JP2008132945A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの展開性能の向上を図る。
【解決手段】基布を縫製してなる袋体から構成され、展開して座席に着座した乗員の頭部を拘束するエアバッグ11と、エアバッグ11に供給するための圧力流体を発生するインフレータと、エアバッグ11を折りたたんだ状態でその周囲を覆うようにして収納するカバー66とを有し、エアバッグ11は、収納時においてカバー66内におけるインフレータからの圧力流体の流入側に位置し、少なくとも一回折り畳まれて構成された押し上げ用小折り部65と、収納時においてカバー66内において蛇腹状に折り畳まれて構成され、膨張展開時に押し上げ用小折り部65によって圧力流体の流入側とは反対側へ押し上げられる被押し上げ体部50とを有する。
【選択図】図17

Description

本発明は、自動車などの車両に装備されるエアバッグ装置に関する。
従来、例えば運転席においてハンドルの回転中心から運転者側に膨張展開する運転席用エアバッグ装置や、インストルメントパネルから助手席側に膨張展開する助手席用エアバッグ等、自動車の衝突時等に乗員の身体を拘束するための各種エアバッグ装置が使用されている。
近年、衝突などによる車体横転や、倒木等の重量物落下等、自動車に大きな外力が加わる大事故が発生した場合、その際の衝撃により乗員の頭上から頭部に衝撃が加わる可能性があることから、このような場合に対応するためのエアバッグ装置が既に提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−37011号公報
上記従来技術においては、基布を結合した袋体から構成されたエアバッグを、車両の座席の背もたれ部(又はヘッドレスト)に収納し、緊急時にインフレータからの圧力流体をエアバッグに供給して膨張させ、乗員の頭部上方へ展開させる基本構成が開示されている。
このエアバッグ装置の最適化を図る上では、エアバッグの展開性能をより円滑にすることが要求される。
そこで本発明は、エアバッグの展開性能の向上を図るのに有効な技術を提供することを課題とする。
上記目的を解決するために、本願の第1発明は、基布を縫製してなる袋体から構成され、展開して座席に着座した乗員の頭部を拘束するエアバッグと、前記エアバッグに供給するための圧力流体を発生するインフレータと、前記エアバッグを折りたたんだ状態でその周囲を覆うようにして収納するカバーとを有し、前記エアバッグは、収納時において前記カバー内における前記インフレータからの圧力流体の流入側に位置し、少なくとも一回折り畳まれて構成された押し上げ用小折り部と、収納時において前記カバー内において蛇腹状に折り畳まれて構成され、膨張展開時に前記押し上げ用小折り部によって前記圧力流体の流入側とは反対側へ押し上げられる被押し上げ体部とを備えることを特徴とする。
本願の第1発明によれば、インフレータから圧力流体が供給されると、リテーナの収納部に折り畳まれて収納されたエアバッグが上方側に向かって膨出する。このとき、圧力流入側に位置する押し上げ用小折り部が圧力流体によって膨出する際に押し上げられ、次いでその押し上げ力によって被押し上げ体部が前記圧力流体の流入側とは反対側へ押し上げられる。これにより、前記被押し上げ体部は蛇腹状に折り畳まれているので、エアバッグは膨張による伸展に伴なってリテーナ内から低抵抗で滑り出ることができ、リテーナから円滑に展開することができる。
本願の第2発明は、第1発明において、前記被押し上げ体部は、それぞれが少なくとも一回折り畳まれて構成された複数の被押し上げ小折り部と、それら複数の被押し上げ小折り部を包含するように、当該小折り部より大きな(=大曲率の)折り曲げ態様で折り畳まれて構成された、少なくとも1つの被押し上げ大折り部とを備えることを特徴とする。
本願の第2発明によれば、複数の被押し上げ小折り部が、当該小折り部より大きな折り曲げ態様で折り畳まれた被押し上げ大折り部によりを包含するように構成されているので、インフレータからの圧力流体の供給により被押し上げ体部が圧力流体の流入側とは反対側へ押し上げられた際に、前記被押し上げ大折り部を介して複数の小折り部のそれぞれに圧力流体が円滑に行き渡るので、前記被押し上げ体部をリテーナから円滑に展開することができる。
本願の第3発明は、第2発明において、前記エアバッグは、前記袋体を、折り畳み前の状態からその短手方向寸法を縮小するように連続的に折り畳むための第1折り畳み工程と、この第1折り畳み工程で短手方向寸法が縮小された前記袋体を、その長手方向を縮小するように連続的に折り畳むための第2折り畳み工程と、この第2折り畳み工程でさらに長手方向寸法が縮小された前記袋体を、前記カバー内部に差し込んで収納するための収納工程とによって作成されたことを特徴とする。
本願の第3発明によれば、第1折り畳み工程により折り畳み前の状態からその短手方向寸法を縮小するように連続的に折り畳まれた後、第2折り畳み工程によりその長手方向を縮小するように連続的に折り畳まれた袋体状エアバッグが収納工程によりカバー内部に差し込んで収納される。これにより、インフレータから供給された圧力流体が、圧力流入側に位置する押し上げ用小折り部側から被押し上げ体部に流入してエアバッグが円滑に展開する折り畳み形態でカバー内部に収納することができる。
本願の第4発明は、第3発明において、前記エアバッグは、前記第1折り畳み工程で、前記複数の被押し上げ小折り部のうち少なくとも1つの小折り部が形成され、前記第2折り畳み工程で、前記複数の被押し上げ小折り部のうち残りの小折り部と、前記押し上げ用小折り部とが形成され、前記収納工程で、前記被押し上げ大折り部が形成されることによって作成されたことを特徴とする。
本願の第4発明によれば、第1折り畳み工程で形成された前記複数の被押し上げ小折り部のうち少なくとも1つの小折り部と、第2折り畳み工程で形成された前記複数の被押し上げ小折り部のうち残りの小折り部と前記押し上げ用小折り部とが、前記被押し上げ大折り部によって余裕をもって連続的に折り畳まれるので、長手寸法を調整することが可能となり限られたスペースのカバー内部への組立性が容易となる。
本発明によれば、エアバッグ装置の展開性能の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のエアバッグ装置の一実施形態を備えた自動車シート1の概略側面図であり、図1(a)はエアバッグ装置の非作動時、図1(b)はエアバッグ装置の作動時を示している。上記シート(座席)1は、乗員2が着座する座部1Aと、着座した乗員2の背を支える、座部1Aから上方に突出した背もたれ部1Bとを備えている。背もたれ部1Bの頂部には、ヘッドレスト1Cが取付けられている。
上記シート1は、事故による車体横転時等に乗員2の頭部2Aを拘束するためのエアバッグ装置10を上記背もたれ部1B内に装備している。このエアバッグ装置10は、図示しない第1パネル、第2パネルを縫製結合した袋体から構成され、膨張時において乗員2の頭部2A上方へ展開するように設けたエアバッグ11と、上記エアバッグ11が折り畳まれた状態で収納されるリテーナ12と、上記エアバッグ11を膨張展開させるためのガス(圧力流体)を供給するインフレータ13(図2参照)とを備えている。
また、上記シート1は、サイドプレート14A及びクロスメンバー14B等からなりシート1の骨格を形成するシートフレーム14を内部に有しており、上記リテーナ12及びインフレータ13は、上記シートフレーム14に設けられている(後述の図2参照)。なお、上記インフレータ13は、図示しない制御ユニットの制御によって点火される。
図1(a)に示すように、平常時にはエアバッグ11はリテーナ12内に折り畳まれた状態で収納されている。一方、例えば自動車が横転した場合等には、図示しない制御ユニットによりエアバッグ装置10のインフレータ13が点火され、図1(b)に示すように、エアバッグ11が膨張して自動車のルーフ3と乗員2の頭部2Aとの間に展開する。このとき、エアバッグ11はサブバッグ(図示せず)の働きにより乗員2の頭部2Aを前方へ押しやるように膨張し、乗員2の頭部2Aを前屈させて首部への負担を軽減できるようになっている。
図2は図1のエアバッグ装置をシートフレームに取付けたところを示す斜視図である。なお、この図2では煩雑防止のため取付部M(後述)の図示を省略するとともに、リテーナ12、インフレータ13及びパイプ部材20等の形状を簡略化して図示している。
図2において、上記シートフレーム14は、シート1の背もたれ部1B(図1参照)内における車幅方向両側(図2中左右方向両側)に設けられた一対のサイドプレート14A,14Aと、これらサイドプレート14A,14A間に略車幅方向に沿うように延設され、当該サイドプレート14A,14Aを接続するクロスメンバー14Bとを有している。上記サイドプレート14A,14A及びクロスメンバー14Bは、ともにシート1の背もたれ部1B内に設けられている。なお、特に図示はしないが、シートフレーム14は座部1A内に設けられたベースプレートも有している。
エアバッグ11の基端側(インフレータ側)には、インフレータ13とパイプ部材20を介して接続されるガス供給口11aと、このガス供給口11aの両側に位置する取付片11b,11c(後述の図5参照)とが設けられている。この取付片11b,11cには、エアバッグ11及びリテーナ12を固定するための取付ボルト21aを挿通させるボルト孔22,22(後述の図5参照)がそれぞれ2箇所ずつ穿設されている。一方、上記リテーナ12には、その車幅方向両側に、リテーナ12を上記シートフレーム14のクロスメンバー14Bに固定するための取付ボルト23を挿通させるボルト孔25(後述の図3等参照)を穿設した取付部12aがそれぞれ設けられ、その下部(インフレータ側)には、上記エアバッグ取付部11b,11cのボルト孔に対応する位置に同様にボルト孔を穿設した取付部12cが設けられている。
複数(本実施形態では4本)の上記取付ボルト21aは、エアバッグ11が折り畳まれリテーナ12に収納された状態でリテーナ取付部12cに穿設されたボルト孔27(後述の図4参照)、エアバッグ取付部11b,11cのボルト孔22及び後述する蓋板押えフレーム46のエアバッグ取付部26の、上記エアバッグ取付部11bのボルト孔22に対応する位置に穿設されたボルト孔(図示せず)にそれぞれ挿通され、ナット15により締結される。これにより、エアバッグ11は、折り畳まれた状態でリテーナ12に固定される。また、複数(本実施形態では2本)の上記取付ボルト23は、リテーナ取付部12a,12bの上記ボルト孔25に挿通された後にクロスメンバー14Bに設けた図示しない締結孔に締結される。これにより、エアバッグ11が折り畳まれた状態で収納されたリテーナ12がクロスメンバー14Bに固定されるようになっている。
上記パイプ部材20は、複数個所(本実施形態では2箇所)が屈曲された例えば金属製のパイプであり、上記リテーナ12の下方に設けられている。このパイプ部材20は、図2に示すように、インフレータ13の上端部に締結等により接続される下方の垂直部20aと、この垂直部20aの上方部から水平後方に屈曲される水平部より同一水平面上で車幅方向に屈曲される横水平部20bと、この横水平部20bから上方に屈曲して略垂直に立上がり上記エアバッグ11のガス供給口11aが被せられて例えば金属製のクランプバンドによってカシメ固定することにより接続される垂直端部20cとから構成されている。このようにして、エアバッグ11とインフレータ13とがパイプ部材20を介して接続されている。
インフレータ13は、上記パイプ部材20のさらに下方に設けられ、取付部材31(図2参照)によって一方側(本実施形態では車幅方向左側)の上記サイドプレート14Aに取り付けられている。上記取付部材31は、インフレータ13を挟み込んで支持する一対の取付プレート31A,31Bを備えており、これら取付プレート31A,31Bは、取付プレート31Aに形成された複数(本実施形態では4つ)のリベット31aが取付プレート31Bの対応する位置に穿設された複数(本実施形態では4つ)のリベット孔に挿通されリベット接続されることにより、インフレータ13を挟んで固定される。そして、取付プレート31Aの一方側(車幅方向右側)端部には略90度折り曲げられて形成された取付部31Cが設けられており、複数(本実施形態では2本)の取付ボルト23(図2参照)がこの取付部31Cに穿設されたボルト孔に挿通されてサイドプレート14Aに設けられた図示しない締結孔にそれぞれ締結されることにより、取付部材31がサイドプレート14Aに固定されるようになっている。この結果、インフレータ13が取付部材31を介してサイドプレート14Aに固定されるようになっている。
なお、インフレータ13と前述した制御ユニット(図示せず)とはケーブルR(後述の図4参照)により接続されており、このケーブルRを介してインフレータ13の点火制御が行われるようになっている。
図3は、インフレータとエアバッグを収納保持するリテーナを上方側から視た全体構造を表す斜視図、図4は図1のエアバッグ装置及びそのリテーナの組み立ておよび取付法を示す分解斜視図、図5は図3のA−A断面図である。
この図3〜図5において、リテーナ12は、エアバッグ11を折り畳んだ状態で収納し矩形断面の上方側が開口する収納空間を有する収納フレーム34で形成されたリテーナ本体(収納部)28を有している。このリテーナ本体28は、矩形断面の筒体形状を備え、横長の差込み口36を有する膨出係止部(被挿入部)35を形成した収納フレーム34と、折り畳んだ状態で収納されるエアバッグ11の背面を支える矩形状の背板33と、上記収納フレーム34と背板33の下部(インフレータ側)が接続されてエアバッグ11の下面を支える2つの支持枠(図示せず)と、上記背板33の下端から下方に延出した2つのリテーナ取付部12cと、これらリテーナ取付部12cより僅か上方にあって車幅方向両側に設けられた取付部12a,12b(図3、図4参照)とから構成されている。
またリテーナ12は、上記差込み口36にコ字形の抜き孔38により形成された横長の第1舌片(第1挿入片部)40を下方から差込み係止することで上記収納フレーム34に収納したエアバッグ11が覗く前方側の開口部を塞ぐようにした蓋板(撓み部材)30と、この蓋板30の第1舌片40と共に上記膨出係止部35の開口内に重ねて挿入されることにより上記蓋板30をリテーナ28に押圧保持する第2舌片(第2挿入片部)42が上端に形成され、下端部(インフレータ側)の略中央に上記パイプ部材20の横水平部20bを取り付けるための取付部Mを備えた蓋板押えフレーム(撓み部材取付部)46とを備えている。
上記蓋板30は、弾性変形可能な合成樹脂製の矩形状の平板で形成されており、下方(インフレータ側)に形成された横長の第1舌片40を、コ字形の抜き孔38から他の部分より裏側(後方側)に向けて撓み変形させた状態で収納フレーム34上面の膨出係止部35の差込み口36に下方から挿入することでエアバッグ11の前面が被われるとともに、このエアバッグ11の表裏両面が上記背板33とこの蓋板30で挟持されるようになっている。
上記の蓋板30は、樹脂製の略平板状部材で成形されているので、重量をより軽くすることができるとともに、上部に幅方向の横長スリットSLが形成されてあるので、蓋板30の板厚方向(曲げ方向)の剛性を下げて撓み方向へのしなやかさを増すことができ、エアバッグの展開をより円滑にすることができる。
上記蓋板押えフレーム46は、側面視L字状に折曲形成されて上面に、上記収納フレーム34の矩形状の投影面積に対応する天板45が形成されており、天板45の上端側両側には上方に延出した突出片44a,44bが形成され、これら突出片44a,44bの内側に形成される切欠き凹部42a,42bの内側には上記膨出係止部35の差込み口36に挿入される両突出片44a,44bより若干短い第2舌片42が延設している。
上記蓋板押えフレーム46の天板45下端の両側には、上記収納フレーム34の高さに対応するように水平に折曲した2つの水平折曲片44c及び44d(図示省略)が形成され、両水平折曲片44c,44dの下端には一対のエアバッグ取付部26,26(バッグ押さえ部)が取り付けられる。
そこで、エアバッグ装置10を組み立てるには、図4、図5に示すように、先ず、エアバッグ11を後述する手順(図6〜図17参照)で折り畳んでリテーナ12内に収容し、リテーナ本体28の底壁となる水平折曲片44c,44dでエアバッグ11の下部を支持し、エアバッグ11のガス供給口11aおよび取付片11b並びに取付片11cを下方に垂下させる。
そして、蓋板30下部に形成した横長の第1舌片40を、リテーナ本体28の収納フレーム34上面の膨出係止部35の差込み口36から挿入したのち、第1舌片40の上面に重ねるように蓋板押えフレーム46の第2舌片42を膨出係止部35内に挿入することで蓋板30の第1舌片40が差込み口36から挿入された第2舌片42により膨出係止部35内に押圧保持される。
次に、エアバッグ11の左の取付片11bを、蓋板押えフレーム46のエアバッグ取付部26によりリテーナ12の取付部12cとの間で挟み、リテーナ取付部12cに設けたボルト孔27およびエアバッグ11の取付片11bに設けたボルト孔22にボルト21aを挿通し、さらに蓋板押えフレーム46のエアバッグ取付部26に設けたボルト孔を挿通させた後、このボルト21aにナット15を螺着して取付部12cに固定する。同様に、エアバッグ11の取付片11cを、蓋板押えフレーム46のエアバッグ取付部26によりリテーナ12の取付部12cとの間で挟み、リテーナ取付部12cの2箇所のボルト孔およびエアバッグ11の取付片11cに設けたボルト孔22にボルト21aを挿通し、さらに蓋板押えフレーム46のエアバッグ取付部26に設けたボルト孔を挿通させた後、このボルト21aにナット21bを螺着して上記取付部12cに固定する。これにより、リテーナ12内へのエアバッグ11の収納が終了する。
一方、インフレータ13に接続される金属製の接続パイプ20の下端を、これに被嵌した接続部20eを介してインフレータ13の上端に接続し、接続パイプ20の上方向に折曲した他端は、これにエアバッグ11のガス供給口11aを被せ、その上から金属製のクランプバンドB等を被せてかしめることによって、上記ガス供給口11aと接続する。インフレータ13およびこれに接続した接続パイプ20は、それぞれに取付部材31の半円弧状の2つの取付プレート31A,31Bを被せ、インフレータ13を挟んで固定され、インフレータ13は上記取付部材31を介してサイドプレート14Aに固定される。インフレータ13の後端から引き出された接続端子Rは、前述の図示しない制御回路に接続される。
次に、本発明の要部であるエアバッグの折り畳み工程に付き図6から図17を参照して説明する。上記エアバッグの折り畳み工程は、第1折り畳み工程、第2折り畳み工程及び収納工程から構成されている。
図6は、エアバッグ11を展開した状態であって(a)はリテーナ内に収容される状態とは上下を逆にした状態の正面図、(b)はその側面図である。
図7〜図9は第1折り畳み工程を示している。図7は、第1折り畳み工程における第1小折り畳み工程であって、(a)は被押し上げ折り畳み部の上端が内側に位置するように縦方向下方に折り畳んで被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図、図8は、第1折り畳み工程における第2小折り畳み工程であって、(a)はエアバッグ両側が内側に折り畳まれて第1両側小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図、図9は、第1折り畳み工程における第3小折り畳み工程であって、(a)は被押し上げ体部側の両横幅が狭くなるよう傾斜させて内側に折り畳まれて第2両側小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。
第1折り畳み工程は、図6(a)、(b)に示す袋体状のエアバッグ11を折り畳み前の状態からその短手方向寸法を縮小するように連続的に折り畳む工程であって、第1小折り畳み工程、第2小折り畳み工程及び第3小折り畳み工程から構成されている。
折り畳み前のエアバッグ11は、インフレータ13からの圧力流体の流入側に位置する押し上げ体部48と、上記圧力流体の流入によって流入側とは反対側へ押し上げられる被押し上げ体部50とから構成されており、この状態では被押し上げ体部50の横幅が広い台形状に形成されている。
図6(a)、(b)に示すように、展開状態にあるエアバッグ11は、折り畳み準備工程として被押し上げ体部50側が縦上方に折り畳まれた被押し上げ折り畳み部52が形成されており、この状態から第1折り畳み工程が開始される。
先ず、図7(a)、(b)に示す第1折り畳み工程における第1小折り畳み工程では、縦上方に折り畳まれた被押し上げ折り畳み部52(図6参照)の上端を略中間位置から内側下方に折り畳んで上端に被押し上げ小折り部54が形成される。
第2小折り畳み工程では、図8(a)、(b)に示すようにエアバッグ11の両側が内側に折り畳まれて第1両側被押し上げ小折り部55a,55bが形成される。上記エアバッグ11の両側を内側に折り畳む際は、第1両側被押し上げ小折り部55a,55bの下端側が上記被押し上げ小折り部54の内側に位置するように折り畳まれる。
図9(a)、(b)に示す第3小折り畳み工程では、エアバッグ11の被押し上げ体部50側(下側)の両横幅が先細になるよう傾斜させて内側に折り畳まれて三角形状になる第2両側被押し上げ小折り部56a、56bが形成され、これらの第2両側被押し上げ小折り部56a、56bが上記被押し上げ小折り部54の上部に位置するように折り畳まれる。
次に、図10〜図15は第2折り畳み工程を示しており、図10は、第2折り畳み工程における第1偏移小折り畳み工程であって、(a)は第1折り畳み工程における第3小折り畳み工程で、エアバッグの下側に形成された被押し上げ小折り部を、縦方向下方に折り畳んで第1偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図、図11は、第2折り畳み工程における第2偏移小折り畳み工程であって、(a)は第1偏移小折り部を上方に移動しつつ縦方向下方に折り畳んで第2偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図、図12は、第2折り畳み工程における第3偏移小折り畳み工程であって、(a)は第2偏移被押し上げ小折り部下端の弛み部を縦方向上方に引上げ、エアバッグの裏面で押し上げ体部側上方に折り返して上記被押し上げ小折り部の上部に第3偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図、図13は、第2折り畳み工程における第4偏移小折り畳み工程であって、(a)は第3偏移被押し上げ小折り部の上方から押し上げ体部をエアバッグの裏面側に折り畳んでガス供給口が下方に向く第4偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図、図14は、第2折り畳み工程における第5偏移小折り畳み工程であって、(a)は第4偏移被押し上げ小折り部からエアバッグの裏面側に折り畳まれた押し上げ体部を上方に折り返してガス供給口が上方に向く第5偏移押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図であり、図15は、第2折り畳み工程における最終工程である収納準備工程であって、(a)は次の収納工程でカバー内部に収納可能な形状に折り畳まれたエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。
上記第2折り畳み工程は、上記第1折り畳み工程で短手方向寸法が縮小された袋体状のエアバッグ11を、その長手方向を縮小するように連続的に折り畳む工程であって、第1偏移小折り畳み工程から第5偏移小折り畳み工程、及び最終工程である収納準備工程で構成されている。
図10(a),(b)に示す第2折り畳み工程における第1偏移小折り畳み工程では、上記第1折り畳み工程における第3小折り畳み工程(図9参照)で、エアバッグ11の下側に形成した被押し上げ小折り部52を、縦方向上方に向けて折り畳んで第1偏移被押し上げ小折り部58が形成される。
第2偏移小折り畳み工程では、図11(a),(b)に示すように、第1偏移小折り部58を上方に移動しつつ縦方向下方に折り畳んで下端に第2偏移被押し上げ小折り部60が形成される。
第3偏移小折り畳み工程では、図12(a),(b)に示すように、図11に示した第1偏移被押し上げ小折り部58下端の弛み部を縦方向上方に引上げ、エアバッグ11の裏面で押し上げ体部48側上方に折り返して上記被押し上げ小折り部52の上部に第3偏移被押し上げ小折り部62が形成される。
第4偏移小折り畳み工程では、図13(a),(b)に示すように、第3偏移被押し上げ小折り部62の上方から押し上げ体部48をエアバッグ11の裏面側に折り畳んでガス供給口11aが下方に向く第4偏移被押し上げ小折り部64が上記エアバッグ11の上端に形成される。
第5偏移小折り畳み工程では、図14(a),(b)に示すように、第4偏移被押し上げ小折り部64からエアバッグ11裏面側の下方に折り畳まれた押し上げ体部48を上方に折り返してガス供給口11aが上方に向く第5偏移押し上げ小折り部65がエアバッグ11裏面側に形成される。
上記第2折り畳み工程における最終工程である収納準備工程では、図15(a),(b)に示すように次の収納工程でカバー内部に収納可能な形状に折り畳まれると、折り畳まれたエアバッグ11の上下を反転させて収納準備状態が得られる。
次に、図16、図17は収納工程を示しており、図16は、第1収納工程であって、(a)は第2折り畳み工程における収納準備工程で収納可能な形状に折り畳まれたエアバッグをカバー内部に収納した状態を示すエアバッグの正面図、(b)はその側面図、図17は、第2収納工程であって、(a)は被押し上げ折り畳み部を下方表側に移動させて被押し上げ大折り部を形成しカバー内部に完全に収納した状態を示すエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。
上記収納工程は、上記第2折り畳み工程でさらに長手方向寸法が縮小された袋体状のエアバッグ11を、カバー66内に差込んで収納するための工程であって、第1収納工程及び第2収納工程から構成されている。
上記第1収納工程では、図16(a),(b)に示すように、上記第1折り畳み工程における収納準備工程で収納可能な形状に折り畳まれたエアバッグ11が開口部66aを通してカバー66の内部に収納され、ガス供給口11aが反対側の開口部66bから突出した状態となる。この収納状態では、エアバッグ11の第2偏移被押し上げ小折り部60が開口部66aからカバー66の外部に突出した状態となっている。
上記第2収納工程では、図17(a),(b)に示すように、折り畳まれたエアバッグ11の被押し上げ折り畳み部52が下方に向くように押し上げ体部48の表側に移動させて上部に被押し上げ大折り部68を形成することでエアバッグ11が完全に隠蔽された状態でカバー66の内部に収納される。
上記のように構成される本実施形態においては、インフレータ13から圧力流体が供給されると、リテーナ12の収納部に折り畳まれて収納されたエアバッグ11が上方側に向かって膨出する。このとき、圧力流入側に位置する押し上げ体部48が圧力流体によって膨出する際に押し上げられ、次いでその押し上げ力によって被押し上げ体部50が上記圧力流体の流入側とは反対側へ押し上げられる。これにより、上記被押し上げ体部50は、蛇腹状に折り畳まれているので、エアバッグ11は膨張による伸展に伴なってリテーナ12内から低抵抗で滑り出ることができ、リテーナ12から円滑に展開することができる。
また、本実施形態によれば、複数の被押し上げ小折り部60,62,64,65が、当該小折り部より大きな折り曲げ態様で折り畳まれた被押し上げ大折り部68によりを包含するように構成されているので、インフレータ13からの圧力流体の供給により被押し上げ体部50が圧力流体の流入側とは反対側へ押し上げられた際に、前記被押し上げ大折り部68を介して複数の被押し上げ小折り部60,62,64,65のそれぞれに圧力流体が円滑に行き渡るので、前記被押し上げ体部50をリテーナ12から円滑に展開することができる。
また、本実施形態によれば、第1折り畳み工程により折り畳み前の状態からその短手方向寸法を縮小するように連続的に折り畳まれた後、第2折り畳み工程によりその長手方向を縮小するように連続的に折り畳まれた袋体状エアバッグ11は、収納工程によりカバー66内部に差し込んで収納される。これにより、インフレータ13から供給された圧力流体が、圧力流入側に位置する第5偏移押し上げ小折り部65側から被押し上げ体部50に流入してエアバッグ11が円滑に展開する折り畳み形態でカバー66内部に収納することができる。
また、本実施形態によれば、第1折り畳み工程で形成された上記複数の被押し上げ小折り部60,62,64,65のうち少なくとも1つの小折り部と、第2折り畳み工程で形成された前記複数の被押し上げ小折り部60,62,64,65のうち残りの小折り部と上記第5偏移押し上げ小折り部65とが、上記被押し上げ大折り部68によって余裕をもって連続的に折り畳まれるので、長手寸法を調整することが可能となり限られたスペースのカバー66内部への組立性が容易となる。
以上のようにして、エアバッグ装置10が組み立てられ、組み立てられたエアバッグ装置10は、リテーナ本体28左右の取付部12a,12bをボルト孔に挿通したボルト23によりシートフレーム14のクロスメンバー14Bに固定することによって、シートフレーム14の上部に取付けられる。
上記のように構成される本実施形態においては、インフレータ13が作動する際は、例えば自動車が横転した場合等にそれを検知した図示しないセンサからの検知信号に基づいて図示しない制御回路によりインフレータ13に付属のイニシエータを起動させてインフレータ13を点火させる。
そしてインフレータ13が点火されると、エアバッグ11が膨張してリテーナ12から前方に伸展すると、このエアバッグ11によって蓋板30が前方に強く押され、この蓋板30が挟み込み位置である下部を支点として前方に撓むので、エアバッグ11は、膨張による伸展に伴なってリテーナ12内から低抵抗で滑り出ることができ、リテーナ12から円滑に展開することができる。
上述した各実施形態の具体的な構成は、本発明の内容を厳密に限定するものではなく、細部に関しては本発明の趣旨に沿って多様に変更できることはもちろんである。
本発明のエアバッグ装置の一実施形態であって、(a)はエアバッグの平常時、(b)はエアバッグの膨張時を示す自動車のシートの概略側面図である。 図1のエアバッグ装置をシートフレームに取付けたところを示す斜視図である。 インフレータとエアバッグを収納保持するリテーナを上方側から視た全体構造を表す斜視図である。 図1のエアバッグ装置及びそのリテーナの組み立ておよび取付法を示す分解斜視図である。 図3のA−A断面図である。 エアバッグを展開した状態であって(a)はリテーナ内に収容される状態とは上下を逆にした状態の正面図、(b)はその側面図である。 第1折り畳み工程における第1小折り畳み工程であって、(a)は被押し上げ折り畳み部の上端が内側に位置するように縦方向下方に折り畳んで被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第2小折り畳み工程であって、(a)はエアバッグ両側が内側に折り畳まれて第1両側小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第3小折り畳み工程であって、(a)は被押し上げ体部側の両横幅が狭くなるよう傾斜させて内側に折り畳まれて第2両側小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第2折り畳み工程における第1偏移小折り畳み工程であって、(a)は第1折り畳み工程における第3小折り畳み工程で、エアバッグの下側に形成された被押し上げ小折り部を、縦方向下方に折り畳んで第1偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第2偏移小折り畳み工程であって、(a)は第1偏移小折り部を上方に移動しつつ縦方向下方に折り畳んで第2偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第3偏移小折り畳み工程であって、(a)は第2偏移被押し上げ小折り部下端の弛み部を縦方向上方に引上げ、エアバッグの裏面で押し上げ体部側上方に折り返して上記第2偏移被押し上げ小折り部の上部に第3偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第4偏移小折り畳み工程であって、(a)は第3偏移被押し上げ小折り部の上方から押し上げ体部をエアバッグの裏面側に折り畳んでガス供給口が下方に向く第4偏移被押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第5偏移小折り畳み工程であって、(a)は第4偏移被押し上げ小折り部からエアバッグの裏面側に折り畳まれた押し上げ体部を上方に折り返してガス供給口が上方に向く第5偏移押し上げ小折り部を形成したエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 最終工程である収納準備工程であって、(a)は次の収納工程でカバー内部に収納可能な形状に折り畳まれたエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第1収納工程であって、(a)は第2折り畳み工程における収納準備工程で収納可能な形状に折り畳まれたエアバッグをカバー内部に収納した状態を示すエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。 第2収納工程であって、(a)は被押し上げ折り畳み部を下方表側に移動させて被押し上げ大折り部を形成しカバー内部に完全に収納した状態を示すエアバッグの正面図、(b)はその側面図である。
符号の説明
1 シート(座席)
2 乗員
2A 頭部
10 エアバッグ装置
11 エアバッグ
12 リテーナ
13 インフレータ
28 リテーナ本体(収納部)
48 押し上げ体部
50 被押し上げ体部
52 被押し上げ折り畳み部
54 被押し上げ小折り部
55a,55b 第1両側被押し上げ小折り部
56a、56b 第2両側被押し上げ小折り部
58 第1偏移小折り部
60 第2偏移被押し上げ小折り部
62 第3偏移被押し上げ小折り部
64 第4偏移被押し上げ小折り部
65 第5偏移押し上げ小折り部
66 カバー
68 被押し上げ大折り部

Claims (4)

  1. 基布を縫製してなる袋体から構成され、展開して座席に着座した乗員の頭部を拘束するエアバッグと、
    前記エアバッグに供給するための圧力流体を発生するインフレータと、
    前記エアバッグを折りたたんだ状態でその周囲を覆うようにして収納するカバーとを有し、
    前記エアバッグは、
    収納時において前記カバー内における前記インフレータからの圧力流体の流入側に位置し、少なくとも一回折り畳まれて構成された押し上げ用小折り部と、
    収納時において前記カバー内において蛇腹状に折り畳まれて構成され、膨張展開時に前記押し上げ用小折り部によって前記圧力流体の流入側とは反対側へ押し上げられる被押し上げ体部と
    を備えることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1記載のエアバッグ装置において、
    前記被押し上げ体部は、
    それぞれが少なくとも一回折り畳まれて構成された複数の被押し上げ小折り部と、
    それら複数の被押し上げ小折り部を包含するように、当該小折り部より大きな折り曲げ態様で折り畳まれて構成された、少なくとも1つの被押し上げ大折り部とを備えることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項2記載のエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、
    前記袋体を、折り畳み前の状態からその短手方向寸法を縮小するように連続的に折り畳むための第1折り畳み工程と、
    この第1折り畳み工程で短手方向寸法が縮小された前記袋体を、その長手方向を縮小するように連続的に折り畳むための第2折り畳み工程と、
    この第2折り畳み工程でさらに長手方向寸法が縮小された前記袋体を、前記カバー内部に差し込んで収納するための収納工程と
    によって作成されたことを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項3記載のエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、
    前記第1折り畳み工程で、前記複数の被押し上げ小折り部のうち少なくとも1つの小折り部が形成され、
    前記第2折り畳み工程で、前記複数の被押し上げ小折り部のうち残りの小折り部と、前記押し上げ用小折り部とが形成され、
    前記収納工程で、前記被押し上げ大折り部が形成される
    ことによって作成されたことを特徴とするエアバッグ装置。
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