JP5019506B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
本願は、バネの取付構成を工夫して、アクティブヘッドレスト機構による頭部の積極的に支持を、一層、良好にしたものである。
本発明は、前記バネ18のコイル部19はバネ取付軸22に挿通して前記上側リンク11に取付け、前記バネ18の一端19Aは前記上側リンク11の係合孔23に係止した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記バネ18の他端19Bは前記後突感知体27の後方移動を前記上側リンク11に伝達する伝動部材20の係合孔24に係止した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記バネ18の一端19Aと他端19Bとは、コイル部19の同じ側から接線方向に突出させて、前記一端19Aはコイル部19の軸芯中心とする回転方向の一方側に付勢し、前記他端19Bは回転方向の他方側に付勢するように構成した車両用シートとしたものである。
請求項2の発明では、バネ18のコイル部19はバネ取付軸22に挿通して上側リンク11に取付け、バネ18の一端19Aは上側リンク11に係止しているので、バネ18の取付を容易にすることができる。
請求項3の発明では、バネ18の他端19Bは伝動部材20に係止しているので、バネ18の一端19Aが上側リンク11と共に軸17中心に回動してコイル部19を巻き締めると、バネ18の他端19Bは伝動部材20との係止部が軸17中心に回動してコイル部19を弛め、それゆえ、バネ18によるヘッドレスト6の後方へ戻す弾力が増加するのを抑制して着座者の頭部を良好に支持する。
請求項4の発明では、バネ18の一端19Aと他端19Bとを、常時ヘッドレスト6を後方移動するように付勢させると共に、一端19Aと他端19Bとが互いに反対に移動して、バネ18によるヘッドレスト6の後方へ戻す弾力の増加を抑制させるように、簡単に構成でき、また、バネ18の取付および作動のスペースを小さく、かつ、他の部材と干渉しないように設置でき、合理的構成にできる。
背凭シート2の上部にはヘッドレスト6を設ける。ヘッドレスト6の構成は任意であり、ヘッドレスト6は少なくとも着座者の頭部を支持する頭部支持部7と、前記背凭シート2に装着するためピラー8とを設けて構成している。
ヘッドレスト6のピラー8は、後方から衝撃を受けて慣性で着座者が後方へ移動したとき、ヘッドレスト6を背凭シート2に対して前方移動させて頭部を積極的に支持するアクティブヘッドレスト機構Aを介して、背凭シート2に取付ける。
前記ピラー支持部材9はピラー8を支持固定するものであるが、ピラー8とピラー支持部材9の間に公知の高さ調節機構を設けると、ピラー8を所望高さに固定してヘッドレスト6の高さ調節できる。高さ調節機構の構成は公知であり、図示は省略するが、ピラー8に形成した係合凹部にピラー支持部材9に設けた係合部材を係合させて保持すればよい。
したがって、前記上側リンク11の一端にはヘッドレスト取付杆10を固定し、前記上側リンク11の他端には、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるエネルギーを伝達入力する伝動部材(ロッド)20の上部を軸21により連結する。
この場合、上側リンク11は背凭フレーム3に軸17中心に回動自在に取付けられればよく、取付構成は任意であり、図2では上側リンク11を直接背凭フレーム3に取り付けているが、図3ではブラケットを介して取り付けている。
アクティブヘッドレスト機構Aは、後突時にヘッドレスト6を前方移動させるから、一端19Aの係合孔23は必ずバネ取付軸22中心に前方回動するので、この一端19Aに対して他端19Bの係合孔24はバネ取付軸22中心に後方移動して、バネ18の一端19Aと他端19Bとが互いに反対に移動し、コイル部19に与えるねじりモーメントが増加しないように取り付ける。
実施例では、バネ18の一端19Aと他端19Bとは、コイル部19の同じ側から接線方向に突出するようにし、前記一端19Aはコイル部19の軸芯中心とする回転方向の一方側(時計回転)に付勢し、前記他端19Bは回転方向の他方側(反時計回転)に付勢するように構成する。
下側リンク25のアーム部35が内側に引っ張られると、下側リンク25を変形させるが、本願では、アーム部35の反対の下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持するので、下側リンク25の撓みを抑制する。
前記上部連結フレーム40はパイプ部材により形成する。上部連結フレーム40は横杆部42の左右側に縦杆部43を一体的に形成して下向きの「コの字」形状に形成する。縦杆部43は所定長さ有して形成し、縦杆部43に前記上側リンク11のリンク部16を軸17により取付ける。
即ち、従来の上下に並設したジグザグバネ構成では、着座者の上体は荷重により後方移動する各ジグザグバネにより「線」で支持されるので、着座姿勢が安定せず、後突のとき前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しても、着座者の上体が後方移動してしまって、頭部と上体との位置関係がかえって不安定になるが、本願では、板状支持材50により着座者の上体全体を「面」で支持できて、前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しているときに、板状支持材50が着座者の上体を「面」で支持するので、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
この場合、前記ワイヤスプリング52は、所定の弾性を有しており、プレート体51に荷重が掛かったときに、プレート体51全体が面形状を保持したまま後方移動しうるように構成する。
また、プレート体51の後方に、後突感知体27を位置させる。
したがって、板状支持材50による着座者の支持と、後突感知体27による後突の感知の確実性とを両立させられる。
背凭シート2の背凭フレーム3の四角枠内には板状支持材50を設け、板状支持材50は略四角形の一枚板状に形成したプレート体51をワイヤスプリング52を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成しているから、板状支持材50は、プレート体51およびワイヤスプリング52の弾性により、その板形状を略保持したまま前後移動して着座者を支持する。
しかして、上側リンク11には、ヘッドレスト6を常時後方に移動するように付勢するバネ18を設けているから、通常、ヘッドレスト6は着座者の頭部後方に位置して、着座姿勢に影響しない。
したがって、ヘッドレスト6はアクティブヘッドレスト機構Aにより前方回動して頭部を支持し、頸部衝撃緩和性能を向上させる。
仮に、他端19Bを固定部に係止すると、バネ18の一端19Aが上側リンク11と共に軸17中心に前方回動してコイル部19を巻き締めたとき、巻き締めた分、一端19Aがヘッドレスト6を後方に戻す弾力を増加させるが、本願は、ヘッドレスト6を後方に戻すバネ18の弾力の変化を抑制して、アクティブヘッドレスト機構Aを有効に作動させて、着座者の頭部を良好に支持する。
Claims (4)
- ヘッドレスト6を上側リンク11により背凭フレーム3に前後移動可能に取付け、前記背凭フレーム3には後突時の着座者の腰部付近の後方移動を感知する後突感知体27を設け、該後突感知体27と前記上側リンク11とをリンク機構Lにより連結して前記後突感知体27の後方移動により前記ヘッドレスト6を前方移動させて着座者の頭部を支持するように構成し、前記上側リンク11には、前記ヘッドレスト6を常時後方に移動するように付勢するバネ18を設け、該バネ18は、コイル部19からアーム状に一端19Aと他端他端19Bを突出させて形成し、前記バネ18の一端19Aは前記上側リンク11に係止し、前記他端19Bは前記リンク機構Lに係止した車両用シート。
- 請求項1において、前記バネ18のコイル部19はバネ取付軸22に挿通して前記上側リンク11に取付け、前記バネ18の一端19Aは前記上側リンク11の係合孔23に係止した車両用シート。
- 請求項1または請求項2において、前記バネ18の他端19Bは前記後突感知体27の後方移動を前記上側リンク11に伝達する伝動部材20の係合孔24に係止した車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3において、前記バネ18の一端19Aと他端19Bとは、コイル部19の同じ側から接線方向に突出させて、前記一端19Aはコイル部19の軸芯中心とする回転方向の一方側に付勢し、前記他端19Bは回転方向の他方側に付勢するように構成した車両用シート。
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