JP6942069B2 - 箱型容器 - Google Patents

箱型容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6942069B2
JP6942069B2 JP2018015863A JP2018015863A JP6942069B2 JP 6942069 B2 JP6942069 B2 JP 6942069B2 JP 2018015863 A JP2018015863 A JP 2018015863A JP 2018015863 A JP2018015863 A JP 2018015863A JP 6942069 B2 JP6942069 B2 JP 6942069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
lid
wall portion
peripheral wall
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018015863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019131257A (ja
Inventor
古原 裕嗣
裕嗣 古原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2018015863A priority Critical patent/JP6942069B2/ja
Publication of JP2019131257A publication Critical patent/JP2019131257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6942069B2 publication Critical patent/JP6942069B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、箱型容器に関する。
従来から、箱型容器として、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、容器本体にヒンジを介して連結され、容器本体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような箱型容器では、蓋体が天壁部と天壁部の外周縁から下方に向けて延設されて容器本体の上端部を囲む外周壁部とを有しており、蓋体の外周壁部の前壁部には、容器本体の前壁部に形成された第1係止部に係止可能な第2係止部が設けられている。そして、蓋体の前壁部を容器本体から引き上げることにより、蓋体を容器本体に対してヒンジ回りに上方へ回動させて容器本体を開放する。
特開2014−091528号公報
しかしながら、このような箱型容器においても、例えば幼児などのような箱型容器を開放することが許容されていない非対象者が容易に容器本体の内容物に触れることを防止するためのチャイルドプルーフ機能を付与することに改善の余地があった。上述した箱型容器では、上記非対象者が蓋体の天壁部及び前壁部を掴むことにより、意図せず第1係止部と第2係止部との係止状態が解除されると共に、蓋体を容器本体に対してヒンジ回りに回動させることがある。特に、上記非対象者である幼児は、大人と比較して指先が器用ではなく、蓋体の天壁部及び前壁部を掴む傾向があるので、容器本体が意図せず開放されることがある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、チャイルドプルーフ機能を付与した箱型容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の箱型容器は、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、前記容器本体の上端開口縁に配設された枠体と、前記枠体にヒンジを介して連結され、前記枠体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、を備え、前記枠体が、前記容器本体の前記上端開口縁に載置された枠フランジ部と、前記枠フランジ部の内周縁から下方に延在し、前記容器本体の上端開口部内に挿入されると共に、第1係止部が設けられた枠周壁部と、を有し、前記蓋体が、前記枠フランジ部に載置された蓋フランジ部と、前記蓋フランジ部の内周縁から下方に延在し、前記枠周壁部の内側に挿入されると共に、前記第1係止部に対して下方から係止可能な第2係止部が設けられた蓋周壁部と、を有し、前記蓋フランジ部のうち前記容器本体の容器軸を径方向に挟んで前記ヒンジに対向する部分には、弾性変形可能である摘み部が設けられており、前記摘み部の径方向の外端位置が前記枠フランジ部の径方向の外端位置と同等であることを特徴とする。
この発明では、摘み部が枠フランジ部に対して径方向の外側へ十分に突出しておらず、上記非対象者にとってはこの摘み部に指を引っ掛けて持ち上げる動作を行いにくく、上記非対象者が摘み部を操作することが規制されるので、箱型容器が上記非対象者によって開放されることを抑制できる。ここで、蓋体には上述した箱型容器のように外周壁部の前壁部が設けられていないので、上記非対象者が蓋体を掴んで意図せず容器本体が開放される可能性をより確実に低減できる。
一方、箱型容器を開放することが許容されている対象者は、摘み部と蓋周壁部とを径方向で挟み込むことで摘み部を指に引っ掛けた後、摘み部を捲り上げる。ここで、上記対象者は、例えば幼児と比較して指先が器用であることから、摘み部に指を引っ掛けて摘み部を操作することができる。そして、捲り上がった摘み部に上記対象者の指をあてた状態で、蓋体を枠体に対して引き上げてヒンジ回りに回動させる。蓋体を枠体に対してヒンジ回りに回動させると、第1係止部と第2係止部との係止状態が解除される。ここで、摘み部が捲り上がることによって摘み部と上記対象者との指との接触面積が増大するので、上記対象者に対する箱型容器の開放操作性が向上する。これにより、箱型容器が開放される。
このように、上記非対象者よって摘み部が操作されることを規制しているため、箱型容器にチャイルドプルーフ機能を付与できる。
また、本発明では、前記枠周壁部のうち前記径方向で前記ヒンジに対向する部分には、前記蓋周壁部のうち前記径方向で前記ヒンジに対向する部分を前記ヒンジに向けて付勢する板バネ部が設けられてもよい。
この発明では、箱型容器を開放する際に蓋周壁部の内周面を径方向の外側に向けて押して板バネ部を弾性変形させることにより、摘み部が径方向外側に向けて弾性変位するので、上記対象者が摘み部を操作しやすくなる。また、板バネ部を復元変形させることにより、摘み部が枠フランジ部に対して径方向内側へ後退するので、上記非対象者によって箱型容器が開放されることをより確実に規制できる。
この発明にかかる箱型容器によれば、摘み部が枠フランジ部に対して径方向の外側へ十分に突出しておらず、上記非対象者よって摘み部が操作されることを規制する一方で、上記対象者にとっては摘み部を操作可能であるので、箱型容器にチャイルドプルーフ機能を付与できる。また、摘み部が捲り上がることによって摘み部と上記対象者との指との接触面積が増大するので、上記対象者に対する箱型容器の開放操作性が向上する。
本発明の第1実施形態にかかる箱型容器を示す上面図である。 図1の箱型容器を示すA−A矢視断面図である。 図1の箱型容器を示すB−B矢視断面図である。 図1の箱型容器を示すC−C矢視断面図である。 図1の箱型容器を示すD−D矢視断面図である。 図1の箱型容器の使用方法を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる箱型容器を示す上面図である。 図7の箱型容器を示すE−E矢視断面図である。 図7の箱型容器の枠体の一部を示す斜視図である。 図7の箱型容器を示すF−F矢視断面図である。 図7の箱型容器を示すG−G矢視断面図である。 図7の箱型容器の使用方法を示す図である。
以下、本発明による箱型容器の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
本実施形態にかかる箱型容器1は、図1から図3に示すように、内容物を収容する有底長方形筒状の容器本体2と、容器本体2に取り付けられた長方形状の枠体3と、枠体3にヒンジ4を介して連結され、枠体3の開口部を開閉可能に覆う長方形板状の蓋体5と、を備える。
以下、容器本体2の中心軸線を容器軸Oと称し、図2においてこの容器軸Oに沿って容器本体2の後述する底部11から開口部に向かう方向を上方、その逆方向を下方と称する。また、容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに交差する方向を径方向、容器軸O回りで周回する方向を周方向と称する。さらに、平面視で長方形状をなす容器本体2、枠体3及び蓋体5の長辺部分が延在する方向を左右方向、短辺部分が延在する方向を前後方向と称する。
容器本体2は、図2及び図3に示すように、平面視で長方形状の底部11と、底部11の外周縁から上方に延設された長方形筒状の胴部12と、を備える。また、胴部12の上端には、径方向外側に向けて容器フランジ部13が全周にわたって突設されている。これら底部11、胴部12及び容器フランジ部13は、容器軸Oと同軸に配設されている。
枠体3は、図1から図5に示すように、平面視で長方形環状の枠フランジ部21と、枠フランジ部21の内周縁から下方に向けて延設された長方形筒状の枠内周壁部(枠周壁部)22と、枠フランジ部21の外周縁から下方に向けて延設された長方形筒状の枠外周壁部23と、を備える。これら枠フランジ部21、枠内周壁部22及び枠外周壁部23は、容器軸Oと同軸に配設されている。
枠フランジ部21は、容器フランジ部13上に載置されている。また、枠フランジ部21の前辺部及び後辺部には、後述する取付爪部23Aを成形する際に型抜きを可能とするための型抜き開口部21Aが形成されている。型抜き開口部21Aは、左右方向に間隔をあけて複数形成されている。
枠内周壁部22の下端部には、径方向内側に向けて突出する第1係止突出部(第1係止部)22Aが全周にわたって形成されている。また、枠内周壁部22の外周面は、容器本体2の胴部12の内周面から離間している。
枠外周壁部23の前壁部の下端部には、後方に向けて突出する取付爪部23Aが左右方向に間隔をあけて複数形成されており、枠外周壁部23のうち後壁部の下端部にも、同様に、前方に向けて突出する取付爪部23Aが左右方向に間隔をあけて複数形成されている。これら取付爪部23Aは、平面視で型抜き開口部21Aと重なる位置に形成されており、容器フランジ部13に対して下方から係止している。
蓋体5は、平面視で長方形環状の蓋フランジ部31と、蓋フランジ部31の内周縁から下方に向けて延設された長方形筒状の蓋周壁部32と、外周縁が蓋周壁部32の下端に接続された平面視で長方形状の蓋底壁部33と、を備える。これら蓋フランジ部31、蓋周壁部32及び蓋底壁部33は、容器軸Oと同軸に配設されている。
蓋フランジ部31は、枠フランジ部21上に載置されている。また、蓋フランジ部31のうち前辺部の左右方向の中央部分には、摘み部34が設けられている。
摘み部34の前端位置は、枠フランジ部21の前辺部の前端位置と同等となっており、枠フランジ部21の前辺部の前端位置よりも若干前方に突出している。このように、「摘み部34の前端位置が枠フランジ部21の前辺部の前端位置と同等である」とは、大人などの箱型容器1を開放させることが許容されている対象者の指を引っ掛けづらいものの引っ掛けることは可能である程度に若干突出するものも含まれる。
また、蓋フランジ部31の外周縁は、後端部の左右方向の中央部分を除き、平面視において枠フランジ部21の外周縁よりも径方向内側に位置している。そして、蓋フランジ部31のうち後端部の左右方向の中央部分は、枠フランジ部21よりも後方へ突出しており、この部分の後端には、左右方向に延在する蓋外壁部35が下方に向けて延設されている。蓋外壁部35の下端は、ヒンジ4を介して枠外周壁部23のうち後壁部の下端に連結されている。
蓋周壁部32は、枠内周壁部22よりも径方向内側で枠内周壁部22に沿って延在しており、蓋周壁部32の下端は、枠内周壁部22の下端よりも下方に位置している。また、蓋周壁部32の外周面は、枠内周壁部22の内周面から離間している。さらに、蓋周壁部32の前壁部のうち摘み部34の左右両側における下端部には、前方に向けて突出し、枠内周壁部22に形成された第1係止突出部22Aに対して下方から係止する一対の第2係止突出部(第2係止部)32Aが形成されている。
次に、以上のような構成の箱型容器1の使用方法を説明する。
まず、例えば図6(a)に示すように、上記対象者の片手の親指及び人差し指で枠外周壁部23の前壁部の外面と蓋周壁部32の前壁部の内面とを前後方向に挟み込む。このとき、親指の腹が摘み部34の前端に引っ掛かり、図6(b)に示すように、摘み部34を蓋フランジ部31の前辺部の後端を起点として捲り上げる。ここで、人差し指で蓋周壁部32の前壁部を抑えているので、親指で摘み部34を上方に引き上げようとしたときに摘み部34が蓋周壁部32の前壁部の下端ではなく上端を起点として上方に向けて回動しようとする。これにより、摘み部34が蓋フランジ部31の前辺部の後端を起点として捲り上がることがより確実に行われる。
なお、枠外周壁部23の前壁部と蓋周壁部32の前壁部とを前後方向に挟み込む際に、蓋周壁部32の前壁部を容器本体2に対して前方へ押し込むことによって、蓋フランジ部31の前辺部を前方へ変位させてもよい。これにより、枠フランジ部21の前辺部に対する摘み部34の前方への突出量が増大するので、上記対象者の指を摘み部34の前端に引っ掛けやすくなる。このように枠外周壁部23の前壁部と蓋周壁部32の前壁部とを前後方向に挟み込む際に蓋周壁部32の前壁部を容器本体2に対して前方へ押し込む場合には、摘み部34の前端は、押し込む前において、枠フランジ部21の前辺部の前端から突出していなくてもよい。
摘み部34を捲り上げると、親指の腹と摘み部34の下面との接触面積が増大し、摘み部34を指で摘まみやすくなる。その後、摘み部34を摘まみ上げることによって、図3において仮想線で示すように、蓋体5全体を枠体3に対してヒンジ4回りに回動させて引き上げる。
なお、蓋体5を引き上げている過程において、蓋周壁部32の前壁部がこの前壁部の下端を起点として後方へ弾性変形することによって、第2係止突出部32Aと第1係止突出部22Aとの係止状態は、解除される。このようにして、箱型容器1を開放する。
開放した箱型容器1内の内容物を適宜取り出した後、蓋体5を枠体3に対してヒンジ4回りに逆方向に回動させ、さらに例えば蓋底壁部33を下方へ押し込むことにより、第2係止突出部32Aと第1係止突出部22Aと再度係止させる。このようにして、箱型容器1を閉塞する。
一方、例えば幼児などの箱型容器1を開放させることが許容されていない非対象者が箱型容器1を開放させようとしても、摘み部34が枠フランジ部21の前辺部の前端に対して十分に前方に突出していないので、指で摘み部34を捲り上げることが制限される。そのため、上記非対象者が箱型容器1を開放することが規制される。
以上のようにして、箱型容器1を使用する。
以上、本実施形態にかかる箱型容器1によれば、摘み部34が枠フランジ部21から前方へ十分に突出しておらず、上記非対象者にとっては摘み部34に指を引っ掛けて引き上げる動作を行いにくいので、上記非対象者が摘み部34を操作することが規制される。特に、蓋体5には上述した従来の箱型容器のように前壁部を有する外周壁部が設けられていないので、上記非対象者が蓋体5を掴んで意図せず容器本体2を開放する可能性をより確実に低減できる。一方、上記対象者は、例えば幼児と比較して指先が器用であり、摘み部34を操作して箱型容器1を開放できる。これにより、箱型容器1にチャイルドプルーフ機能を有しつつ、対象者が確実に箱型容器1を開放させることができる。
また、摘み部34が弾性変形可能であるので、箱型容器1の開放時に上記対象者が捲り上げた摘み部34と上記対象者の指との接触面積が増大する。これにより、摘み部34が操作しやすくなり、上記対象者に対する箱型容器1の開放操作性が向上する。
次に、本発明による箱型容器の第2実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した実施形態と同様であり、上述した実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、以下の図面において上記図面と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
本実施形態にかかる箱型容器100は、図7及び図8に示すように、容器本体2と、枠体101と、蓋体102と、を備える。
枠体101の枠内周壁部103の前壁部には、図8から図11に示すように、後方に向けて突出する一対の板バネ部104が設けられている。一対の板バネ部104は、枠内周壁部103の前壁部において摘み部105の左右両側に間隔をあけて形成されている。
板バネ部104は、上端が枠フランジ部21に繋がっており、前方から後方に向かうにしたがって下方に向かうように湾曲している。板バネ部104の下端部には、後方に向けて突出する第1係止突出部104Aが形成されている。また、枠内周壁部103の前壁部のうち左右方向で板バネ部104が設けられる位置に対応する部分には、板バネ部104を成形するための型抜き切欠部103Aが形成されている。
蓋体102の蓋周壁部106の下端部には、板バネ部104に形成された第1係止突出部104Aに対して下方から係止する一対の第2係止突出部106Aが形成されている。
蓋フランジ部107の前辺部は、第1実施形態における蓋フランジ部31の前辺部よりも後退している。また、蓋フランジ部107に設けられた摘み部105の前端位置は、枠フランジ部21の前辺部の前端位置と同等となっているが、枠フランジ部21の前辺部の前端位置よりも若干後方に位置している。なお、蓋周壁部106の前壁部も、第1実施形態における蓋周壁部32の前壁部よりも後退している。
以上のような構成の箱型容器100の使用方法も、上述した第1実施形態にかかる箱型容器1の使用方法と同様である。
図12(a)に示すように、片手の親指及び人差し指で枠外周壁部23の前壁部と蓋周壁部106の前壁部とを前後方向に挟み、板バネ部104の後方付勢力に抗して蓋周壁部106の前壁部を前方に押す。これにより、蓋フランジ部107は、前方へ弾性変位し、摘み部105は、枠フランジ部21の前端から若干前方に突出する。なお、このときに摘み部105が枠フランジ部21の前端から突出する突出量は、上述した第1実施形態において摘み部34が枠フランジ部21から突出する突出量とほぼ同じとなっている。
その後、図12(b)に示すように、上述した第1実施形態にかかる箱型容器1と同様に、箱型容器100を開放する。
以上、本実施形態にかかる箱型容器100によっても、上述した第1実施形態にかかる箱型容器1と同様の効果を奏するが、蓋周壁部106の前壁部を前方へ押して板バネ部104を弾性変形させることによって、摘み部105が前方へ弾性変位するので、上記対象者が摘み部105を操作しやすくなる。そして、板バネ部104の復元変位に伴って摘み部105も後退するので、上記非対象者によって箱型容器100が開放されることをより確実に規制できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、枠体及び蓋体は、ヒンジと共に一体的に形成されているが、別部材として形成した後に枠体もしくは蓋体と一体的に形成されたヒンジまたは別部材として形成されたヒンジによって互いに接続してもよい。
枠体は、枠外周壁部に設けられた取付爪部を容器フランジ部に係止させることによって容器本体に取り付けられているが、他の構造の係止手段や接着などの他の方法を用いて、容器本体に取り付けられてもよい。また、取付爪部は、枠外周壁部の前壁部および後壁部に設けられているが、側壁部など他の部分に形成されてもよい。さらに、枠体は、枠外周壁部を有さなくてもよい。
容器本体は、枠フランジ部が載置される容器フランジ部を有しているが、枠フランジ部が載置される構造であれば、容器フランジ部を有していなくてもよい。
摘み部は、蓋フランジ部の左右方向の中央部分に設けられているが、中央部分から左右方向のいずれかの方向にずらして設けられるなど、他の位置に設けられてもよい。また、摘み部の枠フランジ部の前辺部に対する突出量は、上記対象者の指を引っ掛けづらいものの引っ掛けることは可能である程度であれば、適宜変更してもよい。
板バネ部は、摘み部の左右両側に一対設けられているが、少なくとも1つ形成されていればよく、3つ以上形成されてもよい。また、板バネ部は、上端が枠フランジ部に繋がった形状となっているが、適宜他の形状とされてもよい。さらに、板バネ部は、蓋周壁部の前壁部を常時付勢するように構成されてもよい。
第1及び第2係止突出部は、枠周壁部のうちヒンジに対向する前壁部及び蓋周壁部のうちヒンジに対向する前壁部に各別に形成されているが、第1及び第2係止突出部が互いに係止することができれば、前壁部以外の他の位置に形成されてもよい。
容器本体、枠体及び蓋体など、各構成部材の説明において、「長方形状」などと記載しているが、円状や楕円状、三角形状のような他の多角形状など、適宜他の形状であってもよい。
この発明によれば、チャイルドプルーフ機能を有しつつ、箱型容器を開放させることが許容されている大人などの対象者が確実に箱型容器を開放させることができる箱型容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,100 箱型容器、2 容器本体、3,101 枠体、4 ヒンジ、5,102 蓋体、21 枠フランジ部、22,103 枠内周壁部(枠周壁部)、22A,104A 第1係止突出部(第1係止部)、31,107 蓋フランジ部、32,106 蓋周壁部、32A,106A 第2係止突出部(第2係止部)、34,105 摘み部、104 板バネ部

Claims (2)

  1. 内容物を収容する有底筒状の容器本体と、前記容器本体の上端開口縁に配設された枠体と、前記枠体にヒンジを介して連結され、前記枠体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、を備え、
    前記枠体が、前記容器本体の前記上端開口縁に載置された枠フランジ部と、前記枠フランジ部の内周縁から下方に延在し、前記容器本体の上端開口部内に挿入されると共に、第1係止部が設けられた枠周壁部と、を有し、
    前記蓋体が、前記枠フランジ部に載置された蓋フランジ部と、前記蓋フランジ部の内周縁から下方に延在し、前記枠周壁部の内側に挿入されると共に、前記第1係止部に対して下方から係止可能な第2係止部が設けられた蓋周壁部と、を有し、
    前記蓋フランジ部のうち前記容器本体の容器軸を径方向に挟んで前記ヒンジに対向する部分には、弾性変形可能である摘み部が設けられており、
    前記摘み部の径方向の外端位置が前記枠フランジ部の径方向の外端位置と同等であることを特徴とする箱型容器。
  2. 前記枠周壁部のうち径方向で前記ヒンジに対向する部分には、前記蓋周壁部のうち径方向で前記ヒンジに対向する部分を径方向の外側に向けて変位させたときに前記ヒンジに向けて付勢する板バネ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の箱型容器。
JP2018015863A 2018-01-31 2018-01-31 箱型容器 Active JP6942069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015863A JP6942069B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 箱型容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015863A JP6942069B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 箱型容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019131257A JP2019131257A (ja) 2019-08-08
JP6942069B2 true JP6942069B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=67545563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018015863A Active JP6942069B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 箱型容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6942069B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4209100A (en) * 1979-06-01 1980-06-24 Owens-Illinois, Inc. Safety closure
US4220262A (en) * 1979-08-20 1980-09-02 Owens-Illinois, Inc. Safety closure
JP5663149B2 (ja) * 2009-06-30 2015-02-04 株式会社吉野工業所 容器
JP6365878B2 (ja) * 2014-09-30 2018-08-01 株式会社吉野工業所 閉蓋具付き容器
JP2016132461A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 大日本印刷株式会社 蓋付き容器
JP6808911B2 (ja) * 2015-03-26 2021-01-06 凸版印刷株式会社 蓋付き容器
JP6625830B2 (ja) * 2015-06-04 2019-12-25 東洋製罐グループホールディングス株式会社 容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019131257A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10934072B2 (en) Child-resistant senior-friendly packaging
DK2630055T3 (en) A child resistant container
US20200102113A1 (en) Child-resistant container
JP2020518520A (ja) 子供に安全で高齢者に優しい機能を有する容器並びにそれを使用及び製造する方法
EP1755963A1 (en) Childproof package
JP6942069B2 (ja) 箱型容器
JP6492674B2 (ja) 蓋付き容器
WO2020086442A1 (en) Child resistant senior friendly can closure mechanism
JP6456222B2 (ja) 炊飯器
US6257441B1 (en) Child safe bucket and lid
JP7232973B2 (ja) かばん
JP6625830B2 (ja) 容器
JP6799218B2 (ja) 包装容器
JP7009035B2 (ja) 箱型容器
JP2016132461A (ja) 蓋付き容器
US20200361676A1 (en) Container apparatus, methods for opening containers and zipper member for a container apparatus
JP6427411B2 (ja) チャイルドプルーフ機能付き箱型容器
JP6519380B2 (ja) 容器
JP6083587B2 (ja) 食品用容器
JP2012176787A (ja) 蓋付容器
US4082182A (en) Matchbook covers
JP7057993B2 (ja) 蓋体及び包装容器
EP4257505A1 (en) Latch mechanism for a child-resistant storage case
JP2017013816A (ja) 蓋付き容器
KR101215707B1 (ko) 뚜껑 회수가 용이한 안전 캔 용기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6942069

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150