JP2009179415A - ペーパー排出機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペーパー載置部(排出トレイ5)におけるペーパーP1,P2の載置位置を安定させることが可能なペーパー排出機構(デカールユニット)を提供する。
【解決手段】第1ローラ(搬送ローラ81)と該第1ローラの周りに移動可能に構成された第2ローラ(デカールローラ82)とからなり、該第2ローラが第1の位置にあるときに、該両ローラでペーパーを挟持するとともに該両ローラの少なくとも一方が駆動手段により回転駆動されることで、該ペーパーをペーパー載置部へ排出するローラ対と、第2ローラの位置を、前記第1の位置と、該第1の位置よりもペーパー排出側に位置する第2の位置とに切り換えるローラ位置切換手段(位置変更ローラ83)とを設け、このローラ位置切換手段を、ペーパーの後端部がペーパー載置部へ排出される際に、第2ローラの位置を第1の位置から第2の位置へ切り換える。
【選択図】図6

Description

本発明は、ペーパー搬送経路の終端部に設けられ、該終端部まで搬送されてきたペーパーを該終端部から、該終端部よりも低い高さ位置に配設されたペーパー載置部へ排出するペーパー排出機構に関する技術分野に属する。
従来より、写真プリントシステム等において、プリンタ本体内に、ペーパーが搬送されるペーパー搬送経路が設けられていることはよく知られている。このペーパー搬送経路の終端部は、プリンタ本体のペーパー排出口近傍に位置しており、該終端部まで搬送されてきたペーパー(プリント済みのペーパー)が、該終端部に設けたローラ対等のペーパー排出機構によって、該終端部からペーパー排出口を介して排出される。
前記プリンタ本体の外側における前記ペーパー排出口近傍には、ペーパーを受け止めて載置する、受け皿やベルト搬送装置(コンベヤ)のベルト等からなるペーパー載置部が配設されている。このペーパー載置部がベルト搬送装置である場合には、該ベルト搬送装置のベルト上に載置されたペーパーを、該ペーパーの排出方向と直交する方向に搬送して、ペーパー集積部にオーダごとに集積するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−83684号公報
ところで、前記ペーパー載置部は、通常、ペーパー搬送経路の終端部よりも低い高さ位置に配設されており、このため、該終端部からペーパー載置部へ排出されるペーパーの先端は、重力により垂れて、ペーパー載置部の上面又はその上に載置されたペーパーの上面を滑りながら排出されることになる。このため、ペーパーの後端部が排出された後は、ペーパーの先端に作用する摩擦抵抗のために、ペーパー停止位置が安定せず、ペーパーの載置位置がペーパー毎に異なってしまう。特にロール状に巻かれた長尺状のペーパーを所定の長さに切断して排出する場合には、通常、プリント面が外側になるように巻かれているとともに、プリント面を上向きにして排出するため、その排出されるペーパーは、その長さ方向中央部が両端部よりも上側に突出するようにカールしており、このため、ペーパーの載置位置のばらつきがより一層大きくなる。このようにペーパーの載置位置がばらつくと、特にペーパーをベルト搬送装置により搬送して集積部等へ渡す場合に、その受け渡しに支障を来す可能性が高くなる。
ここで、ペーパーの排出速度を或る程度速くするようにすれば、ペーパー停止位置、つまりペーパーの載置位置を安定させることが可能になる。
しかしながら、例えば、プリンタ本体内における排出口近傍に、ペーパーのプリント面に付着したインクを乾燥させる乾燥部が配設されている場合には、そのインクを確実に乾燥させるために排出速度を遅くしなければならず、ペーパーの排出速度を速くすることは困難になる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ペーパーの排出速度を速くすることが困難な場合であっても、ペーパー載置部におけるペーパーの載置位置を安定させることが可能なペーパー排出機構を提供することにある。
前記の目的を達成するために、この発明では、第1ローラと該第1ローラの周りに移動可能に構成された第2ローラとからなり、該第2ローラが該第2ローラの移動経路上の第1の位置にあるときに、該両ローラでペーパーを挟持するとともに該両ローラの少なくとも一方が駆動手段により回転駆動されることで、該ペーパーをペーパー載置部へ排出するローラ対と、前記第2ローラの位置を、前記第1の位置と、該第2ローラの移動経路上における該第1の位置よりもペーパー排出側に位置する第2の位置とに切り換えるローラ位置切換手段とを設け、このローラ位置切換手段を、ペーパーの後端部がペーパー載置部へ排出される際に、前記第2ローラの位置を前記第1の位置から前記第2の位置へ切り換えるように構成した。
具体的には、請求項1の発明では、ペーパー搬送経路の終端部に設けられ、該終端部まで搬送されてきたペーパーを該終端部から、該終端部よりも低い高さ位置に配設されたペーパー載置部へ排出するペーパー排出機構を対象とする。
そして、第1ローラと該第1ローラの周りに移動可能に構成された第2ローラとからなり、該第2ローラが該第2ローラの移動経路上の第1の位置にあるときに、該両ローラで前記ペーパーを挟持するとともに該両ローラの少なくとも一方が駆動手段により回転駆動されることで、該ペーパーを前記ペーパー載置部へ排出するローラ対と、前記第2ローラの位置を、前記第1の位置と、該第2ローラの移動経路上における該第1の位置よりもペーパー排出側に位置する第2の位置とに切り換えるローラ位置切換手段とを備え、前記ローラ位置切換手段は、前記第1ローラと前記第1の位置にある第2ローラとで前記ペーパーを前記ペーパー載置部へ排出中において当該ペーパーの後端部が該ペーパー載置部へ排出される際に、前記第2ローラの位置を前記第1の位置から前記第2の位置へ切り換えるように構成されているものとする。
前記の構成により、第2ローラは、ペーパーの後端部をペーパー載置部へ排出する際に、第1の位置から第2の位置へ移動するので、この移動に伴って、ペーパーの後端部に第2ローラから排出方向の力が付与されて、ペーパーは排出方向に加速されることになる。これにより、ペーパーの後端部以外の部分が排出されるときの排出速度が遅くても、ペーパーの後端部が排出されるときに排出速度が速くされるので、ペーパー載置部におけるペーパーの載置位置が安定するようになる。また、ペーパーの後端部以外の部分が排出されるときの排出速度を遅くすることで、例えば、ペーパーのプリント面に付着したインクを確実に乾燥させるようにすることができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記第1の位置は、前記第1ローラの回転軸心が前記第2ローラの回転軸心よりもペーパー排出側となる位置であり、前記第2の位置は、前記第2ローラの回転軸心が前記第1ローラの回転軸心よりもペーパー排出側となる位置であって該両ローラによるペーパー挟持が解除される位置であるものとする。
このことにより、第2ローラの第1の位置から第2の位置への移動ストロークを長くして、ペーパー後端部の排出速度を出来る限り速くすることができる。また、第1の位置では、ペーパーがカールしている場合に、そのペーパーのカール矯正(デカール)を行うことが容易にできるようになり、ペーパー載置部におけるペーパーの載置位置をより一層安定させることが可能になる。さらに、第2の位置では、ペーパー挟持が解除されるので、次のペーパーが第1及び第2ローラ間にスムーズに進入するようになり、次のペーパーの先端が第1又は第2ローラに突っ掛かるのを防止することができる。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記第1ローラと前記第1の位置にある第2ローラとで前記ペーパーを前記ペーパー載置部へ排出中において当該ペーパーの後端部が該ペーパー載置部へ排出される際に、前記駆動手段により回転駆動されるローラの回転駆動速度が速くなる側に変化するように構成されているものとする。
このことで、第2ローラの第1の位置から第2の位置への切換えと相俟って、ペーパーを排出方向により一層大きく加速することができ、ペーパー載置部におけるペーパーの載置位置をより一層安定させることができる。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、前記ローラ対は、プリンタ本体内に設けられたペーパー搬送経路の終端部であって該プリンタ本体のペーパー排出口近傍に設けられているものとする。
このことにより、カールしたペーパーを用いる写真プリントシステムのプリンタに最適なペーパー排出機構が得られる。
以上説明したように、本発明のペーパー排出機構によると、ペーパーの後端部が該ペーパー載置部へ排出される際に、第2ローラの位置を第1の位置から該第1の位置よりもペーパー排出側に位置する第2の位置へ切り換えるようにしたので、そのペーパーを排出方向に加速することができ、ペーパー載置部におけるペーパーの載置位置を安定させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係るペーパー排出機構としてのデカールユニットを備えたインクジェットプリンタAの外観を示し、図2〜図5は、インクジェットプリンタAの内部構成を示す。このインクジェットプリンタAは、写真プリントシステムに用いられるものであって、例えば、画像データを取得して必要な補正処理等を行う受付ブロックから通信ケーブルを介して伝送される画像データに基づいてプリントペーパーP1,P2に印刷を行うものであって、ロール状に巻かれた長尺のプリントペーパーP2の一端を引き出して当該プリントペーパーP2(以下、ロールペーパーP2と呼ぶ)のプリント面に印刷を行う自動印刷と、予め所定のサイズに切断されたシート状のプリントペーパーP1(以下、シートペーパーP1と呼ぶ)のプリント面(印刷面に相当)に印刷を行う手差印刷とを実行可能に構成されている。
なお、以下の説明において、特にシートペーパーP1とロールペーパーP2を区別する必要がないときは、シートペーパーP1及びロールペーパーP2のことをプリントペーパーP1,P2と言う。また、プリント面とは、印刷が行われる面を意味し、シートペーパーP1のプリント面は、シートペーパーP1を手差トレイ7(図5参照)にセットしたときに決まるものである。具体的には、シートペーパーP1を手差トレイ7にセットしたときに、上側を向く面がプリント面とされている。また、ロールペーパーP2のプリント面は、ロールペーパーP2がロール状に巻かれた状態にあるときに、径方向外側を向く面がプリント面とされている。
−全体構成−
図1〜図5に示すように、前記インクジェットプリンタAは、プリンタ本体部90と、シートペーパーP1を手差しによりセットしてプリンタ本体部90内に供給するための手差トレイ7と、プリンタ本体部90から排出されたプリントペーパーP1,P2を受け止めて載置するためのペーパー載置部としての排出トレイ5とを備えている。
前記プリンタ本体部90は、筐体6と、この筐体6内の下部に設けられ、プリント面を外側にしてロール状に巻かれたロールペーパーP2が収容されるロールペーパー収容部1と、筐体6の上部(ロールペーパー収容部1の上側)に設けられ、手差トレイ7から供給されたシートペーパーP1のプリント面又はロールペーパー収容部1から引き出されたロールペーパーP2のプリント面に対して、画像データに基づいて印刷を行うプリント部2(図2、図5参照)と、筐体6の下部においてロールペーパー収容部1の両側側方に位置し、プリント部2に供給されるインクを貯留しておくためのインク貯留部3と、筐体6に開閉自在に取り付けられた扉部材95の上部に設けられ、扉部材95が閉状態にあるときに手差トレイ7にセットされたシートペーパーP1をプリント部2に向かって搬送供給するローラユニット200とを備えている。
前記筐体6の上部で且つプリント部2の搬送方向の下流側には、プリント後のプリントペーパーP1,P2の不要な部分を切断するためのローラカッター41と、プリントペーパーP1,P2の裏面に整理番号を印字するための裏面印字ユニット4と、プリント部2で印刷されたプリントペーパーP1,P2を乾燥させる乾燥ユニットU6と、プリント部2で印刷されたプリントペーパーP1,P2をさらに下流側に搬送する排出ユニットU4と、ロールペーパーP2のカールを矯正するデカール処理を行うデカールユニットU7とが配設されている。このデカールユニットU7のペーパー搬送方向の下流側には、筐体6のペーパー排出口から外側へ突出するように設けられ且つデカールユニットU7から排出されるプリントペーパーP1,P2を受け止めて載置するための排出トレイ5が配設されている。
本実施形態1では、筐体6において排出トレイ5の側(図3に記載した排出側)を筐体前側といい、排出トレイ5と反対側(図3に記載した供給側)を筐体後側といい、筐体前側から見て左側を筐体左側といい、右側を筐体右側と言う。従って、図5の左右方向が筐体前後方向となり、図5の紙面と垂直な方向が筐体左右方向となる。この筐体左右方向は、前記手差トレイ7にセットされ且つ搬送されるシートペーパーP1の幅方向、及びロールペーパー収容部1に収容され且つ搬送されるロールペーパーP2の幅方向と一致する。
−ペーパー搬送機構−
図5に示すように、インクジェットプリンタAには、前記ロールペーパー収容部1からロールペーパーP2を引き出して所定のペーパー搬送経路に沿って搬送するペーパー搬送機構が設けられている。このペーパー搬送機構は、前記ペーパー搬送経路を構成すべく、ロールペーパーP2を供給する供給ユニットU1から順に、供給ユニットU1、プリントユニットU2、カッターユニットU3、乾燥ユニットU6、排出ユニットU4、及びデカールユニットU7を備えており、プリント部2に配設されたプリントユニットU2のペーパー搬送経路上に位置するプリントペーパーP1,P2のプリント面に対して画像データの印刷が行われるようになっている。
なお、本実施形態1では、プリントユニットU2に対して、供給ユニットU1からロールペーパーP2を供給する以外にも、手差トレイ7からシートペーパーP1を引き込んでプリント部2へと搬送供給できるように構成された手差し供給ユニットU5も備えている。
前記ペーパー搬送機構は、ロールペーパーP2への印刷時には、ロールペーパー収容部1にセットされたロールペーパーP2を、供給ユニットU1によってプリントユニットU2に搬送供給し、それから、その供給されたロールペーパーP2をプリントユニットU2によって搬送しながらプリントヘッドHにより画像データの印刷を行う。そして、印刷されたロールペーパーP2をカッターユニットU3に搬送して該カッターユニットU3で所定のプリントサイズに切断した後、乾燥ユニットU6でロールペーパーP2を乾燥させ、デカールユニットU7でデカール処理しながら排出トレイ5に送り出す。なお、以下の説明では、前記印刷時においてロールペーパーP2が搬送されるときの搬送方向上流側及び下流側を、それぞれ、単に上流側及び下流側という。
前記供給ユニットU1は、ロールペーパー収容部1内にロールペーパーP2をロール状に巻いて収容するための巻芯ローラ21と、巻芯ローラ21から引き出されたロールペーパーP2の幅方向の位置決めを行うための幅規制ローラ22と、図示しない電動モータによって、ロールペーパーP2を搬送するように回転駆動される搬送駆動ローラ24と、該搬送駆動ローラ24に対向配置され、搬送駆動ローラ24との間にロールペーパーP2を挟持するように搬送駆動ローラ24に圧着される2つの圧着ローラ25とを備えている。
そして、前記供給ユニットU1は、搬送駆動ローラ24の回転駆動によって、ロールペーパーP2をロールペーパー収容部1から引き出してプリント部2側へ搬送するように構成されている。
前記搬送駆動ローラ24は、図示しない電動モータによって、ロールペーパーP2をロールペーパー収容部1から引き出してプリント部2側へ搬送する正方向の回転と、該ロールペーパーP2をロールペーパー収容部1内へ戻す逆方向の回転とが可能なように構成されている。
これにより、プリント部2よりも下流側のカッターユニットU3でロールペーパーP2の印刷済みの部分を所定サイズに切断した後、切断後のロールペーパーP2を上流側に戻して該ロールペーパーP2の先頭から印刷を行ったり、切断後のロールペーパーP2をロールペーパー収容部1内に戻しておいて、手差し供給ユニットU5により単票状のプリントペーパーをプリント部2に供給して印刷を行ったりすることができるようにしている。また、ロールペーパーP2を新たなものに交換する際にも、ロールペーパー収容部1の外側に引き出されているロールペーパーP2をロールペーパー収容部1内に戻すことができる。
前記プリントユニットU2は、プリントペーパーP1,P2に対してインクを吐出して画像を形成するプリントヘッドHと、プリントペーパーP1,P2をプリントヘッドHにより印刷を行うことが可能な位置に吸着保持するペーパー保持部Dと、このペーパー保持部Dの下流側に配設された圧着型のプリント搬送ローラ33とを備えている。なお、供給ユニットU1の搬送駆動ローラ24及び圧着ローラ25は、プリントユニットU2にも兼用されており、プリントペーパーP1,P2をプリントユニットU2において搬送する役割を果たす。
前記プリントヘッドHは、プリントペーパーP1,P2の幅方向(筐体左右方向)と一致する主走査方向X(図3参照)に延びるレール30に沿って移動可能に構成されている。具体的には、駆動モータ32の回転力がプーリを介して駆動ベルト31に伝達され、駆動ベルト31の回転量に応じてプリントヘッドHが主走査方向Xに移動するようになっている。
また、プリントヘッドHは、主走査方向Xと垂直であってプリントペーパーP1,P2の移動方向(筐体前後方向)と一致する副操作方向Y(図3参照)に並ぶ2つのヘッドユニット38(図5参照)を有しており、これら二つのヘッドユニット38に設けられているインク吐出ノズル(図示省略)からインクを吐出することで、プリントペーパーP1,P2に対して所定の画像や文字等を印刷できるようになっている。
前記インク貯留部3は、それぞれ、インクジェットプリンタAの左右両側に配置された箱状のケース61(図4参照)を備えており、該ケース61内には、互いに色相の異なるインクが封入された7つのインクカートリッジ62が着脱可能に収容されている(図4では、左側に3つ右側に4つのカートリッジが収容されている)。従って、これらのインクカートリッジ62をケース61から着脱することにより、使用中又は使用済みのものを新しいものに交換できるようになっている。なお、これらのインクカートリッジ62にはそれぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、レッド(R)、バイオレット(V)及びクリア(CL:透明)の各インクが封入されている。
前記カッターユニットU3は、ローラカッター41を備えていて、このローラカッター41を回転させながらプリントペーパーP1,P2の長さ方向の所定位置で幅方向に移動させることで、該プリントペーパーP1,P2を所定のサイズ(長さ)に切断するように構成されている。
前記ローラカッター41の下方には、切断によるプリントペーパーP1,P2の切り屑を回収するためのカッター屑回収箱65が配設されている。このカッター屑回収箱65は、作業者が取っ手66を持って筐体前側へスライドさせて筐体6の外部へ取り出すことができるようになっており、カッター屑回収箱65内に収容された切り屑を廃棄できるようになっている。
また、前記カッターユニットU3で切断されたプリントペーパーP1,P2は、圧着型の搬送ローラ43により、排出ユニットU4へと搬送される。なお、カッターユニットU3と排出ユニットU4との間には、裏面印字ユニット4が配設されており、この裏面印字ユニット4において、この部分を通過するプリントペーパーP1,P2の裏面(下面)に整理番号等が印字される。
前記排出ユニットU4は、プリントペーパーP1,P2を搬送してデカールユニットU7へ排出するための2組の圧着型の排出ローラ45,46を有している。
ここで、前記搬送ローラ43、及び排出ローラ45,46は、図示しない電動モータによって、それぞれ同期して回転駆動するようになっている。さらに、後述するデカールユニットU7の搬送ローラ81及びデカールローラ82も同様に、前記電動モータによって、搬送ローラ43、及び排出ローラ45,46に同期して回転駆動するようになっている。このことで、前記電動モータは、搬送ローラ81及びデカールローラ82の両方を回転駆動する駆動手段を構成することになる。なお、搬送ローラ81及びデカールローラ82の両方を回転駆動する必要はなく、一方のローラのみ(好ましいのは搬送ローラ81)を回転駆動するようにしてもよい。
また、前記搬送ローラ43、及び排出ローラ45,46は、上流側の搬送駆動ローラ24及びプリント搬送ローラ33で搬送されたプリントペーパーP1,P2の先端部がローラ間に挟持される前に、その圧着が解除されるようになっている。
具体的に、前記搬送駆動ローラ24及びプリント搬送ローラ33からプリントペーパーP1,P2が搬送ローラ43に向かって搬送されてくると、プリントペーパーP1,P2の先端部が搬送ローラ43に当接する前に上側のローラが上方に移動してその圧着が解除される。同様に、搬送ローラ43を通過したプリントペーパーP1,P2が排出ローラ45,46に向かって搬送されてくると、プリントペーパーP1,P2の先端部が排出ローラ45,46にそれぞれ当接する前に上側のローラが上方に移動してその圧着が解除される。このようにすれば、プリントペーパーP1,P2の先端部が搬送ローラ43、及び排出ローラ45,46に引っ掛かってプリントペーパーP1,P2が折れ曲がる等の不具合を解消することができる。
また、前記プリントユニットU2で画像印刷後、カッターユニットU3でプリントペーパーP1,P2を切断する前には、搬送ローラ43、及び排出ローラ45,46において上方に移動させていた上側のローラをそれぞれ同時に圧着位置に戻すことで、プリントペーパーP1,P2を挟持するようにしている。このようにすれば、ペーパー切断時にプリントペーパーP1,P2が位置ずれしなくなり、正確に切断することができる。
前記乾燥ユニットU6は、図6に示すように、前記排出ユニットU4の2組の圧着型の上流側及び下流側の排出ローラ45,46の間に設けられており、筐体6のペーパー排出口の上方近傍に形成された吸入口48から筐体6内に空気を吸入し、吸入した空気を加熱して乾燥風として送風するものである。
前記乾燥ユニットU6は、プリントペーパーP1,P2のペーパー搬送経路上に設けられた乾燥室71と、乾燥室71に乾燥風を送風する乾燥装置72と、吸入口48から吸入された空気を乾燥装置72まで導く外部カバー70とを備えている。この乾燥室71は、プリントペーパーP1,P2を挟んで対向する上側区画壁71aと下側区画壁71bとで区画され、乾燥装置72からプリントペーパーP1,P2に吹き付けられた乾燥風を滞留させる滞留空間を構成している。
前記乾燥装置72は、筐体6の吸入口48を介して外部から乾燥装置72内に空気を取り込むために筐体6左右方向に間隔をあけて複数配置された吸入ファン73と、吸入ファン73で取り込んだ空気を加熱する加熱ヒータ74と、乾燥装置72の下端部に設けられペーパー搬送方向の下流側に向かって開口して加熱ヒータ74で加熱された乾燥風を搬送方向の下流側に吹き付ける排気ノズル部75とを備えている。
前記外部カバー70は、筐体6のペーパー排出口よりも上方位置に設けられ、筐体6の吸入口48から吸入された空気を外部カバー70内部の流通空間76を流通させて吸入ファン73まで導くためのものである。外部カバー70の表面には、開閉可能なリアドア77が設けられている。このような乾燥ユニットU6を設けることで、プリントヘッドHからプリントペーパーP1,P2に吐出させたインクが未だ乾燥していない場合であっても、乾燥風の吹き付けによりインクの乾燥を促進することができる。
−デカールユニット−
以下、本発明の特徴部分である、デカールユニットU7の構成について説明する。図6に示すように、このデカールユニットU7(後述の搬送ローラ81及びデカールローラ82からなるローラ対)は、プリンタ本体部90の筐体6内に設けられたペーパー搬送経路の終端部であって該筐体6のペーパー排出口近傍に設けられていて、該終端部まで搬送されてきたプリントペーパーP1,P2を該終端部から前記筐体6のペーパー排出口を介して前記排出トレイ5へ排出するものである。この排出トレイ5は、前記ペーパー搬送経路の終端部(ペーパー排出口)よりも低い高さ位置に配設されており、排出トレイ5とペーパー搬送経路の終端部との間に段差が生じている。
そして、デカールユニットU7は、ロールペーパーP2のカールを矯正するデカール処理を行う役割も有していて、搬送ローラ81(第1ローラに相当)と該搬送ローラ81の周りに移動可能に構成された第2ローラとからなるローラ対と、搬送ローラ81に対するデカールローラ82の相対位置を変更する位置変更ローラ83(ローラ位置切換手段)とを備えている。また、搬送ローラ81の上流側には、搬送されるプリントペーパーP1,P2の動きに連動して回転するフリーローラ80が配設されている。
前記搬送ローラ81は、図7及び図8に示すように、プリントペーパーP1,P2の幅方向に延びるローラ軸81aと、ローラ軸81aの軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数のローラ部81b,81b,…とで構成されている。
そして、前記搬送ローラ81の下流側には、搬送ローラ81から排出トレイ5側に排出したプリントペーパーP1,P2の後端部が、搬送ローラ81側に巻き込まれないようにガイドしながら排出トレイ5にスムーズに送り出すためのガイド部材92が配設されている。このガイド部材92は、搬送ローラ81の下縁部分を覆うようにその軸方向に延びてプリントペーパーP1,P2を排出トレイ5側に導く左右一対のガイド板92b,92bと、ローラ部81b,81b,…間に対応してガイド板92bの上縁部に突設され、ローラ部81b,81b,…間にプリントペーパーP1,P2の後端部が巻き込まれないようにガイドする突設部92a,92a,…とを備えている。
前記デカールローラ82は、搬送ローラ81よりも外径が小さく且つプリントペーパーP1,P2の幅方向に連続して延びており、搬送ローラ81のローラ面に略沿って移動可能に設けられている。
具体的に、前記デカールローラ82の軸端部は、レバー部84に対して回動自在に取り付けられている。このレバー部84は、側面視で下流側に向かって先端部が2つに分岐した略コ字状の取付部84aと、取付部84aの上流側下部から斜め下方に延びる当接部84bとを備えている。そして、取付部84aの略コ字状の上側先端部にはデカールローラ82が回動自在に取り付けられ、下側先端部にはレバー軸85が取り付けられていて、レバー軸85を中心にレバー部84を回動させることで、デカールローラ82が搬送ローラ81のローラ面に略沿って移動可能に構成されている。
また、前記レバー部84には、当接部84bと、フリーローラ80の上流側に配設された取付ブラケット91との間に跨るように付勢バネ86が取り付けられており、レバー部84が図6における反時計回りに付勢されて、デカールローラ82が後述する圧着解除位置に位置付けられる。
前記レバー部84の上流側には、当接部84bに当接しながら押圧してレバー部84を付勢バネ86の付勢力に抗して時計回りに回転させる位置変更ローラ83が配設されている。この位置変更ローラ83は、幅方向に延びる回転軸を中心として回動自在な本体部83aと、本体部83aの上端部に回動自在に取り付けられ且つ当接部84bに当接するローラ部83bとを備えており、前記本体部83aが、不図示のパルスモータによって、前記回転軸回りに回動するようになっている。
そして、前記位置変更ローラ83は、該位置変更ローラ83のローラ部83bをレバー部84の当接部84bに当接させながら、位置変更ローラ83の回転角度を変更して押圧させることで、搬送ローラ81に対するデカールローラ82の相対位置を変更するようにしている。
具体的に、図9に示すように、位置変更ローラ83のローラ部83bをレバー部84の当接部84bに当接させない場合には、レバー部84は付勢バネ86の付勢力によって最も左端位置となる圧着解除位置に位置付けられる。この圧着解除位置では、デカールローラ82がペーパー搬送経路に対して搬送ローラ81とは反対側に離れていて、搬送ローラ81とデカールローラ82との間に所定の隙間H(プリントペーパーP1,P2の厚みよりも大きい)が設けられ、プリントペーパーP1,P2の圧着が解除される。つまり、搬送ローラ81及びデカールローラ82によるプリントペーパーP1,P2の挟持が解除される。また、デカールローラ82の回転軸心が搬送ローラ81の回転軸心よりもペーパー排出側に位置する。なお、位置変更ローラ83の本体部83aには検出片87が取り付けられ、この検出片87が透過センサ88から左方向に外れた状態のときに、デカールローラ82が圧着解除位置に位置付けられていることが検出される。
このような構成とすれば、画像形成時にペーパー搬送を停止した場合に、デカールローラ82を圧着解除位置に移動させることで、搬送ローラ81及びデカールローラ82によるプリントペーパーP1,P2の圧着が解除され、搬送ローラ81及びデカールローラ82の圧着痕がプリントペーパーP1,P2に残ってしまいプリント品質が劣化するという不具合を解消することができる。
次に、図10に示すように、位置変更ローラ83の本体部83aを反時計回りに回動させてローラ部83bをレバー部84の当接部84bに当接させながら、透過センサ88が検出片87を検出するまで押圧することで、付勢バネ86の付勢力に抗してレバー部84を時計回りに回転させて、プリントペーパーP1,P2をデカールしないで搬送する搬送位置にデカールローラ82を位置付ける。この搬送位置では、搬送ローラ81及びデカールローラ82でプリントペーパーP1,P2を挟持するとともに該両ローラ81,82が回転駆動されることで、該プリントペーパーP1,P2を排出トレイ5へ排出する。また、この搬送位置では、デカールローラ82が搬送ローラ81よりも上流側に配設されている。つまり、搬送ローラ81の回転軸心がデカールローラ82の回転軸心よりもペーパー排出側に位置する。
このような構成とすれば、搬送ローラ81及びデカールローラ82をペーパー搬送方向に対して垂直方向に並べて配設した場合に比べて、両ローラ81,82間に隙間を設けることができ、両ローラ81,82間の圧着力を弱めてプリントペーパーP1,P2に加わる負荷を軽減することができる。このとき、プリントペーパーP1,P2が若干撓んだ状態で搬送されることとなるため、プリントペーパーP1,P2が真っ直ぐ延びようとする復元力と、プリントペーパーP1,P2と両ローラ81,82との間の摩擦力によって、プリントペーパーP1,P2のコシの強さを利用したスムーズな搬送を実現できる。
そして、図11に示すように、位置変更ローラ83の本体部83aを反時計回りにさらに回動させて、ローラ部83bを、検出片87が透過センサ88から右方向に外れて検出されなくなるまでレバー部84の当接部84bに押圧させることで、ロールペーパーP2をデカールしながら搬送するデカール位置に位置付ける。このデカール位置においても、前記搬送位置と同様に、搬送ローラ81及びデカールローラ82でプリントペーパーP1,P2を挟持するとともに該両ローラ81,82が回転駆動されることで、該プリントペーパーP1,P2を排出トレイ5へ排出する。また、搬送ローラ81の回転軸心がデカールローラ82の回転軸心よりもペーパー排出側に位置する。
ここで、前記デカールローラ82がデカール位置に位置しているときのデカールローラ82と搬送ローラ81との隙間は、デカールローラ82が搬送位置に位置しているときの隙間よりも広くなるように設定されている。具体的に、前記デカールローラ82と搬送ローラ81との隙間は、デカールローラ82がデカール位置に位置しているときにはロールペーパーP2の厚みよりも広く設定される一方、搬送位置に位置しているときにはロールペーパーP2の厚みよりも狭く設定されている。
このようにすれば、前記デカールローラ82を搬送位置からデカール位置に移動させる際に、その隙間を徐々に変化させることで、ロールペーパーP2が真っ直ぐ延びようとする復元力に対して強い押圧力が急激に作用することを抑制でき、ロールペーパーP2に与えるダメージを最小限に抑えることができる。
前記デカール位置は、搬送ローラ81のローラ面に略沿って複数箇所(図11に仮想線でそれぞれ記載)設定されており、図11に示す例では、実線で記載されたデカールローラ82を基準のデカール位置として、この位置よりも時計回り方向にデカールローラ82を回動させたデカール力の強い強位置と、基準のデカール位置よりも反時計回り方向にデカールローラ82を回動させたデカール力の弱い弱位置と、弱位置よりもさらに反時計回り方向にデカールローラ82を回動させた最弱位置とが設定されている。そして、位置変更ローラ83は、最弱位置から強位置の間でデカールローラ82を移動させることで、ロールペーパーP2に加わるデカール力の強弱を調整するようにしている。
このような構成とすれば、カール形状に応じた適切なデカール力をロールペーパーP2に加えることができる。具体的に、ロール状に巻かれたロールペーパーP2の内周部近傍では、その曲率半径が小さいために強くカールしており、外周部では曲率半径が大きいために弱くカールしている。そのため、常に一定のデカール力でロールペーパーP2のカールを矯正するのではなく、カール形状に応じてデカール力の強弱を調整するようにすれば、最適なデカール力でロールペーパーP2のカールを矯正することができる。
また、ロールペーパーP2の長さが所定値以下であるときには、ロールペーパーP2に加えるデカール力を弱く設定する一方、ロールペーパーP2の長さが所定値以上であるときには、ロールペーパーP2に加えるデカール力を強く設定するようにしてもよい。すなわち、ロールペーパーP2の長さが長い方が撓みやすいために強くカールしていると判断して、デカール力を強くするようにしている。
さらに、ロールペーパーP2の材質に応じて、ロールペーパーP2に加えるデカール力を調整するようにしてもよい。すなわち、コシのある硬い材質のロールペーパーP2に対してはデカール力を強くするように設定する等、カールを矯正しやすい適切なデカール力をロールペーパーP2に加えるようにする。
この他にも、例えば、ロールペーパーP2の巻芯に設けたICチップ等にロールペーパーP2の製造日情報を記憶しておき、この製造日情報を読み取ることで、ロールペーパーP2の製造日からの経過期間に応じてロールペーパーP2に加えるデカール力の強弱を調整するようにしてもよい。すなわち、ロールペーパーP2からの製造日が所定期間を過ぎている場合には、ロールペーパーP2が強くカールしていると判断して、デカール力を強くすればよい。
本実施形態では、前記デカール位置又は搬送位置が、デカールローラ82の移動経路上の第1の位置に相当し、圧着解除位置が、デカールローラ82の移動経路上における第1の位置よりもペーパー排出側に位置する第2の位置に相当することになる。
前記乾燥ユニットU6の乾燥室71をなす下側区画壁71bの下流側の下面には、プリントペーパーP1,P2の前端部及び後端部を検出する検出センサ93が配設されている。この検出センサ93でプリントペーパーP1,P2の前端部を検出した場合には、その検出時点からプリントペーパーP1,P2を所定長さ搬送して、プリントペーパーP1,P2の先端部が搬送ローラ81に対応する位置に位置したときに、デカールユニットU7のデカールローラ82を、圧着解除位置からデカール位置又は搬送位置に移動させるようにしている。すなわち、デカールローラ82は、後述の如く圧着解除位置に待機しており、排出ユニットU4からデカールユニットU7に対してプリントペーパーP1,P2が受け渡しされる際に、搬送ローラ81及びデカールローラ82でスムーズにプリントペーパーP1,P2を挟持することができるようにしている。これにより、プリントペーパーP1,P2の先端部が搬送ローラ81及びデカールローラ82で引っ掛かってプリントペーパーP1,P2が折れ曲がる等の不具合を解消することができる。
また、前記検出センサ93でプリントペーパーP1,P2の後端部を検出した場合には、その検出時点からプリントペーパーP1,P2を所定長さ搬送して、プリントペーパーP1,P2の後端部がフリーローラ80と搬送ローラ81との間に位置したときに、デカールユニットU7のデカールローラ82をデカール位置又は搬送位置から圧着解除位置に移動させるようにしている。つまり、搬送ローラ81とデカール位置又は搬送位置にあるデカールローラ82とでプリントペーパーP1,P2を排出トレイ5へ排出中において当該プリントペーパーP1,P2の後端部が該排出トレイ5へ排出される際に、デカールローラ82の位置がデカール位置又は搬送位置から圧着解除位置へ切り換えられる。
このようにすれば、デカールローラ82のデカール位置又は搬送位置から圧着解除位置への移動に連動して、プリントペーパーP1,P2の後端部が一気に排出トレイ5側に移動されるため、プリントペーパーP1,P2の排出速度が増すこととなり、これにより、排出トレイ5にスムーズに受け渡しすることができ、排出トレイ5におけるプリントペーパーP1,P2の載置位置が安定するようになる。すなわち、排出トレイ5とペーパー搬送経路の終端部(ペーパー排出口)との間には段差があるために、プリントペーパーP1,P2の先端は、重力により垂れて、排出トレイ5の上面又はその上に載置されたプリントペーパーP1,P2の上面を滑りながら排出されることになり、プリントペーパーP1,P2の後端部が排出された後は、その先端に作用する摩擦抵抗によって、ペーパー停止位置、つまりペーパー載置位置が安定しない。しかし、前記のようにプリントペーパーP1,P2の後端部を排出する際の排出速度を速くすることで、ペーパー載置位置を安定させることができるようになる。一方、プリントペーパーP1,P2の後端部以外の部分が排出されるときの排出速度を遅くすることで、プリントペーパーP1,P2のプリント面に付着したインクを、乾燥ユニットU6により確実に乾燥させるようにすることができる。そして、プリントペーパーP1,P2の排出完了時には、デカールローラ82が圧着解除位置に位置するので、次のプリントペーパーP1,P2の先端部が来るまでそのまま待機していればよく、次のプリントペーパーP1,P2の受け渡しに際してデカールローラ82をわざわざ圧着解除位置に位置させる必要はない。
さらに、本実施形態では、プリントペーパーP1,P2の後端部がフリーローラ80と搬送ローラ81との間に位置したとき、つまり、搬送ローラ81とデカール位置又は搬送位置にあるデカールローラ82とでプリントペーパーP1,P2を排出トレイ5へ排出中において当該プリントペーパーP1,P2の後端部が該排出トレイ5へ排出される際に、デカールローラ82の圧着解除位置への移動に加えて、搬送ローラ81及びデカールローラ82の回転駆動速度が速くなる側に変化するようになっており、これにより、排出トレイ5におけるプリントペーパーP1,P2の載置位置がより一層安定する。
また、前記デカールユニットU7を乾燥ユニットU6の下流側に配設して、乾燥ユニットU6で乾燥された直後のロールペーパーP2をデカールするようにしたから、ロールペーパーP2のカールを適切に矯正する上で有利となる。すなわち、乾燥ユニットU6の乾燥風で加熱されたロールペーパーP2は非常に変形しやすい状態となっているため、この状態のロールペーパーP2をデカールユニットU7でデカールすれば、ロールペーパーP2を加熱していない場合に比べて高いデカール効果を得ることができる。
以上のように、本発明の実施形態1に係るデカールユニットU7を備えたインクジェットプリンタAによれば、ロール状に巻かれたロールペーパーP2が搬送された場合には、デカールローラ82をデカール位置に移動させてデカール処理を行うことでロールペーパーP2のカールを矯正する一方、シート状のシートペーパーP1が搬送された場合には、デカールローラ82を搬送位置に移動させてデカール処理を行うことなく排出トレイ5に搬送する等、搬送されたプリントペーパーP1,P2の種類に応じてデカールを行うか否かを切り換えるようにしたから、元々はカールの付いていなかったシートペーパーP1に対してデカール処理を行ってカールを付けてしまうことがなく、ロール状及びシート状のプリントペーパーP1,P2に対応することができる。
また、プリントペーパーP1,P2の後端部が排出トレイ5へ排出される際に、デカールユニットU7のデカールローラ82の位置をデカール位置又は搬送位置から圧着解除位置へ切り換えることで、プリントペーパーP1,P2を排出方向に加速するようにしたので、排出トレイ5におけるプリントペーパーP1,P2の載置位置を安定させることができる。
<実施形態2>
図12は、本発明の実施形態2に係るインクジェットプリンタの構成を示す斜視図である。前記実施形態1との違いは、排出トレイ5の代わりに搬送ユニット100及び集積ユニット110を設けた点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図12及び図13に示すように、このインクジェットプリンタAは、プリンタ本体部90と、プリンタ本体部90の下流側に配置された搬送ユニット100と、搬送ユニット100の搬送方向の下流側に配置された集積ユニット110とを備えている。なお、プリンタ本体部90は、前記実施形態1で説明したものと略同じ構成であるとし、以下の説明を省略する。
前記搬送ユニット100は、プリンタ本体部90の筐体6のペーパー排出口から排出されたプリントペーパーP1,P2を受け止めて載置するペーパー載置部を構成するものであって、載置されたプリントペーパーP1,P2を下流側にベルトコンベア式に搬送する搬送ベルト101と、搬送ベルト101を駆動する駆動ローラ102と、搬送ベルト101の搬送方向の上流側に配設された大判トレイ104とを備えている。なお、搬送ユニット100の搬送方向の下流側とは、筐体6右側(集積ユニット110の側)に向かう方向をいうものとする。
前記搬送ベルト101における筐体6のペーパー排出口に対応する位置は、ペーパー排出口を介して排出された直後のプリントペーパーP1,P2を受け止める載置領域R(厳密には、この載置領域Rがペーパー載置部に相当する)とされている。この搬送ベルト101における載置領域Rも、前記第1実施形態1における排出トレイ5と同様に、プリンタ本体部90の筐体6内に設けられたペーパー搬送経路の終端部(ペーパー排出口)よりも低い高さ位置に配設されている。そして、この搬送ユニット100は、筐体6のペーパー排出口を介して次に排出されるプリントペーパーP1,P2が載置領域Rに載置される前に、既に載置されているプリントペーパーP1,P2を載置領域Rから退避させるように搬送ベルト101を駆動制御するようになっている。
これにより、搬送ベルト101上でプリントペーパーP1,P2が重なり合うことがないため、プリントペーパーP1,P2上のインクが均一に乾燥しないことで生じるプリント画像の色ムラ等を抑制することができる。
なお、この搬送ベルト101の駆動制御は、既に載置されているプリントペーパーP1,P2が載置領域Rから退避したときに次のプリントペーパーP1,P2が排出されるように搬送速度を調整することで行われる。また、搬送ベルト101を一定速度で駆動し続けるのではなく、次のプリントペーパーP1,P2が搬送される際に既に載置されているプリントペーパーP1,P2を一気に載置領域R外に搬送する間欠送りとしてもよい。
ここで、前記搬送ユニット100は、搬送ベルト101上にL版等の写真サイズのプリントペーパーP1,P2が載置された場合には、搬送方向の下流側に配置された集積ユニット110に搬送するように駆動制御される一方、B5サイズやA4サイズ等の大判のプリントペーパーP1,P2が載置された場合には、搬送方向の上流側の大判トレイ104に搬送するように駆動制御される。このように、プリントペーパーP1,P2のサイズに応じて搬送方向を切り換えるようにすれば、ペーパーサイズ毎に適切な収容位置にプリントペーパーP1,P2を搬送することができる。
前記集積ユニット110は、搬送ユニット100の搬送方向の下流側に配置され、搬送ユニット100から搬送されたプリントペーパーP1,P2を集積するためのものであり、集積本体部111と、集積本体部111内に設けられ搬送ユニット100から搬送されたプリントペーパーP1,P2を載置させる集積プレート112と、互いに間隔をあけて配置された複数枚の集積プレート112をベルトコンベア式に筐体6後側方向に搬送する集積ベルト113とを備えている。
前記集積プレート112は、搬送ベルト101の下流側のプリントペーパーP1,P2の受け渡し位置では、プレート表面が水平で且つ搬送ベルト101のベルト面と略面一になるように待機しており、所定のプリントオーダーに対応した枚数が集積された後、次のオーダーのプリントペーパーP1,P2が搬送される前に、集積ベルト113により筐体6後側方向に搬送される。そして、水平に保持されていた集積プレート112のプレート面は、集積ベルト113による搬送途中で立ち上がり、プリントペーパーP1,P2をプリントオーダー毎に仕切る仕切板として機能するようになっている。
ここで、前記搬送ユニット100は、搬送ベルト101から集積ユニット110の集積プレート112へのプリントペーパーP1,P2の受け渡し時に、プリントペーパーP1,P2の搬送速度が所定速度以上となるように搬送ベルト101を駆動制御している。具体的には、搬送ベルト101と集積プレート112との間には隙間が設けられているため、搬送ベルト101の搬送速度が遅すぎると、この隙間にプリントペーパーP1,P2の端縁が入り込んでしまい、スムーズな受け渡しが行えなかったり、受け渡し自体が失敗するおそれがある。そこで、搬送ベルト101の搬送速度を、プリントペーパーP1,P2を安定して受け渡し可能な速度以上に制御して、確実にプリントペーパーP1,P2の受け渡しを行うことができるようにしている。
このようにプリントペーパーP1,P2を集積プレート112でプリントオーダー毎に仕切ることで、オーダー毎のプリントペーパーP1,P2の整理を容易に行うことができる。また、プリントペーパーP1,P2の収容枚数を増やすことができるから、作業者が画像印刷後のプリントペーパーP1,P2を取り除く作業回数が少なくて済み、作業効率が向上する。
本実施形態においても、前記実施形態1と同様に、プリンタ本体部90の筐体6内に設けられたペーパー搬送経路の終端部にデカールユニットU7(搬送ローラ81及びデカールローラ82からなるローラ対)が配設されており、このデカールユニットU7により、プリントペーパーP1,P2が筐体6のペーパー排出口を介して搬送ベルト101における載置領域Rに排出される。このようにペーパー載置部が搬送ベルト101である場合には、通常、排出トレイ5よりもペーパー搬送経路の終端部(ペーパー排出口)との段差が大きく、このために、プリントペーパーP1,P2の先端に作用する摩擦抵抗が大きくて、プリントペーパーP1,P2の載置位置がばらつき易くなるが、本実施形態においても、前記実施形態1と同様に、プリントペーパーP1,P2の後端部がフリーローラ80と搬送ローラ81との間に位置したときに、デカールユニットU7のデカールローラ82がデカール位置又は搬送位置から圧着解除位置に移動するとともに、搬送ローラ81及びデカールローラ82の回転駆動速度が速くなる側に変化するようになっており、これにより、プリントペーパーP1,P2を排出方向に加速して、載置領域RにおけるプリントペーパーP1,P2の載置位置を安定させることができる。この結果、搬送ベルト101から集積ユニット110の集積プレート112へのプリントペーパーP1,P2の受け渡しが確実に行われるようになる。
なお、前記各実施形態では、第2の位置を、搬送ローラ81及びデカールローラ82によるプリントペーパーP1,P2の挟持が解除される圧着解除位置としているが、第2の位置は、第1の位置よりもペーパー排出側に位置して、デカールローラ82の第1の位置から第2の位置への移動によりプリントペーパーP1,P2を排出方向に加速可能な位置であればどこでもよく、プリントペーパーP1,P2を挟持して搬送可能な位置であってもよい。
また、第1及び第2の位置における第1及び第2ローラの回転軸心の位置関係は、前記各実施形態のものには限られない。
さらに、プリントペーパーP1,P2の後端部がフリーローラ80と搬送ローラ81との間に位置したときに、搬送ローラ81及びデカールローラ82の回転駆動速度を速くなる側に変化させる必要は必ずしもない。
さらにまた、本発明は、インクジェットプリンタAのプリンタ本体部90内に設けられたペーパー搬送経路の終端部に配設するペーパー排出機構に限らず、ペーパー搬送経路が設けられた装置においてペーパーを装置外へ排出するペーパー排出機構に適用することができる。また、装置外へ排出するものに限らず、例えば、装置内部における第1処理部のペーパー搬送経路の終端部から、該終端部よりも低い高さ位置に配設された第2処理部のペーパー載置部へ排出するペーパー排出機構にも適用することができる。
本発明は、ペーパー搬送経路の終端部まで搬送されてきたペーパーを該終端部から、該終端部よりも低い高さ位置に配設されたペーパー載置部へ排出するペーパー排出機構に有用であり、特にプリンタ装置のプリンタ本体内に設けられたペーパー搬送経路の終端部に配設するペーパー排出機構に有用である。
本発明の実施形態1に係るペーパー排出機構としてのデカールユニットを備えたインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す斜視図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す平面図である。 インクジェットプリンタの筐体内部の構成を示す正面図である。 プリントペーパーの搬送経路を示す、筐体左側から見た概略図である。 乾燥ユニット及びデカールユニットの構成を示す、筐体左側から見た断面図である。 ペーパー排出口周辺の構成を示す、筐体前側から見た斜視図である。 ペーパー排出口周辺の構成を示す、筐体前側から見た正面図である。 デカールローラを圧着解除位置に位置付けたときの側面図である。 デカールローラを搬送位置に位置付けたときの側面図である。 デカールローラをデカール位置に位置付けたときの側面図である。 本実施形態2に係るデカールユニットを備えたインクジェットプリンタの構成を示す斜視図である。 本実施形態2に係るインクジェットプリンタの構成を示す平面図である。
符号の説明
5 排出トレイ(ペーパー載置部)
81 搬送ローラ(第1ローラ)
82 デカールローラ(第2ローラ)
83 位置変更ローラ(ローラ位置切換手段)
P1 シートペーパー
P2 ロールペーパー
U7 デカールユニット(ペーパー排出機構)
A インクジェットプリンタ
R 載置領域(ペーパー載置部)

Claims (4)

  1. ペーパー搬送経路の終端部に設けられ、該終端部まで搬送されてきたペーパーを該終端部から、該終端部よりも低い高さ位置に配設されたペーパー載置部へ排出するペーパー排出機構であって、
    第1ローラと該第1ローラの周りに移動可能に構成された第2ローラとからなり、該第2ローラが該第2ローラの移動経路上の第1の位置にあるときに、該両ローラで前記ペーパーを挟持するとともに該両ローラの少なくとも一方が駆動手段により回転駆動されることで、該ペーパーを前記ペーパー載置部へ排出するローラ対と、
    前記第2ローラの位置を、前記第1の位置と、該第2ローラの移動経路上における該第1の位置よりもペーパー排出側に位置する第2の位置とに切り換えるローラ位置切換手段とを備え、
    前記ローラ位置切換手段は、前記第1ローラと前記第1の位置にある第2ローラとで前記ペーパーを前記ペーパー載置部へ排出中において当該ペーパーの後端部が該ペーパー載置部へ排出される際に、前記第2ローラの位置を前記第1の位置から前記第2の位置へ切り換えるように構成されていることを特徴とするペーパー排出機構。
  2. 請求項1記載のペーパー排出機構において、
    前記第1の位置は、前記第1ローラの回転軸心が前記第2ローラの回転軸心よりもペーパー排出側となる位置であり、
    前記第2の位置は、前記第2ローラの回転軸心が前記第1ローラの回転軸心よりもペーパー排出側となる位置であって該両ローラによるペーパー挟持が解除される位置であることを特徴とするペーパー排出機構。
  3. 請求項1又は2記載のペーパー排出機構において、
    前記第1ローラと前記第1の位置にある第2ローラとで前記ペーパーを前記ペーパー載置部へ排出中において当該ペーパーの後端部が該ペーパー載置部へ排出される際に、前記駆動手段により回転駆動されるローラの回転駆動速度が速くなる側に変化するように構成されていることを特徴とするペーパー排出機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のペーパー排出機構において、
    前記ローラ対は、プリンタ本体内に設けられたペーパー搬送経路の終端部であって該プリンタ本体のペーパー排出口近傍に設けられていることを特徴とするペーパー排出機構。
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