JP5399279B2 - デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法に関し、特に、地域限定の地上デジタル放送の受信に好適なデジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法に関する。
近年、放送はアナログ放送から、高画質・高音質な出力が可能であるとともに各種データの多重等が可能なデジタル放送に移行してきている。日本で採用されている地上デジタル放送は6MHzの1つのチャンネルの周波数帯域幅を13個のセグメントに分割した構造となっており、そのうちの1セグメント(ワンセグという)を画面の小さい携帯電話や車載機などの携帯機器向けの放送に割り当てられている。また、ハイビジョン放送には12セグメント(フルセグという)、標準画質放送には4セグメントが割り当てられている。
地上デジタル放送を放送する放送局は、地上アナログ放送と同様に、地域ごとに異なっているため、地上デジタル放送を受信する場合には、周波数を全局スキャンして受信可能な放送波のチャンネルリストを設定するためのチャンネルスキャンが行われる。また、車載機や携帯端末等の移動体で地上デジタル放送を受信する場合には、受信環境が移動とともに変化するため、チャンネルリストの更新が必要となる。
隣接する放送局の間には送信エリアが重複する領域が存在する。この重複領域において、同一放送局の放送が複数のチャンネルで受信できる場合があり、チャンネルサーチによって同一放送局を重複してチャンネル登録してしまうことになる。
これに対し、特許文献1では、チャンネルスキャンにおいて、受信可能なチャンネルにより得られた選局情報を順次メモリに記憶していくと共に、同一局が既にサーチされているときにはチューナから得られるC/N又はエラーレートに基づき、その優れている方を選択してメモリに記憶させ、同一放送局の二重登録を防止する技術が記載されている。
特開2002−320152号公報
上記したワンセグ放送では、放送範囲が最大100m程度の特定の地域に限定し、放送免許がなくても電波を送出できる「エリア限定ワンセグ放送」を行うことが可能である。
エリア限定ワンセグ放送は、イベント会場などで利用されることにより、携帯電話機等の移動体を使ってその放送を受信すれば、イベントに関する詳細な情報を簡単に取得することができ、ユーザにとって便利なシステムである。また、複数のエリア限定ワンセグ放送により、種々の放送を視聴することが可能となる。
このようなエリア限定ワンセグ放送も、隣接する放送局の送信エリアが重複する領域が存在する場合がある。上記したように送信エリアの重複領域においてチャンネルサーチを行ったとき、異なる放送局の放送であれば、それぞれの放送局がチャンネル登録される。
しかし、エリア限定ワンセグ放送は、ネットワーク識別情報をすべて同一の情報にすることが規定されている。そのため、複数のエリア限定ワンセグ放送が重なる領域でチャンネルサーチを行うと、エリア限定ワンセグ放送は同一の放送とみなされるため、いずれか一つのエリア限定ワンセグ放送だけが登録されることになる。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、複数の異なるエリア限定ワンセグ放送がサーチされたときに、放送内容の異なる放送をすべて登録可能にするデジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法を提供することを目的とする。
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明の一形態によれば、チャンネルサーチの指示に応じて、現在地点において受信可能な放送局を検索し、検索された放送局の放送波を受信するチューナと、前記チューナにより受信された放送波に含まれる情報に基づいて、前記検索された放送局がエリア限定ワンセグ放送の放送局であるか否かを判定する制御手段と、を有し、前記制御手段は、エリア限定ワンセグ放送の放送局であると判定されたすべての放送局の受信周波数をプリセットメモリに設定することを特徴とするデジタル放送受信装置が提供される。
この形態に係るデジタル放送受信装置において、前記制御手段は、複数の前記エリア限定ワンセグ放送が同一の放送内容であると判定したとき、当該複数のエリア限定ワンセグ放送のうちの受信状態が最良の放送局の受信周波数を前記プリセットメモリに設定するようにしてもよく、前記制御手段は、前記放送局がエリア限定ワンセグ放送であるか否かの判定を、ネットワーク識別情報を基に判定するようにしてもよく、前記制御手段は、前記受信された放送波に含まれる伝送制御情報に基づいて、前記放送形式がワンセグ放送のみであると判定したとき、エリア限定ワンセグ放送であると判定するようにしてもよく、前記制御手段は、前記受信された放送波に含まれる伝送制御情報に基づいて、前記放送形式がワンセグ放送のみでないと判定したとき、前記放送波に含まれるネットワーク識別情報に基づいて、前記放送局がエリア限定ワンセグ放送であるか否かの判定を行うようにしてもよい。
また、本発明の他の形態によれば、地上波デジタル放送受信装置におけるデジタル放送受信方法であって、チャンネルサーチの指示に応じて、現在地点において受信可能な放送局を検索するステップと、前記検索された放送局の放送波を受信するステップと、前記受信された放送波に含まれる情報に基づいて、前記検索された放送局がエリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定するステップと、エリア限定ワンセグ放送の放送局であると判定されたすべての放送局の受信周波数をプリセットメモリに設定するステップと、を有することを特徴とするデジタル放送受信方法が提供される。
この形態に係るデジタル放送受信方法において、前記放送局の受信周波数をプリセットメモリに設定するステップは、複数の前記エリア限定ワンセグ放送を抽出するステップと、当該複数のエリア限定ワンセグ放送の放送内容を検出するステップと、当該放送内容が同一の複数のエリア限定ワンセグ放送のうち受信状態が最良の放送局の受信周波数を前記プリセットメモリに設定するステップと、を含むようにしてもよく、前記エリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定するステップでは、ネットワーク識別情報を基に判定するようにしてもよく、前記エリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定するステップは、放送波に含まれる伝送制御情報を検出するステップと、当該伝送制御情報から放送形式がワンセグ放送のみと判定したとき、当該放送がエリア限定ワンセグ放送であると判定するステップと、を含むようにしてもよい。
本発明においては、地上デジタル放送においてエリア限定ワンセグ放送が行われているときに、受信可能な複数のエリア限定ワンセグ放送のすべてを登録するようにしている。また、エリア限定ワンセグ放送が同一内容の放送のときには、そのうちの受信状態が最良の放送局を登録するようにしている。
これにより、エリア限定ワンセグ放送のネットワーク識別が同一であるために、放送内容が異なる放送であってもいずれか一つの放送局だけが選択されて登録されてしまうことを回避でき、異なる放送のすべてを視聴可能にすることができる。
本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 エリア限定ワンセグ放送の放送形態を説明する図である。 デジタル放送受信装置のチャンネルスキャン処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 デジタル放送受信装置のチャンネルスキャン処理の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置100の構成を示すブロック図である。この図1に示すように、デジタル放送受信装置100は、アンテナ1と、チューナ2と、OFDM復調部3と、TMCC復号部4と、誤り訂正部5と、デマルチプレクサ部6と、オーディオデコーダ部7と、ビデオデコーダ部8と、データデコーダ部9と、制御部10と、プリセットメモリ11と、操作部12と、表示部13により構成されている。
アンテナ1は、地上デジタル放送の電波を受信する。チューナ2は、アンテナ1によって受信した地上デジタル放送の電波から所望のチャンネルに合致した受信周波数の放送波信号を選択的に抽出して出力する。
また、チューナ2は、チャンネルシークやチャンネルスキャンなどのチャンネルサーチの実行が操作部12の操作により指示されたときに、現在受信可能なチャンネル(放送局)を検索する。すなわち、チューナ2は、受信周波数の設定を所定量ずつ変化させながら、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の同期がとれる受信周波数を検索する。そして、OFDMの同期がとれた受信周波数の放送波信号を地上デジタル放送の電波から抽出して出力する。
OFDM復調部3は、チューナ2で受信した放送波信号をOFDM復調して、受信信号と映像、音声、データ信号などの論理チャンネルが多重化された信号であるトランスポートストリーム(Transport Stream:以下、TSと記す)を得る。OFDM復調部3は、復調処理の際にOFDMの同期確立に成功すると、そのことをTMCC復号部4及び制御部10に通知する。これに応じて制御部10は、同期がとれたことをチューナ2に通知する。チューナ2は、この制御部10からの通知の有無を見ながらチャンネルサーチを行う。
TMCC復号部4は、OFDM復調部3から同期確立の通知を受けて、チューナ2で受信した放送波信号をTMCC復号して伝送制御信号であるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration and Control)情報を得る。
誤り訂正部5は、TMCC復号部4により復号されたTMCC情報をもとに、OFDM復調部3により復調されたTSに対して、伝送路で発生した誤りの訂正を実行する。
TMCC情報は、システム識別情報、部分受信フラグ、A階層伝送パラメータ、B階層伝送パラメータ、C階層伝送パラメータなどの情報を含んでいる。システム識別情報は、放送波のコンテンツがテレビか音声かの区別を示す情報である。部分受信フラグは、セグメントの部分受信があるか否かを示す情報である。部分受信とは、1つのチャンネルの周波数帯域幅を分割した13セグメントのうち、一部のセグメントのみで放送波を受信すること、つまりワンセグ放送の受信を意味する。放送形式がワンセグのみ、または、フルセグとワンセグの両方に対応している場合は、部分受信フラグは「あり」となる。一方、放送形式がフルセグのみに対応している場合は、部分受信フラグは「なし」となる。
A階層伝送パラメータは、ワンセグ放送に関する各種伝送パラメータを示す情報である。B階層伝送パラメータは、ハイビジョン放送に関する各種伝送パラメータを示す情報である。C階層伝送パラメータは、標準画質放送に関する各種伝送パラメータを示す情報である。放送形式がワンセグのみに対応している場合、B階層伝送パラメータやC階層伝送パラメータは存在しない。
デマルチプレクサ部6は、多重化されているTSを分離して映像ストリーム、音声ストリーム及びデータストリームを得る。そして、デマルチプレクサ部6は、音声ストリームをオーディオデコータ部7に出力し、映像ストリームをビデオデコーダ部8に出力し、データストリームをデータデコーダ部9に出力する。ここで、データストリームには、NIT(Network Information Table)、EIT(Event Information Table)などの情報が含まれている。NITには、ネットワーク識別情報、伝送モード、ガードインターバルの値などが含まれている。また、EITには、番組の名称、放送日時、内容の説明などの番組に関する情報が含まれている。
オーディオデコーダ部7は、入力した音声ストリームをデコードして音声信号として出力する。ビデオデコーダ部8は、入力した映像ストリームをデコードして映像信号として出力する。データデコーダ部9は、入力したデータストリームをデコードして制御データとして制御部10に出力する。制御部10に出力される制御データの中には、NIT及びEITが含まれている。
制御部10は、操作部12の操作によってチャンネル設定の制御信号が入力されたときに、チューナ2が受信するチャンネルを決定し、このチャンネルに合致する受信周波数をチューナ2に設定する。
また、制御部10は、チャンネルスキャンを実行するとき、受信可能なチャンネルのリストを作成するために、地上デジタル放送の受信可能周波数帯の中で最も低い周波数にチューナ2の受信周波数を設定する。このときOFDM復調部3から同期確立の通知が送られてこない場合は、チューナ2の受信周波数を一定量だけ変化させて設定する。一方、OFDM復調部3から同期確立の通知が送られてきたとき、制御部10はそのときの受信周波数(チャンネル)をプリセットメモリ11に登録する。このような登録動作を、プリセットメモリ11にあらかじめ用意されたチャンネル数だけ行った後、制御部10はチャンネルスキャンの動作を停止する。
また、制御部10は、複数の異なるエリア限定ワンセグ放送が受信可能な場合に、それら複数の放送局の受信周波数をプリセットメモリ11に登録する。
操作部12には、デジタル放送受信装置100の操作に必要な操作ボタン等が設けられている。表示部13は、例えば液晶表示装置(LCD)で構成され、受信したデジタル放送の映像を表示する。また、種々の指示を入力するメニュー画面を表示する。表示部にタッチパネルを設け、ユーザからの指示を入力する場合には、操作部12として機能する。
このように構成されたデジタル放送受信装置100において、エリア限定ワンセグ放送が放送されているエリアにおいて、複数のエリア限定ワンセグ放送を含む受信可能な放送を受信したとき、異なる内容のエリア限定ワンセグ放送であれば、それらをすべてプリセットメモリに登録するようにする。
以下に、このエリア限定ワンセグ放送を検出して登録するチャンネルスキャン処理について、図2から図4を参照しながら説明する。
図2は、エリア限定ワンセグ放送が複数放送される状況を示した模式図である。図2に示すように、あるエリア21内において複数の放送局がエリア限定ワンセグ放送局として存在する場合を想定する。図2では、複数のエリア限定ワンセグ放送局(以下、単に放送局とも呼ぶ)(22x、22y、23x、23y、23z、24x、24y)が存在している場合を示している。
エリア限定ワンセグ放送は、エリア限定ワンセグ放送であることを示すために、ネットワーク識別情報はすべて同一の“0x7E8E”に規定されている。従って、チャンネルスキャンの際にチューナ2により受信された放送局の放送波信号に含まれるネットワーク識別情報が“0x7E8E”であるか否かによって、検索された放送局がエリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定する。
図2の放送局22xは送信エリア22aを有し、放送局22yは送信エリア22bを有している。また、この二つの放送局22x、22yにより、重複する送信エリア22cが存在する。
ネットワーク識別情報が同一の放送が受信されたときには、通常のスキャン処理では、そのうちの最も受信感度がよい放送局を選択するようになっている。そのため、重複する送信エリア22cでこの処理を行うと、放送局が異なり放送内容が異なるにもかかわらず、ネットワーク識別情報が同一であるため、同一の放送局とみなされ、一つのエリア限定ワンセグ放送だけが登録されることになる。
また、隣接する放送局が3つ存在する場合も同様な状況が発生する。例えば、送信エリア23aを有する放送局23xと送信エリア23bを有する放送局23yにより重複する送信エリア23dが存在し、放送局23xと送信エリア23cを有する放送局23zにより重複する送信エリア23e等が存在する。また、放送局23x、23y、23zにより重複する送信エリア23gが存在する。このように重複する送信エリアでは、一つのエリア限定ワンセグ放送だけが登録されることになる。
また、図2の放送局24xと放送局24yは、同一の内容を放送しているものとする。この場合、放送局24xの送信エリア24aと放送局24yの送信エリア24bとの重複領域24cにおいてチャンネルサーチが行われたときに、複数の同一内容の放送が登録されないようにする。具体的には、チャンネルサーチにより既に登録された放送局と、新たに登録しようとする放送局との放送内容を、データデコーダ部9から取得するEITを基に検出し、放送内容が同一のときには、受信状態の良好な放送局を登録するようにする。
本実施形態では、放送内容が異なる複数のエリア限定ワンセグ放送のすべてを登録する処理を行う。図3は、デジタル放送受信装置100が行うチャンネルスキャン処理の一例を示すフローチャートである。この図3に示すフローチャートは、操作部12の操作によってチャンネルスキャンの実行が指示されたときに開始する。
まず、図3のステップS11において、制御部10は、地上デジタル放送の受信可能周波数帯の中で最も低い最初の周波数(13ch)にチューナ2の受信周波数を設定してチューナ2にチューニングの指示を出す。
次のステップS12において、指示を受けたチューナ2は、最初の周波数に受信周波数をチューニングする。
次のステップS13において、OFDM復調部3は、OFDM復調の手順に従って伝送モードとガードインターバルを推定する。
次のステップS14において、OFDM復調部3は、推定した伝送モードとガードインターバルとに従ってFFT(高速フーリエ変換)処理を行い、OFDM同期を試みる。
次のステップS15において、OFDM復調部3は、同期を確立できたかどうかを判定する。同期を確立できないときはステップS23に移行し、同期を確立できたときは、ステップS16に移行する。
次のステップS16において、TMCC復号部4は、チューナ2で受信した放送波信号を復号してTMCC情報を取得する。
次のステップS17において、OFDM復調部3から出力されるTSに対して誤り訂正部5がTMCC情報を基に誤り訂正を行うとともに、デマルチプレクサ部6がTSを分離して映像ストリーム、音声ストリーム及びデータストリームを取得する。
次のステップS18において、データデコーダ部9は、デマルチプレクサ部6より入力したデータストリームをデコードし、NIT及びEITを含む制御データを生成する。制御部10は、NITを含んだ制御データを入力する。
次のステップS19において、制御部10は、NITに含まれるネットワーク識別情報の値が“0x7E8E”であるか否かを判定する。ネットワーク識別情報の値が“0x7E8E”であれば、次のステップS20に移行し、ステップS12でチューニングされた受信周波数をプリセットメモリ11に登録する。一方、ネットワーク識別情報の値が“0x7E8E”でないときは、ステップS21に移行する。
ステップS21において、ステップS12でチューニングされた受信周波数が既にプリセットメモリ11に登録されているか否かを判定する。登録されていない場合は、ステップS20に移行し、その受信周波数をプリセットメモリ11に登録する。既に登録されている場合には、ステップS22に移行する。
次のステップS22において、電波受信状態の良い周波数を選択する。既に登録されている放送局とステップS12で取得した放送局のC/N比(搬送波電力対雑音電力比)を比較し、その値が良い方を選択する。また、評価基準としては、C/Nの他に、受信強度やBERなどの受信レベルの情報を使用してもよい。
ステップS23では、制御部10において、現在検索した周波数が最高周波数(62ch)であるか否かを判定する。最高周波数でない場合は、ステップS24においてチューナ2の受信周波数を一定量だけ変化させて設定し、ステップS12に戻り本処理を継続する。
なお、上記説明では、ネットワーク識別情報が“0x7E8E”のときであっても異なる放送局としてプリセットメモリに登録するようにしたが、放送内容を判定して同一の場合には、いずれか一つの放送局をプリセットメモリに登録するようにしてもよい。放送内容の判定は、ステップS18においてEITを取得し、その情報を基に同一内容か否かを判定する。例えば、取得したEITから、番組の名称、放送日時、内容の説明を抽出し、これらの情報が同一の場合に放送内容が同一であると判定する。同一内容の放送のときは、ステップS22と同様にして、電波受信状態の良い周波数を選択してプリセットメモリ11に登録する。
また、上記説明では、デジタルテレビ放送を対象としたが、デジタルラジオ放送も同様に適用可能である。デジタルラジオ放送の場合は、図3のステップS11においてデジタルラジオ放送の最低周波数を設定し、図3のステップS23では、デジタルラジオ放送の最高周波数か否かを判定する。また、図3のステップS19では、ネットワーク識別情報を“0x83FF”として、受信した周波数の放送がデジタルラジオ・ローカルサービスか否かを判断する。
次に、チャンネルスキャンでチューニングされた放送局の放送形式がエリア限定ワンセグ放送であることをTMCCの情報を基に判定する処理を含めたチャンネルスキャン処理について図4のフローチャートを参照しながら説明する。
図4のステップS31からステップS36は、図3のステップS11からステップS16までの処理と同様であるので説明を省略する。
図4のステップS37において、放送形式がワンセグのみか否かを判定する。この判定は、次のようにして行う。制御部10は、TMCC復号部4から取得したTMCCのデータを解析し、TMCCシステム識別が0(TV)であり、TMCC部分受信フラグが1(部分受信あり)であり、かつ、TMCC階層Bキャリア変調方式が7(階層なし)のとき、ワンセグ放送のみを行っていることを意味している。そして、通常、ワンセグだけの認可を受けた放送局が存在する可能性は低いため、この条件を満たしたとき、その放送はエリア限定ワンセグ放送であると判定する。
放送形式がワンセグのみと判定されたときは、ステップS42に移行し、その放送波の受信周波数をプリセットメモリに登録する。放送形式がワンセグのみでないと判定されたときは、ステップS38に移行する。
次のステップS38において、放送形式がフルセグのみか否かを判定する。この判定は、次のようにして行う。制御部10は、TMCC復号部4から取得したTMCCのデータを解析し、TMCCシステム識別が0(TV)であり、TMCC部分受信フラグが0(部分受信なし)のとき、フルセグのみの放送を行っていると判定する。
放送形式がフルセグのみと判定されたときは、ステップS43に移行する。放送形式がフルセグのみでないと判定されたときは、ステップS39に移行する。この場合は、放送形式がワンセグ及びフルセグの両方の場合である。
次のステップS39からステップS46は、図3のステップS17からステップS24と同様である。すなわち、ネットワーク識別情報を取得してそれがエリア限定ワンセグ特有の“0x7E8E”か否かを判定し、“0x7E8E”のときにはその放送波の周波数をプリセットメモリに登録し、ネットワーク識別情報が“0x7E8E”でないときは、電波受信状態の良い受信周波数を選択してプリセットメモリ11に登録する。
以上説明したように、本実施形態のデジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法では、地上デジタル放送においてエリア限定ワンセグ放送が行われているときに、受信可能な複数のエリア限定ワンセグ放送のすべてを登録するようにしている。また、エリア限定ワンセグ放送が同一内容の放送のときには、そのうちの受信状態が最良の放送局を登録するようにしている。これにより、エリア限定ワンセグ放送のネットワーク識別が同一であるために、放送内容が異なる放送であってもいずれか一つの放送局だけが選択されて登録されてしまうことを回避でき、異なる放送のすべてを視聴可能にすることができる。
1…アンテナ、
2…チューナ、
3…OFDM復調部、
4…TMCC復号部、
5…誤り訂正部、
6…デマルチプレクサ部、
7…オーディオデコーダ部、
8…ビデオデコーダ部、
9…データデコーダ部、
10…制御部、
11…プリセットメモリ、
12…操作部、
13…表示部、
100…デジタル放送受信装置。

Claims (10)

  1. チャンネルサーチの指示に応じて、現在地点において受信可能な放送局を検索し、検索された放送局の放送波を受信するチューナと、
    前記チューナにより受信された放送波に含まれる情報に基づいて、前記検索された放送局がエリア限定ワンセグ放送の放送局であるか否かを判定する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、エリア限定ワンセグ放送の放送局であると判定されたすべての放送局の受信周波数をプリセットメモリに設定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記制御手段は、複数の前記エリア限定ワンセグ放送が同一の放送内容であると判定したとき、当該複数のエリア限定ワンセグ放送のうちの受信状態が最良の放送局の受信周波数を前記プリセットメモリに設定することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記制御手段は、前記放送局がエリア限定ワンセグ放送であるか否かの判定を、ネットワーク識別情報を基に判定することを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記制御手段は、前記受信された放送波に含まれる伝送制御情報から放送形式がワンセグ放送のみ判定したとき、エリア限定ワンセグ放送であると判定することを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記制御手段は、前記受信された放送波に含まれる伝送制御情報から放送形式がワンセグ放送のみでないと判定したとき、前記放送波に含まれるネットワーク識別情報に基づいて、前記放送局がエリア限定ワンセグ放送であるか否かの判定を行うことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  6. 地上波デジタル放送受信装置におけるデジタル放送受信方法であって、
    チャンネルサーチの指示に応じて、現在地点において受信可能な放送局を検索するステップと、
    前記検索された放送局の放送波を受信するステップと、
    前記受信された放送波に含まれる情報に基づいて、前記検索された放送局がエリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定するステップと、
    エリア限定ワンセグ放送の放送局であると判定されたすべての放送局の受信周波数をプリセットメモリに設定するステップと、
    を有することを特徴とするデジタル放送受信方法。
  7. 前記放送局の受信周波数をプリセットメモリに設定するステップは、
    複数の前記エリア限定ワンセグ放送を抽出するステップと、
    当該複数のエリア限定ワンセグ放送の放送内容を検出するステップと、
    当該放送内容が同一の複数のエリア限定ワンセグ放送のうち受信状態が最良の放送局の受信周波数を前記プリセットメモリに設定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載のデジタル放送受信方法。
  8. 前記エリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定するステップでは、ネットワーク識別情報を基に判定することを特徴とする請求項7に記載のデジタル放送受信方法。
  9. 前記エリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定するステップは、
    放送波に含まれる伝送制御情報を検出するステップと、
    当該伝送制御情報から放送形式がワンセグ放送のみと判定したとき、当該放送がエリア限定ワンセグ放送であると判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載のデジタル放送受信方法。
  10. 前記エリア限定ワンセグ放送の放送局か否かを判定するステップは、
    放送波に含まれる伝送制御情報を検出するステップと、
    当該伝送制御情報から放送形式がワンセグ放送のみでないと判定したとき、ネットワーク識別情報を基に判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載のデジタル放送受信方法。
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