JP5033056B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送受信装置に関する。
地上デジタル放送の1チャンネルの帯域は、13のセグメントに分割されており、そのうちの中心周波数の1セグメントが携帯受信用となっており、残りの12セグメントは固定受信用である(例えば、非特許文献1参照)。地デジワンセグ放送対応の放送受信装置は、この中心セグメントで放送されているTS(トランスポートストリーム)を受信し、映像、音声、データ放送を提示するよう設計されている。
この放送受信装置の一例として、携帯端末向け地上デジタル放送を受信するワンセグ対応携帯電話等があげられる。従来の携帯電話には、選局のユーザーインターフェースとして、数字キーや左右キーを押下して所望の放送局を選択する機能や、左右キー長押下等の特定の操作を行うことで、物理周波数順に受信可能な放送局をサーチし、受信可能な放送を視聴者に提示する機能が備わっている。従来の携帯端末向け地上デジタル放送を受信するワンセグ対応携帯電話は、携帯受信用のワンセグメントのみを受信することを想定しているため、選局時にチューナーが受信する物理周波数は、中心セグメント(セグメント0)に合わせられる。
近年、地上デジタル放送の1チャンネルの中心セグメント以外のセグメントで、ワンセグの放送を行う放送方式が提案されている(例えば、非特許文献2、非特許文献3参照)。これらに対応して中心セグメント以外の携帯受信向け放送を受信する放送受信装置(携帯電話)には、従来の放送受信装置にはない選局のユーザーインターフェースが必要となる。
ここで、ひとつの送信機から、13セグメントの全て、又は複数のセグメントでワンセグ放送が行われる放送をワンセグ連結送信放送、複数の送信機から、同じチャンネルの重複しないセグメントで、ひとつ、又は複数のワンセグ放送が行われる放送をセグメント分離放送、ワンセグ連結送信放送やセグメント分離放送において、各セグメントで放送されているワンセグ放送を狭帯域ワンセグ放送、任意のセグメントで放送されている狭帯域ワンセグ放送を受信可能な受信装置を任意セグメント放送受信装置と呼ぶ。
ワンセグサービス、[online]、NTTドコモ、インターネット<http://www.nttdocomo.co.jp/service/music_movie/1seg/> 土田健一、ワンセグ連結再送信装置の開発、[online]、NHK放送技術研究所、インターネット<http://www.nhk.or.jp/strl/publica/giken_dayori/jp2/rd-0702-2.html> ワンセグエリアポータル放送、[online]、エリアポータル株式会社、インターネット<http://www.areaportal.co.jp/pdf/wtp2006/wtp_2006.pdf>
上述のように、従来の放送受信装置は、通常のワンセグ放送を受信する受信モードと、任意のセグメント放送を受信する受信モードは別々である。そのため、各放送を受信するためには、受信モードをその都度切り替える必要が有り、利便性が低かった。
また、受信エリアによって、任意のセグメント放送が受信可能な場所でも、通常のワンセグ放送を受信中の場合、任意のセグメント放送が受信可能か否かは解らず、一々切り替えて確認する必要が有った。また、任意のセグメント放送が受信圏外になった場合も、視聴者がその都度通常のワンセグ放送に切り替える必要が有った。
更に、任意のセグメント放送を利用する狭帯域ワンセグ放送選局のためのユーザーインターフェースが存在しないため、新たなユーザーインターフェースを搭載する必要が有る。ここで、例えば、受信する物理チャンネルとセグメント番号をそれぞれキー入力で指定するような方法では、選局のための操作が複雑になってしまうといった問題点があった。
上述した課題に鑑み、本発明が目的とするところは、視聴者が受信モードを切り替えることなく、自動的に適切な受信モードに切り替わることにより、選局動作等において利便性の高いデジタル放送受信装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明のデジタル放送受信装置は、受信モードとして、ワンセグメント放送を受信する通常ワンセグ受信モードと、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送を受信するセグメント受信モードとを切り替える受信モード切替部と、放送局から送信されるデジタル放送波を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記デジタル放送波から、前記受信モードに基づいて番組を選局する選局部と、を備え、前記受信モード切替部は、前記デジタル放送波に含まれる、PSI/SIを解析し、当該デジタル放送がワンセグ連結放送又はセグメント分離放送である場合には、前記受信モードをセグメント受信モードに切り替えることを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記選局部は、前記受信モードが通常ワンセグメント受信モードの場合には、前記デジタル放送波から番組をチャンネル単位で選局し、前記受信モードがセグメント受信モードの場合には、前記デジタル放送波から番組をセグメント単位で選局することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記受信モード切替部は、セグメント受信モードの際に、前記デジタル放送波が受信できなくなった場合は、前記受信モードを通常ワンセグモードに切り替えることを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記受信モード切替部は、視聴者からの操作入力に応じて、通常ワンセグ受信モードと、セグメント受信モードとを切り替えることを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、前記受信モードに応じて、番組を選局するためのユーザーインターフェースを提供するユーザーインターフェース提供部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、受信モードとして、ワンセグメント放送を受信する通常ワンセグ受信モードと、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送を受信するセグメント受信モードとを切り替える受信モード切替部と、放送局から送信されるデジタル放送波を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記デジタル放送波から、前記受信モードに基づいて番組を選局するためのユーザーインターフェースを提供するユーザーインターフェース提供部と、を備え、前記受信モード切替部は、前記デジタル放送波に含まれる、PSI/SIを解析し、当該デジタル放送がワンセグ連結放送又はセグメント分離放送である場合には、前記受信モードをセグメント受信モードに切り替え、前記ユーザーインターフェース提供部は、前記受信モード切替部が、前記受信モードを切り替えた場合には、ユーザーインターフェースも併せて切り替えて提供することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、複数の操作キーを有する操作部と、前記操作キーに対応して、前記受信モードが通常ワンセグモード時における動作と、前記受信モードがセグメント受信モード時における動作とをそれぞれ記憶する記憶部とを更に備え、前記ユーザーインターフェース提供部は、前記受信モード切替部が、前記受信モードを切り替えた場合には、前記受信モードに対応する操作キーの動作を、前記記憶部から読み出し、設定することを特徴とする。
本発明によれば、受信モードとして、ワンセグメント放送を受信する通常ワンセグ受信モードと、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送を受信するセグメント受信モードとを切り替える受信モード切替部を備え、受信されたデジタル放送波に含まれる、PSI/SIを解析し、当該デジタル放送がワンセグ連結放送又はセグメント分離放送である場合には、前記受信モードをセグメント受信モードに切り替えて番組を選局することとなる。したがって、視聴者が意識することなく、適切に通常ワンセグ受信モードと、セグメント受信モードとが切り替えて番組を選局することにより、適切な放送が受信されることとなる。
また、受信モードが通常ワンセグメント受信モードの場合には、前記デジタル放送波から番組をチャンネル単位で選局し、受信モードがセグメント受信モードの場合には、デジタル放送波から番組をセグメント単位で選局することとなる。したがって、視聴者は受信モードを意識することなく、現在の受信モードに応じて選局を行うことができる。
また、本発明によれば、セグメント受信モードの際に、前記デジタル放送波が受信できなくなった場合は、前記受信モードを通常ワンセグモードに切り替えることとなる。したがって、セグメント受信モードが受信できなくなった場合、視聴者が切替動作することなく、通常ワンセグモードに切り替わることとなる。
また、本発明によれば、視聴者からの操作入力に応じて、通常ワンセグ受信モードと、セグメント受信モードとを切り替えることができる。
また、本発明によれば、受信モードに応じて、番組を選局するためのユーザーインターフェースを提供することとなる。したがって、視聴者は適切なユーザーインターフェースを利用でき、さらにユーザーインターフェースの変化により、現在どの受信モードで受信しているかを視認することが可能となる。
また、本発明によれば、デジタル放送波に含まれる、PSI/SIを解析し、当該デジタル放送がワンセグ連結放送又はセグメント分離放送である場合には、受信モードをセグメント受信モードに切り替え、ユーザーインターフェースも併せて切り替えることとなる。これにより、受信したデジタル放送に応じて適切に受信モードを切り替えることができ、更に、受信モードとユーザーインターフェースとが連動して切り替わることから、視聴者はどちらの受信モードで受信しているかを視認することができる。
また、本発明によれば、複数の操作キーを有する操作部と、操作キーに対応して、受信モードが通常ワンセグモード時における動作と、セグメント受信モード時における動作とをそれぞれ記憶しており、受信モードを切り替えた場合には、受信モードに対応する操作キーの動作を、記憶部から読み出して設定することができる。これにより、視聴者は受信モードに応じて適切なキー操作を行うことができることとなる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
〔実施の形態〕
本発明の一実施の形態について図に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態では、本発明のデジタル放送受信装置を携帯電話に適用した場合について説明する。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体図]
図1は本発明のデジタル放送受信装置を適用した携帯電話1の概略図である。携帯電話1は液晶画面等からなる表示部60と、入力部70と、図示しない地上デジタル放送受信用アンテナと、携帯向け地上デジタル放送受信チューナーと、携帯向け地上デジタル放送受信装置とを有する。表示部60は、地上デジタル放送の映像及び、データ放送を表示する。入力部70は、視聴者が携帯電話の地上デジタル放送視聴操作を行う部分で、キー入力により、視聴開始/終了、選局、放送局サーチ等の操作を行う。
特に、本実施形態に係るキーとしては、キー長押しにより放送局サーチを行う方向キー702、キー短押しにより選局を行うテンキー704がある。本実施形態の携帯電話は、視聴者が所定のキー操作を行うと、前記地上デジタル放送受信チューナー、及び、携帯向け地上デジタル放送受信装置により、所望の放送局の映像/音声/データ放送を提示する。
[1.2 ブロック図]
図2は本実施形態の携帯電話1の基本構成を示すブロック図である。この携帯電話1は、携帯電話を制御する制御部10と、無線部20と、無線部20に接続された通信用アンテナ22と、携帯電話の通信を制御する通信制御部25と、地上デジタル放送用のフロントエンド部30と、フロントエンド部30に接続された地上デジタル放送受信用アンテナ32と、ワンセグ用バックエンド部35と、通話時やテレビ視聴時の音声を出力するスピーカ45と、スピーカ45に音声を出力する音声復号部40と、音声を入力するマイク55と、マイク55から入力された音声を符号化する音声符号化部50と、地上デジタル放送の映像やデータ放送、放送局名や番組名等現在選局中のチャンネルの情報を表示する表示部60と、視聴者からの入力を受け付ける入力部70と、記憶部80とを備えて構成されている。
制御部10は、携帯電話1の制御を行う機能部であり、記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより、各処理を実現する機能部である。例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成されている。
無線部20は、通信用アンテナ22を介して電話基地局(不図示)と通信を行うことにより、各電話機能を提供する機能部である。無線部20は、通信制御部25により制御され、電話基地局と通信することとなる。なお、本発明と電話機能は直接関係がないため、その詳細な説明を省略する。
フロントエンド部30は、地上デジタル放送受信用アンテナ32から入力される地上デジタル放送の、各チャンネルの任意のセグメントを受信可能なチューナーと復調器から構成され、復調されたTS(トランスポートストリーム)をワンセグ用バックエンド部35に出力する。ワンセグ用バックエンド部35は、入力されたTSから映像データや音声データ、番組選択に用いるデータであるPSI(Program Specific Information)セクション、番組の情報を示すSI(Service Information)セクション、データ放送用のデータ等を分離する。
このうち、PSI、SIセクション、データ放送用のデータは制御部10に入力され、制御部10のソフトウェアで処理される。映像データ、音声データはワンセグ用バックエンド部35でデコードされ、表示部60およびスピーカ45により、視聴者に映像/音声が提示される。
音声復号部40は、通信制御部25から入力された音声データや、ワンセグ用バックエンド部35から入力された音声データを復号し、スピーカ45に出力する機能部である。また、音声符号化部50は、マイク55から入力された音声を符号化し、通信制御部25に出力する機能部である。
表示部60は、携帯電話1における各種状態等を表示するための表示部である。また、フロントエンド部30及びワンセグ用バックエンド部35から入力された映像データを表示するための機能部である。なお、表示部60は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等から構成されている。
入力部70は、視聴者から操作・指示の入力を受け付ける機能部である。入力部70には、図1に示したように方向キー702と、テンキー704とを含んで構成されている。なお、本実施形態においては、入力部70はキー(ボタン)で構成されていることとして説明するが、例えばタッチパネル等他の手段により構成されていても良いことは勿論である。
記憶部80は、携帯電話1の設定状態を記憶したり、各種データを保存したりするための機能部である。ここで、記憶部80は、半導体メモリ、ハードディスクドライブ、光学式ドライブ等のいずれかの記憶装置により構成されている。また、記憶部80には、TS識別情報82と、チャンネルテーブル84とが記憶されている。
TS識別情報82は、受信されたTSの放送局等を識別するための情報が記憶されている。具体的には、図3に示すように、全国の地上デジタル放送局の、物理チャンネルと(例えば、「22」)と、リモコンキー番号(例えば、「6」)と、network_id(地上デジタル放送の1送出マスターに対して割り当てられる、国内でユニークな16bitのID)(例えば「0x7FE3」)と、service_id(各サービスに割り当てられる16bitのID、全国の地上デジタル放送においてユニーク)(例えば「0x0598」)と、transport_stream_id(TSに割り当てられる16bitのID)(例えば「0x7FE3」)と、TS名(TSの名称、放送局名に相当する)(例えば「テレビABC」)と、サービス名(サービスの名称)(例えば「テレビABC−モバイル」)と、が対応づけて記憶されている。
ここで、network_idとtransport_stream_idは同一の値として運用されている。また、「ARIB TR−B14第七編 9.各種数値割り当て一覧」に示されるように、ワンセグTSに含まれる各サービスに割り当てられるservice_idの上位13bitは、network_idと1対1の対応となる値で、下位3bitはサービス番号に相当する。ワンセグTSの場合1TSに含まれる最大サービス数は3なので、下位3bitは0〜2の値をとる。
また、記憶部80において、後述するワンセグ連結送信放送や、セグメント分離放送を行う放送局の、network_id等の識別情報が予め登録されることがある。
チャンネルテーブル84は、携帯電話1におけるキー操作と、動作とを対応づけて記憶しているテーブルである。図8にチャンネルテーブル84の一例を示す。なお、チャンネルテーブル84の詳細については後述する。
[1.3 チャンネル構成]
つづいて、本実施形態における地上デジタル放送のチャンネル構成について、図4を用いて説明する。通常の地上デジタル放送のひとつのチャンネルは、図4(a)に示すように、約5.7MHzの帯域幅を持ち、この帯域を13のセグメントに分割し、中央のセグメント(セグメント0)で携帯端末向けの放送(ワンセグ放送)が行われ、残りの12セグメントで固定受信用の放送が行われている。
本実施形態において対象とする放送システムは、上述のワンセグ放送の放送システムに加えて、図4(b)に示すような、ひとつの送信機から、13セグメントの総て又は複数のセグメントでワンセグ放送が行われるワンセグ連結送信放送や、図4(c)に示すような、複数の送信機から、同じチャンネルの重複しないセグメントで、ひとつ又は複数のワンセグ放送が行われるようなセグメント分離放送がある。図4(b)、(c)のような放送は、地下街や、競技場、駅周辺等の狭いエリアでの放送が想定されているもので、これらのエリアでは別のチャンネルで通常のワンセグ放送が受信可能な場合もある。
本実施形態では、図4(b)、(c)のようなワンセグ連結放送や、セグメント分離放送のあるチャンネルで、セグメント0のワンセグ放送を受信し、セグメント0のPSI/SI情報から、その放送がワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送と判断できた場合に、自動的にユーザーインターフェースをセグメント受信用のものに切り替える。また、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送の受信圏外となった場合に、自動的に通常ワンセグ受信用のユーザーインターフェースに切り替える。
ここで、端末がセグメント0のワンセグメント放送(通常のワンセグ放送)を選局時に受信し、通常ワンセグ受信用のユーザーインターフェースで動作している状態を「通常ワンセグ受信モード」と呼び、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送を選局時に受信し、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送用のユーザーインターフェースで動作している状態を「セグメント受信モード」と呼ぶ。通常ワンセグ受信モードでは、選局時にフロントエンド部30に設定される物理周波数の単位はチャンネル単位であるのに対し、セグメント受信モードにおいては、設定される物理周波数の単位はセグメント単位となる。
[1.4 処理の流れ]
続いて、携帯電話1における処理の流れを、図5のフローチャートを用いて説明する。
電源投入後、視聴者からの所定のキー入力により制御部10は、ワンセグ起動処理(ステップS10)を行う。ワンセグ起動処理により、フロントエンド部30、ワンセグ用バックエンド部35が起動される。
次に、ワンセグ起動後、選局処理が行われるが、ここで制御部10は、フロントエンド部30への受信周波数の設定、ワンセグ用バックエンド部35への、制御部10が取得、解析するTSパケット種別の設定を行う。従来のワンセグ対応の携帯端末は、選局時にセグメント0の受信周波数をフロントエンド部に設定するが、本実施形態においても、受信機が通常のワンセグ放送も受信可能なため、ワンセグ起動直後の選局ではセグメント0の周波数を設定する(ステップS12)。
次に、フロントエンド部30に設定したチャンネルの中心セグメント(セグメント0)にワンセグの放送波が存在すれば、フロントエンド部30から出力されたTSがワンセグ用バックエンド部35に入力され、ワンセグ用バックエンド部35で分離されたTSパケットのPSI/SIパケットが制御部10に入力される。中心セグメントにワンセグの放送波が存在せず、ワンセグ用バックエンド部35へのTSの入力がない状態が一定時間続いた場合は、制御部10は表示部60に受信不可であることを視聴者に示す表示を行い、その後、視聴者からのキー入力に対応した処理を行う。
制御部10は入力されたPSI/SIを解析し(ステップS14)、受信中の放送が通常のワンセグ放送か、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送であるかを判断する(ステップS16)。ここでの判断は、例えばPSIのひとつであるNITに含まれるnetwork_idにより行われる。以下、具体的に説明する。
図6に示すように、フロントエンド部30が出力するTSは、固定長のTSパケットの集合であり、それぞれのTSパケットは、ヘッダ部に含まれるパケットIDにより映像、音声、PSI/SI等のパケットに分類される。PSIパケットのひとつであるNIT(Network Information Table)には図6に示すように、network_idが含まれる。
制御部10はワンセグ用バックエンド部35に設定した種別のパケットを全て受信するが、このなかのNITから受信TSのnetwork_idを抽出し、記憶部80のTS識別情報82に登録されている全国の通常ワンセグ放送のnetwork_idと照合を行う。
通常ワンセグ放送のnetwork_idと一致するものがある場合、すなわち、受信したPSI/SIが通常ワンセグ放送のものである場合は(ステップS16;No)、そのまま通常ワンセグ受信モードの番組を表示する(ステップS18)。通常ワンセグ受信モードの番組が表示されているときに、視聴者からキー入力により選局指示があった場合は、通常ワンセグ受信モードでの選局を行う処理に移行する(ステップS20;選局→ステップS12)。他方、終了のキー入力があった場合には(ステップS20;終了)、ワンセグの終了処理を実行する(ステップS34)。
ステップS16において、通常ワンセグ放送のnetwork_idと一致するものがない場合は(ステップS16;Yes)、特定エリアでの連結送信又はセグメント分離放送と判断し、ユーザーインターフェースをセグメント受信モードに切り替え、併せて選局UIを変更する(ステップS22)。
ここで、セグメント受信モードで受信圏外となった場合は(ステップS24;Yes)、通常ワンセグ受信モードに切り替え、ユーザーインターフェースを通常ワンセグ受信モードに切替える(ステップS26)。これは前述のように、ワンセグ連結放送やセグメント分離放送は地下街や、競技場、駅周辺等の狭いエリアでの放送が想定されているため、受信圏外となるのは、視聴者が、ワンセグ連結放送やセグメント分離放送の放送エリアから移動したことが原因である可能性が高いためで、この放送エリア外でも通常のワンセグ放送は受信可能であることが多いと予想されることから、受信圏外となったときに通常ワンセグ受信モードへの切替が行われる。
そして、ステップS20に処理が移行し、視聴者からのキー入力を判定する(ステップS20)。キー入力により選局指示があった場合は、通常ワンセグ受信モードでの選局を行う(ステップS20;選局→ステップS12)。
なお、一瞬受信圏外となってまたすぐ元の放送を受信できる場合にユーザーインターフェースの頻繁な切替が発生するのを防ぐために、受信圏外の判断は、フロントエンド部30のチューナーが放送波を検知しない状態が一定時間連続する、TSの中に一定時間間隔で配置されるPSI/SIがワンセグ用バックエンド部35に入力されない状態が一定時間連続する等により行われることとしてもよい。
この際、通常ワンセグ受信モードでの選局単位(フロントエンド部30への設定周波数単位)はチャンネル単位であるので、セグメント0以外のセグメント受信中であった場合には、同じチャンネルのセグメント0に選局し直すことになる。
また、ワンセグ連結放送のセグメント0以外のセグメントを受信中に、通常ワンセグ受信モードに切り替える場合、現在受信中のセグメント0には放送波は存在しないので、視聴者に選局を促す情報を表示する等を行い、受信可能な通常ワンセグ放送に選局し直してもよい。
また、セグメント分離放送のセグメント0以外のセグメントを受信中に、通常ワンセグ受信モードに切り替える場合には、セグメント0では受信可能である可能性もあるため、上記のワンセグ連結放送受信のときのような選局を促す表示を行わずにセグメント0に選局し直すことになる。ここで、セグメント0でセグメント分離放送が受信可能だった場合、制御部10は、受信したPSI/SIを解析し(ステップS14)、再びセグメント受信モードに切替えることとなる(ステップS22)。
以上のように、セグメント0以外のセグメント受信中に受信圏外となった場合の処理は、ワンセグ連結放送受信時とセグメント分離放送受信時に異なる処理とすることもできるが、これは、受信中の放送がワンセグ連結放送か、セグメント分離放送であるかを受信中のPSI/SIやその他の手段(例えば、物理チャンネル番号により、その放送がワンセグ連結放送かセグメント分離放送か予め分かっている場合等)により判断できる場合に限られる。
ステップS24において、セグメント受信モードで受信圏外とならない場合は、そのままセグメント受信モードでの番組を表示する(ステップS28)。そして、視聴者からのキー入力による選局指示があれば(ステップS30;選局)、セグメント受信モードでの選局を行い(ステップS32)、別セグメントでの番組を表示することとなる。
また、ステップS30においてキー入力がない場合は(ステップS30;キー入力なし)、ステップS24に処理を戻して実行する。また、キー入力により終了の指示がなされた場合には(ステップS30;終了)、フロントエンド部30、ワンセグ用バックエンド部35の終了処理を行う(ステップS34)。
[1.5 動作例]
続いて、本実施形態における携帯電話1の動作例について図を用いて説明する。図7は本実施形態の携帯電話1における通常ワンセグ受信モード(図7(a))と、セグメント受信モード(図7(b))の表示画面構成の一例を示す図である。
図7のように、本実施形態におけるワンセグ起動後の画面の主な構成要素は、ワンセグの映像を表示する映像表示領域R100及びR200、字幕およびデータ放送を表示する字幕/データ放送表示領域R102及びR202、受信中のTSのTS名(放送局名)を表示する放送局名表示欄R104及びR204、受信中の物理チャンネル番号を表示する物理チャンネル番号表示欄R106及びR206、受信中のチャンネル番号を表示するチャンネル番号表示欄R108及びR208である。
このうち放送局名表示欄R104及びR204には、記憶部80のTS識別情報82に予め登録されている放送局を選局する場合には、図5のステップS12の選局処理を行った時点で、制御部10がTS識別情報82から取得したTS名を表示する。しかし、ワンセグ連結放送やセグメント分離放送の物理チャンネルや、TS名の情報がTS識別情報82に登録されていない場合は、当該受信物理チャンネルに相当するTS名を制御部10が取得することができないため、ステップS12の選局処理の直後には放送局名は表示されないこととなる。
同様に、物理チャンネル番号表示欄R106及びR206には、受信中の物理チャンネル番号を表示する。尚、リモコンキー番号と、対応する物理チャンネルがTS識別情報82に登録されていない場合や、ユーザーが左右キーによる選局を物理チャンネル単位で行う指示を行った場合の、物理チャンネルの選局は、左右キーによる物理チャンネルのUP/DOWN選局により行われる。
図7(a)は、通常ワンセグ受信モードでの画面構成の一例である。図5のワンセグ起動(ステップS10)後、番組を表示(ステップS18)したときの画面に相当する。受信する放送がワンセグ連結放送又はセグメント分離放送の場合は、映像表示領域R100、字幕/データ放送表示領域R102、放送局名表示欄R104、チャンネル番号表示欄R108に当該受信チャンネルの内容が表示される前に図7(b)のセグメント受信モードの画面構成に遷移する。
ここで、ワンセグ用バックエンド部35が出力するワンセグ連結放送又はセグメント分離放送のTSに含まれるPSI/SIのうちNITを制御部10が解析し、NITより取得するTS名を放送局名表示欄R104に表示する。同時に受信TSがワンセグ連結放送又はセグメント分離放送と判断できた場合は(ステップS16;Yes)、選局モードをセグメント受信モードに切り替える。
セグメント受信モードでの画面構成は図7(b)のように変化する。ここで制御部10は、放送局名表示欄R204の表示形態を変更することにより、視聴者に選局モードが切り替わったことを明示する。なお、図7(b)は、表示形態としてチャンネル名を「斜体」表示としているが、例えば文字色や背景色を変更したり、網がけ表示をしたり等でも良い。セグメント受信モードと通常ワンセグ受信モードでは、放送波により表示内容が決定する映像表示領域R100及びR200、字幕/データ放送領域R102及びR202以外の部分に対し、ユーザーが操作時に気づくような表示変更を行う。
また、チャンネル番号表示欄R208には受信中のセグメント番号(ここでは通常ワンセグ受信モードから切り替わった直後なので0)を表示する。このチャンネル番号表示欄R208には、セグメント受信モードでは受信中のセグメント番号が表示される。ここで、図7(b)において、チャンネル番号ではなく、セグメント番号が表示されていることを報知するために、表示形態を変更している。なお、通常ワンセグ受信モードでも、セグメント受信モードでも受信する物理チャンネルは同一なので、物理チャンネル表示欄R206の表示に変化はない。
図5の受信圏外判断で受信圏外となった場合は(ステップS24;Yes)、制御部10が、選局モードを通常ワンセグ受信モードに切り替える。この場合、画面構成は図7(b)から図7(a)に変更される。以上のように本実施形態では、2つのモードで、映像、データ放送表示部以外の表示形態を変更する、チャンネル番号表示部分に表示する情報を変える等、視聴者にどちらのモードで動作中かを明示するようにする。
なお、本実施形態ではセグメント受信モードにおけるチャンネル番号表示欄R208の表示をセグメント受信モード時には受信中のセグメント番号としているが、この欄に表示されるのは、ワンセグ連結放送やセグメント分離放送の受信エリア内でユニークな値であれば、各セグメントで放送されるTSのNITで指定されるリモコンキー番号のような番号でもよい。
ここで、携帯電話1のキー操作と、各受信モードの動作について、図8のチャンネルテーブル84を用いて説明する。図8のチャンネルテーブル84に記憶されているように各種キー操作による動作も変更する。図5のワンセグ起動(ステップS10)後の各キーによる操作は図8における「通常ワンセグ受信モードでの動作」のように割り当てられ、視聴者が入力部70に対して該当の操作を行った場合、制御部10が対応する動作を行う。
通常ワンセグ受信モードで、図8の「1」〜「#」までのキー入力(短押し)があった場合、制御部10は、TS識別情報82に予め登録されているリモコンキー番号と物理チャンネルから、押下されたキーに対応する物理チャンネルに対応する物理周波数を取得し、この値をフロントエンド部30に設定する。図8では、TS識別情報82にリモコンキー「3」「*」「0」に対応する放送局が登録されていない場合を例としているため、通常ワンセグ受信モードでは、これらのキー短押しによる選局は行われない。
「→」「←」キー(左右キー)短押しはUP/DOWN選局に割り当てられる。UP/DOWN選局には、リモコンキー番号のUP/DOWN選局を行う場合と、物理チャンネル番号のUP/DOWN選局を行う場合があるが、図8では、後者のUP/DOWN選局を例としており、「→」キー短押しが行われると、制御部10は、現在受信中の物理チャンネル+1の物理チャンネル(現在受信中の物理チャンネルが最大物理チャンネルの場合は最小物理チャンネル)に対応する物理周波数をフロントエンド部30に設定する。「←」キー短押しが行われると、制御部10は、現在受信中の物理チャンネル−1の物理チャンネル(現在受信中の物理チャンネルが最小物理チャンネルの場合は最大物理チャンネル)に対応する物理周波数をフロントエンド部に設定する。
「→」「←」キー(左右キー)が長押しされた場合、制御部10は、ぞれぞれ+方向、−方向に物理チャンネルを変化させ、その物理チャンネルに対応する物理周波数をフロントエンド部30に設定し、受信可能な放送局を検索する。
ワンセグ用バックエンド部35から有効なPSI/SIが入力されて、制御部10がその物理チャンネルで受信可能な放送局があると判断できた場合、制御部10はワンセグ用バックエンド部35に映像、音声等のPIDの設定を行い、視聴者に放送を提示する。
また、本実施形態では、TV起動時に使用するキーを、通常ワンセグ受信モード時に長押しすることで、手動でセグメント受信モードに切り替えることを可能としている。これは、セグメント分離放送が行われているエリアで、セグメント0の放送波の受信圏外で、かつセグメント0以外の受信圏内に位置する視聴者が、左右キーの短押しにより、セグメント分離放送が行われている物理チャンネルを選局した場合に、セグメント受信モードに切替える手段を提供するためである。
図5で説明したように、受信TSのPSI/SIを制御部10が解析(ステップS14)し、受信TSがワンセグ連結放送又はセグメント分離放送と判断できた場合は(ステップS16;Yes)、画面構成が図7(a)から図7(b)のように変化するが、同時に制御部10は、キー操作も図8の「セグメント受信モードでの動作」のように変更し、視聴者が入力部70に対して行う操作に対して以下のような動作を行う。
「0」〜「9」までの数字キーと「*」「#」キーの短押しは、通常受信モードではチャンネルの選局動作となるが、セグメント受信モードではセグメントの選局動作となり、制御部10は、視聴者が押下したキーに対応するセグメントの、受信中の物理チャンネルにおける物理周波数をフロントエンド部30に設定する。この他「→」「←」キー短押し、長押しによる、UP/DOWN選局や、チャンネルシークの動作も、通常受信モードではチャンネル単位での動作となるが、セグメント受信モードではセグメント単位での動作となる。また、TV起動時に使用するキーを、セグメント受信モード時に長押しすることで、手動で通常ワンセグ受信モードに切替えることができる。通常受信モードとセグメント受信モードでは、キー操作により変化するフロントエンド部30へ設定する周波数の単位が変更される。
以上のように、本実施形態では通常ワンセグ受信モードと、セグメント受信モードとを自動で切替えるが、視聴者の利便性のため、何らかのキー操作により、手動でのモード切替も可能とする。通常ワンセグ受信モードからセグメント受信モードへの手動での切替は、前述のように、セグメント分離放送が行われているエリアで、セグメント0の放送波の受信圏外で、かつセグメント0以外の受信圏内に位置する視聴者が、左右キーの短押しにより、セグメント分離放送が行われている物理チャンネルを選局した場合や、受信中のセグメントで放送圏外となった視聴者が、他のセグメントでの放送波の有無を調べるために、図5の選局UI変更(ステップS26)の後に行い、受信圏外でもセグメント受信モードでのキー入力(ステップS30)を行うときの使用が想定される。セグメント受信モードから通常ワンセグ受信モードへの手動切替は、ワンセグ連結放送やセグメント分離放送受信中(ステップS28)の視聴者が、通常のワンセグ放送を受信する場合に選局UIを変更し、通常ワンセグ受信モードでのキー入力(ステップS20)を行うときの使用が想定される。
また、視聴者の設定により、本実施形態で説明した自動切換えを行わずに、手動切替でのみ受信モードを切替える手段を備えることとしてもよい。
[1.6 変形例]
上述した実施形態では、制御部10がセグメント受信モードに切替える判断をnetwork_idにより行う例を記載したが、この判断はTS識別情報82に記憶されている、service_id、transport_stream_id、TS名、サービス名等、既存の通常ワンセグ放送においてユニークに割り当てられている値で行うことも可能である。
また、この判断は、受信TSの上記network_id等の値が通常ワンセグ放送でとりうる値と異なる値を持っていることで行うことも可能である。
さらに、ワンセグ連結放送やセグメント分離放送のPSI/SIのフォーマットや、各種記述子の運用、放送波の変調方式やTMCC情報(変調波の伝送制御に関する信号)に通常ワンセグ放送と異なる点がある場合には、このPSI/SIのフォーマットや各種記述子からの記載内容、制御部10がフロントエンド部30より取得する放送波の変調方式やTMCC情報等により、判断することも可能である。
また、上述した実施形態では、受信TSのnetwork_id等の識別情報を、TS識別情報82に記憶されている全国の通常ワンセグ放送のどの識別情報にも一致しないことで、受信TSがワンセグ連結送信又はセグメント分離放送と判断している。これは、セグメント分離放送は局所的に行われる、すなわち数が多いと考えられることに起因する。
この場合、仮にnetwork_idがユニークに振られていたとしても、総てのnetwork_idを端末に登録するのは困難なこともある。本方式によれば、その際でも容易に通常ワンセグ放送か否かの識別が可能である。ただし識別の方法はこれに限らず、ワンセグ連結送信又はセグメント分離放送の識別情報が予め何らかの手段で登録できている場合には、それらの識別情報と一致したときにセグメント受信モードに切替えることも可能である。例えば、無線部20を介してメール等の手段でワンセグ連結放送やセグメント分離放送の識別情報が通知された場合に、それを制御部10がTS識別情報82に登録し、制御部10は受信TSのPSI/SI解析時(ステップS14)に、この登録された識別情報と一致した場合に選局UIをセグメント受信モードに変更するような処理(ステップS22)が考えられる。
また、図7の表示、特にチャンネル番号表示においては、セグメント受信モードで、セグメント番号を表示する場合は、チャンネル番号表示欄(図7(a)(b)の左下の「6」の箇所)及び物理チャンネル番号表示欄(同じく右下の「22」の箇所)のうち一方の表示をセグメント番号に変更することにより、チャンネルを示す情報(チャンネル番号若しくは物理チャンネル番号)を表示しながら、新たな表示領域を設けることなく同時にセグメント番号を表示できるという効果がある。
上記の場合において、チャンネル番号表示欄にセグメント番号を表示することにより、図8に示すキー操作の「1」短押し〜「#」短押しの動作変更と、このチャンネル番号とセグメント番号との表示変更を同期させて行うと、視聴者はチャンネル番号・セグメント番号のどちらを操作するときも、この同一のチャンネル番号表示欄を見ることで操作内容を確認できるという効果がある。
また、物理チャンネル番号表示欄にセグメント番号を表示することにより、視聴者はここに着目するだけでセグメント単位の放送(セグメント分離放送若しくはワンセグ連結送信放送)と、チャンネル単位の放送とを識別することができ、かつ、受信中のセグメント番号若しくは物理チャンネル番号の情報も得ることができるという効果がある。特に、日本の地上デジタル放送(セグメント番号が0〜12、物理チャンネルが13チャンネル〜62チャンネル)のように数字部分において両者が重複していない場合、その重複していない数字部分を表示することにより必ず識別が可能であるという効果がある。
[2.第2実施形態]
つづいて第2実施形態について説明する。第1実施形態では、通常ワンセグ受信モードとセグメント受信モードとのユーザーインターフェース切替について説明したが、第1実施形態の方法では、図4(c)のような放送が行われているエリアでは、受信中のセグメントが圏外になっても、同じチャネルで他の送信局から送信されている他のセグメントについては圏外になっていないことがありうる。この場合、第1実施形態のように、受信圏外により通常ワンセグ受信モードへ切替えると、実際は放送エリア内であるのに、通常ワンセグ受信モードに切り替わってしまうことになる。
そこで、第2実施形態では、このような状態を回避し、図4(c)のような放送が行われているエリアで、エリア外に出たときに、通常ワンセグ受信モードに切替える例について説明する。
[2.1 処理の流れ]
図9は、図4(c)のような放送に対応して、セグメント受信モードから通常ワンセグ受信モードに切替える処理のフローチャートである。第2実施形態における携帯電話1の処理は、第1実施形態における携帯電話1の処理を示した図5において、ステップS26の処理を、ステップS50〜S58にて置き換えた処理で実行される。したがって、本実施形態については、この変更部分について説明を行う。尚、機能構成についても、第1実施形態(図2)と同様であり、その説明を省略する。
図9において、セグメント受信モードで受信圏外となった場合(ステップS24;Yes)、制御部10は、表示部60に「受信できません。他のセグメントの受信可否を確認しますか?」というメッセージを表示させ、視聴者に圏外確認を行うか否かの選択を促す(ステップS50)。
視聴者が所定のキー操作により圏外確認を行わない選択をした場合(ステップS50;No)、第1実施形態と同様に通常ワンセグ受信モードに切り替え、ユーザーインターフェースを通常ワンセグ受信モードに切り替える(ステップS58)。そして、ステップS30に処理を移行する。
他方、圏外確認において視聴者が所定のキー操作により圏外確認を行う選択をした場合(ステップS50;Yes)、セグメントシーク処理が実行される(ステップS52)。
ここで、セグメントシーク処理の詳細について図10を参照して説明する。制御部10がフロントエンド部30に対し、受信圏外となった現在受信中のセグメント+1のセグメント(受信中セグメントが12だった場合は0)の受信周波数を設定し、選局する(ステップS70)。
新たに受信開始したセグメント(ステップS70において選局したセグメント)でPSI/SIが受信(取得)できれば、そのセグメント番号を記憶する(ステップS76)。また、選局時には、同時にタイマーをスタートさせる(ステップS72)。
ここで、受信セグメントによっては、PSI/SIを受信できずにタイムアウトする場合もあるが(ステップS74;No→ステップS78)、タイムアウトした場合と、PSI/SIが受信できた場合には、そのセグメントでの受信を終了する。次に全セグメント受信完了したかのチェックを行い(ステップS80)、全セグメント受信完了なら(ステップS80;Yes)、セグメントシーク処理を終了する。また、未受信セグメントがある場合には(ステップS80;No)、再びフロントエンド部30に対し、現在受信中のセグメント+1のセグメント(受信中セグメントが12だった場合は0)の受信周波数を設定する(ステップS70)。
セグメントシーク処理終了後、制御部10は受信可能なセグメントが存在したかどうかを判断する(ステップS54)。ここで、存在しなかった場合は(ステップS54;No)、通常ワンセグ受信モードに変更する(ステップS58)。他方、存在した場合は(ステップS54;Yes)、視聴者に受信可能なセグメントを提示し、受信可能なセグメントへの選局を促す(ステップS56)。
受信可能なセグメントを視聴者に提示する際には、NITから取得したTS名や、SDTから取得したサービス名を、セグメント番号とともに提示する方法があるが、セグメントシーク時にEITの取得まで行っていれば、これらの情報に加えて、現在放送中の番組名、又は今後放送予定の番組名を視聴者に提示することが可能である。
本実施形態によれば、実際は放送エリア内であるのに、通常ワンセグ受信モードに切り替わってしまうことを回避できる。
[2.2 変形例]
なお、上述した実施形態では、セグメントシーク動作時のタイマーのタイムアウト時間は、PSI/SIの受信不可タイムアウトとしているが、これ以外にも例えば、当該セグメントに物理波が存在する(フロントエンド部30のチューナーがロックする)等の条件をタイムアウト時間に加えることも可能である。この条件をタイムアウト条件に加えた場合、物理波がない場合は、PSI/SIの受信不可タイムアウトにより短時間の物理波検出タイムアウトにより、次のセグメントに移行し、物理波が存在して、PSI/SIが取得できない場合は、PSI/SIの受信不可タイムアウトにより、次のセグメントに移行する。
このようにすることで物理波が存在しないセグメントでの受信時間を短縮できるので、セグメントシークに要する時間を短縮することができる。また、セグメントシークにおいては全セグメントを受信することが目的なので、受信するセグメントの順番には拠らない。図4(a)に示したように、セグメント番号は周波数順には並んでいないため、セグメントシーク中に図7(b)のチャンネル番号表示欄R208の表示を変更していく場合には、セグメントシークを周波数順に行うと表示されるセグメント番号は、数字順とならない。セグメントシークをセグメント番号順に行うことで、周波数順に物理周波数を遷移させた場合に視聴者が持ちうる表示上の違和感をなくすことができる。
また、上述した実施形態では、セグメントシーク処理で全セグメントの受信を行い、受信可能なセグメントを視聴者に提示する方法を記載したが、セグメントシーク処理で最初に見つかった受信可能なセグメントの視聴を自動的に開始してもよい。これにより、全セグメントをシークする場合に比べて、次の番組の視聴までの間隔を短く抑えることができる。この場合は、そのセグメントで受信不可となった場合は、その都度セグメントシーク処理を行い、全セグメントでの受信不可が確認された時点で、通常ワンセグ視聴モードに切替えることになる。
また、上述した実施形態において、通常ワンセグ視聴モードへの切り換えとともに、さらに通常ワンセグ視聴モードにおいても同様に受信できるチャンネルを探し、最初に受信できるチャンネルを発見したらそのチャンネルの番組の視聴を開始しても良い。これにより、セグメントとチャンネルの違いを問わず、シームレスに次に表示できる番組を探すことができる。
この際、新たなチャンネルの選択においてはシークではなく、チャンネルリストにおいてそのチャンネルの次若しくは前に選択することが指定されているチャンネルを選択し番組を表示するなど、予め決まったチャンネルを表示しても良い。特にこの予め決まったチャンネルが、セグメント単位の放送など局地的な放送に用いられることが想定されるものではなく、通常のワンセグ放送であれば、より広い範囲で受信できることが期待されるため、表示できる可能性が増すという効果がある。
[3.変形例]
上述した実施形態では本発明を携帯電話に利用した例を記載したが、本発明はワンセグ放送受信可能で、キーやタッチパネル等のユーザーインターフェースを持つ機器であれば、他の機器に利用してもよい。例えば、パソコン、携帯端末、カーナビゲーションシステム等が挙げられる。また、上述した実施形態では「キー」と記載したが、キーは視聴者が操作するものであればよく、前記実施形態のようにキー1つに物理的な部材(ボタン)1つを割り当てて実現しても良いし、タッチパネル上に複数の操作対象を表示することにより実現しても良い。
また、上述した実施形態において、日本の地上デジタル放送のワンセグ放送、及びワンセグ放送から派生したセグメント単位の放送を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、隣接する放送帯域間の周波数幅が異なる放送方式を受信可能な受信機に適用可能である。したがって、ワンセグ放送の代わりに通常の地上デジタル放送を受信する受信機や、地上デジタル放送、ワンセグ放送、セグメント分離放送等を受信する受信機においても本発明を適用可能である。
また、受信機のフロントエンド部30が、複数のセグメントでひとつのTSを送出する放送方式を受信可能である場合には、地上デジタル音声放送や、今後サービス開始が予定されるISDB−Tmm方式の放送を受信する受信機においても本発明を適用可能である。
第1実施形態における携帯電話の概略を示す図である。 第1実施形態における携帯電話の機能構成を示す図である。 第1実施形態におけるTS識別情報のデータ構成の一例を示す図である。 セグメント放送に関して説明をするための図である。 第1実施形態における携帯電話の処理の流れを説明する動作フローである。 TSパケットについて説明するための図である。 第1実施形態における表示画面の一例を示す図である。 第1実施形態におけるチャンネルテーブルのデータ構成の一例を示す図である。 第2実施形態における携帯電話の処理の流れを説明する動作フローである。 第2実施形態におけるセグメントシーク処理を説明する動作フローである。
符号の説明
1 携帯電話
10 制御部
20 無線部
22 通信用アンテナ
25 通信制御部
30 フロントエンド部
32 地上デジタル放送受信用アンテナ
35 ワンセグ用バックエンド部
40 音声復号部
45 スピーカ
50 音声符号化部
55 マイク
60 表示部
70 入力部
80 記憶部
82 TS識別情報
84 チャンネルテーブル

Claims (7)

  1. 受信モードとして、ワンセグメント放送を受信する通常ワンセグ受信モードと、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送を受信するセグメント受信モードとを切り替える受信モード切替部と、
    放送局から送信されるデジタル放送波を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記デジタル放送波から、前記受信モードに基づいて番組を選局する選局部と、
    を備えたデジタル放送受信装置であって、
    前記受信モード切替部は、前記デジタル放送波に含まれる、PSI/SIを解析し、当該デジタル放送がワンセグ連結放送又はセグメント分離放送である場合には、前記受信モードをセグメント受信モードに切り替えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記選局部は、前記受信モードが通常ワンセグメント受信モードの場合には、前記デジタル放送波から番組をチャンネル単位で選局し、前記受信モードがセグメント受信モードの場合には、前記デジタル放送波から番組をセグメント単位で選局することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記受信モード切替部は、セグメント受信モードの際に、前記デジタル放送波が受信できなくなった場合は、前記受信モードを通常ワンセグモードに切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記受信モード切替部は、視聴者からの操作入力に応じて、通常ワンセグ受信モードと、セグメント受信モードとを切り替えることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記受信モードに応じて、番組を選局するためのユーザーインターフェースを提供するユーザーインターフェース提供部を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のデジタル放送受信装置。
  6. 受信モードとして、ワンセグメント放送を受信する通常ワンセグ受信モードと、ワンセグ連結送信放送又はセグメント分離放送を受信するセグメント受信モードとを切り替える受信モード切替部と、
    放送局から送信されるデジタル放送波を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記デジタル放送波から、前記受信モードに基づいて番組を選局するためのユーザーインターフェースを提供するユーザーインターフェース提供部と、
    を備えたデジタル放送受信装置であって、
    前記受信モード切替部は、前記デジタル放送波に含まれる、PSI/SIを解析し、当該デジタル放送がワンセグ連結放送又はセグメント分離放送である場合には、前記受信モードをセグメント受信モードに切り替え、
    前記ユーザーインターフェース提供部は、前記受信モード切替部が、前記受信モードを切り替えた場合には、ユーザーインターフェースも併せて切り替えて提供することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  7. 複数の操作キーを有する操作部と、
    前記操作キーに対応して、前記受信モードが通常ワンセグモード時における動作と、前記受信モードがセグメント受信モード時における動作とをそれぞれ記憶する記憶部とを更に備え、
    前記ユーザーインターフェース提供部は、前記受信モード切替部が、前記受信モードを切り替えた場合には、前記受信モードに対応する操作キーの動作を、前記記憶部から読み出し、設定することを特徴とする請求項6に記載のデジタル放送受信装置。
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