JP5343577B2 - シートバックの内部構造 - Google Patents
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請求項1に記載の発明は、乗員の背凭れ荷重を伝達するクラッチ機構を備えたシートバックの内部構造であって、矩形状の主パネルと、この主パネルの一部が突出した突出部とから成る略L字状の背凭れパネルを備えており、クラッチ機構は、シートバックのフレーム側に回動可能に組み付けられた受圧部材と、この受圧部材に枢着されウェイトを有する連結アームと、シートバックのフレーム側に回動可能に組み付けられた揺動部材とを備え、車両の後突によって生じる慣性力がウェイトに作用した状態で、受圧部材が車両用シートに着座した乗員の背凭れ荷重を受けて回動すると、この回動によってウェイトが前方へ進出しながらピンが揺動部材のアームに形成されているリブを押し当てながら移動し、この移動に伴って揺動部材が回動することで、乗員の背凭れ荷重を揺動部材へ伝達する構成となっており、乗員の背凭れ荷重によってウェイトが前方へ進出した場合でも、背凭れパネルにウェイトが干渉することがないように、正面視において、背凭れパネルは、その主パネルの縁がウェイトの上方の位置となるように、且つ、その突出部の縁がウェイトの左右のいずれか一方の位置となるように、シートバックの両サイドフレームに沿ったコンターマットの縦ワイヤの下部を橋渡す格好で張設されたSばねを介してクラッチ機構の手前側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、受圧部材は乗員からの背凭れ荷重を確実に受け止めることができる。そのため、様々な姿勢で乗員が車両用シートに着座しているとき、車両に後突が発生した場合でも、乗員の背凭れ荷重によって受圧部材を確実に作動させることができる。また、この構成によれば、背凭れパネルに突出部が形成されているため、乗員の背凭れ荷重によってパッド部材が後方へ押圧された場合でも、この押圧されたパッド部材がウェイトに干渉することはない。すなわち、背凭れパネルに突出部が存在することによって、押圧されたパッド部材に生じる撓みを減少させることができるため、パッド部材がウェイトに干渉することはない。したがって、クラッチ機構の誤作動を防止することができる。また、この構成によれば、背凭れパネルの突出部は、例えば、前方に進出したウェイトの右方に配置される格好となっている。そのため、突出部の厚み分だけ、シートバックの厚みを薄くすることができる。なぜなら、押圧によって撓んだパッド部材がウェイトに干渉することを防止するために、例えば、前方に進出したウェイトの右方だけでなく前方(前方位置)まで突出部を延設する場合と比較すると、前方まで延設した突出部によって、上述したようにクラッチ機構の誤作動を防止することができるが、突出部の厚み分だけ、シートバックが厚くなるからである。
実施例では、クラッチ機構Cは、上から下に向けて、受圧部材50、連結アーム60、第1の揺動部材70の順になるように構成されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、下から上に向けて、受圧部材50、連結アーム60、第1の揺動部材70の順になるように構成されていても構わない。すなわち、クラッチ機構Cの各構成部材の配置は、実施例に対して上下に逆の配置であっても構わない。その場合、背凭れパネル90も上下に逆の配置とすればよい。
22 サイドフレーム(シートバックのフレーム)
50 受圧部材
60 連結アーム
64 ウェイト
65 ピン
70 第1の揺動部材(揺動部材)
73 第1のアーム(アーム)
73a リブ
90 背凭れパネル
92 主パネル
92a 縁
94 突出部
94a 縁
C クラッチ機構
Claims (1)
- 乗員の背凭れ荷重を伝達するクラッチ機構を備えたシートバックの内部構造であって、
矩形状の主パネルと、この主パネルの一部が突出した突出部とから成る略L字状の背凭れパネルを備えており、
クラッチ機構は、
シートバックのフレーム側に回動可能に組み付けられた受圧部材と、
この受圧部材に枢着されウェイトを有する連結アームと、
シートバックのフレーム側に回動可能に組み付けられた揺動部材とを備え、
車両の後突によって生じる慣性力がウェイトに作用した状態で、受圧部材が車両用シートに着座した乗員の背凭れ荷重を受けて回動すると、この回動によってウェイトが前方へ進出しながらピンが揺動部材のアームに形成されているリブを押し当てながら移動し、この移動に伴って揺動部材が回動することで、乗員の背凭れ荷重を揺動部材へ伝達する構成となっており、
乗員の背凭れ荷重によってウェイトが前方へ進出した場合でも、背凭れパネルにウェイトが干渉することがないように、正面視において、背凭れパネルは、その主パネルの縁がウェイトの上方の位置となるように、且つ、その突出部の縁がウェイトの左右のいずれか一方の位置となるように、シートバックの両サイドフレームに沿ったコンターマットの縦ワイヤの下部を橋渡す格好で張設されたSばねを介してクラッチ機構の手前側に配置されていることを特徴とするシートバックの内部構造。
Priority Applications (1)
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JP2009010836A JP5343577B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | シートバックの内部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009010836A JP5343577B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | シートバックの内部構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010167851A JP2010167851A (ja) | 2010-08-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009010836A Expired - Fee Related JP5343577B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | シートバックの内部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5343577B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3775059B2 (ja) * | 1998-06-26 | 2006-05-17 | マツダ株式会社 | 自動車用シート |
-
2009
- 2009-01-21 JP JP2009010836A patent/JP5343577B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010167851A (ja) | 2010-08-05 |
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