JP6519380B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、底部の周囲から立設する側面部の上端周囲を開口部とする容器本体部と、この開口部を塞ぐ可撓性材質の天蓋部とを有する容器に関する。
粉状、粒状あるいはボール状の洗剤等を収容する容器は、例えば、上部を開口部とした直方体形状の容器本体部と、上記開口部を形成する枠体部の一部にヒンジ部を介して、回動可能に接続された天蓋部とから構成されており、洗濯等で使用する際に、開口部を塞いだ天蓋部を開き、計量スプーン等により所定量の洗剤等を取り出している。
上記洗濯等での使用時における容器の開蓋を容易にするために、閉蓋時にヒンジ部に設けたゴム状弾性体を弾性変形させ、且つ容器本体部と天蓋部とを閉蓋係止手段により係止させることで、開蓋時には、上記閉蓋係止手段を解除させるとゴム状弾性体の復元力により、天蓋部が所定開度以上に開く構造の容器が提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−244814号公報
上記特許文献1に記載の容器は、閉蓋係止手段を解除することでゴム状弾性体の復元力により、天蓋部が容易に所定角度以上に開くことができるので、片手で即座に開蓋が可能となり、使用者にとって使い勝手の良い構造のものが提供されている。
しかしながら、上記容器は使用者にとって開蓋が容易である構造となっているが、例えば幼児等にとっても容器の開蓋が容易であることにより、予期しない開蓋により洗剤等の収容物を周囲にまき散らしてしまう等の問題が生じる。
本発明は、使用者にとっては容器の開蓋が容易であるが、幼児等にとっては開蓋が困難となる構造を有する容器の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る容器は、底部の周囲から立設する側面部の上端周囲を開口部とする容器本体部と、前記開口部を塞ぐ可撓性材質の天蓋部と、を有する容器であって、前記側面部の一面側で、前記開口部の周囲に設けた可撓性材質の開口枠部と、前記天蓋部とに設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口部を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記開口枠部の側面から突出した第1舌片状部の前記容器本体部側への押圧による撓み変形により前記係止が解除可能な第1天蓋係止手段と、前記側面部の一面側で、前記開口枠部と、前記天蓋部に設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口部を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記天蓋部の側面から突出した第2舌片状部の前記容器本体部側と反対側への押圧による撓み変形により前記係止が解除可能な第2天蓋係止手段と、を有する構成である。
このような構成によれば、天蓋部により容器本体部の開口部を塞がれた容器は、開蓋に際しては、第1舌片状部を容器本体部側への押圧により撓み変形させて第1天蓋係止手段による係止を解除し、かつ第2舌片状部を容器本体部側と反対方向への押圧により撓み変形させて第2天蓋係止手段による係止を解除させる必要があるので、大人である使用者にとっては、第1舌片状部と第2舌片状部とを手の指でそれぞれ反対の方向に押圧することで撓み変形させての係止解除による容器の開蓋が容易であるが、幼児等にとっては開蓋が困難となる構造を有するものとなる。
第1天蓋係止手段及び第2天蓋係止手段は、第1舌片状部及び第2舌片状部を押圧により撓み変形させて係止を解除するものであるが、押圧を止めたときは弾性による復元力で係止状態に復帰するようにできるので、開蓋に際しては第1舌片状部及び第2舌片状部を同時に反対方向に押圧して、撓み変形を生じさせてそれぞれ係止を解除させる必要がある。このような開蓋動作は、幼児等の若年齢層には開蓋が困難となる。なお、一度押圧して係止を解除すると、押圧を止めても係止解除をそのまま維持することも可能であり、このような場合は、第1舌片状部及び第2舌片状部の一方のみを係止解除した後に押圧を停止し、その後他方を押圧して係止解除して開蓋を行うことができる。
本発明に係る容器において、前記第1天蓋係止手段は、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の何れか一方に設けた第1突状部と、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の他方に設けられ、前記第1突状部が係止する第1孔部とを有し、前記第2天蓋係止手段は、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の何れか一方に設けた第2突状部と、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の他方に設けられ、前記第2突状部が係止する第2孔部とを有する構成とすることができる。
このような構成によれば、容器本体部の開口部を天蓋部で塞ぎ、可撓性材質の天蓋部の側面及び開口枠部の側面にそれぞれ設けた第1突状部と第1孔部、第2突状部と第2孔部とを撓み変形させて係止させることができ、さらに押圧による撓み変形により係止を解除することができる。
本発明に係る容器において、前記第1天蓋係止手段及び前記第2天蓋係止手段は、それぞれ1以上有する構成とすることができる。
係止解除のための押圧方向が反対方向となる第1天蓋係止手段及び第2天蓋係止手段が、それぞれ1以上有することで、開蓋操作を複雑化して幼児等による容器の開蓋を防止することができる。
本発明に係る容器において、前記天蓋部は、前記側面部の前記一面側と対向する対向面側で、前記開口枠部にヒンジ部を介して開閉可能に連結され、前記天蓋部と連結された前記開口枠部は、前記容器本体部の前記側面部の上端に係止される構成とすることができる。
このような構成によれば、開口枠部を容器本体部に係止することで、天蓋部はヒンジを介して開蓋と閉蓋の動作を容易に行うことができる。ヒンジ部を介して接続される開口枠部と天蓋部とは一体成形されるようにすることができる。また、開口枠部と天蓋部とを別々に成形し、その後ヒンジ部で接続させることもできる。開口枠部は容器本体部の側面部上端に嵌め込んで係止させることができる。
本発明に係る容器において、前記閉蓋状態時に、前記第1舌片状部は、前記第1孔部及び前記第1突状部の下方の位置で前記開口枠部の側面から垂下する位置にあり、前記第2舌片状部は、前記第2孔部及び前記第2突状部の下方の位置で前記天蓋部の側面から垂下する位置にある構成とすることができる。
このような構成によれば、第1舌片状部は、第1孔部及び第1突状部の下方の位置で開口枠部の側面から垂下しているので、容器本体側への押圧による撓み変形により第1天蓋係止手段の係止解除が可能となり、第2舌片状部は、第2孔部及び第2突状部の下方の位置で天蓋部の側面から垂下しているので、容器本体側と反対側への押圧による撓み変形により第2天蓋係止手段の係止解除が可能となる。
本発明に係る容器において、前記閉蓋状態時に、前記第1舌片状部は、前記第1孔部及び前記第1突状部の上方の位置で前記開口枠部の側面から突き出た位置にあり、前記第2舌片状部は、前記第2孔部及び前記第2突状部の下方の位置で前記天蓋部の側面から垂下する位置にある構成とすることができる。
このような構成によれば、第1舌片状部は、第1孔部及び第1突状部の上方の位置で開口枠部の側面から突き出ているので、容器本体側への押圧による撓み変形により第1天蓋係止手段の係止解除が可能となり、第2舌片状部は、第2孔部及び第2突状部の下方の位置で天蓋部の側面から垂下されているので、容器本体側と反対側への押圧による撓み変形により第2天蓋係止手段の係止解除が可能となる。
本発明に係る容器によれば、開蓋に際しては、第1舌片状部を容器本体部側への押圧により撓み変形させて第1天蓋係止手段による係止を解除し、かつ第2舌片状部を容器本体部側と反対方向への押圧により撓み変形させて第2天蓋係止手段による係止を解除させる必要があるので、大人である使用者にとっては開蓋が容易でも、幼児等にとっては開蓋が困難となる構造を有するので、幼児等による開蓋を防止することができる。
図1Aは、本発明の実施の形態に係る容器の平面図である。 図1Bは、図1AのA1−A1矢視図(正面図)である。 図2Aは、図1AのA2−A2矢視図(側面図)である。 図2Bは、本発明の実施の形態に係る容器の斜視図である。 図3Aは、本発明の実施の形態に係る容器を構成する容器本体部の側面図である。 図3Bは、図3AのA3部分の断面拡大図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る容器の分解斜視図である。 図5Aは、図1BのY1−Y1断面図である。 図5Bは、図1BのY2−Y2断面図である。 図5Cは、図1BのY3−Y3断面図である。 図6Aは、本発明の実施の形態に係る容器の開蓋動作を示す部分斜視図(その1)である。 図6Bは、本発明の実施の形態に係る容器の開蓋動作を示す部分斜視図(その2)である。 図7Aは、本発明の他の実施形態に係る容器の部分斜視図(その1)である。 図7Bは、本発明の他の実施形態に係る容器の部分斜視図(その2)である。 図7Cは、本発明の他の実施形態に係る容器の部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る容器は、図1A〜図3Bに示すように構成される。図1A〜図3Bにおいて、容器11は、上部を開口部12とする容器本体部13と、開口部12の周囲に設けた開口枠部15と、開口枠部15とヒンジ部16を介して接続される天蓋部17とを有する。
容器本体部13は、略長方形状の底部13aと、底部13aの周囲から立設する略長方形状の容器側面部13b、13c、13d及び13eを有する。容器側面部13b〜13eの上端は、外側に向けて略直角に折れ曲がり、開口部12の周囲に平坦枠部18を形成する(図3A、図3B参照)。容器本体部13は、射出成形、真空成形及び圧空成形の何れかで製造することができる。樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルなど汎用熱可塑性樹脂が使用できる。また、ガスバリア性を付与するために、高いガスバリア性を有する熱可塑性樹脂を射出成形体の主体となるポリエステル等の汎用性樹脂に溶融混合した樹脂や、ガスバリア層を中間層として有する多層樹脂を使用できる。尚、容器本体部13の製造には、ポリプロピレンの射出成形が好適である。
開口枠部15は、断面が下向きU字形状を有し、全体が略長方形状の枠体で、容器本体部13の平坦枠部18に嵌め込まれて係止する。開口枠部15は、平坦部となる上面部15a、外部側面部15b及び内部側面部15cから成り、容器側面部13b側(一面側)の外部側面部15bの水平方向の略中央位置から略半円形状の舌片状部21(第1舌片状部)が、閉蓋状態時に垂下するように突出して形成されている。舌片状部21の高さ方向の長さは、外部側面部15bの高さ方向の長さの約1.5倍程度となっている。舌片状部21の上方の外部側面部15bには、断面が扇形状の突状部22(第1突状部)が形成され、さらに突状部22と容器側面部13b側の左右両端との間には、同じく断面が扇形状の突状部23a、23b(第2突状部)が突状部22より少し高い位置(突状部23a、23bの下端が突状部22の上端と略同じ高さ位置)に形成されている。
開口枠部15の容器側面部13d側(一面側と対向する対向面側)では、開口枠部15と天蓋部17とがヒンジ部16を介して接続されている。これにより天蓋部17がヒンジ部16を中心に回動可能となり、閉蓋動作及び開蓋動作を容易に行える。開口枠部15、ヒンジ部16及び天蓋部17は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の汎用熱可塑性樹脂により射出成形、圧空成形又は真空成形等により一体成形される。なお、開口枠部15と天蓋部17とをヒンジ部16で接続せずに、それぞれ分離した別体とすることもできる。また、容器本体部13と開口枠部15を一体として形成してもよい。
天蓋部17は、略長方形状の天蓋上面部17aと、天蓋上面部17aの周囲に形成される天蓋側面部17bとで構成される。容器側面部13b側(一面側)の天蓋側面部17bには、天蓋部17により容器11を閉蓋状態にしたときに、開口枠部15の外部側面部15bに形成された突状部22、23a、23bと係止する孔部25、26a、26bが形成されている。さらに、天蓋側面部17bには、孔部25の下方位置に台形状の舌片状部27が閉蓋状態時に垂下するように突出して形成され、さらに孔部26a、26bの下方位置には弓形状の舌片状部28a、28b(舌片状部28a、28b双方共、第2舌片状部)が閉蓋状態時に垂下するように突出して形成されている。舌片状部27の高さ方向の長さは、天蓋側面部17bの高さ方向の長さの約0.8倍程度で、舌片状部28a、28bの高さ方向の長さは、天蓋側面部17bの高さ方向の長さと略同一に形成されている。
図4に示すように、ヒンジ部16を介して天蓋部17と接続される開口枠部15が、容器本体部13の容器側面部13b〜13eの上端に形成される平坦枠部18に嵌め込まれて係止され、容器11を構成する。このとき、容器本体部13の容器側面部13b側の開口枠部15に突状部22、23a、23b及び舌片状部21が形成される。
次に、天蓋部17により開口部12を閉じ、そして天蓋部17が開口枠部15に係止されたときの状態について図5A〜図5Cを参照して説明する。図1BのY1−Y1断面図である図5Aに示すように、容器本体部13の容器側面部13b〜13eの上端に形成される平坦枠部18に係止された開口枠部15に、ヒンジ部16を回動軸として回動した天蓋部17が、後述する係止手段により係止されている。容器11の開口部12は、天蓋部17に覆われて閉蓋状態となっている。
図1BのY2−Y2断面図である図5Bに示すように、可撓性材質から成る天蓋部17がヒンジ部16(図4参照)を回動軸として開口部12側に回動すると、可撓性材質から成る開口枠部15の外部側面部15bに形成される突状部23a(第2突状部)と、天蓋部17の天蓋側面部17bに形成された孔部26a(第2孔部)とが接触により撓み変形し、孔部26a内に突状部23aが挿入して係止する。扇形状の突状部23aは、その下側が外側に向けて下がるように傾斜しているので、突状部23aと孔部26aとの係止が維持できる構造となっている。突状部23a、孔部26a及び舌片状部28aで第2天蓋係止手段を構成する。なお、突状部23b(第2突状部)、孔部26b(第2孔部)及び舌片状部28bで上記同様、第2天蓋係止手段を構成する。本実施形態では、第2天蓋係止手段は左右一対に設けられているが、これに限定するものではなく、左右一対以上設けてもよい。
図1BのY3−Y3断面図である図5Cに示すように、上記同様に可撓性材質から成る天蓋部17がヒンジ部16(図4参照)を回動軸として開口部12側に回動すると、可撓性材質から成る開口枠部15の外部側面部15bに形成される突状部22(第1突状部)と、天蓋部17の天蓋側面部17bに形成された孔部25(第1孔部)とが接触により撓み変形し、孔部25内に突状部22が挿入して係止する。上述したように、扇形状の突状部22は、その下側が外側に向けて下がるように傾斜しているので、突状部22と孔部25との係止が維持できる構造となっている。突状部22、孔部25及び舌片状部21(第1舌片状部)とで第1天蓋係止手段を構成する。本実施形態では第1天蓋係止手段を単数としたが、これに限定するものではなく、複数設けてもよい。
次に、天蓋部17と開口枠部15との係止を解除させて天蓋部17を開き、容器11を開蓋状態とする手順を図6A、図6Bを参照して説明する(なお、適宜図5B、図5Cも参照する)。図6Aに示すように、閉蓋状態となっている容器11の天蓋部17と開口枠部15との係止を解除するために、舌片状部28a、28bを例えば手のひらを上にした左手の人差指(第2指)と薬指(第4指)とで内側から外側方向(矢印31方向)に引くと(不図示)、図5Bに示すように、舌片状部28a、28bを含む天蓋側面部17bが撓み変形して、突状部23a、23bと孔部26a、26bとの係止を解除することができる。そして、舌片状部21を中指(第3指)で外側から内側方向(矢印32方向)に押すと、図5Cに示すように、舌片状部21を含む外部側面部15bが撓み変形して、突状部22と孔部25との係止を解除することができる。突状部22と孔部25、突状部23aと孔部26a、及び突状部23bと孔部26bとが係止解除の状態となったときに、図6Bに示すように天蓋部17を引き上げて開蓋することができる。
このように、天蓋17と開口枠部15との係止を解除するには、左右に配置された舌片状部28a、28bを外側に引き、中央に配置された舌片状部21を内側に押し込む動作を同時にする必要があるので、大人である使用者には無理なく開蓋可能であっても、幼児等には開蓋が困難となるので、幼児等による不用意な容器の開蓋を防止することができる。本実施形態に係る容器11は、突状部22(第1突状部)、孔部25(第1孔部)及び舌片状部21(第1舌片状部)から成る第1天蓋係止手段と、突状部23a(第2突状部)、孔部26a(第2孔部)及び舌片状部28a(第2舌片状部)から成る第2天蓋係止手段と、突状部23b(第2突状部)、孔部26b(第2孔部)及び舌片状部28b(第2舌片状部)から成る第2天蓋係止手段とを有するが、これに限定するものではない。少なくとも第1天蓋係止手段及び第2天蓋係止手段が少なくとも1以上有することで、係止解除のための押圧方向を逆にする構造となることから、幼児等の開蓋を防止することができる。
開蓋を行うための天蓋17と開口枠部15との係止解除に際しては、舌片状部28a、28bを容器11側と反対側へ押圧して突状部23a、23bと孔部26a、26bとの係止解除をさせ、さらに舌片状部21を容器11側に押圧して突状部22と孔部25との係止解除を行う必要がある。このとき、舌片状部と孔部の形状、サイズ、可撓性材質の弾性復元力等によっては、舌片状部への押圧により突状部と孔部との係止が解除されると、押圧を停止して撓み変形が元に戻ったときでも係止解除が維持される場合と、押圧を停止すると撓み変形が戻って再度係止状態になる場合とに設定することができる。開蓋するには、いずれの場合も押圧方向を異にするので、幼児等の不用意な開蓋を防止することができるので、いずれを選択してもよい。
次に本発明の他の実施形態について、図7A、図7B及び図7Cを参照して説明する。本実施形態の特徴は、容器50の天蓋51と開口枠部52との係止と係止解除の構造であり、天蓋51と開口枠部52とが係止する部分を図示して説明する。
図7A〜図7Cにおいて、容器50の容器側面部の一側面部(不図示)側における天蓋51の側面部51bから、左右一対に舌片状部53a、53bが閉蓋状態時に垂下するように突出して形成されている。舌片状部53a、53bの間には前記した側面部51bが形成されておらず、かつ舌片状部53a、53bよりも内側の位置において天蓋上面部51aから板状片55が閉蓋状態時に垂下するように突出して形成されている。上記した板状片55は、舌片状部53a、53b間の側面部51bが内側に移動したかのように天蓋上面部51aから垂下するように突出して形成されている。舌片状部53a、53bの内部側(裏側)には、下部が傾斜面となる突状部54a、54bが形成され、同じく板状片55の内部側(裏側)には、下部が傾斜面となる突状部56が形成されている(図7C)。また、舌片状部53a、53bの上方位置の天蓋上面部51aには、略長方形状の開口となる上面孔部65a、65bが形成されている。さらに、板状片55の上方位置の天蓋上面部51aにも略長方形状の開口となる上面孔部67が形成されている。
さらに、容器50の同じく容器側面部の一側面部(不図示)側における開口枠部52の外部側面部52bには、略長方形状の開口となる孔部61a、61bが左右一対に形成されており、孔部61a、61bの間で、孔部61a、61bより内部側の位置で、舌片状部57が閉蓋状態時に上方に向くように突出して形成されており、舌片状部57の下部には略長方形状の開口となる孔部62が形成されている。突状部56(第1突状部)、孔部62(第1孔部)及び舌片状部57(第1舌片状部)で第1天蓋係止手段を構成し、突状部54a(第2突状部)、孔部61a(第2孔部)及び舌片状部53a(第2舌片状部)で第2天蓋係止手段、同じく突状部54b(第2突状部)、孔部61b(第2孔部)及び舌片状部53b(第2舌片状部)で第2天蓋係止手段を構成する。
天蓋51を閉じて容器50を閉蓋状態にすると、天蓋51は開口枠部52と係止する。具体的には、舌片状部57が撓み変形することにより突状部56が孔部62に挿入されて係止し、さらに舌片状部53aが撓み変形することにより突状部54aが孔部61aに挿入されて係止し、同様に舌片状部53bが撓み変形することにより突状部54bが孔部61bに挿入されて係止する。これにより、天蓋51は開口枠部52と係止して、容器50を閉蓋状態にする。
次に、閉蓋状態となった容器50を開蓋するために、上記した天蓋51と開口枠部52との係止を解除する。天蓋50の天蓋側面部51bの内側に形成された舌片状部53a、53bを2本の指(例えば人差指と中指:不図示)で外側方向(矢印70方向:図7B)に引くように押圧して撓み変形させることで、天蓋側面部51bの裏側に形成された突状部54a、54bと、開口枠部52の外部側面部52bに形成された孔部61a、61bとの係止を解除させる。そして、天蓋上面部51aに形成された上面孔部67から上方に突き出た舌片状部57を指(例えば親指:不図示)で内部方向(矢印71方向:図7B参照)に押すように押圧して撓み変形させることで、天蓋上面部51aから垂下する板状片55の内側に形成された突状部56と舌片状部57の下部に形成された孔部62との係止を解除させる。上記3カ所の係止が全て解除されたときに、ヒンジ部(不図示)を回動軸として天蓋51を回動させて容器50を開蓋状態とすることができる。
このように、容器50天蓋側面51bから垂下した舌片状部53a、53bを外側方向に押圧し、天蓋上面51aから突き出た舌片状部57を内側方向に押圧することで、天蓋51と開口枠部52の係止を解除させて開蓋するので、大人である使用者には無理なく開蓋可能であっても、幼児等には開蓋が困難となるので、幼児等による不用意な容器の開蓋を防止することができる。さらに、舌片状部53a、53bが天蓋側面部51bから垂下し、舌片状部57が天蓋上面部51aから突き出ているので、幼児等には困難であっても大人である使用者には片手での押圧操作がより容易に行えるようになる。
本実施形態においても、舌片状部と孔部の形状、サイズ、可撓性材質の弾性復元力等によっては、舌片状部への押圧により突状部と孔部との係止が解除されると、押圧を停止して撓み変形が元に戻ったときでも係止解除が維持される場合と、押圧を停止すると撓み変形が戻って再度係止状態になる場合とに設定することができる。押圧を停止すると係止状態に戻るときは、開蓋するには全ての舌片状部を同時に押圧して係止解除させる必要があるので、この場合は幼児等には特に開蓋が困難であり、不用意な幼児等による開蓋を防止することができる。
11 容器
12 開口部
13 容器本体部
13a 底部
13b、13c、13d、13e 容器側面部
15 開口枠部
15a 上面部
15b 外部側面部
16 ヒンジ部
17 天蓋部
17a 天蓋上面部
17b 天蓋側面部
21 舌片状部(第1舌片状部)
22 突状部(第1突状部)
23a、23b 突状部(第2突状部)
25 孔部(第1孔部)
26a、26b 孔部(第2孔部)
27 舌片状部
28a、28b 舌片状部(第2舌片状部)
50 容器
51 天蓋
52 開口枠部
53a、53b 舌片状部(第2舌片状部)
54a、54b 突状部(第2突状部)
55 板状片
56 突状部(第1突状部)
57 舌片状部(第1舌片状部)
61a、61b 孔部(第2孔部)
62 孔部(第1孔部)

Claims (6)

  1. 底部の周囲から立設する側面部の上端周囲を開口部とする容器本体部と、
    前記開口部を塞ぐ可撓性材質の天蓋部と、を有する容器であって、
    前記側面部の一面側で、前記開口部の周囲に設けた可撓性材質の開口枠部と、前記天蓋部とに設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口部を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記開口枠部の側面から突出した第1舌片状部の前記容器本体部側への押圧による撓み変形により前記係止が解除可能な第1天蓋係止手段と、
    前記側面部の一面側で、前記開口枠部と、前記天蓋部とに設けられ、前記天蓋部を前記開口枠部に係止して前記開口部を塞ぐ閉蓋状態に維持すると共に、前記天蓋部の側面から突出した第2舌片状部の前記容器本体部側と反対側への押圧による撓み変形により前記係止が解除可能な第2天蓋係止手段と、を有する容器。
  2. 前記第1天蓋係止手段は、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の何れか一方に設けた第1突状部と、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の他方に設けられ、前記第1突状部が係止する第1孔部とを有し、前記第2天蓋係止手段は、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の何れか一方に設けた第2突状部と、前記天蓋部の側面及び前記開口枠部の側面の他方に設けられ、前記第2突状部が係止する第2孔部とを有する請求項1に記載の容器。
  3. 前記第1天蓋係止手段及び前記第2天蓋係止手段は、それぞれ1以上有する請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記天蓋部は、前記側面部の前記一面側と対向する対向面側で、前記開口枠部にヒンジ部を介して開閉可能に連結され、前記天蓋部と連結された前記開口枠部は、前記容器本体部の前記側面部の上端に係止される請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
  5. 前記閉蓋状態時に、前記第1舌片状部は、前記第1孔部及び前記第1突状部の下方の位置で前記開口枠部の側面から垂下する位置にあり、前記第2舌片状部は、前記第2孔部及び前記第2突状部の下方の位置で前記天蓋部の側面から垂下する位置にある請求項2乃至4のいずれかに記載の容器。
  6. 前記閉蓋状態時に、前記第1舌片状部は、前記第1孔部及び前記第1突状部の上方の位置で前記開口枠部の側面から突き出た位置にあり、前記第2舌片状部は、前記第2孔部及び前記第2突状部の下方の位置で前記天蓋部の側面から垂下する位置にある請求項2乃至4のいずれかに記載の容器。
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