JP3046599U - 塩水氷製造装置 - Google Patents

塩水氷製造装置

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JP3046599U
JP3046599U JP1997007638U JP763897U JP3046599U JP 3046599 U JP3046599 U JP 3046599U JP 1997007638 U JP1997007638 U JP 1997007638U JP 763897 U JP763897 U JP 763897U JP 3046599 U JP3046599 U JP 3046599U
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和光 藤田
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和光 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑菌を含まずかつ滅菌効果の高い塩水氷を製
造する。 【解決手段】 水槽1 と、水槽1 から水供給管路2 を介
して送られてくる水を凍らせる製氷器3 と、水供給管路
2 の水に塩水を加える塩水供給装置7 とを備えた塩水氷
製造装置において、水供給管路2 における塩水供給装置
7 との接続部の上流にオゾン発生器6 を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、生鮮品の冷却に使用する塩水氷を製造する塩水氷製造装置に関し、 詳しくは、雑菌が存在せずかつ滅菌効果の高い塩水氷を製造することのできる簡 易型の塩水氷製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
魚介類等の生鮮品の輸送中や待機中においてこれらの鮮度を保持するために塩 水氷を用いて生鮮品を冷却するのが一般的である。
【0003】 従来、塩水氷を製造するのに、例えばドラム形掻き取り式製氷器と、これに塩 水を供給する塩水供給装置とよりなる塩水氷製造装置が用いられている。
【0004】 塩水供給装置は、水槽を備え、この水槽に塩と原水(淡水)が供給され、原水 と塩とが攪拌されて塩水が生成される。そして、この塩水が、適当なポンプによ って製氷器に供給される。
【0005】 製氷器においては、塩水の氷点温度以下に冷却された中空ドラム内に塩水を供 給してこのドラム内面に薄い膜状の塩水氷を生成し、この塩水氷をドラム内に設 けられた回転刃で掻き落としてフレーク状の塩水氷を得ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の塩水氷製造装置は、原水に含まれていた雑菌や水槽において大気中から 原水に入り込んだ雑菌とともに塩水氷を滅菌温度から大きく離れた氷結温度にお いて製造するため、雑菌を含んだ塩水氷を製造することになる。このような塩水 氷を使用して生鮮品を冷却保存すると塩水氷中の雑菌が生鮮品についてしまうと いう問題がある。また、仮に雑菌を含まない塩水氷を製造できたとしても生鮮品 を有効に滅菌することはできないという問題がある。
【0007】 本考案の目的は、上記課題を解決した雑菌を含まないかつ滅菌効果の高い塩水 氷を製造することのできる塩水氷製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の塩水氷製造装置は、水槽(1) と、水槽(1) から水供給管路(2) を介して送られてくる水を凍らせる製氷器(3) と、水供給管 路(2) の水に塩水を加える塩水供給装置(7) とを備えた塩水氷製造装置において 、水供給管路(2) における塩水供給装置(7) との接続部の上流にオゾン発生器(6 ) が接続されているものである。
【0009】 上記の塩水氷製造装置においてオゾン発生器(6) が、水供給管路(2) における 塩水供給装置(7) との接続部の上流に設けられた混合機(5) に接続されているこ とがある。
【0010】 また、水供給管路(2) とオゾン発生器(6) との接続部の下流かつ水供給管路(2 ) と塩水供給装置(7) との接続部の上流に水供給管路(2) を流れる水の一部を水 槽(1) に戻す還流路(12)が設けられ、還流路(12)にセラミック充填機(9) が設け られている場合もある。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施形態について説明する。
【0012】 本考案の塩水氷製造装置は、原水を貯蔵する水槽(1) と、水供給管路(2) を介 して水槽(1) に接続された製氷器(3) と、製氷器(3) により生成された氷を蓄え る貯氷庫(4) とを備えている。
【0013】 水槽(1) は、図示しない水源から原水(淡水)が供給されるようになされてい る。
【0014】 水供給管路(2) には、ポンプ(13)が配され、水槽(1) に蓄えられた原水を製氷 器(3) に供給するようになされている。水供給管路(2) のポンプ(13)の上流には 混合機(5) が配され、この混合機(5) にオゾン発生器(6) が接続されている。水 供給管路(2) のポンプ(13)の下流には、塩水供給管路(11)を介して塩水供給装置 (7) が接続されている。塩水供給装置(7) の詳細な図示は省略したが、塩水供給 装置(7) には塩と淡水とが供給され、供給された塩と淡水とが攪拌装置(7a)によ り混合されて高濃度の塩水が生成される。なお、塩水供給装置(7) により生成さ れる塩水の濃度は自由に調整できるようになされている。
【0015】 水供給管路(2) と塩水供給管路(11)との接続部の下流には塩水を蓄える塩水漕 (8) が配されている。
【0016】 さらに、ポンプ(13)の下流かつ水供給管路(2) と塩水供給管路(11)との接続部 の上流において水供給管路(2) を流れる原水の一部を水槽(1) に戻す還流路(12) が設けられている。還流路(12)には、多孔質の電磁波発生セラミック粒状物が充 填されたセラミック充填機(9) が設けられ、セラミック充填機(9) を通った原水 が水槽(1) に戻される。
【0017】 製氷器(3) の詳細な図示は省略したが、製氷器(3) はドラム形掻き取り式のも のであって冷凍機を有し、この冷凍機を運転することにより製氷器(3) に供給さ れた塩水からフレーク状ないし粒状の塩水氷が生成される。
【0018】 貯氷庫(4) は、冷却装置(10)に接続されており、この冷却装置(10)により−5 ℃以下の冷却空気が生成される。冷却装置(10)には、ファン(15)が接続されてお り、ファン(15)により冷却装置(10)に吹き込まれて冷却された空気が貯氷庫(4) 内に吹き込まれて貯氷庫(4) 内の温度が−5℃以下になるようになされている。
【0019】 上記構成の塩水氷製造装置において、オゾン発生器(6) により生成された低濃 度のオゾン(0.08〜0.05ppm 程度が好ましい)を含む空気が混合機(5) において原水に吹き込まれる。そして、この空気と原水が混合機(5) により混合 されて気液混合体が生成され、原水の雑菌がオゾン滅菌されるようになされてい る。そして、この気液混合体がポンプ(13)により加圧かつ攪拌される。このよう にして、原水に対するオゾン含有空気の溶解度が高められ、原水中の溶存酸素お よびオゾン濃度が上昇せしめられる。さらに、オゾンの作用によって原水に殺菌 効果が付与される。
【0020】 オゾン含有空気を溶かした原水は、一部がセラミック充填機(9) を通って水槽 (1) に戻される。セラミック充填機(9) を通った原水は、気液接触率が高められ る。この結果、水槽(1) から再び供給される原水は、オゾン含有空気が吹き込ま れたさいに原水中の溶存酸素が過飽和状態になされる。そのうえ、セラミック自 体が照射する電磁波(遠赤外線)によって原水に殺菌効果が付与される。
【0021】 残りの原水は、塩水供給装置(7) により生成された高濃度の塩水と混合されて 製氷器(3) に供給するための塩水となる。この塩水は、必要に応じて塩水漕(8) に蓄えられた後、製氷器(3) に供給される。
【0022】 製氷器(3) においては、フレーク状または粒状の塩水氷が製造され、製造され た塩水氷が貯氷庫(4) に蓄えられる。この際、貯氷庫(4) 内の温度は−5℃以下 に保たれているので、塩水氷が溶けることはない。
【0023】 上記のようにして得られた塩水氷においては、過飽和酸素および少量のオゾン が氷中に封じ込められており、生鮮品の冷却時に塩水氷が徐々に溶けると、塩水 氷に封じ込められていた酸素および少量のオゾンが塩水氷から放出され、生鮮品 の滅菌および雑菌の繁殖が抑制される。
【0024】 なお、本考案の塩水氷製造装置に用いる製氷器はドラム形掻き取り式製氷器の 限るものではない。
【0025】
【考案の効果】
本考案の塩水氷製造装置によれば、水供給管路(2) における塩水供給装置(7) との接続部の上流にオゾン発生器(6) が接続されているので、過飽和酸素および 少量のオゾンを封じ込めらることにより雑菌が存在せずかつ滅菌効果の高い塩水 氷を製造することができる。
【0026】 オゾン発生器(6) が、水供給管路(2) における塩水供給装置(7) との接続部の 上流に設けられた混合機(5) に接続されていると、オゾンと原水とが混合されて 気液混合体が生成され、原水の雑菌が効率的にオゾン滅菌される。
【0027】 また、水供給管路(2) とオゾン発生器(6) との接続部の下流かつ水供給管路(2 ) と塩水供給装置(7) との接続部の上流に水供給管路(2) を流れる水の一部を水 槽(1) に戻す還流路(12)が設けられ、還流路(12)にセラミック充填機(9) が設け られていると、原水とオゾンとの気液接触率が高められてオゾン含有空気が吹き 込まれたさいに原水中の溶存酸素が過飽和状態になされる。そのうえ、セラミッ ク自体が照射する電磁波(遠赤外線)によって原水に殺菌効果が付与される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施形態の塩水氷製造装置の概略図
である。
【符号の説明】
(1) : 水槽 (2) : 水供給管路 (3) : 製氷器 (5) : 混合機 (6) : オゾン発生器 (7) : 塩水供給装置 (9) : セラミック充填機 (12): 還流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 540 C02F 1/50 540A 550 550H 560 560C F25C 1/14 F25C 1/14 D 301 301K 301Z

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽(1) と、水槽(1) から水供給管路
    (2) を介して送られてくる水を凍らせる製氷器(3) と、
    水供給管路(2) の水に塩水を加える塩水供給装置(7) と
    を備えた塩水氷製造装置において、 水供給管路(2) における塩水供給装置(7) との接続部の
    上流にオゾン発生器(6) が接続されている塩水氷製造装
    置。
  2. 【請求項2】 オゾン発生器(6) が、水供給管路(2) に
    おける塩水供給装置(7) との接続部の上流に設けられた
    混合機(5) に接続されている請求項1記載の塩水氷製造
    装置。
  3. 【請求項3】 水供給管路(2) とオゾン発生器(6) との
    接続部の下流かつ水供給管路(2) と塩水供給装置(7) と
    の接続部の上流に水供給管路(2) を流れる水の一部を水
    槽(1) に戻す還流路(12)が設けられ、還流路(12)にセラ
    ミック充填機(9) が設けられている請求項1または2記
    載の塩水氷製造装置。
JP1997007638U 1997-08-27 1997-08-27 塩水氷製造装置 Expired - Lifetime JP3046599U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008281293A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Mitsubishi Electric Corp 塩水混合シャーベット状アイスの製造方法および塩水混合シャーベット状アイスの製造装置

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