JP5144118B2 - 塩水混合シャーベット状アイスの製造方法および塩水混合シャーベット状アイスの製造装置 - Google Patents

塩水混合シャーベット状アイスの製造方法および塩水混合シャーベット状アイスの製造装置 Download PDF

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Description

この発明は、供給された海水その他のいわゆる塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし、当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合のシャーベット状アイスを作る塩水混合シャーベット状アイスの製造方法および塩水混合シャーベット状アイスの製造装置に関するものである。
従来、一般的には海水魚の鮮度を保つために塊状氷で海水魚を冷やすけれども、通常の塊状氷では海上運送、陸上運送中の振動で塊状氷によって海水魚が損傷することことや、塊状氷が融ければ真水となり海水魚の鮮度が落ちること等から、近年では、例えば特許文献1に開示されているように、塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパ(掻き取り機あるいは掻き取り羽根とも言われる)で塩水混合のシャーベット状または粉雪状のアイス、つまり塩水混合シャーベット状アイスとし、当該塩水混合シャーベット状で海水魚を保冷することが行われつつある。
塩水混合シャーベット状アイスで海水魚を保冷する場合、海水魚の鮮度や旨味を維持する塩水混合シャーベット状アイスの温度は、魚種によって異なることが最近になって分かってきた。例えば、−3℃の塩水混合シャーベット状アイスで海水魚を保冷した場合、魚種や大きさによっては、魚体が凍る、目が白くなる、などの悪影響が出る場合がある。
例えば、一般的な海水(塩分濃度3.5%前後)で氷濃度(塩水混合シャーベット状アイスに対する微細氷の重量比率。IPFともいう)30%の塩水混合シャーベット状アイスを製造して場合、その温度は−3.1℃となる。しかしながら、この温度の塩水混合シャーベット状アイスを魚の保冷に利用すると、ほとんどの魚は魚体が凍ってしまい、商品価値が失われてしまう。従って、塩分濃度を調整して、魚体が凍らない温度の塩水混合シャーベット状アイスが必要になってくる。例えば、1.7%の塩分濃度の塩水を準備して、−1.5℃、氷濃度30%の塩水混合シャーベット状アイスを製造する必要がある。(氷濃度との関係は記載されていないが、塩分濃度と塩水混合シャーベット状アイスの温度との概略的な関係については特許文献1を参照。)
塩分濃度が低い例えば塩分濃度1.5%程度の塩水を使用した場合、製氷装置で生成される氷が硬くなるため、製氷装置のスクレーパの磨耗が激しく、さらにはスクレーパを駆動する動力が非常に大きくなる、等の問題が生じることから、海洋深層水(海面下200m以下の海水)を使用して過冷却、過冷却解除を行うことも試みられている。(特許文献2を参照)
特開2002−115945号公報(図1、段落番号0035) 特開2006−10129号公報(図1〜図3及びその説明)
特許文献1のように比較的高い温度の塩水混合シャーベット状アイス(−1.5℃など)を製造する場合に塩分濃度の低い海水(塩分濃度1.5%など)を使用すれば、製氷装置のスクレーパの磨耗が激しく、さらにはスクレーパを駆動する動力が非常に大きくなる、等の問題が生じる。従って、塩分濃度の低い海水を使用せずに比較的高い温度の塩水混合シャーベット状アイス(−1.5℃など)を製造できるようにすることが好ましい。
特許文献2では海洋深層水(海面下200m以下の海水)を使用して過冷却、過冷却解除を行っているが、このような過冷却、過冷却解除を行う方式は、安定的に塩水混合シャーベット状アイスを製造することが困難であることからこのような方式を使用することなく、しかも極普通の海水や手軽に得られる塩水を使用して比較的高い温度の塩水混合シャーベット状アイス(−1.5℃など)を製造できるようにすることが好ましい。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、容易に、比較的高い温度の塩水混合シャーベット状アイス(−1.5℃など)を製造できるようにすることを目的とするものである。
この発明に係る塩水混合シャーベット状アイスの製造方法は、製氷装置において供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作り、この塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置から貯氷タンクに送給して当該塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクに貯め、当該貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクから前記製氷装置に複数回還流しながら前記貯氷タンク内に目標温度の目標氷濃度の所定量の前記塩水混合シャーベット状アイスを貯える塩水混合シャーベット状アイスの製造方法であって、前記塩水混合シャーベット状アイスの製造過程で前記塩水混合シャーベット状アイスの前記目標温度より低い所定の温度になるまで製氷し当該所定温度になったら前記塩水混合シャーベット状アイスに水を注水し、前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水し、前記貯氷タンク内に前記目標温度の前記目標氷濃度の前記塩水混合シャーベット状アイスを貯えるものである。
この発明に係る塩水混合シャーベット状アイスの製造装置は、コントローラによる制御により、供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作る製氷装置、前記コントローラによる制御により、前記塩水混合シャーベット状アイスが前記製氷装置から送給され前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク、前記塩水混合シャーベット状アイスに水を注水する注水装置、及び前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水する脱水装置を備え、前記コントローラによる制御によって、前記貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンクから前記製氷装置に還流され、前記塩水混合シャーベット状アイスの前記製氷装置から前記貯氷タンクへの送給及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への環流の過程で前記塩水混合シャーベット状アイスの目標温度より低い所定の温度になるまで製氷し当該所定温度になったら前記注水装置による前記注水が行われ、前記コントローラによる制御によって、前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水され、前記貯氷タンク内に前記目標温度の目標氷濃度の所定量の前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンク内に貯えられるものである。
この発明は、製氷装置において供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作り、この塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置から貯氷タンクに送給して当該塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクに貯め、当該貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクから前記製氷装置に複数回還流しながら前記貯氷タンク内に目標温度の目標氷濃度の所定量の前記塩水混合シャーベット状アイスを貯える塩水混合シャーベット状アイスの製造方法であって、前記塩水混合シャーベット状アイスの製造過程で前記塩水混合シャーベット状アイスの前記目標温度より低い所定の温度になるまで製氷し当該所定温度になったら前記塩水混合シャーベット状アイスに水を注水し、前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水し、前記貯氷タンク内に前記目標温度の前記目標氷濃度の前記塩水混合シャーベット状アイスを貯えるので、容易に、比較的高い温度の塩水混合シャーベット状アイスを製造できる効果がある。
また、この発明は、コントローラによる制御により、供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作る製氷装置、前記コントローラによる制御により、前記塩水混合シャーベット状アイスが前記製氷装置から送給され前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク、前記塩水混合シャーベット状アイスに水を注水する注水装置、及び前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水する脱水装置を備え、前記コントローラによる制御によって、前記貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンクから前記製氷装置に還流され、前記塩水混合シャーベット状アイスの前記製氷装置から前記貯氷タンクへの送給及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への環流の過程で前記塩水混合シャーベット状アイスの目標温度より低い所定の温度になるまで製氷し当該所定温度になったら前記注水装置による前記注水が行われ、前記コントローラによる制御によって、前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水され、前記貯氷タンク内に前記目標温度の目標氷濃度の所定量の前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンク内に貯えられるので、容易に、比較的高い温度の塩水混合シャーベット状アイスを製造できる塩水混合シャーベット状アイスの製造装置を実現できる。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図5により説明する。図1は塩水混合シャーベット状アイスの製造方法を実施する塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の事例を示す図、図2は図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの事例を示す図、図3は凝固点降下作用による塩分濃度と凍結開始温度との関係を示す線図、図4は塩分濃度が1.0%から4.5%まで0.5%刻みで製氷曲線を示す図、図5は図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置により、初期塩水濃度2.5%、目標塩水混合シャーベット状アイス温度−1.5℃、目標氷濃度IPF25%の塩水混合シャーベット状アイスを製造する場合における塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。
図1において、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置は、製氷装置(アイスジェネレータとも言われる)1と、前記製氷装置1の駆動源(この実施の形態1では後述の回転円筒1fを駆動するモータ)2と、前記製氷装置1の負荷状態を検出する製氷装置負荷検出センサー(電流センサー、電流計、等)3と、冷凍機4と、圧縮機5と、凝縮機6と、冷媒配管7と、膨張弁8と、圧力センサー9と、温度センサー10Tsと、主循環ポンプ11と、インバータ等のポンプ制御装置11aと、還流路配管(製氷装置1←貯氷タンク14(貯氷タンク14から製氷装置1へ塩水あるいは塩水混合シャーベット状アイス143が主循環ポンプ11により送給される))12と、真水温度センサー12Twと、往流路配管(製氷装置→貯氷タンク(製氷装置1から貯氷タンク14へ塩水混合シャーベット状アイス143が主循環ポンプ11により送給される))13と、シャーベット状アイスと塩水との混合水(即ち塩水混合シャーベット状アイス)143を貯える貯氷タンク14と、塩水混合シャーベット状アイス排出路141と、ドレン排出路142と、塩水混合シャーベット状アイス排出路開閉バルブ14aと、ドレン排出路開閉バルブ14bと、貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイスの貯蔵レベルを検出する塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー14cLsと、駆動源(モータ等)15から駆動される攪拌機(アジテータとも言う)16と、貯氷タンク14用の第1のバルブ19と、貯氷タンク14用の第2のバルブ21と、塩分濃度調整タンク22と、海水などの塩水23を塩水源(図示省略)から貯氷タンク14へ注水する塩水注水管231と、真水24を真水源(図示省略)から貯氷タンク14へ注水する真水注水管241と、真水24の貯氷タンク14への注水量を制御する真水量調整バルブ25と、貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイス143の塩分濃度Cを検出する塩分濃度センサー26clと、冷塩水の貯氷タンク14への注水量を制御する冷塩水供給制御バルブ28と、設定部110を有するコントロ−ラ100とを備えている。
前記製氷装置1は、蒸発器の機能を有する冷媒側通路1aと、塩水側通路1bと、スクレーパ(掻き取り機あるいは掻き取り羽根とも言う)1cと、外筒1dと、内筒1eと、回転円筒1fとを備えている。前記外筒1dと前記内筒1eとの間に前記冷媒側通路1aが形成され、該冷媒側通路1aの形状は円筒状を成している。前記回転円筒1fと前記内筒1eとの間に前記塩水側通路1bが形成され、該塩水側通路1bの形状は円筒状を成している。前記回転円筒1fの外周に複数個の前記スクレーパ1cが周方向および中心線の延在方向に夫々所定間隔に取り付けられており、当該複数個のスクレーパ1cは前記塩水側通路1b内に配設されている。
前記貯氷タンク14の低部近傍の側壁に設けられた塩水混合シャーベット状アイス排出路141に、該塩水混合シャーベット状アイス排出路141を開閉する塩水混合シャーベット状アイス排出路開閉バルブ14aが設けられている。
前記貯氷タンク14の低部に設けられたドレン排出路142に、該ドレン排出路142を開閉するドレン排出路開閉バルブ14bが設けられている。
前記貯氷タンク14には、該貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイス143の貯蔵レベル14Lsを検出する塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー14cが設けられている。
前記コントロ−ラ100は、前記各センサー3,9,10Ts,12Tw,14cLs,26clの検出出力を入力すると共に前記各駆動源2,15、冷凍機4、前記各バルブ12,14a,14b,19,21,28、前記ポンプ制御装置11aを制御し、後述の図2、図5、図7に例示の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスを実行するものである。
前記コントロ−ラ100の設定部110は、後述の目標ポイント、他を設定するものである。
前記塩水源(図示省略)、前記塩水注水管231、前記冷塩水供給制御バルブ28から塩水供給装置が構成され、前記真水源(図示省略)、前記真水注水管241、前記真水量調整バルブ25から真水供給装置が構成されている。
次に、図1により塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、製造装置の全体の概略動作を説明する。
製造装置の電源が投入され、コントローラ100が起動すると、例えば、ユーザによって選定された2.5%,3%,3.5%などの塩分濃度の塩水源の塩水が、冷塩水供給制御バルブ28を介して貯氷タンク14内に注水され貯氷タンク14内に蓄えられる。
貯氷タンク14に蓄えられた塩水は、循環ポンプ11により製氷装置(アイスジェネレータ)1の塩水側通路1b内に投入される。製氷装置1の冷媒側通路1aに、冷凍機4から供給される−12℃程度の冷媒液が流れる。
製氷装置1の塩水側通路1bに前記所定塩分濃度且つ所定温度の塩水が流れ、該塩水は製氷装置1の内筒1eの内周面(伝熱面)に接触し、接触した当該塩水が冷媒側通路1aの冷媒によって冷却され前記内筒1eの内周面に氷が生成される。
前記内筒1eの内周面に生成された氷は、製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)2で回転駆動されている回転円筒1fの外周のスクレーパ(掻き取り羽根)1cによって掻き取られる。
スクレーパ1cによって掻き取られた氷は、およそ0.1mmの大きさの粒子であり、製氷装置1の塩水側通路1b内の塩水中に浮遊し、塩水を含んだシャーベット状となる。つまり、塩水混合シャーベット状アイスとなる。
製氷装置1の塩水側通路1b内に生成された塩水混合シャーベット状アイスは、循環ポンプ11により塩水側通路1bから押し出され、往流路配管13を経て、貯氷タンク14内へ送給され貯氷タンク14内に蓄えられる。
貯氷タンク14に蓄えられた塩水混合シャーベット状アイス143は、循環ポンプ11により還流路配管12を経て製氷装置1の塩水側通路1b内へ還流され、前述と同様にして、内筒1eの内周面で氷が生成され、スクレーパ1cによって掻き取られ、氷の粒子の多い塩水混合シャーベット状アイスが塩水側通路1b内に生成される。
氷の粒子量が増加した塩水混合シャーベット状アイスは、更に、前述と同様に、循環ポンプ11により塩水側通路1bから押し出され、往流路配管13を経て、貯氷タンク14内へ送給され貯氷タンク14内に蓄えられる。
前述の、塩水混合シャーベット状アイスの、貯氷タンク14内から塩水側通路1b内への還流、塩水側通路1b内でのより氷粒子の多い塩水混合シャーベット状アイスの生成、塩水側通路1b内のより氷粒子の多い塩水混合シャーベット状アイスの貯氷タンク14への還流、のサイクルの還流を何度も繰り返し行い、所定のシャーベット濃度IPFの塩水混合シャーベット状アイス143を貯氷タンク14に所定量貯える。
このように、塩水が製氷装置1を1回通過しただけでは、所定のシャーベット濃度の塩水混合シャーベット状アイス143が得られるのではなく、前記還流を何度も繰り返して行うことにより所定シャーベット濃度の塩水混合シャーベット状アイス143を徐々に生成する。
例えば、10トンの所定シャーベット濃度30%の塩水混合シャーベット状アイス143を生成する場合は、10時間前後の時間をかけて前記還流を繰り返し徐々に生成する。従って、製氷装置1の塩水側通路1b内に短時間で多量の氷が生成されないので、前述の従来の方法や装置に比べて、シャーベット状アイスの凝固による塊状化によって製氷装置が作動しなくなる(回転円筒1fが回転しなくなる)ロック状態に陥ることは殆ど無くなる。
なお、前記還流を何度も繰り返して行うことにより塩水混合シャーベット状アイスの前記シャーベット濃度は徐々に高くなっていき、その粘度も徐々に高くなっていく。塩水混合シャーベット状アイスのシャーベット濃度が徐々に高くなっていき、その粘度も徐々に高くなっていくということは、製氷装置1が過負荷状態に陥りやすい状態、ロック状態に陥りやすい状態に近づいていくことを意味する。従って、この発明の実施の形態1では前述のようにロック状態に陥ることは殆ど無くなるけれども、例えば、万一、天候の急変による周囲温度の急低下や短時間停電の繰り返しなどが発生した場合には、ロック状態に陥ることも想定して対策を講じておくことが、より信頼性の高い塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置を実現することになる。
また、塩水混合シャーベット状アイスのシャーベット濃度が高くなり過ぎると、例えばシャーベット濃度が例えば50%を超え、60%、70%、80%と可成り高くなっていくと、塩水混合シャーベット状アイス143粘性が高くなり、循環ポンプ11による製氷装置1の塩水側通路1bへの押し込み通水が困難となっていくばかりでなく、製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)2が高負荷、過負荷となっていき、遂には停止するに至る。従って、適正なシャーベット濃度の塩水混合シャーベット状アイス、例えばシャーベット濃度30%の塩水混合シャーベット状アイス、が生成されたとき、コントローラ100はそれ以上シャーベット状アイスができない様に、冷凍機4を停止し製氷をストップする。その場合、適正なシャーベット濃度となったことのコントローラ100での判断は、例えば、温度センサー10Tsで測定した塩水混合シャーベット状アイスの温度とする。すなわち塩水混合シャーベット状アイスの温度が規定温度に達した場合、冷凍機4を停止する。換言すれば、適正な氷濃度IPFは、塩分濃度に応じた塩水混合シャーベット状アイスの温度により検出され、この検出結果により、塩水混合シャーベット状アイスが適正な氷濃度IPFになったことが検出されると冷凍機4の運転を停止する。
このように、塩水混合シャーベット状アイスの温度を監視することにより、冷凍機4の運転を制御することにより、シャーベット濃度が高くなり過ぎることによる製氷装置1の過負荷、停止を未然に防止できる。
なお、前記規定温度は海水の塩分濃度に依存する。たとえば、塩分濃度が3.5%のときは−3.1℃であり、2.5%のとき、−2.1℃である。−3.1℃<−2.1℃である。ところで海水の塩分濃度は、環境により変化する。たとえば、大雨の直後や河口近くは塩分濃度が低くなる。したがって、塩分濃度が低くなると、塩分濃度センサー26による検出値に応じて前記規定温度を上げ、適切なシャーベット濃度に達したとき、冷凍機4を速やかに停止しなければならない。しかし、塩分濃度が低くなって前記規定温度を上げた場合でも、実際には必ずしも理論通りにはならず、理論上予測したシャーベット濃度より高濃度の塩水混合シャーベット状アイスが生成され、塩水混合シャーベット状アイスの粘性が高くなり、製氷装置1の塩水側通路1bへの循環ポンプ11による押し込み通水が困難となるばかりでなく、製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)2が高負荷により停止する場合があった。また、さらにシャーベット濃度が高まると、製氷装置1の塩水側通路1bにおける塩水混合シャーベット状アイス内の氷が成長し、その容積が増えるために、製氷装置1本体を破損することが懸念される。
そこで、駆動源2の負荷が上昇すれば、製氷装置1の回転円筒1fを駆動する駆動源2の負荷状態を検出する製氷装置負荷検出センサー(電流センサー)3の出力によって、コントローラ100がポンプ制御装置(インバータ)11aを自動的に制御して循環ポンプ11の出力を上げ、循環ポンプ11の吐出圧力を高めて、シャーベット状アイスの凝固の初期段階で、塩水側通路1bから往流路配管13へ強制的に押し出し、製氷装置1が過負荷状態、ロック状態に陥るのを未然に防止するようにしてある。なお、製氷装置1の負荷が所定値以上となった場合、ブザーや音声等による報知するようにし、当該報知があった場合、人手により循環ポンプ11の出力を上げるようにしてもよい。しかし、人手による場合は、装置は若干安価にはなるが、循環ポンプ11の出力を上げるタイミングが遅れたり、循環ポンプ11の出力を上げる量が少なかったりする場合が生じ得るので、このようなことが生じないようにコントローラ100によって自動的に制御されるようにした方が好ましい。
また、コントローラ100によって前記還流を何度も繰り返して行っている状態下では、冷塩水供給制御バルブ28はコントローラ100によって閉じられている。一方、前記還流を何度も繰り返して行っている状態下では、前記塩水混合シャーベット状アイスの氷濃度IPFの目標が例えば25%の場合は、標準的には塩水側通路1b内のシャーベット状アイスと塩水との混合水の温度は、例えば、塩分濃度2.5%のとき、−1.9℃である。塩分濃度3.5%であれば約−2.7℃に至る。
そこで、この発明の実施の形態1では、前記製氷装置負荷検出センサー3の出力による循環ポンプ11出力の自動制御に加え、前記温度センサー10Tsの出力を利用して、前記塩水混合シャーベット状アイスの氷濃度IPFの目標値以上の氷濃度IPFになるまで、例えば目標氷濃度IPF25%の場合は例えば氷濃度IPF35%になるまで製氷を継続し、例えば塩分濃度Cが2.5%の場合は温度センサー10Tsの検出温度が氷濃度IPF35%相当の−2.3℃となれば真水量調整バルブ25を開いて真水24が真水注水管241から貯氷タンク14内に供給され、温度センサー10Tsの検出温度が目標温度、例えば−1.5℃となれば、真水量調整バルブ25を閉じて真水24の貯氷タンク14内への供給が停止されるようにコントローラで自動制御することにより、塩分濃度の高い塩水から、容易に、比較的温度の高い(例えば−1.5℃)塩水混合シャーベット状アイスを製造することができる。
本実施の形態1における製氷装置1のように、塩水を冷却して生成された氷をスクレーパ1cで掻き取る方式の場合は、塩水の塩分濃度が低い場合、生成される氷の硬さが硬くなるため、書き取ることができなくなる。つまり、塩分濃度2.5%未満の塩水を使用した場合は掻き取り不能となるため、塩分濃度2.5%以上の塩水を使用する必要がある。
ところが、塩分濃度2.5%以上の塩水を使用した場合、氷が生成し始める温度は、−1.5℃であり、そのまま製氷して、氷濃度IPFが30%に達したときの温度は、−2.1℃となる。この−2.1℃の温度の塩水混合シャーベット状アイスを魚の保冷に適用した場合は、魚体が凍りつく場合があり、魚種によっては、適用できない場合があった。
そこで、本実施の形態1では、温度センサー10Tsの出力を利用して、前記塩水混合シャーベット状アイスの温度が目標値以上になるまで製氷を継続し、例えば前記塩水混合シャーベット状アイスの温度が−2.3℃となれば、真水量調整バルブ25を開いて真水24が真水注水管241から貯氷タンク14内に供給され、温度センサー10Tsの検出温度が目標温度、例えば−1.5℃となれば、真水量調整バルブ25を閉じて真水24の貯氷タンク14内への供給が停止されるようにコントローラで自動制御することにより、塩分濃度の高い塩水から、容易に、比較的温度の高い(例えば−1.5℃)塩水混合シャーベット状アイスを製造することができるようにしたのである。
次いで、前述の製氷、真水注水による塩水混合シャーベット状アイスの製造工程であるコントローラ100の動作シーケンスを図2により説明する。
図2において、先ず、コントローラ100の設定部110に、塩水混合シャーベット状アイスの仕上がり温度(目標温度)Ts2及び仕上がりIPF(目標IPF(氷濃度))を設定する。(ステップST201)
次いで、貯氷タンク14へ塩水注水管231から塩水を注水する。また、塩分濃度センサー26clで貯氷タンク14内の塩水の塩分濃度Cを、塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー14cLsで貯氷タンク14内の塩水のレベル(水位)を、それぞれ計測する。(ステップST202)
次いで、コントローラ100の設定部110に、製氷完了温度Ts1を設定する。(ステップST203)
次いで、第1のバルブ19、第2のバルブ21を開き、主循環ポンプ11を起動し、製氷装置1、冷凍機4を起動し、製氷が行われる。(ステップST204)
次いで、温度センサー10Tsの出力である塩水混合シャーベット状アイスの温度Tsの測定情報から製氷完了温度Ts1(例えば塩分濃度Cが2.5%であればその設定温度は約−2.2℃)に達したかどうか判定する。(ステップST205)
ステップST205での判定結果がNO(製氷完了温度Ts1に達していない)であれば、製氷を継続する。
次いで、ステップST205での判定結果だYES(製氷完了温度Ts1に達している)であれば、製氷を停止する。(ステップST206)
前記ステップST201〜ステップST206までは、コントローラ100の標準製氷機能部101での設定、動作シーケンスであり、塩水混合シャーベット状アイスの仕上がり温度(目標温度)Ts2の設定を除けば、従来の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法の工程、動作シーケンスと同じであり、低温の塩水混合シャーベット状アイスができた状態である。
次いで、真水量調整バルブ25が開かれ、真水注水管241から貯氷タンク14内へ真水24の注水が行われる。(ステップST207)
次いで、温度センサー10Tsの出力である塩水混合シャーベット状アイスの温度Tsの測定情報から仕上がり温度Ts2(例えば塩分濃度Cが2.5%であればその設定温度は例えば−1.5℃)に達したかどうか判定する。(ステップST208)
ステップST208での判定結果だNO(仕上がり温度Ts2に達していない)であれば、真水24の注水を継続する。
次いで、ステップST208での判定結果だYES(仕上がり温度Ts2に達している)であれば、真水量調整バルブ25が閉じられ、真水24の注水は停止する。(ステップST209)
ステップST209では、目標の例えば−1.5℃、IPF25%の比較的高温の塩水混合シャーベット状アイスが出来上がった状態であり、この出来上がった比較的高温の貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイスは、この後、自動的に或いは任意に、塩水混合シャーベット状アイス排出路141から排出される。(ステップST210)
前記ステップST207〜ステップST209までは、コントローラ100の真水注水機能部102での動作シーケンスであり、このステップST207〜ステップST209により、容易に、所望の比較的高温の塩水混合シャーベット状アイスを製造できる。
なお、前記真水注水は、前記塩水混合シャーベット状アイスの温度およびIPFが前記貯氷タンク14内の全領域で均一になるように、前記貯氷タンク14内の前記塩水混合シャーベット状アイスを攪拌機16で攪拌しながら行う。
ここで、前記塩水混合シャーベット状アイスの熱物性の性質について述べる。
前述のように、海水等の塩水に水を混合すれば、温度の高い塩水混合シャーベット状アイスが製造可能であることを以下に述べる。
まず、塩水の凍結温度について説明する。塩水NaCl溶液は、真水のように0℃で凍るのではなく、凝固点降下作用により0℃以下で凍結する。
図3は、凝固点降下作用による塩分濃度と凍結開始温度との関係を示す。塩水を凍結開始後も冷却すると氷が生成し、氷量が増える。また、氷自体は真水であるため、残りの塩水部分の塩分濃度は次第に濃くなっていく。塩分濃度が濃くなると、凍結開始温度が、さらに低くなっていく。従って、製氷を継続すると、次第に凍りの量が増し、図3に示すように、温度が次第に低くなっていく。
次に、塩水混合シャーベット状アイスがもっている冷熱量について定義する。
その冷熱量を塩水混合シャーベット状アイスの比エンタルピー[kcal/kg]とすれば、以下の式で表現できる。
h=cw×(1・Ipf)×T+ci×Ipf×T−L×Ipf
ここで、h[kcal/kg]は塩水混合シャーベット状アイスの比エンタルピー、cは比熱、
Tは塩水混合シャーベット状アイスの温度、Ipfは氷濃度、Lは水の凝固潜熱である。
また、添字wは水、添字iは氷である。
塩水を冷却すると、凍結開始点において、氷が出来始め、氷を増やしながら、少しずつ温度が低下していく。この軌跡は初期の塩分濃度に従って、異なるものであり、図4にその状態を示す。図4は、塩分濃度が1.0%から4.5%まで0.5%刻みの、状態を示したものであり、横軸に塩水混合シャーベット状アイスのエンタルピー、縦軸に温度を示したものである。図中IPF%は氷濃度を示したものである。
例えば、3.5%濃度の塩水を0℃から冷却した場合、直線的に冷却され、−2.1℃に達すると、凍結し始め、氷の量を増やしながら、冷えていく。例えば、塩水混合シャーベット状アイスの氷濃度IPFが30%の場合、温度−3.1℃となり、比エンタルピーは約−26kcal/kgとなる。
続いて、この塩水混合シャーベット状アイスに真水を入れたときの状態を考える。0℃以上の温度の真水を入れると、塩水混合シャーベット状アイスは0℃以下なので、塩水混合シャーベット状アイスの温度が上昇し、塩水混合シャーベット状アイスの塩分濃度は薄くなる。ところで、塩水に氷を混ぜた溶液は、例えば塩水を混ぜた氷水やシャーベット状アイスの場合は、その塩分濃度が凍結開始温度とバランスする性質があるので、塩水混合シャーベット状アイスに真水を入れればその氷の一部が融けて塩水混合シャーベット状アイスはその塩分濃度は更に薄くなるものの、塩水混合シャーベット状アイスの温度は低下し、その塩分濃度と凍結開始温度はバランスする。
例えば、初期塩分濃度3.5%の塩水を使って塩水混合シャーベット状アイスを製造しながら氷濃度30%まで冷却した後、当該氷濃度30%の塩水混合シャーベット状アイスに真水を注入すると、図4のような軌跡を通って、塩水混合シャーベット状アイスの温度は上昇する。
なお、図4では、塩水混合シャーベット状アイスに、0℃,5℃,10℃の3種類の真水を、塩水混合シャーベット状アイスに対する投入量(重量比)として5%,10%,20%,・・・100%,・・・注水したときの状態を例示してある。
図5は、他の1つの事例として、塩分濃度2.5%の塩水を使用し、出来上り塩水混合シャーベット状アイスの目標ポイントが−1.5℃、IPF25%の場合について、前記ステップST204〜ステップST209の工程により前記塩水混合シャーベット状アイスを製造した場合の製氷曲線を示す図である。
本実施の形態1における製氷装置1は、前述のように、初期の塩分濃度が2.5%以上でしか製氷できないので、参考までに2.5%ラインを図5に例示してある。図5に、矢印で示すように、塩分濃度2.5%の塩水を、目標IPF(図5では25%)より所定量高いIPF(図3ではIPF=35%)になるまで製氷し、この所定量高いIPF(図5ではIPF=35%(塩水混合シャーベット状アイスの温度2.2℃)に達した時点から製氷を停止し、0℃の真水注水を行うことにより、目標ポイントである目標温度、目標IPF(図5では温度−1.5℃、IPF25%)の比較的高温の塩水混合シャーベット状アイスが得られることが分かる。
なお、本実施の形態1では、真水を注水して海水等の塩分濃度の高い塩水と混合する場合について例示したが、塩水であっても、前記性質は成立し、薄い塩水(塩分濃度の低い塩水)を注水して海水等の塩分濃度の高い塩水と混合しても、塩水混合シャーベット状アイスの温度を上げることができる。ただし、塩水混合シャーベット状アイスの温度を上昇させる効果が最も高いのは、塩分濃度が0、すなわち真水である。
また、本実施の形態1において、前記製氷装置1の駆動源(回転円筒駆動モータ)2および前記主循環ポンプ11は、必要に応じて、低速運転方式あるいは可変速運転方式を採用すればよい。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図6〜図8によって説明する。図6は塩水混合シャーベット状アイスの製造方法を実施する塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の他の事例を示す図、図7は図6の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの事例を示す図、図8は図6の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。
本実施の形態2は、前述の実施の形態1に、脱水の工程を追加したものであり、前述の実施の形態1より氷濃度IPFの高い塩水混合シャーベット状アイスの製造が可能である。
即ち、図6に例示してあるように、脱水用のポンプ22、脱水管221、脱水制御弁22a、及び積算流量計22bからなる脱水装置を、前述の図1に追加設置したものであり、図7に例示のように、前述の図2におけるステップST206とステップST207との間に、脱水量計算(ステップST701)、攪拌機16の停止(ステップST702)、脱水用のポンプ22の運転(ステップST703)、積算流量計22bの出力により貯氷タンク14内の塩水混合シャーベット状アイスの脱水量を計測して、塩水混合シャーベット状アイスの脱水量が所定値に達しておれば、脱水停止し(ステップST704)、攪拌機16の運転を再開するものである。
なお、前記ステップST701〜ステップST704は、コントローラ100の脱水機能部103によって実行される。
本実施の形態2によれば、図8に矢印で例示してあるように、塩分濃度2.5%の塩水で製氷を行った後、前記脱水装置で僅かに脱水し、次いで真水注水を行うことにより、換言すれば前記真水注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水することにより、前述の実施の形態1での氷濃度IPF25%より高い氷濃度IPF30%の比較的高い温度−1.5℃の塩水混合シャーベット状アイスの製造が可能であることが分かる。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図9及び図10により説明する。図9は塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの更に他の事例を示す図、図10は図9の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスにおける塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。
本実施の形態3は、前述の実施の形態1における製氷、真水注水を交互に複数回行うものであり、前述の実施の形態2と同様に、前述の実施の形態1より氷濃度IPFの高い塩水混合シャーベット状アイスの製造が可能である。
本実施の形態3では、図9に例示してあるように、コントローラ100の第一標準製氷機能部101−1で前記ステップST201〜ST206が実行され、次いで、第一真水注水機能部102−1で前記ステップST207〜ST209と同様のステップST701〜ST03が実行され、次いで、第二標準製氷機能部101−2で前記ステップST204〜ST206と同様のステップST704〜ST05が実行され、次いで、第二真水注水機能部102−2で前記ステップST207〜ST209が実行される。
本実施の形態3によれば、図10に矢印で例示してあるように、製氷、真水注水、製氷、真水注水と、製氷、真水注水を複数回交互に行うことにより、前述の実施の形態2と同様に、前述の実施の形態1より氷濃度IPFの高い塩水混合シャーベット状アイスの製造が可能であることが分かる。
なお、濃度3.0%の塩水を使用した場合の例を示すと、図11に示すように、実施の形態1(脱水装置無し)及び実施の形態3(脱水装置無し)においては、K−B−C−D−Mで囲まれる範囲内まで、−1.5〜−0.5℃、IPF15〜25%の塩水混合シャーベット状アイスを製造することが可能である。
また、1回の真水注水で、E−C−Fで囲まれる範囲内に、塩水混合シャーベット状アイスの温度、IPFを調整可能であり、2回の真水注水と1回の再製氷で、G−C−D−Hで囲まれる範囲内に、塩水混合シャーベット状アイスの温度、IPFを調整可能であり、複数回の真水注水、再製氷で、K−B−C−D−Mで囲まれる範囲内に、塩水混合シャーベット状アイスの温度、IPFを調整可能である。
A−K−Mで囲まれる範囲内は、脱水が必須の範囲であり、実施の形態2の脱水工程を入れなければ、このA−K−Mで囲まれる範囲内への、塩水混合シャーベット状アイスの温度、IPFの調整はできない。
図12に例示してあるように、実施の形態2(脱水装置あり)においては、A−B−C−Dで囲まれる範囲内まで、−1.5〜−0.5℃、IPF15〜25%の塩水混合シャーベット状アイスを製造することが可能である。
また、1回の真水注水で、E−C−Fで囲まれる範囲内に、塩水混合シャーベット状アイスの温度、IPFを調整可能であり、1回の脱水、真水注水で、A−B−C−Dで囲まれる範囲内まで塩水混合シャーベット状アイスの温度、IPFを調整可能である。
なお、前述の実施の形態1〜実施の形態3において、前記塩水は、塩と水とを混合して得られる塩水や海水など、いわゆる塩水を意味する。
また、前述の実施の形態1〜実施の形態3において、前記真水の注水や脱水の制御は、前記コントローラ100を共用して前記コントローラ100で行うようにした場合を例示したが、前記コントローラ100とは別に制御装置を設け当該制御装置で制御するようにしてもよく、その場合は、既設の塩水混合シャーベット状アイス製造装置への追加設置を容易に行える。
また、図1〜図12において、同一又は相当部分には同一符号を付してあり、前述の実施の形態2および実施の形態3においては、前述の実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は原則的に割愛してある。
この発明の実施の形態1を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造方法を実施する塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、凝固点降下作用による塩分濃度と凍結開始温度との関係を示す線図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、塩分濃度が1.0%から4.5%まで0.5%刻みで製氷曲線を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置により、初期塩水濃度2.5%、目標塩水混合シャーベット状アイス温度−1.5℃、目標氷濃度IPF25%の塩水混合シャーベット状アイスを製造する場合における塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造方法を実施する塩水混合シャーベット状アイスの製造装置の全体のシステム構成の他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、図4の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの事例を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、図4の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造装置における塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスの更に他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、図7の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法、塩水混合シャーベット状アイスの製造シーケンスにおける塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。 この発明の実施の形態1(脱水装置無し)及び実施の形態3(脱水装置無し)における、塩分濃度C=3.0の場合の、目標ポイント−1.5〜−0.5℃、IPF15〜25%の塩水混合シャーベット状アイスまで製造可能範囲であることを示す塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。 この発明の実施の形態2(脱水装置あり)における、塩分濃度C=3.0の場合の、目標ポイント−1.5〜−0.5℃、IPF15〜25%の塩水混合シャーベット状アイスまで製造可能範囲であることを示す塩水の状態、製氷曲線の事例を示す図である。
符号の説明
1 製氷装置(アイスジェネレータ)、
1a 冷媒側通路、
1b 塩水側通路、
1c スクレーパ(掻き取り羽根)、
1d 外筒、
1e 内筒、
1f 回転円筒、
2 製氷装置の駆動源(回転円筒駆動モータ)、
3 製氷装置負荷検出センサー(電流センサー、電流計)、
4 冷凍機、
5 圧縮機、
6 凝縮機、
7 冷媒配管、
8 膨張弁、
9 圧力センサー、
10Ts 温度センサー、
11 主循環ポンプ、
11a ポンプ制御装置(インバータ)、
12 還流路配管(製氷装置←貯氷タンク)、
12Tw 真水温度センサー、
13 往流路配管(製氷装置→貯氷タンク)、
14 貯氷タンク、
141 塩水混合シャーベット状アイス排出路、
142 ドレン排出路、
143 塩水混合シャーベット状アイス、
14a 塩水混合シャーベット状アイス排出路開閉バルブ、
14b ドレン排出路開閉バルブ、
14cLs 塩水混合シャーベット状アイス貯蔵レベルセンサー、
15 攪拌機(アジテータ)の駆動源(モータ)、
16 攪拌機(アジテータ)、
21 貯氷タンク用の第2のバルブ、
22 脱水用のポンプ、
221 脱水管、
22a 脱水制御弁、
22b 積算流量計、
23 塩水、
231 塩水注水管、
24 真水、
241 真水注水管、
25 真水量調整バルブ、
26cl 塩分濃度センサー、
28 冷塩水供給制御バルブ、
100 コントロ−ラ、
101 標準製氷機能部、
102 真水注水機能部、
110 設定部。

Claims (21)

  1. 製氷装置において供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作り、
    この塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置から貯氷タンクに送給して当該塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクに貯め、
    当該貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクから前記製氷装置に複数回還流しながら前記貯氷タンク内に目標温度の目標氷濃度の所定量の前記塩水混合シャーベット状アイスを貯える
    塩水混合シャーベット状アイスの製造方法であって、
    前記塩水混合シャーベット状アイスの製造過程で前記塩水混合シャーベット状アイスの前記目標温度より低い所定の温度になるまで製氷し当該所定温度になったら前記塩水混合シャーベット状アイスに水を注水し、
    前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水し、
    前記貯氷タンク内に前記目標温度の前記目標氷濃度の前記塩水混合シャーベット状アイスを貯える
    ことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  2. 請求項1に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記貯氷タンク内に前記注水を行うことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  3. 請求項2に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記貯氷タンク内の前記塩水混合シャーベット状アイスを攪拌しながら前記注水を行うことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記注水下では前記スクレーパによる微細氷の製氷は停止することを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記スクレーパによる微細氷の製氷と前記注水とを交互に複数回行うことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  6. コントローラによる制御により、供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作る製氷装置、
    前記コントローラによる制御により、前記塩水混合シャーベット状アイスが前記製氷装置から送給され前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク、
    前記塩水混合シャーベット状アイスに水を注水する注水装置、
    及び前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水する脱水装置を備え、
    前記コントローラによる制御によって、前記貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンクから前記製氷装置に還流され、前記塩水混合シャーベット状アイスの前記製氷装置から前記貯氷タンクへの送給及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への環流の過程で前記塩水混合シャーベット状アイスの目標温度より低い所定の温度になるまで製氷し当該所定温度になったら前記注水装置による前記注水が行われ、
    前記コントローラによる制御によって、前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水され
    前記貯氷タンク内に前記目標温度の目標氷濃度の所定量の前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンク内に貯えられる
    塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  7. 請求項6に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記貯氷タンク内に前記注水が行われることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  8. 請求項7に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記コントローラによる制御によって、前記貯氷タンク内の前記塩水混合シャーベット状アイスを攪拌する攪拌機を備え、前記貯氷タンク内の前記塩水混合シャーベット状アイスを前記攪拌機で攪拌しながら前記注水が行われることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  9. 請求項6〜請求項8の何れか一に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記コントローラによる制御によって前記注水下では前記スクレーパによる微細氷の製氷が停止されることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  10. 請求項6〜請求項9の何れか一に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記コントローラによる制御によって前記スクレーパによる微細氷の製氷と前記注水とが交互に複数回行われることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  11. 製氷装置において供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作り、
    この塩水混合シャーベット状アイスを前記製氷装置から貯氷タンクに送給して当該塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクに貯め、
    当該貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンクから前記製氷装置に複数回還流しながら前記貯氷タンク内に目標氷濃度の所定量の前記塩水混合シャーベット状アイスを貯える
    塩水混合シャーベット状アイスの製造方法であって、
    前記塩水混合シャーベット状アイスの製造過程で、前記塩水混合シャーベットアイスの前記目標氷濃度より高い所定の氷濃度になるまで製氷し当該所定の氷濃度になったら前記貯氷タンクに貯められた塩水混合シャーベット状アイスに水を前記目標氷濃度に下がるまで注水し
    前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水し、
    前記目標氷濃度の塩水混合シャーベット状アイスを前記貯氷タンク内に製造する
    ことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  12. 請求項11に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記貯氷タンク内に前記注水を行うことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  13. 請求項12に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記貯氷タンク内の前記塩水混合シャーベット状アイスを攪拌しながら前記注水を行うことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  14. 請求項11に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記注水下では前記スクレーパによる微細氷の製氷は停止することを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  15. 請求項11に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記スクレーパによる微細氷の製氷と前記注水とを交互に複数回行うことを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  16. 請求項11に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造方法において、前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水することを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造方法。
  17. コントローラによる制御により、供給された塩水を冷却することにより生成された氷をスクレーパで掻き取って微細氷とし当該微細氷と前記塩水とが混合した塩水混合シャーベット状アイスを作る製氷装置、
    前記コントローラによる制御により、前記塩水混合シャーベット状アイスが前記製氷装置から送給され前記塩水混合シャーベット状アイスを貯める貯氷タンク、
    前記塩水混合シャーベット状アイスに水を注水する注水装置、
    及び前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水する脱水装置を備え、
    前記コントローラによる制御によって、前記貯氷タンクに貯められた前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンクから前記製氷装置に還流され、前記塩水混合シャーベット状アイスの前記製氷装置から前記貯氷タンクへの送給及び前記貯氷タンクから前記製氷装置への環流の過程で前記塩水混合シャーベット状アイスの目標氷濃度より高い所定の氷濃度になるまで製氷し当該所定氷濃度になったら前記注水装置による前記注水が行われ、
    前記コントローラによる制御によって、前記注水に先立って前記塩水混合シャーベット状アイスから脱水され、
    前記貯氷タンク内に前記目標氷濃度の前記塩水混合シャーベット状アイスが前記貯氷タンク内に貯えられる
    塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  18. 請求項17に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記貯氷タンク内に前記注水が行われることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  19. 請求項18に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記コントローラによる制御によって、前記貯氷タンク内の前記塩水混合シャーベット状アイスを攪拌する攪拌機を備え、前記貯氷タンク内の前記塩水混合シャーベット状アイスを前記攪拌機で攪拌しながら前記注水が行われることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  20. 請求項17〜請求項19の何れか一に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記コントローラによる制御によって前記注水下では前記スクレーパによる微細氷の製氷が停止されることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
  21. 請求項17〜請求項20の何れか一に記載の塩水混合シャーベット状アイスの製造装置において、前記コントローラによる制御によって前記スクレーパによる微細氷の製氷と前記注水とが交互に複数回行われることを特徴とする塩水混合シャーベット状アイスの製造装置。
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