JP6686926B2 - 車両用内装部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸(「上糸」とも言う)のみからなるステッチ模様が基材表面側に形成された車両用内装部品及びその製造方法に関する。
例えば、自動車の内装部品においては、硬質の合成樹脂からなる基材の表面を柔らかい表皮材で覆い、その表皮材の表面にシボ模様とステッチ模様とを施すことによって、デザイン上の見栄えを向上し、高級感やソフト感を醸す工夫がなされている。このステッチ模様を糸の縫製によって形成する方法として、例えば、表皮材を基材の表面に接着した上で、表皮材の表面側から縫い付けた上糸を基材の裏面側に沿わした下糸に絡ませて縫製(通常のミシン縫い)する方法が、一般に知られている。
しかし、この上糸に下糸を絡ませて縫製する通常のミシン縫いによる縫製方法では、縫う対象物である基材の裏面側に、ボビン等に収納した下糸を保持して上糸に絡ませる下糸供給装置を設ける必要がある。ところが、基材の裏面側には、補強リブや各種部品を取り付ける取付リブ等が形成されている場合が多い。そのため、ステッチ模様を形成する領域で、基材の裏面側に上記下糸供給装置を配置することは、補強リブや取付リブ等による形状的制約が大きく、必ずしも簡単なことではなかった。
この問題に対応するため、下糸を使用せず、基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸(上糸)のみからなるステッチ模様が基材表面側に形成された内装品の製造方法が、特許文献1に開示されている(図9を参照)。すなわち、特許文献1には、ステッチ模様形成領域としての薄肉部101が形成されたプラスチック製の基材102の上記薄肉部101に対し係合部104aを有するニードル104をその上方に面直に対応させて配置し(図9(a))、次いで、該ニードル104を前進させることにより、その係合部104aに糸106を係合せしめた状態で上記基材102の薄肉部101にステッチ模様の縫目に相当すべく所定間隔をあけて複数の細孔103を穿設するとともに、該各細孔103に上記糸106を基材裏側でループを形成するよう圧入し(図9(b))、その後、上記ニードル104を後退させることにより、上記糸の各圧入部105を上記各細孔周りの樹脂で締付固定する(図9(c))ことを特徴とするステッチ模様を有する内装品100の製造方法が開示されている。
特開昭63−199641号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたステッチ模様を有する内装品100の製造方法では、以下のような問題があった。
すなわち、図9、図10に示すように、糸(上糸)106が、基材102の薄肉部101に穿設された各細孔103に基材裏側でループ105aを形成するよう圧入され、該圧入部105を各細孔103周りの樹脂で締付固定することによって、ステッチ模様を形成する方法である。そのため、ステッチ模様を形成する糸(上糸)106が、基材表側で何物かに引掛かって上方へ引かれたときに、細孔103に圧入された圧入部105が抜ける糸抜けが発生する恐れがあった。特に、細孔103が基材102の薄肉部101に形成されているため、糸106の圧入部105を締め付ける拘束力が不足し、糸抜けが連続しやすいという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸(上糸)のみからなるステッチ模様が基材表面側に形成された車両用内装部品及びその製造方法において、基材表面側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けを抑制できることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用内装部品及びその製造方法は、次のような構成を有している。
(1)基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸のみによって基材表面側にステッチ模様が形成された車両用内装部品であって、
前記ステッチ模様を形成する糸は、前記ステッチ模様の縫い目毎に前記基材の裏面側からループ状に突出した先端部が2つの糸に分断されていることを特徴とする。
本発明においては、ステッチ模様を形成する糸は、ステッチ模様の縫い目毎に基材の裏面側からループ状に突出した先端部が2つの糸に分断されているので、ステッチ模様を形成する糸が、基材表側で何物かに引掛かって上方へ引かれたときに、糸抜けが連続して発生することはない。すなわち、ステッチ模様を形成する糸は、ステッチ模様の縫い目毎にループ状に突出した先端部が2つの糸に分断され、分断されている2つの糸が基材の裏面側に突出しているので、2つの糸は、ステッチ模様の縫い目毎に独立して基材に拘束されている。その結果、仮に、何処かの縫い目の位置で基材表面側の糸が1つほつれても、その糸に隣接する他方の糸を引っ張って連続した糸抜けに至ることはない。
よって、本発明によれば、基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸(上糸)のみからなるステッチ模様が基材表面側に形成された車両用内装部品において、基材表面側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けを抑制できる。
(2)(1)に記載された車両用内装部品において、
前記基材の裏面側には、前記2つの糸の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材が形成されていることを特徴とする。
本発明においては、基材の裏面側には、2つの糸の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材が形成されているので、基材の糸挿通孔による糸拘束力を、拘束部材による糸拘束力によって補充できる。また、拘束部材は、2つの糸の外周をそれぞれ包囲して拘束するので、糸と拘束部材との接触面積が増大し、糸の拘束力を増強させることができる。その結果、基材の糸挿通孔による糸拘束力が多少不足していても、基材表面側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けを抑制できる。
(3)(2)に記載された車両用内装部品において、
前記拘束部材は、前記ステッチ模様の縫い目に沿って形成されたホットメルト樹脂材であることを特徴とする。
本発明においては、拘束部材は、ステッチ模様の縫い目に沿って形成されたホットメルト樹脂材であるので、縫い目に沿って長尺状に延びるホットメルト樹脂材が、ステッチ模様の縫い目毎に基材の裏面側から突出した2つの糸を、連続して包囲しながら拘束することができる。また、ホットメルト樹脂材は、高温状態で容易に流動するので、基材裏面側が湾曲していても、ホットメルト樹脂材が基材裏面側に追従して糸に密着できる。また、ステッチ模様を形成する糸は、ステッチ模様の縫い目毎に基材の裏面側からループ状に突出した先端部が2つの糸に分断されているので、各糸の自由度が増し、糸とホットメルト樹脂材とが絡みやすくなる。また、糸とホットメルト樹脂材とが絡むことによって、糸が屈曲した状態でホットメルト樹脂材に固定されるので、糸に対するホットメルト樹脂材の拘束力が増加する。その結果、基材表面側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けをより一層抑制できる。
(4)(3)に記載された車両用内装部品において、
前記ホットメルト樹脂材は、気泡が含まれた状態で固化されていることを特徴とする。
本発明においては、ホットメルト樹脂材は、気泡が含まれた状態で固化されているので、気泡を含むことによって体積が膨張したホットメルト樹脂材が糸全体を包囲しやすくなり、糸に対するホットメルト樹脂材の拘束力が増加する。また、ホットメルト樹脂材が気泡を含むことによって、単位重量当たりの体積が増加するので、ホットメルト樹脂材の使用量を低減できる。その結果、基材表面側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けを、より低コストで抑制できる。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載された車両用内装部品において、
前記基材には、前記基材に縫い込まれた糸の圧入部が挿通された弾性部材が付設されていることを特徴とする。
本発明においては、基材には、基材に縫い込まれた糸の圧入部が挿通された弾性部材が付設されているので、ステッチ模様の縫い目毎に糸の圧入部を弾性部材の弾性力によって拘束することができる。また、弾性部材の糸挿通孔が、基材に縫い込まれた糸の圧入部を締め付けることによって、糸縫製時の糸抜けを防止し、ステッチ模様の縫い目毎に基材の裏面側から突出した糸の長さの不揃いを低減させることができる。その結果、ステッチ模様の縫い目同士の間で、糸に対する基材側の拘束力を均一化でき、基材表面側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けを更に抑制できる。
(6)(1)乃至(5)のいずれか1つに記載された車両用内装部品の製造方法において、
前記2つの糸は、前記基材の裏面側にループ状に突出した先端部を直線状に折り返して、その折り返し部を、当該折り返し部の内周側から切断して形成することを特徴とする。
本発明においては、2つの糸は、基材の裏面側にループ状に突出した先端部を直線状に折り返して、その折り返し部を、当該折り返し部の内周側から切断して形成するので、ステッチ模様の縫い目毎に基材の裏面側から突出した2つの糸の長さを、それぞれ均等に形成することができる。その結果、ステッチ模様の縫い目で隣接する2つの糸に対する基材側の拘束力を、略均等な大きさとすることができる。また、折り返し部を、当該折り返し部の内周側から切断するので、切断に伴う糸くずが生じない。その結果、糸くずを回収する設備も必要としない。
よって、本発明によれば、基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸(上糸)のみからなるステッチ模様が基材表面側に形成された車両用内装部品の製造方法において、基材表側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けを、より低コストで、より均一に抑制できる。なお、糸の折り返し部を、当該折り返し部の内周側から切断する工具には、例えば、回転する円盤の外周に三角状の切断刃が形成された切断工具などを用いることができる。
本発明によれば、基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸(上糸)のみからなるステッチ模様が基材表面側に形成された車両用内装部品及びその製造方法において、基材表側でステッチ模様の糸の連続した糸抜けを抑制できる。
本発明に係る実施形態の一例である車両用内装部品の模式的断面図である。 図1に示すA−A断面図である。 図1に示すB−B断面図である。 図1に示すC−C断面図である。 図1に示す拘束部材(ホットメルト樹脂材)が気泡を含む状態で固化されたときの部分模式的断面図である。 図1に示す車両用内装部品においてステッチ模様の糸を基材に縫製するときの模式的断面図である。 図1に示す車両用内装部品においてステッチ模様の縫い目毎に基材の裏面側からループ状に突出した先端部を2つの糸に分断するときの模式的断面図である。 図1に示す車両用内装部品において拘束部材を基材の裏面側から突出した糸に塗布するときの模式的断面図である。 特許文献1に記載された内装品のステッチ模様を形成する加工手順を表す加工断面図である。 図9に示すステッチ模様の糸が連続して糸抜けしたときの模式的断面図である。
次に、本発明に係る実施形態の一例である車両用内装部品及びその製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。はじめに、本車両用内装部品の構造を説明し、そのステッチ模様を形成する加工手順を説明する。
<本車両用内装部品の構造>
まず、本車両用内装部品の構造を、図1〜図5を用いて説明する。図1に、本発明に係る実施形態の一例である車両用内装部品の模式的断面図を示す。図2に、図1に示すA−A断面図を示す。図3に、図1に示すB−B断面図を示す。図4に、図1に示すC−C断面図を示す。図5に、図1に示す拘束部材(ホットメルト樹脂材)が気泡を含む状態で固化されたときの部分模式的断面図を示す。
図1〜図5に示すように、本車両用内装部品10は、基材1の表面12側から当該基材1に縫い込まれた糸(上糸)2のみによって基材表面側にステッチ模様3が形成された車両用内装部品である。基材1には、糸2の縫い込みに伴って、縫い針によって穿設された糸挿通孔11が、ステッチ模様3の縫い目31毎に形成されている。ステッチ模様3を構成する糸2は、基材1の糸挿通孔11が縫い込み後に収縮する収縮力F1によって、縫い込まれた糸2の圧入部22が基材側に拘束されている(図2を参照)。また、ステッチ模様3を構成する糸2は、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側からループ状に突出した先端部2Aが2つの糸21に分断されている。したがって、2つの糸21は、ステッチ模様3の縫い目31毎に独立して基材側に拘束されている。
ここで、基材1は、所定の形状に射出成形された硬質樹脂製、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂製である。基材1の表面12には、表皮材14が接着されている。ステッチ模様3を形成する糸2は、表皮材14の上から縫い込まれている。表皮材14は、表面側の延性に優れた表皮141と基材側の柔らかい発泡層142とで構成されている。表皮141には、高級感やソフト感を醸すため、革調のシボ模様が形成されている。また、表皮141は、例えば、0.5〜0.8mm程度の厚さを有するオレフィン系エラストマ(TPO)製である。発泡層142は、例えば、3〜4mm程度の厚さを有するポリプロピレンフォーム(PPF)製である。また、ステッチ模様3を形成する糸2は、例えば、外径が0.5〜0.8mm程度の合成繊維製である。
また、基材1の裏面13には、基材1に縫い込まれた糸2の圧入部22が挿通された弾性部材5が付設されている。弾性部材5には、糸2の縫い込みに伴って、ステッチ模様3の縫い目31毎に糸挿通孔51が形成されている。上述したように、ステッチ模様3を形成する糸2は、基材1の糸挿通孔11が収縮する収縮力F1によって、圧入部22が基材側に拘束されているが、基材1は硬質樹脂製であり、糸挿通孔11の収縮量は小さく、基材1の糸挿通孔11と糸2の圧入部22との接触面積が少ない(図2を参照)ため、糸抜けを防止する十分な拘束力(摩擦力)が得られない場合がある。
これに対して、弾性部材5は、糸挿通孔51の収縮量が大きく、糸2の圧入部22との接触面積が大きくなる。そのため、弾性部材5の収縮力F2が基材1の糸2に対する拘束力を補充することができる(図3を参照)。したがって、弾性部材5は、糸縫製時の糸抜けを防止して、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側から突出した糸21の長さの不揃いを低減させることができる。
なお、弾性部材5は、例えば、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等の材質からなり、ステッチ模様3の縫い目31に沿って帯状に形成された板状ゴム体であって、ショアA硬度(JIS K 6253)がA60〜80の範囲内で、厚さが1〜3mmの範囲内であることが好ましい。また、弾性部材5は、基材1の裏面13に接着させる必要はなく、基材1に当接させた状態でステッチ模様3の糸2を縫製して、基材1の裏面13側に付設されている。なお、弾性部材5は、基材1と表皮材14との間に付設しても良い。
また、基材1の裏面側には、2つの糸21の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材4が形成されている。拘束部材4は、弾性部材5を介して、基材1の裏面側に固定されている。この拘束部材4は、ステッチ模様3の縫い目31に沿って形成されたホットメルト樹脂材4A、4Bであることが好ましい。ホットメルト樹脂材4A、4Bは、熱可塑性樹脂であり、基材1の裏面側に塗布する高温時には溶融状態となって糸21の繊維に絡みつき、糸21の外周を包囲して密着する。そして、ホットメルト樹脂材4A、4Bが、常温に冷却されて固化されたときに、その収縮力F3が糸21の全周に作用する(図4を参照)。したがって、糸21に対するホットメルト樹脂材4A、4Bの拘束力は、基材1の拘束力や弾性部材5の拘束力に比較して、大幅に向上する。
また、上述したように、ステッチ模様3を形成する糸2は、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側からループ状に突出した先端部2Aが2つの糸21に分断されているので、ループ状に連結された糸(先端部2A)に比較して各糸21の自由度が増し、糸21とホットメルト樹脂材4A、4Bとが絡みやすくなる。また、糸21とホットメルト樹脂材4A、4Bとが絡むことによって、糸21が自由に屈曲した状態でホットメルト樹脂材4A、4Bに固定される。そのため、糸21に対するホットメルト樹脂材4A、4Bの拘束力がより一層増加する。
また、ホットメルト樹脂材4Bは、気泡41Bが含まれた状態で固化されているものが更に好ましい。気泡41Bを含むことによって体積が膨張したホットメルト樹脂材4Bは、糸21全体を包囲しやすくなり、糸21に対するホットメルト樹脂材4Bの拘束力が増加する。また、ホットメルト樹脂材4Bが気泡41Bを含むことによって、単位重量当たりの体積が増加するので、ホットメルト樹脂材4Bの使用量を低減できる(図5を参照)。なお、ホットメルト樹脂材4A、4Bは、例えば、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂製であって、180℃の粘度が20,000〜25,000(mPa・s)程度で、高耐熱性を有するものが望ましい。ホットメルト樹脂材4A、4Bが高耐熱性を有することにより、車室内が夏の暑さで高温(80〜100℃)となった場合でも、糸21の拘束力が維持される。
<ステッチ模様の加工手順>
次に、本車両用内装部品におけるステッチ模様を形成する加工手順を、図5〜図8を用いて詳細に説明する。図6に、図1に示す車両用内装部品においてステッチ模様の糸を基材に縫製するときの模式的断面図を示す。図7に、図1に示す車両用内装部品においてステッチ模様の縫い目毎に基材の裏面側からループ状に突出した先端部を2つの糸に分断するときの模式的断面図を示す。図8に、図1に示す車両用内装部品において拘束部材を基材の裏面側から突出した糸に塗布するときの模式的断面図を示す。
(ステッチ加工装置)
図6に示すように、本車両用内装部品10のステッチ模様3を形成するステッチ加工装置20には、表皮材14の上方に配置され、ステッチ模様3の縫い目位置で縫い針71を上下動させて糸(上糸)2を基材1に縫い込む上糸縫製装置7と、基材1及び弾性部材5の裏面に当接し基材1及び弾性部材5を所定の姿勢で保持する受け治具6とを備えている。
上糸縫製装置7は、針先端部71Tに糸2を挿通(係合)する糸孔711が形成された縫い針71を有し、縫い目位置で、糸孔711に係合された糸2を表皮材14の表面側から弾性部材5の裏面側まで縫い針71と共に挿通してから表皮材14の表面側まで引き戻し、基材1の裏面側からループ状に突出した先端部2Aを形成した後に、次の縫い目位置まで縫い針71を移動させる装置である。上糸縫製装置7は、図示しない多関節型のロボットのアーム部先端に装着され、少なくともステッチ模様3を形成する範囲に移動できる。
また、縫い針71の糸供給側の外周面71Sには、糸2を案内する糸溝712が糸孔711まで針軸方向に沿って形成されている。糸溝712は、後述する受け治具6の糸規制面621と隣接する位置に形成されている。なお、縫い針71は、糸溝712が糸孔711と交差する位置まで略同一の溝深さで形成されている。
また、上糸縫製装置7には、縫い針71の外周側で表皮材14を押圧する表皮押え部材72を備えている。表皮押え部材72は、装置本体に立設された支持部721と、支持部721の先端側に略円錐状に形成された押え部722とを備え、押え部722の中心部723には、縫い針71と糸2とが通過できる通孔724が形成されている。押え部722の中心部723は、引き戻し後の縫い針71の先端より先端側に位置するように形成されている。そのため、押え部722は、本車両用内装部品10のステッチ模様3を形成する箇所が立体的に湾曲していても、縫い針71の挿入前から引き戻し後まで、縫い針71の周囲で表皮材14を均一に押えることができる。
また、受け治具6には、弾性部材5と当接して、弾性部材5を位置決めする受座61が形成されている。また、受座61に下方には、弾性部材5の裏面側に挿通される縫い針71とループ状に突出した糸2の先端部2Aとに対する逃し部62が形成されている。逃し部62には、基材1の裏面側に挿通された縫い針71の糸溝712側の外周面71Sと微小隙間をもって針軸方向で略平行に配置された糸規制面621と、糸規制面621と縫い針71を挟んで対向し糸2のループ状に突出した先端部2Aが収容可能に配置された糸逃し面622とを備えている。糸規制面621と縫い針71の糸溝712側の外周面71Sとの微小隙間は、糸2の外径と同一又はそれより僅かに小さい程度が好ましい。例えば、糸2の外径が0.8mmであれば、上記微小隙間は0.8〜0.5mm程度が好ましい。
(ステッチ加工方法)
まず、弾性部材5を受座61に投入して位置決めした後、受け治具6に表皮材14が接着された基材1を載置する。その後、上糸縫製装置7の縫い針71をステッチ模様3の縫い目位置上方に移動させる。縫い針71が表皮材14を挿通する前に、表皮押え部材72の押え部722が表皮材14を押圧する。押え部722が表皮材14を押圧することによって、受け治具6に対して弾性部材5と基材1とを密着させる。
その後、縫い針71の糸孔711に係合された糸2を、表皮材14の表面側から弾性部材5の裏面側まで縫い針71と共に挿通する。縫い針71の挿通深さは、縫い針71が弾性部材5を貫通してから引き戻されたときに、弾性部材5の裏面側からループ状に突出した先端部2Aのループ長が10〜30mm程度となるように設定する。
縫い針71を表皮材14の表面側から基材1の裏面側の挿通終端(所定位置)まで挿通させた(仮想線で示す状態)後に、縫い針71を上方(矢印H2の方向)へ引き戻すとき、糸溝712内で弛もうとする糸2は、受け治具6の糸規制面621によって糸逃し面622の方向(矢印P1の方向)へ、糸孔711を通して押し出される。糸溝712内の糸2が、糸孔711を通して糸逃し面622の方向(矢印P1の方向)へ押し出されることによって、糸供給側の糸2は糸溝712内に収納された状態で上方(矢印P2の方向)へ引き戻され、基材1及び弾性部材5との摩擦抵抗が殆んど生じない。そのため、縫い針71の糸溝712内の糸2は、略一定の力で簡単に上方(矢印P2の方向)へ巻き戻される。これに対して、縫い針71の糸溝712と反対側の糸2は、基材1及び弾性部材5との摩擦抵抗が大きく、上方への移動が規制されている。
その結果、縫い針71を上方へ引き戻すとき、糸2は糸孔711から糸逃し面622側(糸規制面621と反対側)へ移動し、縫い針71の糸孔711と糸逃し面622との間に形成された収容空間623内のみで、糸2のループ状に突出した先端部2Aが形成される。そして、ループ状に突出した先端部2Aは、ステッチ模様3の縫い目毎に形成される。
次に、図7に示すように、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側にループ状に突出した先端部2Aを直線状に折り返して、その折り返し部21Aを、当該折り返し部21Aの内周側から切断して、2つの糸21を形成する。そのため、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側から突出した2つの糸21の長さを、それぞれ均等に形成することができる。なお、糸2の折り返し部21Aを、当該折り返し部21Aの内周側から切断する工具には、例えば、回転する円盤82の外周に三角状の切断刃81が形成された切断工具8などを用いると良い。
次に、図8に示すように、基材1の裏面側には、2つの糸21の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材4として、ステッチ模様3の縫い目31に沿って形成するホットメルト樹脂材4A、4Bを、ホットメルト樹脂塗布装置9のノズル91から高温状態で塗布する。これによって、縫い目31に沿って長尺状に延びるホットメルト樹脂材4A、4Bが、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側から突出した2つの糸21を、連続して包囲しながら拘束する。
また、高温状態で塗布されたホットメルト樹脂材4A、4Bは、容易に流動するので、基材裏面側が湾曲していても、ホットメルト樹脂材4A、4Bが基材裏面側に追従して糸21に密着できる。また、ステッチ模様3を形成する糸2は、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側からループ状に突出した先端部2Aが2つの糸21に分断されているので、各糸21の自由度が増し、糸21とホットメルト樹脂材4A、4Bとが絡みやすくなる。また、糸21とホットメルト樹脂材4A、4Bとが絡むことによって、糸21が屈曲した状態でホットメルト樹脂材4A、4Bに固定される。
なお、図5に示すように、ホットメルト樹脂材4Bは、気泡41Bが含まれた状態で塗布し、固化させることが好ましい。ホットメルト樹脂材4Bは、気泡41Bを含むことによって体積が膨張して、糸21全体を包囲しやすくなり、糸21に対するホットメルト樹脂材4Bの拘束力が増加する。また、ホットメルト樹脂材4Bが気泡41Bを含むことによって、単位重量当たりの体積が増加するので、ホットメルト樹脂材4Bの使用量を低減できる。なお、気泡41Bを含むホットメルト樹脂材4Bは、図8に示すホットメルト樹脂塗布装置9内で、高圧の気体(例えば、窒素ガス)が混入されることによって形成される。
<作用効果>
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用内装部品10によれば、ステッチ模様3を形成する糸2は、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側からループ状に突出した先端部2Aが2つの糸21に分断されているので、ステッチ模様3を形成する糸2が、基材表側で何物かに引掛かって上方へ引かれたときに、糸抜けが連続して発生することはない。すなわち、ステッチ模様3を形成する糸2は、ステッチ模様3の縫い目31毎にループ状に突出した先端部2Aが2つの糸21に分断され、分断されている2つの糸21が基材1の裏面側に突出しているので、2つの糸21は、ステッチ模様3の縫い目31毎に独立して基材1に拘束されている。その結果、仮に、何処かの縫い目31の位置で基材表面側の糸2が1つほつれても、その糸2に隣接する他方の糸2を引っ張って連続した糸抜けに至ることはない。
よって、本実施形態によれば、基材1の表面側から当該基材1に縫い込まれた糸(上糸)2のみからなるステッチ模様3が基材表面側に形成された車両用内装部品10において、基材表面側でステッチ模様3の糸2の連続した糸抜けを抑制できる。
また、本実施形態によれば、基材1の裏面側には、2つの糸21の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材4(4A、4B)が形成されているので、基材1の糸挿通孔11による糸拘束力を、拘束部材4(4A、4B)による糸拘束力によって補充できる。また、拘束部材4(4A、4B)は、2つの糸21の外周をそれぞれ包囲して拘束するので、糸21と拘束部材4(4A、4B)との接触面積が増大し、糸21の拘束力を増強させることができる。その結果、基材1の糸挿通孔11による糸拘束力が多少不足していても、基材表面側でステッチ模様3の糸2の連続した糸抜けを抑制できる。
また、本実施形態によれば、拘束部材4は、ステッチ模様3の縫い目31に沿って形成されたホットメルト樹脂材4A、4Bであるので、縫い目31に沿って長尺状に延びるホットメルト樹脂材4A、4Bが、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側から突出した2つの糸21を、連続して包囲しながら拘束することができる。また、ホットメルト樹脂材4A、4Bは、基材1の裏面側に塗布するときの高温状態で容易に流動するので、基材裏面側が湾曲していても、ホットメルト樹脂材4A、4Bが基材裏面側に追従して糸21に密着できる。また、ステッチ模様3を形成する糸2は、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側からループ状に突出した先端部2Aが2つの糸21に分断されているので、各糸21の自由度が増し、糸21とホットメルト樹脂材4A、4Bとが絡みやすくなる。また、糸21とホットメルト樹脂材4A、4Bとが絡むことによって、糸21が屈曲した状態でホットメルト樹脂材4A、4Bに固定されるので、糸21に対するホットメルト樹脂材4A、4Bの拘束力が増加する。その結果、基材表面側でステッチ模様3の糸2の連続した糸抜けをより一層抑制できる。
また、本実施形態によれば、ホットメルト樹脂材4Bは、気泡41Bが含まれた状態で固化されているので、気泡41Bを含むことによって体積が膨張したホットメルト樹脂材4Bが糸21全体を包囲しやすくなり、糸21に対するホットメルト樹脂材4Bの拘束力が増加する。また、ホットメルト樹脂材4Bが気泡41Bを含むことによって、単位重量当たりの体積が増加するので、ホットメルト樹脂材4Bの使用量を低減できる。その結果、基材表面側でステッチ模様3の糸2の連続した糸抜けを、より低コストで抑制できる。
また、本実施形態によれば、基材1には、基材1に縫い込まれた糸2の圧入部22が挿通された弾性部材5が付設されているので、ステッチ模様3の縫い目31毎に糸2の圧入部22を弾性部材5の弾性力によって拘束することができる。また、弾性部材5の糸挿通孔51が、基材1に縫い込まれた糸2の圧入部22を締め付けることによって、糸縫製時の糸抜けを防止し、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側から突出した糸21の長さの不揃いを低減させることができる。その結果、ステッチ模様3の縫い目31同士の間で、糸2に対する基材側の拘束力を均一化でき、基材表面側でステッチ模様3の糸2の連続した糸抜けを更に抑制できる。
また、他の実施形態である車両用内装部品の製造方法によれば、2つの糸21は、基材1の裏面側にループ状に突出した先端部2Aを直線状に折り返して、その折り返し部21Aを、当該折り返し部21Aの内周側から切断して形成するので、ステッチ模様3の縫い目31毎に基材1の裏面側から突出した2つの糸21の長さを、それぞれ均等に形成することができる。その結果、ステッチ模様3の縫い目31で隣接する2つの糸21に対する基材側の拘束力を、略均等な大きさとすることができる。また、折り返し部21Aを、当該折り返し部21Aの内周側から切断するので、切断に伴う糸くずが生じない。その結果、糸くずを回収する設備も必要としない。
よって、本他の実施形態によれば、基材1の表面側から当該基材1に縫い込まれた糸(上糸)2のみからなるステッチ模様3が基材表面側に形成された車両用内装部品10の製造方法において、基材表側でステッチ模様3の糸2の連続した糸抜けを、より低コストで、より均一に抑制できる。なお、糸2の折り返し部21Aを、当該折り返し部21Aの内周側から切断する工具には、例えば、回転する円盤82の外周に三角状の切断刃81が形成された切断工具8などを用いることができる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で変更することができる。例えば、上記実施形態である車両用内装部品10によれば、基材1の裏面側には、2つの糸21の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材4が形成されている。しかし、例えば、弾性部材5による糸の拘束力が十分であれば、必ずしも、拘束部材4が形成されていなくてもよい。また、本他の実施形態によれば、基材1の裏面側には、2つの糸21の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材4として、ステッチ模様3の縫い目31に沿って形成するホットメルト樹脂材4A、4Bを、ホットメルト樹脂塗布装置9のノズル91から高温状態で塗布する。しかし、ホットメルト樹脂材4A、4Bは、例えば、ロールコーターによって糸21を基材1の裏面側に押え付けながら塗布しても良い。
本発明は、基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸(上糸)のみからなるステッチ模様が基材表面側に形成された車両用内装部品及びその製造方法として利用できる。
1 基材
2 糸(上糸)
2A 先端部
3 ステッチ模様
4 拘束部材(ホットメルト樹脂材)
4A、4B ホットメルト樹脂材
5 弾性部材
10 車両用内装部品
21 糸
21A 折り返し部
22 圧入部
31 縫い目
41B 気泡

Claims (6)

  1. 基材の表面側から当該基材に縫い込まれた糸のみによって基材表面側にステッチ模様が形成された車両用内装部品であって、
    前記ステッチ模様を形成する糸は、前記ステッチ模様の縫い目毎に前記基材の裏面側からループ状に突出した先端部が2つの糸に分断されていることを特徴とする車両用内装部品。
  2. 請求項1に記載された車両用内装部品において、
    前記基材の裏面側には、前記2つの糸の外周をそれぞれ包囲して拘束する拘束部材が形成されていることを特徴とする車両用内装部品。
  3. 請求項2に記載された車両用内装部品において、
    前記拘束部材は、前記ステッチ模様の縫い目に沿って形成されたホットメルト樹脂材であることを特徴とする車両用内装部品。
  4. 請求項3に記載された車両用内装部品において、
    前記ホットメルト樹脂材は、気泡が含まれた状態で固化されていることを特徴とする車両用内装部品。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された車両用内装部品において、
    前記基材には、前記基材に縫い込まれた糸の圧入部が挿通された弾性部材が付設されていることを特徴とする車両用内装部品。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された車両用内装部品の製造方法において、
    前記2つの糸は、前記基材の裏面側にループ状に突出した先端部を直線状に折り返して、その折り返し部を、当該折り返し部の内周側から切断して形成することを特徴とする車両用内装部品の製造方法。
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