JP2013125986A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイマル放送において放送の切り替えを行う際に、出力時間の時間差に起因する画像/音声の飛びを回避することが可能なデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】 本発明のデジタル放送受信装置は、放送受信部と、復調部とを備える。また、サイマル放送を検出し、サイマル放送に含まれる複数の放送を復調部により出力した場合における出力時間の差分を算出し、複数の放送のうち出力時間が相対的に遅い放送を第一放送として検出し、複数の放送のうち出力時間が相対的に早い放送を第二放送として検出するサイマル放送検出部を備える。また、サイマル放送が検出されている状態において、第一放送から第二放送への切り替え指示を検知した場合に、第二放送の画像/音声情報を蓄積し、差分に相当する時間の蓄積が完了した時点で、出力する画像/音声情報を蓄積された画像/音声情報に切り替えるよう復調部を制御する復調制御部を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタル放送波を受信するデジタル放送受信装置に関するものであり、特にサイマル放送を受信可能なデジタル放送受信装置に関する。
近年、デジタル放送の普及が進められている。例えば日本においては、一部の地域を除き、地上アナログ放送が2011年に放送終了され、地上デジタル放送への移行が行われた。これに伴い、カーナビや携帯電話等に搭載される移動体用のデジタル放送受信装置も、広く開発が行われている。
地上デジタル放送では、高画質、高音質が特徴の12セグ放送と、移動受信に強いワンセグ放送とがある。12セグ放送は主に家庭用テレビ等で利用され、ワンセグ放送は携帯電話等で利用される。
また、12セグ放送とワンセグ放送との両方を受信する機能を備えるとともに、サイマル放送を検知して受信階層を切り替える放送受信装置が提案されている。特にカーナビやスマートフォンのように、ある程度の高い解像度の液晶モニタを備える装置では、ワンセグ放送を表示した場合に、画像の粗さが目立ってしまう。このため、サイマル放送の受信中において、受信状態が良好なときは高画質、高音質の12セグ放送を受信し、受信状態が悪化したらワンセグ放送に切り替えて受信を継続する。
ただし、ワンセグと12セグとを用いたサイマル放送では、12セグ放送とワンセグ放送との間に0〜2秒程度のズレがあるのが一般的であり、通常はワンセグ放送が遅れている。このような状態でワンセグ放送から12セグ放送に切り替えた場合、画像/音声が飛ぶことになる。
そこで、音声アナログ波形を比較することにより表示タイミングを調整する技術や、フレーム毎の符号量に基づいて出力時間差を補正する技術が開示・提案されている(例えば特許文献1や特許文献2を参照)。
特開2008−206015号公報 特開2009−246712号公報
しかしながら上記の技術は、12セグ放送の蓄積が実施できない状況において受信階層の切り替え要求が発生した場合、正常に機能しない可能性がある。
例えば、ユーザがワンセグ放送を選局した直後、受信状態が良好であることが装置側で検知され、12セグ放送への切り替え要求が発生したとする。この場合、選局直後であるため、12セグ放送の蓄積がなされておらず、切り替え時に画像/音声が飛んでしまう。
また例えば、外的要因により一時的に受信状態が悪化した状態(例えばトンネル通過)から、受信状態が改善した直後に、切り替え要求が発生したとする。この場合、トンネル内においては、ワンセグ放送は受信できたとしても12セグ放送の蓄積が行えないため、
切り替え時に画像/音声が飛んでしまう。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、サイマル放送の受信が可能なデジタル放送受信装置であって、同一内容の放送を出力した場合における出力時間が相対的に遅い階層(例えばワンセグ)から、出力時間が相対的に早い階層(例えば12セグ)への階層切り替え要求が発生した場合に、両階層の時間差に起因する画像/音声の飛びを回避することが可能な、デジタル放送受信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のデジタル放送受信装置は、放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、前記放送受信部により受信された放送波を復調して画像/音声情報を出力する復調部と、前記放送受信部により受信された放送波より、同一内容の放送を複数の手段で同期させて送信する放送であるサイマル放送を検出し、前記サイマル放送に含まれる複数の放送を前記復調部により出力した場合における出力時間の差分を算出し、前記複数の放送のうち前記出力時間が相対的に遅い放送を前記第一放送として検出し、前記複数の放送のうち前記出力時間が相対的に早い放送を前記第二放送として検出するサイマル放送検出部と、前記サイマル放送検出部によりサイマル放送が検出されている状態において、前記第一放送から前記第二放送への切り替え指示を検知した場合に、前記第二放送の画像/音声情報を蓄積し、前記差分に相当する時間の蓄積が完了した時点で、出力する画像/音声情報を前記蓄積された画像/音声情報に切り替えるよう前記復調部を制御する復調制御部とを備えることを特徴とする。
この構成によると、本発明のデジタル放送受信装置は、放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、放送受信部により受信された放送波を復調して画像/音声情報を出力する復調部とを備える。また、放送受信部により受信された放送波より、同一内容の放送を複数の手段で同期させて送信する放送であるサイマル放送を検出し、サイマル放送に含まれる複数の放送を復調部により出力した場合における出力時間の差分を算出し、複数の放送のうち出力時間が相対的に遅い放送を第一放送として検出し、複数の放送のうち出力時間が相対的に早い放送を第二放送として検出するサイマル放送検出部を備える。また、サイマル放送検出部によりサイマル放送が検出されている状態において、第一放送から第二放送への切り替え指示を検知した場合に、第二放送の画像/音声情報を蓄積し、差分に相当する時間の蓄積が完了した時点で、出力する画像/音声情報を蓄積された画像/音声情報に切り替えるよう復調部を制御する復調制御部を備える。
また上記目的を達成するために、前記復調制御部は、前記第一放送から前記第二放送への切り替え指示を検知した場合に、前記蓄積が完了するまで、前記第一放送から得られる画像/音声情報を出力するよう前記復調部を制御することを特徴とする。
この構成によると、復調制御部は、第一放送から第二放送への切り替え指示を検知した場合に、第二放送の蓄積が完了するまで、第一放送から得られる画像/音声情報を出力するよう復調部を制御する。
また上記目的を達成するために、前記サイマル放送検出部は、一放送波における強階層から得られる情報と弱階層から得られる情報とを比較することによりサイマル放送を検出し、前記強階層を前記第一放送として用い、前記弱階層を前記第二放送として用いることを特徴とする。
この構成によると、サイマル放送検出部は、一放送波における強階層から得られる情報と弱階層から得られる情報とを比較することによりサイマル放送を検出し、強階層を第一放送として用い、弱階層を第二放送として用いる。
また上記目的を達成するために、前記サイマル放送検出部は、地上デジタル放送のワンセグ放送を前記第一放送として用い、地上デジタル放送における12セグ放送を前記第二放送として用いることを特徴とする。
この構成によると、サイマル放送検出部は、地上デジタル放送のワンセグ放送を第一放送として用い、地上デジタル放送における12セグ放送を第二放送として用いる。
また上記目的を達成するために、前記サイマル放送検出部は、V−Highマルチメディア放送またはV−Lowマルチメディア放送において異なるセグメントで実施されている複数の放送よりサイマル放送を検出することを特徴とする。
この構成によると、サイマル放送検出部は、V−Highマルチメディア放送またはV−Lowマルチメディア放送において異なるセグメントで実施されている複数の放送よりサイマル放送を検出する。
本発明によれば、出力時間が相対的に遅い階層から出力時間が相対的に早い階層への階層切り替え要求が発生し、且つ出力時間が相対的に早い階層の蓄積がなされていない場合に、両階層の時間差に起因する画像/音声の飛びを回避することができる。これによりユーザは、上記の階層切り替え時においても、画像/音声が綺麗に繋がった状態で視聴を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る機能部の構成を示すブロック図である。 階層切り替え処理の処理タイミングを示す模式図である。 階層切り替え処理を示すフロー図である。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
〈1.内部構成について〉
図1は、本発明の一実施形態に係る車載用受信装置100(=デジタル放送受信装置)の内部構成を示すブロック図である。図1のブロック図に示すように、本発明の車載用受信装置100は、外部装置としてダイバーシティアンテナ1を接続可能である。
また車載用受信装置100は少なくとも、チューナ11(=放送受信部)、復調部12、HDD13、CPU14、RAM15、ROM16、オーディオフィルタ17、オーディオデコーダ18、ビデオフィルタ19、ビデオデコーダ20、データフィルタ21、データデコーダ22、出力部23、及び操作入力部24を備えている。
チューナ11は、ダイバーシティアンテナ1からデジタル放送信号を受信し、所望の周波数帯域での選局を行う。またチューナ11は、選局中の周波数帯域において放送波が受信不可となったか否かを監視する。具体的には例えば、車載用受信装置100を搭載した車両が受信地域を跨ぐ等により、これまで受信していた放送波の電界強度が所定の閾値を下回った場合に、受信不可となったとみなす。
復調部12は、チューナ11から入力される選局された信号を復調及びエラー訂正し、
ワンセグ(=強階層)と12セグ(=弱階層)との、それぞれのTSを出力する。復調部12により復調されたTSは、後述するオーディオフィルタ17、ビデオフィルタ19、及びデータフィルタ21に与えられる。
HDD(Hard Disk Drive)13は、放送波より抽出された画像/音声データ等を格納する大容量の磁気記録媒体である。
CPU14は、各種演算、処理、制御を行う演算処理装置である。CPU14は、車載用受信装置100の各部材の駆動を有機的に制御して、放送受信処理等を統括制御する。
RAM15は、CPU14のワークメモリ等に用いられる、読み書き可能な記録媒体である。
ROM16は、CPU14が実行する制御プログラム等を格納する、読み出し専用の記録媒体である。
オーディオフィルタ17は、復調部12から出力されたTSからオーディオデータのみを抽出する。オーディオデコーダ18は、抽出されたオーディオデータを復号してデジタル音声信号を生成し、後述する出力部23へ与える。
ビデオフィルタ19は、復調部12から出力されたTSからビデオデータのみを抽出する。ビデオデコーダ20は、抽出されたビデオデータを復号してデジタル画像信号を生成し、後述する出力部23へ与える。
データフィルタ21は、復調部12から出力されたTSから伝送パラメータ、NIT(Network Information Table)、番組情報等のデータを抽出する。データデコーダ22は、抽出されたデータを復号する。復号されたデータは、HDD13やRAM15等に記録される。
出力部23は液晶モニタ等の表示装置や、スピーカ等の音声装置を接続して画像信号及び音声信号を出力するための出力端子を含む。
操作入力部24は、不図示のリモコン、及びリモコン受光部を含む。リモコンには、車載用受信装置100に対して選局指示等を行うための、プッシュボタンやタッチセンサ等が備えられている。
また操作入力部24は、車載用受信装置100のハウジングに設けられたハードキーやタッチパネル等を含む。操作入力部24は、上記装置のいずれかにより受け付けたユーザ操作に基づく操作信号を生成し、CPU14等へ出力する。なお操作入力部24は、必ずしも上記装置の全てを含む必要はなく、上記装置の一部のみを含む形態でもよい。
〈2.機能部の構成について〉
ここで、本発明の一実施形態に係る階層切り替え処理を行うための各機能部の関係を、図2の機能ブロック図を用いながら説明する。なお図2においてCPU14の内部に図示されている機能ブロックは、CPU14が所定のプログラムを実行することにより実現される機能部を表している。
図2に示すように、本実施形態の階層切り替え処理は、サーチ部14a、サイマル放送検出部14b、及び階層切替部14c(=復調制御部)により実施される。
サーチ部14aは、所定の放送波の受信を試行するサーチ処理を行う。サーチ部14a
は、受信可能な周波数帯域を解析すると共に、不図示の放送局情報テーブルを用いて、ユーザに指示されたソフト事業者が情報を配信している放送波の受信を試行する。
受信に成功した場合、この放送波の受信を開始する。受信に失敗した場合、サーチ部14aは放送局情報テーブルに含まれる未チェックのサーチ周波数を用いて、放送波の受信を試行する。
サイマル放送検出部14bは、サーチ部14aによりサーチされて受信が開始された放送波が、サイマル放送に含まれる一放送であるか否かを判定する。サイマル放送検出部14bは例えば、地上デジタル放送で実施されているワンセグ放送と12セグ放送とを用いたサイマル放送を検出する。
またサイマル放送検出部14bは、検出されたサイマル放送に含まれる複数の放送における、出力時間のズレ(後述する図3のΔ)を算出する。なお、サイマル放送検出方法、及びズレ算出方法の具体的な詳細については、過去に提案されている従来技術と同様の技術を用いるため、ここでは説明を省略する。
階層切替部14cは、サイマル放送検出部14bによりサイマル放送が検出されており、且つサイマル放送において出力時間が相対的に遅れている放送(=第一放送)から、出力時間が相対的に進んでいる放送(=第二放送)への切り替え指示を検知した場合に、第一放送の復調を継続させつつ、第二放送の蓄積を実施する。
そして上記のズレ(=時間差)分の蓄積が完了した時点で、第二放送への切り替えを行うとともに、蓄積した画像/音声情報の先頭より再生を開始する。つまり、実際に受信している第二放送の画像/音声情報を即時再生するのではなく、一旦蓄積した情報を用いて、実際の出力時間より遅れた状態で第二放送の再生を行う。
図3は、視聴階層の切り替えイメージを、時間の流れを基準に示した模式図である。図3は、ワンセグ放送(=第一放送)を受信している状態において、受信感度が良好になった等の理由により12セグ放送(=第二放送)への切り替え要求が発生した場合を示している。
なお、切り替え要求の発生時点では、12セグ放送を受信機に蓄積できていないものとする。これは例えば、選局直後に切り替え要求が発生した場合や、受信不可状態から受信可能状態に変化した直後(例えばトンネル通過直後)に切り替え要求が発生した場合が、該当する。このような場合、事前に該当チャンネルの12セグの受信ができないため、12セグ放送の蓄積もできていない状態となる。
このような状態において、図3に示す「切り替え要求」のタイミングで切り替え要求が発生したとする。ここでもし、即座に切り替えを実施した場合、ユーザはワンセグにおいて「S−2」及び「S−1」を視聴してきないにもかかわらず、その次の「S」から、12セグで視聴することとなる。つまり、画像/音声の飛びが発生する。
しかしながら、上記のトンネル通過等の理由により、12セグの「S−2」及び「S−1」を事前に蓄積することもできていない。このため、12セグの蓄積データを用いた再生もできない。
そこで、ワンセグ放送の「S−2」のタイミングで切り替え要求が発生したとき、階層切替部14cは、ズレ量■の間だけワンセグ放送の復調及び出力を継続しつつ、12セグ放送の蓄積を行うよう、復調部12を制御する。そしてズレ量■分の12セグ放送(図中
下段の「S」及び「S+1」)を蓄積できたタイミングで、切り替えを実行する。つまり、図中の「切り替え実行」のタイミングで、切り替えを実行する。
これによりユーザは、ワンセグで「S−1」の最後まで視聴した状態で、蓄積されている12セグの「S」より視聴を行うため、ワンセグと12セグとの間で画像/音声の途切れが発生しない。
なお本実施形態では、ワンセグ放送が12セグ放送より相対的に遅れている、つまりワンセグ放送が12セグ放送と比較してΔ秒だけ遅れているという前提で説明を行っているが、逆でも構わない。つまり、12セグ放送がワンセグより相対的に遅れている状態において、12セグからワンセグへの切り替え要求が発生した場合に、本発明を適応しても構わない。
本発明の主旨としては、出力時間が相対的に遅い放送から早い放送への切り替え要求が発生した場合に、階層切り替えのタイミングを遅らせつつ画像/音声情報の蓄積を行い、出力時間のズレを吸収することを目的とする。
〈3.階層切り替え処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係る車載用受信装置100が実施する階層切り替え処理の処理フローについて、図4のフロー図を用いながら説明する。本実施形態の処理フローは、選局された周波数帯域でサイマル放送が行われていることがサイマル放送検出部14bにより検出されており、且つ出力時間が相対的に遅い階層(ワンセグ放送)から早い階層(12セグ放送)への階層切り替え要求が発生した場合に開始される。
なお、12セグ放送への切り替え要求の発生は、ユーザ操作に起因するものでもよいが、本実施形態では、受信感度が良好となったことを検出したCPU14が自動的に切り替えるケースを想定している。
本処理の開始後、階層切替部14cはステップS110において、選局されたサイマル放送のうち、出力時間が相対的に早い受信階層、つまり12セグ放送の蓄積を開始するよう、復調部12を制御する。
なお上記の処理は、選局直後や、受信状態が改善された直後において、ズレ量Δ分の画像/音声情報を蓄積できていないためである。従ってその間は、視聴階層の切り替えを実施しない。そして切り替え後において画像/音声を途切れることなく連続再生するために、上記の蓄積を行う。
次に階層切替部14cはステップS120において、12セグ放送において、ズレ量Δ分の画像/音声情報の蓄積が完了したか否かを判定する。蓄積が完了していない場合、階層切替部14cはステップS130において、出力時間が相対的に遅い受信階層、つまりワンセグを復調して出力するよう、復調部12を制御する。
次に階層切替部14cはステップS140において、12セグ放送の蓄積を継続しつつ、所定時間が経過した時点で、再びステップS120へ移行する。
ステップS120において、ズレ量Δ分のデータの蓄積が完了している場合、階層切替部14cはステップS150において、12セグへの受信階層の切り替えを行う。
次に階層切替部14cはステップS160において、蓄積した12セグ放送の画像/音声情報データを用いて、12セグ放送の再生を開始する。つまり、受信した12セグ放送を即時再生するのではなく、蓄積データを用いてズレ量Δ分だけ、実際の受信放送波より
遅れた状態で再生を行う。12セグ放送の再生が開始されると、本処理を終了する。
以上に説明した本実施形態によれば、ワンセグ放送から12セグ放送に切り替えるタイミングで、12セグ放送の画像/音声情報が蓄積できていない場合に、12セグ放送への切り替えを遅らせ、その間はワンセグ放送を出力しつつ、12セグ放送の蓄積を行う。これにより、出力時間に時間差が発生しているサイマル放送で階層切り替え要求が発生した場合に、切り替え時に画像/音声が飛ぶのを回避し、両放送が綺麗に繋がった状態で視聴できるようにすることができる。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)上記実施形態では、サイマル放送を受信可能なデジタル放送受信装置として、車載用受信装置100を例に説明しているが、これ以外のデジタル放送受信装置において実施する形態でもよい。例えば、ポータブルテレビやテレビ付き携帯電話等で実施する形態でもよい。
(B)上記実施形態では、本発明の各種処理に関わる各機能部が、マイクロプロセッサ等の演算処理装置上で所定のプログラムを実行することにより実現されているが、各種機能部が複数の回路により実現される形態でもよい。
(C)上記実施形態では、サイマル放送として地上デジタル放送のワンセグ放送及び12セグ放送を例に説明を行っているが、サイマル放送の取得元はこれに限定されるものではない。例えば、日本の総務省が中心となって実現化が進められているV−Highマルチメディア放送やV−Lowマルチメディア放送でも、サイマル放送が実施される可能性があるため、これらの放送を対象として本発明を実施する形態でもよい。例えばV−Lowマルチメディア放送では1/3seg放送が行わる予定なので、1segと3segとでサイマル放送が実施されれば、本発明をV−Lowマルチメディア放送で実施することも可能である。
(D)上記に関連して、インターネット等の広域通信網を使用した放送受信機能、例えばリアルタイムでのストリーミング再生機能を備えたデジタル放送受信装置において、放送波と通信網とにより同一のコンテンツを含むサイマル放送を取得して再生する場合において、本発明を実施する形態でもよい。
100 車載用受信装置(デジタル放送受信装置)
11 チューナ(放送受信部)
12 復調部
13 HDD
14 CPU
14a サーチ部
14b サイマル放送検出部
14c 階層切替部(復調制御部)
15 RAM
16 ROM
17 オーディオフィルタ
18 オーディオデコーダ
19 ビデオフィルタ
20 ビデオデコーダ
21 データフィルタ
22 データデコーダ
23 出力部
24 操作入力部

Claims (5)

  1. 放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、
    前記放送受信部により受信された放送波を復調して画像/音声情報を出力する復調部と、
    前記放送受信部により受信された放送波より、同一内容の放送を複数の手段で同期させて送信する放送であるサイマル放送を検出し、前記サイマル放送に含まれる複数の放送を前記復調部により出力した場合における出力時間の差分を算出し、前記複数の放送のうち前記出力時間が相対的に遅い放送を前記第一放送として検出し、前記複数の放送のうち前記出力時間が相対的に早い放送を前記第二放送として検出するサイマル放送検出部と、
    前記サイマル放送検出部によりサイマル放送が検出されている状態において、前記第一放送から前記第二放送への切り替え指示を検知した場合に、前記第二放送の画像/音声情報を蓄積し、前記差分に相当する時間の蓄積が完了した時点で、出力する画像/音声情報を前記蓄積された画像/音声情報に切り替えるよう前記復調部を制御する復調制御部と、
    を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記復調制御部は、前記第一放送から前記第二放送への切り替え指示を検知した場合に、前記蓄積が完了するまで、前記第一放送から得られる画像/音声情報を出力するよう前記復調部を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記サイマル放送検出部は、一放送波における強階層から得られる情報と弱階層から得られる情報とを比較することによりサイマル放送を検出し、前記強階層を前記第一放送として用い、前記弱階層を前記第二放送として用いること
    を特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記サイマル放送検出部は、地上デジタル放送のワンセグ放送を前記第一放送として用い、地上デジタル放送における12セグ放送を前記第二放送として用いること
    を特徴とする請求項3に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記サイマル放送検出部は、V−Highマルチメディア放送またはV−Lowマルチメディア放送において異なるセグメントで実施されている複数の放送よりサイマル放送を検出すること
    を特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
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