JP2895397B2 - 気体放電型表示装置の駆動方法 - Google Patents

気体放電型表示装置の駆動方法

Info

Publication number
JP2895397B2
JP2895397B2 JP16385094A JP16385094A JP2895397B2 JP 2895397 B2 JP2895397 B2 JP 2895397B2 JP 16385094 A JP16385094 A JP 16385094A JP 16385094 A JP16385094 A JP 16385094A JP 2895397 B2 JP2895397 B2 JP 2895397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplitude
electrode group
pulse
sustain
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16385094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0830228A (ja
Inventor
幸治 伊藤
浩一 五田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP16385094A priority Critical patent/JP2895397B2/ja
Priority to US08/428,575 priority patent/US5656893A/en
Priority to DE69531174T priority patent/DE69531174T2/de
Priority to EP95106246A priority patent/EP0680067B1/en
Priority to CA002147902A priority patent/CA2147902C/en
Priority to FI952020A priority patent/FI952020A/fi
Priority to CN95105795A priority patent/CN1074164C/zh
Priority to KR1019950010890A priority patent/KR0178306B1/ko
Priority to CNB001036351A priority patent/CN1227635C/zh
Publication of JPH0830228A publication Critical patent/JPH0830228A/ja
Priority to US08/745,074 priority patent/US6150766A/en
Priority to US09/108,577 priority patent/US5969478A/en
Priority to US09/280,594 priority patent/US6072279A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2895397B2 publication Critical patent/JP2895397B2/ja
Priority to US09/353,710 priority patent/US6118220A/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばテレビおよび広
告表示盤等の画像表示に用いる気体放電型表示装置の駆
動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気体放電型表示装置、いわゆる、AC型
プラズマディスプレイパネル(以下、パネルと略す)の
一種として、特開昭61−39341号公報に開示され
ている面放電型パネルが知られている。このようなパネ
ルの駆動における消去パルスの印加方法には、例えば特
公昭62−61278号公報にガス放電パネルの駆動方
法として提案されている方法がある。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のこの種の
気体放電型表示装置について説明するとともに、気体放
電型表示装置の従来の駆動方法の一例について説明す
る。図5(a),(b)は従来の気体放電型表示装置の
一例の一部平面図およびそのB−B’断面図を示すもの
であり、図6はその電極配列図を示すものである。図5
において、一対のガラス基板1,8が放電空間6を挟ん
で対向しており、一方のガラス基板1上には、走査電極
2群と維持電極3群が平行して設けられ、これらの走査
電極2群と維持電極3群は誘電体層4と保護膜層5で覆
われている。そして、放電空間6を挟んで対向する他方
のガラス基板8上には、データ電極7群が走査電極2群
と維持電極3群とに直交対向して設けられている。
【0004】これらの走査電極2群,維持電極3群,デ
ータ電極7群は、図6に示すように、列方向にDATA
1 〜DATAM のM列のデータ電極が配列されるととも
に、行方向にSCN1 〜SCNN のN行の走査電極およ
びSUS1 〜SUSN のN行の維持電極がそれぞれ配列
されて、マトリクスを構成している。つぎに、このよう
に構成された気体放電型表示装置の従来の駆動方法につ
いて説明する。
【0005】図5において、所定のデータ電極7と走査
電極2に書き込みパルスと走査パルスがそれぞれ印加さ
れると、所定のデータ電極7と走査電極2の交点Wで放
電が起こり、この部分の保護膜層5表面に電荷が蓄積さ
れる。つぎに、走査電極2と維持電極3に交互に維持パ
ルスが印加されることにより、保護膜層5表面に蓄積さ
れた電荷により起動されてS部において放電が開始し、
その後S部の放電が継続する。そして、放電によってS
部の保護膜層5表面に蓄積された電荷を消滅させるよう
な放電(以下、消去放電という)を、走査電極2または
維持電極3に消去パルスを印加して起こすことで、これ
以降に走査電極2と維持電極3に交互に維持パルスが印
加されても放電が発生しなくなる。
【0006】図7は気体放電型表示装置の従来の駆動タ
イミングの一例を示すタイムチャートである。図7に示
す書き込み期間において、所定のデータ電極DATA1
〜DATAM に振幅がVwである正の書き込みパルス、
第1番目の走査電極SCN1に振幅がVsである負の走
査パルスが印加されると、前記所定のデータ電極DAT
1 〜DATAM と第1番目の走査電極SCN1 の交点
部の保護膜層表面に電荷が蓄積される。
【0007】つぎに、所定のデータ電極DATA1 〜D
ATAM に振幅がVwである正の書き込みパルス、第2
番目の走査電極SCN2 に振幅がVsである負の走査パ
ルスが印加されると、前記所定のデータ電極DATA1
〜DATAM と第2番目の走査電極SCN2 の交点部の
保護膜層表面に電荷が蓄積される。同様な動作が続いて
行われ、最後に所定のデータ電極DATA1 〜DATA
Mに振幅がVwである正の書き込みパルス、第N番目の
走査電極SCNN に振幅がVsである負の走査パルスが
印加されると、前記所定のデータ電極DATA1 〜DA
TAM と第N番目の走査電極SCNN の交点部の保護膜
層表面に電荷が蓄積される。
【0008】続く維持期間において、全ての維持電極S
US1 〜SUSN と全ての走査電極SCN1 〜SCNN
に交互に振幅がVsである負の維持パルスが印加される
と、前記蓄積された電荷により起動されて、その部分の
維持電極SUS1 〜SUSNと走査電極SCN1 〜SC
N 間で維持放電を開始し、その後維持パルスの印加を
続けている間、維持放電が継続する。
【0009】続く消去期間において、全ての維持電極S
US1 〜SUSN に振幅がVeでパルス幅がtWEである
負の消去パルスが加わると、消去放電が起こり、維持放
電によって保護膜層表面に蓄積された電荷が消滅して、
つぎに維持パルスが印加されても放電を継続しなくな
る。この消去期間における従来の消去パルスの印加方法
の一例としては、パルスの振幅Veを制御する電圧制御
消去法と、パルス幅tWEを狭くする細幅消去法とがあ
る。
【0010】消去動作マージンをより大きくするため
に、図7に示すように、これら両方を組み合わせた消去
パルスや、パルス幅の異なる複数の細幅消去パルスを印
加することがすでに行われている。なお、安定な書き込
み動作、維持動作および消去動作を行うために、以上の
説明にある書き込み、走査、維持、消去の各パルスにお
ける立ち上がりおよび立ち下がりは急峻で、その変化時
間は一般に数百ns程度のごく短いものに設定されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の気体放電型表示装置の駆動方法では、消去パ
ルスのパルス幅および振幅の許容変動範囲を大きくとる
ことができず、放電セルの特性にばらつきがあると、消
去動作において消去放電が過剰もしくは不十分な放電セ
ルが発生し、それらの放電セルでは保護膜層表面に蓄積
された電荷が完全に消滅しなくなるので、十分な消去動
作マージンが得られないという問題があった。なお、消
去放電が過剰というのは、保護膜層表面に蓄積された電
荷を消滅させた後さらに逆極性の電荷を蓄積することを
いい、消去放電が不十分というのは、保護膜層表面に蓄
積された電荷を零まで減少させることができないことを
いう。
【0012】この発明の目的は、消去パルスのパルス幅
および振幅の許容変動範囲を大きくとることができ、放
電セルの特性にばらつきがあっても十分な消去動作マー
ジンが得られる気体放電型表示装置の駆動方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の気体放電
型表示装置の駆動方法は、放電空間を挟んで対向する一
対の絶縁基板のうち、一方の絶縁基板上に誘電体層で覆
われた対となる走査電極群と維持電極群を互いに平行し
て配列し、他方の絶縁基板上に走査電極群と維持電極群
とに直交対向してデータ電極群を配列してなる気体放電
型表示装置を駆動する際に、書き込み期間と、書き込み
期間に続く維持期間と、維持期間に続く消去期間とを有
し、消去期間において、走査電極群および維持電極群の
一方に緩勾配で瞬時値が増加または減少する単一の消去
パルスを印加して、走査電極群および維持電極群間の電
位差を緩やかに増加させることにより、誘電体層上に蓄
積された電荷を消滅させるように消去動作を行う。
【0014】請求項2記載の気体放電型表示装置の駆動
方法は、請求項1の気体放電型表示装置の駆動方法にお
いて、消去パルスの瞬時値が振幅の10%から振幅の9
0%までの変化に要する変化時間または振幅の90%か
ら振幅の10%までの変化に要する変化時間を10μs
以上10ms以下としている。
【0015】
【作用】この発明の構成によれば、走査電極群および維
持電極群の一方に緩勾配で瞬時値が増加または減少する
消去パルス、例えば瞬時値が振幅の10%から振幅の9
0%までの変化に要する変化時間または振幅の90%か
ら振幅の10%までの変化に要する変化時間を10μs
以上10ms以下とする消去パルスが印加されて、走査
電極群および維持電極群の間の電位差が緩やかに増加す
る間に、放電セルの特性ばらつきに応じて、誘電体層上
に蓄積された電荷をちょうど消滅させることができるよ
うな適正な消去放電が各放電セルで起こり、誘電体層上
に蓄積された電荷がほぼ完全に消滅することとなる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の気体放電型表示装置の駆動
方法の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施例における気体放電型表示装置(A
C型プラズマディスプレイパネル)の駆動タイミングの
一例を示すタイムチャートである。なお、パネルの構成
は、従来例で示した図5、図6のものと同一である。図
1に示す書き込み期間において、所定のデータ電極DA
TA1 〜DATAM に振幅がVwである正の書き込みパ
ルス、第1番目の走査電極SCN1 に振幅がVsである
負の走査パルスが印加されると、前記所定のデータ電極
DATA1 〜DATAM と第1番目の走査電極SCN1
の交点部の保護膜層表面に電荷が蓄積される。
【0017】つぎに、所定のデータ電極DATA1 〜D
ATAM に振幅がVwである正の書き込みパルス、第2
番目の走査電極SCN2 に振幅がVsである負の走査パ
ルスが印加されると、前記所定のデータ電極DATA1
〜DATAM と第2番目の走査電極SCN2 の交点部の
保護膜層表面に電荷が蓄積される。同様な動作が続いて
行われ、最後に所定のデータ電極DATA1 〜DATA
Mに振幅がVwである正の書き込みパルス、第N番目の
走査電極SCNN に振幅がVsである負の走査パルスが
印加されると、前記所定のデータ電極DATA1 〜DA
TAM と第N番目の走査電極SCNN の交点部の保護膜
層表面に電荷が蓄積される。
【0018】続く維持期間において、全ての維持電極S
US1 〜SUSN と全ての走査電極SCN1 〜SCNN
に交互に振幅がVsである負の維持パルスが印加される
と、前記蓄積された電荷により起動されて、その部分の
維持電極SUS1 〜SUSNと走査電極SCN1 〜SC
N 間で維持放電を開始し、その後維持パルスの印加を
続けている間、維持放電が継続する。なお、安定な書き
込み動作および維持動作を行うために、以上の説明にあ
る書き込み、走査、維持の各パルスにおける立ち上がり
および立ち下がりは急峻で、その変化時間は一般に数百
ns程度のごく短い時間に設定されている。
【0019】続く消去期間において、振幅がVeであり
緩勾配(瞬時値が振幅の10%から振幅の90%までの
変化に要する変化時間tcが前記のような数百nsに比
べて長い)の負の消去パルスを、全ての維持電極SUS
1 〜SUSN に印加する。この長い変化時間tcにおい
て、走査電極群および維持電極群の間の電位差が緩やか
に増加する間に、放電セルの特性ばらつきに応じた消去
放電が各放電セルで起こり、保護膜層表面に蓄積された
電荷がほぼ完全に消滅して消去動作を行う。なお、消去
パルスの振幅はVeとしたが、駆動回路の簡略化のため
に走査パルスおよび維持パルスと同一である振幅のVs
とすることもできる。
【0020】ここで、消去パルスの瞬時値が緩やかに変
化するための変化時間tcの範囲について説明する。図
2は図1に示した駆動タイミングにおいて、走査パルス
および維持パルスの振幅Vsと、消去パルスの振幅を同
一にした場合の、消去パルスの変化時間tcと、走査、
維持、消去の各パルスの振幅Vsとの間における放電特
性の一例を示した特性図である。この図から、消去パル
スの変化時間tcにおける正常動作領域の下限値は10
μsであることが分かる。また、消去パルスの変化時間
tcに関する正常動作領域の上限については、放電動作
上からは制約されないが、表示画面のリフレッシュ時間
(書き込み、維持、消去の各期間を合わせた時間をい
う)の上限が一般的に約16msであることから、実用
範囲としては10ms程度までに限られる。したがっ
て、実際に使用し得る消去パルスの変化時間tcの範囲
は、その振幅の90%から10%までにおいて10μs
以上から10ms以下ということになる。なお、リフレ
ッシュ周期は、2階調表示の場合は1/60秒である。
多階調表示の場合は、サブフィールド法を用いるので、
リフレッシュ周期はさらに小さくなる。例えば256階
調表示の場合は、8サブフィールド(28 =256)で
1画面を構成するため、リフレッシュ周期は、1/60
秒を8つに分けたもの(周期は一定ではない)となる。
【0021】図3は、図1に示した消去パルスを発生さ
せるための消去回路の一例を示した回路図である。図3
に示した消去回路は、全ての維持電極SUS1 〜SUS
N を駆動する高耐圧ドライバ9の出力に、抵抗10と電
界効果トランジスタ11を直列に接続している。そし
て、高耐圧ドライバ9の出力を消去動作に先立ってハイ
インピーダンス状態にしておき、消去信号によって電界
効果トランジスタ11がオンすると、維持電極SUS1
〜SUSN が持つ浮遊容量成分と抵抗10との時定数に
より、10μs以上から10ms以下の長い変化時間を
持つ消去パルスを得ることができる。その後、電界効果
トランジスタ11をオフにして、高耐圧ドライバ9の出
力をハイレベルにすることで、消去パルスが終了する。
なお、高耐圧ドライバ9は、2種類の維持信号(プルア
ップ側,プルダウン側)を変化させることにより、その
出力状態を制御でき、維持パルスを作成したり、消去パ
ルスの作成の準備等を行うことができる。
【0022】以上のように、この実施例によれば、維持
電極群に、瞬時値の振幅の10%から90%までの変化
時間が10μs以上から10ms以下である消去パルス
を印加して、走査電極群および維持電極群の間の電位差
が緩やかに増加する間に、放電セルの特性ばらつきに応
じた消去放電が各放電セルで起こり、保護膜層表面に蓄
積された電荷がほぼ完全に消滅することとなり、その結
果、消去パルスのパルス幅および振幅の許容変動範囲を
大きくとることができ、放電セルの特性にばらつきがあ
っても十分な消去動作マージンが得られる気体放電型表
示装置の駆動方法を提供することができる。
【0023】図4(a)〜(c)は、この発明の第2、
第3、第4の各実施例における気体放電型表示装置の駆
動タイミングのうち、消去パルスに関する部分について
のみを示したタイムチャートである。なお、気体放電型
表示装置の構成は、従来例で示した図5、図6のものと
同一である。図4(a)は、維持電極SUS1 〜SUS
N に加える消去パルスの立ち上がりに長い変化時間tc
を設けて消去放電が起こるようにしたものである。この
場合、消去パルスは、いったん急峻に立ち下げ、その後
緩やかに立ち上げるようにし、走査電極SCN1 〜SC
N の電位を消去パルスの立ち下がり後、立ち上がりの
前に−Ve(または−Vs)まで急峻に立ち下げて一定
としている。その他のタイミングについては図1と同一
である。このようにすることで、走査電極SCN1 〜S
CNN および維持電極SUS1 〜SUSN の間の電位差
が緩やかに増加することになり、上記実施例と同様に作
用する。
【0024】また、図4(b)は、図1に示したタイミ
ングのパルス極性を、全て反転させた場合における消去
パルスを示したものである。さらに、図4(c)は、図
4(a)において説明したタイミングのパルス極性を全
て反転させた場合における消去パルスを示したものであ
る。これら、図4(a)〜(c)に示した第2、第3、
第4の各実施例においても、第1の実施例と同様、維持
電極群に、瞬時値の振幅の90%から10%までの変化
時間または振幅の10%から90%までの変化時間が1
0μs以上から10ms以下である消去パルスを印加す
ることにより、走査電極群および維持電極群の間の電位
差が緩やかに増加する間に、放電セルの特性ばらつきに
応じて保護膜層の蓄積電荷をちょうど零にできる適正な
消去放電が各放電セルで起こり、保護膜層表面に蓄積さ
れた電荷がほぼ完全に消滅することとなり、その結果、
消去パルスのパルス幅および振幅の許容変動範囲を大き
くとることができ、放電セルの特性にばらつきがあって
も十分な消去動作マージンが得られる気体放電型表示装
置の駆動方法を提供することができる。
【0025】なお、この発明の実施例では維持電極群に
消去パルスを印加した場合を説明したが、走査電極群に
消去パルスを印加した場合も同様の効果が得られる。さ
らに、この発明の実施例では全ての維持電極に同じタイ
ミングで消去パルスを印加する場合を説明したが、複数
ブロックに維持電極群または走査電極群を分けて、各ブ
ロック毎に別タイミングで消去パルスを印加しても同様
の効果が得られる。
【0026】また、上記実施例では、誘電体層の表面に
保護膜層を設けているが、誘電体層に放電に対する十分
な強度があれば、保護膜層は省くことができる。また、
絶縁基板としては、強度が十分であればセラミック基板
でもよく、ガラス基板に限らない。また、一対の絶縁基
板のうち、片方は放電光を照射することが必要であるの
で、透明であることが必要である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の気体放電型表示装置の駆
動方法によれば、書き込み期間と、書き込み期間に続く
維持期間と、維持期間に続く消去期間とを有し、消去期
間において、走査電極群および維持電極群の一方に緩勾
配で瞬時値が増加または減少する単一の消去パルスを印
加して、走査電極群および維持電極群間の電位差を緩や
かに増加させることにより、誘電体層上に蓄積された電
荷を消滅させるように消去動作を行うので、消去パルス
のパルス幅および振幅の許容変動範囲を大きくとること
ができ、放電セルの特性にばらつきがあっても十分な消
去動作マージンが得られるという効果を奏する。
【0028】請求項2記載の気体放電型表示装置の駆動
方法によれば、走査電極群および維持電極群の一方に、
瞬時値が振幅の10%から振幅の90%までの変化に要
する変化時間または振幅の90%から振幅の10%まで
の変化に要する変化時間を10μs以上10ms以下の
消去パルスを印加して、走査電極群および維持電極群間
の電位差を緩やかに増加させることにより消去動作を行
うので、消去パルスのパルス幅および振幅の許容変動範
囲を大きくとることができ、放電セルの特性にばらつき
があっても十分な消去動作マージンが得られるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例における気体放電型表
示装置の駆動タイミングの一例を示すタイムチャートで
ある。
【図2】図1の駆動タイミングにおける放電特性の一例
を示す特性図である。
【図3】図1の消去パルスを発生させるための消去回路
の一例を示す回路図である。
【図4】この発明の第2、第3、第4の各実施例におけ
る気体放電型表示装置の駆動タイミングの例を示すタイ
ムチャートである。
【図5】気体放電型表示装置の一例を示す一部平面図お
よびその断面図である。
【図6】気体放電型表示装置の一例を示す電極配列図で
ある。
【図7】従来例の気体放電型表示装置の駆動タイミング
の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ガラス基板(絶縁基板) 2 走査電極 3 維持電極 4 誘電体層 6 放電空間 7 データ電極 8 ガラス基板(絶縁基板)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−314078(JP,A) 特開 平6−175607(JP,A) 特開 平4−315196(JP,A) 特開 昭50−98727(JP,A) 特開 平4−172392(JP,A) 米国特許3906451(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 3/00 - 3/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間を挟んで対向する一対の絶縁基
    板のうち、一方の絶縁基板上に誘電体層で覆われた対と
    なる走査電極群と維持電極群を互いに平行して配列し、
    他方の絶縁基板上に前記走査電極群と前記維持電極群と
    に直交対向してデータ電極群を配列してなる気体放電型
    表示装置の駆動方法であって、書き込み期間と、前記書き込み期間に続く維持期間と、
    前記維持期間に続く消去期間とを有し、前記消去期間に
    おいて、 前記走査電極群および前記維持電極群の一方に
    緩勾配で瞬時値が増加または減少する単一の消去パルス
    を印加して、前記走査電極群および前記維持電極群間の
    電位差を緩やかに増加させることにより、前記誘電体層
    上に蓄積された電荷を消滅させるように消去動作を行う
    ことを特徴とする気体放電型表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 消去パルスの瞬時値が振幅の10%から
    振幅の90%までの変化に要する変化時間または振幅の
    90%から振幅の10%までの変化に要する変化時間を
    10μs以上10ms以下としている請求項1記載の気
    体放電型表示装置の駆動方法。
JP16385094A 1994-04-28 1994-07-15 気体放電型表示装置の駆動方法 Expired - Lifetime JP2895397B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16385094A JP2895397B2 (ja) 1994-07-15 1994-07-15 気体放電型表示装置の駆動方法
US08/428,575 US5656893A (en) 1994-04-28 1995-04-25 Gas discharge display apparatus
DE69531174T DE69531174T2 (de) 1994-04-28 1995-04-26 Verfahren zur Steuerung eines Gasentladungs-Anzeigegeräts
EP95106246A EP0680067B1 (en) 1994-04-28 1995-04-26 Method for driving a gas discharge display device
CA002147902A CA2147902C (en) 1994-04-28 1995-04-26 Gas discharge display apparatus and method for driving the same
FI952020A FI952020A (fi) 1994-04-28 1995-04-27 Plasmanäytinlaite ja menetelmä sen ohjaamiseksi
CN95105795A CN1074164C (zh) 1994-04-28 1995-04-28 气体放电显示装置
KR1019950010890A KR0178306B1 (ko) 1994-04-28 1995-04-28 가스 방전 디스플레이 장치 및 그 구동방법
CNB001036351A CN1227635C (zh) 1994-04-28 1995-04-28 气体放电显示装置和驱动该装置的方法
US08/745,074 US6150766A (en) 1994-04-28 1996-11-07 Gas discharge display apparatus and method for driving the same
US09/108,577 US5969478A (en) 1994-04-28 1998-07-01 Gas discharge display apparatus and method for driving the same
US09/280,594 US6072279A (en) 1994-04-28 1999-03-29 Gas discharge display apparatus and method for driving the same
US09/353,710 US6118220A (en) 1994-04-28 1999-07-14 Gas discharge display apparatus and method for driving the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16385094A JP2895397B2 (ja) 1994-07-15 1994-07-15 気体放電型表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0830228A JPH0830228A (ja) 1996-02-02
JP2895397B2 true JP2895397B2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=15781949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16385094A Expired - Lifetime JP2895397B2 (ja) 1994-04-28 1994-07-15 気体放電型表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2895397B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100831499B1 (ko) 1998-09-04 2008-05-22 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 고화질과 고휘도를 표시할 수 있는 플라즈마 표시 패널구동방법 및 화상표시장치
JP3679704B2 (ja) * 2000-02-28 2005-08-03 三菱電機株式会社 プラズマディスプレイ装置の駆動方法及びプラズマディスプレイパネル用駆動装置
EP1291397B1 (en) 2000-06-07 2006-12-27 Seiko Epson Corporation Ink set for ink-jet recording
US7307109B2 (en) 2000-06-07 2007-12-11 Seiko Epson Corporation Ink-jet recording ink, ink-jet recording ink set, recording method, print, and ink-jet recording apparatus
JP4682457B2 (ja) * 2001-06-20 2011-05-11 パナソニック株式会社 プラズマディスプレイ表示装置
KR100456149B1 (ko) * 2002-03-21 2004-11-09 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법
KR100502928B1 (ko) 2003-08-05 2005-07-21 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 및 플라즈마 표시장치
KR100521481B1 (ko) * 2004-06-15 2005-10-12 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 및 플라즈마 표시장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0830228A (ja) 1996-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3692827B2 (ja) Ac型プラズマディスプレイパネルの駆動方法
KR100447579B1 (ko) 교류형 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법
JP4576028B2 (ja) 表示パネルの駆動方法
JP3039500B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
EP0969446B1 (en) Method of driving a plasma display panel
JP4147760B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
JP2756053B2 (ja) 交流駆動型プラズマディスプレイパネル駆動方法
JPH11133914A (ja) 気体放電型表示装置の駆動回路
JP2895397B2 (ja) 気体放電型表示装置の駆動方法
JP2002351383A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2003255887A (ja) プラズマディスプレイ装置
EP1655717B1 (en) Method of driving for improving stability of sustain operation in a plasma display device
KR100627412B1 (ko) 플라즈마 표시 장치 및 그 구동 방법
JP4232400B2 (ja) プラズマディスプレイの駆動方法
JP4617541B2 (ja) Ac型プラズマディスプレイパネルの駆動装置
JP3008888B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JPH056147A (ja) 気体放電発光装置の駆動方法
JPH0519714A (ja) 平面表示装置
JP2003043989A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP3864975B2 (ja) Ac型プラズマディスプレイパネルの駆動方法
KR100560504B1 (ko) 플라즈마 표시 패널의 구동 방법 및 플라즈마 표시 장치
JP2003345289A (ja) プラズマディスプレイの駆動方法
JP2001013922A (ja) メモリ効果型表示パネルのアドレス指定方法
JPH0736100B2 (ja) ガス放電パネルの駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150305

EXPY Cancellation because of completion of term