸込仕切部3、フィルタ4、エバポレータ5および送風機6などを備えている。
ケーシング2は、空調装置1の外殻を構成する。ケーシング2は、ある程度の弾性を有し、且つ、強度的に優れた、例えばポリプロピレンなどの樹脂により成形されている。ケーシング2の内側には、車室内に送風される空気が流れる流路が形成されている。ケーシング2に形成された流路のうち、送風機6のファン61の回転軸方向に形成された空気通路を吸込流路11、12と称し、ファン61の径方向外側に形成された流路を吹出流路21、22と称する。
吸込流路11、12には、吸込仕切部3が設けられている。吸込仕切部3は、吸込流路11、12の空気流れ方向に延びる平板状に形成されており、吸込流路11、12を第1吸込流路11と第2吸込流路12とに仕切っている。第1吸込流路11と第2吸込流路12には、それぞれ温度または湿度などの性質の異なる空気が混ざり合うことなく流れることが可能である。なお、第1吸込流路11と第2吸込流路12には、性質の同じ空気が流れることも可能である。
第1吸込流路11と第2吸込流路12の空気流れ最上流側には、それぞれ空気導入口が形成されている。空気導入口は、α空気導入口13、14とβ空気導入口15、16とαβ空気切替ドア17、18により構成されている。なお、本明細書において、α空気とβ空気は、例えば車室外の空気である外気または車室内を循環する空気である内気など、温度や湿度などが異なる性質を有する空気をあらわしている。
α空気導入口13、14は、例えば外気を吸込流路11、12に導入する。β空気導入口15、16は、例えば内気を吸込流路11、12に導入する。図1の矢印171、181に示したように、αβ空気切替ドア17、18は、β空気導入口15、16およびα空気導入口13、14の開口面積を連続的に調整し、内気の風量と外気の風量との風量割合を連続的に変化させることが可能である。α空気導入口13、14とβ空気導入口15、16とαβ空気切替ドア17、18はいずれも、第1吸込流路11と第2吸込流路12に対してそれぞれ設けられている。
例えば、図1に示すように、第1吸込流路11に外気を導入し第2吸込流路12に内気を導入する内外気二層モードの場合、第1吸込流路11のαβ空気切替ドア17は、α空気導入口13を開き、β空気導入口15を閉じる。また、その場合、第2吸込流路12のαβ空気切替ドア18は、β空気導入口16を開き、α空気導入口14を閉じる。
それに対し、図示していないが、例えば、第1吸込流路11と第2吸込流路12の両方に外気を導入する外気モードの場合、第1吸込流路11のαβ空気切替ドア17と第2吸込流路12のαβ空気切替ドア18はいずれも、α空気導入口13、14を開き、β空気導入口15、16を閉じる。
また、図示していないが、例えば、第1吸込流路11と第2吸込流路12の両方に内気を導入する内気モードの場合、第1吸込流路11のαβ空気切替ドア17と第2吸込流路12のαβ空気切替ドア18はいずれも、β空気導入口15、16を開き、α空気導入口13、14を閉じる。
なお、図1では、αβ空気切替ドア17、18の一例としてロータリドアを示したが、αβ空気切替ドア17、18はそれに限らず、板ドア、スライドドアまたはフィルムドアなどで構成されていてもよい。
吸込流路11、12のうち空気導入口より空気流れ下流側には、フィルタ4とエバポレータ5が配置されている。
フィルタ4は、図示していないフィルタ枠と図示していないフィルタエレメントなどにより構成されており、吸込流路11、12を流れる気流に含まれる塵などの異物を捕集する。ファルタは、そのフィルタ4より下流側に配置されるエバポレータ5および送風機6などに、塵などの異物が流れ込むことを防いでいる。
エバポレータ5は、吸込流路11、12を流れる空気を冷却する冷却用熱交換器である。エバポレータ5は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルにおける低圧側の熱交換器である。エバポレータ5は、その内側を流れる低温低圧の冷媒をエバポレータ5を通過する空気と熱交換させて蒸発させることで、吸込流路11、12を流れる空気を冷却するものである。
エバポレータ5より空気流れ下流側には、ケーシング2内の流路に気流を発生させるための送風機6が設置されている。送風機6は、ケーシング2内の流路に収容されたファン61、およびそのファン61を回転軸周りに回転駆動するためのモータ62を備えている。
ファン61は、複数の羽根が周方向に配置された羽根車である。このファン61は、回転軸方向に形成される吸入口から空気を吸い込み、径方向外側に形成される吹出口から回転軸に対して遠ざかる方向へ空気を吹き出す遠心ファンである。なお、各図では、ファン61の羽根の図示を省略している。
遠心ファンは、軸流ファンよりも動圧が小さく、静圧が大きいという特性を有する。また、遠心ファンは、羽根形状によってシロッコファン、ラジアルファン、ターボファン区分されるものであり、この順に静圧が高くなる特性を有する。
モータ62は、図示していない空調制御装置から出力される制御電圧により回転数が制御される。これにより、そのモータ62によって回転駆動されるファン61の送風量が制御される。
図1〜図3に示すように、ファン61の径方向外側に形成された吹出流路21、22は、複数の吹出仕切部7、8により、第1吹出流路21と第2吹出流路22に仕切られている。図3に示すように、複数の吹出仕切部7、8は、それぞれ、吹出流路21、22内でファン61の周方向の所定箇所に隣接するように設けられている。第1吹出流路21はファン61の外周のうち所定範囲に向き合うように設けられている。また、第2吹出流路22はファン61の外周のうち第1吹出流路21が向き合う所定範囲とは異なる範囲に向き合うように設けられている。第1吹出流路21と第2吹出流路22には、それぞれ温度または湿度などの性質の異なる空気が混ざり合うことなく流れることが可能である。なお、第1吸込流路11と第2吸込流路12に流れる空気の性質が同じである場合、第1吹出流路21と第2吹出流路22には、性質の同じ空気が流れる。
図示していないが、第1吹出流路21と第2吹出流路22の少なくとも一方には、エバポレータ5を通過した空気を加熱する加熱用熱交換器としてのヒータコアが設置される。ヒータコアは、内燃機関を冷却する冷却水を熱源として、エバポレータ5を通過した空気を加熱する熱交換器である。また、図示していないが、ヒータコアの上流側には、エアミックスドアが設けられている。エアミックスドアは、ヒータコアへ流入させる冷風と、ヒータコアをバイパスして流れる冷風との風量割合を連続的に変化させることによって、車室内へ吹き出される空気の温度を調整する。
第1吹出流路21の下流側のケーシング2には、図示していないデフロスタ開口部およびフェイス開口部などが設けられている。また、第2吹出流路22の下流側のケーシング2には、図示していないフット開口部などが設けられている。
デフロスタ開口部は、車両のフロントウィンドウの内側に向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口に対し、空調風を供給する。なお、空調風とは、空調装置1により温度および湿度などが調整された風である。フェイス開口部は車室内の乗員の上半身側に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口に対し、空調風を供給する。フット開口部は車室内の乗員の下半身側に向けて空気を吹き出すフット吹出口に対し、空調風を供給する。デフロスタ開口部、フェイス開口部およびフット開口部にはそれぞれ、開口部の開閉状態を調整するための図示していない切替ドアが設けられる。
ここで、図4に示すように、ファン61の軸方向に形成される吸入口が第1吸込流路11に向き合う面の面積をSfiとし、ファン61の軸方向に形成される吸入口が第2吸込流路12に向き合う面の面積をSriとする。図4では、説明のために、面積Sfiを示す箇所に破線によるハッチを付し、面積Sriを示す箇所に一点鎖線によるハッチを付している。
また、ファン61の径方向に形成される吹出口が第1吹出流路21に向き合う面の面積をSfoとし、ファン61の径方向に形成される吹出口が第2吹出流路22に向き合う面の面積をSroとする。図4では、説明のために、ファン61の吹出口において面積Sfoとされる範囲を矢印Sfo1にて示し、ファン61の吹出口において面積Sroとされる範囲を矢印Sro1にて示している。
このとき、上述した各面積は、次の式1の関係を有する。
Figure 2018001911
第1実施形態では、ファン61の吹出口が第1吹出流路21に向き合う面の面積Sfoと、ファン61の吹出口が第2吹出流路22に向き合う面の面積Sroとがほぼ同一である。そのため、式1の右辺は、1またはそれに近い値となる。したがって、第1実施形態では、ファン61の吸入口が第2吸込流路12に向き合う面の面積Sriに対して、ファン61の吸入口が第1吸込流路11に向き合う面の面積Sfiが大きい構成となる。
また、図2および図3に示すように、第1実施形態では、吸込仕切部3は、ファン61の回転軸63に対し、第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。また、複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。したがって、吸込仕切部3は、その仮想平面9に対し、第2吹出流路22側に位置している。詳細には、吸込仕切部3のファン61側の端部は、ファン61の羽根に最も近い箇所からファン61の中央部に位置する箇所に亘り、仮想平面9に対し第2吹出流路22側に位置している。
この構成により、ケーシング2内の気流は次のように流れる。
図2の矢印100、101および図3の矢印102に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち吸込仕切部3からみて仮想平面9よりも遠い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。
なお、上述したように、このファン61は遠心ファンであり、回転軸方向の吸入口から吸い込んだ空気を、径方向外側の吹出口からほぼ放射状に吹き出すものである。
図2の矢印103、104および図3の矢印105に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち仮想平面9よりも吸込仕切部3に近い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
図2の矢印106、107および図3の矢印108に示すように、第2吸込流路12を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
なお、ファン61と吸込仕切部3との接触を防ぐため、ファン61と吸込仕切部3との間には隙が設けられている。そのため、第1吸込流路11と第2吸込流路12を流れる気流のうち吸込仕切部3の近傍を流れてファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、吸込仕切部3とファン61との間の隙を通過する際に互いに混ざり合う。しかし、吸込仕切部3は、ファン61の回転軸63に対して第2吹出流路22側に位置し、且つ、仮想平面9に対して第2吹出流路22側に位置しているので、その混ざり合った気流は、第2吹出流路22へ流れる。すなわち、その混ざり合った空気が第1吹出流路21に流れることが抑制される。したがって、この空調装置1は、第1吹出流路21に対し、主に第1吸込流路11を流れた空気を流すことができる。
このことは、第1吸込流路11に外気を導入し第2吸込流路12に内気を導入する内外気二層モードの場合に有効である。すなわち、第1吹出流路21には、第1吸込流路11に導入された外気が主に流れることとなり、第2吸込流路12に導入された内気が第1吹出流路21に流れることが抑制される。そのため、第1吹出流路21に連通するデフロスタ吹出口からフロントウィンドウに向けて空気を吹き出す場合、湿度の低い外気がデフロスタ吹出口から吹き出され、湿度の比較的高い内気がデフロスタ吹出口から吹き出されることが抑制される。したがって、フロントウィンドウの曇りを晴らすことができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の空調装置1の部分断面図を図5および図6に示す。第2実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、ファン61の回転軸63を含む位置に設けられている。また、第2実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、ファン61の回転軸63よりも第1吸込流路11側に位置している。すなわち、複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、第1吸込流路11側にずれた位置に設けられている。したがって、吸込仕切部3は、その仮想平面9に対し、第2吹出流路22側に位置している。詳細には、吸込仕切部3のファン61側の端部は、ファン61の羽根に最も近い箇所からファン61の中央部に位置する箇所に亘り、仮想平面9に対し第2吹出流路22側に位置している。
また、第2実施形態においても、第1実施形態で示した4か所の面積Sfi、Sri、Sfo、Sroは、第1実施形態で示した式1の関係を有している。
具体的には、第2実施形態では、ファン61の吸入口が第2吸込流路12に向き合う面の面積Sriと、ファン61の吸入口が第1吸込流路11に向き合う面の面積Sfiとがほぼ同一である。そのため、式1の左辺は、1またはそれに近い値となる。したがって、第2実施形態では、ファン61の吹出口が第1吹出流路21に向き合う面の面積Sfoに対して、ファン61の吹出口が第2吹出流路22に向き合う面の面積Sroが大きい構成となる。
この構成により、ケーシング2内の気流は次のように流れる。
図5の矢印110、111および図6の矢印112に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち吸込仕切部3からみて仮想平面9よりも遠い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。
図5の矢印113および図6の矢印115に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち仮想平面9よりも吸込仕切部3に近い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
図5の矢印116、117および図6の矢印118に示すように、第2吸込流路12を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
なお、第2実施形態でも、第1吸込流路11と第2吸込流路12を流れる気流のうち吸込仕切部3の近傍を流れてファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、吸込仕切部3とファン61との間の隙を通過する際に互いに混ざり合う。しかし、一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9に対して吸込仕切部3は第2吹出流路22側に位置しているので、その混ざり合った気流は、第2吹出流路22へ流れる。すなわち、その混ざり合った空気が第1吹出流路21に流れることが抑制される。したがって、この空調装置1は、第1吹出流路21に対し、主に第1吸込流路11を流れた空気を流すことができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態の空調装置1の部分断面図を図7および図8に示す。
第3実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第3実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、断面がV字形に形成されている。吸込仕切部3は、ファン61の羽根に最も近い箇所が、仮想平面9に接している。また、吸込仕切部3は、ファン61の中央部に位置する箇所が、ファン61の回転軸63よりも第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。すなわち、吸込仕切部3は、ファン61の中央部に位置する箇所が、仮想平面9に対し、第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。
なお、第3実施形態においても、第1実施形態で示した4か所の面積Sfi、Sri、Sfo、Sroは、第1実施形態で示した式1の関係を有している。
この構成により、ケーシング2内の気流は次のように流れる。
図7の矢印120、121および図8の矢印122に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち吸込仕切部3からみて仮想平面9よりも遠い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。
図7の矢印123、124および図8の矢印125に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち仮想平面9よりも吸込仕切部3に近い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、回転軸63から径方向外側へ遠ざかるように流れる。したがって、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
図7の矢印126、127および図8の矢印128に示すように、第2吸込流路12を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
なお、第3実施形態でも、第1吸込流路11と第2吸込流路12を流れる気流のうち吸込仕切部3に近い場所を流れてファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、吸込仕切部3とファン61との間の隙を通過する際に互いに混ざり合う。しかし、第3実施形態では、吸込仕切部3は、ファン61の中央部に位置する箇所が、ファン61の回転軸63および仮想平面9に対し、第2吹出流路22側に位置している。そのため、その混ざり合った気流は、ファン61の回転軸63から径方向外側へ遠ざかるように第2吹出流路22へ流れる。すなわち、その混ざり合った空気が第1吹出流路21に流れることが抑制される。したがって、この空調装置1は、第1吹出流路21に対し、主に第1吸込流路11を流れた空気を流すことができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態の空調装置1の部分断面図を図9および図10に示す。
第4実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第4実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、幅方向の中心が、ファン61の回転軸63および仮想平面9に接している。また、吸込仕切部3は、幅方向の外側の箇所、すなわちファン61の羽根に最も近い箇所が、ファン61の回転軸63よりも第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。すなわち、吸込仕切部3は、ファン61の羽根に最も近い箇所が、仮想平面9に対し、第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。
なお、第4実施形態においても、第1実施形態で示した4か所の面積Sfi、Sri、Sfo、Sroは、第1実施形態で示した式1の関係を有している。
この構成により、ケーシング2内の気流は次のように流れる。
図9の矢印130、131および図10の矢印132に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち吸込仕切部3からみて仮想平面9よりも遠い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。
図9の矢印133、134および図10の矢印135に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち仮想平面9よりも吸込仕切部3に近い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、回転軸63から径方向外側へ遠ざかるように流れる。そのため、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
図9の矢印136、137および図10の矢印138に示すように、第2吸込流路12を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
なお、第4実施形態でも、第1吸込流路11と第2吸込流路12を流れる気流のうち吸込仕切部3に近い場所を流れてファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、吸込仕切部3とファン61との間の隙を通過する際に互いに混ざり合う。しかし、第4実施形態では、吸込仕切部3は、ファン61の羽根に最も近い箇所が、仮想平面9に対し、第2吹出流路22側に位置している。そのため、その混ざり合った気流は、第2吹出流路22へ流れる。すなわち、その混ざり合った空気が第1吹出流路21に流れることが抑制される。したがって、この空調装置1は、第1吹出流路21に対し、主に第1吸込流路11を流れた空気を流すことができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態の空調装置1の部分断面図を図11および図12に示す。
第5実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第5実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、空気導入口側の端部が、ファン61の回転軸63を含む位置にある。また、吸込仕切部3は、ファン61の吸込口側の端部が、仮想平面9に対し、第2吹出流路22側にずれた位置にある。すなわち、吸込仕切部3は、空気導入口側からファン61側に向かい、ファン61の回転軸63を含む位置から、ファン61の回転軸63よりも第2吹出流路22側に傾斜するように設けられている。
なお、第5実施形態においても、第1実施形態で示した4か所の面積Sfi、Sri、Sfo、Sroは、第1実施形態で示した式1の関係を有している。
第5実施形態におけるケーシング2内の気流は、第1実施形態と近似したものであるため、図11および図12の矢印には、第1実施形態で参照した図2および図3の矢印と同一の符号を付している。
第5実施形態の空調装置1も、第1−第4実施形態と同一の作用効果を奏する。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態の空調装置1の部分断面図を図13および図14に示す。
第6実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第6実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、空気導入口側の端部からファン61側に向かう所定範囲において、ファン61の回転軸63を含む位置にある。
また、吸込仕切部3は、ファン61の吸入口の近傍において、ファン61の回転軸63の位置から第2吹出流路22側に傾斜する傾斜部31を有している。そのため、吸込仕切部3は、ファン61の吸込口側の端部が、仮想平面9に対して第2吹出流路22側にずれた位置にある。
なお、第6実施形態においても、第1実施形態で示した4か所の面積Sfi、Sri、Sfo、Sroは、第1実施形態で示した式1の関係を有している。
第6実施形態におけるケーシング2内の気流は、第5実施形態と近似したものであるため、図13および図14の矢印には、第5実施形態で参照した図11および図12の矢印と同一の符号を付している。
第6実施形態の空調装置1も、第1−第5実施形態と同一の作用効果を奏する。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態の空調装置1の部分断面図を図15および図16に示す。
第7実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第7実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、ファン61の回転軸63に対し、第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。すなわち、吸込仕切部3は、仮想平面9に対し、第2吹出流路22側に位置している。
また、第7実施形態では、吸込仕切部3は、吸込流路11、12からファン61の径方向内側の空間に入り込んでいる。なお、吸込仕切部3がファン61の径方向内側の空間に入り込んだ箇所を、挿入部32と称することとする。吸込仕切部3と挿入部32とは一体に形成されている。挿入部32も、吸込仕切部3と同様に、仮想平面9に対して第2吹出流路22側に位置している。挿入部32は、第1吸込流路11と第2吸込流路12とをそれぞれ流れる空気が、ファン61の径方向内側の空間で混ざり合うことを抑制するものである。したがって、第7実施形態の空調装置1は、第2吸込流路12を流れた空気が第1吹出流路21に流れることをより抑制することが可能である。したがって、第1吹出流路21に対して、主に第1吸込流路11を流れた空気を流すことができる。
なお、第7実施形態におけるケーシング2内の気流は、第1実施形態と近似したものであるため、図15および図16の矢印には、第1実施形態で参照した図2および図3の矢印と同一の符号を付している。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態の空調装置1の部分断面図を図17および図18に示す。
第8実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第8実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、ファン61の回転軸63に対し、第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。すなわち、吸込仕切部3は、仮想平面9に対し、第2吹出流路22側に位置している。
さらに、第8実施形態の空調装置1は、ファン61の回転軸63と吸込仕切部3との間に位置する気流形成壁33をさらに備えている。この気流形成壁33は、ファン61の径方向内側の空間に設けられている。
この構成により、ケーシング2内の気流は次のように流れる。
図17の矢印140、141および図18の矢印142に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち吸込仕切部3からみて仮想平面9よりも遠い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。
図17の矢印143および図18の矢印144に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち仮想平面9よりも気流形成壁33に近い場所を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、回転軸63から径方向外側へ遠ざかるように流れる。そのため、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
図17の矢印145および図18の矢印146に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち気流形成壁33と吸込仕切部3との間を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流も、回転軸63から径方向外側へ遠ざかるように流れる。そのため、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。このようにして、図17の矢印143、145および図18の矢印144、146で示した気流により、第1吸込流路11からファン61を経由して第2吹出流路22へ流れる、いわゆる気流の壁が形成される。
図17の矢印147および図18の矢印148に示すように、第2吸込流路12を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。このとき、上述した気流の壁により、第2吸込流路12からファン61の吸入口に吸い込まれた気流が第1吹出流路21へ吹き出されることが抑制される。
したがって、第8実施形態の空調装置1も、第2吸込流路12を流れた空気が第1吹出流路21に流れることをより抑制可能であるので、第1吹出流路21に対して、主に第1吸込流路11を流れた空気を流すことができる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態の空調装置1の部分断面図を図19および図20に示す。
第9実施形態の空調装置1が備える複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第9実施形態の空調装置1が備える吸込仕切部3は、断面が山形に形成されている。具体的には、吸込仕切部3は、ファン61の中央部に位置する所定範囲が、仮想平面9に対し、第1吹出流路21側にずれた位置に設けられている。また、吸込仕切部3は、ファン61の羽根に最も近い箇所が、仮想平面9に対し、第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。
ところで、上述した第1−第8実施形態では、吸込仕切部3のファン61側の端部は、ファン61の羽根に最も近い箇所からファン61の中央部に位置する箇所に亘り、仮想平面9に対して第2吹出流路22側に設けられていた。
これに対し、第9実施形態では、吸込仕切部3は、ファン61の中央部に位置する所定範囲が、仮想平面9に対して第1吹出流路21側に設けられ、ファン61の羽根に最も近い箇所が、仮想平面9に対して第2吹出流路22側に設けられている。すなわち、第9実施形態の吸込仕切部3は、吸込仕切部3のファン61側の端部は、少なくとも一部が、仮想平面9に対して第2吹出流路22側に位置しているものである。
この構成により、ケーシング2内の気流は次のように流れる。
図19の矢印160、161および図20の矢印162に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち仮想平面9よりも第1吹出流路21側を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。
図19の矢印164および図20の矢印165に示すように、第1吸込流路11を流れる気流のうち仮想平面9よりも第2吹出流路22側を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
図19の矢印166、167および図20の矢印168に示すように、第2吸込流路12を流れる気流のうち仮想平面9よりも第1吹出流路21側を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、回転軸63から径方向外側へ遠ざかるように流れる。そのため、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。
図19の矢印169、170および図20の矢印171に示すように、第2吸込流路12を流れる気流のうち仮想平面9よりも第2吹出流路22側を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第2吹出流路22へ吹き出される。
上述したように、第9実施形態では、図19の矢印166、167および図20の矢印168に示したように、第2吸込流路12を流れる気流のうち仮想平面9よりも第1吹出流路21側を流れ、ファン61の吸入口に吸い込まれた気流は、ファン61の吹出口から第1吹出流路21へ吹き出される。しかし、その風量は、僅かであるので、例えば第2吸込流路12に内気を導入した場合にも、フロントウィンドウに曇りが生じることは防がれる。したがって、第9実施形態の空調装置1も、第1吹出流路21に対し、主に第1吸込流路11を流れた空気を流すことができる。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態の空調装置1の部分断面図を図21および図22に示す。
第10実施形態では、吹出流路21、22を形成するケーシング2の内壁の一部が、ファン61に隣接した位置にある。そのため、第10実施形態では、ケーシング2の内壁のうち、ファン61に隣接した位置にある部位が、吹出仕切部7、8として機能する。なお、図22では、ケーシング2のうち吹出仕切部7、8となる部位の境界を概念的に破線71、81で示しているが、ケーシング2と吹出仕切部7、8とは連続して一体に形成されるものである。
第10実施形態では、複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
また、吸込仕切部3は、仮想平面9よりも第2吹出流路22側にずれた位置に設けられている。
なお、第10実施形態においても、第1実施形態で示した4か所の面積Sfi、Sri、Sfo、Sroは、第1実施形態で示した式1の関係を有している。
なお、第10実施形態におけるケーシング2内の気流は、第1実施形態と近似したものであるため、図21および図22の矢印には、第1実施形態で参照した図2および図3の矢印と同一の符号を付している。
第10実施形態の空調装置1も、第1−第9実施形態と同一の作用効果を奏する。
(第11実施形態)
本発明の第11実施形態の空調装置1の部分断面図を図23に示す。
図23では、ファン61の回転方向を矢印64によって示している。
第11実施形態では、複数の吹出仕切部7、8は、その一方の吹出仕切部7のファン61側の端部と他方の吹出仕切部8のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面9が、ファン61の回転軸63を含むように設けられている。
第11実施形態では、吸込仕切部3は、幅方向の一方の端部が仮想平面上に位置し、幅方向の他方の端部が仮想平面9よりも第2吹出流路22側に位置するように、ファン61の回転方向に傾斜して設けられている。詳細には、第1吸込流路11からみたとき、ファン61の回転方向の前側に位置する吸込仕切部3の幅方向の一方の端部が仮想平面9に接しており、ファン61の回転方向の後側に位置する吸込仕切部3の幅方向の他方の端部が仮想平面9よりも第2吹出流路22側に位置している。
吸込仕切部3の幅方向の他方の端部と、仮想平面9との距離L1は、ファン61の吸入口から吸い込まれた気流がファン61の吹出口から吹き出されるとき、ファン61の回転によって周方向に流れる距離に対応して設定されている。
なお、第11実施形態におけるケーシング2内の気流は、第1実施形態と近似したものであるため、図23の矢印には、第1実施形態で参照した図2および図3の矢印と同一の符号を付している。
第11実施形態の空調装置1も、第1−第10実施形態と同一の作用効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
例えば上記実施形態では、ファン61の上流側にエバポレータ5とフィルタ4を配置したが、他の実施形態では、ファン61の下流側にエバポレータ5とフィルタ4を配置してもよい。
また、上記実施形態では、第1吹出流路21がデフロスタ吹出口またはフェイス吹出口に連通し、第2吹出流路22がフット吹出口に連通するものとしたが、他の実施形態ではそれに限らず、第1吹出流路21と第2吹出流路22はそれ以外の種々の吹出口に連通させてもよい。
また、上記実施形態では、第1吹出流路21と第2吹出流路22の少なくとも一方にヒータコアが設置されるものとしたが、他の実施形態では、ヒータコアはどこに設置してもよく、或いは、ヒータコアは配置しなくてもよい。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空調装置は、送風機、ケーシング、吸込仕切部および複数の吹出仕切部を備える。送風機は、複数の羽根が周方向に配置されたファンの回転により回転軸方向から空気を吸い込み、回転軸に対して遠ざかる方向へ空気を吹き出す。ケーシングは、ファンの回転軸方向に吸込流路を形成すると共に、ファンの径方向外側に吹出流路を形成する。吸込仕切部は、吸込流路をそれぞれ異なる性質の空気が流れる第1吸込流路と第2吸込流路とに仕切る。複数の吹出仕切部は、吹出流路内でファンの周方向の複数個所に隣接するように設けられ、吹出流路をファンの外周のうち所定範囲に向き合う第1吹出流路とその所定範囲とは異なる範囲に向き合う第2吹出流路とに仕切る。ここで、複数の吹出仕切部のうち一方の吹出仕切部のファン61側の端部と他方の吹出仕切部のファン61側の端部とを結ぶ仮想平面に対し、吸込仕切部のファン側の端部は、少なくとも一部が第2吹出流路側に位置している。
第2の観点によれば、ファンの軸方向の吸入口が第1吸込流路に向き合う面の面積をSfi、ファンの軸方向の吸入口が第2吸込流路に向き合う面の面積をSri、ファンの径方向の吹出口が第1吹出流路に向き合う面の面積をSfo、ファンの径方向の吹出口が第2吹出流路に向き合う面の面積をSroとすると、これらの面積は、次の式1の関係を有する。
Figure 2018001911
これによれば、ファンの吸入口が第2吸込流路に向き合う面の面積Sriに対して、ファンの吸入口が第1吸込流路に向き合う面の面積Sfiを大きくした構成となる。または、ファンの吹出口が第1吹出流路に向き合う面の面積Sfoに対して、ファンの吹出口が第2吹出流路に向き合う面の面積Sroを大きくした構成となる。
この場合、ファンの吸入口が第1吸込流路に向き合う面と、ファンの吸入口が第2吸込流路に向き合う面との境界は、吸込仕切部のファン側の端部とほぼ同じ位置といえる。ファンの吹出口が第1吹出流路に向き合う面と、ファンの吹出口が第2吹出流路に向き合う面との境界は、上述した仮想平面とほぼ同じ位置といえる。したがって、この空調装置は、上述した仮想平面に対し、吸込仕切部のファン側の端部が第2吹出流路側に位置する構成にできる。
第3の観点によれば、吸込仕切部のファン側の端部は、ファンの回転軸に対し第2吹出流路側に位置している。
これによれば、ファンの軸方向の吸入口が第2吸込流路に向き合う面の面積Sriに対して、ファンの軸方向の吸入口が第1吸込流路に向き合う面の面積Sfiを大きくした構成となる。
第4の観点によれば、吸込仕切部のうちファンの羽根に最も近い箇所は、仮想平面に対し第2吹出流路側に位置している。
これによれば、第1吸込流路と第2吸込流路とをそれぞれ流れ、吸込仕切部のうちファンの羽根に最も近い箇所とファンとの間の隙を通過する際に混ざり合った空気は、第2吹出流路に吹き出される。そのため、その混ざり合った空気が第1吹出流路に流れることを抑制できる。
第5の観点によれば、吸込仕切部のうちファンの中央部に位置する箇所は、仮想平面に対し第2吹出流路側に位置している。
これによれば、第1吸込流路と第2吸込流路とをそれぞれ流れ、吸込仕切部のうちファンの中央部に位置する箇所とファンとの間の隙を通過する際に混ざり合った空気は、第2吹出流路に吹き出される。そのため、その混ざり合った空気が第1吹出流路に流れることを抑制できる。
第6の観点によれば、吸込仕切部のファン側の端部は、ファンの羽根に最も近い箇所からファンの中央部に位置する箇所に亘り、仮想平面に対し第2吹出流路側に位置している。
これによれば、第1吸込流路と第2吸込流路とをそれぞれ流れ、吸込仕切部のファン側の端部とファンとの間の隙を通過する際に混ざり合った空気は、第2吹出流路に吹き出される。そのため、その混ざり合った空気が第1吹出流路に流れることを抑制できる。
第7の観点によれば、複数の吹出仕切部は、仮想平面がファンの回転軸に対し第1吸込流路側に位置するように設けられる。
これによれば、ファンの吹出口が第1吹出流路に向き合う面の面積Sfoに対して、ファンの吹出口が第2吹出流路に向き合う面の面積Sroを大きくした構成となる。
第8の観点によれば、吸込仕切部は、吸込流路からファンの径方向内側の空間に入り込んだ挿入部を有する。
これによれば、第1吸込流路と第2吸込流路とをそれぞれ流れる空気が、ファンの径方向内側の空間で混ざり合うことを抑制できる。
第9の観点によれば、空調装置は、ファンの回転軸と吸込仕切部との間に位置するように、ファンの径方向内側の空間に設けられた気流形成壁をさらに備える。
これによれば、吸込仕切部と気流形成壁との間から第2吹出流路に流れる気流と、ファンの回転軸と気流形成壁との間から第2吹出流路に流れる気流とが形成される。それらの気流がいわゆる気流の壁となり、第2吸込流路からファンに流入した空気を第2吹出流路へ導くことができる。したがって、この空調装置は、第1吹出流路に対し、主に第1吸込流路を流れた空気を流すことができる。
第10の観点によれば、第1吸込流路を流れる空気と、第2吸込流路を流れる空気とは、湿度が異なる空気である。
これによれば、第1吸込流路と第2吸込流路とを流れるそれぞれ湿度の異なる空気がファンを通過する際に混ざり合って第1吹出流路から吹き出されることを抑制できる。
第11の観点によれば、第1吸込流路を流れる空気と、第2吸込流路を流れる空気とは、温度が異なる空気である。
これによれば、第1吸込流路と第2吸込流路とを流れるそれぞれ温度の異なる空気がファンを通過する際に混ざり合って第1吹出流路から吹き出されることを抑制できる。
第12の観点によれば、空調装置は、車両に搭載される車両用空調装置であり、
第1吸込流路には、少なくとも車室外から空気を導入可能であり、第2吸込流路には、少なくとも車室内を循環する空気を導入可能である。
これによれば、車室内を循環する湿度の高い空気が第1吹出流路から吹き出されることを抑制できる。
第13の観点によれば、第1吹出流路はフロントウィンドウに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口、または、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口に連通しており、
第2吹出流路は乗員の下半身に向けて空気を吹き出すフット吹出口に連通している。
これによれば、車室内を循環する湿度の高い空気が第1吹出流路を通じてデフロスタ吹出口またはフェイス吹出口から吹き出されることを抑制できる。
第14の観点によれば、空調装置は、送風機、ケーシング、吸込仕切部および複数の吹出仕切部を備える。送風機は、複数の羽根が周方向に配置されたファンの回転により回転軸方向から空気を吸い込み、回転軸に対して遠ざかる方向へ空気を吹き出す。ケーシングは、ファンの回転軸方向に吸込流路を形成すると共に、ファンの径方向外側に吹出流路を形成する。吸込仕切部は、吸込流路をそれぞれ異なる性質の空気が流れる第1吸込流路と第2吸込流路とに仕切る。複数の吹出仕切部は、吹出流路内でファンの周方向の複数個所に隣接するように設けられ、吹出流路をファンの外周のうち所定範囲に向き合う第1吹出流路とその所定範囲とは異なる範囲に向き合う第2吹出流路とに仕切る。ここで、吸込仕切部のファン側の端部は、ファンの回転軸に対し第2吹出流路側に位置している。
1 空調装置
2 ケーシング
3 吸込仕切部
6 送風機
7、8 吹出仕切部
9 仮想平面
11、12 吸込流路
21、22 吹出流路
61 ファン
63 回転軸

Claims (14)

  1. 複数の羽根が周方向に配置されたファン(61)の回転により回転軸(63)方向から空気を吸い込み、前記回転軸に対して遠ざかる方向へ空気を吹き出す送風機(6)と、
    前記ファンの前記回転軸方向に吸込流路(11、12)を形成すると共に、前記ファンの径方向外側に吹出流路(21、22)を形成するケーシング(2)と、
    前記吸込流路をそれぞれ異なる性質の空気が流れる第1吸込流路(11)と第2吸込流路(12)とに仕切る吸込仕切部(3)と、
    前記吹出流路内で前記ファンの周方向の複数個所に隣接するように設けられ、前記吹出流路を前記ファンの外周のうち所定範囲に向き合う第1吹出流路(21)とその所定範囲とは異なる範囲に向き合う第2吹出流路(22)とに仕切る複数の吹出仕切部(7、8)と、を備え、
    複数の前記吹出仕切部のうち一方の前記吹出仕切部の前記ファン側の端部と他方の前記吹出仕切部の前記ファン側の端部とを結ぶ仮想平面(9)に対し、前記吸込仕切部の前記ファン側の端部は、少なくとも一部が前記第2吹出流路側に位置している空調装置。
  2. 前記ファンの軸方向に形成された吸入口が第1吸込流路に向き合う面の面積をSfi、
    前記ファンの軸方向に形成された前記吸入口が第2吸込流路に向き合う面の面積をSri、
    前記ファンの径方向に形成された吹出口が第1吹出流路に向き合う面の面積をSfo、
    前記ファンの径方向に形成された前記吹出口が第2吹出流路に向き合う面の面積をSroとすると、
    式1の関係を有するものである請求項1に記載の空調装置。
    Figure 2018001911
  3. 前記吸込仕切部の前記ファン側の端部は、前記ファンの前記回転軸に対し前記第2吹出流路側に位置している請求項1または2に記載の空調装置。
  4. 前記吸込仕切部のうち前記ファンの前記羽根に最も近い箇所は、前記仮想平面に対し前記第2吹出流路側に位置している請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空調装置。
  5. 前記吸込仕切部のうち前記ファンの中央部に位置する箇所は、前記仮想平面に対し前記第2吹出流路側に位置している請求項1ないし4のいずれか1つに記載の空調装置。
  6. 前記吸込仕切部の前記ファン側の端部は、前記ファンの前記羽根に最も近い箇所から前記ファンの中央部に位置する箇所に亘り、前記仮想平面に対し前記第2吹出流路側に位置している請求項1ないし5のいずれか1つに記載の空調装置。
  7. 複数の前記吹出仕切部は、前記仮想平面が前記ファンの前記回転軸に対し前記第1吸込流路側に位置するように設けられる請求項1ないし6のいずれか1つに記載の空調装置。
  8. 前記吸込仕切部は、前記吸込流路から前記ファンの径方向内側の空間に入り込んだ挿入部(32)を有する請求項1ないし7のいずれか1つに記載の空調装置。
  9. 前記ファンの前記回転軸と前記吸込仕切部との間に位置するように、前記ファンの径方向内側の空間に設けられた気流形成壁(33)をさらに備える請求項1ないし8のいずれか1つに記載の空調装置。
  10. 前記第1吸込流路を流れる空気と、前記第2吸込流路を流れる空気とは、湿度が異なる空気である請求項1ないし9のいずれか1つに記載の空調装置。
  11. 前記第1吸込流路を流れる空気と、前記第2吸込流路を流れる空気とは、温度が異なる空気である請求項1ないし10のいずれか1つに記載の空調装置。
  12. 前記空調装置は、車両に搭載される車両用空調装置であり、
    前記第1吸込流路には、少なくとも車室外から空気を導入可能であり、
    前記第2吸込流路には、少なくとも車室内を循環する空気を導入可能である請求項1ないし11のいずれか1つに記載の空調装置。
  13. 前記第1吹出流路はフロントウィンドウに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口、または、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口に連通しており、
    前記第2吹出流路は乗員の下半身に向けて空気を吹き出すフット吹出口に連通している請求項1ないし12のいずれか1つに記載の空調装置。
  14. 複数の羽根が周方向に配置されたファン(61)の回転により回転軸(63)方向から空気を吸い込み、前記回転軸に対して遠ざかる方向へ空気を吹き出す送風機(6)と、
    前記ファンの前記回転軸方向に吸込流路(11、12)を形成すると共に、前記ファンの径方向外側に吹出流路(21、22)を形成するケーシング(2)と、
    前記吸込流路をそれぞれ異なる性質の空気が流れる第1吸込流路(11)と第2吸込流路(12)とに仕切る吸込仕切部(3)と、
    前記吹出流路内で前記ファンの周方向の複数個所に隣接するように設けられ、前記吹出流路を前記ファンの外周のうち所定範囲に向き合う第1吹出流路(21)とその所定範囲とは異なる範囲に向き合う第2吹出流路(22)とに仕切る複数の吹出仕切部(7、8)と、を備え、
    前記吸込仕切部の前記ファン側の端部は、前記ファンの前記回転軸に対し前記第2吹出流路側に位置している空調装置。
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