JP5268438B2 - ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5268438B2
JP5268438B2 JP2008155254A JP2008155254A JP5268438B2 JP 5268438 B2 JP5268438 B2 JP 5268438B2 JP 2008155254 A JP2008155254 A JP 2008155254A JP 2008155254 A JP2008155254 A JP 2008155254A JP 5268438 B2 JP5268438 B2 JP 5268438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strobe
light
subject
reach distance
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008155254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009300742A (ja
JP2009300742A5 (ja
Inventor
幸夫 尾高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008155254A priority Critical patent/JP5268438B2/ja
Priority to US12/483,189 priority patent/US20090310013A1/en
Priority to EP09162520.2A priority patent/EP2133741B1/en
Priority to CNA2009102037550A priority patent/CN101604110A/zh
Publication of JP2009300742A publication Critical patent/JP2009300742A/ja
Publication of JP2009300742A5 publication Critical patent/JP2009300742A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268438B2 publication Critical patent/JP5268438B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/02Illuminating scene
    • G03B15/03Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

本発明は、継続発光が可能な発光手段を有するストロボ装置、該ストロボ装置を装着可能な撮像装置およびその制御方法に関するものである。
閃光管を光源として有するストロボ装置では、ガイドナンバーがメインコンデンサのエネルギーにより決定されていた。そのため、カメラの撮影条件であるフィルム感度あるいは撮像素子の感度(ゲイン)及びレンズの絞りによって到達距離を容易に演算および表示ができた。したがって、撮影前に到達距離を撮影者に知らしめることができるため、撮影後に露出不足が発生することを防止することができた。
特許文献1では、スピードライト撮影可能なカメラにおいて、被写体距離、フィルム感度、絞りの状況に応じてスピードライトに必要なガイドナンバーや被写体距離を表示する技術が開示されている。
実開平06−021030号公報
近年、閃光管以外の白色発光ダイオード(以下、白色LED)などを光源とするストロボ装置が知られている。この種のストロボ装置では、撮影後に露出不足が発生することを防止するため、撮影前に該ストロボ装置の到達距離を検出し、この到達距離を表示する必要がある。
しかしながら、閃光管以外の例えば白色LEDを光源とするストロボ装置では、閃光管を光源とするストロボ装置のようにコンデンサに充電された電圧により瞬間的に発光するのではなく、白色LEDに定電流を供給している間は一定の発光量で連続して発光する。そのため、シャッタ秒時によってガイドナンバーが変化し、到達距離が変化する。したがって、到達距離を演算および表示するためには、感度(ゲイン)、絞り以外の撮影情報も考慮する必要があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、継続発光が可能な光源を用いてストロボ撮影する場合に、撮影前に到達距離を認識させることのできるストロボ装置、撮像装置およびその制御方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係るストロボ装置は、撮像装置に接続可能なストロボ装置であって、発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段と、接続された撮像装置のストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記発光手段によるストロボ光の到達距離を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された前記到達距離を示す情報を表示する表示手段と、前記接続された撮像装置から撮影情報を受信する受信手段と、を有し、前記表示手段は、前記受信手段により受信した撮影情報に被写体が静物であることを示す情報が含まれる場合、前記演算手段により演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とする。
同じく上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段を用いた撮影が可能な撮像装置であって、ストロボ撮影時の露光時間を設定する設定手段と、前記設定手段により設定されたストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記ストロボ装置によるストロボ光の到達距離を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された前記到達距離を表示する表示手段と、を有し、前記表示手段は、被写体が静物である場合、前記演算手段により演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とする。
同じく上記目的を達成するために、本発明に係るストロボ装置の制御方法は、撮像装置に接続可能であって、発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段を有するストロボ装置の制御方法であって、接続された撮像装置のストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記発光手段によるストロボ光の到達距離を演算する演算ステップと、前記演算ステップで演算された前記到達距離を表示手段に表示する表示ステップと、前記接続された撮像装置から撮影情報を受信する受信ステップと、を有し、前記表示ステップは、前記受信ステップで受信した撮影情報に被写体が静物であることを示す情報が含まれる場合、前記演算ステップで演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とする。
同じく上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置の制御方法は、発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段を用いた撮影が可能な撮像装置の制御方法であって、ストロボ撮影時の露光時間を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定されたストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記ストロボ装置によるストロボ光の到達距離を演算する演算ステップと、前記演算ステップで演算された前記到達距離を表示する表示ステップとを有し、前記表示ステップは、被写体が静物である場合、前記演算ステップで演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とする。
本発明によれば、継続発光が可能な光源を用いてストロボ撮影する場合に、撮影前に到達距離を認識させることでストロボ撮影時の露出不足の発生を防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1および2に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係わるカメラシステム(デジタルカメラ本体、レンズユニット、ストロボ装置から成る)の構成を示す図である。100はカメラ本体を、200はレンズユニットを、300は閃光管以外の白色LED等を光源とするストロボ装置を、それぞれ示している。
まず、カメラ本体100内の構成について説明する。
101はカメラ本体100の各部を制御するマイクロコンピュータCCPU(以下、カメラマイコン)である。102は赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含むCCD,CMOS等の撮像素子であり、後述のレンズ群202によって撮影時に被写体の像が結像される。103はシャッタであり、非撮影時には撮像素子102を遮光し、撮影時には開いて撮像素子102へ光線を導く。104はハーフミラーであり、非撮影時にレンズ群202より入射する光の一部を反射し、ピント板105に結像させる。
106は測光回路であり、内部に具備される測光センサは被写体の撮影範囲を複数の領域に分割し、それぞれの領域で測光を行っている。107は焦点検出回路であり、内部に具備される測距センサは複数点を測距ポイントとして持ち、測光センサの分割された部分に対応した位置に測距ポイントが含まれているよう構成されている。上記測光回路106内の測光センサは後述するペンタプリズム114を介してピント板105に結像された被写体像を見込んでいる。
108は撮像素子102からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、109は撮像素子102からの出力信号とA/D変換器108の変換タイミングを同期させるためのタイミングジェネレータ(TG)である。110はA/D変換器108にてデジタル信号に変換された画像データをパラメータにしたがって画像処理するデジタル信号処理回路である。尚、処理画像の記憶のためのメモリ等は省略する。
SCはカメラ本体100とレンズユニット200およびストロボ装置300とのインタフェースの信号ラインである。この信号ラインであるSCラインにより、カメラマイコン101より通信クロックを発生させ、後述するストロボマイコン310間で通信を可能にしている。更にストロボ装置300への発光開始信号をも与えている。また同様に、SCラインは後述するレンズマイコン201とのインタフェースの信号ラインでもあり、レンズマイコン201からカメラマイコン101にデータを送信する端子を有し、カメラマイコン101とレンズマイコン201間で通信を可能にしている。
112は各種入力部であり、スイッチやボタンなどでカメラの設定などを外部から入力する事が可能である。113は各種設定されたモードやその他の撮影情報などをファインダおよび背面の液晶装置や発光素子などに表示させる表示部である。114は前述したペンタプリズムであり、ピント板105の被写体像を測光回路106内の測光センサおよび不図示の光学ファインダに導く。115はAFミラーであり、レンズ群202より入射し、ハーフミラー104を透過した光線の一部を焦点検出回路107の測距センサへ導いている。尚、ここでは簡単のため電源電池等は説明から省略している。
次に、カメラ本体100に接続可能なレンズユニット200内の構成と動作について説明する。
201はレンズユニット200の各部の動作を制御するマイクロコンピュータLPU(以下、レンズマイコン)、202は複数枚で構成されたレンズ群である。203はレンズ群202のズームや焦点位置合わせ用の光学系を移動させるレンズ駆動回路であり、レンズ群202の駆動量は、カメラ本体100内にある焦点検出回路107の出力に基づいてカメラマイコン101内にて演算され算出される。204はレンズ群202の駆動時に移動量を検出するエンコーダである。算出された駆動量はカメラマイコン101からレンズマイコン201に通信され、エンコーダ204の駆動情報による駆動量分だけレンズマイコン201がレンズ駆動回路203を動作させ、レンズ群202は合焦位置へ移動される。
205は絞り、206は絞り制御回路であり、絞り205は絞り制御回路206を介してレンズマイコン201により制御される。なお、交換可能なレンズユニット200の焦点距離は単焦点のものであっても、ズームレンズのように焦点距離は可変であっても構わない。207は防振制御(IS)装置であり、不図示のジャイロなどで手振れ等の振れを検出し、レンズマイコン201でレンズ群を制御することで上記振れに起因する像振れを防止するためのものである。
次に、カメラ本体100に接続可能なストロボ装置300の構成について説明する。
310はストロボ装置300の各部の動作を制御するマイクロコンピュータFPU(以下、ストロボマイコン)である。301はストロボの電源(VBAT)としての電池である。302は電池301の電圧を昇圧し、後述する光源を点灯させるための昇圧回路である。307は閃光管以外の光源であり、本実施例1では白色LEDとする。なお、白色LED307は、同一の電圧が供給されている間は同一の発光量で発光し、連続して発光することができる。315は反射傘である。
図2(a)〜(c)は、白色LEDおよび反射傘の一例を示している。
図1に示した光源の一例である白色LED307は、図2(a)で示すように、紫外や青色のLED3〜17が直列に接続され、線状に発光するように構成されている。1および2は電極であり、この両端に発光電流が供給されることで、複数の紫外や青色のLED3〜17が点灯する。
図2(b)において、18は蛍光体であり、紫外や青色のLED3〜17の光を受け、擬似白色化した光に変換して蛍光体18の面が発光する。19はセラミックなどの熱伝導の良い基板であり、紫外や青色のLED3〜17が電極パターン1および2に実装されてこれらの発光により蛍光体18で擬似白色化されることで図1に示す白色LED307は構成されている。図2(c)において、315は図1にて後述する反射傘であり、蛍光体18より発光する白色の発光光束を集光し、被写体に照射している。
図1に戻り、308は白色LED307の発光開始および停止を制御する、定電流を与える電流制御回路である。323は白色LED307の光を受光するセンサとしてのフォトダイオードであり、直接またはグラスファイバーなどを介して白色LED307の光を受光する。309はフォトダイオード323の受光電流を積分する積分回路であり、その出力はコンパレータ312の反転入力端子とストロボマイコン310の図示しないA/Dコンバータ入力端子に入力される。コンパレータ312の非反転入力端子はストロボマイコン310内の図示しないD/Aコンバータ出力端子に接続され、コンパレータ312の出力端子はANDゲート311の入力端子に接続される。ANDゲート311のもう一方の入力端子はストロボマイコン310の図示しない発光制御端子と接続され、ANDゲート311の出力は電流制御回路308に入力され、白色LED307の通電制御を行っている。
315は図2に示した反射傘である。316は、フレネルレンズなどのパネル等から成り、ストロボ装置300の照射角を変更するズーム光学系である。ここで、反射傘315に対してズーム光学系316の距離を所定の位置に変更することにより、被写体へのガイドナンバーおよび配光を変化させることが可能となる。313はモータ等から成るズーム光学系316を移動させるズーム駆動部であり、ズーム光学系316のズーム駆動量はストロボマイコン310のズーム制御端子より入力される。レンズマイコン201からカメラマイコン101へ焦点距離情報が通信により与えられる。そして、カメラマイコン101および不図示の通信手段を介してストロボマイコン310に通信され、その焦点距離情報に応じてズーム駆動量がストロボマイコン310にて演算される。
314はズーム光学系316のズーム位置を検出する位置検出部であるところのエンコーダである。このエンコーダ314はストロボマイコン310の不図示の位置信号端子に移動情報を与える。ストロボマイコン310はこの移動情報を基に必要な量だけズーム駆動部313内のモータを動作させ、ズーム光学系316を所定位置に移動させる。320は各種入力部(入力インタフェース)であり、例えばストロボ装置300の側面などにスイッチが設置されていて、手動によりズーム情報を入力することも可能である。321はストロボ装置300の各種設定状態などを表示する表示部である。322はスイッチなどで構成されるストロボのバウンス状態を検知するバウンス検出部であり、バウンス時にはストロボマイコン310にバウンス状態であることを出力している。
次に、図1の構成図および図3のフローチャートにより、カメラシステムの一連の撮影動作について説明する。
カメラシステムが動作を開始すると、カメラマイコン101は、まずステップ101にて、入力部112の図示しないシャッタボタンの半押し状態である撮影準備用のスイッチSW1がONか否かを判定する。そして、スイッチSW1がONでなければスイッチSW1がONするまでこのステップで待機する。その後、スイッチSW1がONするとステップS102へ進み、入力部112より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、シャッタ秒時(TV)の決め方や、絞り値(FNo.)の決め方等、様々な撮影モードの設定(初期リセット)を行う。
次のステップS103では、カメラマイコン101は、上記ステップS102にて設定されたカメラの撮影モードのうち、カメラが自動焦点検出動作を行うモード(AFモード)であるか、そうでないモード(MFモード)であるかを判定する。AFモードでなければ直ちにステップS106へ進むが、AFモードであればステップS104へ進む。
ステップS104では、カメラマイコン101は、焦点検出回路107を駆動することにより周知の位相差検出法による焦点検出動作を行う。その際、複数のうちのどの測距(焦点検出)ポイントに合わせるかは、入力部112により設定された測距ポイントであったり、カメラの撮影モードに応じて決定されたり、近点優先を基本の考え方とした周知の自動選択アルゴリズムなどで決定したりする。次のステップS105では、上記ステップS104で決定された測距ポイントをカメラマイコン101内の図示しないRAM(ランダムアクセスメモリ)に記憶させる。さらに、ステップS105では、焦点検出回路107の情報に基づき、レンズ群202の駆動量を演算し、この演算結果に基づいてレンズマイコン201を介してレンズ駆動回路203を制御し、レンズ群202を合焦位置に移動させる。その後はステップS106へ進む。
次のステップS106では、カメラマイコン101は、被写体輝度を測光回路106より得る。この実施例では、一例として画面上の6つのエリアに分割し、それぞれのエリアより被写体輝度を得るものとする。その被写体輝度は、
EVb(i) (i=0〜5)
として、RAMに記憶させる。
次のステップS107では、カメラマイコン101は、複数のエリアそれぞれの被写体輝度(EVb)から、周知のアルゴリズムにより露出値(EVs)を決定する。そして、設定されたカメラの撮影モードに応じて、シャッタ秒時(TV)と絞り値(FNo.)を決定する。続くステップS108では、レンズマイコン201と通信を行い、レンズユニット200の情報である、焦点距離(f)、防振制御の作動選択、防振段数(IS_EV)等を受信する。なお、防振とは、手振れ等の振れに起因する像振れを補正するための機能をいう。
次のステップS109では、カメラマイコン101は、SCラインおよび不図示の通信手段を介してカメラの撮影情報等をストロボマイコン310に送信し、ストロボマイコン310からはストロボ撮影に関連する情報の受信を行う。続くステップS110では、入力部112の図示しないシャッタボタンの全押し状態である撮影開始用のスイッチSW2がONであるか否かを判定し、ONでなければ上記ステップS101〜S110までの動作を繰り返す。また、スイッチSW2がONであれば、ステップS111以降の一連のレリーズ動作へ進む。
ステップS111では、カメラマイコン101は、ストロボ装置300のプリ発光の直前に被写体輝度を測光回路106より得る。6分割されたセンサの各被写体輝度は、上記と同様、
EVa(i) (i=0〜5)
として、図示しないRAMに記憶させる。次のステップS112では、ストロボマイコン310に対してSCラインおよび不図示の通信手段を介してプリ発光の命令を行う。ストロボマイコン310はこの命令に従って、昇圧回路302、電流制御回路308を制御して所定時間、所定光量の発光を行い、被写体に照射するプリ発光動作を行う。次のステップS113では、プリ発光時の被写体輝度を測光回路106より得る。ここでは、その被写体輝度は6つの測光エリアに分割された領域に応じて、
EVf(i) (i=0〜5)
として、RAMに記憶させる。
次のステップS114では、カメラマイコン101は、露光動作に先立ってハーフミラー104及びAFミラー115をアップさせ、撮影光路内から退去させる。続くステップS115では、以下の(1)式
EVdf(i)←LN2(2^EVf(i)−2^EVa(i)) (i=0〜5)
………(1)
のような演算をする。つまり、ステップS113のプリ発光持続時の被写体輝度(EVf)からステップS111のプリ発光直前の被写体輝度(EVa)を伸張した後に差分を取る。そして、プリ発光の反射光成分のみの被写体輝度(EVdf(i))を抽出する。この抽出は6つの測光エリア毎に行う。
次のステップS116では、カメラマイコン101は、ストロボ装置300からのプリ発光の光量(Qpre)を得る。ここで、プリ発光の光量(Qpre)は、図4に一例を示すように、白色LED307などの光源では駆動電流値やズーム位置により変化する。本実施例1では、一つの定電流駆動であるため、ガイドナンバーはズーム位置により変化し、照射角の狭い105mmを基準として照射角の広い24mmではガイドナンバーが2.1EV低下する。他の照射角では粗く示したが、およそ図4に示す通りである。ここで、定電流値を変更する場合には電流に対応した補正量が必要となる。
以上のように、レンズユニット200の焦点距離(f)によりストロボマイコン310がズーム駆動部313およびエンコーダ314によりストロボ装置300のズーム動作を行い、この時のズーム位置に対応させて求めた値がプリ発光の光量(Qpre)となる。測距ポイント(Focus.p)、焦点距離(f)、プリ発光の光量(Qpre)等から、ストロボ光量を分割された6つの測光エリアのうちどのエリアの被写体に対して適正にもって行くべきかを選出する。選出されたエリアをP(0〜5のうちのどれか)として、RAM内に記憶させる。
次のステップS117では、カメラマイコン101は、本発光量を演算する。露出値(EVs)と被写体輝度(EVb)とプリ発光反射光分のみの輝度値(EVdf(p))とから、設定または選出されたエリア(P)の被写体について、プリ発光の光量に対して適正となるメイン発光量の相対比(r)を求める。つまり、以下の(2)式
r←LN2(2^EVs−2^EVb(p))−EVdf(p) ……(2)
より求める。ここで、露出値(EVs)から被写体輝度(EVb)の伸張したものの差分をとっているのは、ストロボ光を照射したときの露出が、外光分にストロボ光を加えて適正となるように制御するためである。
次のステップS118では、カメラマイコン101は、以下の(3)式
r←r+TV−t_pre+c ………(3)
の演算を行う。つまり、シャッタ秒時(TV)とプリ発光の発光時間(t_pre)と撮影者により入力部112により予め設定された露出補正係数(c)とを用いて相対比(r)を補正する。そして、新たな相対比(r)を演算する。ここで、シャッタ秒時(TV)とプリ発光の発光時間(t_pre)を用いて補正するのは、ストロボ装置300内で、プリ発光の測光積分値(INTp)とメイン発光の測光積分値(INTm)とを正しく比較するためである。
次のステップS119では、カメラマイコン101は、SCラインを介してストロボマイコン310へメイン発光量を決定するためのプリ発光の光量との相対比(r)を送信する。そして、次のステップS120にて、決められた露出値(EVs)に基づく絞り値(FNo.)になるようにレンズマイコン201に指令を出す。そして、決められたシャッタ秒時(TV)になるように図示しないシャッタ制御回路を介してシャッタ103を制御する。
次のステップS121では、カメラマイコン101は、シャッタ103の全開に同期してSCラインを介してストロボマイコン310に本発光の発光信号を与える。すると、ストロボマイコン310は、カメラから送られてきた相対比(r)に基づいて適正な発光量になるようにメイン発光制御を行う。
こうして一連の露光動作が終了すると、ステップS122にて、撮影光路より退去させていたハーフミラー104及びAFミラー115をダウンして再び撮影光路内に斜設させる。続くステップS123では、撮像素子102の画素データをA/D変換器109でデジタル信号として変換する。変換した画素データはホワイトバランスなど所定の信号処理を信号処理回路110を用いて行う。そして、次のステップS124で処理された画像データを図示しないメモリに記憶して撮影のルーチンを終了する。
次に、カメラ本体100に装着されたストロボ装置300側での動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。ストロボ装置300側では、図3のステップS109でカメラから送られる情報を図5のステップS201で待つ待機状態にある。
ステップS201では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101からSCラインおよび不図示の通信手段を介して各種情報を受信する。詳しくは、感度(ゲイン)情報(ISO)、焦点距離(f)、絞り値(FNo.)、シャッタ秒時(TV)、ストロボ同調秒時(tx)、防振制御の有無、防振によるGNo.補正量である防振段数(IS_EV)等の撮影情報を受信する。次に、ステップS202では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101へ同様に不図示の通信手段およびSCラインを介して各種情報を送信する。詳しくは、ガイドナンバーデータ(GNo.)、プリ発光の光量(Qpre)、白色LEDの駆動電流(I)、ズーム情報(Zoom)、バウンスモード(Bounce)等のストロボ撮影に関連する情報を送信する。
次のステップS203では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から受信した撮影情報からストロボ装置300の到達距離を求める。このルーチンの詳細は図6を用いて後述する。そして、次のステップS204にて、ファインダまたは背面の表示部321に到達距離とともにストロボ撮影に関連する情報を表示する。続くステップS205では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101へSCラインおよび不図示の通信手段を介してS203で決定されたシャッタ秒時(TV)の情報を送信する。そして、次のステップ206及びステップ207では、カメラマイコン101より受信した焦点距離(f)に基づいてズーム駆動部313を駆動してレンズユニット200の焦点距離に対応した所定の位置に移動させ、ストロボ装置300の照射角を設定する。そして、一連のシーケンスを終えてもとの通信の待機状態に戻る。
次に、図5のステップS203にて実行されるストロボ装置300の到達距離(ストロボ到達距離とも記す)の演算について、図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS301では、ストロボマイコン310は、基準となるストロボ到達距離の計算を行う。ここで、図7は、カメラ本体100内のフォーカルプレーンシャッタのシャッタ開口のタイミングとキセノン管(閃光管)および白色LED307などの光源を使用したストロボ装置の発光のタイミングを示している。
従来の閃光管であるキセノン管を使用したストロボ装置では、図7(a)に示すように、toで先幕が走行し、シャッタが全開時点でストロボの発光がt_syncで開始され、閃光終了後に後幕が走行するようになっている。ここで、ストロボ同調秒時(tx)は、従来は1/60秒程度として比較的閃光時間の長いスタジオ用のストロボ装置でもほぼ時間内閃光波形が入るようにしていた。最近では、シャッタの走行速度の増加やカメラに装着するような比較的閃光時間の短いストロボ装置に合わせて1/200秒から1/250秒とするストロボ同調秒時のものも増えてきた。
図7(a)に示すように、キセノン管を使用したストロボ装置では、ストロボ同調秒時(tx)よりシャッタ秒時(TV)を遅くしても、メインコンデンサのエネルギーを放電して発光は終了している。そのため、txに対してt_shの時間が延びたとしてもガイドナンバーは上がらない。従って、ストロボ同調秒時(tx)以上の秒時では、到達距離は、ストロボ装置のガイドナンバー(GNo.)と撮影時の絞り値(FNo.)で決定する。
これに対して、キセノン管以外の例えば白色LED307では、図1で示す電池301の電圧を昇圧回路302で昇圧し、電流制御回路308で定電流化させ、点灯しているために比較的長い時間点灯させることが可能である。図7(b)は、白色LED307などのキセノン管以外を光源とするストロボ装置におけるフォーカルプレーンシャッタのシャッタ開口のタイミングとストロボ発光のタイミングを示している。図7(b)ように、toで先幕が走行し、シャッタが全開時点でストロボの点灯がt_syncで開始され、後幕が走行する時間t1まで点灯するようになっている。
白色LED307を光源とする本実施例1におけるストロボ装置300では、シャッタ秒時(TV)がストロボ同調秒時(tx)より長くなれば点灯時間はt1からt2と延びる。そのため、次の(4)式
GNo.(2)=GNo.(1)×√(t2/t1) ………(4)
のようにガイドナンバーは増加する。なお、GNo.(1)はt1時間点灯時のガイドナンバー、GNo.(2)はt2時間点灯時のガイドナンバーである。従って、t2時間が無限大となるとガイドナンバーも無限大となる。
しかしながら、無限に点灯させて露光させた場合手振れ等の振れが発生することから、露光時間は振れの発生が許容できる有限の秒時で決定しなければならない。従って、白色LED307を光源とする場合のストロボ到達距離は、該白色LED307の手振れ等の振れの許容点灯時間(振れ許容秒時=振れ限界秒時)で決まるガイドナンバー(GNo.)と撮影時の絞り値(FNo.)で決定する必要がある。
以上は簡単のため、点灯時間に注目して説明を行ったが、点灯時間を含めてガイドナンバーを決定するファクターとしては、
GNO.∝√(ISO)∝√(Iq)∝√(t)
のようなものがある。なお、ISOは感度(ゲイン)、Iqは白色LED307などの光源輝度(ほぼ点灯電流値に比例)、tは白色LED307などの点灯時間である。その他、ストロボ装置300のズームによるガイドナンバー変化やシャッタ秒時(TV)を延ばすことが可能となる防振機能の有無でもガイドナンバーは変化する。
図6のステップS301では、シャッタ秒時(TV)によりストロボ装置300のガイドナンバー(GNo.)が変化するため、まず、基準となるガイドナンバー条件を決定している。図4の各ファクターにて基準ファクターの補正量が“0”とする。すなわち、感度(ゲイン)が100、光源電流として示される白色LED電流(I)が400mA、ストロボズーム焦点距離(Zoom_ST)が105mm、ストロボ同調秒時(tx)が一般的な値である1/60秒、防振無し(IS_EV=0)を基準とする。そして、基準ガイドナンバー(GNO_STD)が決められている。これらのファクターの変化に応じて撮影時のガイドナンバーが変化し、到達距離が変わる。基準ガイドナンバー(GNO_STD)はそれぞれ各ストロボ装置に記憶されており、各ファクターの変化により決定される補正量によって補正される。
上記条件により、ステップS301で求めるストロボの基準到達距離は記憶された基準ガイドナンバー(GNO_STD)とカメラマイコン101からの絞り値(FNo.)により、次の(5)式により決定する。つまり、
基準到達距離(m)=(GNO_STD)/(FNo.) ………(5)
のように決定する。
図6に戻り、上記ステップS301で基準到達距離を設定した後はステップS302へ進む。そして、次のステップS302では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101より受信した撮影情報にレンズユニット200の焦点距離情報が含まれていればステップS303へ進む。そして、焦点距離の逆数秒時(1/f)とカメラ本体100のストロボ同調秒時(tx)を比較する。一般的な手振れ等の振れ許容秒時は焦点距離(f)の逆数(1/f)とされ、本実施例でも同様とする。上記比較の結果、ストロボ同調秒時(tx)より長いと判定した場合はステップS303からステップS304へ進み、焦点距離の逆数秒時(1/f)をシャッタ秒時(TV)とする。また、レンズユニット200の焦点距離の逆数秒時(1/f)とストロボ同調秒時(tx)を比較して、ストロボ同調秒時(tx)より逆数秒時(1/f)が短いと判定した場合はステップS305へ進み、ストロボ同調秒時(tx)をシャッタ秒時(TV)とする。そして、ステップS308へ進む。
また、ストロボマイコン310は、上記ステップS302にてカメラマイコン101から受信した撮影情報の中に焦点距離(f)が有るか無いかの判定の結果、焦点距離(f)が無いと判定した場合はステップS306へ処理を進める。そして、次のステップS306にて、標準レンズの焦点距離50mmとし、続くステップS307にて、ストロボ同調秒時(tx)として一般的な値である1/60秒をシャッタ秒時(TV)とする。そして、ステップS308へ進む。
ステップS308では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から受信した撮影情報で防振制御の作動選択の有無を判定し、防振が作動している(防振機能が用いられている)と判定した場合はステップS309へ進む。そして、ステップS309では、防振機能時にはシャッタ秒時(TV)を何段シフトできるかのシャッタ秒時寄与段数(IS_EV)の情報を確認し、ステップS310へ進む。上記ステップS308にて防振機能が具備されていないか、または防振機能が作動していない(防振機能が用いられていない)と判定した場合は直ちにステップS310へ進む。
ステップS310では、ストロボマイコン310は、図4に示す各ファクターによる補正量をもとに基準ガイドナンバー(GNO_STD)からストロボ到達距離を求める。例えば、カメラマイコン101よりの撮影情報が、感度(ゲイン)が400、白色LED電流(I)が400mA、ストロボズーム焦点距離(Zoom_ST)が50mm、レンズ焦点距離(f)が50mmである。さらに、カメラのストロボ同調秒時(tx)が1/50秒、防振段数(防振機能付きでシャッタ秒時寄与段数)(IS_EV)が2段(ステップS309にて確認)であるとする。この場合、上記撮影条件で、図4の補正量は、感度(ゲイン)が100→400で補正量は+2である。また、白色LED電流(I)が400mA→400mAで補正量は0、ストロボズーム焦点距離(Zoom_ST)が105mm→50mmで補正量は−0.9である。また、シャッタ秒時(TV)が1/60→1/50で補正量は+0.3、防振段数(IS_EV)が0→2である。したがって、これらから補正量(a)が求まる。つまり、次の(6)式
補正量(a)=2(ゲイン)+0(I)−0.9(Zoom_ST)
+0.3(TV)+2(IS_EV)=+3.4段 ………(6)
より求まる。上記条件での演算結果では+3.4段の補正量となる。
ステップS301で、基準ガイドナンバー(GNO._STD)が45で、絞り値(FNo.)がFNo.5.6であるとする。この場合には、基準到達距離は、次の(7)式
基準到達距離=(GNO._STD)/(FNo.)=45/5.6=8(m)
………(7)
より求まる。
図8に、基準到達距離と補正量の関係を示す。図8では、横方向に基準ガイドナンバーと撮影時の絞りで決定する基準到達距離、縦方向に補正量を示している。本実施例1の場合、基準到達距離が8mであり、補正量としては約+3.5段(+3.4段を丸めた)の補正が加わる。この場合、この基準到達距離8mと補正量+3.5段の交点に示される距離は27mとなり、実際の到達距離は27mと演算結果が求められる。
また、防振無しの場合、補正量(b)は,次の(8)式
補正量(b)=2(ゲイン)+0(I)−0.9(Zoom_ST)
+0.3(TV)
=1.4段 ………(8)
より求まる。防振無しの場合、基準ガイドナンバーによる基準到達距離8mに対して約+1.5段(+1.4段を丸めた)の補正量となり、図8から13mと演算結果が求められる。
また、同条件で撮影情報にレンズ焦点距離情報が無い場合には、レンズ焦点距離(f)を50mmとして一般的な同調秒時である1/60秒をシャッタ秒時(TV)として用いて演算される。この時、防振機能が無いか、防振機能がOFFの場合では、補正量(c)は、次の(9)式
補正量(c)=2(ゲイン)+0(I)−0.9(Zoom_ST)+0(TV)
=1.1段 ………(9)
より求まる。防振無しの場合、基準ガイドナンバーによる基準到達距離8mに対して約+1.0段(+1.1段を丸めた)の補正量となり、図8から11mと演算結果が求められる。
これらの補正量(a)から補正量(c)までは、図9(a)〜(c)に示すような、左側のバー表示や右側の絶対値の距離表示として、図5のステップS204にてファインダまたは背面の表示部321に必要なデータとして表示される。
以上説明したように、白色LED307などの光源によるストロボ装置300では、光源の点灯時間(露光時間)によりストロボ到達距離が変化するため、手振れなどの撮影条件を含め、演算を行う必要がある。
本実施例1では、手振れのシャッタ秒時(TV)条件として、レンズの焦点距離(f)の逆数(1/f)を用いたが、これに限るものではなく、レンズユニット200の情報としてレンズ毎に個別に許容できる振れ許容秒時のデータを持つことでも良い。
レンズの焦点距離が200mmまたは250mm以上の望遠レンズを使用した場合には、ストロボ同調秒時より振れ許容秒時が短くなる。しかし、例えばこのような望遠レンズの場合、本実施例1では、ステップS305でカメラ本体100のストロボ同調秒時(tx)に合わせている。
これは、600mmや1200mmなどの超望遠レンズにした場合、シャッタ先幕の走行が全開になる前(t_sync以前)に後幕がスタートして光源が点灯しなかったり、全開後でも極端に低いガイドナンバーとなったりすることを防止するためである。
また、ストロボ同調秒時(tx)を、キセノン管を使用したストロボ装置と同じ時間で説明を行ったが、キセノン管以外の白色LED307などを光源とするストロボ装置300の場合は、独自に個別のストロボ同調秒時を設定することでも良い。また、白色LED307などを光源とするストロボ装置の発光開始を先幕全開後のt_syncとしたが、これに限らず、先幕の走行開始時に点灯を開始し、後幕の走行完了(シャッタ閉)で消灯させるものであっても良い。さらに、防振制御装置207をレンズユニット200に設けたもので説明を行ったが、カメラ本体側にあるものでも差し支えない。
次に、本発明の実施例2に係るカメラシステムについて説明する。なお、カメラシステムの構成は図1と同様であり、ライブビュー時のカメラ本体100およびレンズユニット200のみを図10に示している。
図11は、本発明の実施例2に係るカメラシステムにおいて、ライブビューモードが設定されているときの主要部分の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS401にて、カメラマイコン101は、入力部112の図示しないレリーズボタンの半押し状態であるスイッチSW1がONであるか否かを判定し、ONでなければこのステップを繰り返す。その後、スイッチSW1がONするとステップS402へ進む。
ステップS402では、カメラマイコン101は、図10に示すように、図示しないミラー制御回路によりミラーを制御する。そして、ハーフミラー104を回転させてレンズ群202から撮像素子102に到る光線を透過させるとともに、反射光を焦点検出回路107の回路内の測距センサに反射させる位置に移動させる。同時にAFミラー115はこれらの光束を妨げない位置まで退避させられる。
次のステップS403では、カメラマイコン101は、図示しないシャッタ制御回路を制御してシャッタ103を開き、撮像素子102にレンズ群202からの光束を導く。そして、次のステップS404にて、焦点検出回路107により位相差による焦点検出を行う。そして、カメラマイコン101は、レンズマイコン201とSCラインを介して通信を行い、フォーカスレンズの移動方向と移動量を指示して、レンズ駆動回路203に駆動命令を出す。レンズマイコン201は、カメラマイコン101からの情報に応じてレンズ駆動回路203を制御することで、レンズ群202のフォーカスレンズを所定量駆動する。
レンズ群202のフォーカスレンズを駆動して焦点調節が完了すると、カメラマイコン101は、ステップS405へ処理を進め、撮像動作を行う。詳しくは、撮像素子102からのアナログ信号をタイミングジェネレータ(TG)109で変換タイミングを同期させ、A/D変換器108でデジタル信号に変換する。次のステップS406では、デジタル信号に変換された画像データに所定の画像処理を行い、続くステップS407にて、画像処理の結果得られた表示画像を表示部113に表示する。
次のステップS408では、カメラマイコン101は、得られた画像データから測光を行う。そして、次のステップS409にて、所定のAPEX(Additive System of Photographic Exposure)演算を行って、シャッタ秒時(TV)および絞り値(FNo.)を演算して、図示しないメモリに記憶する。この記憶された値は、スイッチSW2がONして、ライブビューモードから、静止画撮影する場合の、静止画の撮像時に使用される。
次のステップS410では、カメラマイコン101は、レンズマイコン201とSCラインを介して通信を行い、上記ステップS409にて得られた絞り値(FNo.)にレンズ群202の絞り205を絞り制御回路206を駆動する。そして、次のステップS411にて、撮像素子102からのアナログ信号をA/D変換器108でタイミングジェネレータ(TG)109で変換タイミングを同期させてデジタル信号に変換し、新たに画像を取り込んで図示しないメモリに記憶する。続くステップS412では、前回メモリに記憶された画像と新たにメモリに記録された画像とを比較する。
次のステップS413では、カメラマイコン101は、上記ステップS412での比較結果より動体か静物かを判定し、静止した画像であればステップS414へ進み、静物フラグを立て、動体であればステップS415へ進み、動体フラグを立てる。
その後はステップS416へ進み、カメラマイコン101は、レンズマイコン201と通信を行う。そして、レンズユニット200の情報である、焦点距離(f)、被写体との距離情報(D)、防振制御の作動選択、防振段数(IS_EV)等を受信する。
次のステップS417では、カメラマイコン101は、SCラインを介してカメラ本体100の撮影情報等をストロボマイコン310に送信し、ストロボマイコン310よりストロボ撮影に関連する情報の受信を行う。
カメラマイコン101は、スイッチSW2がONするまで、上記の動作を繰り返す。
上記実施例1で説明した図5のシーケンスは本実施例2でも同様であるが、その中のステップS203にて実行されるストロボ到達距離の演算処理(実施例1では図6に詳細を示している)が異なる。そこで、本発明の実施例2に係るストロボの到達距離の演算について、図12のフローチャートにより説明する。
ストロボマイコン310は、カメラマイコン101からカメラ本体100の撮影情報を図5のステップS201により既に以下の各種情報を受信している。受信する各種情報は、感度(ゲイン)情報、焦点距離(f)、絞り値(FNo.)、シャッタ秒時(TV)、ストロボ同調秒時(tx)、防振制御の有無、防振によるGNo.補正量である防振段数(IS_EV)、動体フラグ/静物フラグ等の撮影情報である。本実施例2では、上記実施例1と比較して被写体が動体か静物かを示す動体フラグ/静物フラグ等の撮影情報が加わっている。そして、受信したフラグ情報より、被写体が動体であるか否かを判定し、動体であった場合はステップS502へ進み、そうでなかった場合は直ちにステップS511へ進む。
上記ステップS501にて動体であるとしてステップS502へ進むと、ストロボマイコン310は、基準となるストロボ到達距離の計算を行う。ここで、感度(ゲイン)が100、白色LED電流(I)が400mA、ストロボズーム焦点距離(Zoom_ST)が105mm、ストロボ同調秒時(tx)が一般的な値である1/60秒、防振無し(IS_EV=0)とする。すると、実施例1と同様に、実施例2でも、上記の条件により基準ガイドナンバー(GNO_STD)が決められる。基準ガイドナンバー(GNO_STD)はそれぞれ各ストロボ装置に記憶されており、各ファクターの変化により決定される補正量により補正される。ストロボの基準到達距離は、記憶された基準ガイドナンバー(GNO_STD)とカメラマイコン101からの絞り値(FNo.)により決定する。つまり、次の(10)式
基準到達距離(m)=(GNO_STD)/(FNo.) ………(10)
のようにして決定する。
次のステップS502では、ストロボマイコン310は、基準到達距離を設定する。そして、次のステップS503にて、カメラマイコン101より受信した撮影情報にレンズユニット200の焦点距離情報が有るか否かを判定する。その結果、焦点距離情報が有ればステップS504へ進み、振れ許容秒時としての焦点距離の逆数秒時(1/f)とカメラ本体100のストロボ同調秒時(tx)を比較する。比較の結果、焦点距離の逆数秒時(1/f)がストロボ同調秒時(tx)より長いと判定した場合はステップS505へ進み、焦点距離の逆数秒時(1/f)をシャッタ秒時(TV)とする。また、ステップS504でレンズユニット200の焦点距離の逆数秒時(1/f)とストロボ同調秒時を比較してストロボ同調秒時(tx)より短いと判定した場合はステップS506へ進み、ストロボ同調秒時(tx)をシャッタ秒時(TV)とする。その後はいずれの場合もステップS509へ進む。
また、上記ステップS503にてカメラマイコン101から受信した撮影情報に焦点距離(f)が無いと判定した場合はステップS507へ進む。そして、ステップS507にて、ストロボマイコン310は、焦点距離(f)を標準レンズの焦点距離50mmとする。そして、次のステップS508にて、ストロボ同調秒時(tx)として一般的な値である1/60秒をシャッタ秒時(TV)とする。その後はステップS509へ進む。
ステップS509では、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から受信した撮影情報で防振制御装置207の作動選択の有無を判定し、防振制御装置207が作動していればステップS510へ進む。そして、ステップS510にて、防振機能でのシャッタ秒時(TV)を何段シフトできるかの防振段数(IS_EV)の情報を確認し、ステップS511へ進む。
上記ステップS509にてレンズユニット200に防振機能が無いか、または防振制御装置207が作動していないと判定した場合には、直ちにステップS511へ進む。
次のステップS511では、ストロボマイコン310は、図4に示す各ファクターによる補正量をもとに基準ガイドナンバーからストロボの到達距離を求める。例えば、カメラマイコン101よりの撮影情報が、上記実施例1と同様、感度(ゲイン)が400、白色LED電流(I)が400mA、ストロボズーム焦点距離(Zoom_ST)が50mmである。さらに、レンズ焦点距離(f)が50mm、カメラのストロボ同調秒時(tx)が1/120秒、防振段数(IS_EV)が2段(ステップS510にて確認)、動体フラグが1であるとする。ここで、感度(ゲイン)が100→400で補正量が+2、白色LED電流が400mA→400mAで補正量は0である。また、ストロボズーム焦点距離が105mm→50mmで補正量は−0.9、シャッタ秒時(TV)が1/60→1/50で補正量が+0.3、防振段数(IS_EV)が0→2であるとする。この場合、上記撮影条件で、図4の補正量(a)は、次の(12)式で求まる。つまり、
補正量(a)=2(ゲイン)+0(I)−0.9(Zoom_ST)
+0.3(TV)+2(IS_EV)=+3.4段 ……(12)
より求まる。上記条件での演算結果では、+3.4段の補正量となる。
基準ガイドナンバー(GNO._STD)が45で、絞り情報(FNo.)がFNo.5.6である場合には、撮影距離は、次の(13)式で求まる。つまり、
撮影距離=(GNO._STD)/(FNo.)=45/5.6=8(m)
………(13)
より求まる。
図8に、基準ガイドナンバーによる撮影距離と補正量の関係を示している。図8では、横方向に基準ガイドナンバーと撮影時の絞りで決定する撮影距離、縦方向に補正量を示している。本実施例2の場合、補正無しが8mの距離で約+3.5段(+3.4段を丸めた)の補正が加わる場合、この数値による交点に示される距離は27mとなり、到達距離は27mと演算結果が求められる。
また、防振無しの場合、補正量(b)は、次の(14)式より求まる。つまり、
補正量(b)=2(ゲイン)+0(I)−0.9(Zoom_ST)
+0.3(TV)
=1.4段
より求まる。
防振無しの場合、基準ガイドナンバーによる基準到達距離8mに対して約+1.5段(+1.4段を丸めた)の補正量となり、図8から13mと演算結果が求められる。
また、同条件で撮影情報にレンズ焦点距離情報が無い場合には、レンズ焦点距離(f)を50mmとして一般的な同調秒時である1/60秒をシャッタ秒時(TV)とする。この時、防振機能が無いか、防振機能がOFFの場合では、補正量(c)は、次の(14)式より求まる。つまり、
補正量(c)=2(ゲイン)+0(I)−0.9(Zoom_ST)+0(TV)
=1.1段 ………(14)
より求まる。
防振無しの場合、基準ガイドナンバーによる基準到達距離8mに対して約+1.0段(+1.1段を丸めた)の補正量となり、図8から11mと演算結果が求められる。
これらの補正量(a)から補正量(c)までは、上記実施例1と同様に、図9に示すような左側のバー表示や右側の絶対値の距離表示として、図5のステップS204にて表示される。
また、上記ステップS501にてカメラマイコン101からのフラグ情報により被写体が静物であった場合には、上述したように直ちにステップS511へ進む。この場合、被写体振れが無いため、シャッタ秒時(TV)は長くできる。白色LED307などを光源とするストロボ装置では、ガイドナンバーは
GNO.∝ √(t)
のように光源の点灯時間(t)により変化する。従って、ガイドナンバーは理想的には無限大となる。この場合のストロボの到達距離を、図13に示す。
図13(a)に示すように、バー表示では最大距離までバーを伸ばすことや、図13(b)に示すような、絶対値の距離表示になどではスペック上の最大距離にあたる表示にしても良い。さらには、図13(c)に示すような、ストロボを使用した静物撮影を示す例えば401に一例を示すような特定なマークを使用して到達距離の表示しても良い。
このような表示は、前述の図5のステップS204にて、ストロボマイコン310が表示部321にて行うことになる。
本実施例2によれば、被写体が静物の場合には、シャッタ秒時(TV)を延ばせるため、常灯光と同様に距離に制限が加わらないために到達距離としては最大限の表示が可能である。
なお、静物と動体判定の一例を示したが、この判定ができればこの方式に限るものではない。また、静物と判定された場合には、点灯時間が延びることから白色LED307などの光源の劣化などを防ぐために通電電流を下げる様にしても良い。
以上のように、本発明の実施例1および2は、レンズユニット200を装着したフォーカルプレーンシャッタ式のカメラ本体100に使用される、白色LED307を光源とするストロボ装置300に関するものである。本実施例1および2のストロボ装置300は、従来の課題であった、撮影後に露出不足が発生する等を防止するために、以下のような構成にしている。
カメラ本体100から通信される撮影情報を用いてストロボ装置300の到達距離を演算し、表示部321に表示するようにしている。ここで、撮影情報とは、レンズユニット200の焦点距離情報や振れ許容秒時(振れ限界秒時)に関するデータの少なくとも一つを含むものである。さらには/または、防振制御装置207の有無に関する情報を含むものであり、防振制御装置207の作動の有無により到達距離の表示データを変更するようにしている。
また、撮影情報に、焦点距離情報や振れ許容秒時(振れ限界秒時)が無い、または、通信機能が無い場合には、所定の情報を用いて最大距離を演算し、表示部321に表示するようにしている。ここで、所定の情報とは、ストロボ同調秒時、または、標準的レンズの焦点距離(例えば50mm)等である。
また、撮影情報はライブビューなどで得られる被写体の静物か動体かの判定情報を含むものであり、被写体が静物の場合には、バー表示や絶対値の距離表示でスペック上の最大距離表示を行うようにしている。ここで、最大距離表示は、バー表示や絶対値の距離表示に限らず、特定な指標にて表示することも可能である。
上記のように、振れ許容秒時(振れ限界秒時)を設定することで、撮影前にストロボ装置300の到達距離を認識させることができるため、撮影後に露出不足が発生することを防止可能となる。また、防振制御装置207の作動の有無で到達距離が変わるため、防振機能の作動により撮影領域を拡大させることができる。
なお、本発明の実施例1および2では、ストロボ到達距離をストロボ装置300で演算する構成としたが、ストロボ装置から受信したストロボ撮影に関連する情報を用いて、カメラ本体100でストロボ到達距離を演算する構成としてもよい。
また、演算したストロボ到達距離を表示するのはストロボ装置300の表示部に限らず、カメラ本体100の表示部に表示させても構わない。
また、レンズユニット200がカメラ本体100と一体であってもよく、その場合にはレンズマイコン201を介して行っていたレンズユニット200の制御をカメラマイコン101で行うようにすればよい。
また、ストロボ装置300がカメラ本体と一体であってもよく、その場合にはストロボマイコン310を介して行っていたストロボ装置300の制御をカメラマイコン101で行うようにすればよい。
また、ストロボ装置300の光源は白色LEDに限らず、同一の電圧が供給されている間は同一の発光量で発光し、連続して発光することができる光源であればよい。
本発明の各実施例に係るカメラシステムを示す構成図である。 本発明の各実施例に係る白色LEDよりなる光源および反射傘の一例を示す図である。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの一連の動作を示すフローチャートである。 本発明の各実施例に係るシャッタ秒時等と補正量(EV)の関係を示す図である。 本発明の各実施例に係るストロボ装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例1に係るストロボ装置の到達距離演算を示すフローチャートである。 キセノン管および白色LEDなどの光源の発光タイミングの一例を示す図である。 本発明の各実施例に係る到達距離と補正量の関係を示す図である。 本発明の各実施例に係る到達距離の表示例を示す図である。 本発明の実施例2に係るカメラシステムのライブビュー時の状態を示す光栄図である。 本発明の実施例2に係るライブビュー時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るストロボ装置の到達距離演算を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る表示例を示す図である。
符号の説明
100 カメラ本体
101 カメラマイコン
102 撮像素子
107 焦点検出回路
112 入力部
113 表示部
200 レンズユニット
201 レンズマイコン
202 レンズ群
203 レンズ駆動回路
205 絞り
207 防振制御装置
300 ストロボ装置
310 ストロボマイコン
307 白色LED
315 反射傘
316 ズーム光学系
320 ストロボ入力部
321 表示部

Claims (6)

  1. 撮像装置に接続可能なストロボ装置であって、
    発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段と、
    接続された撮像装置のストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記発光手段によるストロボ光の到達距離を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された前記到達距離を示す情報を表示する表示手段と
    前記接続された撮像装置から撮影情報を受信する受信手段と、を有し、
    前記表示手段は、前記受信手段により受信した撮影情報に被写体が静物であることを示す情報が含まれる場合、前記演算手段により演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とするストロボ装置。
  2. 前記表示手段は、前記受信手段により受信した撮影情報に前記被写体が静物であることを示す情報が含まれない場合、前記演算手段により演算された前記到達距離の上限値を示す指標を表示し、前記受信手段により受信した撮影情報に前記被写体が静物であることを示す情報が含まれる場合、前記演算手段により演算された前記到達距離の上限値を示す指標を表示しないことを特徴とする請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記発光手段は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1または2に記載のストロボ装置。
  4. 発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段を用いた撮影が可能な撮像装置であって、
    ストロボ撮影時の露光時間を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記ストロボ装置によるストロボ光の到達距離を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された前記到達距離を表示する表示手段と、を有し、
    前記表示手段は、被写体が静物である場合、前記演算手段により演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像装置に接続可能であって、発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段を有するストロボ装置の制御方法であって、
    接続された撮像装置のストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記発光手段によるストロボ光の到達距離を演算する演算ステップと、
    前記演算ステップで演算された前記到達距離を表示手段に表示する表示ステップと
    前記接続された撮像装置から撮影情報を受信する受信ステップと、を有し、
    前記表示ステップは、前記受信ステップで受信した撮影情報に被写体が静物であることを示す情報が含まれる場合、前記演算ステップで演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とするストロボ装置の制御方法。
  6. 発光中は一定の電流が継続して供給されて、供給される電流値に応じた光量で継続発光する発光手段を用いた撮影が可能な撮像装置の制御方法であって、
    ストロボ撮影時の露光時間を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定されたストロボ撮影時の露光時間に基づいて前記ストロボ装置によるストロボ光の到達距離を演算する演算ステップと、
    前記演算ステップで演算された前記到達距離を表示する表示ステップとを有し、
    前記表示ステップは、被写体が静物である場合、前記演算ステップで演算された前記到達距離の下限値を示す指標と被写体が静物であることを報知する指標とを表示することを特徴とする撮像装置の制御方法。
JP2008155254A 2008-06-13 2008-06-13 ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法 Expired - Fee Related JP5268438B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008155254A JP5268438B2 (ja) 2008-06-13 2008-06-13 ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法
US12/483,189 US20090310013A1 (en) 2008-06-13 2009-06-11 Flash device, imaging apparatus, camera system, and control method for flash device
EP09162520.2A EP2133741B1 (en) 2008-06-13 2009-06-11 Flash device, imaging apparatus, camera system, and control method for flash device
CNA2009102037550A CN101604110A (zh) 2008-06-13 2009-06-12 闪光灯装置及其控制方法、摄像设备和照相机***

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008155254A JP5268438B2 (ja) 2008-06-13 2008-06-13 ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009300742A JP2009300742A (ja) 2009-12-24
JP2009300742A5 JP2009300742A5 (ja) 2011-07-28
JP5268438B2 true JP5268438B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=41119977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008155254A Expired - Fee Related JP5268438B2 (ja) 2008-06-13 2008-06-13 ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090310013A1 (ja)
EP (1) EP2133741B1 (ja)
JP (1) JP5268438B2 (ja)
CN (1) CN101604110A (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050953A (ja) * 2008-07-22 2010-03-04 Nikon Corp 撮像装置、再生装置および画像再生プログラム
US8441552B2 (en) * 2009-12-24 2013-05-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Photographing apparatus with improved white balance correction and method and recording medium
JP5534836B2 (ja) * 2010-01-26 2014-07-02 キヤノン株式会社 撮像装置
US8817173B2 (en) * 2010-02-01 2014-08-26 Olympus Imaging Corp. Photographing apparatus capable of flash emission
US8771085B1 (en) 2010-08-06 2014-07-08 Arthur C. Clyde Modular law enforcement baton
JP5806461B2 (ja) * 2010-10-04 2015-11-10 キヤノン株式会社 撮像システム及び発光装置
CN102045509B (zh) * 2010-12-28 2015-02-11 天津市亚安科技股份有限公司 一种用于可变焦照明设备与焦摄像机联动的方法及装置
US9049378B2 (en) * 2011-06-30 2015-06-02 Nikon Corporation Accessory, camera, accessory shoe, and connector
US8885094B2 (en) * 2011-06-30 2014-11-11 Nikon Corporation Accessory, camera, accessory shoe, and connector
CN102854707A (zh) * 2011-06-30 2013-01-02 株式会社尼康 附件、相机、附件控制程序、及相机控制程序
JP5932310B2 (ja) * 2011-11-24 2016-06-08 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
CN102830573B (zh) * 2012-09-10 2015-08-19 华为终端有限公司 一种闪光控制方法及装置
US20140347553A1 (en) * 2013-05-24 2014-11-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Imaging devices with light sources for reduced shadow, controllers and methods
CN103491687A (zh) * 2013-09-25 2014-01-01 朱健雄 手机或便携式电脑用外置无线闪光灯
JP2015210427A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像システム、自動照射方向制御方法及びプログラム
CN104092939A (zh) * 2014-07-07 2014-10-08 山东神戎电子股份有限公司 一种基于分段微分技术的激光夜视仪同步变焦方法
CN104967788A (zh) * 2014-08-28 2015-10-07 小米科技有限责任公司 拍摄方法和装置
US9961248B2 (en) * 2014-09-10 2018-05-01 Canon Kabushiki Kaisha Imaging system, illumination device, and control method
CN106303266B (zh) * 2015-05-19 2019-05-21 小米科技有限责任公司 闪光灯的控制方法、装置及终端
CN105025226B (zh) * 2015-07-07 2019-02-05 Oppo广东移动通信有限公司 一种拍照控制方法及用户终端
JP6399358B2 (ja) * 2015-08-31 2018-10-03 カシオ計算機株式会社 撮像装置、記録指示装置、画像記録方法、記録指示方法、及び、プログラム
JP6562791B2 (ja) * 2015-09-14 2019-08-21 キヤノン株式会社 撮影装置、その制御方法およびプログラム
CN106769578B (zh) * 2016-11-30 2019-04-09 国机智能科技有限公司 橡塑密封摩擦能耗与在线智能检测模拟***
CN106679947B (zh) * 2016-11-30 2019-08-13 国机智能科技有限公司 密封摩擦过程在线智能检测诊断试验***
JP7080622B2 (ja) 2017-11-17 2022-06-06 キヤノン株式会社 撮像装置、及びその制御方法、並びにプログラム
JP2019132914A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 キヤノン株式会社 照明装置およびそれを備えるカメラシステム
CN110798662B (zh) * 2019-10-31 2021-09-21 浙江大华技术股份有限公司 一种监控***、方法、装置、控制设备及存储介质

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5055865A (en) * 1989-04-27 1991-10-08 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Flashlight photographing device
DE69028368T2 (de) * 1989-09-27 1997-03-27 Canon Kk Kamerasystem zur Wechselobjektsteuerung
JP2692053B2 (ja) * 1990-04-27 1997-12-17 キヤノン株式会社 像ブレ防止装置及び該装置に適用される装置
US5255044A (en) * 1990-06-05 1993-10-19 Nikon Corporation Automatic exposure control apparatus with improved exposure value calculation for photographing a moving object
JPH0545706A (ja) * 1991-08-20 1993-02-26 Nikon Corp 電子閃光撮影可能なカメラシステム
JPH0621030U (ja) 1992-08-19 1994-03-18 株式会社ニコン カメラの表示装置
US5860029A (en) * 1993-10-20 1999-01-12 Minolta Co., Ltd. Camera system having a flash device capable of performing a high speed synchronized photography
US6167202A (en) * 1995-08-21 2000-12-26 Canon Kabushiki Kaisha Camera system or flash unit
US6285831B1 (en) * 1997-09-09 2001-09-04 Minolta Co., Ltd. Optical apparatus with a posture detection device
JPH11305282A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Olympus Optical Co Ltd カメラ
JP2000341581A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Fuji Photo Optical Co Ltd 複合カメラ
JP3629166B2 (ja) * 1999-06-24 2005-03-16 ペンタックス株式会社 フラッシュを内蔵したカメラの制御装置
JP4288553B2 (ja) * 2000-07-25 2009-07-01 富士フイルム株式会社 カメラのストロボ装置
JP2002077666A (ja) * 2000-08-24 2002-03-15 Canon Inc 撮像装置、測距装置、撮像方法、および測距方法
JP3787266B2 (ja) * 2000-08-30 2006-06-21 ペンタックス株式会社 フラット発光制御装置
JP3541820B2 (ja) * 2001-07-04 2004-07-14 ミノルタ株式会社 撮像装置及び撮像方法
US20030180037A1 (en) * 2002-03-21 2003-09-25 Mathew Sommers LED flash device for camera
JP2004212431A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Casio Comput Co Ltd オートフォーカス装置及びオートフォーカス方法
JP2005115060A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Olympus Corp 外部フラッシュ装置
JP4380300B2 (ja) * 2003-11-12 2009-12-09 株式会社ニコン カメラシステムおよび閃光装置
JP5051965B2 (ja) * 2003-12-05 2012-10-17 株式会社ニコン 撮影用照明装置、カメラシステムおよびカメラ
JP2005338280A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Nikon Corp 撮影用照明装置およびカメラ
US7509043B2 (en) * 2004-05-25 2009-03-24 Nikon Corporation Illuminating device for photographing and camera
US7711257B2 (en) * 2006-04-24 2010-05-04 Nokia Corporation Image quality in cameras using flash
JP4791331B2 (ja) * 2006-11-15 2011-10-12 富士フイルム株式会社 撮像装置及び露出制御方法
JP5217290B2 (ja) * 2007-08-06 2013-06-19 株式会社ニコン 照明装置、撮像装置、及び、カメラシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20090310013A1 (en) 2009-12-17
JP2009300742A (ja) 2009-12-24
EP2133741B1 (en) 2016-12-21
EP2133741A1 (en) 2009-12-16
CN101604110A (zh) 2009-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5268438B2 (ja) ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法
JP2006098771A (ja) 焦点検出装置、撮像装置、撮像システム及びレンズユニット
JP2012163846A (ja) 撮像装置、通信装置及びカメラシステム
JP2006322986A (ja) 閃光装置
JP2012150285A (ja) 撮像装置及びカメラシステム
JP4447902B2 (ja) 閃光撮影システムおよびその制御方法
JP2000275512A (ja) カメラ
JP5100508B2 (ja) 撮像装置及びカメラシステム
JP4838517B2 (ja) 照明撮影装置及び撮影装置
CN111323992B (zh) 设置闪光灯的发光量的拍摄***、照明设备和控制方法
JP6742733B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP5163498B2 (ja) カメラシステム
JP5183188B2 (ja) 撮像装置およびストロボ装置
JP2003161987A (ja) 撮影装置および撮影システム
JP6971710B2 (ja) 照明装置、その制御方法、制御プログラム、および照明システム、並びに撮像装置
JP2010113223A (ja) 撮像装置、ストロボシステムおよび発光制御方法
JP2010134091A (ja) ストロボ装置、撮像装置およびカメラシステム
JP2016151714A (ja) 光学機器の制御方法、レンズ装置、撮像装置および撮影システム
JP2006267880A (ja) カメラおよびその制御方法
JP2015191000A (ja) 撮影装置、フラッシュ装置及びフラッシュ撮影システム
JP2019132914A (ja) 照明装置およびそれを備えるカメラシステム
JP2018081121A (ja) 撮像システム及びその制御方法
JP2011232461A (ja) ストロボ装置、撮像装置、カメラシステム、到達距離導出方法および到達距離導出プログラム
CN108712617B (zh) 进行反射闪光拍摄的摄像设备及其控制方法和存储介质
JP2009122523A (ja) ストロボ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100520

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5268438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees