JP6210971B2 - 止水構造及びワイヤハーネス - Google Patents
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Description
図1において、引用符号Wはワイヤハーネスを示す。このワイヤハーネスWは、本発明の止水構造を採用してなる止水構造部1をハーネス端末63(図8参照)に有する。ワイヤハーネスWは、高電圧のシース付き導電路2と、低圧電線3と、これらシース付き導電路2及び低圧電線3を収容保護する丸形コルゲートチューブ4(管体)と、シース付き導電路2の端末に設けられるシールドコネクタ64(図8参照)と、このシールドコネクタ64に取り付けられるゴムブーツB(図7参照)とを含んで構成される。
シース付き導電路2は、二本の絶縁線心7と、この二本の絶縁線心7を一括して覆う導電性の筒状の編組8(シールド部材)と、編組8の外側に設けられる絶縁性のシース9とを備えて構成される。シース付き導電路2は、シース9にて編組8が保護される。
絶縁線心7は、特に図示しないが導体と絶縁体とを備えて構成される。上記導体は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により断面円形に形成される。導体に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は円形(丸形)になる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよいものとする。以上のような導体は、この外面に絶縁性の樹脂材料からなる絶縁体が押出成形される。
編組8は、二本の絶縁線心7を一括して覆う電磁シールド用の金属部品(電磁波対策用のシールド部材)であって、多数の金属素線を筒状に編んでなる公知のものが採用される。編組8は、例えば二本の絶縁線心7の全長とほぼ同じ長さに形成される。
シース9は、上記絶縁体と同様に熱可塑性樹脂材料を用いて編組8の上に押出成形される。シース9は、断面長円形状の被覆として形成される。シース9は、所定の厚みを有して形成される。また、シース9は、所定長さで除去することが容易になるように形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。尚、公知の熱収縮チューブで代替してもよいものとする。
止水構造部1は、シース付き導電路2におけるシース端部6が生じる部分を覆う筒状外装部材10と、第一テープ巻き部11、第二テープ巻き部12、及び第三テープ巻き部13とを備えて構成される。
筒状外装部材10は、両端部が開口し且つスリットのない筒状に形成される。筒状外装部材10は、本実施例において、柔軟性を有する断面長円形状の平形コルゲートチューブが採用される(丸形であってもよいものとする。この他、柔軟性を有するパイプ等であってもよいものとする)。筒状外装部材10は、シース付き導電路2よりも若干大きい程度のサイズに形成される(丸形コルゲートチューブ4に対してはこれよりも小さなサイズに形成される)。筒状外装部材10は、所望の長さに形成される。
第一テープ巻き部11は、シース端部6の部分に施されてなるテープ巻きの部分として形成される。第一テープ巻き部11は、シース端部6を挟んで編組8とシース9とに跨り止水用のテープをラップさせながらテープ巻きして形成される。尚、第一テープ巻き部11の形成は任意であるが、本実施例のように形成することが好ましいものとする。第一テープ巻き部11は、所望の長さに形成される。第一テープ巻き部11は、例えば熱収縮チューブで代替することも可能である。
第二テープ巻き部12は、筒状外装部材11の下方の端部(一方の端部)に施されるテープ巻きの部分として形成される。第二テープ巻き部12は、筒状外装部材11の下方の端部をシース9に対し防水可能に固定する部分であって、止水用のテープをラップさせながらテープ巻きして形成される。第二テープ巻き部12は、所望の長さに形成される。第二テープ巻き部12は、例えば熱収縮チューブで代替することも可能である。
第三テープ巻き部13は、筒状外装部材11の上方の端部(他方の端部)に施されるテープ巻きの部分として形成される。第三テープ巻き部13は、止水用のテープをラップさせながら筒状外装部材11の上方の端部と編組8とをテープ巻きして形成される。第三テープ巻き部13は、所望の長さに形成される。本実施例においては、ゴムブーツB(図7参照)を取り付ける位置までの比較的長い範囲にわたって形成される(発明が解決しようとする課題の欄で挙げた長くて大きなゴムブーツを採用する必要はない)。第三テープ巻き部13は、例えば熱収縮チューブで代替することも可能である。
次に、図2ないし図7を参照しながら止水構造部1の形成について説明をする。止水構造部1は、本実施例において、以下の第一工程から第四工程までを順に経る。
図2及び図3において、第一工程では、丸形コルゲートチューブ4の端部5から導出されたシース付き導電路2に対しシース9を所定長さで除去する作業が行われる。この作業が行われると、シース9にシース端部6が形成される。また、このシース端部6から編組8が露出する。
図4において、第二工程では、シース端部6を挟んで編組8とシース9とに跨りテープ巻きをして第一テープ巻き部11を形成する作業が行われる。この作業が行われると、シース端部6の部分において止水信頼性が向上する。尚、第一テープ巻き部11は、本実施例においてシース端部6の部分にのみ図示のように配置形成されるが、これは上方の編組露出部分14で十分な屈曲性を確保するためである。第一テープ巻き部11は、形成範囲が適宜設定されるものとする。
図5及び図6において、第三工程では、シース付き導電路2に筒状外装部材10を挿通する作業と、筒状外装部材11の下方の端部(一方の端部)をシース9に防水可能に固定する作業とが行われる。これらの作業が行われると、第一テープ巻き部11にて止水されたシース端部6と、第一テープ巻き部10の上方の編組露出部分14とが筒状外装部材10によって覆われる。また、第二テープ巻き部12が形成される。シース端部6の部分は止水され、飛水があっても、また、例えばシース9の側から水位が上がってきても(水入り想定ラインLを越えて水位が上がってきても)、水分がシース端部6にまで到達することはない。尚、上記防水とは、水はねなどの飛水を防止することができる程度の防水や、水位が上がってきて外側が水没状態になっても内側へは完全に水分の浸入を防止することができる密着状態の防水(水密状態にする)、或いは、外側が水没状態になっても内側への浸入はある程度の時間稼ぎができる程度の防水、のことを言うものとする。本発明を設ける箇所に応じて「防水」のねらいを適宜設定し対応すればよい。本実施例においては、ある程度の時間稼ぎができる程度の防止としてテープ巻きが採用される。
図6及び図7において、第四工程では、筒状外装部材11の上方の端部(他方の端部)と、露出した状態にある編組8とに跨って第三テープ巻き部13を形成する作業が行われる。この作業が行われると、筒状外装部材11の上方の端部も止水され、結果、水分の浸入に対して更に有効になる。尚、第三テープ巻き部13は、上方に比較的長い範囲で形成される。そして、第三テープ巻き部13の形成後は、この端部に小型のゴムブーツBが取り付けられる。
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明の止水構造部1によれば、シース9を所定長さで除去した時に生じるシース端部6を筒状外装部材10にて覆う構造である。また、筒状外装部材10の下方の端部(一方の端部)をシース9に対し水密に固定する構造である。従って、飛水があっても、また、例えばシース9の側から水位が上がってきても(水入り想定ラインLを越えて水位が上がってきても)、水分がシース端部6にまで到達することがなく、結果、止水をすることができるという効果を奏する。
ここで、本発明の止水構造部1を設けてなるワイヤハーネスWの配索状態について、図8を参照しながら説明をする。
Claims (3)
- 一又は複数本の絶縁線心と、該一又は複数本の絶縁線心を一括して覆うシールド部材と、該シールド部材の外側に設けられるシースとを備えるシース付き導電路の、前記シースを所定長さで除去してシース端部が生じる部分の止水構造において、
筒状外装部材と、第一テープ巻き部と、第二テープ巻き部と、第三テープ巻き部とを備え、
前記筒状外装部材は、両端部が開口し且つスリットのない筒状に形成され且つ柔軟性を有して前記開口と前記筒状とが保たれ且つ前記シース付き導電路との間に生じる空間も保たれるコルゲートチューブ又はパイプであり、
前記第一テープ巻き部は、前記シース端部を挟んで前記シースと前記シールド部材とに跨りテープ巻きをすることにより形成され且つ前記シース付き導電路に挿通された前記筒状外装部材により覆われる部分にも形成され、
前記第二テープ巻き部は、前記シース付き導電路の配索時に下方の端部に相当する前記筒状外装部材の一方の端部と、前記シース端部近傍の前記シースとをテープ巻きにて防水可能に固定することにより形成され、
前記第三テープ巻き部は、前記配索時に上方の端部に相当する前記筒状外装部材の他方の端部と、前記シールド部材とをテープ巻きにて固定することにより形成される
ことを特徴とする止水構造。 - 請求項1に記載の止水構造において、
前記シース付き導電路を管体に収容して自動車に配索する際、水入り想定ラインよりも高い位置に前記管体の端部及び当該止水構造を採用してなる止水構造部を配設する
ことを特徴とする止水構造。 - 自動車に配索されて電気的な接続を行うワイヤハーネスにおいて、
当該ワイヤハーネスのハーネス端末には、請求項1又は2に記載の止水構造を採用してなる止水構造部を設ける
ことを特徴とするワイヤハーネス。
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