JP2001174047A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JP2001174047A
JP2001174047A JP35925699A JP35925699A JP2001174047A JP 2001174047 A JP2001174047 A JP 2001174047A JP 35925699 A JP35925699 A JP 35925699A JP 35925699 A JP35925699 A JP 35925699A JP 2001174047 A JP2001174047 A JP 2001174047A
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Japan
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heat exchanger
heat transfer
refrigerant
heat
air conditioner
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JP35925699A
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English (en)
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Tomoaki Ando
智朗 安藤
Osamu Aoyanagi
治 青柳
Shoichi Yokoyama
昭一 横山
Hitoshi Mogi
仁 茂木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の通風抵抗分布、伝熱管の管径と管
配列を工夫し、暖房、冷房、除湿運転において、大幅な
能力向上を図る空気調和機の室内機に関する。 【解決手段】 送風機52の周囲に、送風機に近い順番
である前面部、その上位の中央部、その背面である背面
部にそれぞれ配置した前面部熱交換器22、中央部熱交
換器23、背面部熱交換器24は、その各通風抵抗を、
前記送風機に近い順番に対応して通風抵抗の大きい順番
にせしめ、暖房時に冷媒を最太径伝熱管Aから順次細径
伝熱管Cへ流動させ、冷房時には前記と逆に流動させる
経路を構成するように熱交換器を接続したものである。
これにより、風速分布の均一化を行い、冷媒側熱伝達率
の低下、冷媒側圧力損失の増加を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房運転および冷
房運転、さらには冷凍サイクルの凝縮熱で冷媒を再加熱
する除湿運転を行う空気調和機の室内機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の室内機において、室
内機の大きさを変えることなく高性能化を図るために、
熱交換器を多段に折り曲げたり円弧状として筐体に収納
し、伝熱面積を増加させることで暖房運転および冷房運
転時の高性能化を図っている。さらには、室内熱交換器
の風上側に過冷却熱交換器を配置することで、暖房運転
時の高性能化を図る空気調和機が一般的である。
【0003】上記の構成において、特開平9−2645
55号公報(文献1)には風速分布に着目して更なる高
性能化を図ることを目的とした空気調和機、あるいは図
5に示す特開平10−89803号公報(文献2)には
冷凍サイクルの凝縮熱で冷媒を再加熱する除湿運転が行
え、高性能化を図ることを目的とした空気調和機がそれ
ぞれ記載されている。
【0004】図5は、空気調和機の室内機の熱交換器と
送風機の構成図である。室内熱交換器51は送風機52
を囲むように配置され、送風機51に最も近い前面部5
3、その上位に位置する中央部54、背面に位置する背
面部55から構成されている。また、補助熱交換器56
は室内熱交換器51の風上側に配置され、冷媒流路から
いえば冷房運転、除湿運転時には室内熱交換器51の上
流に位置し、暖房運転時には下流に位置する。57は除
湿運転時、絞りとして作用する絞り装置である。この構
成により、各運転時の高性能化あるいは快適な除湿性能
を得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように暖房、冷
房そして除湿の各運転において、更なる性能の向上が今
後とも要求される。しかしながら、上記文献1では除湿
運転に関しては何も言及されておらず、上記文献2で
は、室内補助熱交換器56を配置することで、暖房、冷
房、除湿の各運転において高性能化を図るため、コンパ
クト化が困難あるいは元々風速分布を有しているので、
配置する場所により更に風速分布が異なり、各運転時の
性能が変動するという課題を有していた。
【0006】また、一般に熱交換器は比較的細径な伝熱
管を高密度に配置することで、高性能あるいはコンパク
ト化を達成できることは本分野においてよく知られてい
る。しかしながら、細径管を用いる場合、圧力損失の理
由で2以上、例えば4冷媒流路数程度に均一に分岐する
必要があり、いわゆる気液二相流の分流(特に冷房運転
時)が大きな課題であった。さらに、このような細径管
を用いた熱交換器に、除湿運転も可能な配管接続を行お
うとすると、中間経路に絞り装置を設ける必要があるた
め、例えば凝縮器(再熱器)を4冷媒流路で流出した後
一度合流させ、絞り装置を経て再び4冷媒流路に分岐し
冷却・除湿器に流入させるといった冷媒流路を構成しな
ければならない。従って、配管接続部が複雑になりスペ
−スが増加し、その結果、サイズの制約がある空気調和
機の室内機においては熱交換器本体を小さくせざるを得
ず、高性能熱交換器を有効に活用できないという課題を
有していた。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、熱交換器の通風抵抗分布、熱交換器を構
成する伝熱管の管径、管配列を工夫し、送風側および冷
媒流側の両面から最適な構成とすることで暖房、冷房、
除湿運転において、大幅な能力向上を可能とする空気調
和機の室内機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明空気調和機の室内機は、送風機と、この送風機
の周囲に配置し、間を気体が流動するフィン群と前記フ
ィン群を貫通し内部を冷媒が流動する伝熱管群から構成
される少なくとも3台の熱交換器を備え、この熱交換器
のうち、最も通風抵抗が高い前面部熱交換器を送風機に
最も近い前面部に、次に通風抵抗が高い中央部熱交換器
を前面部の上位に位置する中央部に、最も通風抵抗が低
い背面部熱交換器を中央部の背面に位置する背面部に配
置し、それぞれの熱交換器の伝熱管を接続したものであ
る。
【0009】上記手段によれば、各熱交換器は風速分布
が均一となり、全ての熱交換器が有効に熱交換に寄与す
るので、暖房、冷房運転時の能力を大幅に向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明空気調和機の室内機の請求
項1に記載の発明は、送風機と、この送風機の周囲に配
置され、間を気体が流動するフィン群とこのフィン群を
貫通し、内部を冷媒が流動する伝熱管群から構成される
少なくとも3台の熱交換器を備え、3台の熱交換器のう
ち、最も通風抵抗が高い前面部熱交換器を前記送風機に
最も近い前面部に、次に通風抵抗が高い中央部熱交換器
を前面部熱交換器の上位に位置する中央部に、最も通風
抵抗が低い背面部熱交換器を中央部熱交換器の背面に位
置する背面部に配置し、それぞれの熱交換器の伝熱管を
接続したものである。
【0011】上記実施形態において、送風機の周囲に、
送風機に近い順番である前面部、その上位の中央部、そ
の背面である背面部にそれぞれ配置した少なくとも前面
部熱交換器、中央部熱交換器、背面部熱交換器は、その
各通風抵抗を、前記送風機に近い順番に対応して通風抵
抗の大きい順番、つまり最も高い通風抵抗、次に高い通
風抵抗、最も低い通風抵抗の順にしているので、各熱交
換器の風速分布が均一となり、全ての熱交換器が有効に
熱交換に寄与することになる。
【0012】また請求項2に記載の発明は、請求項1の
記載において、熱交換器は径の異なる複数の伝熱管を用
い、暖房運転時に冷媒を最太径伝熱管から順次、細径伝
熱管へ流動させ、冷房運転時には最細径伝熱管から順
次、太径伝熱管へ流動させる経路を構成するように熱交
換器を接続した空気調和機の室内機である。
【0013】上記実施形態において、熱交換器の伝熱管
を流れる冷媒は、暖房時に最太径の伝熱管から順次細径
の伝熱管へ、冷房時には前記と逆に最細径の伝熱管から
順次太径の伝熱管へ流動するので、冷媒の状態に応じて
伝熱管径が変化することになり、冷媒熱伝達率の低下お
よび圧力損失の増加を抑えられる。
【0014】また請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2の記載において、熱交換器は熱交換器の間
に、除湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し
た空気調和機の室内機である。
【0015】上記実施形態において、除湿運転時、絞り
手段を間にして熱交換器は一方が凝縮器として作用し、
他方が蒸発器として作用し、暖房・冷房運転時だけでな
く、冷却・除湿能力不足および再熱能力不足がなくな
る。
【0016】また請求項4に記載の発明は、請求項3の
記載において、前面部熱交換器は、他の熱交換器の間に
除湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し、か
つ冷房運転時の冷媒流出部を設けた空気調和機の室内機
である。
【0017】上記実施形態において、除湿運転時、絞り
手段を間にして熱交換器は一方が凝縮器として作用し、
他方が蒸発器として作用し、暖房・冷房運転時だけでな
く、冷却・除湿能力不足および再熱能力不足がなくなる
とともに、除湿水の再蒸発がなくなる。
【0018】また請求項5に記載の発明は、請求項4の
記載において、前面部熱交換器は、最太径または次に準
じる径の伝熱管を用いてなる空気調和機の室内機であ
る。
【0019】上記実施形態において、除湿運転時に前面
部熱交換器での圧力損失が少なくなる。
【0020】また請求項6に記載の発明は、請求項5の
記載において、前面部熱交換器は冷媒流路数を他の熱交
換器の冷媒流路数と同等以下とした空気調和機の室内機
である。
【0021】上記実施形態において、他の熱交換器にお
いて細径伝熱管を用いることが可能となり、十分な再熱
能力を有する快適な除湿運転が可能となり、さらに暖
房、冷房運転時の能力が大幅に向上できる。
【0022】また請求項7に記載の発明は、請求項3の
記載において、背面部熱交換器は他の熱交換器の間に除
湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し、かつ
冷房運転時の冷媒流出部を設けた空気調和機の室内機で
ある。
【0023】上記実施形態において、除湿水の再蒸発が
ない快適な除湿運転が可能となる。
【0024】また請求項8に記載の発明は、請求項7の
記載において、背面部熱交換器は最太径または次に準じ
る径の伝熱管を用いた空気調和機の室内機である。
【0025】上記実施形態において、十分な冷却・除湿
性能を有する除湿運転が可能である。
【0026】また請求項9に記載の発明は、請求項8の
記載において、背面部熱交換器は冷媒流路数を他の熱交
換器の冷媒流路数と同等以下とした空気調和機の室内機
である。
【0027】上記実施形態において、他の熱交換器にお
いて細径伝熱管を用いることが可能となり、十分な再熱
能力を有する快適な除湿運転が可能となり、さらに暖
房、冷房運転時の能力が大幅に向上できる。
【0028】
【実施例】以下本発明空気調和機の室内機の実施例につ
いて図1〜図4を参照して説明する。
【0029】(実施例1)図1は本発明の請求項1と請
求項2に記載の各発明に対応する一実施例を示す空気調
和機の室内機の概略側面図である。
【0030】室内の熱交換器11は送風機52の周囲に
配置され、かつ送風機52に近い順番である最も近い前
面部に前面部熱交換器12、その上位に位置する中央部
に前上向きの中央部熱交換器13、中央部の背面に位置
する背面部に後ろ上向きの背面部熱交換器14の少なく
とも3個の熱交換器から構成されている。そして、室内
の熱交換器11には最太径伝熱管A、中間径伝熱管B、
最細径伝熱管Cという3種類の径の伝熱管とこの伝熱管
が蛇行しながら直角に貫通し、間を気体が流動する多数
のフィン15が用いられている。前面部熱交換器12は
伝熱管が3列構成で、風上側より1列目は最細径伝熱管
C、2列目は中間径伝熱管B、3列目は最太径伝熱管A
を用いている。中央部熱交換器13も伝熱管が3列構成
で、前面部熱交換器12と同様に風上側から順番に最細
径伝熱管C、中間径伝熱管B、最太径伝熱管Aを用いて
いるが、伝熱管の2列目、3列目は前面部熱交換器12
より段方向のピッチを広くしている。背面部熱交換器1
4は伝熱管が2列構成で、風上側より中間径伝熱管B、
最太径伝熱管Aを用いている。従って、各熱交換器1
2、13、14の通風抵抗は、前面部熱交換器12>中
央部熱交換器13>背面部熱交換器14の関係に設定し
てある。18、19は水受け皿、16は冷房運転時の冷
媒流出部(暖房運転時の冷媒流入部)、17は冷房運転
時の冷媒流入部(暖房運転時の冷媒流出部)である。以
上のような熱交換器11、送風機52は図示していない
が、筐体に内装されて室内機を構成し、そして前記熱交
換器11を、図示していないが圧縮機、四方弁、室外熱
交換器およびその室外ファン、絞り手段等を内装した室
外機と配管で環状に接続して冷凍サイクル装置を成し、
空気調和機を構成するものである。
【0031】なお、図中、実線矢印16a、16bは暖
房運転時、点線矢印17a、17bは冷房運転時の入口
と出口の冷媒流動方向を表している。太い実線と太い点
線は伝熱管の経路を示すものである。
【0032】上記実施例において、空気調和機を運転す
ると圧縮機により圧縮された冷媒が冷凍サイクル装置内
を循環し、送風機52により吸引された空気は各熱交換
器12、13、14を通過して熱交換し、室内機の吹出
し口(図示せず)から吹出され、暖房または冷房、除湿
が行われる。
【0033】そして、本実施例で暖房運転時には、実線
矢印16aのように2冷媒流路に分流して熱交換器11
に流入した冷媒は、まず3個の熱交換器12、13、1
4の最太径伝熱管A内、次に中間径伝熱管B内、最後に
前面部熱交換器12と中央部熱交換器13の最細径伝熱
管C内を、過熱ガス〜気液二相〜過冷却液と状態を変化
させながら流動し、最後に合流して矢印16bのように
冷媒流出部17から流出する。この際、熱交換器11
は、最初から最後まで2冷媒流路ではあるが、その伝熱
管径が最太径伝熱管Aから順次細くなっているので、冷
媒の凝縮により二相域での乾き度が小さくなり、ついに
は液相になっても流速が低下することなく、従って熱伝
達率の低下もなく、能力を向上させることができる。
【0034】また、この種の空気調和機における各熱交
換器の吸い込み風速は、前面部熱交換器12では送風機
52に最も近いため高く、背面部熱交換器14では、デ
ザイン上の理由により室内機の吸い込み部分の開口面積
が小さいので低いというような分布が生じる。
【0035】しかしながら、本実施例の空気調和機で
は、各熱交換器12、13、14の通風抵抗が、前面部
熱交換器12>中央部熱交換器13>背面部熱交換器1
4という関係に設定しているので、各熱交換器の吸い込
み風速18A、18B、18Cはほぼ均一となる。従っ
て、風速が低かった背面部熱交換器14も熱交換に有効
に寄与し、風速が高かった前面部熱交換器12において
も伝熱管の3列化により通風抵抗を増加させているの
で、風速が若干低下しても能力は向上する。
【0036】一方、冷房運転においても、風速分布の均
一化の効果は上記した暖房運転時と同様である。また、
点線矢印17aように流入した冷媒は2冷媒流路に分流
し、かつ冷媒が流動する際、上記した暖房運転時とは逆
に、伝熱管径が最細径伝熱管Cから、中間径伝熱管B、
最太径伝熱管Aと順次、太くなっていくのである。従っ
て冷媒の蒸発により乾き度が大きくなっても、流速の増
加による圧力損失の増加を抑えることができ、能力を向
上させることができる。
【0037】(実施例2)図2は本発明の請求項3と請
求項4に記載の各発明に対応する一実施例を示す空気調
和機の室内機の概略側面図である。この実施例の発明
は、前面部熱交換器と中央部熱交換器および背面部熱交
換器の間に絞り装置を設け、かつ各熱交換器の伝熱管の
径を変えた処が図1に示す実施例1の発明と異なり、そ
れ以外は同じ構成および作用効果を奏するもので、異な
る処を中心に説明する。
【0038】室内の熱交換器21は送風機52の周囲に
配置され、かつ実施例1と同様に送風機52に近い順番
である最も近い前面部に前面部熱交換器22、その上位
に位置する中央部に前上向きの中央部熱交換器23、中
央部の背面に位置する背面部に後ろ上向きの背面部熱交
換器24の少なくとも3個の熱交換器から構成されてい
る。そして、室内の熱交換器21には実施例1と同様、
最太径伝熱管A、中間径伝熱管B、最細径伝熱管Cとい
う3種類の径の伝熱管とこの伝熱管が蛇行しながら直角
に貫通し、間を気体が流動する多数のフィン15が用い
られている。前面部熱交換器22は伝熱管が3列構成
で、風上側より1列目は中間径伝熱管B、2列目、3列
目は最太径伝熱管Aを用い、かつ冷房運転時の冷媒流出
部25(暖房運転時の冷媒流入部)を設けている。中央
部熱交換器23も伝熱管を3列構成とし、風上側より1
列目は最細径伝熱管C、2列目、3列目は中間径伝熱管
Bを用い、かつ冷房運転時の冷媒流入部26(暖房運転
時の冷媒流出部)を設けている。背面部熱交換器24は
伝熱管を2列構成とし、風上側より1列目、2列目とも
中間径伝熱管Bを用いている。従って、各熱交換器の通
風抵抗は、前面部熱交換器22>中央部熱交換器23>
背面部熱交換器24の関係に設定している。57は除湿
運転時に絞りとして作用する絞り装置で、前面部熱交換
器22が、前記絞り装置57を介して中央部熱交換器2
3および背面部熱交換器24と接続されている。18、
19は水受け皿である。以上のような熱交換器21、送
風機52は図示していないが、筐体に内装されて室内機
を構成し、そして前記熱交換器21を、図示していない
が圧縮機、四方弁、室外熱交換器およびその室外ファ
ン、絞り手段等を内装した室外機と配管で環状に接続し
て冷凍サイクル装置を成し、空気調和機を構成するもの
である。
【0039】なお、図中、実線矢印26a、26bは暖
房運転時、点線矢印27a、27bは冷房運転時の入口
と出口の冷媒流動方向を表している。太い実線と太い点
線は伝熱管の経路を示すものである。
【0040】上記実施例において、空気調和機を運転す
ると圧縮機により圧縮された冷媒が冷凍サイクル装置内
を循環し、送風機52により吸引された空気は各熱交換
器22、23、24を通過して熱交換し、室内機の吹出
し口(図示せず)から吹出され、暖房または冷房、除湿
が行われる。
【0041】そして、本実施例では暖房運転時、実線矢
印26aのように前面部熱交換器22の風下側である流
入部25より前面部熱交換器22に流入した冷媒は2冷
媒流路に分流し、風上側より3列目、2列目の最太径伝
熱管A内、次に1列目の中間径伝熱管B内を、フィン1
5間を流れる空気流と対向流を形成しながら流動し、次
に絞り装置57(絞り作用は行っていない)を介して、
中央部熱交換器23および背面部熱交換器24に2冷媒
流路で流入する。この時も、両熱交換器23、24の風
下側より中間径伝熱管Bから最細径伝熱管C内を、フィ
ン15間を流れる空気流と対向流を形成しながら流動し
流出部26より実線矢印26bのように流出する。
【0042】また、冷房運転時は上記した暖房運転時と
逆に冷媒が点線矢印27aのように流入部26より2冷
媒流路で中央部熱交換器23、背面部熱交換器24に流
入し、そして絞り装置57を介して前面部熱交換器22
に流れ流出部25から点線矢印27bのように流出する
ものである。
【0043】従って、暖房と冷房の両運転時において、
冷媒はその状態に対応した複数の径の伝熱管内を流動す
るので、状態の変化による熱伝達率低下あるいは圧力損
失増加が生じない。
【0044】さらに、本実施例の空気調和機では、各熱
交換器22、23、24の通風抵抗が、前面部熱交換器
22>中央部熱交換器23>背面部熱交換器24という
関係に設定しているので、各熱交換器の吸い込み風速は
ほぼ均一となる。従って、風速が低かった背面部熱交換
器24も熱交換に有効に寄与し、風速が高かった前面部
熱交換器22においても伝熱管の3列化により通風抵抗
を増加させているので、風速が若干低下しても能力は向
上する。そして、風速分布の均一化によりすべての熱交
換器が有効に寄与する効果と重なり大幅に能力を向上さ
せることができる。
【0045】次に除湿運転時、室外機より流入してきた
高温・高圧の冷媒は、冷房運転時と同じように冷媒が点
線矢印27aのように流入部26より2冷媒流路で中央
部熱交換器23、背面部熱交換器24に流入し、両熱交
換器は凝縮器として作用しフィン15間を流動する空気
を再熱する。その後、絞り装置57により減圧され低温
・低圧となった冷媒は、蒸発器として作用する前面部熱
交換器22に流入し、フィン15間を流動する空気を冷
却・除湿して流出部25から点線矢印27bのように流
出するものである。
【0046】従って、風速分布の均一化により中央部熱
交換器23および背面部熱交換器24が有効に凝縮器
(再熱器)として作用するので冷えすぎることがなく、
また前面部熱交換器22には最太径伝熱管Aあるいは次
に準ずる中間径伝熱管Bを使用しているので、圧力損失
増加による蒸発能力不足(冷却・除湿能力不足)が生じ
ず、快適な除湿運転ができる。
【0047】(実施例3)図3は本発明の請求項5と請
求項6に記載の各発明に対応する一実施例を示す空気調
和機の室内機の概略側面図である。この実施例の発明
は、中央部熱交換器および背面部熱交換器の仕様が図2
に示す実施例2の発明と異なり、それ以外は図1に示す
実施例1および図2に示す実施例2の発明と同じ構成お
よび作用効果を奏するもので、異なる処を中心に説明す
る。
【0048】室内の熱交換器31は送風機52の周囲に
配置され、かつ実施例2と同様に送風機52に近い順番
である最も近い前面部に前面部熱交換器32、その上位
に位置する中央部に前上向きの中央部熱交換器33、中
央部の背面に位置する背面部に後ろ上向きの背面部熱交
換器34の少なくとも3個の熱交換器から構成されてい
る。そして、中央部熱交換器33および背面部熱交換器
34は、ともに最細径伝熱管Cの1種類のみを用いて比
較的高密度に配置し、かつ中央部熱交換器33が3列、
背面部熱交換器34が2列構成である。また、中央部熱
交換器33および背面部熱交換器34の冷媒流路数は4
冷媒流路と2冷媒流路である。さらに、各熱交換器3
2、33、34の通風抵抗は、前面部熱交換器32>中
央部熱交換器33>背面部熱交換器34の関係に設定し
てある。57は除湿運転時に絞りとして作用する絞り装
置で、前面部熱交換器32が、前記絞り装置57を介し
て中央部熱交換器33および背面部熱交換器34と接続
されている。18、19は水受け皿、35は冷房運転時
の冷媒流出部(暖房運転時の冷媒流入部)、36は冷房
運転時の冷媒流入部(暖房運転時の冷媒流出部)であ
る。以上のような熱交換器31、送風機52は図示して
いないが、筐体に内装されて室内機を構成し、そして前
記熱交換器31を、図示していないが圧縮機、四方弁、
室外熱交換器およびその室外ファン、絞り手段等を内装
した室外機と配管で環状に接続して冷凍サイクル装置を
成し、空気調和機を構成するものである。
【0049】なお、図中、実線矢印36a、36bは暖
房運転時、点線矢印37a、37bは冷房運転時の入口
と出口の冷媒流動方向を表している。太い実線と太い点
線は伝熱管の経路を示すものである。
【0050】上記実施例において、空気調和機を運転す
ると圧縮機により圧縮された冷媒が冷凍サイクル装置内
を循環し、送風機52により吸引された空気は各熱交換
器32、33、34を通過して熱交換し、室内機の吹出
し口(図示せず)から吹出され、暖房または冷房、除湿
が行われる。
【0051】そして、本実施例では暖房運転時、実線矢
印36aのように前面部熱交換器32の風下側である流
入部35より前面部熱交換器32に流入した冷媒は2冷
媒流路に分流し、風上側より3列目、2列目の最太径伝
熱管A内、次に1列目の中間径伝熱管B内を、フィン1
5間を流れる空気流と対向流を形成しながら流動し、次
に絞り装置57(絞り作用は行っていない)を介して、
中央部熱交換器33に4冷媒流路でおよび背面部熱交換
器34に2冷媒流路でそれぞれ流入する。そして、冷媒
は両熱交換器33、34の全て最細径伝熱管C内を、フ
ィン15間を流れる空気流と対向流を形成しながら流動
し流出部36より実線矢印36bのように流出する。
【0052】また、冷房運転時は上記した暖房運転時と
逆に冷媒が点線矢印37aのように流入部36より4冷
媒流路で中央部熱交換器33に、この中央部熱交換器3
3の最細径伝熱管Cの冷媒流路より2冷媒流路で背面部
熱交換器34にそれぞれ流入し、そして絞り装置57を
介して前面部熱交換器32に流れ流出部35から点線矢
印37bのように流出するものである。
【0053】次に除湿運転時、室外機より流入してきた
高温・高圧の冷媒は、冷房運転時と同じように冷媒が点
線矢印37aのように流入部36より4冷媒流路で中央
部熱交換器33に、この中央部熱交換器33の最細径伝
熱管Cの冷媒流路より2冷媒流路で背面部熱交換器34
にそれぞれ流入し、両熱交換器は凝縮器として作用しフ
ィン15間を流動する空気を再熱する。その後、絞り装
置57により減圧され低温・低圧となった冷媒は、蒸発
器として作用する前面部熱交換器32に流入し、フィン
15間を流動する空気を冷却・除湿して流出部35から
点線矢印37bのように流出するものである。
【0054】このように中央部熱交換器33および背面
部熱交換器34は最細径伝熱管Cを用いた高性能仕様な
のでコンパクト化にすぐれ能力が向上する。この際、4
冷媒流路数であっても、凝縮時においてはあまり分流は
問題にならない。除湿運転時は、再熱器として作用する
中央部熱交換器33および背面部熱交換器34を流出し
た冷媒は絞り装置57を経て、冷却・除湿器として作用
する前面部熱交換器32に流入する。前面部熱交換器3
2は最太径伝熱管Aあるいは次に準ずる中間径伝熱管B
を用いているので、中央部熱交換器33および背面部熱
交換器34で用いられた冷媒流路数4より少ない2冷媒
流路数で十分である。
【0055】従って、確実かつ均一に冷媒を分流するこ
とができ、最太径伝熱管Aを用いているので圧力損失が
低く、冷却・除湿能力が向上する。また配管接続のスペ
−スも増加しない。また、前面部熱交換器32はその下
部に再熱器が配置されないことから、除湿水が再熱器に
かかって再蒸発することもない。
【0056】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、熱交換器の通風抵抗分布、熱交換器を構成
する伝熱管の管径、管配列、さらにはフィンの仕様を工
夫し、送風側および冷媒側の両面から最適な構成とすぐ
れた除湿運転および能力が向上した暖房・冷房運転が可
能である。
【0057】(実施例4)図4は本発明の請求項7、請
求項8、請求項9に記載の各発明に対応する一実施例を
示す空気調和機の室内機の概略側面図である。この実施
例の発明は、除湿運転時に背面部熱交換器が冷却・除湿
部として作用するようにした処が上記した図1〜図3に
示す各実施例の発明と異なり、それ以外は各実施例の発
明と同じ構成および作用効果を奏するもので、異なる処
を中心に説明する。
【0058】室内の熱交換器41は送風機52の周囲に
配置され、かつ実施例2と同様に送風機52に近い順番
である最も近い前面部に前面部熱交換器42、その上位
に位置する中央部に前上向きの中央部熱交換器43、中
央部の背面に位置する背面部に後ろ上向きの背面部熱交
換器44の少なくとも3個の熱交換器から構成されてい
る。そして、前面部熱交換器42および中央部熱交換器
43とも最細径伝熱管Cの1種類のみを用いて比較的高
密度に配置し、かつ前面部熱交換器42は3列、中央部
熱交換器43は2列構成である。また、前面部熱交換器
42、中央部熱交換器43の冷媒流路数は4冷媒流路と
2冷媒流路である。背面部熱交換器44は伝熱管を2列
構成とし、風上側より1列目が中間径伝熱管B、2列目
が最太径伝熱管Aを用いており、冷媒流路数は2であ
る。各熱交換器42、43、44の通風抵抗は、前面部
熱交換器42>中央部熱交換器43>背面部熱交換器4
4の関係に設定してある。18、19は水受け皿、45
は冷房運転時の冷媒流出部(暖房運転時の冷媒流入
部)、46は冷房運転時の冷媒流入部(暖房運転時の冷
媒流出部)である。以上のような熱交換器41、送風機
52は図示していないが、筐体に内装されて室内機を構
成し、そして前記熱交換器41を、図示していないが圧
縮機、四方弁、室外熱交換器およびその室外ファン、絞
り手段等を内装した室外機と配管で環状に接続して冷凍
サイクル装置を成し、空気調和機を構成するものであ
る。
【0059】なお、図中、実線矢印46a、46bは暖
房運転時、点線矢印47a、47bは冷房運転時の入口
と出口の冷媒流動方向を表している。太い実線と太い点
線は伝熱管の経路を示すものである。
【0060】上記実施例において、空気調和機を運転す
ると圧縮機により圧縮された冷媒が冷凍サイクル装置内
を循環し、送風機52により吸引された空気は各熱交換
器42、43、44を通過して熱交換し、室内機の吹出
し口(図示せず)から吹出され、暖房または冷房、除湿
が行われる。
【0061】そして、本実施例では暖房運転時、実線矢
印46aのように背面部熱交換器44の風下側である流
入部45より背面部熱交換器44に流入した冷媒は2冷
媒流路に分流し、風上側より2列目の最太径伝熱管A
内、次に1列目の中間径伝熱管B内を、フィン15間を
流れる空気流と対向流を形成しながら流動し、次に絞り
装置57(絞り作用は行っていない)を介して、中央部
熱交換器43に2冷媒流路でおよび前面部熱交換器42
に4冷媒流路でそれぞれ流入する。そして、冷媒は両熱
交換器42、43の全て最細径伝熱管C内を、フィン1
5間を流れる空気流と対向流を形成しながら流動し流出
部46より実線矢印46bのように流出する。
【0062】また、冷房運転時は上記した暖房運転時と
逆に冷媒が点線矢印47aのように流入部46より4冷
媒流路で前面部熱交換器42に、この前面部熱交換器4
2の最細径伝熱管Cの冷媒流路より2冷媒流路で中央部
熱交換器43にそれぞれ流入し、そして絞り装置57を
介して背面部熱交換器44に流れ流出部45から点線矢
印47bのように流出するものである。
【0063】次に除湿運転時、室外機より流入してきた
高温・高圧の冷媒は、冷房運転時と同じように冷媒が点
線矢印47aのように流入部46より4冷媒流路で前面
部熱交換器42に、この前面部熱交換器42の最細径伝
熱管Cの冷媒流路より2冷媒流路で中央部熱交換器43
にそれぞれ流入し、両熱交換器は凝縮器として作用しフ
ィン15間を流動する空気を再熱する。その後、絞り装
置57により減圧され低温・低圧となった冷媒は、蒸発
器として作用する背面部熱交換器44に流入し、フィン
15間を流動する空気を冷却・除湿して流出部45から
点線矢印47bのように流出するものである。
【0064】このように本実施例では暖房運転時、前面
部熱交換器42および中央部熱交換器43は最細径伝熱
管Cを用いた高性能仕様なのでコンパクト化にすぐれ能
力が向上する。この際、4冷媒流路数であっても、凝縮
時においてはあまり分流は問題にならない。次に除湿運
転時は、再熱器として作用する前面部熱交換器42およ
び中央部熱交換器43を流出した冷媒は絞り装置57を
経て、冷却・除湿器として作用する背面部熱交換器44
に流入する。この背面部熱交換器44は最太径伝熱管A
あるいは次に準ずる中間径伝熱管Bを用いているので、
2冷媒流路数で十分である。
【0065】従って、確実に均一に冷媒を分流すること
ができ、太径伝熱管Aを用いているので圧力損失が低
く、冷却・除湿能力が向上する。また配管接続のスペ−
スも増加しない。背面部はその下部に再熱器が配置され
ないことから、除湿水が再熱器にかかって再蒸発するこ
ともない。
【0066】このように、最細径伝熱管あるいは最太径
伝熱管を必要に応じて使い分けることにより、再熱能力
および冷却・除湿能力ともにすぐれた除湿運転および能
力の向上した暖房、冷房運転が可能である。
【0067】なお、上記した各実施例において、熱交換
器は同一列内では伝熱管径は一定として説明したが、異
なる径の伝熱管を用いても同様な効果を有する。また、
熱交換器の通風抵抗を変えるのに、フィン形状、フィン
ピッチも有効な手段であることはいうまでもない。さら
に、熱交換器の数も3個に限定するものではなく、さら
に多くてもよく、また円弧状の熱交換器においても、同
様に本発明の効果を発揮することができる。
【0068】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明空
気調和機の室内機は、送風機と、この送風機の周囲に配
置され、間を気体が流動するフィン群とこのフィン群を
貫通し、内部を冷媒が流動する伝熱管群から構成される
少なくとも3台の熱交換器を備え、3台の熱交換器のう
ち、最も通風抵抗が高い前面部熱交換器を前記送風機に
最も近い前面部に、次に通風抵抗が高い中央部熱交換器
を前面部熱交換器の上位に位置する中央部に、最も通風
抵抗が低い背面部熱交換器を中央部熱交換器の背面に位
置する背面部に配置し、それぞれの熱交換器の伝熱管を
接続したもので、風速分布が均一となり、すべての熱交
換器が有効に熱交換に寄与し、暖房、冷房運転時の能力
を大幅に向上できる。
【0069】また請求項2に記載の発明は、請求項1の
記載において、熱交換器は径の異なる複数の伝熱管を用
い、暖房運転時に冷媒を最太径伝熱管から順次、細径伝
熱管へ流動させ、冷房運転時には最細径伝熱管から順
次、太径伝熱管へ流動させる経路を構成するように熱交
換器を接続したもので、冷媒の状態に応じて伝熱管径が
変化していくので冷媒熱伝達率の低下および圧力損失の
増加を抑えて、暖房、冷房運転時の能力を大幅に向上で
きる。
【0070】また請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2の記載において、熱交換器は熱交換器の間
に、除湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し
たもので、暖房、冷房運転時だけでなく、冷却・除湿能
力不足および再熱能力不足のない快適な除湿運転ができ
る。
【0071】また請求項4に記載の発明は、請求項3の
記載において、前面部熱交換器は他の熱交換器の間に除
湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し、かつ
冷房運転時の冷媒流出部を設けたもので、除湿水の再蒸
発がない快適な除湿運転ができる。
【0072】また請求項5に記載の発明は、請求項4の
記載において、前面部熱交換器は最太径または次に準じ
る径の伝熱管を用いたもので、十分な冷却・除湿性能を
有する除湿運転ができる。
【0073】また請求項6に記載の発明は、請求項5の
記載において、前面部熱交換器は冷媒流路数を他の熱交
換器の冷媒流路数と同等以下としたもので、他の熱交換
器において細径伝熱管を用いることができ、十分な再熱
能力を有する快適な除湿運転が可能となり、さらに暖
房、冷房運転時の能力を大幅に向上できる。
【0074】また請求項7に記載の発明は、請求項3の
記載において、背面部熱交換器は他の熱交換器の間に除
湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し、かつ
冷房運転時の冷媒流出部を設けたもので、除湿水の再蒸
発のない快適な除湿運転ができる。
【0075】また請求項8に記載の発明は、請求項7の
記載において、背面部熱交換器は最太径または次に準じ
る径の伝熱管を用いたもので、十分な冷却・除湿性能を
有する除湿運転ができる。
【0076】また請求項9に記載の発明は、請求項8の
記載において、背面部熱交換器は冷媒流路数を他の熱交
換器の冷媒流路数と同等以下としたもので、他の熱交換
器において細径伝熱管を用いることができ、十分な再熱
能力を有する快適な除湿運が可能となり、さらに暖房、
冷房運転時の能力を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における空気調和機の室内機
を示す概略側面図
【図2】同実施例2における空気調和機の室内機を示す
概略側面図
【図3】同実施例3における空気調和機の室内機を示す
概略側面図
【図4】同実施例4における空気調和機の室内機を示す
概略側面図
【図5】従来の空気調和機における室内機を示す側面図
【符号の説明】
11、21、31、41 熱交換器 12、22、32、42 前面部熱交換器 13、23、33、43 中央部熱交換器 14、24、34、44 背面部熱交換器 A 最太径伝熱管 B 中間径伝熱管 C 最細径伝熱管 16、25、35、45 暖房運転時の冷媒流入部(冷
房運転時の冷媒流出部) 17、26、36、46 暖房運転時の冷媒流出部(冷
房運転時の冷媒流入部) 52 送風機 57 除湿運転時の絞り装置(絞り手段)
フロントページの続き (72)発明者 横山 昭一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 茂木 仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BE05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機と、この送風機の周囲に配置さ
    れ、間を気体が流動するフィン群とこのフィン群を貫通
    し、内部を冷媒が流動する伝熱管群から構成される少な
    くとも3台の熱交換器を備え、3台の熱交換器のうち、
    最も通風抵抗が高い前面部熱交換器を前記送風機に最も
    近い前面部に、次に通風抵抗が高い中央部熱交換器を前
    面部熱交換器の上位に位置する中央部に、最も通風抵抗
    が低い背面部熱交換器を中央部熱交換器の背面に位置す
    る背面部に配置し、それぞれの熱交換器の伝熱管を接続
    した空気調和機の室内機。
  2. 【請求項2】 熱交換器は径の異なる複数の伝熱管を用
    い、暖房運転時に冷媒を最太径伝熱管から順次、細径伝
    熱管へ流動させ、冷房運転時には最細径伝熱管から順
    次、太径伝熱管へ流動させる経路を構成するように熱交
    換器を接続した請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 熱交換器は熱交換器の間に、除湿運転時
    に絞りとして作用する絞り手段を接続した請求項1また
    は請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 【請求項4】 前面部熱交換器は、他の熱交換器の間に
    除湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し、か
    つ冷房運転時の冷媒流出部を設けた請求項3に記載の空
    気調和機の室内機。
  5. 【請求項5】 前面部熱交換器は、最太径または次に準
    じる径の伝熱管を用いた請求項4に記載の空気調和機の
    室内機。
  6. 【請求項6】 前面部熱交換器は、冷媒流路数を他の熱
    交換器の冷媒流路数と同等以下とした請求項5に記載の
    空気調和機の室内機。
  7. 【請求項7】 背面部熱交換器は、他の熱交換器の間に
    除湿運転時に絞りとして作用する絞り手段を接続し、か
    つ冷房運転時の冷媒流出部を設けた請求項3に記載の空
    気調和機の室内機。
  8. 【請求項8】 背面部熱交換器は、最太径または次に準
    じる径の伝熱管を用いた請求項7に記載の空気調和機の
    室内機。
  9. 【請求項9】 背面部熱交換器は、冷媒流路数を他の熱
    交換器の冷媒流路数と同等以下とした請求項8に記載の
    空気調和機の室内機。
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