JP4617541B2 - Ac型プラズマディスプレイパネルの駆動装置 - Google Patents

Ac型プラズマディスプレイパネルの駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受像機およびコンピュータ端末等の画像表示に用いられるAC型プラズマディスプレイパネル(以下パネルという)の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパネルでは、N個の対となる走査電極SCNiおよび維持電極SUSi(i=1〜N)が設けられた基板と、M個のデータ電極D1〜DMが設けられた基板とが放電空間を挟んで対向配置されており、走査電極SCN1〜SCNNおよび維持電極SUS1〜SUSNとデータ電極D1〜DMとは直角に交差している。1対の走査電極および維持電極と1つのデータ電極との交差部には1つの放電セルが形成される。
【0003】
次に、従来のパネルの駆動方法について、図7に示す動作タイミング図を用いて説明する。このパネルでは、1フィールド期間を異なる発光期間の重みを持った複数のサブフィールドに分割し、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う。図7は1つのサブフィールドでの駆動波形を示すものであり、サブフィールドは初期化期間、書き込み期間、維持期間および消去期間からなる。
【0004】
図7に示すように、初期化期間では走査電極SCN1〜SCNNに初期化波形を印加し放電セル内に壁電荷を形成する。次の書き込み期間では走査電極SCN1〜SCNNに走査パルスを順次印加するとともに、データ電極D1〜DMにデータパルスを印加することにより表示データに対応した壁電荷を形成し、次の維持期間で走査電極SCN1〜SCNNと維持電極SUS1〜SUSNとに交互に維持パルスを印加して表示放電を継続して行う。続く消去期間では維持電極SUS1〜SUSNに消去波形を印加して表示放電を停止させる。
【0005】
初期化期間では、初期化波形の前半にあるVc(V)からVd(V)までの緩やかな立ち上がりの期間と、後半にあるVe(V)から0(V)までの緩やかな立ち下がりの期間との2回にわたって全ての放電セルで微弱な初期化放電を起こし、初期化波形の終了時点、すなわち電圧が0(V)に到達した時点で、次の書き込み期間で行われるデータの書き込みを容易にする所定量の壁電荷が各放電セルの特性(放電開始電圧等)に応じて各放電セル内に形成される。
【0006】
初期化波形を出力する初期化回路の温度特性やパネルの表示状態の変化による負荷変動の影響によって初期化回路の出力が変動するので、走査電極SCN1〜SCNNに印加した初期化波形の緩やかに立ち下がる部分(Veから0に至る部分)の傾斜が変動する。この変動を考慮し、初期化回路の温度特性等の影響によって初期化波形の緩やかに立ち下がる部分が最も緩やかになった場合でも、初期化波形の終了時において走査電極SCN1〜SCNNの電圧が0(V)となるようにしている。すなわち、設計通りの初期化波形が走査電極SCN1〜SCNNに印加された場合、その初期化波形が終了した後に走査電極SCN1〜SCNNの電圧を0(V)にしておく時間t1(50μs程度)を設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の駆動方法においては、放電セル内に形成された壁電荷が時間t1の間に減少してしまい、データパルスの電圧を高くしなければならなかった。したがって、データパルスを発生させる回路に高電圧の駆動素子が必要になりコスト高になるとともに、消費電力の増大を招くという課題があった。
【0008】
また、初期化波形が緩やかに立ち下がって0になる時が初期化期間の終了時になるように設定した場合、初期化回路の温度特性等の影響で初期化波形の勾配がより緩やかになると初期化波形の終了電圧が変動してしまい、その結果あるサブフィールドと別のサブフィールドとでは初期化期間で放電セルに形成される壁電荷の量が異なることになり、書き込み期間において誤放電が発生して表示品位が低下するという課題があった。
【0009】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、表示品位を下げることなく、書き込み回路の耐電圧を下げてコストおよび消費電力を低減するとともに、安定した書き込み動作を行うことができるAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、誘電体層で覆われた複数の走査電極および維持電極が配列された基板と、前記走査電極および前記維持電極と交差するように複数のデータ電極が配列された他の基板とが放電空間を挟んで対向配置されたAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、立ち上がる電圧波形および緩やかに立ち下がる電圧波形を有する緩勾配波形を出力する初期化回路と、所定の値の電圧を出力する定電圧回路および前記初期化回路の出力電圧と前記定電圧回路の出力電圧とを比較する電圧比較器を有する制御回路とを備え、前記緩勾配波形をもとにした初期化波形を前記走査電極に印加するとき、前記制御回路は、前記初期化回路の出力電圧が前記定電圧回路の出力電圧よりも低くなったのを前記電圧比較器が検出すると、前記走査電極の電圧を前記所定の値よりも高く放電が発生しない電圧に切り換えるように制御し、これにより前記初期化波形の終了電圧を前記所定の値に制御することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、誘電体層で覆われた複数の走査電極および維持電極が配列された基板と、前記走査電極および前記維持電極と交差するように複数のデータ電極が配列されたの基板とが放電空間を挟んで対向配置されたAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、立ち上がる電圧波形および緩やかに立ち下がる電圧波形を有する緩勾配波形を出力する初期化回路と、前記緩勾配波形をもとにした初期化波形を前記走査電極に印加するとき、前記初期化波形の終了電圧を所定の値に制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、第1ないし第3のダイオードと抵抗と前記所定の値の電圧を出力する定電圧回路とを有し、前記初期化回路と前記走査電極との間に、前記初期化回路側が陽極となるように前記第1のダイオードを設け、前記第1のダイオードの陰極に前記第2のダイオードの陽極を接続し、前記第1のダイオードの陽極と前記第2のダイオードの陰極との間に前記抵抗を接続し、前記第2のダイオードと前記抵抗との接続点には、その接続点に陰極が接続された前記第3のダイオードを介して前記定電圧回路が接続され、前記初期化回路の出力電圧が前記定電圧回路の出力電圧以下になると、前記第2のダイオードと前記抵抗との接続点が前記定電圧回路の出力電圧にクランプされることにより、前記初期化波形の終了電圧を前記所定の値にクランプすることを特徴とする
【0012】
この駆動装置により、初期化波形の終了電圧を確実に所定の値に設定することができ、初期化波形によって放電空間に形成された壁電荷を保持できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のパネルの駆動装置および駆動方法の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
本実施の形態のパネルは、図3に示すように、ガラス製の第一の基板1上に複数の対を成す走査電極2と維持電極3とが互いに平行に付設され、走査電極2および維持電極3を覆って誘電体層4が設けられ、誘電体層4上に保護膜5が設けられている。ガラス製の第二の基板6上には誘電体層7で覆われた複数のデータ電極8が付設され、データ電極8間の誘電体層7上にはデータ電極8と平行して隔壁9が設けられている。誘電体層7表面と隔壁9の側面には蛍光体10が設けられている。そして、走査電極2および維持電極3とデータ電極8とが直角に交差するように第一の基板1と第二の基板6とが放電空間11を挟んで対向して配置されている。また、隣り合った二つの隔壁9に挟まれ、対を成す走査電極2および維持電極3とデータ電極8との交差部には放電セル12が構成される。放電空間11には、放電ガスとしてヘリウム、ネオンおよびアルゴンのうち少なくとも1種とキセノンとが封入されている。
【0015】
このパネルの電極配列は、図4に示すようにM×Nのマトリクス構成であり、列方向にはM列のデータ電極D1〜DM(図3のデータ電極8)が配列されており、行方向にはN行の走査電極SCN1〜SCNN(図3の走査電極2)および維持電極SUS1〜SUSN(図3の維持電極3)が配列されている。また、図3に示した放電セル12は図4に示すような領域に形成される。
【0016】
本発明の第1の実施の形態であるパネルの駆動装置のブロック図を図1に示す。図1において、パネル13のデータ電極D1〜DMには書き込み回路14が接続されている。走査電極SCN1〜SCNNには走査回路15が接続され、走査回路15はその前段の維持回路16および初期化回路17の出力同士が接続されたラインにフローティング回路として接続されている。維持電極SUS1〜SUSNには維持回路18および消去回路19が接続されている。
【0017】
制御回路27は、定電圧回路23、電圧比較器24、ゲート回路25および電圧レベルシフト回路26で構成されている。電圧比較器24には初期化回路17の出力と、定電圧回路23の出力Vref(V)が入力される。電圧比較器24からは、初期化回路の出力がVref(V)よりも低い時有効レベルとなり、初期化回路の出力がVref(V)以上の時無効レベルとなる切換信号が出力される。電圧比較器24から出力される切換信号は、ゲート回路25と電圧レベルシフト回路26を経由して走査回路15に入力される。
【0018】
表示信号処理回路20に入力された表示信号に対して、A/D変換、走査線変換、サブフィールド変換等の処理が行われ、信号処理された表示信号が書き込み回路14へ出力される。同期信号は表示信号処理回路20およびタイミング制御回路21に入力される。タイミング制御回路21では各駆動回路を制御するタイミング制御信号を発生し、書き込み回路14、維持回路16、初期化回路17、維持回路18、消去回路19およびゲート回路25へ出力されるとともに、電圧レベルシフト回路22を介して走査回路15へ出力される。
【0019】
この駆動装置の動作について、図2に示す動作タイミング図および図1を用いて説明する。図2は図7と同様に1つのサブフィールドでの駆動波形を示すものである。図2の初期化期間において、維持回路16はハイインピーダンス状態であり、初期化回路17からは、0(V)からVc(V)まで急峻に立ち上がりVc(V)からVd(V)まで緩やかに立ち上がった後、Vd(V)からVe(V)まで急峻に立ち下がりVe(V)から0(V)まで緩やかに立ち下がる緩勾配波形が出力される。走査回路15は初期化回路17の出力を通過させる状態になっており、初期化回路17から出力される緩勾配波形はそのままの形で走査電極SCN1〜SCNNに印加される。
【0020】
また、初期化期間において維持回路18はハイインピーダンス状態であり、消去回路19からは最初0(V)が出力され、続いてVk(V)が出力される。維持電極SUS1〜SUSNには消去回路19の出力が印加され、電圧が0(V)からVk(V)にかわるタイミングは、走査電極SCN1〜SCNNに印加される電圧がVd(V)からVe(V)にかわるタイミングとほぼ同じである。さらに、書き込み回路14からは0(V)が出力され、データ電極D1〜DMに印加される。
【0021】
タイミング制御回路21からゲート回路25へ出力されるイネーブル信号は、初期化回路17の出力である緩勾配波形がVd(V)となった時点から書き込み期間が終了するまでの間、有効レベルになっている。緩勾配波形の電圧レベルがVe(V)から低下し定電圧回路23の出力Vref(V)よりも低くなると、これが電圧比較器24で検知されて、電圧比較器24から出力される切換信号は有効レベルに変化する。イネーブル信号は有効レベルであるので、ゲート回路25から有効レベルの信号が出力され、電圧レベルシフト回路26を経由して走査回路15へ入力される。すると、走査回路15は、初期化回路17の出力を通過させる状態であったものが、初期化回路17の出力に重畳してVg(V)を出力する状態へと切り替わる。
【0022】
各回路は以上のように動作するので、定電圧回路23の出力Vrefを0(V)よりもわずかに大きい電圧にしておけば、走査電極SCN1〜SCNNに印加される初期化波形は、0(V)からVc(V)まで急峻に立ち上がりVc(V)からVd(V)まで緩やかに立ち上がった後、Vd(V)からVe(V)まで急峻に立ち下がりVe(V)から緩やかに立ち下がって制御回路27によって制御された所定の値0(V)に至る波形となる。走査電極SCN1〜SCNNの電圧は初期化波形が終了するとすぐにVg(V)へと上昇する。
【0023】
初期化期間では初期化波形の前半にあるVc(V)からVd(V)までの緩やかな立ち上がり傾斜部と、後半にあるVe(V)から0(V)までの緩やかな立ち下がり傾斜部との2回にわたって全ての放電セルで微弱な初期化放電を起こすことにより、各放電セルの特性(放電開始電圧等)に応じた所定量の壁電荷が各放電セル内に形成される。すなわち、初期化波形の立ち上がり傾斜部では、走査電極SCN1〜SCNN上の保護膜5表面に負の壁電荷が形成されるとともに、維持電極SUS1〜SUSN上の保護膜5表面およびデータ電極D1〜DM上の蛍光体10表面には正の壁電荷が形成され、次の立ち下がり傾斜部では立ち上がり傾斜部で形成された正および負の壁電荷がそれぞれ弱められ、初期化波形の終了時には各放電セル内に形成された壁電荷は書き込み動作に適する量に調整されている。どのサブフィールドにおいても初期化波形の終了時では、走査電極SCN1〜SCNNの電圧は常に制御回路27によって制御された所定の電圧となるので、どのサブフィールドの初期化期間においても各放電セルには常にその放電セルの特性に応じた所定量の壁電荷が残留するように調整される。
【0024】
また、初期化波形が終了するとすぐに、走査電極SCN1〜SCNNの電圧を0(V)よりも高く放電が発生しない電圧Vg(V)にすることにより、各放電セル内に形成された壁電荷が減少するのを防止している。すなわち、走査電極SCN1〜SCNNの電圧が0(V)に達するとすぐに、初期化波形の立ち下がり傾斜部の電圧変化とは逆の方向に変化させている。初期化期間で放電セル内に形成された壁電荷が多いと書き込み期間での放電が起こりやすくなるので、書き込み期間でデータ電極D1〜DMに印加するデータパルスの電圧を高めることなく、書き込み動作を行うことができる。
【0025】
続く書き込み期間において維持回路16からは0(V)が出力され、初期化回路17はハイインピーダンス状態となる。走査回路15は電圧比較器24の切換信号により、維持回路16の出力0(V)の上に重畳する形でVg(V)を出力する状態を継続し、0(V)の走査パルスが走査電極SCN1〜SCNNに順次印加される。維持回路18はハイインピーダンス状態であり、消去回路19からはVk(V)が出力され維持電極SUS1〜SUSNに印加される。書き込み回路14からは従来のデータパルスの電圧Vb(V)よりも低いVa(V)のデータパルスが出力され、データ電極D1〜DMに印加される。書き込み期間では、走査パルスとデータパルスが同時に印加された放電セルにおいて書き込み放電が起きて、続く維持期間の維持放電を起こす壁電荷が放電セル内に形成される。
【0026】
続く維持期間において初期化回路17はハイインピーダンス状態であり、維持回路16からは、Vh(V)の維持パルスが出力される。走査回路15はこのとき維持回路16の出力を通過させる状態になっており、維持回路16の出力はそのままの形で走査電極SCN1〜SCNNに印加される。また、消去回路19はハイインピーダンス状態であり、維持回路18からはVh(V)の維持パルスが出力され維持電極SUS1〜SUSNに印加される。さらに、書き込み回路14からは0(V)が出力され、データ電極D1〜DMに印加される。維持期間では、前の書き込み期間で書き込み放電を起こした放電セルにおいて、走査電極SCN1〜SCNNまたは維持電極SUS1〜SUSNに維持パルスが印加される度に維持放電が起きて、放電セルを表示発光させる。
【0027】
続く消去期間において初期化回路17はハイインピーダンス状態であり、維持回路16からは0(V)が出力される。走査回路15はこのとき維持回路16の出力を通過させる状態になっており、維持回路16の出力はそのまま走査電極SCN1〜SCNNに印加される。維持回路18はハイインピーダンス状態であり、消去回路19からは緩やかに立ち上がるVk(V)の消去波形が出力され維持電極SUS1〜SUSNに印加される。書き込み回路14からは0(V)が出力され、データ電極D1〜DMに印加される。消去期間では、前の維持期間に維持放電を起こした放電セルにおいて弱い消去放電を起こして壁電荷を弱め維持放電を停止させる。
【0028】
以上のように、初期化回路の温度特性等に影響されることなく初期化波形の終了電圧を一定の値に制御するための制御回路27が、基準電圧を出力する定電圧回路23と、基準電圧と初期化波形の電圧とを比較する電圧比較器24とを含む回路構成から成り、電圧比較器24からの出力信号である切換信号により、走査回路15の出力を切り換えて初期化波形の終了電圧を所定の電圧0(V)にした後、すぐにVg(V)にするよう構成することで、書き込み期間での書き込み動作に適した壁電荷が放電セル内に確実に形成されるとともに書き込み動作まで保持され、その結果データパルスの電圧を低下させることができる。
【0029】
本実施の形態の駆動方法と従来の駆動方法を用いた場合、駆動に必要なデータパルス電圧を比較した。初期化波形の前部分にあるVc(V)からVd(V)までの立ち上がりの傾斜と、後部分にあるVe(V)から0(V)までの立ち下がりの傾斜をそれぞれ3V/μs、1V/μsとし、Vc=180V、Vd=430V、Ve=180V、Vg=80V、Vk=200V、Vh=180Vとして測定を行った。本実施の形態の場合、すなわち初期化波形の終了電圧(0V)に達した後すぐにVg(V)にした場合には、書き込み放電を起こすためにデータ電極D1〜DMに印加するデータパルスの電圧はVa=65Vとなった。これに対し従来の場合、すなわち初期化波形が終了した後に初期化波形の終了電圧(0V)をしばらく継続する時間(50μs)を設けた場合には、データパルスの電圧はVb=75Vであった。本実施の形態によれば、このように従来に比べてデータパルスの電圧を低下させることができるので、書き込み回路の消費電力は従来の75%まで低減するとともに、書き込み回路に使用する駆動素子の耐電圧が低下するためコストを抑えることができる。
【0030】
次に、本発明の第2の実施の形態であるパネルの駆動装置のブロック図を図5に示す。図5が図1と異なる点は制御回路27の代わりに、初期化回路17と走査回路15との間に制御回路28を設けたことである。制御回路28では、直列接続された抵抗29およびダイオード30とダイオード31とが並列接続されており、抵抗29とダイオード30との接続点にはダイオード32を介して定電圧回路33が接続されている。
【0031】
この駆動装置の初期化期間の動作について、図6に示す初期化波形図および図5を用いて説明する。図6の初期化波形以外については、図2で説明した駆動波形と同じであるので、書き込み期間、維持期間および消去期間における動作説明は省略する。
【0032】
図6の初期化期間において、維持回路16はハイインピーダンス状態であり、初期化回路17からは、0(V)からVc(V)まで急峻に立ち上がりVc(V)からVd(V)まで緩やかに立ち上がった後、Vd(V)からVe(V)まで急峻に立ち下がりVe(V)から0(V)まで緩やかに立ち下がる緩勾配波形が出力される。また、定電圧回路33の出力はVref=Vi(V)に設定されている。緩勾配波形が0(V)からVd(V)まで立ち上がる期間では、制御回路28内のダイオード31が導通するので、初期化回路17から出力されて制御回路28へ入力された緩勾配波形はそのままの形で制御回路28から出力されて走査回路15に加えられる。緩勾配波形がVd(V)からVi(V)まで立ち下がる期間では、制御回路28内のダイオード30が導通するとともに、このときの電圧降下が無視できる抵抗値に抵抗29が設定されているので、初期化回路17から出力されて制御回路28へ入力された緩勾配波形はそのままの形で制御回路28から出力されて走査回路15に加えられる。初期化回路17から出力される緩勾配波形が定電圧回路33の出力Vref(V)以下になると、ダイオード32が導通状態になり、抵抗29とダイオード30との接続点はダイオード32を介してVref=Vi(V)にクランプされ、制御回路28の出力もVref=Vi(V)にクランプされる。初期化回路17の出力が0(V)になっても、定電圧回路33の出力電流能力はVref/(抵抗29の抵抗値)よりも大きく設定されているので、抵抗29とダイオード30との接続点および制御回路28の出力は、Vref=Vi(V)にクランプされ続けることになる。走査回路15は制御回路28の出力を通過させる状態になっており、制御回路28の出力はそのまま走査電極SCN1〜SCNNに印加される。
【0033】
したがって、初期化期間において走査電極SCN1〜SCNNには、0(V)からVc(V)まで急峻に立ち上がりVc(V)からVd(V)まで緩やかに立ち上がった後、Vd(V)からVe(V)まで急峻に立ち下がりVe(V)からVi(V)まで緩やかに立ち下がる初期化波形が印加され、初期化波形が終了した後は初期化波形の終了電圧であるVi(V)が壁電荷を保持できる電圧として印加される。このように、制御回路28は初期化波形の終了電圧を所定の電圧Vref=Vi(V)にクランプすることができる回路である。
【0034】
前述したように、初期化波形の後半にある緩やかな立ち下がり傾斜部では微弱な放電が起こることにより各放電セルに形成された壁電荷が弱められるので、初期化波形の終了時において各放電セルに残留している壁電荷量は、初期化波形の終了電圧の値によって変わる。第2の実施の形態では、初期化波形の終了電圧を0(V)よりも高いVi(V)とすることによって、初期化波形の終了電圧が0(V)の場合に比べて放電セル内に形成される壁電荷量を多くしている。このように壁電荷量を予め多くしておくことにより、走査電極SCN1〜SCNNの電圧が初期化波形の終了電圧Vi(V)にクランプされている間に放電セル内に形成された壁電荷が多少減少しても、書き込み放電時に放電セルに残留している壁電荷量を従来よりも多くすることができる。すなわち、書き込み放電を容易にするように壁電荷を放電セル内に保持することができる。その結果、書き込み期間でデータ電極D1〜DMに印加するデータパルスの電圧を高めることなく、書き込み動作を行うことができる。
【0035】
本実施の形態の駆動方法と従来の駆動方法を用いた場合、駆動に必要なデータパルス電圧を比較した。初期化波形の前半にあるVc(V)からVd(V)までの立ち上がり傾斜部と、後半にあるVe(V)からVi(V)までの立ち下がり傾斜部の傾斜をそれぞれ3V/μs、1V/μsとし、Vc=180V、Vd=430V、Ve=180V、Vg=80V、Vk=200V、Vh=180Vとして測定した。本実施の形態の場合、すなわち走査電極SCN1〜SCNNの電圧を初期化波形の終了電圧Vi=20Vにクランプした場合には、データパルスの電圧はVa=55Vとなった。一方、従来の場合にはデータパルスの電圧はVb=75Vであった。本実施の形態によればVi=20Vとすることにより、従来に比べてデータパルスの電圧を低下させることができるので、書き込み回路の消費電力は従来の54%まで低減するとともに、書き込み回路に使用する駆動素子の耐電圧が低下するためコストを抑えることができる。
【0036】
第2の実施の形態では制御回路28を初期化回路17と独立して設ける構成としたが、初期化回路17にクランプ機能を取り込んだ回路構成にしてもよい。
【0037】
また、第1の実施の形態では初期化波形の終了電圧は0(V)であったが、初期化波形の終了電圧を0(V)ではなく第2の実施の形態のようにVi(V)とし、Vi(V)に達した後すぐにVg(V)に上昇させるようにしてもよい。例えばVi=5〜20(V)とし、Vi(V)に達した後すぐにVg(V)に上昇させることにより、データパルスの電圧を下げることができる。Vi=20Vの場合には、データパルスの電圧はVa=45Vとなり、書き込み回路の消費電力を従来の36%まで低減することができる。
【0038】
上記実施の形態では、初期化波形が前半および後半にそれぞれ緩やかな傾斜を持つランプ波形を有する場合について説明したが、この緩やかな傾斜を持つランプ波形がCRを用いた時定数回路で発生されるなまった波形である場合でも本発明を適用できる。また、初期化波形の後半が緩やかな傾斜を持つ波形であれば、初期化波形の前半が急激に立ち上がるパルス状の波形であってもよい。さらに、初期化期間での駆動波形が、或る極性の電圧波形およびその後に或る極性に対して逆極性の方向に緩やかに変化する電圧波形を有する初期化波形であれば本発明を適用することができ、書き込み期間、維持期間および消去期間での駆動波形が他の波形の場合、例えば消去波形が細幅パルスの場合でもよい。
【0039】
上記実施の形態では、初期化波形を走査電極に印加した場合について説明したが、初期化波形を維持電極に印加した場合でも本発明を適用できる。
【0040】
また、上記実施の形態では基準電圧が0(V)の場合について説明したが、パネルの動作は各電極間にかかる電圧によるので、基準電圧は0(V)でなくてもよい。
【0041】
さらに、上記実施の形態ではサブフィールドが初期化期間、書き込み期間、維持期間および消去期間からなる場合について説明したが、消去波形による動作を初期化波形による動作の一部として包含させた場合でも本発明を適用できる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置によれば、書き込み期間でデータ電極に印加するデータパルスの電圧を低下させることができ、書き込み回路の耐電圧が下がりコストの低減ができるとともに、書き込み回路の消費電力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のパネルの駆動装置を示すブロック図
【図2】 本発明の第1の実施の形態のパネルの駆動方法を示す動作タイミング図
【図3】 AC型プラズマディスプレイパネルの一部切り欠き斜視図
【図4】 AC型プラズマディスプレイパネルの電極配列図
【図5】 本発明の第2の実施の形態のパネルの駆動装置を示すブロック図
【図6】 本発明の第2の実施の形態での初期化波形を示す図
【図7】 従来のAC型プラズマディスプレイパネルの駆動方法を示す動作タイミング図
【符号の説明】
1 第一の基板
2 走査電極
3 維持電極
4、7 誘電体層
5 保護膜
6 第二の基板
8 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体
11 放電空間
12 放電セル
13 パネル
14 書き込み回路
15 走査回路
16、18 維持回路
17 初期化回路
19 消去回路
20 表示信号処理回路
21 タイミング制御回路
22、26 電圧レベルシフト回路
23、33 定電圧回路
24 電圧比較器
25 ゲート回路
27、28 制御回路
29 抵抗
30、31、32 ダイオード

Claims (3)

  1. 誘電体層で覆われた複数の走査電極および維持電極が配列された基板と、前記走査電極および前記維持電極と交差するように複数のデータ電極が配列された他の基板とが放電空間を挟んで対向配置されたAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、立ち上がる電圧波形および緩やかに立ち下がる電圧波形を有する緩勾配波形を出力する初期化回路と、所定の値の電圧を出力する定電圧回路および前記初期化回路の出力電圧と前記定電圧回路の出力電圧とを比較する電圧比較器を有する制御回路とを備え、
    前記緩勾配波形をもとにした初期化波形を前記走査電極に印加するとき、前記制御回路は、前記初期化回路の出力電圧が前記定電圧回路の出力電圧よりも低くなったのを前記電圧比較器が検出すると、前記走査電極の電圧を前記所定の値よりも高く放電が発生しない電圧に切り換えるように制御し、これにより前記初期化波形の終了電圧を前記所定の値に制御することを特徴とするAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  2. 前記走査電極に接続された走査回路を備え、前記緩勾配波形をもとにした初期化波形を前記走査電極に印加するとき、前記制御回路は、前記初期化回路の出力電圧が前記定電圧回路の出力電圧よりも低くなったのを前記電圧比較器が検出すると有効レベルの切換信号を出力し、前記走査回路は、前記有効レベルの切換信号を受けると前記走査電極の電圧を前記所定の値よりも高く放電が発生しない電圧に切り換えることを特徴とする請求項1に記載のAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  3. 誘電体層で覆われた複数の走査電極および維持電極が配列された基板と、前記走査電極および前記維持電極と交差するように複数のデータ電極が配列された他の基板とが放電空間を挟んで対向配置されたAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、立ち上がる電圧波形および緩やかに立ち下がる電圧波形を有する緩勾配波形を出力する初期化回路と、前記緩勾配波形をもとにした初期化波形を前記走査電極に印加するとき、前記初期化波形の終了電圧を所定の値に制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、第1ないし第3のダイオードと抵抗と前記所定の値の電圧を出力する定電圧回路とを有し、前記初期化回路と前記走査電極との間に、前記初期化回路側が陽極となるように前記第1のダイオードを設け、前記第1のダイオードの陰極に前記第2のダイオードの陽極を接続し、前記第1のダイオードの陽極と前記第2のダイオードの陰極との間に前記抵抗を接続し、前記第2のダイオードと前記抵抗との接続点には、その接続点に陰極が接続された前記第3のダイオードを介して前記定電圧回路が接続され、前記初期化回路の出力電圧が前記定電圧回路の出力電圧以下になると、前記第2のダイオードと前記抵抗との接続点が前記定電圧回路の出力電圧にクランプされることにより、前記初期化波形の終了電圧を前記所定の値にクランプすることを特徴とするAC型プラズマディスプレイパネルの駆動装置。
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