JP6641070B1 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6641070B1
JP6641070B1 JP2019540020A JP2019540020A JP6641070B1 JP 6641070 B1 JP6641070 B1 JP 6641070B1 JP 2019540020 A JP2019540020 A JP 2019540020A JP 2019540020 A JP2019540020 A JP 2019540020A JP 6641070 B1 JP6641070 B1 JP 6641070B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
row
row heat
indoor
indoor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019540020A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020183606A1 (ja
Inventor
浩之 豊田
浩之 豊田
禎夫 関谷
禎夫 関谷
政志 吉川
政志 吉川
智史 遠藤
智史 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Original Assignee
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc filed Critical Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP6641070B1 publication Critical patent/JP6641070B1/ja
Publication of JPWO2020183606A1 publication Critical patent/JPWO2020183606A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0059Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0059Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers
    • F24F1/0067Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers by the shape of the heat exchangers or of parts thereof, e.g. of their fins
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

室内機と室外機を備える空気調和機であって、室内機は、室内熱交換器を有し、室外機は、膨張弁を有し、室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、膨張弁は、2列熱交換器の一方の列の少なくとも一部、及び、2列熱交換器の他方の列の少なくとも一部を介して、1列熱交換器に接続されている。

Description

本発明は、室内機と室外機とを有する空気調和機に関する。
空気調和機は、室外機と室内機を有し、室外機及び室内機のそれぞれに、空気と冷媒を熱交換させる熱交換器と、空気の流れを生み出す送風装置が備わっている。冷房運転時には、室内機に設けた熱交換器の内部に低温の冷媒を流し、熱交換器の外部に建屋内の空気を流すことで、建屋内の空気を冷却する。この際に、建屋内の空気に含まれる水蒸気の一部が、熱交換器表面で冷却されることで結露が生じる。熱交換器表面の結露水は、熱交換器のフィンを伝いドレインパンを経て、ドレインホースから室外に排出される。
熱交換器に温度分布がある場合には、一部の空気は過剰に冷やされ、一部の空気は冷却不足となる場合がある。このような温度差のある空気が熱交換器から吹出された場合に、室内機の吹き出し部の送風路上で結露が生じることがある。送風路上の結露は、風に乗って吹き出し口から室内へ吹き出されたり、送風路を伝い室内へ滴下されたりする恐れがある。これに対し、特許文献1には、室内機内部での結露を防止するために室内機の熱交換器に温度センサを設け、測定された温度に応じて膨張弁を制御することで熱交換器内部に温度差がつかないように制御する技術が開示されている。また、低コスト化やコンパクト化の観点から、1列熱交換器と2列熱交換器で構成される熱交換器の適用が望まれている。
特開平8−159538号公報
しかしながら、1列熱交換器と2列熱交換器で構成される熱交換器においては、2列部よりも1列部において空気が流れやすくなる。このため、熱交換器を通過した後の空気温度に差がつき易い課題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、1列熱交換器と2列熱交換器を有する熱交換器を用いつつ、室内機内部における結露を防止することを目的とする。
そこで、本発明は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室外機は、膨張弁を有し、前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の一方の列の少なくとも一部、及び、前記2列熱交換器の他方の列の少なくとも一部を介して、前記1列熱交換器に接続され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
本発明の他の形態は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室外機は、膨張弁を有し、前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記室内熱交換器は、第1の1列熱交換器と、第2の1列熱交換器とを有し、前記第1の1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、前記第2の1列熱交換器は、前記2列熱交換器の下側に配置され、冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の一方の列の少なくとも一部、及び、前記2列熱交換器の他方の列の少なくとも一部を介して、前記1列熱交換器に接続され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
また他の形態は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室外機は、膨張弁を有し、前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の少なくとも一部を介して前記1列熱交換器に接続され、前記2列熱交換器は、前記1列熱交換器と前記2列熱交換器の接続部の温度が露点温度に応じて定まる温度になるように配管され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
また他の形態は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室外機は、膨張弁を有し、前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された第1の1列熱交換器と、一列の伝熱管が配置された第2の1列熱交換器とを有し、前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記第1の1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、前記第2の1列熱交換器は、前記2列熱交換器の下側に配置され、冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の少なくとも一部を介して前記第1の1列熱交換器及び前記第2の1列熱交換器に接続され、前記2列熱交換器は、前記第2列熱交換器と前記1列熱交換器の接続部の温度が露点温度に応じて定まる温度になるように配管され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
また他の形態は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、前記室外機は、膨張弁を有し、冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器内における、前記2列熱交換器の全流路のうち半分以上の流路を介して、前記1列熱交換器に接続され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
また他の形態は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された第1の1列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された第2の1列熱交換器と、を有し、前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記第の1列熱交換器は、前記2列熱交換器の下側に配置され、前記第の1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、前記室外機は、膨張弁を有し、冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器内における、前記2列熱交換器の全流路のうち半分以上の流路を介して、前記第1の1列熱交換器及び前記第2の1列熱交換器に接続され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
また他の形態は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室外機は、膨張弁を有し、前記室内熱交換器は、m(mは2以上の整数)列の伝熱管が配置されたm列熱交換器と、n(nは1以上かつmよりも小さい整数)列の伝熱管が配置されたn列熱交換器と、を有し、前記m列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記n列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、冷房運転時、前記膨張弁は、前記m列熱交換器の第1列の少なくとも一部、及び前記m列熱交換器の第2列の少なくとも一部を介して、前記n列熱交換器に接続され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
また他の形態は、室内機と室外機を備える空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器を有し、前記室外機は、膨張弁を有し、前記室内熱交換器は、m(mは2以上の整数)列の伝熱管が配置されたm列熱交換器と、n(nは1以上かつmよりも小さい整数)列の伝熱管が配置された第1のn列熱交換器と、n列の伝熱管が配置された第2のn列熱交換器と、を有し、前記m列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、前記第のn列熱交換器は、前記m列熱交換器の下側に配置され、前記第のn列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、冷房運転時、前記膨張弁は、前記m列熱交換器の第1列の少なくとも一部、及び前記m列熱交換器の第2列の少なくとも一部を介して、前記第1のn列熱交換器及び前記第2のn列熱交換器に接続され、前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、1列熱交換器と2列熱交換器を有する熱交換器を用いつつ、室内機内部における結露を防止することができる。
室内機の構造を示す図である。 室内熱交換器の断面図である。 室内熱交換器の変形例を示す図である。 空気調和機の全体構成図である。 第2の実施形態に係る室内熱交換器の断面図である。 第3の実施形態に係る室内熱交換器の断面図である。 第4の実施形態に係る室内熱交換器の断面図である。 比較例に係る熱交換器を示す図である。 比較例に係る熱交換器を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る空気調和機の室内機100の構造を示す図である。図1は、室内機100の背面120に垂直でかつ室内機100の上下方向に平行な断面図である。以下、図1に示すような3次元座標におけるx軸方向(紙面の奥行方向)を室内機100の横方向、y軸方向(紙面の縦方向)を室内機100の上下方向(紙面上側が上方向)、z軸方向(紙面の横方向)を室内機100の奥行き方向とする。
室内機100は、背面120が壁Aに面するように、部屋の天井近くに設置される。図1においては、紙面の左下側に被空調空間としての部屋が広がっており、室内機100は、部屋の温度を調整するように風を流す構造となっている。
室内機100の内部には、室内熱交換器110及び室内ファン102が搭載されている。室内熱交換器110においては室内ファン102から風が送られることで熱交換が行われる。室内機100には、さらに、フィルター装置103、バックケーシング104、フロントケーシング105、ルーバー106及び縦ルーバー107が設けられている。
空気は、図1の上部側、すなわち室内機100の上部側から室内機100に吸い込まれ、フィルター装置103によって大きな埃などが除去され、室内熱交換器110を通過する。室内ファン102は、室内熱交換器110に送風する。室内ファン102には、貫流ファンを用いることができる。貫流ファンを用いる場合、室内ファン102の前側にフロントノーズ109が設けられ、後方(背面120側)にバックノーズ108が設けられている。フロントノーズ109及びバックノーズ108によって、室内ファン102の空気吸込側と空気吹出側が分離され、室内ファン102が送風機能を発揮する。
図1のように室内熱交換器110の上方から空気を吸い込み、下方の空間へ風を流す場合には、室内ファン102は、図1に示すように、奥行き方向に向かって右から見て、時計回りとなる方向に回転する。空気は室内ファン102によって吹出された後に、フロントノーズ109とバックケーシング104によって作られた風路を通過し、さらにルーバー106及び縦ルーバー107によって吹出し方向が制御されて、室内へ流出する。ルーバー106は、吹き出し風の風向を上下方向に制御する。縦ルーバー107は、横方向(左右方向)に風向を制御する。
室内熱交換器110は、冷媒が流れる伝熱管と、伝熱管の周囲に接続されたフィンとを有している。図1において室内熱交換器110の内部に示された複数の円110aは、伝熱管を示している。伝熱管は奥行き方向に延び、右端又は左端で、U字管で接続されることで、冷媒の1本の流路(1パス)を形成している。フィンは、厚さ0.1mm程度のアルミ板であり、1mm程度の間隔で、室内熱交換器110の横方向に連なっている。フィンと伝熱管は密着しており、伝熱管の内部を冷媒が通過する。
冷房運転では、室外機200から、室内空気温度より低温の冷媒が、室内熱交換器110に供給される。室内熱交換器110のフィンの温度は供給される冷媒の温度に近い温度となっている。室内の暖かい空気は、室内ファン102によって流され、室内熱交換器110で冷却される。室内熱交換器110のフィンの温度が、室内熱交換器110に流される室内空気の露点よりも低い場合、室内熱交換器110のフィン表面で空気中の水分が結露する。この結露した水は、フィンを伝って室内熱交換器110の下方に流れ、ケーシング内部に設けられたドレイン流路を伝い、室外へ流出する。このように、冷房運転をした際に、室内熱交換器110において空気中の水分が結露することがある。また、室内熱交換器110を通過した空気は、室内熱交換器110で冷却され一部の水分が結露するものの相対湿度としては100%に近い湿度を保っている。
図2は、室内熱交換器110の構造を示す図である。室内熱交換器110は、2列熱交換器111と、前面側1列熱交換器112と、背面側1列熱交換器113と、を有している。2列熱交換器111は、室内機100の前面上部側において、奥行き方向に沿って2列の伝熱管が配置されるように設けられている。2列熱交換器111では、室内ファン102が駆動した時に空気が流れる方向に沿って2列の伝熱管が配置される。2列熱交換器111のうち前面側、すなわち風上側の列を風上列1111と称する。また、2列熱交換器111のうち背面側、すなわち風下側の列を風下列1112と称する。前面側1列熱交換器112は、2列熱交換器111の下側からより下方に延びるように配置されている。背面側1列熱交換器113は、2列熱交換器111の上側から背面側に延びるように配置されている。なお、冷房運転時の冷媒の流入口となる2列熱交換器111の最下段111aは配管を介して室外機の膨張弁と接続している。また、冷房運転時の冷房の流出口となる背面側熱交換器113の最下段13bは配管を介して室外機の四方弁と接続している。
本実施形態の室内熱交換器110は、このように1列部を有する。従来の熱交換器においては、前面側及び背面側の双方とも2列熱交換器が用いられることが多い。これに対し、本実施形態の室内熱交換器110は、前面側の一部と、背面側を1列熱交換器にすることで、熱交換器の材料を削減している。これにより、資源の有効利用だけでなく、コンパクト化、省エネ性の維持が期待できる。
しかしながら、1列と2列では、同じ風速における空気の通風抵抗が倍程度異なる。このため風速から単純に考えれば、1列熱交換器を通過する風量と2列熱交換器を通過する風量も、1.4倍程度異なることが考えられる。なお、実際には、空気の吸込が室内機100の天井側(上方側)からであるため、図2に示す室内熱交換器110の配置においては、上方に位置する2列熱交換器111の位置よりも下方に位置する前面側1列熱交換器112の方が空気を吸い込み難い。このため、風量の差は、1.4倍よりは小さくなると考えられる。背面側1列熱交換器113においても、バックノーズ108が、背面側1列熱交換器113から室内ファン102への流れを阻害する壁となりうる。このため、背面側1列熱交換器113においても、2列熱交換器111に比べて空気を吸い込み難い。すなわち、前面側1列熱交換器112及び背面側1列熱交換器113に比べて2列熱交換器111は、熱交換効率が高い。
また、上述の通り、本実施形態の室内熱交換器110は、冷媒パスを途中で分岐をさせない1パスとしている。これは、可燃性冷媒を使用する際には、熱交換器内の冷媒のパスはシンプルで、分岐などによるロウ付け部が少ない方が漏えいリスクを低減できるのが望ましいことに対応したものである。可燃性冷媒としては、プロパン(R290)などが挙げられる。また微燃性冷媒としてはジフルオロメタン(R32)や2、3、3、3‐テトラフルオロプロペン(R1234yf)などが挙げられる。
さらに、本実施形態においては、伝熱管はアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されているものとする。このように、伝熱管にアルミニウム又はアルミニウム合金を使用する場合、銅管などに比べるとロウ付け性が良くない。このため、ロウ付け部を減らすことが熱交換器の生産性向上につながる。アルミニウムは、銅に比べて埋蔵量が多いと考えられており、サスティナブル社会の実現のためには、使用している銅を極力減らし、アルミニウムに置き換えることが有効ではないかと考えられる。またアルミニウム管と銅管が接合されている部分は、結露が生じると腐食する場合がある。したがって、極力余計な結露は生じないことが望ましい。以上の理由から、本実施形態に係る2列熱交換器111には1パスを採用している。
冷房運転時に、2列熱交換器111の入口付近においては、冷媒は、液相が多い状態であり、2列熱交換器111を通過する際に、冷媒中の液相が蒸発することで空気を冷却していく。したがって、2列熱交換器111を通過する際に、冷媒中のガス相が増加していく。このため、2列熱交換器111内の冷媒の流路において、冷媒の速度も加速していく。従来の熱交換器においては、熱交換器中の配管に分岐を設け、冷媒を分割して流すことで2列熱交換器の内部の冷媒圧力損失を低減してきた。これに対し、本実施形態の2列熱交換器111においては、1パスを採用しているため、2パスを採用した場合に比べて、圧力損失による冷媒の加速が大きくなる。圧力損失が大きくなることで、2列熱交換器111の流路の後半においては前半に比べて圧力が低下し、それに伴い飽和温度も低下する。これにより熱交換器内部における冷媒の温度差が大きくなる。これに対し、本実施形態の室内熱交換器110は、以下の構成により、この温度差に起因した結露を防ぐことができる。
図2に示す矢印は、冷房運転時の冷媒の流れを示している。冷房運転時、後述する室外機の膨張弁によって減圧され、低温の2相状態となった冷媒は、2列熱交換器111の風上列1111の最下段111aを流入口として2列熱交換器111へ流入する。その後、冷媒は、風上列1111を、重力方向に逆らう方向、すなわち上方に流れ、最上段111bまで流れると、その後風下列1112へ流入する。風下列1112において、冷媒は最上段111cから下方に流れ、最下段111dまで流れると、続いて前面側1列熱交換器112の最上段112aへ流入する。前面側1列熱交換器112においても、冷媒は下方に流れ、最下段112bまで流れると、背面側1列熱交換器113へ流入する。背面側1列熱交換器113において、冷媒は最上段113aから最下段113bまで下方に流れ、最下段113bを出口として流出する。
以上の構成において、室内熱交換器110の冷房入口側の冷媒は、伝熱面積の多い2列熱交換器111で空気と熱交換する。さらに、2列熱交換器111を通過することで温度の低下した冷媒は、伝熱面積の小さい前面側1列熱交換器112及び背面側1列熱交換器113にて空気と熱交換する。これにより、室内熱交換器110の通過後の空気温度を均一に近づけることができる。すなわち、室内熱交換器110の後段の送風路で結露が生じることを抑制することができる。
また、2列熱交換器111から流出した冷媒は、前面側1列熱交換器112及び背面側1列熱交換器113のうち、できるだけ2列熱交換器111に近い位置に流入するのが好ましい。この観点から、本実施形態においては、前面側1列熱交換器112及び背面側1列熱交換器113のいずれにおいても、冷媒は、最上段112a、113aに流入するように配管されている。
また、図2においては、冷房運転時の冷媒の流れを示しているが、暖房運転時の冷媒の流れは、冷房運転時とは逆になる。暖房運転時には、冷房時に冷媒入口となった配管が、出口となる。暖房運転においては、室内熱交換器110にはガス冷媒が流れ込み、空気を暖めることで、液化される。室内熱交換器110の暖房出口では、冷媒は、冷却され、ほぼ液となり入口と比べて低温となって流出する。このため空気との温度差をなるべく大きくとり空気に熱を伝えるには、室内熱交換器110を通過していない空気と接する風上側が良い。また、暖房出口側のパスは重力に沿って上段から下段に流れる方が、液が流れやすくなり、冷媒の滞留を抑制することができる。本実施形態の室内熱交換器110は、これらの観点から、暖房時の出口すなわち冷房時の熱交入口を、2列熱交換器111の風上列1111の最下段111aとし、そこから上方段へ流す構成とした。
さらに、前面側1列熱交換器112の最下段112bと、背面側1列熱交換器113の最上段113aを配管で結んでいる。この配管もまた圧力損失の一因となる。そこで、この配管は、他の配管よりも太くするものとする。さらに、吹き出し空気以外への熱交換を避けるため、断熱材によって覆うものとする。
図8は、比較例に係る熱交換器800を示す図である。熱交換器800は、本実施形態の室内熱交換器110と同様に、2列熱交換器801と、前面側1列熱交換器802と、背面側1列熱交換器803とを有している。前面側1列熱交換器802は2列熱交換器801の下側に設けられ、背面側1列熱交換器803は、2列熱交換器801の上側から延びるように、背面側に設けられている。
熱交換器800においては、冷媒は、2列熱交換器801の風上列8011の最下段801aを流入口として熱交換器800へ流入する。その後、冷媒は、風上列8011を上方に流れ、最上段801bまで流れると、その後、前面側1列熱交換器802の最下段802aへ流入する。冷媒は、最下段802aから最上段802bまで上方へ流れた後、さらに、2列熱交換器801の風下列8012の最下段801cから最上段801dまで上方へ流れる。その後、冷媒は、背面側1列熱交換器803の最上段803aから最下段803bまで下方へ流れる。
以上の構成においては、冷房入口側に近い冷媒は十分に温度が低下しておらず、このため、2列熱交換器801の1列しか通過していない冷媒が流れる前面側1列熱交換器802においては十分な熱交換を行えず、冷却及び除湿が不十分となる。一方で、2列熱交換器801の風下列8012の特に最上段801d付近においては、2列部であること、温度が低下した冷媒が流れることから、他に比べて温度低下が顕著になる。このため、風下列8012付近の冷たい空気と、前面側1列熱交換器802付近の暖かい空気が混合され、これが送風路での結露の原因となり得る。
これに対し、図2に示すように、本実施形態の室内熱交換器110においては、2列熱交換器111をすべて通過した後で前面側1列熱交換器112へ流入するような配管とした。これにより、空気の温度を低下させ易い2列熱交換器111には、比較的温度の高い冷房入口側の冷媒が流れる。そして、前面側1列熱交換器112及び背面側1列熱交換器113には、温度が低下した冷媒が流れる。これにより、室内熱交換器110の全体における空気温度の差を小さくすることができる。
図3は、室内熱交換器110の変形例を示す図である。図9は、図3に示す変形例に対応した比較例を示す図である。図3に示す例においては、冷媒は、2列熱交換器111を流れ、前面側1列熱交換器112を流れた後、背面側1列熱交換器113の最下段113bへ流入し、最上段113aまで上方に流れる。このように、1列熱交換器への冷媒の流入口は必ずしも、2列熱交換器に最も近い位置に設けられていなくともよい。
一方、図9に示す比較例の熱交換器900においては、冷媒は、2列熱交換器901の最上段901aから最下段901bまで下方に流れた後、風下側に流入する前に、前面側1列熱交換器902の最下段902aに入り、最上段902bまで上方に流れる。その後、冷媒は、2列熱交換器901の風下側の最下段901cから最上段901dへ流れ、その後、背面側1列熱交換器113の最上段903aから最下段903bへ流れる。
図3に示す、変形例に係る室内熱交換器110においては、冷房定格条件における理論計算から冷房入口温度は、16.2℃、2列熱交換器111の最上段111cの温度は15.7℃、前面側1列熱交換器112の最下段112bの温度は14.5℃、背面側1列熱交換器113の最上段113a、すなわち出口の温度は13.2℃となる。一方、図9に示す比較例に係る熱交換器900においては、冷房入口温度は16.3℃、前面側1列熱交換器902の最下段902aの温度は15.8℃、最上段902bの温度は15.3℃、2列熱交換器901の最上段901dの温度は14.3℃、背面側1列熱交換器903の最下段803b、すなわち出口の温度は13.1℃となる。
以上のように、比較例においては、前面側1列熱交換器902の最下段902aにおいて冷却不足、除湿不足であるのに対し、最上段901dにおいて冷え過ぎていることがわかる。これに対し、変形例に係る室内熱交換器110においては、前面側1列熱交換器112の最上段112aの温度は比較例の対応する位置(最下段902a)に比べて低くなっており、十分に冷却されていることがわかる。また、変形例に係る室内熱交換器110においては、2列熱交換器111の最上段111cの温度が比較例の対応位置(最上段901d)に比べて高くなっており、冷え過ぎが解消されていることがわかる。以上のように、本実施形態においては、1列熱交換器と2列熱交換器を有する室内熱交換器110を用いつつ、室内機100内部における結露を防止することができる。
図4は、室内機100を含む、空気調和機10の全体構成図である。空気調和機10は、室内機100と室外機200とを有している。室内機100と室外機200は、冷媒接続配管によって接続されている。室外機200は、四方弁201と、圧縮機202と、アキュムレータ203と、膨張弁204と、室外熱交換器205と、室外ファン206と、を有している。
矢印12は、暖房運転時の冷媒の流れる方向を示している。暖房運転時には、室外機200より室内機100に高温、高圧のガス冷媒が供給される。室内熱交換器110を流れる冷媒は、室内ファン102により供給される室内の空気を暖める。逆にガス冷媒は、温度の低い空気によって冷却されることとなるので凝縮し、高圧の液冷媒となる。室内機100で液化した冷媒は、室外機200側へ流され、膨張弁204へ至る。
高圧の液冷媒は、膨張弁204で減圧、低温化され、気液二相流となる。低圧、低温となった冷媒は、室外熱交換器205に至る。室外熱交換器205には室外ファン206により室外空気が流される。冷媒は、外気より温度が低くなるように膨張弁204で減圧されているので、室外熱交換器205で外気によって暖められ、液冷媒が蒸発しガス冷媒になる。
室外熱交換器205でガス化された、低温、低圧の冷媒は四方弁201に至る。このとき四方弁201は、室外熱交換器205から流出したガス冷媒をアキュムレータ203を経由して圧縮機202の吸込側に戻すように弁が切り替えられている。低温、低圧のガス冷媒は四方弁201より、アキュムレータ203を経由し、圧縮機202に至る。アキュムレータ203は、圧縮機202に液冷媒が大量に流れ込まないようにする機能を有している。
矢印11は、冷房時の冷媒の流れる方向を示している。圧縮機202は、低圧、低温状態の冷媒を圧縮し、高温、高圧状態のガス冷媒を吐出する。圧縮機202より吐出された高温、高圧のガス冷媒は、四方弁201に至る。四方弁201では、圧縮機202より流れてきたガス冷媒が室外熱交換器205側へ流れるように弁が切り替えられている。冷房運転の場合、室外熱交換器205には、高温高圧のガス冷媒が流れ込む。このガス冷媒よりも温度の低い室外空気を室外熱交換器205に流すことで、室外熱交換器205は、ガス冷媒を冷却し凝縮させ、液冷媒に相変化させる。室外熱交換器205において、一部または全部のガス冷媒が液化した冷媒は、膨張弁204に至り、この膨張弁204で減圧される。減圧されることで冷媒の一部がガス化し、この気化熱によって冷媒温度は低下する。そして、この低温冷媒が、冷媒接続配管を通して室内機100へ流れる。
膨張弁204における冷媒の減圧量は、膨張弁204内部の弁の開度によって調整可能であり、開度を小さくすれば減圧量が大きくなり、冷媒はより低温になる。一方で、開度を大きくすれば減圧量が減り冷媒の温度低下は小さくなる。冷房運転条件では、室内機100に至る冷媒の温度は、屋内の空気温度よりも低温となるように膨張弁204の開度が調整されている。
なお、第1の変形例としては、室内熱交換器110は、冷媒が2列熱交換器111の風上列1111の少なくとも一部と風下列1112の少なくとも一部を通過した後で前面側1列熱交換器112又は背面側1列熱交換器113へ流入するように配管されていればよく、これ以外の配管状態は実施形態に限定されるものではない。
例えば、冷媒が、風上列1111の一部を通過した後、風下列1112のすべての伝熱管を通過し、その後再び風上列1111の残りの流路を通過した上で、前面側1列熱交換器112又は背面側1列熱交換器113へ流入するように配管されていてもよい。また例えば、冷媒が、2列熱交換器111をすべて通過した後、背面側1列熱交換器113を経由し、その後、前面側1列熱交換器112に流入するよう配管されていてもよい。また、例えば、冷媒が2列熱交換器111のうち最上段111b、111cを残した状態で前面側1列熱交換器112へ流入し、その後、2列熱交換器111の最上段111b、111cを通過した後で、背面側1列熱交換器113へ流れるように配管してもよい。
ただし、結露を防ぐ観点から、2列熱交換器111から前面側1列熱交換器112、113に流入する際には、冷媒が十分に冷却されている必要があり、冷媒温度が露点温度近くまで冷却されていることが好ましい。そこで、室内熱交換器110は、2列熱交換器111を通過し、前面側1列熱交換器112と2列熱交換器111の接続部が露点温度に応じて定まる温度になるように、2列熱交換器から1列熱交換器への流路が配管されているものとする。ここで、接続部は、2列熱交換器111dから1列熱交換器112の最上段112aの領域である。また、露点温度に応じて定まる温度は、露点温度でもよく、露点温度よりも一定の温度だけ高い値、または低い値であってもよい。また、露点温度に応じて定まる温度は、所定の温度幅を有していてもよい。
また、結露を防ぐ観点から、冷媒が、2列熱交換器111において、室内熱交換器110の全流路のうち半分以上の流路を通過した後で1列熱交換器に流入するように、2列熱交換器111の流路で、室内熱交換器110の全流路の半分以上の距離の流路を介して、膨張弁と前面側熱交換器112が接続されているものとしてもよい。
第2の変形例としては、室内熱交換器110は、列数の異なる複数の熱交換器を有していればよく、列数の組み合わせは実施形態に限定されるものではない。例えば、室内熱交換器110は、3列熱交換器と2列熱交換器を有してもよい。この場合にも、室内熱交換器110は、冷媒が、より列数の多い熱交換器をはじめに通過し、露点温度付近まで冷却される程度の距離を通過した後で、より列数の少ない熱交換器へ流入するように配管されるものとする。さらに、例えば、3列熱交換器、2列熱交換器及び1列熱交換器というように、3以上の列数の熱交換器を有していてもよい。この場合にも、室内熱交換器110は、列数の多い熱交換器から列数に応じた順に冷媒が通過するように配管されるものとする。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る室内熱交換器110について、第1の実施形態に係る室内熱交換器110と異なる点を主に説明する。図5は、第2の実施形態に係る室内熱交換器110の断面図である。第2の実施形態に係る室内熱交換器110は、冷媒が1本の流路で2列熱交換器111に流入し、2列熱交換器111内で2つの流路(2パス)に分岐する。膨張弁と2列熱交換器111の最下段111aが配管を介して接続されており、図5に示すように、冷媒は、2列熱交換器111の最下段111aへ流入する。最下段111aから上方に流れる流路は、風上列1111の上から3番目の段111eにおいて2つの流路に分岐する。一方の流路は、3番目の段111eからさらに上方の段111f、最上段111bまで移動した後、風下列1112の上から2番目の段111g、次いで最上段111cへ流れ、その後、背面側1列熱交換器113の最上段113aから最下段113bへ流れる流路である。他方の流路は、風上列1111の上から3番目の段111eから風下列1112の上から3番目の段111hへ流れ、その後、風下列1112を下方向に流れ、さらに前面側1列熱交換器112の最上段112aから最下段112bへ流れる流路である。
このように、2パスの構成を用いることで、室内熱交換器110の伝熱管内の冷媒の圧力損失は小さくなる。しかしながら圧力損失はゼロではないので、入口側の冷媒温度が高く、冷媒出口側の冷媒温度が低くなる。そこで、この2パスの構成においても、まず2列熱交換器111に冷媒を流し、次いで前面側1列熱交換器112又は背面側1列熱交換器113へ冷媒を流すパスを設けることとした。これにより、2パスに分岐した後で、前面側1列熱交換器112及び背面側1列熱交換器113のいずれにおいても十分に冷却された冷媒を流すことができる。したがって、空気の冷却不足を解消し、室内熱交換器110を通過した空気温度の温度差を小さくすることができる。
第2の実施形態の変形例としては、分岐位置及び分岐後の流路は、実施形態に限定されるものではない。ただし、分岐位置は、2列熱交換器111内とするのが好ましい。また、分岐後の各パスの距離が等しくなるように分岐位置が決定されるのが好ましい。また、第2の実施形態の室内熱交換器110においても、室内熱交換器110の出口は、前面側1列熱交換器112又は背面側1列熱交換器113に設けられているものとする。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る室内熱交換器について、他の実施形態に係る室内熱交換器と異なる点を主に説明する。図6は、第3の実施形態に係る室内熱交換器210の断面図である。第3の実施形態に係る室内熱交換器210は、第1の実施形態に係る室内熱交換器110の2列熱交換器111及び前面側1列熱交換器112に替えて、前面の上部から下部まで一体に設けられた2列熱交換器221を有している。
このような構成においても、冷房運転時に室内熱交換器210に流入した冷媒が、まず2列熱交換器221を通過し、次いで背面側1列熱交換器222へ冷媒を流すように配管されている。また、冷媒の流路は1パスである。本実施形態の室内熱交換器210においては、冷房運転時、冷媒は、まず、2列熱交換器221の風上列2211の最下段221aを流入口として2列熱交換器221へ流入する。その後、冷媒は、最下段221aから最上段221bまで上方に向かって流れ、続いて風下列2212の最上段221cから最下段221dまで下方に流れる。その後、冷媒は、背面側1列熱交換器222の最上段222aに流入し、最下段222bまで下方に流れ、最下段222bを出口として流出する。
第3の実施形態に係る室内熱交換器210においても、他の実施形態における室内熱交換器と同様に、冷媒がまず2列熱交換器221に流入し、2列熱交換器221のすべての流路を通過した後で、背面側1列熱交換器222に冷媒が流入する。すなわち、背面側1列熱交換器222には、十分に冷却された冷媒が流入する。したがって、室内熱交換器210を通過した空気の温度差を小さくすることができ、結露を防止することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る室内熱交換器210について、第3の実施形態に係る室内熱交換器210と異なる点を主に説明する。図7は、第4の実施形態に係る室内熱交換器210の断面図である。第4の実施形態に係る室内熱交換器210は、冷媒が1本の流路で2列熱交換器221に流入し、2列熱交換器221内で2つの流路に分岐する。
図7に示すように、冷媒は、2列熱交換器221の風上列2211の下から5番目の段221eへ流入する。冷媒は5番目の段221eから最上段221bまで上方へ流れる。流路は最上段221bで2つの流路に分岐する。一方の流路は、冷媒が、風上列2211の最上段221bから、風下列2212の上から10番目の段221fへ流入し、最上段221cまで上方へ流れ、背面側1列熱交換器222の最上段222aへ流入し、上から4番目の段222cを流出口とする経路である。他方の流路は、風上列2211の最上段221bから風下列2212の下から6番目の段221gへ流入し、1段下の段221gを経由して、風上列2211の下から4番目の段221iから最下段221aまで下方へ流れ、背面側1列熱交換器222の最下段222bへ流入し、下から4番目の段222dを流出口とする経路である。
第2の実施形態において説明したように、2パス構成においても、このように、まず2列熱交換器221に冷媒を流し、次いで背面側1列熱交換器222へ冷媒を流すことにより、室内熱交換器210を通過した空気温度の差を小さくすることができる。さらに、本実施形態においては、各パスの出口をいずれも背面側1列熱交換器222内に設けた。一方のパス出口を背面側1列熱交換器222に設け、他方のパス出口を2列熱交換器221内に設けることとすると、温度が低下した出口側の冷媒が2列熱交換器221内を通過することになり、空気を過剰に冷やしてしまう可能性がある。このような冷やし過ぎを避けるべく、本実施形態においては、上述各のように各パスの出口を背面側1列熱交換器222内に設けることとした。
10 空気調和機
100 室内機
110 熱交換器
111 2列熱交換器
112 前面側1列熱交換器
113 背面側1列熱交換器

Claims (17)

  1. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、
    前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の一方の列の少なくとも一部、及び、前記2列熱交換器の他方の列の少なくとも一部を介して、前記1列熱交換器に接続され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、
    前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記室内熱交換器は、第1の1列熱交換器と、第2の1列熱交換器とを有し、
    前記第1の1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    前記第2の1列熱交換器は、前記2列熱交換器の下側に配置され、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の一方の列の少なくとも一部、及び、前記2列熱交換器の他方の列の少なくとも一部を介して、前記1列熱交換器に接続され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  3. 前記膨張弁は、前記一方の列の全部を介して前記他方の列の少なくとも一部と接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記膨張弁は、前記2列熱交換器内の全流路を介して前記1列熱交換器に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記2列熱交換器は、前記1列熱交換器と前記2列熱交換器の接続部の温度が露点温度に応じて定まる温度になるように配管されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記膨張弁は、前記2列熱交換器内における、前記2列熱交換器の全流路のうち半分以上の流路を介して、前記1列熱交換器に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記2列熱交換器は、前記1列熱交換器のうち前記2列熱交換器に最も近い位置に設けられた伝熱管に接続されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の空気調和機。
  8. 前記2列熱交換器の前記一方の列は、前記膨張弁側から重力方向に逆らう方向に沿って配管されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の空気調和機。
  9. 前記一方の列は、前記2列熱交換器に流れ込む風の風上側に配置され、
    前記他方の列は、前記2列熱交換器に流れ込む風の風下側に配置されることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の空気調和機。
  10. 前記室内熱交換器の冷房運転時の流出口は、前記1列熱交換器に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の空気調和機。
  11. 前記室内熱交換器の伝熱管は、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の空気調和機。
  12. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、
    前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の少なくとも一部を介して前記1列熱交換器に接続され、
    前記2列熱交換器は、前記1列熱交換器と前記2列熱交換器の接続部の温度が露点温度に応じて定まる温度になるように配管され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  13. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された第1の1列熱交換器と、一列の伝熱管が配置された第2の1列熱交換器とを有し、
    前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記第の1列熱交換器は、前記2列熱交換器の下側に配置され、
    前記第の1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器の少なくとも一部を介して前記第1の1列熱交換器及び前記第2の1列熱交換器に接続され、
    前記2列熱交換器は、前記2列熱交換器と前記第1の1列熱交換器の接続部の温度が露点温度に応じて定まる温度になるように配管され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  14. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された1列熱交換器と、を有し、
    前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器内における、前記2列熱交換器の全流路のうち半分以上の流路を介して、前記1列熱交換器に接続され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  15. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室内熱交換器は、2列の伝熱管が配置された2列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された第1の1列熱交換器と、1列の伝熱管が配置された第2の1列熱交換器と、を有し、
    前記2列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記第の1列熱交換器は、前記2列熱交換器の下側に配置され、
    前記第の1列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記2列熱交換器内における、前記2列熱交換器の全流路のうち半分以上の流路を介して、前記第1の1列熱交換器及び前記第2の1列熱交換器に接続され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  16. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    前記室内熱交換器は、m(mは2以上の整数)列の伝熱管が配置されたm列熱交換器と、n(nは1以上かつmよりも小さい整数)列の伝熱管が配置されたn列熱交換器と、を有し、
    前記m列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記n列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記m列熱交換器の第1列の少なくとも一部、及び前記m列熱交換器の第2列の少なくとも一部を介して、前記n列熱交換器に接続され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  17. 室内機と室外機を備える空気調和機であって、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室外機は、膨張弁を有し、
    前記室内熱交換器は、m(mは2以上の整数)列の伝熱管が配置されたm列熱交換器と、n(nは1以上かつmよりも小さい整数)列の伝熱管が配置された第1のn列熱交換器と、n列の伝熱管が配置された第2のn列熱交換器と、を有し、
    前記m列熱交換器は、前記室内機の前面側に配置され、
    前記第のn列熱交換器は、前記m列熱交換器の下側に配置され、
    前記第のn列熱交換器は、前記室内機の背面側に配置され、
    冷房運転時、前記膨張弁は、前記m列熱交換器の第1列の少なくとも一部、及び前記m列熱交換器の第2列の少なくとも一部を介して、前記第1のn列熱交換器及び前記第2のn列熱交換器に接続され、
    前記室内熱交換器の流路は、1パスで形成されている
    ことを特徴とする空気調和機。
JP2019540020A 2019-03-12 2019-03-12 空気調和機 Active JP6641070B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/009993 WO2020183606A1 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6641070B1 true JP6641070B1 (ja) 2020-02-05
JPWO2020183606A1 JPWO2020183606A1 (ja) 2021-04-01

Family

ID=69320955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019540020A Active JP6641070B1 (ja) 2019-03-12 2019-03-12 空気調和機

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6641070B1 (ja)
CN (1) CN111936792B (ja)
TW (1) TWI731588B (ja)
WO (1) WO2020183606A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN216620016U (zh) * 2021-06-01 2022-05-27 广东美的暖通设备有限公司 壁挂式空调器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327080A (ja) * 1995-06-02 1996-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機
JPH09210452A (ja) * 1996-02-05 1997-08-12 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JPH09264555A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の熱交換器
JPH10160266A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Hitachi Ltd 空気調和機用熱交換器
JPH10246506A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Hitachi Ltd 空気調和機用室内ユニット
JP2001174047A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の室内機
JP2005214560A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室内機
CN108458406A (zh) * 2018-03-21 2018-08-28 广东美的制冷设备有限公司 新型换热器、壁挂式空调室内机以及空调器

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11159855A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機
JP2001349606A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2002162065A (ja) * 2000-11-20 2002-06-07 Fujitsu General Ltd 空気調和機
CN201751772U (zh) * 2010-07-21 2011-02-23 海尔集团公司 空调器及其管径换热器
JP5316668B1 (ja) * 2012-04-16 2013-10-16 ダイキン工業株式会社 空気調和機
CN202792705U (zh) * 2012-08-20 2013-03-13 广东美的电器股份有限公司 空调及其换热器
JP2015013253A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 ダイキン工業株式会社 除湿機
CN206496497U (zh) * 2016-10-28 2017-09-15 芜湖美智空调设备有限公司 空调换热器和空调器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327080A (ja) * 1995-06-02 1996-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機
JPH09210452A (ja) * 1996-02-05 1997-08-12 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JPH09264555A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の熱交換器
JPH10160266A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Hitachi Ltd 空気調和機用熱交換器
JPH10246506A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Hitachi Ltd 空気調和機用室内ユニット
JP2001174047A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の室内機
JP2005214560A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室内機
CN108458406A (zh) * 2018-03-21 2018-08-28 广东美的制冷设备有限公司 新型换热器、壁挂式空调室内机以及空调器

Also Published As

Publication number Publication date
CN111936792A (zh) 2020-11-13
TW202033917A (zh) 2020-09-16
CN111936792B (zh) 2021-10-22
JPWO2020183606A1 (ja) 2021-04-01
WO2020183606A1 (ja) 2020-09-17
TWI731588B (zh) 2021-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6641721B2 (ja) 熱交換器および空気調和機
US9702637B2 (en) Heat exchanger, indoor unit, and refrigeration cycle apparatus
JP6388670B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6371046B2 (ja) 空気調和機及び空気調和機用熱交換器
JP6223596B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP4845987B2 (ja) 冷暖房空調システム
JP6641070B1 (ja) 空気調和機
JP6925393B2 (ja) 空気調和装置の室外機及び空気調和装置
JP2007147221A (ja) フィン付き熱交換器
JP2012167913A (ja) 空気調和機
JP6952797B2 (ja) 熱交換器および冷凍サイクル装置
JP2018169078A (ja) 空気調和機
JP6104357B2 (ja) 熱交換装置およびこれを備えた冷凍サイクル装置
JP3177302U (ja) 冷暖房空調装置
JP2008039278A (ja) 熱交換器および空気調和機の室内機
JP5940895B2 (ja) パラレルフロー型熱交換器及びそれを搭載した空気調和機
JP4624146B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2014137172A (ja) 熱交換器及び冷凍装置
JP6869382B2 (ja) 空気調和装置
JPH1151412A (ja) 空気調和機用室内ユニットとその室内熱交換器
WO2011111602A1 (ja) 空気調和機
EP4166858A1 (en) Outdoor unit for air conditioning device
WO2019155571A1 (ja) 熱交換器および冷凍サイクル装置
WO2022215193A1 (ja) 冷凍サイクル装置
KR102434570B1 (ko) 열교환기, 실외 유닛 및 냉동 사이클 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190723

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190723

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190723

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6641070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150