JP6625830B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は底部の周囲に立設する側面部を有し、上部を開口とする容器本体部と、前記側面部の上端で前記開口の周囲に設けた開口枠部と、前記開口を塞ぐ可撓性材質の天蓋部と、を有する容器に関する。
粉状又は粒状の洗剤等を収容する容器は、例えば、上部を開口とした直方体形状の容器本体部と、上記開口を形成する枠体の一部にヒンジ部を介して、回動可能に接続された天蓋部とから構成されており、開口を塞いだ天蓋部を使用時に開き、所定の計量スプーン等により洗剤等を取り出している。
上記容器の開蓋を容易にするために、閉蓋時にヒンジ部に設けたゴム状弾性体を弾性変形せしめ、且つ容器本体部と天蓋部とを閉蓋係止手段により係止させることで、開蓋時には、上記閉蓋係止手段を解除させるとゴム状弾性体の復元力により、天蓋部が所定開度以上に開く構造の容器が提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−244814号公報
上記特許文献1に記載の容器は、閉蓋係止手段を解除することでゴム状弾性体の復元力により、天蓋部が容易に所定角度以上に開くことができるので、片手で即座に開蓋が可能となり、使用者にとって使い勝手の良い構造である。
しかしながら、上記容器は使用者にとって開蓋が容易であるが、例えば幼児等にとっても開蓋が容易であることは、予期しない開蓋により洗剤等の収容物を周囲にまき散らしてしまう等の問題が生じる。
本発明は、使用者にとっては容器の開蓋が容易であるが、幼児等にとっては開蓋が困難となる構造を有する容器の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る容器は、底部の周囲に立設する側面部を有し、上部を開口とする容器本体部と、前記側面部の上端で前記開口の周囲に設けた開口枠部と、前記開口を塞ぐ可撓性材質の天蓋部と、を有する容器であって、前記側面部の一面側で、前記天蓋部と前記開口枠部とに設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記天蓋部の撓み変形により前記係止が解除可能な閉蓋係止手段と、前記側面部の一面側で、前記天蓋部の上面の側端に上方に突き出た突状部と、を有する構成である。
このような構成によれば、天蓋部で開口が塞がれ、かつ閉蓋係止手段により天蓋部が、容器本体部の側面部の上端で開口の周囲に設けた開口枠部に係止されているときに、側面部の一面側で、天蓋部の上面の側端から上方に突き出た突状部と、該突状部が設けられた側面部の一面側と対向する対向面側の天蓋部の端部とをつかみ、可撓性の天蓋部を撓み変形させることで、閉蓋係止手段による閉蓋状態を解除させて天蓋部を開くことができるので、使用者にとって開蓋を支障なく行えるが、開蓋をするための突状部と天蓋部の端部を手でつかむ動作は、手の小さい幼児等には困難であるから、予期しない幼児等による容器の開蓋を抑制することができる。
本発明に係る容器において、前記側面部の一面側と対向する位置にある対向面側で、前記天蓋部の上面の側端に上方に突き出た他の突状部と、を更に有する構成とすることができる。
このような構成によれば、側面部の一面側と対向する位置にある対向面側の天蓋部に他の突状部を更に有することで、一対の突状部を手でつかみ、可撓性の天蓋部を容易に撓み変形させて、側面部の一面側の閉蓋係止手段による閉蓋状態を解除させて天蓋部を開くことができるが、手の小さな幼児等にとっては一対の突状部をつかんで、天蓋部を撓み変形させるのは困難であり、予期しない幼児による開蓋を防止できる。また、複数の容器を積み重ねるときに、上方容器の底部が、下方容器の一対の突状部の間に位置することで、容器をより安定に積み重ねすることができる。
本発明に係る容器において、前記天蓋部は、前記側面部の前記対向面側で、前記開口枠部にヒンジ部を介して開閉可能に連結され、前記天蓋部と連結された前記開口枠部は、前記容器本体部の前記側面部の上端に係止される構成とすることができる。
このような構成によれば、使用者が天蓋部を撓み変形させて側面部の一面側の閉蓋係止手段による閉蓋状態を解除させたときに、ヒンジ部を介して天蓋部を所定角度に容易に開蓋することができる。また、天蓋部とヒンジ部を介して一体として連結された開口枠部を、容器本体部の側面部の上端に係止するので、開蓋時に天蓋部の紛失等を防止できる。
本発明に係る容器において、前記閉蓋係止手段は、前記開口枠部の側面に設けた切欠部と、該切欠部に係止する前記天蓋部の側面に設けた突出部とから成る構成とすることができる。
このような構成によれば、閉蓋係止手段が、開口枠部の側面に設けた切欠部と、この切欠部に係止する天蓋部の側面に設けた突出部とから成るので、係止により閉蓋状態を維持すると共に、天蓋部を撓み変形させることで、係止を容易に解除させて開蓋できる。
本発明に係る容器において、前記側面部の一面側と対向する位置にある対向面側で、前記天蓋部と前記開口枠部とに設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記天蓋部の撓み変形により前記係止が解除可能な他の閉蓋係止手段を更に有し、該他の閉蓋係止手段は、前記開口枠部の側面に設けた切欠部と、該切欠部に係止する前記天蓋部の側面に設けた突出部とから成る構成とすることができる。
このような構成によれば、側面部の一面側と対向面側の閉蓋係止手段により、天蓋部と開口枠部との閉蓋状態の維持とその解除とを効果的に行うことができる。
本発明に係る容器によれば、側面部の一面側で、天蓋部の上面の側端から上方に突き出た突状部と天蓋部の端部をつかみ、可撓性の天蓋部を撓み変形させることで、天蓋部と、容器本体部の側面部の上端で開口の周囲に設けた開口枠部との係止を解除させて天蓋部を開くことができるので、使用者には開蓋を支障なく行える。一方、手の小さい幼児等には、上記天蓋部を撓み変形させることは困難であることから、予期しない幼児等による容器の開蓋を防止することができる。
図1Aは、本発明の実施の形態に係る容器の平面図である。 図1Bは、本発明の実施の形態に係る容器の正面図(図1AのX1−X1矢視図)である。 図2は、本発明の実施の形態に係る容器の側面図(図1のX2−X2矢視図)である。 図3は、開口枠部とこれに連結する天蓋部(裏面)の平面図である。 図4は、天蓋部が開いた状態の容器斜視図である。 図5は、図1BのY1−Y1端面図である。 図6は、図2のY2−Y2端面図である。 図7Aは、図5のA1部拡大図である。 図7Bは、図5のA2部拡大図である。 図8Aは、掴んだ天蓋部を撓ませて開蓋する動作の説明図である(その1)。 図8Bは、掴んだ天蓋部を撓ませて開蓋する動作の説明図である(その2)。 図9は、図1BのY1−Y1端面図のうち、本発明の他の実施形態を示すものである。 図10Aは、図5のA1部詳細図のうち、本発明の実施の形態の変形例A3を示すものである。 図10Bは、図5のA1部詳細図のうち、本発明の実施の形態の変形例A4を示すものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る容器11は、図1A〜図4に示すように構成される。
図1A〜図4において、容器11は、その上部を略長方形状の開口12とする直方体形状の容器本体部13と、容器本体部13の上端に設けた開口枠部18と、開口12を塞ぐ天蓋部15とを有する(図4参照)。容器本体部13は、底部16と、底部16の周囲から立設する側面部17a、17b、17c及び17dと、から成る。開口枠部18は、側面部17a、17b、17c及び17dの上端に嵌め込まれて係止する、長方形状の枠体である。なお、相互に向かい合う位置にある一対の側面部17a、17bは、他の相互に向かい合う位置にある一対の側面部17c、17dよりも水平方向に長い、幅広の側面となっている。
開口枠部18は、下側を開口とする断面逆U字形状の、全体が長方形状の枠体で、この逆U字形状の開口部分を側面部17a、17b、17c及び17dの上端に嵌め込むと共に、側面部17a、17bの上端に設けた各4個の係止突起部(図示せず)を開口枠部18に形成された係止開口19a、19b、19c、19d、19e、19f、19g、19hに嵌め込まれ係止する。また、開口枠部18のうち、側面部17b側が、天蓋部15の側端とヒンジ部20を介して連結されている(図3、図5参照)。これにより、開口枠部18が容器本体部13に係止されると、天蓋部15がヒンジ部20を中心に回動して容器本体部13の開口の開閉を可能にする。
開口枠部18の外側に向けた側面のうち、容器本体部13の側面部17aと同じ側には、断面が半円形状に***した凸部21が水平方向に所定長さ(例えば3〜4cm程度)形成されており、さらにこの凸部21の下方に凸部21と水平方向に略同じ長さで形成された切欠部22(5mm程度の切欠き長さ)が形成されている(図4、図3参照)。また、天蓋部15の側面のうち、側面部17aと同じ側には、側面の下端が内側に向けて突き出た突出部23(5mm程度の突出し長さ)が凸部21、切欠部22と水平方向略同じ長さで形成されている(図4参照)。ヒンジ部20を介して天蓋部15を回動させて開口12を閉じると、天蓋部15の突出部23が、開口枠部18の凸部21への接触により撓み変形した後に、切欠部22に挿しこまれ、閉蓋状態を維持するように係止する。図1BのY1−Y1端面図である図5、及び図5のA1部拡大図である図7Aに示すように、天蓋部15の側面の内側は凸部21を押圧した状態となり、突出部23が切欠部22と係止され、天蓋部15の回動による開蓋が阻止される。なお、天蓋部15の突出部23と、開口枠部18の切欠部22とで閉蓋係止手段を構成する。
側面部17a〜17dの一面側である側面部17a側で、天蓋部15の上面の側端には上方に突き出た板状の突状部25(突状部)が形成され、さらに、上記一面側である側面部17aと対向する位置にある対向面側である側面部17b側で、天蓋部の上面の側端には上方に突き出た板状の突状部26(他の突状部)が形成されている。天蓋部15の上面に一対に形成される突状部25、26は、後述するように親指と人差し指(又は他の4本の指)とでそれぞれつかみ、可撓性の天蓋部15を撓み変形させることができるように、例えば天蓋部15の上面より2〜3cm程度の高さに形成された片手によるつかみ部、又ははさみ部である。また、突状部25と突状部26との間隔は9cm〜10cm程度の長さで、突状部25と突状部26とを大人(男女含む)が片手でつかむことができる長さであるが、幼児等の手のサイズではつかむことが困難な長さとなっている。突状部25、26の形状は、指かかり性が良いように外側が曲線状であることが好ましい。また、突状部25、26の位置は指でつかめればよく特に限定されないが、突出部23と切欠部22との係止を均一に解除できることから、容器の上下方向としては少なくとも突出部23の上方にあることが好ましく、水平方向としては突出部23の長さと同等かそれ以上の長さであることが好ましい。天蓋部15は、上記したように可撓性の材質、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等で射出成形される。また、開口枠部18については、枠体としての強度を有する所定厚さになるように、ポリプロピレン、ポリエチレン等で射出成形される。容器本体部13については、特に材質が限定されず、収容物等に応じて例えば、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の何れかにより射出成形、真空成形される。
また、図1BのY1−Y1端面図である図5、及び図5のA2部拡大図である図7Bに示すように、天蓋部15は、容器本体部13の側面部17b側において、開口枠部18とヒンジ部20を介して回動可能に連結されている。これにより、天蓋部15が回動により容器本体部13の上部の開口12の開閉を可能とする。なお、ヒンジ部20は、天蓋部15を回動可能に開口枠部18に連結したものであり、回動可能でかつ所定の耐久性を有するものであればよい。
図2のY2−Y2端面図である図6に示すように、天蓋部15は、閉蓋状態のときに、容器本体部13の側面部17c、17dの上端に嵌め込まれて係止される開口枠部18の上部に当接した状態に載置される。上記のように、天蓋部15の側面部17c、17dの側が単に載置されている状態であるから、天蓋部15の上面で、側面部17a、17bの側にそれぞれ設けた突状部25、26を掴み、天蓋部15を撓み変形させて突出部23と切欠部22との係止を解除させることで、側面部17b側のヒンジ部20を介して天蓋部15を所定角度に開蓋することができる。
上記した天蓋部15による閉蓋状態から開蓋状態への動作を、図8A、図8Bを参照して説明する。閉蓋状態にある容器11において、容器本体部13の開口枠部18に係止している天蓋部15の係止状態を解除するために、天蓋部15の上面に設けられた突状部25、26を片手でつかみ、可撓性材質から成る天蓋部15を撓み変形させる。具体的には、例えば親指31と人差指32(又は親指31以外の他の4本指)で、突状部25、26をつかむと、矢印35方向に突状部25が傾いて撓み、変形する。なお、突状部25、26を片手でつかんで天蓋部15を撓み変形させ易くするように、天蓋部15の側面のうち、側面部17c、17d側で突状部25に近い部分を薄肉部(又は段差、蛇腹等を設けた構造)33a、33bとすることができる(図1A、図2〜図4の破線で示す部分を参照)。このとき、突状部26も同様に撓み、変形が生じるが、係止解除のために突状部25の撓み、変形を大きくするために、特に突状部25の上端部を掴むようにする。親指31等でつかまれた突状部25が突状部26側に傾くように撓み、変形すると、開口枠部18の切欠部22に挿し込まれて係止していた天蓋部15の側部の下端に形成された突出部23が、容器11の外方向に移動して切欠部22との係止が解除される。
そして、図8Bに示すように、開口枠部18との係止が解除された天蓋部15を、ヒンジ部20を中心として所定角度回動させて天蓋部15を開蓋状態とする。そして、容器本体部13内から収納物(例えば、洗剤等)を取り出すことができる。その後、天蓋部15を容器本体13側に回動させると、天蓋部15の側面の下端に形成された突出部23が、開口枠部18の凸部21に当接して撓み変形し、さらに天蓋部15により閉蓋状態としたときに、突出部23が凸部21の真下に形成された切欠部22に挿しまれて係止する。天蓋部15の側面の内側は凸部21を押圧した状態になるので、上記した突出部23と切欠部22との係止状態が維持され、天蓋部15の開蓋状態への移行が防止される。
上記構造の容器11について、使用者は、天蓋部15の上面に形成される突状部25、26を片手でつかみ、突状部25を傾かせて、可撓性材質の天蓋部15を撓み変形させると、突出部23が容器11の外側に向けて移動して、切欠部22との係止が解除され、天蓋部15を、ヒンジ部20を介して回動させることで、容易に開蓋できる。一方、幼児のように手の小さい者が、容器11の天蓋部15上面の突状部25、26をつかんで、天蓋部15を撓み変形させるのは難しい動作であり、幼児等による予期しない開蓋動作を防止することが可能となる。なお、本実施形態では、天蓋部15の上面に突状部25、26として2箇所設けているが、天蓋部15の撓み変形させる側の突状部25のみを単独で設けてもよい。この場合、突状部25と天蓋部15のヒンジ部20側の端部とをつかんで、天蓋部15を撓み変形させてもよい。
次に、図9を参照して本発明の他の実施形態を説明する。上述した実施形態と同様の機能、構造を有する部分については、同一名称及び同一符号を付している。また、上述した実施形態との相違点を説明する。本実施形態の特徴点は、容器11aの天蓋部15aが容器本体部13の開口枠部18aとヒンジ部を介して連結されておらず、開蓋すると容器本体部13から天蓋部15が離脱することである。図9において、天蓋部15aは、容器本体部13の側面部17a、17b側の開口枠部18aとそれぞれ係止する構造となっている(閉蓋状態のとき側面部17c、17dの側では、上述した実施形態と同様、天蓋部15aは側面部17c、17dの上端に載置された状態)。上述した実施形態では、天蓋部15と開口枠部18とが1箇所(側面部17a側)で係止しているが、本実施形態では、天蓋部15aと開口枠部18aとが2箇所(側面部17a、17b側)で係止する。すなわち、天蓋部15aの上面に突状部25、26が設けられているのは同様であるが、突状部26の側(側面部17bの側)にも突状部25の側(側面部17aの側)と同様に、天蓋部15aが開口枠部18aに係止して閉蓋状態となる点が上記した実施形態と相違するものである。具体的には、天蓋部15aは、側面部17a、17b側の双方に、天蓋部15aの側面の下端にそれぞれ突出部23a、23bが形成され、開口枠部18aの側面にも同様にそれぞれ凸部21a、21b、切欠部22a、22bが形成されている。なお、本実施形態では、突出部23a及び切欠部22a、突出部23b及び切欠部22bがそれぞれ閉蓋係止手段、他の閉蓋係止手段を構成する。
本実施形態では、閉蓋状態の時は、側面部17a、17b側において、天蓋部15aの突出部23a、23bは、開口枠部18aの切欠部22a、22bとそれぞれ係止した状態となっていて、開蓋状態への移行が抑制されている。天蓋部15aを開蓋するには、上述同様に、突状部25a、26aを手でつかんでそれぞれ内側に傾かせ、天蓋部15aを撓み変形させて、突出部23a、23bを容器11aの外側に移動させて切欠部22a、22bとの係止を解除させる。係止を解除させた状態のまま、天蓋部15aを引き上げて開蓋する。天蓋部15aは容器本体部13に係止した開口枠部18aとはヒンジ部等による連結がなされていないので、容器本体部13と離脱した状態となる。
このように、本実施形態では、天蓋部15aが容器本体部13の開口枠部18aとは連結されていないが、上述の実施形態同様、突状部25a、26aをつかんで天蓋部15aを撓み変形させて係止解除により開蓋するので、使用者である大人には開蓋が可能であるが、手の小さい幼児等には突状部25a、26aをつかんでの天蓋部15aの撓み変形による係止解除は難しい動作となるので、開蓋を防止することが可能となる。
次に、図10A、図10Bに、図5のA1部の変形例としてのA3部、A4部の拡大図を示す。なお、同様の機能を有する部分には、同一の名称、符号を用いて説明する。図10Aにおいて、容器本体部13の側面部17a側における開口枠部18cの側面の先端の切欠部22cが段差状に形成されており、これに天蓋部15cの側面の先端に形成された突出部23cが噛み合うように係止する。また、可撓性材質の天蓋部15cの側面の内側が、開口枠部18cの凸部21cを押圧することで、上記突出部23cが切欠部22c側に向けて係止するようになる。切欠部22cが段差形状となっているので突出部23cと咬み合い係止し、閉蓋状態を維持することができる。また、図10Bにおいては、突出部23dがL字形状に形成されており、開口枠部18dの切欠部22dを引掛けるようにして係止する。このような突出部23dと切欠部22dとの係止により閉蓋状態をより強固に維持することができる。図10A及び図10Bとも、天蓋部15c(15d)の上面に形成された突状部25c(25d)、26c(26d)を手でつかみ、内側に傾かせることで、天蓋部15c(15d)を撓み変形させて突出部23c(23d)と切欠部22c(22d)との係止を解除させて開蓋を行う点は上記した実施形態と共通する。
また、本発明の実施形態は、本体容器部13と開口枠部18を別体として説明したが、本体容器部13と開口枠部18を一体とすることもできる。この場合には、射出成形で成形することが好適である。
11 容器
12 開口
13 容器本体部
15、15a 天蓋部
16 底部
17a、17b、17c、17d 側面部
18、18a、18c、18d 開口枠部
19a〜19h 係止開口
20 ヒンジ部
21 凸部(21a、21b、21c、21d)
22 切欠部(22a、22b、22c、22d)
23 突出部(23a、23b、23c、23d)
25 突状部(25a、25c、25d)
26 突状部(26a、26c、26d)
31 親指
32 人差指
33a、33b 薄肉部

Claims (4)

  1. 底部の周囲に立設する側面部を有し、上部を開口とする容器本体部と、前記側面部の上端で前記開口の周囲に設けた開口枠部と、前記開口を塞ぐ可撓性材質の天蓋部と、を有する容器であって、
    前記側面部の一面側で、前記天蓋部と前記開口枠部とに設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記天蓋部の撓み変形により前記係止が解除可能な閉蓋係止手段と、
    前記側面部の一面側で、前記天蓋部の上面の側端に上方に突き出た突状部と、
    前記側面部の一面側と対向する位置にある対向面側で、前記天蓋部の上面の側端に上方に突き出た他の突状部と、を有する容器。
  2. 前記天蓋部は、前記側面部の前記対向面側で、前記開口枠部にヒンジ部を介して開閉可能に連結され、前記天蓋部と連結された前記開口枠部は、前記容器本体部の前記側面部の上端に係止される請求項に記載の容器。
  3. 前記閉蓋係止手段は、前記開口枠部の側面に設けた切欠部と、該切欠部に係止する前記天蓋部の側面に設けた突出部とから成る請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記側面部の一面側と対向する位置にある対向面側で、前記天蓋部と前記開口枠部とに設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記天蓋部の撓み変形により前記係止が解除可能な他の閉蓋係止手段を更に有し、
    該他の閉蓋係止手段は、前記開口枠部の側面に設けた切欠部と、該切欠部に係止する前記天蓋部の側面に設けた突出部とから成る請求項に記載の容器。
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