JP5494951B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置に関し、特に被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持手段が被噴射媒体の裏面に対し吸引力を作用させて被噴射媒体を吸着保持させる吸引孔を有する液体噴射装置に関する。
以下、液体噴射装置の一例としての記録装置、その中でも特にインクジェットプリンターを例にして説明する。インクジェットプリンターの中には、下記の特許文献1、2に示すように、記録実行中の被噴射媒体(以下「用紙」ともいう)の姿勢を安定させるために液体噴射実行領域に供給された用紙を支持する被噴射媒体支持手段(以下「用紙支持部」ともいう)に、エアの吸引によって用紙を吸着保持する為の吸引溝を形成したインクジェットプリンターが存在する。
吸引溝の底部には吸引孔が設けられており、吸引孔からの吸引力と、吸引溝の上部に供給された用紙によって吸引溝の上面が閉塞されることによって生起される負圧とによって、当該用紙を吸着保持するようになっている。
また、インクジェットプリンターの中には、用紙の被記録面の全面に亘って記録を実行し得る、いわゆる縁無し記録対応のインクジェットプリンターがあり、このようなインクジェットプリンターには、用紙の規格サイズに対応した位置に縁無し記録時に打ち捨てられたインクを受けて回収するためのインク受け(凹部)が設けられている(特許文献2)。
このインク受けについては、例えば特許文献2において、インク受けの底部には回収用の開口部が形成されており、該開口部は、連通路を介して吸引源に接続されている。そして、該インク受け内に打ち捨てられたインクは前記吸引源の負圧吸引力を受けて排出され、廃インク貯留部に導かれる。また、該インク受けには前記負圧吸引力が作用するので、当該インク受け上に送られた用紙は前記負圧によって吸着保持される。
特開2007−98936号公報 特開2008−254218号公報
しかしながら、吸引溝の底部に設けられた吸引孔は、縁無し記録時に発生したインクミストやインクそのもの(インクミストよりも大きいインク滴)を吸い込んでしまい、吸引ファンによる排気とともに装置外部に排出され、装置の周辺を汚損してしまうという虞があった。
また、吸引溝の底面にインクが堆積していくと、インク溜まりとなり、そしてこの様な大きなインクの塊がやがて吸引作用により吸引孔の縁から内部に引きずり込まれてしまい、その結果用紙支持部の内部が汚損されたり、或いは上記の様に吸引ファンによる排気とともに装置外部に排出され、装置の周辺を汚損してしまうという虞があった。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、インクやインクミストを直接的に或いは間接的に吸引孔から吸い込んでしまうことを、軽減或いは防止することにある。
上記課題を解決するための液体噴射装置の1つの態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、被噴射媒体の搬送経路に設けられ、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持手段と、を備え、前記被噴射媒体支持手段は、被噴射媒体の裏面に対し吸引力を作用させて被噴射媒体を吸着保持させる吸引孔と、被噴射媒体から外れた液体を受ける第1の凹部と、前記吸引孔が設けられた第2の凹部と、を有し、前記第1の凹部と前記第2の凹部とが連通しており、前記第2の凹部を介して前記第1の凹部に吸引力を作用させるように構成され、前記吸引孔の縁が、前記吸引孔の周囲より高く***する形状を成している、ことを特徴とする。
また、本発明の第1の態様に係る液体噴射装置は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、被噴射媒体の搬送経路に設けられ、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持手段と、を備え、前記被噴射媒体支持手段は、被噴射媒体の裏面に対し吸引力を作用させて被噴射媒体を吸着保持させる吸引孔を有し、前記吸引孔の縁が、前記吸引孔の周囲より高く***する形状を成していることを特徴とする。

本態様によれば、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持手段に形成された吸引孔は、その縁が、吸引孔の周囲より高く***する形状を成しているので、仮に吸引孔の周囲に液体溜まりが生じても、この液体の塊が吸引孔の内部に引きずり込まれてしまうことを防止することができる(堰き止め効果)。
また、吸引作用により生じる空気の流れが、上記***する形状によって、吸引孔の周囲の面から上方に、つまり被噴射媒体の裏面に向かう様になる。これにより、液体或いはミスト化した液体が、吸引孔に入り込む前に被噴射媒体の裏面に衝突し、付着する作用が得られ、液体或いはミスト化した液体が吸引孔に吸い込まれてしまうことを防止でき、或いはその程度を軽減させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記被噴射媒体支持手段は、被噴射媒体の端部から外れた領域に打ち捨てられる液体を受ける第1の凹部と、前記第1の凹部よりも被噴射媒体の内側寄りに前記第1の凹部に隣接して設けられるとともに、前記第1の凹部と連通する第2の凹部と、を有し、前記吸引孔が、前記第2の凹部に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、被噴射媒体の端部から外れた領域に打ち捨てられる液体を受ける第1の凹部に隣接した位置に設けられた第2の凹部に上記吸引孔が設けられていることから、液体がミスト化し易い位置に上記吸引孔の***形状が配置されたことで、上述した第1の態様の作用効果を効果的に得ることができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記吸引孔の縁が、当該吸引孔の外側から内側に向かってスロープ状に***する様に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、上記吸引孔の縁が、外側(周囲)から内側に向かってスロープ状に***する様に形成されているので、上述した吸引作用により生じる空気の流れ、即ち吸引孔の周囲の面から被噴射媒体の裏面に向かう空気の流れが、より一層整えられる。これにより、液体或いはミスト化した液体が、吸引孔に入り込む前に被噴射媒体の裏面に衝突し、付着する作用が得られ、液体或いはミスト化した液体が吸引孔に吸い込まれてしまうことをより確実に防止でき、或いはその程度をより確実に軽減させることができる。
本発明に係るインクジェットプリンターの側断面概略図。 本発明に係るインクジェットプリンターの第1媒体支持部材周辺の斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンターの第1媒体支持部材の切断斜視図。 第1媒体支持部材における吸引孔周辺の断面図。 他の実施形態に係る第1媒体支持部材における吸引孔周辺の断面図。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明に係る液体噴射装置或いは記録装置の一実施形態であるインクジェットプリンター1の、用紙搬送経路の側断面概略図、図2は第1媒体支持部材25周辺の斜視図、図3は第1媒体支持部材25(25L)の切断斜視図、図4は第1媒体支持部材25(25L)における吸引孔25c周辺の断面図である。また、図5は他の実施形態に係る第1媒体支持部材25’における吸引孔25c周辺の断面図である。
以下、インクジェットプリンター1の全体構成について説明する。インクジェットプリンター1は、装置底部に用紙給送装置2を備えており、この用紙給送装置2が備える用紙カセット3から被噴射媒体或いは被記録媒体の一例としての記録用紙Pを送り出し、中間ローラー12にて湾曲反転させてインクジェット記録ヘッド23の側へと給送し、記録を行う構成を備えている。尚、装置後方には図1において図示を省略するロール紙ホルダが設けられており、このロール紙ホルダから繰り出されたロール紙に対しても記録が実行可能となっている。
以下、用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。用紙給送装置2は用紙カセット3と、ピックアップローラー11と、中間ローラー12と、リタードローラー13と、ガイドローラー14、15と、を備えている。
プリンター装置本体に対して着脱可能な用紙カセット3には、エッジガイド5、6が設けられており、用紙送り出し方向に対し用紙両側に配置されたエッジガイド5(他方側のエッジガイドは図示省略)により、用紙Pのサイドエッジが規制される。尚、エッジガイド6は、用紙後端エッジを規制するエッジガイドであり、用紙送り出し方向にスライド可能に設けられている。
用紙カセット3に収容された用紙Pの先端と対向する位置には分離斜面7aを備えた分離部材7が設けられており、ピックアップローラー11により送り出される用紙Pの先端が分離斜面7aに摺接しつつ下流側へ給送されることで、給送されるべき最上位の用紙Pと、これに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pとの予備的な分離が行われる。
ピックアップローラー11は、揺動軸9aを中心にして図1の時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能な揺動部材9に軸支されており、且つ、図示しない駆動モーターの動力によって回転駆動されるように設けられている。ピックアップローラー11は、用紙給送時には用紙カセット3に収容された用紙Pの最上位のものに接して回転することにより、最上位の用紙Pを用紙カセット3から送り出す。
用紙カセット3から送り出された用紙Pは、湾曲反転区間に入る。この湾曲反転区間には、中間ローラー12と、リタードローラー13と、ガイドローラー14、15、のこれらローラーが設けられている。
中間ローラー12は、用紙Pを湾曲反転させる湾曲反転経路の内側を形成する大径ローラーであり、図示を省略する駆動モーターによって回転駆動される。そして図1の反時計回り方向に回転することにより、用紙Pを巻回しながら下流側へと搬送する。
リタードローラー13は所定の回転摩擦抵抗が付与された状態で中間ローラー12に対して圧接及び離間可能に設けられており、中間ローラー12との間で用紙Pをニップすることにより、給送されるべき最上位の用紙Pと、これに連れられて重送されようとする次位以降の用紙Pとを分離する。
ガイドローラー14、15は自由回転可能なローラーであり、そのうちガイドローラー15は中間ローラー12との間で用紙Pをニップすることにより、中間ローラー12による用紙送りを補助する。
次に、中間ローラー12の下流側には、搬送駆動ローラー19と搬送従動ローラー20とが設けられている。搬送駆動ローラー19は、図示を省略する駆動モーターにより回転駆動され、搬送従動ローラー20は、搬送駆動ローラー19との間で用紙Pをニップし、用紙Pの搬送に伴って従動回転する。
搬送駆動ローラー19の下流側には、液体噴射手段或いは記録手段を構成するインクジェット記録ヘッド23が用紙搬送経路に対して対向配置されている。インクジェット記録ヘッド23はキャリッジ22の底部に設けられ、このキャリッジ22は図示を省略する駆動モーターの動力を受けて主走査方向(図1の紙面表裏方向)に往復動するよう設けられる。尚、符号24はキャリッジ22を主走査方向に案内するガイド軸を示している。
用紙搬送経路においてインクジェット記録ヘッド23と対向する位置には、被噴射媒体支持手段を構成し、記録用紙Pを支持する第1媒体支持部材25が設けられ、更にその下流側には第2媒体支持部材28が設けられ、これら支持部材によって記録用紙Pが支持されることにより記録面とインクジェット記録ヘッド23とのギャップが規定される。
尚、インクジェットプリンター1は例えば最大A2サイズまでの大判用紙に記録が可能な大判プリンターであり、装置サイズが大きいため、第1媒体支持部材25は用紙幅方向に2つの部材(25R、25L)により構成されている。第2媒体支持部材28も同様に、用紙幅方向に2つの部材(28R、28L)により構成されている。
尚、記録用紙Pを搬送する際の用紙幅方向の基準位置は図2の右側であり、図2の左側に設けられた第1媒体支持部材25Lには、右側に設けられた第1媒体支持部材25Rよりも、多くのインク吸収材26(インク打ち捨て溝25a)が設けられている。尚、インク吸収材26やインク打ち捨て溝25aについては、後に詳述する。
次に、第2媒体支持部材28の下流側には、ローラー対から成る第1媒体排出手段30及び第2媒体排出手段33が設けられており、これら媒体排出手段により、記録の行われた記録用紙Pが、排紙スタッカー35に向けて排出されるよう構成されている。尚、排紙スタッカー35は伸縮自在に設けられており、図1は縮小した状態を示している。
以上がインクジェットプリンター1の大略構成であり、以下、図3〜図5を参照しながら第1媒体支持部材25について詳説する。第1媒体支持部材25は、上述の通り第1媒体支持部材25Lと第1媒体支持部材25Rとで構成されているが、各々に形成されたインク打ち捨て溝25a等は左右で同じである為、以下では図2の左側の第1媒体支持部材25(25L)を例に説明する。
第1媒体支持部材25の上面には、用紙幅方向に渡って「第1の凹部」としてのインク打ち捨て溝25aが形成されている。インク打ち捨て溝25aは、記録用紙Pの端部Pt(図4において図示:本実施形態では用紙幅方向の端部)に縁無し記録を行う際に、用紙端部Ptから外れた領域に打ち捨てられるインクを受ける凹部であり、あらかじめ使用が想定されるサイズの記録用紙Pの端部Ptに対応する位置に配置されている。
このため、インク打ち捨て溝25aは、第1媒体支持部材25の上面において用紙幅方向に沿って複数形成されている。そして、各インク打ち捨て溝25aの底面には、インクを吸収するインク吸収材26が配設されている。尚、第1媒体支持部材25の下部には図示を省略する廃液タンクが設けられており、インク打ち捨て溝25aに打ち捨てられたインクは、インク打ち捨て溝25aの底面に形成された排出孔(不図示)を通って前記廃液タンクへと排出される様になっている。
次いで、各インク打ち捨て溝25aよりも用紙内側寄り(図2、図3において右側)に隣接する位置には、「第2の凹部」としての凹部(吸引溝)25bが形成されており、この凹部25bの底面25eには、吸引孔25cが形成されている。吸引孔25cは、図示を省略するファン装置に接続されており、当該ファン装置が稼働することにより、記録用紙Pの裏面に対し吸引力を作用させて、記録用紙Pを吸着保持させる。尚、第1媒体支持部材25には、インク打ち捨て溝25aよりも用紙内側寄りに隣接する凹部25b以外の凹部にも、適宜形成されており、用紙幅方向に渡って均一に用紙を吸着するように構成されている。
次に、インク打ち捨て溝25a及び凹部25bは、その両隣が用紙支持部25fにより形成されており、用紙支持部25fが記録用紙Pを支持する一方で、インク打ち捨て溝25aと凹部25bとの間の用紙支持部25fには溝25gが形成されており、この溝25gによって、インク打ち捨て溝25aと凹部25bとが連通した状態に形成されている。
ここで、吸引孔25cの縁25dは、吸引孔25cの周囲を構成する底面25eよりも一段高く***する形状を成す様に形成されている。以下、当該吸引孔25の***した縁25dの作用効果について説明する。
インク打ち捨て溝25aと凹部25bとが溝25gにより連通した状態に形成されているため、仮に記録用紙Pがインク打ち捨て溝25aと凹部25bの双方を覆う場合(用紙サイズが大きい場合)、凹部25bのみならずインク打ち捨て溝25aの領域全体に渡って負圧が形成され、用紙が吸着されるので、用紙吸着効果をより一層効果的に得ることができる。
しかしながら、凹部25bの底面25eに設けられた吸引孔cは、縁無し記録時に発生したインクミストやインクそのもの(インクミストよりも大きいインク滴)を吸い込んでしまい、インクが吸引ファンによる排気とともに装置外部に排出され、装置の周辺を汚損してしまうという虞がある。また、凹部25bの底面25eにインクが堆積していくと、インク溜まりとなり、そしてこの様な大きなインクの塊がやがて吸引孔25cに入り込んでしまい、その結果装置内部が汚損されたり、或いは上記の様に吸引ファンによる排気とともに装置外部に排出され、装置の周辺を汚損してしまうという虞がある。
しかしながら、吸引孔25cは、その縁25dが、周囲より高く***する形状を成しているので、仮に吸引孔25cの周囲にインク溜まりが生じても、このインクの塊が吸引孔25cの内部に容易に落ち込んでしまうことを防止することができる(堰き止め効果)。
また、吸引作用により生じる空気の流れが、吸引孔25cの縁25dの***する形状によって、図4において矢印Qで示す様に吸引孔25cの周囲から上方に、つまり記録用紙Pの裏面に向かう様になる。これにより、インク或いはミスト化したインクが、吸引孔25cに入り込む前に記録用紙P裏面に衝突し、付着する作用が得られ、インク或いはミスト化したインクが吸引孔25cに吸い込まれてしまうことを防止でき、或いはその程度を軽減させることができる。
尚、縁25dの形状は、種々の変形を行うことができる。例えば、図6に示す第1媒体支持部材25’(25L’)に形成された縁25d’の様に、吸引孔25cの周囲から内側に向かってスロープ状に(符号Sで示す部分)***する様に形成することもできる。
この様に形成することで、吸引作用により生じる空気の流れ、即ち吸引孔25cの周囲から記録用紙Pの裏面に向かう空気の流れが、より一層整えられる。これにより、インク或いはミスト化したインクが吸引孔25cに吸い込まれてしまうことをより効果的に防止でき、或いはその程度を軽減させることができる。
尚、本実施形態ではインクジェットプリンター1としてシリアル型の液体噴射装置、即ちインクジェット記録ヘッド23が用紙幅方向に移動しながら記録を行う液体噴射装置を例にして説明したが、これに限定されないことは言うまでもなく、例えば記録ヘッドが固定的に設けられた、所謂ラインヘッド型の液体噴射装置にも適用可能である。
また、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材(被搬送材)に記録を行うプリンター、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒材に相当する被噴射材(被搬送材)に噴射して、前記液体を前記被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
1 インクジェットプリンター、2 媒体給送装置、3 媒体カセット、5、6 エッジガイド、7 分離部材、9 揺動部材、11 ピックアップローラー、12 中間ローラー、13 リタードローラー、14、15 ガイドローラー、19 搬送駆動ローラー、
20 搬送従動ローラー、22 キャリッジ、23 インクジェット記録ヘッド、25 第1媒体支持部材、25a インク打ち捨て溝、25b 凹部、25c 吸引孔、25d 縁、25e 底面、25f 用紙支持部、25g 溝、26 インク吸収材、28 第2媒体支持部材、30 第1媒体排出手段、33 第2媒体排出手段、35 排紙スタッカー、P 記録用紙、Pt 用紙端部

Claims (2)

  1. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
    被噴射媒体の搬送経路に設けられ、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持手段と、を備え、
    前記被噴射媒体支持手段は、被噴射媒体の裏面に対し吸引力を作用させて被噴射媒体を吸着保持させる吸引孔と、
    被噴射媒体から外れた液体を受ける第1の凹部と、
    前記吸引孔が設けられた第2の凹部と、を有し、
    前記第1の凹部と前記第2の凹部とが連通しており、前記第2の凹部を介して前記第1の凹部に前記吸引力を作用させるように構成され、
    前記吸引孔の縁が、前記吸引孔の周囲より高く***する形状を成している、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項に記載の液体噴射装置において、前記吸引孔の縁が、当該吸引孔の外側から内側に向かってスロープ状に***する様に形成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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