JP2000194317A - プラズマディスプレイパネル及びその駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びその駆動方法

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JP2000194317A
JP2000194317A JP10369151A JP36915198A JP2000194317A JP 2000194317 A JP2000194317 A JP 2000194317A JP 10369151 A JP10369151 A JP 10369151A JP 36915198 A JP36915198 A JP 36915198A JP 2000194317 A JP2000194317 A JP 2000194317A
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面輝度を上昇させ、かつサステイン放電の
発光効率を向上するプラズマディスプレイパネル及びそ
の駆動方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 前面ガラス基板1のサステイン電極3と
スキャン及びサステイン電極3間で発生するサステイン
放電に対して、背面ガラス基板9上のアドレス電極7に
もサステインパルスPsusを印加して、前面ガラス基
板1付近の放電と前面ガラス基板1と背面ガラス基板9
間の放電を同時に発生させるものである。また、アドレ
ス電極に平行してサステイン補助電極を設けたもので、
前面ガラス基板上の面放電と、前面ガラス基板と背面ガ
ラス基板間の対向放電とを同時に発生させることによ
り、励起される蛍光体面積が増加し、発光効率が向上す
るとういう効果を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電により表示発
光する素子の集合で構成されたマトリクス型表示パネ
ル、特にプラズマディスプレイパネル(以後、PDPと
記述)に係り、発光効率の向上により、表示発光輝度を
上昇させ、かつ、消費電力を低下させることが可能なプ
ラズマディスプレイパネル及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のAC型PDPの構造を図12に示
す。表面ガラス基板上には複数のサステイン電極3と複
数のスキャン電極2が平行にかつ交互に配置されてい
る。これらは、透明電極21と金属バス電極20により
構成されている。また、背面ガラス基板9上には複数の
アドレス電極7がサステイン電極3及びスキャン電極2
と垂直に交わるようにして配置されている。ここで、映
像を表示するために発光しているのは、表面ガラス基板
上のサステイン電極3とスキャン電極2である。アドレ
ス電極7は放電するセルを選択するための電極であり、
表示発光には直接寄与していない。
【0003】図13にPDPの各電極に印加されている
パルス印加タイミングチャートを示す。PDPでは、1
フィールド期間が、複数個のサブフィールドと呼ばれる
期間に分離されており、各サブフィールドには、セット
アップ期間、アドレス期間、サステイン期間、消去期間
が設定されている。
【0004】各サブフィールドのセットアップ期間にお
いては、PDP内の全ての画素において、放電を発生さ
せ、次のアドレス期間において、放電の発生が容易にな
るように、サステイン電極3、スキャン電極2およびア
ドレス電極7に電荷を蓄積させる。
【0005】次のアドレス期間では、サステイン期間に
おいて表示発光させる画素を選択するための期間であ
り、スキャン電極2とアドレス電極7の間で放電を発生
させ、サステイン期間で放電が容易に発生できるよう
に、サステイン電極3とスキャン電極2に電荷を蓄積さ
せる。この期間で、放電が発生しない画素は、次のサス
テイン期間において、表示発光することはない。
【0006】さらに、サステイン期間では、アドレス期
間において選択された画素のみが、表示発光をおこな
う。このサステイン期間に印加されるサステインパルス
Psus数は、各サブフィールドで異なり、例えば、サ
ブフィールド数が8個の場合には、1:2:4:8:1
6:32:64:128の重み付けがされている。ここ
で、サブフィールドの発光を任意の組合わせることで、
256段階の中間調表示が可能となる。
【0007】最後に、消去期間では、サステインパルス
Psusによる放電より弱い放電を発生させ、サステイ
ン期間での放電により発生した画素間の壁電荷の不均一
性を取り除く。この後に、次のサブフィールドが印加さ
れることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のAC型PDPで
は、サステインパルスPsusによる放電の発光効率が
低いため、CRTと比較して画面輝度は低く、また消費
電力は多いことが課題とされてきた。また、セットアッ
プ期間とアドレス期間は発光に寄与しない期間であるに
もかかわらず、1フィールドの半分以上を占めている。
このため、限られた時間内で画面輝度を上昇させるの
に、サステインパルスPsus周期は高周波数となって
いる。さらに、今後需要が増加する高精細パネルでは、
画素を隔てる障壁6部分の画面に占める割合が増加す
る。この障壁6は発光に寄与しないため、更なる画面輝
度の低下が予想される。
【0009】上記のようなPDPにおける発光効率の向
上に対する対策として各種の提案がなされており、特開
平9−68944号公報では、サステイン期間におい
て、サステインパルスPsusの印加を休止する期間を
約1μsec設け、この間にアドレス電極7にパルスを
印加し、前面ガラス基板1上のどちらか一方の電極と放
電を発生させる方法である。しかし、この方法では、P
DPの画面輝度は向上するが、サステイン放電回数が増
加するため、消費電力も増加するという課題を有してい
た。
【0010】本発明は、サステインパルスPsusによ
る放電の発光効率を改善し、画面輝度を上昇させ、かつ
消費電力の増加の少ないPDPの構造とその駆動方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、前面ガラス基板11上のサステイン電極3
とスキャン電極2によりサステイン放電が発生する際
に、背面ガラス基板9上のアドレス電極7にもサステイ
ンパルスPsusを印加し、前面ガラス基板11上の電
極のうちどちらか一方、もしくは両方とサステイン放電
を行うように構成したものである。
【0012】これにより、前面ガラス基板11付近で発
生していた放電の一部が、背面ガラス基板9付近からも
発生することになる。このため、背面ガラス基板9付近
に紫外線が移動し、背面ガラス基板9付近の蛍光体8か
らの発光が増え、PDPの画面輝度は上昇する。また、
消費電力については、アドレス電極7とスキャン電極2
が同時に放電するため、電極面積が増加し、放電電流密
度が低下することになり、発光効率が向上し、消費電力
は減少することになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、前面ガラス基板にサステイン電極、スキャン電極が
複数個互いに並列にかつ交互に配列され、背面ガラス基
板にアドレス電極が、サステイン電極、スキャン電極に
対して垂直に配列されているプラズマディスプレイパネ
ルにおいて、前面ガラス基板上の面放電と、前面ガラス
基板と背面ガラス基板間の対向放電とを同時に発生させ
ることにより、励起される蛍光体面積が増加し、プラズ
マディスプレイパネルの画面輝度が上昇し、さらに、サ
ステイン放電にアドレス電極が追加されるために、電極
面積が増加し、発光効率が向上するという作用を有す
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
プラズマディスプレイパネルにおいて、アドレス電極に
平行してサステイン補助電極を設けたもので、前面ガラ
ス基板上の面放電と、前面ガラス基板と背面ガラス基板
間の対向放電とを同時に発生させることにより、励起さ
れる蛍光体面積が増加し、プラズマディスプレイパネル
の画面輝度が上昇し、さらに、サステイン放電にアドレ
ス電極が追加されるために、電極面積が増加し、発光効
率が向上するという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、1フィールドを
セットアップ、アドレス期間、サステイン期間と消去期
間により構成し、サステイン電極、スキャン電極及びア
ドレス電極に所定の規則に従って駆動パルスを供給する
ことにより駆動する駆動方法において、サステイン期間
では、半周期毎にサステイン電極とスキャン電極の2つ
の電極に、交互にサステインパルスを印加することで発
生する放電に加えて、サステイン電極もしくはスキャン
電極のサステインパルスに同期したサステインパルス
を、アドレス電極に印加するもので、サステイン期間で
は、半周期毎に反転するサステインパルスをサステイン
電極とスキャン電極に印加する放電に加えて、サステイ
ン電極もしくはスキャン電極のサステインパルスと同じ
パルスをアドレス電極に印加するように構成したプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法としたものであり、前
面ガラス基板付近のみの放電が背面ガラス基板付近にも
拡大し、励起される蛍光体面積が増加し、プラズマディ
スプレイパネルの画面輝度が上昇し、さらに、サステイ
ン放電にアドレス電極が追加されるために、電極面積が
増加し、発光効率が向上するという作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、サステイン電
極、スキャン電極及びアドレス電極のほかに、アドレス
電極に平行にサステイン補助電極を設け、サステイン電
極とアドレス電極に同じサステインパルス、半周期後に
スキャン電極とサステイン補助電極に同じサステインパ
ルスを印加する、若しくはサステイン電極とサステイン
補助電極に同じサステインパルス、半周期後にスキャン
電極とアドレス電極に同じサステインパルスを印加する
もので、サステインパルスの1周期毎であった背面ガラ
ス基板付近での放電を、半周期毎に発生し、放電電極の
面積が増加するため、更なる発光効率の向上が可能とな
るという作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
において、アドレス電極に印加されるサステインパルス
による放電で、電極上に蓄積した壁電荷を、サステイン
電極に印加される消去パルスと同一のパルスを、アドレ
ス電極に印加するもので、アドレス電極上の壁電荷の均
一性を保ち、次のサブフィールドでの誤放電を防止する
という作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5
のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆動
方法において、アドレス電極に印加されるサステインパ
ルスは、サステイン電極もしくは、スキャン電極に印加
されるサステインパルスから1μsec以内の遅れもしく
は、先行して印加されるものであり、前面ガラス基板上
のサステイン電極とスキャン電極間の放電開始に遅れる
ことなく、背面ガラス基板上のアドレス電極とサステイ
ン電極、若しくはスキャン電極間の放電が開始するとい
う作用を有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項3乃至6
のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆動
方法において、アドレス電極に印加されるサステインパ
ルスの電圧は、サステイン電極もしくは、スキャン電極
に印加されるサステインパルス電圧とは、同一の値若し
くは異なる値に設定できるものであり、アドレス電極か
ら印加されるアドレスパルスとサステインパルスの印加
電圧が同一となり、新たな駆動用回路を必要としないと
いう作用を有する。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項3乃至7
のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆動
方法において、アドレス電極に印加されるサステインパ
ルスは、サステイン電極もしくは、スキャン電極に印加
されるサステインパルス幅とは、同一の値若しくは異な
る値に設定できるものであり、アドレス電極からのサス
テイン放電の強度を、アドレス電極に印加されるサステ
インパルス幅により調整できるという作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。 (実施の形態1)本発明の基本的な技術思想は、3電極
面放電型ACPDPにおいて、前面ガラス基板1のサス
テイン電極3とスキャン及びサステイン電極3間で発生
するサステイン放電に対して、背面ガラス基板9上のア
ドレス電極7にもサステインパルスPsusを印加し
て、前面ガラス基板1付近の放電と前面ガラス基板1と
背面ガラス基板9間の放電を同時に発生させるものであ
る。
【0022】さらに詳しく説明すると、PDPにおいて
発光効率を向上させるには、セル全体の蛍光体8を均一
に発光させる方法が考えられる。
【0023】ここで、図1(a)(b)に3電極面放電
型ACPDPにおけるサステイン放電の経路を示す。こ
のように、サステイン放電が発生しているのは、前面ガ
ラス基板1付近であり、紫外線の発生量分布も、前面ガ
ラス基板1付近が多いと考えられる。このため、3電極
面放電型ACPDPでの発光は、前面ガラス基板1に近
い、障壁6部分の発光が最も強いことになる。
【0024】そこで、図1(c)(d)に、本発明での
放電経路を示す。このように、この前面ガラス基板1付
近の放電の一部を背面ガラス基板9付近に移動させるこ
とで、紫外線が比較的少ないと考えられる背面ガラス基
板9付近の蛍光体8にも、図1(a)(b)に示した従
来の方法よりも、多くの紫外線が到達し、励起及び発光
が増加する。ただし、蛍光体8の近傍で強い放電が発生
すると、蛍光体8自身が劣化するため、強い放電は前面
ガラス基板1付近で発生させ、その一部を移動させ、前
面ガラス基板1と背面ガラス基板9間では弱い放電を発
生させる。
【0025】また、放電電流密度の低下によってもPD
Pの発光効率は向上する。本発明では、従来の前面ガラ
ス基板1付近のサステイン放電に加えて、前面ガラス基
板1と背面ガラス基板9間でのサステイン放電が追加さ
れている。このため、サステイン放電に寄与する電極面
積が増加し、放電電流密度が低下するため、発光効率が
向上する考えられる。ただし、単なる放電電流密度の低
下は、発光輝度の低下を招くが、背面ガラス基板9付近
の発光が増加していると考えられるため、発光輝度の上
昇が可能となる。
【0026】以下に本発明のPDP装置について詳細に
説明する。図2は、本発明によるPDP装置の構成を示
すブロック図であり、PDP100、アドレス電極用ド
ライバ101、スキャン電極用ドライバ102、サステ
イン電極用ドライバ103、放電制御タイミング発生回
路部104、A/Dコンバータ(アナログ・ディジタル
変換器)107、メモリ部106、サブフィールド処理
部105及び同期信号分離処理部108から構成され
る。
【0027】ビデオ信号109は、A/Dコンバータ1
07でアナログ信号をディジタル信号に変換し、1フィ
ールド分の映像データをメモリ部106に蓄積し、サブ
フィールド処理部105で複数のサブフィールドに適応
した映像データに分離され、アドレス電極7用ドライバ
に1水平ラインごとのデータとして出力される。また、
放電制御タイミング発生部から、サブフィールド数と水
平及び垂直同期信号を基準とした放電制御タイミング信
号を、サステイン電極用ドライバ103、スキャン電極
用ドライバ102及びアドレス電極用ドライバ101に
出力する。
【0028】上記のように構成されたPDP装置につい
て、詳細に説明する。同期信号分離処理部108からA
/Dコンバータ107、メモリ部106、サブフィール
ド処理部105及び放電制御タイミング発生回路部10
4には水平同期信号及び垂直同期信号が与えられる。ビ
デオ信号109がA/Dコンバータ107には入力され
る。A/Dコンバータ107は、ビデオ信号109を例
えば8Bit・256階調のディジタルデータに変換
し、その画像データをメモリ部106に出力する。メモ
リ部106は、1フィールド分の8Bit・256階調
のディジタルデータを蓄え、サブフィールド処理部10
5に各Bit毎のデータを出力する。
【0029】サブフィールド処理部105は、各フィー
ルド毎のディジタルデータをサブフィールド数に対応し
たサブフィールド毎のディジタルデータに変換する。例
えば、8サブフィールドであれば、各ビット毎のデータ
を、そのまま各サブフィールド毎のデータするが、サブ
フィールド数が12であった場合には、上位ビットにお
いて、1ビットに対するサブフィールドが複数となる。
さらに、表示発光するサブフィールドが時間的に連続す
るように、サブフィールドを選択する。このように、選
択された各サブフィールド毎の各画素データを、アドレ
ス電極用ドライバ101に1水平ライン毎のデータとし
て出力する。また、サブフィールド数の情報を、放電制
御タイミング発生回路部104に出力する。
【0030】放電制御タイミング発生回路部104は、
同期信号分離処理部108からの水平同期信号及び垂直
同期信号とサブフィールド処理部105からのサブフィ
ールド数の情報を基準として、放電制御タイミング信号
を発生し、それぞれスキャン電極用ドライバ102、サ
ステイン電極用ドライバ103および、アドレス電極用
ドライバ101にそれぞれ与える。
【0031】図3は、図2に示したPDP装置の主とし
てPDP駆動回路部の構成を示すブロック図である。図
3に示すように、PDPは複数のアドレス電極7、複数
のスキャン電極2及び複数のサステイン電極3を含む構
成となる。
【0032】複数のアドレス電極7は、画面の垂直方向
に配置され、複数のスキャン電極2およびサステイン電
極3は画面の水平方向に配置されている。アドレス電極
7、スキャン電極2及びサステイン電極3の交点に放電
セルが形成され、R,G,B3色の放電セルで1画素を
構成している。
【0033】また、アドレス電極用ドライバ101は、
アドレスドライバ200、サステインドライバ201及
び消去ドライバ203が含まれる。このアドレスドライ
バ200は、図2のサブフィールド処理部105から各
サブフィールド毎に与えられる1水平ライン毎のパラレ
ルデータに基づいて、複数のアドレスドライバ200を
駆動する。また、サステイン期間及び消去期間では、サ
ステイン電極用ドライバ103と同期したサステインパ
ルスPsusおよび消去パルスPeraが出力される。
【0034】スキャン電極用ドライバ102は、スキャ
ンドライバ202及びサステインドライバ201を含む
構成となる。スキャンドライバ202は、図2の放電制
御タイミング発生回路部104から与えられる放電制御
タイミング信号を、垂直スキャン方向にシフトした複数
のスキャンパルスPscnにより複数のスキャン電極2
を順次駆動する。また、セットアップ期間では、複数の
スキャン電極2に一斉にセットアップパルスPsetを
出力する。また、サステイン期間では、サステイン電極
用ドライバ103と同期したサステインパルスPsus
が複数のスキャン電極2に一斉に出力される。
【0035】サステイン電極用ドライバ103は、サス
テインドライバ201及び消去ドライバ203から構成
される。各ドライバには、図2の放電制御タイミング発
生部104から与えられる放電制御タイミング信号によ
り、複数のサステイン電極3が同時に駆動される。
【0036】図4に本発明に用いた各電極の印加パルス
のタイミングチャートを示す。PDP装置では、1フィ
ールド期間(約16.7msec)が複数のサブフィー
ルドと呼ばれる期間に分離されており、図4には、1サ
ブフィールド分の印加パルス波形を示す。印加パルス
は、セットアップ期間、アドレス期間、サステイン期間
及び消去期間の4段階に分割されている。
【0037】まず、第1段階としてセットアップ期間が
ある。この期間は、第2段階のアドレス期間に発生する
アドレス放電を発生しやすくするための期間であり、ス
キャン電極2に約400Vの電圧が印加される。このた
め、スキャン電極2上には負の電荷、サステイン電極3
上には正の電荷、アドレス電極7上には正の電荷が蓄積
することになる。ここで、蓄積する壁電荷は、第3段階
のサステイン期間に印加されるサステインパルスPsu
sの電圧のみでは、放電することはない。
【0038】第2段階は、アドレス期間である。この期
間は、第3段階のサステイン期間で、表示発光するセル
を選択するための期間となる。第1期間のセットアップ
期間で蓄積した壁電荷を利用して放電を発生させてい
る。アドレス電極7には、約80V、スキャン電極2は
0V、サステイン電極3は約200Vの電圧を印加す
る。これによりアドレス電極7とスキャン電極2間で放
電を発生する。このため、スキャン電極2上に正の電
荷、アドレス電極7上には負の電荷、サステイン電極3
上には負の電荷が蓄積することになる。ここで、スキャ
ン電極2とサステイン電極3には、セットアップ期間で
蓄積した壁電荷よりも、多くの壁電荷が蓄積しているこ
とになる。
【0039】次の第3段階では、第2段階で蓄積された
壁電荷を利用して、サステイン放電が開始する。サステ
インパルスPsusは、スキャン電極2から開始する。
このため、スキャン電極2上には正の電荷、サステイン
電極3上には負の電荷、アドレス電極7上には負の電荷
が必要となる。これらの電荷は、第2段階でアドレス放
電が発生したセルに蓄積されていることになる。最初の
サステインパルスPsusはスキャン電極2のみなの
で、従来と同様にサステイン電極3とスキャン電極2間
の放電となる。しかし、次のサステインパルスPsus
は、アドレス電極7とサステイン電極3から印加される
ため、サステイン電極3とスキャン電極2間の放電と、
アドレス電極7とサステイン電極3間の放電が発生す
る。これにより、放電がセル全体に広がることになり、
背面ガラス基板9付近の蛍光体8も、従来以上に紫外線
に励起されることになる。
【0040】次のサステインパルスは、スキャン電極の
みに印加される。従来の駆動方法では、アドレス電極に
はサステインパルスが印加されていないために、アドレ
ス電極からの放電は存在しなかった。しかし、サステイ
ン電極に同期したサステインパルスをアドレス電極に印
加した場合には、スキャン電極のみのサステインパルス
の放電でも、アドレス電極への放電は発生する。
【0041】また、放電個所が増加することで、各電極
の放電電流密度も低下し、発光効率向上に寄与している
と考えられる。一度アドレス電極7からもサステイン放
電が開始されると、スキャン電極2からの放電電流もア
ドレス電極7に流れるため、スキャン電極2からの放電
に関しても、セル全体に広がることになり、紫外線に励
起される蛍光体8が増加し、各電極の放電電流密度は低
下する。
【0042】ここで、アドレス放電が発生していないセ
ルの各電極上の電荷蓄積状態は、第1段階のセットアッ
プ期間と同一であるため、サステイン電極3上には正の
電荷、スキャン電極2上には負の電荷、アドレス電極7
上には正の電荷が蓄積されている。さらに、サステイン
電極3とスキャン電極2上の電荷の蓄積量では、第3段
階のサステインパルスPsusの印加電圧では、サステ
イン放電が開始することはない。
【0043】さらに、アドレス電極に印加されるサステ
インパルスの印加タイミングについて説明する。図5に
アドレス電極とサステイン電極に印加されるサステイン
パルスおよび放電電流を示す。図5(a)は印加タイミ
ングが一致している場合を示し、図5(b)はアドレス
電極に印加されるサステインパルスが1μsec以上の
先行をしている場合を示し、図5(c)はアドレス電極
に印加されるサステインパルスが1μsec以上の遅延
となっている場合を示している。
【0044】図5(a)のサステインパルスの印加タイ
ミングが一致している場合は、アドレス電極及びサステ
イン電極から放電電流が十分に流れ、画面輝度は上昇
し、発光効率も向上する。これに対して、図5(b)及
び図5(c)におけるサステインパルスの印加タイミン
グでの放電では、サステイン電極のサステインパルスの
印加開始からの時間差が大きくなるにつれて、アドレス
電極からの放電電流は減少し、画面輝度および発光効率
は、前面ガラス基板上のサステイン電極とスキャン電極
間の面放電時と同程度になる。このため、アドレス電極
に印加するサステインパルスは、画面輝度及び発光効率
が最大になるように、1μsec以内に調整する必要が
ある。
【0045】最後の第4段階は消去期間となる。この期
間は、サステイン放電が発生したセルと放電のないセル
の壁電荷の状態を均一にする期間となる。スキャン電極
2は0Vであり、アドレス兼サステイン電極3とサステ
イン電極3には立ち上がりの緩やかなパルスが印加され
ている。これにより、全セル内の壁電荷は中和される。
【0046】以上のように、前面ガラス基板上の面放電
と、前面ガラス基板と背面ガラス基板間の対向放電とを
同時に発生させることにより、励起される蛍光体面積が
増加し、プラズマディスプレイパネルの画面輝度が上昇
し、さらに、サステイン放電にアドレス電極が追加され
るために、電極面積が増加し、発光効率が向上するとい
う効果を得ることができる。
【0047】(実施の形態2)本発明の基本的な技術思
想は、4本の電極によりサステイン放電を発生させ、前
面ガラス基板1上の放電と前面ガラス基板1と背面ガラ
ス基板9間の放電を、セル内に偏りなく発生させるもの
である。
【0048】図6に4電極によるACPDPの斜視図を
示す。これは、図1に示した3電極面放電型ACPDP
の背面ガラス基板9上のアドレス電極7に平行にサステ
イン放電を補助するサステイン放電補助電極10を配置
し、前面ガラス基板1上のサステイン電極3とスキャン
電極2間で発生するサステイン放電に加え、背面ガラス
基板9上のアドレス電極7とサステイン放電補助電極1
0にもサステインパルスPsusを印加して、前面ガラ
ス基板1付近の放電と前面ガラス基板1と背面ガラス基
板9間の放電を同時に発生させるものである。
【0049】さらに詳しく説明すると、図1(c)
(d)に示したように、実施の形態1では、アドレス電
極7に印加されるサステインパルスPsusは、サステ
イン電極3に同期したパルスであるため、スキャン電極
2にも、同期したサステインパルスを印加する電極を設
ければ、さらなる、画面輝度の上昇及び発光効率の向上
が得られる。このため、図7に示すように、サステイン
放電補助電極10には、スキャン電極2に印加されるサ
ステインパルスPsusに同期したパルスを印加し、背
面ガラス基板9からも放電させる。
【0050】これにより、スキャン電極2からの放電で
発生する紫外線も、実施の形態1の場合よりも、均等に
セル全体に行き届き、また、放電電流密度も低下するた
め、更なる、発光効率の向上が可能となる。
【0051】図8は、本発明の実施の形態2によるPD
P装置の構成を示すブロック図である。本実施例のPD
P装置では、実施形態1のPDP装置の構成において、
PDPの垂直方向に電極を配置し、この電極用ドライバ
をパネルの下部に配置した。なお、このサステイン放電
補助電極用ドライバ110は、アドレス電極用ドライバ
101内に組み込むことも可能である。
【0052】図8に示したPDP装置の構成は、PD
P、サステイン放電補助電極用ドライバ110、アドレ
ス電極用ドライバ101、スキャン電極用ドライバ10
2、サステイン電極用ドライバ103、放電制御タイミ
ング発生回路部104、A/Dコンバータ(アナログ・
ディジタル変換器)107、メモリ部106、サブフィ
ールド処理部105及び同期信号分離処理部108を含
む。
【0053】ビデオ信号109は、A/Dコンバータ1
07でアナログ信号をディジタル信号に変換し、1フィ
ールド分の映像データをメモリ部106に蓄積し、サブ
フィールド処理部105で複数のサブフィールドに適応
した映像データに分離され、アドレス電極用ドライバ1
01に1水平ラインごとのデータとして出力される。ま
た、放電制御タイミング発生回路部104から、サブフ
ィールド数と水平及び垂直同期信号を基準とした放電制
御タイミング信号を、サステイン電極用ドライバ10
3、スキャン電極用ドライバ102、アドレス電極用ド
ライバ101およびサステイン放電補助電極用ドライバ
110に出力する。
【0054】上記のように構成されたPDP装置につい
て、詳細に説明する。同期信号分離処理部108からA
/Dコンバータ107、メモリ部106、サブフィール
ド処理部105及び放電制御タイミング発生回路部10
4には水平同期信号及び垂直同期信号が与えられる。
【0055】ビデオ信号109がA/Dコンバータ10
7には入力される。A/Dコンバータ107は、ビデオ
信号109を例えば8Bit・256階調のディジタル
データに変換し、その画像データをメモリ部106に出
力する。メモリ部106は、1フィールド分の8Bit
・256階調のディジタルデータを蓄え、サブフィール
ド処理部105に各Bit毎のデータを出力する。
【0056】サブフィールド処理部105は、各フィー
ルド毎のディジタルデータをサブフィールド数に対応し
たサブフィールド毎のディジタルデータに変換する。例
えば、8サブフィールドであれば、各ビット毎のデータ
を、そのまま各サブフィールド毎のデータするが、サブ
フィールド数が12であった場合には、1ビットに対す
るサブフィールドが複数となる。表示発光するサブフィ
ールドが時間的に連続するように、サブフィールドを選
択する。このように、選択された各サブフィールド毎の
各画素データを、アドレス電極用ドライバ101に1水
平ライン毎のデータとして出力する。また、サブフィー
ルド数の情報を、放電制御タイミング発生回路部104
に出力する。
【0057】放電制御タイミング発生回路部104は、
同期信号分離処理部108からの水平同期信号及び垂直
同期信号とサブフィールド処理部105からのサブフィ
ールド数の情報を基準として、放電制御タイミング信号
を発生し、それぞれスキャン電極用ドライバ102、サ
ステイン電極用ドライバ103および、アドレス電極用
ドライバ101に与える。
【0058】図9は、図8に示したPDP装置の、主と
してPDP駆動回路部の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、PDPは複数のアドレス電極7、複
数のスキャン電極2、複数のサステイン電極3及び複数
のサステイン放電補助電極10を含む構成となる。複数
のアドレス電極7及び複数のサステイン補助電極10は
画面の垂直方向に配置され、複数のスキャン電極2およ
びサステイン電極3は画面の水平方向に配置されてい
る。アドレス電極7、サステイン放電補助電極10、ス
キャン電極2及びサステイン電極3の交点に放電セルが
形成され、R,G,B3色の放電セルで1画素を構成し
ている。
【0059】また、アドレス電極用ドライバ101は、
アドレスドライバ200、サステインドライバ201及
び消去ドライバ203が含まれる。このアドレスドライ
バ200は、図8のサブフィールド処理部105から各
サブフィールド毎に与えられる1水平ライン毎のパラレ
ルデータに基づいて、複数のアドレスドライバ200を
駆動する。また、サステイン期間及び消去期間では、サ
ステイン電極用ドライバ103と同期したサステインパ
ルスPsusおよび消去パルスPeraが出力される。
【0060】サステイン放電補助電極用ドライバ110
には、サステインドライバ201及び消去ドライバ20
3が含まれる。サステイン期間では、スキャン電極用ド
ライバ102と同期したサステインパルスPsusが出
力される。また、消去期間では、アドレス電極7及びサ
ステイン電極3に同期した消去パルスPeraが出力さ
れる。
【0061】スキャン電極用ドライバ102は、スキャ
ンドライバ202及びサステインドライバ201を含む
構成となる。スキャンドライバ202は、図8の放電制
御タイミング発生回路部104から与えられる放電制御
タイミング信号を、垂直スキャン方向にシフトした複数
のスキャンパルスPscnにより複数のスキャン電極2
を順に駆動する。また、セットアップ期間では、複数の
スキャン電極2に一斉にセットアップパルスPsetを
出力する。また、サステイン期間では、サステイン電極
用ドライバ103と同期したサステインパルスPsus
が複数のスキャン電極2に一斉に出力される。
【0062】サステイン電極用ドライバ103は、サス
テインドライバ201及び消去ドライバ203から構成
される。各ドライバには、図8の放電制御タイミング発
生回路部104から与えられる放電制御タイミング信号
により、複数のサステイン電極3が同時に駆動される。
【0063】図10に実施の形態2に用いた各電極の印
加パルスのタイミングチャートを示す。実施の形態1の
印加パルスに、サステイン放電補助電極用印加パルスを
追加したものである。図10には1サブフィールド分の
印加パルス波形を示す。印加パルスはセットアップ期
間、アドレス期間、サステイン期間及び消去期間の4段
階に分割されている。
【0064】ここでは、サステイン放電補助電極10に
印加されるパルスについて説明する。サステイン放電補
助電極10の役割は、サステイン期間中にスキャン電極
2と同期して、サステイン放電を行なうことである。こ
のため、印加されるパルスは、サステイン期間中にスキ
ャン電極2に印加されるパルスに同期したサステインパ
ルスPsusと、消去期間中にアドレス電極7とサステ
イン電極3に同期した消去パルスPeraである。
【0065】ここで特に、サステイン期間での放電につ
いて、詳しく説明する。従来のACPDPでは、サステ
イン電極3とスキャン電極2間の放電であり、放電の中
心は表面ガラス基板付近であった。これに対して、実施
の形態1では、アドレス電極7にもサステイン電極3に
同期したサステインパルスPsusを印加し、サステイ
ン放電の一部を背面ガラス基板9付近にも発生させ、サ
ステイン電極3の放電電流密度を低下させ、さらに、放
電により発生する紫外線の一部を背面ガラス基板9付近
に移動させ、蛍光体8による発光を向上させた。
【0066】ここで、更なる高輝度及び高効率化を得る
には、スキャン電極3に印加されるサステインパルスP
susと、同期したパルスを印加できる新たな電極が、
必要となる。そこで、実施の形態2では、背面ガラス基
板9上にアドレス電極7に平行なサステイン放電補助電
極10を新たに設け、スキャン電極2と同期したサステ
インパルスPsusを印加する。これにより、スキャン
電極2からのサステイン放電の一部が背面ガラス基板9
付近にも移動し、さらに、スキャン電極2とサステイン
放電補助電極10が同期して放電することにより放電電
流密度が低下し、発光効率が向上することになる。
【0067】さらに、アドレス電極及びサステイン放電
補助電極に印加されるサステインパルスの印加タイミン
グについて、簡単に説明する。図11にサステイン放電
補助電極、スキャン電極、アドレス電極およびサステイ
ン電極に印加されるサステインパルスおよび放電電流を
示す。図11(a)は印加タイミングが一致している場
合を示し、図11(b)はアドレス電極に印加されるサ
ステインパルスが1μsec以上の先行をしている場合
を示し、図11(c)はアドレス電極に印加されるサス
テインパルスが1μsec以上の遅延となっている場合
を示している。
【0068】図11(a)のサステインパルスの印加タ
イミングが一致している場合は、サステイン放電補助電
極、スキャン電極、アドレス電極及びサステイン電極か
ら放電電流が十分に流れ、画面輝度は上昇し、発光効率
も向上する。これに対して、図11(b)及び図11
(c)におけるサステインパルスの印加タイミングでの
放電では、スキャン電極及びサステイン電極のサステイ
ンパルスの印加開始からの時間的差異が大きくなるにつ
れて、サステイン放電補助電極及びアドレス電極からの
放電電流は減少し、画面輝度および発光効率は、前面ガ
ラス基板上のサステイン電極とスキャン電極間の面放電
時と同程度になる。このため、サステイン放電補助電極
及びアドレス電極に印加するサステインパルスは、画面
輝度及び発光効率が最大になるように、1μsec以内
に調整する必要がある。
【0069】以上のように、アドレス電極に平行してサ
ステイン補助電極を設けたもので、前面ガラス基板上の
面放電と、前面ガラス基板と背面ガラス基板間の対向放
電とを同時に発生させることにより、励起される蛍光体
面積が増加し、プラズマディスプレイパネルの画面輝度
が上昇し、さらに、サステイン放電にアドレス電極が追
加されるために、電極面積が増加し、発光効率が向上す
るとういう効果を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、PDPの
サステイン放電において、前面ガラス基板1上の電極以
外の、背面ガラス基板9上の電極にもサステインパルス
Psusを印加することで、セル内の紫外線の分布が拡
大し、さらに、各電極の放電電流密度が低下するため、
画面輝度は向上し、発光効率が大幅に改善されるという
有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3電極面放電型ACPDPにおけるサステイン
放電の概念図
【図2】本発明の実施の形態1によるPDP装置の構成
を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1によるパネル駆動部拡大
【図4】本発明の実施の形態1による各電極のパルス印
加タイミングチャート
【図5】サステインパルスの印加タイミングチャート
【図6】4電極型ACPDPの斜視図
【図7】4電極型ACPDPによるサステイン放電の概
念図
【図8】本発明の実施の形態2によるPDP装置の構成
を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態2によるパネル駆動部拡大
【図10】本発明の実施の形態2による各電極のパルス
印加タイミングチャート
【図11】サステインパルスの印加タイミングチャート
【図12】3電極面放電型ACPDPの構造斜視図
【図13】従来の方法による各電極のパルス印加タイミ
ングチャート
【符号の説明】
1 前面ガラス基板 2 スキャン電極 3 サステイン電極 4 誘電体層 5 MgO層 6 障壁 7 アドレス電極 8 蛍光体 9 背面ガラス基板 10 サステイン放電補助電極 20 金属バス電極 21 透明電極 100 プラズマディスプレイパネル(PDP) 101 アドレス電極用ドライバ 102 スキャン電極用ドライバ 103 サステイン電極用ドライバ 104 放電制御タイミング発生回路部 105 サブフィールド処理部 106 メモリ部 107 A/Dコンバータ 108 同期信号分離処理部 109 ビデオ信号 110 サステイン放電補助電極用ドライバ 200 アドレスドライバ 201 サステインドライバ 202 スキャンドライバ 203 消去ドライバ 204 セットアップドライバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面ガラス基板にサステイン電極、スキ
    ャン電極が複数個互いに並列にかつ交互に配列され、背
    面ガラス基板にアドレス電極が、サステイン電極、スキ
    ャン電極に対して垂直に配列されているプラズマディス
    プレイパネルにおいて、前面ガラス基板上の面放電と、
    前面ガラス基板と背面ガラス基板間の対向放電とを同時
    に発生させることを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 アドレス電極に平行してサステイン補助
    電極を設けたことを特徴とする請求項1記載のプラズマ
    ディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 1フィールドをセットアップ、アドレス
    期間、サステイン期間と消去期間により構成し、サステ
    イン電極、スキャン電極及びアドレス電極に所定の規則
    に従って駆動パルスを供給することにより駆動する駆動
    方法において、サステイン期間では、半周期毎にサステ
    イン電極とスキャン電極の2つの電極に、交互にサステ
    インパルスを印加することで発生する放電に加えて、サ
    ステイン電極もしくはスキャン電極のサステインパルス
    に同期したサステインパルスを、アドレス電極に印加す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
  4. 【請求項4】 サステイン電極、スキャン電極及びアド
    レス電極のほかに、アドレス電極に平行にサステイン補
    助電極を設け、サステイン電極とアドレス電極に同じサ
    ステインパルス、半周期後にスキャン電極とサステイン
    補助電極に同じサステインパルスを印加する、若しくは
    サステイン電極とサステイン補助電極に同じサステイン
    パルス、半周期後にスキャン電極とアドレス電極に同じ
    サステインパルスを印加することを特徴とするプラズマ
    ディスプレイパネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】 アドレス電極に印加されるサステインパ
    ルスによる放電で、電極上に蓄積した壁電荷を、サステ
    イン電極に印加される消去パルスと同一のパルスを、ア
    ドレス電極に印加するように構成した請求項3または請
    求項4記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】 アドレス電極に印加されるサステインパ
    ルスは、サステイン電極もしくは、スキャン電極に印加
    されるサステインパルスから1μsec以内の遅れもしく
    は、先行して印加されることを特徴とする請求項3乃至
    5のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆
    動方法。
  7. 【請求項7】 アドレス電極に印加されるサステインパ
    ルスの電圧は、サステイン電極もしくは、スキャン電極
    に印加されるサステインパルス電圧とは、同一の値若し
    くは異なる値に設定できることを特徴とする請求項3乃
    至6のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの
    駆動方法。
  8. 【請求項8】 アドレス電極に印加されるサステインパ
    ルスは、サステイン電極もしくは、スキャン電極に印加
    されるサステインパルス幅とは、同一の値若しくは異な
    る値に設定できることを特徴とする請求項3乃至7のい
    ずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
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