JP5581929B2 - ワイヤハーネスの防水構造 - Google Patents

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Description

本発明はワイヤハーネスの防水構造に関し、特に、防水処理部の屈曲性低下を防ぐと共に外径の肥大化を低減するものである。
自動車に配索するワイヤハーネスの電線群中にノイズ対策用として用いられるシールド電線が増加している。該シールド電線は図5に示すように、複数の信号線となるコア線2(芯線2aを絶縁被覆2bで被覆している電線)と、これらコア線2を収束した状態でその外周に被せる金属編線からなるチューブあるいは外周に巻き付ける金属箔テープからなるシールド層3、該シールド層3の外周に設ける絶縁樹脂層の外皮(シース)4からなる。かつ、シールド電線1のシールド層3のアース接続は、図5(B)に示すように、前記金属編線を被せた場合は、先端から引き出した金属編線を縒ってドレン線5とし、また金属箔テープを巻き付けたシールド層3では金属箔テープに接触させた芯線を配置して前記コア線2と平行配線したドレン線を設けている。
前記シールド電線を含めたワイヤハーネスは、自動車のエンジンルーム内等の被水領域にも配索される。該被水領域では防水コネクタを用いて電線と機器あるいは電線同士を接続し、コネクタ内部への浸水を防止しているが、前記シールド電線では内部に金属製のシールド層が存在するため、電線内部への浸水を防止してシールド層の腐食を防止する必要がある。即ち、シールド電線1では、図6に示すように、前記外皮4およびシールド層3を先端から所要寸法あけた切断位置P1で切断して剥離してコア線2を露出させ、該コア線2を先端から所要寸法あけた位置で切断して芯線2aを露出させ、該芯線2aに端子6を接続している。
前記外皮4の切断端4aとシールド層3の切断端の間、シールド層3の切断端とコア線2、コア線同士の隙間から浸水が生じると、シールド電線1の内部に毛細管現象で水が吸い込まれ、シールド層3が水に接触して腐食が生じる恐れがある。
よって、シールド電線1の端末の切断端からの浸水を防止するため、従来から防水処理が施されている。
この種のシールド電線の防水処理方法として、特開2008−305634号公報では、図7に示すように、切断位置P1を跨いで、熱硬化性樹脂からなる止水剤7を充填した筒状のキャップ8を被せて被覆し、該キャップ8の一側部を外皮4に被せるとともに、他側部を切断位置P1から突出させたコア線2、ドレン線5の引き出し端側に被せて、防水処理部100を設けている。
また、図8(A)(B)に示すように、切断位置P1から引き出したコア線2の所要区間に止水剤7を充填して硬化させ、かつ、引き出したドレン線5を外皮4の外周面に折り曲げた後にテープTを巻き付け、その後、切断位置P1を跨いで止水剤7の充填箇所から外皮4の外周面にかけて熱収縮チューブ9を被せ、熱収縮処理して充填箇所の外周面に密着させると共に外皮4の外周面に密着させて、防水処理部20を設けている。
特開2008−305634号公報
図7および図8に示す従来の防水構造では、いずれも防水処理部は止水剤7が硬化するため硬くなり、かつ、電線の外径が増大する。
1つのワイヤハーネスW/Hを構成する電線群中のシールド電線の本数が増加しており、ワイヤハーネス端末のコネクタ接続部から防水処理部までの距離は全シールド電線で同一である。よって、図9に示すように、ワイヤハーネスW/Hの端末のコネクタ接続位置に近接する位置に全シールド電線の防水処理部20が集中することになり、該集中防水処理部50ではワイヤハーネスが曲がり難くなると共に、ワイヤハーネスW/Hの外径が肥大化する。
ワイヤハーネスW/Hの配索仕様に応じて前記集中防水処理部50を屈曲させる必要がある場合、該集中防水処理部50は曲がりにくいため大きな曲率となり配索ができなくなる事態も発生する。また、集中防水処理部50の外径が肥大化するため、ワイヤハーネスW/Hを外装材のコルゲートチューブ30内に収容できなくなる問題も発生する。この場合、コルゲートチューブのサイズを大きなサイズとすると収容できるが、サイズを大としたコルゲートチューブは配索経路上でスペースをとり、かつ、ワイヤハーネスの集中防水処理部50以外ではコルゲートチューブのサイズはワイヤハーネスの外径に対して大きすぎ、コルゲートチューブ30の軸線方向に設けられたスリット30aが口開きしやすくなる問題がある。
さらに、前記シールド電線端末の端子接続部における防水処理は、被水領域に配索するシールド電線以外の他の一般電線に対しても施す場合があり、該一般電線の防水処理部も同一箇所に集中するとワイヤハーネスが曲げにくくなると共に外径が肥大化する問題がある。
本発明は前記問題を解消せんとするもので、防水処理部が同一箇所に集中する集中防水処理部を無くし、ワイヤハーネスに曲げにくくなる箇所を生じないようにしてワイヤハーネスを仕様条件に対応して配索できるようにし、かつ、ワイヤハーネスの外径が部分的に肥大化しないようにし、外装材としてコルゲートチューブに収容する場合にコルゲートチューブのサイアップを不要にできるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、1つのワイヤハーネスを構成する電線群中で防水処理部を設ける複数本のシールド電線を第1グループと第2グループに分け、
各前記シールド電線に設ける前記防水処理部は、シールド電線の複数のコア線を囲むシールド層と該シールド層を囲む外皮の切断端面より前記シールド層と外皮の剥離部分に止水剤を充填すると共に、前記切断端面を挟む前記外皮の外周面から該切断端面を越えて先端側の前記止水剤充填して硬化する止水剤充填側の外周にかけて熱収縮チューブを被せて設けており、
各前記グループ内における複数のシールド電線は前記防水処理部の前記硬化する止水剤充填側の先端位置を10mmづつずらせて径方向に重ねずに前記ワイヤハーネスの軸線方向に分散配置し、かつ、
前記第2グループの防水処理部の止水剤充填側の先端と先端側に位置する前記第1グループの防水処理部の後端との間隔を50〜80mmとしていることを特徴とするワイヤハーネスの防水構造を提供している。
前記のように、各シールド電線に設ける防水処理部は、シールド電線の複数のコア線を囲むシールド層と該シールド層を囲む外皮の切断端面より前記シールド層と外皮の剥離部分に止水剤を充填すると共に、前記切断端面を挟む前記外皮の外周面から該切断端面を越えて先端側の前記止水剤充填して硬化する止水剤充填側の外周にかけて熱収縮チューブを被せて設けている。
即ち、前記防水処理部は、前記シールド層と外皮の切断端面に達するまでの剥離部分で止水剤が充填されて硬化された部分である前記止水剤充填側と、前記切断端面から後方の前記外皮が切断されていない後方側とからなり、先端側の前記止水剤充填側と前記後方側とに前記熱収縮チューブを被せて防水処理部を形成している。
なお、防水処理部は充填した止水剤は、ホットメルト等からなり、充填後所要時間経過すると硬化してシールド電線が曲がりにくくなるものである。
前記のように、防水処理部の位置をワイヤハーネスの軸線方向に分散することにより、一カ所に集中する場合よりワイヤハーネスを曲げ易くでき、かつ、ワイヤハーネス全体の外径を減少でき、外装材となるコルゲートチューブのサイズを大きくしなくてもよくなる。かつ、グループ間に設けた50〜80mの防水処理部が位置しない領域は曲がり易くなるため、ワイヤハーネスの屈曲支点としてワイヤハーネスの屈曲性を高めることができる。
第1グループまたは第2グループからなる1つのグループ内における防水処理部を設けるシールド電線の最大本数は4〜6本としている。例えば、1つのワイヤハーネス中に8本のシールド電線がある場合には、1つのグループのシールド電線の本数は4本づつとして分けている。
また、1つのグループ内における複数のシールド電線はそれぞれ防水処理部の位置は、硬くなる止水剤充填側の部分の長さに対応する約10mmづつずらせている。
しかしながら、シールド電線の本数が多く、外皮およびシールド層の先端からの剥離長さが設定値を越える場合には、1グループ内に防水処理部の位置を10mmずらせたシールド電線を2種類設け、10mmずらせた防水処理部を径方向に千鳥配置することが好ましい。
このように、1つのグループ内においても防水処理部、特に、止水剤が硬化する部分を径方向に重ねないようにすると、ワイヤハーネス全体として曲げやすくなり、かつ、部分的な外径の肥大化を低減できる。
また、シールド電線以外の一般電線においても絶縁被覆の切断端に止水剤を塗布して防水処理部を設ける場合は、前記シールド電線と共にグループ分けし、グループ間に間隔をあけると共にグループ内において防水処理部の位置をずらせることが好ましい。
前記のように、ワイヤハーネスを構成する複数本のシールド電線の防水処理部を一カ所に集中させず、ワイヤハーネスの軸線方向に分散させることにより、防水処理部で止水剤が硬化して曲げにくくなっても、この曲げにくくなった防水処理部を分散させることでワイヤハーネス全体としての屈曲性の低下を抑制してワイヤハーネスを仕様条件に応じて配索することができる。かつ、外径が肥大化する防水処理部を分散することでワイヤハーネス全体の外径を部分的に肥大化させず、ワイヤハーネスをコルゲートチューブ内に通す場合に該コルゲートチューブのサイズアップを図る必要はない。
本発明の実施形態のワイヤハーネスを示す図面である。 (A)は前記ワイヤハーネスを構成するシールド電線の要部拡大断面図、(B)は(A)の切断位置P1の断面図である。 前記ワイヤハーネスの防水処理部の位置を示す説明図である。 本発明の変形例のワイヤハーネスの防水処理位置を示す説明図である。 シールド電線を示し、(A)は断面図、(B)はシールド電線の金属編線のシールド層で形成したドレン線を示す図面である。 シールド電線の端末に端子を接続した状態を示す図面である。 従来例のシールド電線の防水処理部を示す図面である。 (A)(B)は他の従来例のシールド電線の防水処理部を示す図面である。 従来の問題点を示すシールド電線を収束したワイヤハーネスの説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示すワイヤハーネス10は、自動車のエンジンルーム内に配索するものであり、該エンジンルーム内は被水領域である。該ワイヤハーネス10を構成する電線群中にはシールド電線11が複数本(本実施形態では8本)含まれており、かつ、シールド電線11以外の電線12も含まれている。該ワイヤハーネス10の一端には、前記8本のシールド電線11の端末に防水コネクタ14を接続し、エンジンルーム内に搭載したECU(電子制御ユニット)15のコネクタ嵌合部15aに接続している。シールド電線11以外の一般電線12には他の防水コネクタ(図示せず)を接続している。即ち、ワイヤハーネス10の一端側では8本のシールド電線11を収束した枝線10A、他の電線群の枝線10Bとが分岐している。
前記枝線10Aの防水コネクタ14に接続する各シールド電線11は、前記図5と同様に、4本のコア線2を金属編線チューブからなるシールド層3で囲み、該シールド層3を絶縁樹脂層の外皮4で被覆した構成からなる。
図2(A)に示すように、シールド電線11の防水処理部は、シールド電線11の先端P2から所要寸法はなれた切断位置P1でシールド層3と外皮4とを切断し、該切断位置P1から先端P2間のシールド層3と外皮4とを剥離し、コア線2をシールド層3の切断端3aと外皮4の切断端4aから引き出している。
前記引き出した各コア線2も先端P2から所要寸法離れた切断位置P3で絶縁被覆2bを切断して芯線2aを露出させている。この露出させた芯線2aおよび切断位置P3に隣接する絶縁被覆2bにそれぞれ端子6のバレル6a、6bを加締め圧着して接続している。かつ、前記外皮4の切断位置P1に沿った外周面にテープTを巻き付けている。
また、各シールド電線11は、切断位置P1から引き出されたコア線2の隙間およびシールド層3の切断端3aと外皮4の切断端4aにホットメルトからなる止水剤7を充填している。この充填した止水剤7が硬化した後に熱収縮チューブ9を切断位置P1を挟む外皮4の外周面から止水剤7の充填位置の外周面にかけて被せ、熱収縮温度で加熱して収縮させ、熱収縮チューブ9を前記外周面に密着させている。このように、8本の各シールド電線11にそれぞれ、前記止水剤7を充填し熱収縮チューブ9を被せた防水処理部20を設けている。
該防水処理部20の熱収縮チューブ9を被せた部分の長さは約20mmであり、該防水処理部20の止水剤充填側20aの長さは約10mmであり、該止水剤充填側20aは硬化して曲がりにくくなると共に外径が増大する部分である。
前記8本のシールド電線11のうち、図3に示すように、5本のシールド電線11a〜11eを第1グループG1、3本のシールド電線11g〜11iを第2グループG2としてグループ分けしている。
前記第1グループG1のシールド電線11a〜11eのうち、シールド電線11aの防水処理部20の止水剤充填側20aの部分(以下、止水剤充填側部20aと称す)の先端位置(端子6との接続の先端位置)をシールド電線11aの先端から80mmの位置に設けている。該シールド電線11aの止水剤充填側部20aの先端位置とシールド電線11bの止水剤充填側部20aの先端位置とを10mmの寸法をあけて位置させ、ワイヤハーネス10の軸線方向と直交する径方向に重ねないようにしている。
即ち、シールド電線11aの切断位置P1は先端から90mmの位置、シールド電線11bの切断位置P1は先端から100mmの位置としている。
同様に、シールド電線11c、11d、11eの切断位置P1を順次10mm間隔をあけて位置させて設け、シールド電線11eの切断位置P1は先端から130mmの位置としている。
このように、第1グループG1の5本のシールド電線11a〜11eの防水処理部の止水剤充填側部20aの先端位置を10mmづつあけて位置させ、止水剤充填側部20aが径方向でかさならないようにしている。
第2グループG2の3本のシールド電線11g〜11iでは、シールド電線11gの防水処理部20の止水剤充填側20aの先端位置第1グループG1のシールド電線11eの防水処理部20の後端位置は80mmあけた位置としている。よって、シールド電線11gの切断位置P1は先端から210mmの位置である。シールド電線11h、11iの止水剤充填側20aは第1グループと同様にそれぞれ10mmづつずらせている。シールド電線11iの切断位置は先端から230mmの位置である。シールド電線ではシールド層3および外皮4の剥離長さは最大300mmとすることが好ましいため、前記230mmの剥離長さは許容範囲である。
ワイヤハーネス10を構成するシールド電線11には前記のように防水処理部20を設けているが、本実施形態では、シールド電線以外の他の電線12には防水処理部は設けていない。
ワイヤハーネス10の枝線10Aを構成する電線群中で8本のシールド電線11a〜11iの防水処理部20の硬化すると共に外径が増大する止水剤充填側20aは、前記のように第1グループG1、第2グループG2内でそれぞれ10mmづつずらせて重ならないようにしているため、同一のワイヤハーネス10の断面において防水処理部20の止水剤充填側20aは1つだけとなる。かつ、第1グループG1の後側位置の防水処理部20の後端と第2グループG2の前側位置の防水処理部20の先端との間の寸法Mは80mmあけているため、この間には防水処理部20が存在しないこととなる。
前記のように、枝線10Aでは、硬くなると共に外径が増大する防水処理部20の止水剤充填側を重ねずに軸線方向に分散しているため、第1グループG1、第2グループG2の位置のいずれも屈曲性の低下を殆ど無くすことができ、かつ、第1グループG1と第2グループG2の間の区間Mには防水処理部がないため屈曲性の低下を完全に無くすことができる。よって、枝線10Aを屈曲させる時に前記区間Mが屈曲支点となって第1グループG1、第2グループG2の部分も無理なく屈曲させることができ、ワイヤハーネスの配索性能を阻害しない。
また、径方向に防水処理部20の止水剤充填側20aを重ねていないため、枝線10Aの局部的な外径の肥大化を防止できる。よって、該枝線10Aにコルゲートチューブ30を被せて枝線10Aを保護する場合、コルゲートチューブ30のサイズを大きくする必要はなく、枝線の配索箇所にスペースをとらない。
図4は前記実施形態の変形例を示し、シールド電線11の本数が6本と少ない場合である。
この場合、防水処理部20の全体長さ分だけ位置ずれさせており、シールド電線11a〜11cを第1グループG1、シールド電線11d〜11fを第2グループG2としてグループ分けしている。第1グループG1ではシールド電線の防水処理部20の間隔を20mmずらせ、第2グループG2で同様としている。また、第1グループG1と第2グループG2の間隔も80mmずらせている。
1、11 シールド電線
2 コア線
3 シールド層
4 外皮
7 止水剤
9 熱収縮チューブ
10 ワイヤハーネス
10A 枝線
20 防水処理部
20a 止水剤充填
30 コルゲートチューブ
P1 切断位置

Claims (1)

  1. 1つのワイヤハーネスを構成する電線群中で防水処理部を設ける複数本のシールド電線を第1グループと第2グループに分け、
    各前記シールド電線に設ける前記防水処理部は、シールド電線の複数のコア線を囲むシールド層と該シールド層を囲む外皮の切断端面より前記シールド層と外皮の剥離部分に止水剤を充填すると共に、前記切断端面を挟む前記外皮の外周面から該切断端面を越えて先端側の前記止水剤充填して硬化する止水剤充填側の外周にかけて熱収縮チューブを被せて設けており、
    各前記グループ内における複数のシールド電線は前記防水処理部の前記硬化する止水剤充填側の先端位置を10mmづつずらせて径方向に重ねずに前記ワイヤハーネスの軸線方向に分散配置し、かつ、
    前記第2グループの防水処理部の止水剤充填側の先端と先端側に位置する前記第1グループの防水処理部の後端との間隔を50〜80mmとしていることを特徴とするワイヤハーネスの防水構造。
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