JP5866074B1 - シンクロナスリラクタンスモータ - Google Patents

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Abstract

効率を向上させることができるシンクロナスリラクタンスモータを得る。ロータコアは、1つ以上のスリットとコア層とを径方向に交互に並べて形成したフラックスバリアを周方向に極数分有し、シンクロナスリラクタンスモータは、スリットのq軸線上における径方向幅の総和と磁気ギャップ長との比率をkとし、d軸からの進み角度をβとした位相の電流が巻線に通電されて回転が制御され、コア層のうち、d軸からψ=arctan(tanβ/(1+0.2k))の角度に引いたロータ中心を通る直線とロータの外周とが交わる点Pから周方向に最も近い位置にあるコア層のq軸線上における径方向の幅が、他のコア層のq軸線上における径方向の幅よりも大きいものである。

Description

この発明は、工場や空気調和機、自動車等に用いられ、リラクタンストルクを利用するシンクロナスリラクタンスモータに関し、詳しくは、シンクロナスリラクタンスモータの構成に関する。
シンクロナスリラクタンスモータは、ロータコアにスリット状のフラックスバリアを形成することで、ロータの回転方向に磁気抵抗が異なる構成とし、そのことを利用してトルクを発生させるモータである。インダクションモータ(誘導機)と比較して、回転子の二次銅損が発生しない等のメリットが評価され、工場や空気調和機、自動車等に使用することが注目されている。
しかしながら、シンクロナスリラクタンスモータは、一般的に力率が悪いとされ、上記の用途に使用するには、さらなる改善が求められている。なお、シンクロナスリラクタンスモータの出力トルクは、リラクタンストルクTと称され、上述したロータの回転方向の磁気抵抗の差異を発生原理としており、次式(1)のように表される。
T=Pn(Ld−Lq)idiq ・・・(1)
ここで、式(1)において、Pnは極対数を示し、Ld、Lqはそれぞれd、q軸インダクタンスを示し、id、iqはそれぞれd、q軸電流を示している。
式(1)より、シンクロナスリラクタンスモータの電流あたりのトルクを大きくして効率を高めるには、d、q軸インダクタンスの差Ld−Lqを大きくすることが有効であることがわかる。
また、シンクロナスリラクタンスモータにおいて、力率を大きくするためには、d、q軸インダクタンスの比Ld/Lqを大きくすればよいことが知られている。なお、d、q軸インダクタンスの比Ld/Lqの値は、一般に突極比と呼ばれている。
このように、シンクロナスリラクタンスモータにおいては、d、q軸インダクタンスの差Ld−Lqや突極比Ld/Lqを大きくするために、ロータコアにフラックスバリアと呼ばれる複数層のスリットを設けることで、複数層のスリットに沿った方向に磁束を流し易くするd軸磁路を形成するとともに、複数層のスリットを横断するq軸磁路の磁気抵抗を大きくする構成としていた。
また、上記のフラックスバリア構造を基本構造として、トルクを大きくして効率を高めるために、以下のような技術が提案されている。
例えば、ステータからロータへ流れ込む磁束がロータ中心側を流れるようにステータを制御することを前提として、中心側に凸となるようにコア層(ストリップ)を配置したコアシートをロータ軸方向へ積層してなるロータコアにおいて、コア層の半径方向の幅を、ロータ中心側のコア層がロータ外側のコア層よりも広く、かつスリットの半径方向の幅を、ロータ中心側のスリットがロータ外側のスリットよりも広いか、または同じ幅である構成としたシンクロナスリラクタンスモータが提案されている(例えば、特許文献1(特に、段落0002〜0017、図2)参照)。
このシンクロナスリラクタンスモータによれば、ステータから流れる磁束が集中するロータ中心側のコア層を太くしているので、磁気飽和が生ぜず、モータのトルクを大きくすることができる。
また、例えば、1つのフラックスバリア(磁路組)を生成する複数のコア層(分割磁路)の幅を、そのフラックスバリア群内の中心部および最外部のそれぞれで狭く、中央部で広くすることで、トルクリップルを低減することができるシンクロナスリラクタンスモータが提案されている(例えば、特許文献2(特に、段落0021、図4)参照)。
特開平11−127560号公報 特開2004−96808号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1のシンクロナスリラクタンスモータでは、ロータの中心側のコア層ほど多量の磁束が流れるようにステータを制御することが前提となっているが、この制御がトルクを大きくして効率を高めるために好適な制御条件かどうかについては吟味されておらず、また示されてもいない。そのため、効率を高めるための制御条件を含めた検討が課題として残されていた。
また、特許文献2のシンクロナスリラクタンスモータでは、トルクリップルを低減することは可能であるが、その平均的な出力トルクの大小や効率についてまで検討が行われておらず、より効率を高めるための構成については課題が残されていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、効率を向上させることができるシンクロナスリラクタンスモータを得ることを目的とする。
この発明に係るシンクロナスリラクタンスモータは、ロータコアをシャフトに固定して構成されるロータと、巻線を有するステータとを備え、ロータとステータとを、磁気ギャップを介して相対的に回転自在に配置したシンクロナスリラクタンスモータであって、ロータコアは、1つ以上のスリットとコア層とを径方向に交互に並べて形成したフラックスバリアを周方向に極数分有し、シンクロナスリラクタンスモータは、スリットのq軸線上における径方向幅の総和と磁気ギャップ長との比率をkとし、d軸からの進み角度をβとした位相の電流が巻線に通電されて回転が制御され、コア層のうち、d軸からψ=arctan(tanβ/(1+0.2k))の角度に引いたロータ中心を通る直線とロータの外周とが交わる点Pから周方向に最も近い位置にあるコア層のq軸線上における径方向の幅が、他のコア層のq軸線上における径方向の幅よりも大きく、比率kが、34よりも大きく、67よりも小さい値に設定されているものである。
この発明に係るシンクロナスリラクタンスモータによれば、d軸からψの角度に引いたロータ中心を通る直線とロータの外周とが交わる点Pから周方向に最も近い位置にあるコア層のq軸線上における径方向の幅が、他のコア層のq軸線上における径方向の幅よりも大きい構成となっている。
そのため、ステータからロータへ流れ込む磁束が最大となる位置のコア層を太くしたこととなり、このコア層の磁気飽和を回避することにより、d軸インダクタンスを大きくでき、大トルクを発生させることができる。
したがって、シンクロナスリラクタンスモータの効率を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータを利用する際の系を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータを軸線方向に沿って切断した断面図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータを、図2のA−A線で切断した断面図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータのロータを抜き出して示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータを駆動制御する制御装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータを駆動制御する制御装置を示す別のブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータにおける電圧、電流および磁束のベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータの突極比と総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータのロータについて、q軸線上におけるスリットの径方向幅を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータのギャップ面に生成される磁束密度の分布を示す模式図である。 この発明の実施の形態2、3に係るシンクロナスリラクタンスモータにおける総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率と効率との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係るシンクロナスリラクタンスモータの一定電流通電時における通電位相に対する出力トルクを示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係るシンクロナスリラクタンスモータにおいて、通電位相が45°の場合における角度ψと総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るシンクロナスリラクタンスモータの通電位相と力率との関係を示す説明図である。 図14における力率の極大値を示す通電位相と、総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るシンクロナスリラクタンスモータにおいて、通電位相が図15に示す値の場合における角度ψと総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態6に係るシンクロナスリラクタンスモータの通電位相と総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態7に係るシンクロナスリラクタンスモータのロータを示す斜視図である。 この発明の実施の形態8に係るシンクロナスリラクタンスモータにおけるロータコア組の圧延方向を示す説明図である。 この発明の実施の形態9に係るシンクロナスリラクタンスモータにおいて、ロータコアシートのかしめを形成する位置を例示する説明図である。 この発明の実施の形態9に係るシンクロナスリラクタンスモータにおいて、ロータコアシートのかしめを形成する位置を例示する別の説明図である。 この発明の実施の形態11に係るシンクロナスリラクタンスモータのロータを示す断面図である。
以下、この発明に係るシンクロナスリラクタンスモータの好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1を利用する際の系を示す構成図である。図1において、シンクロナスリラクタンスモータ1は、電源供給ライン3を介して制御装置2と接続され、制御装置2から供給される電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電気機械である。
図2は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1を軸線方向に沿って切断した断面図である。図2において、フレーム15に圧入や焼き嵌め等の方法により挿入されて固定されたステータ6と、ロータ9とが、軸受14を用いて、機械的な隙間(磁気ギャップ)を介して、相対的に回転自在に配置されている。
ステータ6は、鉄心からなるステータコア4に巻線5を施して構成される。この巻線5に制御装置2から供給される電気エネルギーを与えることにより、磁気ギャップ中に回転磁界が発生される。また、ロータ9は、鉄心からなるロータコア7の中心に、シャフト8を圧入や焼き嵌め等の方法により挿入して一体としたものである。
図3は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1を、図2のA−A線で切断した断面図である。図3において、ステータ6とロータ9とは、機械的な隙間の径方向距離g(ギャップ長)を保って、ほぼ同心円状に配置されている。
図4は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1のロータ9(図3のロータ部分)を抜き出して示す断面図である。図4において、ロータコア7には、同一形状のフラックスバリア12が、周方向に4つほぼ等間隔に形成されている。したがって、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1は、4極のモータとして駆動できるように構成されている。
また、フラックスバリア12は、ロータコア7を形成する鉄心とは異なる材料で形成されたスリット11が、径方向に5つ(11a〜11e)列をなして並べられ、残された鉄心部分がコア層10a〜10fを形成している。なお、スリット11の数は、5つに限定されず、別の数であってもよい。
ここで、1つのスリット11は、少なくともq軸線上の径方向幅が最も大きくなるように形成されており、好ましくは、スリット11の長手方向の端から端まで同一幅を保つことが望ましい。しかしながら、例えばスリット11eのように、ロータ9の最外周側は、同一幅を保つことができない場合もある。また、スリット11の端が円弧状に面取りされる場合もあるが、それは許容範囲である。
また、図4において、ロータコア7の断面上には、磁束を通し易い方向としてd軸が定義され、磁束を通しにくい方向としてq軸が定義されている。なお、d軸とq軸とは、電気的に90度の位相差がある。ここに、d軸から電気的に角度ψだけ回転したロータ中心Oを通る直線と、ロータ9の外周との交点Pを定義する。このとき、交点Pから周方向に手繰って最も近い位置に形成されているコア層10bのq軸線上における径方向の幅は、他のコア層10のq軸線上における径方向の幅と比べて太く形成されている。
続いて、角度ψについて説明する。上述したように、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1は、図1に示した制御装置2によって、ステータ6の巻線5に通電する電流が制御される。
図5は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1を駆動制御する制御装置2を示すブロック図である。また、図6は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1を駆動制御する制御装置2を示す別のブロック図である。図5、6は、いわゆるベクトル制御のブロック図である。
図5では、シンクロナスリラクタンスモータ1と連結されてロータ9の回転位置を検出する回転位置検出器20によって、回転位置θを制御装置2に転送している。なお、回転位置検出器20は、図6に示したように、制御装置2内に配置した回転位置推定器26と置き換えることもできる。
回転位置検出器20を用いる場合には、検出される位置の精度が高められるというメリットがある。一方、回転位置推定器26を用いる場合には、検出精度は回転位置検出器20と比較して劣るものの、部品点数を減らすことによる経済的なメリットがあり、アプリケーションにより選択することで好適なシンクロナスリラクタンスモータ1を提供することができる。
また、シンクロナスリラクタンスモータ1の制御にあっては、制御装置2の内部または外部から与えられる電流指令id*およびiq*に基づいて電流が制御される。具体的には、まず、電流検出器25から得られる3相電流iu、iv、iwの値が、回転位置θとともに3相→2相変換器24に入力される。
続いて、3相→2相変換器24の出力として演算される2相の電流idおよびiqが、フィードバック情報として電流制御器21に入力される。次に、電流制御器21の内部では、2相の電流idおよびiq、並びに電流指令id*およびiq*に基づいて、PID制御等の方法により、電圧指令Vd*およびVq*が演算されて出力される。
出力された電圧指令Vd*およびVq*は、回転位置θとともに2相→3相変換器22に入力され、3相分の電圧指令Vu*、Vv*、Vw*が演算されて出力される。これら3相分の電圧指令Vu*、Vv*、Vw*が電力変換器23に入力され、シンクロナスリラクタンスモータ1に供給する電力が出力される。このようにして、2相の電流idおよびiqと電流指令id*およびiq*との差分が小さくなるように制御される。
次に、シンクロナスリラクタンスモータ1に印加、通電される電圧、電流について、ベクトル図を用いて説明する。図7は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1における電圧、電流および磁束のベクトルを示す説明図である。
制御装置2によって2相の電流idおよびiqが通電されると、モータのd軸インダクタンスLdおよびq軸インダクタンスLqがあることにより、磁束LdidおよびLqiqが発生する。また、これらのベクトル和である磁束φがシンクロナスリラクタンスモータ1中に流れることとなり、これが回転することによって、誘起電圧Eが磁束φよりも電気的に90度進んで誘起されることとなる。
このとき、磁束φを示すベクトルとd軸とがなす角が角度ψである。角度ψは、磁束LdidおよびLqiqを用いて、次式(2)のように表される。
ψ=arctan(Lq・iq/(Ld・id)) ・・・(2)
ここで、2相の電流idおよびiqのベクトル和を電流iaとすると、電流idと電流iaとがなす角度βが定義され、これを通電位相(進み角度)βと称する。また、この角度βを用いた次式(3)、(4)が成立する。
id=ia・cosβ ・・・(3)
iq=ia・sinβ ・・・(4)
また、これらの式(3)、(4)を上記式(2)に代入することにより、次式(5)を得ることができる。
ψ=arctan(Lq/Ld・tanβ) ・・・(5)
さらに、d軸インダクタンスLdとq軸インダクタンスLqとの比率を突極比ζとして次式(6)のように定義し、q軸線上におけるスリット11の径方向幅の総和とギャップ長との比率をkとして定義する。
ζ=Ld/Lq ・・・(6)
また、有限要素法による電磁界解析により、突極比ζと比率kとの間に、図8のような関係、すなわち次式(7)のような関係があることを導き出した。図8は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1の突極比ζと総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率kとの関係を示す説明図である。
ζ=0.2k+1 ・・・(7)
また、これらの式(6)、(7)を用いて上記式(5)を整理することにより、次式(8)を得ることができる。
ψ=arctan(tanβ/(1+0.2k)) ・・・(8)
ここで、比率kは、図9を参照して、次式(9)で表される。図9は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1のロータ9について、q軸線上におけるスリット11の径方向幅(a〜e)を示す説明図である。
k=(a+b+c+d+e)/g ・・・(9)
式(9)において、gはギャップ長を示している。なお、図9では、フラックスバリア12におけるスリット11が5つの例を示しているので、比率kが式(9)で表されるが、スリット11がいくつの場合でも、比率kをq軸線上におけるスリット11の径方向幅の総和とギャップ長の比と定義しているので、スリット11の数が異なっても、比率kは同様の式で表される。
図10は、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1のギャップ面に生成される磁束密度、すなわち磁気ギャップ中に誘起される磁束密度の分布を示す模式図である。
図10において、磁気ギャップ中の磁束密度は、ほぼ正弦波状に分布し、そのピークは、d軸から角度ψだけ離れた位置に存在することとなる。このとき、コア層10に流れる磁束量は、磁束密度の積分となるから、この角度ψだけ離れた位置に流れ込む磁束量が他の位置に比べて大きくなり、磁気飽和を起こして、出力トルクが低下してしまうという課題があることを発見した。
そこで、この発明の実施の形態1に係るシンクロナスリラクタンスモータ1は、d軸から電気的に角度ψだけ回転したロータ中心Oを通る直線と、ロータ9の外周との交点Pを定義したとき、交点Pから周方向に手繰って最も近い位置に形成されているコア層10bのq軸線上における径方向の幅を、他のコア層10のq軸線上における径方向の幅と比べて太く形成した。このとき、角度ψは、通電位相βとq軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kとから、上記式(8)のように表される角度である。
このように構成すると、磁束φが誘起される中心の位置に最も近い位置のコア層10の径方向幅が太く形成されることとなり、磁気飽和によるトルク低下を防ぐことができ、従来よりも良好な効率を得ることができるという効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、d軸からψの角度に引いたロータ中心を通る直線とロータの外周とが交わる点Pから周方向に最も近い位置にあるコア層10のq軸線上における径方向の幅が、他のコア層10のq軸線上における径方向の幅よりも大きい構成となっている。
そのため、ステータからロータへ流れ込む磁束が最大となる位置のコア層10を太くしたこととなり、このコア層10の磁気飽和を回避することにより、d軸インダクタンスを大きくでき、大トルクを発生させることができる。
したがって、シンクロナスリラクタンスモータの効率を向上させることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2では、実施の形態1からさらに、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kを67よりも小さい値にしたことを特徴としている。
図11は、この発明の実施の形態2、3に係るシンクロナスリラクタンスモータ1における総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率kと効率との関係を示す説明図である。図11では、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kを横軸にとって、効率を縦軸にとったグラフを示している。
図11において、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kが67よりも大きい領域では、効率が低下している。これは次のように説明できる。すなわち、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kを大きくすると、ロータコア7中のスリット幅が大きくなることにより、コア層10が相対的に狭くなる。コア層10が狭くなると、d軸磁路の磁路幅が狭くなることにより、磁気飽和し易くなる。
上記実施の形態1で説明したように、d軸から電気的に角度ψだけ回転したロータ中心Oを通る直線と、ロータ9の外周との交点Pを定義したとき、交点Pから周方向に手繰って最も近い位置に形成されているコア層10bのq軸線上における径方向の幅を、他のコア層10のq軸線上における径方向の幅と比べて太く形成したとしても、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kが67を超えて大きくなってしまうと、磁気飽和が起こってしまい、トルクが低下して効率が悪化してしまう。
そこで、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kは、67よりも小さい値に抑えることが好ましい。このように構成することで、磁気飽和を抑制して、良好な効率を得ることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3では、実施の形態1からさらに、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kを34よりも大きい値にしたことを特徴としている。
上述した図11において、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kが34よりも小さい領域では、効率が低下している。これは、次のように説明できる。すなわち、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kを小さくすると、ロータコア7中のスリット幅が小さくなることにより、q軸磁束の流れを妨げる効果が減少する。言い換えると、q軸インダクタンスLqが大きくなってしまい、トルクを良好に出力できない構成となってしまう。
上記実施の形態1で説明したように、d軸から電気的に角度ψだけ回転したロータ中心Oを通る直線と、ロータ9の外周との交点Pを定義したとき、交点Pから周方向に手繰って最も近い位置に形成されているコア層10bのq軸線上における径方向の幅を、他のコア層10のq軸線上における径方向の幅と比べて太く形成したとしても、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kが34よりも小さくなってしまうと、q軸インダクタンスLqが増大してトルクが低下し、効率が悪化してしまう。
そこで、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kは、34よりも大きい値になるようにスリット11を構成することが好ましい。このように構成することで、q軸インダクタンスLqを小さくすることができ、良好な効率を得ることができる。
なお、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kを、34よりも大きく、67よりも小さい値に設定することにより、q軸インダクタンスLqを小さくするとともに、磁気飽和を抑制して、良好な効率を得ることができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1では、通電位相βについて詳述しなかったが、この発明の実施の形態4では通電位相βについて説明する。上述したように、d軸電流idとq軸電流iqとのベクトル和である電流iaのなす角がβであるが、回転トルクを出力するためには、通電位相βは、次式(10)の範囲で運転する必要がある。
0度<β<90度 ・・・(10)
上記特許文献1には、「ロータの中心側のコア層ほど多量の磁束が流れるように」と記載されていることから、通電位相βは、0度に近いことが推定できる。これに対して、この発明の実施の形態4では、より好ましくは、電流あたりのトルクを最大にするために、通電位相βを、ほぼ45°とすることが望ましい。
これは、図12に示した上記式(1)のグラフから、その有効性を説明することができる。図12は、この発明の実施の形態4に係るシンクロナスリラクタンスモータ1の一定電流通電時における通電位相βに対する出力トルクを示す説明図である。図12では、通電位相βに対して出力トルクがどのように変化するかを示している。図12から明らかなように、通電位相βが45°で極大値をとることが示されており、実質的には、45°±5°において、良好な効率を得ることができるという効果を得ることができる。
また、図13は、この発明の実施の形態4に係るシンクロナスリラクタンスモータ1において、通電位相βが45°の場合における角度ψと総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率kとの関係を示す説明図である。
図13において、上記実施の形態2、3で好適であると説明したq軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kが34〜67の範囲では、角度ψ=4〜7.5°の範囲となる。このような構成とすることで、制御装置2との組み合わせによるシンクロナスリラクタンスモータ1の駆動効率をより一層向上できるという効果を得ることができる。
実施の形態5.
上記実施の形態4に対して、シンクロナスリラクタンスモータ1の力率を大きくするためには、以下の通りの通電位相βとすることが望ましい。まず、力率PFは、次式(11)で表される。
PF=cos(π/2+ψ−β)=−cos(β+arctan((1+0.2k)/tanβ)) ・・・(11)
ここで、式(11)をグラフに表したものが図14である。図14は、この発明の実施の形態5に係るシンクロナスリラクタンスモータ1の通電位相βと力率PFとの関係を示す説明図である。図14では、横軸に通電位相βをとり、縦軸に力率PFをとっている。
図14には、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kがそれぞれ20から80までの各場合の曲線が示されている。各比率kの値において、曲線は66°から75°付近に極大値をとっており、この範囲内での通電が最も力率が良いことを示している。なお、実用的には、56°から85°までの範囲で通電することにより、より高い力率で運転することが可能である。
図15は、図14における力率の極大値を示す通電位相βと、総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率kとの関係を示す説明図である。すなわち、力率が最大となるときの通電位相βを、q軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kの関数としてプロットしなおした図である。なお、上下±10°は、実用上問題の起こらない範囲としてハッチング表示している。
また、図16は、この発明の実施の形態5に係るシンクロナスリラクタンスモータ1において、通電位相が図15に示す値(すなわち、力率が最大となるときの通電位相β)の場合における角度ψと総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率kとの関係を示す説明図である。
図16において、上記実施の形態2、3で好適であると説明したq軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kが34〜67の範囲では、角度ψ=15〜20°の範囲となる。このような構成とすることで、力率を大きくするとともに、制御装置2との組み合わせによるシンクロナスリラクタンスモータ1の駆動効率をより一層向上できるという効果を得ることができる。
実施の形態6.
上記実施の形態4、5に対して、一定の印加電圧の下にトルクを最大として効率を高めるためには、通電位相βを次式(12)のように設定することが望ましい。
β=arctan(1+0.2k) ・・・(12)
なお、一定の印加電圧Vを印加した場合のトルクは、次式(13)で表される。
T=Pn/2(1/Lq−1/Ld)(V/ω)2sin(2arctan(tan(β)/(1+0.2k))) ・・・(13)
上記式(12)は、式(13)で表されるトルクが最大となる場合、すなわちsin関数の項が1となるときに、そのときの通電位相βとq軸線上における総スリットの径方向幅のギャップ長に対する比率kとの関係を導くことによって得られる。また、式(13)において、Pnはシンクロナスリラクタンスモータ1の極対数を示し、ωは電気的な角周波数を示している。上記式(12)のように通電位相βを制御した場合に、一定の電圧条件下でのトルクを最も大きくできるので、ひいては効率を向上することができる。
ここで、式(13)をグラフに表したものが図17である。図17は、この発明の実施の形態6に係るシンクロナスリラクタンスモータ1の通電位相と総スリット幅の磁気ギャップ幅に対する比率との関係を示す説明図である。なお、上下±5°は、実用上問題の起こらない範囲としてハッチング表示している。
このとき、角度ψは、上記式(8)と式(12)とから、次式のように計算され、単位を変えて表現すれば、45°となる。
ψ=arctan(tan(arctan(1+0.2k))/(1+0.2k))=π/4[rad]
したがって、この発明の実施の形態6は、d軸から電気的に角度ψ=45°だけ回転したロータ中心Oを通る直線と、ロータ9の外周との交点Pを定義したとき、交点Pから周方向に手繰って最も近い位置に形成されているコア層10bのq軸線上における径方向の幅を、他のコア層10のq軸線上における径方向の幅と比べて太く形成する例である。このように構成することで、限られた電圧条件下でも、制御装置2との組み合わせによるシンクロナスリラクタンスモータ1の駆動効率をより一層向上できるという効果を得ることができる。
実施の形態7.
図18は、この発明の実施の形態7に係るシンクロナスリラクタンスモータ1のロータ9を示す斜視図である。図18において、ロータコア7は、電磁鋼板等の薄板鋼板をプレスし、スリット11を打ち抜いて形成したロータコアシート37を、スリット11の位置を揃えて所望の枚数だけ積層することによって構成される。このとき、スリット11の位置が周方向に徐々に、または所望量だけ階段状にずれていくスキューを施していてもよい。
制御装置2から通電される電流に回転数と同期しない成分が含まれる場合において、ロータコア7が無垢材等のように軸方向に繋がった材料で形成すると、渦電流が流れることにより損失を発生し、効率が悪化するという問題がある。
そこで、この発明の実施の形態7では、薄板鋼板を積層することによって、ロータコア7に生じる渦電流の経路を断ち切ることができる。これにより、渦電流損失を格段に低減することができ、シンクロナスリラクタンスモータ1の効率を向上するという効果を得ることができる。
実施の形態8.
上記実施の形態7に対して、好ましくは、積層するロータコアシート37を複数枚ずつにわけてロータコア組38を形成し、以下に説明するように積層することが望ましい。また、より好ましくは、組分けするロータコア組38の数を、極数の約数であって1ではない数の自然数倍とすることが望ましい。
例えば、上記図18に示したように、ロータコアシート37を4つのロータコア組38A、38B、38Cおよび38Dに分け、それぞれの幅が等しくなるようにする。このとき、4はこの発明の実施の形態8のシンクロナスリラクタンスモータ1の極数と等しい。
また、図19は、この発明の実施の形態8に係るシンクロナスリラクタンスモータ1におけるロータコア組38の圧延方向を示す説明図である。続いて、薄板鋼板を、圧延方向が図19に示した方向を向くように揃えて積層して、1つのロータコア組38とする。また、それぞれのロータコア組38を、図19に示された通りの圧延方向のまま積層することで、図18に示すロータコア7を構成する。
このとき、図19の例では、互いに90°圧延方向を回しており、回転させる角度は、ロータコア組38間で等分割とする。なお、スキューを施している場合には、圧延方向が完全には揃わず、スキュー角度だけずれることとなるが、実用の範囲内である。このように構成することで、薄板鋼板の板厚の偏差によるロータコア7の形状アンバランスを低減でき、効率が高いシンクロナスリラクタンスモータ1を得ることができる。
なお、この発明の実施の形態8において、さらに好ましくは、組分けするロータコア組38の数を、極数の自然数倍とすることが望ましい。このような構成は、図18に示したものと同一であるが、極数の約数の自然数倍の数を除外したことが異なる。このように構成すると、極のアンバランスが低減できるので、効率が高いシンクロナスリラクタンスモータ1を得ることができる。
実施の形態9.
この発明の実施の形態9では、上記実施の形態6〜8のシンクロナスリラクタンスモータ1に対して、積層されたロータコアシート37をシャフト8の方向に締結するために、かしめ39を施したことを特徴としている。
図20は、この発明の実施の形態9に係るシンクロナスリラクタンスモータ1において、ロータコアシート37のかしめ39を形成する位置を例示する説明図である。図20において、d軸から電気的に角度ψだけ回転したロータ中心Oを通る直線と、ロータ9の外周との交点Pを定義したとき、交点Pから周方向に手繰って最も近い位置に形成されているコア層10bの領域に、少なくとも1つのかしめ39が設けられている。
なお、かしめ39を形成すると、その周囲のコアの磁気特性が劣化することが知られている。そこで、この発明の実施の形態9では、最も太く形成されたコア層10にかしめ39を形成することで、磁気特性の劣化の影響を格段に抑えて、効率が高いシンクロナスリラクタンスモータ1を得ることができる。
なお、この発明の実施の形態9において、好ましくは、かしめ39の形がスリット11の形に沿うように形成することが望ましい。上記図20では、各コア層10に対して1つのかしめ39を設けた例を示したが、所望の締結強度が得られるように、例えば図21に示されるように、複数のかしめ39を同様な配置で設けてもよい。
図21は、この発明の実施の形態9に係るシンクロナスリラクタンスモータ1において、ロータコアシート37のかしめ39を形成する位置を例示する別の説明図である。図21に示されているように、複数のかしめ39を設ける場合には、好ましくは、q軸の軸線に対して線対象となるようにかしめ39を配置するとよい。
実施の形態10.
この発明の実施の形態10では、スリット11とロータコア7の外周との間に形成されるブリッジ13(図20、21参照)の径方向幅を、薄板鋼板の板厚の2倍以下としたことを特徴としている。具体的には、薄板鋼板の板厚は、0.35〜1.0mm程度を用い、ブリッジ13の径方向の幅は、0.5〜2mm程度に形成することが望ましい。
なお、電磁鋼板は、プレスによって打ち抜かれると、圧延された平面において、打ち抜き破断面から板厚分のほぼ半分の距離の磁気特性が劣化することが知られている。また、ブリッジ13は、スリット11を打ち抜くことによって形成された複数のコア層10a〜10fを物理的に繋ぎ止めて一体とする役割を果たす一方、q軸磁路を形成している。
ここで、q軸インダクタンスLqは、上記の記述において小さい方がよいことが明白であり、ブリッジ13は、電磁気的な観点からは不要な部分である。そのため、ブリッジ13の径方向幅を薄板鋼板の板厚の2倍以下とすることにより、ブリッジ13の大部分の領域は、プレスの打ち抜きによって磁気特性が劣化した状態となる。このように構成することで、q軸インダクタンスLqの増加を防ぐことができるので、出力トルクを大きくでき、ひいてはモータ効率が向上するという効果を得ることができる。
実施の形態11.
図22は、この発明の実施の形態11に係るシンクロナスリラクタンスモータ1のロータ9を示す断面図である。上記実施の形態1〜10では、スリット11を円弧状としていたが、図22に示すように、直線で構成されたスリット11としてもよく、実施の形態1〜10と同様の構成とすることにより、同様の効果を得ることができる。また、これに類似した、例えば円弧と直線を組み合わせたスリット形状でも同様である。

Claims (11)

  1. ロータコアをシャフトに固定して構成されるロータと、巻線を有するステータとを備え、前記ロータと前記ステータとを、磁気ギャップを介して相対的に回転自在に配置したシンクロナスリラクタンスモータであって、
    前記ロータコアは、1つ以上のスリットとコア層とを径方向に交互に並べて形成したフラックスバリアを周方向に極数分有し、
    前記シンクロナスリラクタンスモータは、前記スリットのq軸線上における径方向幅の総和と前記磁気ギャップ長との比率をkとし、d軸からの進み角度を通電位相βとした位相の電流が前記巻線に通電されて回転が制御され、
    前記コア層のうち、d軸からψ=arctan(tanβ/(1+0.2k))の角度に引いたロータ中心を通る直線と前記ロータの外周とが交わる点Pから周方向に最も近い位置にあるコア層のq軸線上における径方向の幅が、他のコア層のq軸線上における径方向の幅よりも大きく、
    前記比率kが、34よりも大きく、67よりも小さい値に設定されている
    シンクロナスリラクタンスモータ。
  2. 前記通電位相βが、0°よりも大きく、90°よりも小さい値に設定されている
    請求項1に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  3. 前記通電位相βが、56°から85°の範囲に設定されている
    請求項1に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  4. 前記通電位相βが、66°から75°の範囲に設定されている
    請求項1に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  5. 前記通電位相βがarctan(1+0.2k)−5[°]からarctan(1+0.2k)+5[°]の範囲に設定されている
    請求項1に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  6. 前記ロータコアは、薄板鋼板を前記シャフトの軸方向に積層して形成されている
    請求項1から請求項までの何れか1項に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  7. 前記ロータコアは、前記薄板鋼板の圧延方向を揃えたロータコアシートを積層して形成したロータコア組を複数個用い、各前記ロータコア組の圧延方向を等しい角度だけ回転させて積層して形成される
    請求項に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  8. 前記ロータコア組の個数は、前記ロータコアの極数の約数の自然数倍の個数である
    請求項に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  9. 前記ロータコア組の個数は、前記ロータコアの極数の自然数倍の個数である
    請求項に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  10. 前記ロータコアシートは、d軸から前記ψの角度に引いたロータ中心を通る直線と前記ロータの外周とが交わる点Pから周方向に最も近い位置にあるコア層に、1極あたり少なくとも1つかしめが形成されている
    請求項から請求項までの何れか1項に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  11. 前記スリットと前記ロータコアの外周との間に形成されるブリッジの径方向幅が、前記薄板鋼板の板厚の2倍以下である
    請求項から請求項10までの何れか1項に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
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