JP2011194932A - 車両用内装品 - Google Patents
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Abstract
【課題】本物感を表現することで外観見栄えを向上させることが可能な車両用内装品を提供する。
【解決手段】基材21上に上面側パッド27を配し、縫い糸35Aによるステッチ35が形成された表皮材30によって、上面側パッド27を被覆してなるドアトリム10であって、表皮材30における基材21側の面には、ステッチ35の縫製方向に沿って延びる帯部材40が縫い糸35Aによって縫い付けられ、帯部材40における表皮材30側と反対側の面40Bは基材21の表面に接着され、帯部材40における表皮材30側の面40Aが、上面側パッド27における表皮材30側の面27Aよりも、窪んだ位置に配されていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】基材21上に上面側パッド27を配し、縫い糸35Aによるステッチ35が形成された表皮材30によって、上面側パッド27を被覆してなるドアトリム10であって、表皮材30における基材21側の面には、ステッチ35の縫製方向に沿って延びる帯部材40が縫い糸35Aによって縫い付けられ、帯部材40における表皮材30側と反対側の面40Bは基材21の表面に接着され、帯部材40における表皮材30側の面40Aが、上面側パッド27における表皮材30側の面27Aよりも、窪んだ位置に配されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用内装品に関する。
車両用内装品として、例えば合成樹脂からなる基材に表皮材を被覆してなり、表皮材に糸を縫い付けることで意匠としてのステッチ(飾り縫い)を形成したものが知られている(例えば、下記特許文献1)。
ところで、近年、車両用内装品の見栄えを良くするために、より本物感のある模造表現が望まれている。ステッチにおいて本物感のある表現とは、例えば、ステッチを構成する縫い糸によって、表皮材が基材に縫い付けられているかのような表現(つまり、表皮材におけるステッチ形成箇所が縫い糸によって窪んでいる表現)が挙げられる。しかしながら、上記特許文献1のような、単に表皮材に糸を縫い付けただけの構成では、表皮材上に糸が乗っているだけの表現となりやすく、本物感を表現することは困難であった。
勿論、基材に対して表皮材を糸で直接縫い付ける構成とすれば、表皮材が基材に縫い付けられている表現を実現することは当然可能である。しかし、この場合は、基材を貫通して縫製可能な専用のミシンが必要となり、コストの増加を招く。また、基材にミシン針を貫通させた場合、基材の割れや変形あるいはミシン針の折れなどが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、本物感を表現することで外観見栄えを向上させることが可能な車両用内装品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用内装品は、基材上に軟質材を配し、縫い糸によるステッチが形成された表皮材によって、当該軟質材を被覆してなる車両用内装品であって、前記表皮材における前記基材側の面には、前記ステッチの縫製方向に沿って延びる帯部材が前記縫い糸によって縫い付けられ、前記帯部材における前記表皮材側と反対側の面は前記基材の表面に接着され、前記帯部材における前記表皮材側の面が、前記軟質材における前記表皮材側の面よりも、窪んだ位置に配されていることに特徴を有する。
本発明においては、帯部材における表皮材側の面が、軟質材における表皮材側の面よりも、窪んだ位置となっている。このため、表皮材上において、帯部材が縫い付けてある箇所(ステッチの形成箇所)は、軟質材上に配された箇所と比較して、窪んだ位置に配される(基材側に引き込まれる)。この結果、ステッチを構成する縫い糸によって、表皮材が基材に縫い付けられているかのような表現(窪み形状)を実現することができ、本物感を表現することができる。
上記構成において、前記帯部材と前記表皮材とが同一の材質にて構成されているものとすることができる。このように帯部材と表皮材とを同一の材質にて構成すれば、両部材が同時に屈曲された場合の各撓み量がほぼ同じとなるから、表皮材に対して帯部材の位置がずれる事態を抑制できる。表皮材に対して帯部材の位置がずれると、例えば縫い糸が引っ張られるなどして、ステッチが蛇行し、見栄えが悪くなる事態が懸念される。本発明のように帯部材と表皮材とを同一の材質にて構成すれば、表皮材に対する帯部材の位置ずれを抑制でき、ステッチの見栄えが悪くなる事態を抑制できる。なお、このような構成は、曲線状のステッチを形成する場合(つまり、曲線状をなすステッチの縫製方向に沿って帯部材及び表皮材が屈曲される場合)などに好適である。
また、前記車両用内装品は、アームレストを有するドアトリムであって、前記ステッチは、前記アームレストに形成されているものとすることができる。
前記アームレストは、上面部と側面部とを有し、前記ステッチは、前記上面部と前記側面部との境界部に形成されるとともに、前記軟質材は、前記帯部材の近傍において前記上面部と前記側面部のうち、前記上面部側のみに配されているものとすることができる。
本発明によれば、本物感を表現することで外観見栄えを向上させることが可能な車両用内装品を提供することが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。本実施形態では、車両用内装品として、車両ドアに取り付けられるドアトリム10を例示する。図1は、本実施形態のドアトリム10の斜視図である。図1に示すように、ドアトリム10は、合成樹脂等によって板状に形成されたドアトリム本体12、アームレスト20などを備えている。アームレスト20は、合成樹脂等によって形成され、ドアトリム本体12の車室内側に張り出す形で配されている。また、ドアトリム10は、オーナメント14、スピーカグリル16、ドアポケット18などを備えている。
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。本実施形態では、車両用内装品として、車両ドアに取り付けられるドアトリム10を例示する。図1は、本実施形態のドアトリム10の斜視図である。図1に示すように、ドアトリム10は、合成樹脂等によって板状に形成されたドアトリム本体12、アームレスト20などを備えている。アームレスト20は、合成樹脂等によって形成され、ドアトリム本体12の車室内側に張り出す形で配されている。また、ドアトリム10は、オーナメント14、スピーカグリル16、ドアポケット18などを備えている。
図2は、図1に示すドアトリム10のA−A線断面図である。図2において、左側が車室内側であり、右側が車室外側である。図2に示すように、ドアトリム本体12は、基材21、上面側パッド27、側面側パッド28、表皮材30とを備えている。
基材21は、例えば、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂にて形成されており、アームレスト20の上面部を構成する基材上面部23と、アームレスト20の側面部を構成する基材側面部25とを有している。上面側パッド27(軟質材)及び側面側パッド28は、例えば、ウレタン等の発泡体からなるクッション材である。上面側パッド27は、基材上面部23上に配されており、側面側パッド28は、基材側面部25における車室内側の面に形成された段差部25A内に配されている。上面側パッド27及び側面側パッド28は、例えば、接着剤などで基材21に接着される。なお、上面側パッド27及び側面側パッド28の材質は適宜変更可能である。
表皮材30は、例えば、牛革等の獣皮(本革)で形成され、全体として、基材21の外周面に合致する形状をなし、両パッド27,28を覆う形で配されている。なお、表皮材30としては、合成樹脂製のシート、織布、不織布などを用いることも可能である。
表皮材30は、アームレスト20の基材上面部23を主に覆う上面側表皮材31と、アームレスト20の基材側面部25を主に覆う側面側表皮材32とを備えている。上面側表皮材31と側面側表皮材32との端部同士の重ね合わせ部33は、縫い糸33Aにより縫製して継ぎ合わされている。上面側表皮材31と側面側表皮材32との重ね合わせ部33(縫い代部)は、アームレスト20の基材側面部25に形成された凹部25Bに挿入され、裏面において、例えばホットメルトテープ(不図示)を介して基材21に貼着されている。
図1に示すように、上面側表皮材31において、側面側表皮材32寄りの周端部(つまり、アームレスト20の上面部と側面部との境界部)には、意匠としてのステッチ(飾り縫い)35が形成されている。このステッチ35は、アームレスト20の上面における周端部の形状に沿う形(一部が曲線状)で形成され、縫い糸35Aを上面側表皮材31に縫い付けることで形成されている。
図2に示すように、上面側表皮材31における裏面31B(表皮材30における基材21側の面)において、ステッチ35の縫製箇所には、帯部材40が配されている。帯部材40は、表皮材30と同一の材質(例えば、本革)にて構成され、ステッチ35の縫製方向(図2では紙面貫通方向)に沿って延びる帯状をなしている。帯部材40は、ステッチ35を形成する縫い糸35Aによって、上面側表皮材31に縫い付けられている。つまり、ステッチ35を形成する縫い糸35Aは、図2に示すように、上面側表皮材31と帯部材40の双方を貫通する構成となっている。
帯部材40の裏面40B(上面側表皮材と反対側の面)は基材上面部23の表面に接着剤50(ホットメルトテープなど)を介して接着されている。その接着箇所は、上面側パッド27の車室内側(図2では左側)の端部に隣接する箇所とされる。つまり、ステッチ35は上面側パッド27における車室内側の端部に隣接する形で配される。言い換えると、上面側パッド27は、帯部材40の近傍において基材上面部23と基材側面部25のうち、基材上面部23側のみに配されている構成となっている。
帯部材40の厚さY1は、上面側パッド27の厚さY2より小さく設定されており、帯部材40を基材21に接着した状態では、帯部材40における表皮材30側の面40Aが、上面側パッド27における表皮材30側の面27Aよりも低い位置に配される(表皮材側の面27Aよりも基材21側(ひいては、ドアトリム10の内部側)に位置する)構成となっている。つまり、帯部材40における表皮材30側の面40Aは、上面側パッド27における表皮材30側の面27Aよりも窪んだ位置に配されている。
この結果、上面側表皮材31におけるステッチ35の形成箇所は、縫い糸35Aによって、基材21側へ引き込まれる構成となっている。これにより、上面側表皮材31において、ステッチ35の形成箇所は、上面側パッド27に載置された箇所よりも低い位置(基材21寄りの位置、窪んだ位置)に配されている。
次に、本実施形態のドアトリム10において、表皮材30を基材21に貼り付ける際の手順について説明する。最初に、牛革等の本革から不要部分を切り落とすことで、表皮材30を構成する上面側表皮材31と側面側表皮材32を成形する。次に上面側表皮材31と側面側表皮材32の表面同士を互いに重ね合わせ、それらの端部を揃えた状態で縫い糸33Aによって縫い合わせることで両表皮材31,32を継ぎ合わせる。
縫い合わされた上面側表皮材31及び側面側表皮材32(重ね合わされた状態)は、対向面が互いに遠ざかる形で広げられる(図2の状態を参照)。そして、上面側表皮材31の裏面31B(図3において下面)において、縫い糸35Aで、帯部材40を縫い付ける。これにより、上面側表皮材31には、帯部材40が縫い付けられると同時にステッチ35が形成される(図3の状態)。なお、両表皮材31,32同士を継ぎ合わせる作業と、上面側表皮材31に帯部材40を縫い付ける作業とは順番を入れ替えて行ってもよい。
次に、帯部材40の裏面40Bに接着剤50を貼着する。また、表皮材30は、基材21の形状に対応した形状に賦形され、基材21側(主に、上面側パッド27及び側面側パッド28の表面)に、例えば接着剤などで貼り付けられる。そして、帯部材40及び基材21の間に配された接着剤50を加熱することで、粘着力を発生させ、この接着剤50によって帯部材40及び基材21が接着される。
以上説明したように、本実施形態においては、ステッチ35を形成する縫い糸35Aによって、表皮材30に帯部材40を縫い付け、帯部材40の裏面40Bを基材21に接着することで、帯部材40における表皮材30側の面40Aが、上面側パッド27における表皮材側の面27Aよりも、窪んだ位置に配される構成とした。このため、表皮材30上において、帯部材40が縫い付けてある箇所(ステッチ35の形成箇所)は、上面側パッド27上に配された箇所と比較して、基材21側に引き込まれる。この結果、ステッチ35を構成する縫い糸35Aによって、表皮材30が基材21に縫い付けられているかのような表現(表皮材30において、縫い糸35Aの縫製箇所が周囲よりも窪んだ形状)を実現することができ、本物感を表現することで外観見栄えを向上させることができる。
ここで、単に表皮材30におけるステッチ35の形成箇所に窪み形状を形成するだけなら、帯部材40を用いずに表皮材30の裏面の一部を直接、基材21に接着する構成も考えられる。しかしながら、表皮材30の裏面を直接、基材21に接着した場合は、ステッチ35の形成箇所だけでなく、その周辺部分も窪んでしまう。このため、縫い糸35Aによって、表皮材30が縫い付けられている表現とはなりにくい。
この点、本実施形態においては、基材21に接着するのは帯部材40とし、帯部材40と表皮材30とは縫い糸35Aによって縫い付ける構成とした。これにより、表皮材30において、縫い糸35Aの形成箇所を最も窪んだ形状とすることができる。つまり、縫い糸35Aによって、表皮材30が基材21に縫い付けられているかのような表現をより確実に表現することができるのである。
また、本実施形態において、帯部材40と表皮材30とが同一の材質にて構成されている。このように帯部材40と表皮材30とを同一の材質にて構成すれば、両部材40,30が同時に屈曲された場合の各撓み量がほぼ同じとなるから、表皮材30に対して帯部材40の位置がずれる事態を抑制できる。表皮材30に対して帯部材40の位置がずれると、例えば縫い糸35Aが引っ張られるなどして、ステッチ35が蛇行し、見栄えが悪くなる事態が懸念される。本実施形態のように帯部材40と表皮材30とを同一の材質にて構成すれば、表皮材30に対する帯部材40の位置ずれを抑制でき、ステッチ35の見栄えが悪くなる事態を抑制できる。
なお、このような帯部材40と表皮材30とを同一の材質にする構成は、本実施形態のように、アームレスト20の周端部などに沿って、曲線状のステッチ35を形成する場合(つまり、曲線状をなすステッチ35の縫製方向に沿って帯部材40及び表皮材30が屈曲される場合)などに好適である。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図4によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のドアトリム本体112においては、アームレスト120を構成する基材121の形状が上記実施形態と異なる。本実施形態の基材121においては、基材上面部123の車室内側の周端部が他の部分よりも高くなっており、段差部123Aが形成されている。この段差部123Aは、例えば、基材上面部123の周端部に沿って延びる形で形成されている。これにより、段差部123Aと、上面側パッド27の端部とから溝部123Bが形成されている。帯部材40の幅は、溝部123Bの幅よりも小さく設定され、帯部材40は基材上面部123において溝部123B内に配されている。つまり、ステッチ35は溝部123B内に形成されている。
次に、本発明の実施形態2を図4によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のドアトリム本体112においては、アームレスト120を構成する基材121の形状が上記実施形態と異なる。本実施形態の基材121においては、基材上面部123の車室内側の周端部が他の部分よりも高くなっており、段差部123Aが形成されている。この段差部123Aは、例えば、基材上面部123の周端部に沿って延びる形で形成されている。これにより、段差部123Aと、上面側パッド27の端部とから溝部123Bが形成されている。帯部材40の幅は、溝部123Bの幅よりも小さく設定され、帯部材40は基材上面部123において溝部123B内に配されている。つまり、ステッチ35は溝部123B内に形成されている。
このように帯部材40を溝部123Bに配する構成とすれば、上面側表皮材31におけるステッチ35の形成箇所が、帯部材40の幅方向両側(図4の左右両側)の箇所と比べて窪んだ形状となり、縫い糸35Aによって、表皮材30が基材21に縫い付けられているかのような表現が可能となる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図5によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のドアトリム本体212においては、アームレスト220の形状が上記実施形態と異なる。本実施形態のアームレスト220の基材221においては、基材上面部223に配された上面側パッド227を2つの別部材となるパッド227A,227Bから構成している。両パッド227A,227Bを一定間隔離して近接させることで、両パッド227A,227B間に溝部227Dが形成されている。
次に、本発明の実施形態3を図5によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のドアトリム本体212においては、アームレスト220の形状が上記実施形態と異なる。本実施形態のアームレスト220の基材221においては、基材上面部223に配された上面側パッド227を2つの別部材となるパッド227A,227Bから構成している。両パッド227A,227Bを一定間隔離して近接させることで、両パッド227A,227B間に溝部227Dが形成されている。
帯部材40は、基材上面部223において、溝部227D内に配されている。言い換えると、上面側パッド227(軟質材)は、帯部材40の近傍において基材上面部223と基材側面部25のうち、両側(図5の左右両側)に配されている構成となっており、溝部227Dは、ステッチ35の形成方向に沿って延びている構成であると言うことができる。このような構成としても、上面側表皮材31におけるステッチ35の形成箇所が、他の箇所(上面側表皮材31におけるパッド227A,227B上に載置された箇所)と比べて窪んだ形状となり、縫い糸35Aによって、表皮材30が基材21に縫い付けられているかのような表現が可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、車両用内装品の一例として、ドアトリム10を例示したが、これに限定されない。車両用内装品としては、例えば、車両の天井用内装材なども適用可能である。
(2)ステッチの形成箇所(ひいては、帯部材の縫い付け箇所)は上記実施形態で例示した箇所に限定されず適宜変更可能である。例えば、オーナメント14に本発明のステッチ(図1において符号36で示す)を形成してもよい。また、ステッチ35,36の形状や形成長さなどは、適宜変更可能であり、帯部材40の長さ、幅、厚さなども適宜変更可能である。
(3)上記実施形態においては、帯部材40と表皮材30とを同一の材質にて構成した場合を例示したが。両部材40,30をそれぞれ別の材質で構成してもよい。また、帯部材40及び表皮材30の材質は、上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。
10…ドアトリム(車両用内装品)、20,120,220…アームレスト、21,121,221…基材、23…基材上面部(アームレストの上面部)、25…基材側面部(アームレストの側面部)、27,227…上面側パッド(軟質材)、27A…上面側パッドにおける表皮材側の面(軟質材における表皮材側の面)、30…表皮材、31B…上面側表皮材における裏面(表皮材における基材側の面)、35…ステッチ、35A…縫い糸、40…帯部材、40A…帯部材における表皮材側の面、40B…帯部材の裏面(帯部材における表皮材側と反対側の面)
Claims (4)
- 基材上に軟質材を配し、縫い糸によるステッチが形成された表皮材によって、当該軟質材を被覆してなる車両用内装品であって、
前記表皮材における前記基材側の面には、前記ステッチの縫製方向に沿って延びる帯部材が前記縫い糸によって縫い付けられ、
前記帯部材における前記表皮材側と反対側の面は前記基材の表面に接着され、
前記帯部材における前記表皮材側の面が、前記軟質材における前記表皮材側の面よりも、窪んだ位置に配されていることを特徴とする車両用内装品。 - 前記帯部材と前記表皮材とが同一の材質にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装品。
- 前記車両用内装品は、アームレストを有するドアトリムであって、
前記ステッチは、前記アームレストに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用内装品。 - 前記アームレストは、上面部と側面部とを有し、
前記ステッチは、前記上面部と前記側面部との境界部に形成されるとともに、
前記軟質材は、前記帯部材の近傍において前記上面部と前記側面部のうち、前記上面部側のみに配されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用内装品。
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