JP4268001B2 - 車両の燃料配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の燃料配管構造に関するものである。
従来の車両の燃料配管構造として、ステップフロアの下方に設けた燃料タンクからこの燃料タンクの後方に配置したエンジンまで燃料配管を延ばしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−120450公報
特許文献1の図2を以下の図9で説明する。なお、符号は振り直した。
図9は従来の車両の燃料配管構造を示す平面図であり、ボディフレーム201にエンジン202及びこのエンジン202の前方に配置した燃料タンク203を取付け、この燃料タンク203に一体的に燃料供給ユニット204を取付け、エンジン202のシリンダ部206に燃料コネクタ207で燃料噴射弁(不図示)を取付け、燃料供給ユニット204の上部に設けた燃料取り出し管208と燃料コネクタ207に設けた接続管(不図示)とに燃料導管212を接続したことを示す。
上記技術では、燃料導管212の撓み角度を小さくするために燃料導管212を車両前後方向に長く延ばしているが、燃料導管212が長いために、エンジン202がボディフレーム201に対して上下方向(図の表裏方向である。)にスイングしたときに、燃料導管212の上下振れ量が大きくなる。従って、例えば、燃料タンク203の上方に設けたステップフロアが上方に振れた燃料導管212に干渉しないようにステップフロアを高い位置に設ける必要がある。更に、燃料導管212の周囲、特に上下方向に燃料導管212の振れのためのスペースを設けなければならず、このスペースによって、車両が大型になる。特に小型の車両では、このようなスペースを確保するのが難しい。
また、燃料導管212が長いと、その重量も大きくなり、燃料導管212が振れたときに燃料導管212の取付部に大きな力が作用するため、この力を支えるために上記の取付部の剛性を大きくする必要があり、大型化、重量増を招く。
本発明の課題は、車両の燃料配管構造において、燃料配管の振れ量を小さくして車両のコンパクト化を図るとともに、燃料配管取付部への作用力を小さくし、小型化及び軽量化を図ることにある。
請求項1に係る発明は、シリンダ及びシリンダヘッドからなる内燃機関本体部を備えたパワーユニットを、車体前方にシリンダヘッドを向けるようにして車体フレームにスイング自在に取付け、車体フレームに取付けた燃料タンクに燃料ポンプを接続し、内燃機関本体部の吸気通路に燃料噴射弁を設け、これらの燃料ポンプ、燃料噴射弁間を燃料配管で接続した車両において、燃料配管に、内燃機関本体部の周囲に且つスイング方向に延ばした内燃機関側スイング方向延び部を少なくとも備え、この内燃機関側スイング方向延び部の一部を内燃機関本体部に設けた配管支持部で支持し、燃料配管の内燃機関側スイング方向延び部と車体側スイング方向延び部とをほぼ車体左右方向に並ぶように配置したことを特徴とする。
パワーユニットがスイングしたときに、燃料配管の内燃機関側スイング方向延び部をその軸方向へ移動させ、内燃機関側スイング方向延び部のスイング方向の振れ量を抑える。
また、内燃機関側スイング方向延び部の振れ量を小さして、配管支持部に作用する力を小さくする。
更に、内燃機関側スイング方向延び部と車体側スイング方向延び部とをほぼ車体左右方向に配置し、内燃機関側スイング方向延び部と車体側スイング方向延び部との車体前後方向の距離を短縮する。
請求項2に係る発明は、燃料配管に、車体に設けた車体側ホース支持部からスイング方向に延ばした車体側スイング方向延び部と、この車体側スイング方向延び部と内燃機関側スイング方向延び部とを連結するとともにシリンダヘッドの外面に沿うようにU字状に延ばしたU字状延び部とを備えることを特徴とする。
車体側スイング方向延び部と内燃機関側スイング方向延び部とをU字状延び部で連結し、パワーユニットがスイングしたときに、車体側スイング方向延び部に対して内燃機関側スイング方向延び部をほぼ平行移動させてU字状延び部の曲率の変化を小さくする。
請求項3に係る発明は、車両に、内燃機関本体部の前方に運転者が足を載せるステップフロアを備え、このステップフロアの下方に燃料タンクを配置し、この燃料タンク内に燃料ポンプを配置するとともに燃料タンクの上壁に燃料ポンプを取付け、この燃料ポンプより上方で且つステップフロアの下方に位置する燃料配管を金属製又は樹脂製とし、U字状延び部をゴム製としたことを特徴とする。
燃料ポンプより上方で且つステップフロアの下方に位置する燃料配管を金属製又は樹脂製とし、燃料配管の上下の振れを抑え、ステップフロア位置を下げる。
請求項4に係る発明は、シリンダヘッドの車体前方側にヘッドカバーを備え、シリンダヘッドとヘッドカバーとのそれぞれに配管支持部を設けたことを特徴とする。
シリンダヘッドとヘッドカバーとのそれぞれに配管支持部を設け、メンテナンスのためにヘッドカバーを取り外したときに、燃料配管をシリンダヘッド側の配管支持部で支持する。
請求項1に係る発明では、燃料配管に内燃機関側スイング方向延び部を備えたので、パワーユニットがスイングしたときに、燃料配管の内燃機関側スイング方向延び部がその軸方向へ移動するため、内燃機関側スイング方向延び部のスイング方向の振れ量を抑えることができる。従って、燃料配管全体として振れ量を小さくすることができ、燃料配管が振れるスペースを小さくすることができるため、燃料配管に他部品を近接させて配置することが可能になり、車両をコンパクトにすることができる。
また、内燃機関側スイング方向延び部の振れ量が小さくなることで、配管支持部に作用する荷重を小さくすることができ、配管支持部の小型化及び軽量化を図ることができる。
更に、燃料配管の内燃機関側スイング方向延び部と車体側スイング方向延び部とをほぼ車体左右方向に並ぶように配置したので、内燃機関側スイング方向延び部と車体側スイング方向延び部との車体前後方向の距離を短縮することができ、燃料タンクと内燃機関本体部との距離を接近させることができて、車両のホイールベースを短縮することができる。
請求項2に係る発明では、燃料配管に、車体側スイング方向延び部とU字状延び部とを備えるので、車体側スイング方向延び部と内燃機関側スイング方向延び部とをU字状延び部で連結することで、パワーユニットがスイングしたときに、車体側スイング方向延び部に対して内燃機関側スイング方向延び部がほぼ平行移動するために、U字状延び部の曲率の変化を小さくすることができ、例えば、真直ぐな燃料配管の一端が他端に対して移動した場合に燃料配管の屈曲が大きくなるのに比べて、本発明では、燃料配管の屈曲率の変化が小さくなる。
請求項3に係る発明では、燃料ポンプより上方で且つステップフロアの下方に位置する燃料配管を金属製又は樹脂製としたので、燃料配管の上下の振れを抑えることができ、ステップフロアを燃料タンク側に近づけることができ、ステップフロアを低くすることができる。
請求項4に係る発明では、シリンダヘッドとヘッドカバーとのそれぞれに配管支持部を設けたので、メンテナンスのためにヘッドカバーを取り外したときに、燃料配管をシリンダヘッド側の配管支持部で支持できるため、燃料配管の位置をヘッドカバーの取付部近傍に保持しておくことができ、再びヘッドカバーの配管支持部に燃料配管を取付けるときの作業性を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両の側面図であり、車両10は、車体フレーム11を前部フレーム12と、この前部フレーム12の後部にボルト13・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ。)で取付けた後部フレーム14とから構成し、前部フレーム12の下部に燃料タンク16を取付け、後部フレーム14に車両前後方向にほぼ水平としたパワーユニット17(エンジン18及びこのエンジン18に連結した動力伝達機構21とからなる。)をリンク22を介してスイング自在に取付け、パワーユニット17の後部を後部フレーム14の後部にリヤクッションユニット23を介して取付けた自動二輪車である。
ここで、31は前部フレーム12に取付けたヘッドパイプ、32はヘッドパイプ31で回転自在に支持したステアリングシャフト、33はステアリングシャフト32の下端に取付けたフロントフォーク、34はフロントフォーク33の下端に取付けた前輪、36はステアリングシャフト32の上端に取付けたバーハンドル、37は前部フレーム12の上部を覆うフロントカバー、38は前輪34の上方を覆うフロントフェンダ、41は燃料タンク16の上方に配置したステップフロア、42は後部フレーム14の上部に取付けた収納ボックス、43は収納ボックス42の上部に開閉自在に設けたシート、44はシート43の下方の車体を覆うボディカバーである。
また、45はパワーユニット17の後部に取付けた後輪、46は後輪45の上方を覆うリヤフェンダ、47はピストン(不図示)を移動自在に収納したシリンダ、48はシリンダ47の前部に取付けたシリンダヘッド、51はシリンダヘッド48の端部開口部を覆うヘッドカバー、52はシリンダヘッド48の上部から後方に延びる吸気装置、53はシリンダヘッド48の下部から後方へ延びる排気装置、54はスタンドである。
上記したシリンダ47及びシリンダヘッド48(ヘッドカバー51を含む)は、内燃機関本体部56を構成する部材である。
図2は本発明に係る車両の燃料配管構造を示す要部側面図であり、燃料タンク16の内側に且つ燃料タンク16の上壁16aに燃料ポンプ61を取付け、この燃料ポンプ61の上部に燃料吐出口61aを設け、この燃料吐出口61aに燃料配管62の一端を接続し、燃料配管62の他端をエンジン18のシリンダヘッド48側に接続することを示す。
燃料配管62は、一部を燃料タンク16とステップフロア41との間に通し、また、一部を燃料タンク16とヘッドカバー51との間に通したものである。なお、71は燃料タンク16の給油口を塞ぐキャップ、72は点火プラグである。
図3は本発明に係る車両の燃料配管構造を示す要部平面図であり、燃料配管62は、燃料吐出口61aに接続したタンク側取付部材81と、このタンク側取付部材81の先端部に接続した樹脂製の第1ホース82と、この第1ホース82の先端部に接続した金属製のチューブ部材83と、このチューブ部材83の先端部に接続したゴム製の第2ホース84と、この第2ホース84の先端部に接続したエンジン側取付部材86とからなる。
チューブ部材83は、チューブ88にプレート片91を一体的に取付けた部材であり、プレート片91をボルト92で車体側ホース支持部としての車体側取付部材93に取付けたものである。なお、95は車体側取付部材93を前部フレーム12(図1参照)に取付けるためのボルトである。
第2ホース84は、エンジン18側に取付けた配管支持部としての第1支持部材97及び配管支持部としての第2支持部材98で途中を支持した部材である。
第1支持部材97は、ヘッドカバー51に設けた第1取付部101にボルト102で取付けたものであり、第2支持部材98は、シリンダヘッド48に設けた第2取付部103にボルト104で取付けたものである。
エンジン側取付部材86は、第2ホース84をシリンダヘッド48に接続するとともに、シリンダヘッド48に設けた吸気通路48a及び燃焼室へ燃料を噴射する燃料噴射弁105をシリンダヘッド48に固定するための部材であり、シリンダヘッド48にボルト106,106で取付ける。
ここで、111・・・,112・・・は燃料タンク16に燃料ポンプ61を取付けるボルト及びナット、113は燃料ポンプ61に通電する導線、114・・・はシリンダヘッド48にヘッドカバー51を取付けるボルトである。
図4は図3の4矢視図であり、第2ホース84(形状の理解を容易にするためにクロスハッチングを施した部分である。)は、この矢視ではほぼC字状に延ばした部材であり、第1支持部材97からチューブ部材83側であってパワーユニット17(図1参照)のスイングに伴って撓む可撓部121と、第1支持部材97からエンジン側取付部材86側であってエンジン18に固定状態とした固定部122とからなる。
可撓部121は、チューブ部材83との接続部近傍に設けたほぼ上下方向(即ちパワーユニット17におけるシリンダヘッド48及びヘッドカバー51のスイング方向)に延びる車体側スイング方向延び部としての車体側延び部124と、第1支持部材97での支持部近傍に設けたほぼ上下方向に延びる内燃機関側スイング方向延び部としてのヘッドカバー側延び部125と、これらの車体側延び部124及びヘッドカバー側延び部125のそれぞれに一体に繋がるU字形状としたU字状延び部126とからなる。
車体側延び部124とヘッドカバー側延び部125とは、ほぼ車両左右方向に配置した部分である。
このように、図2及び図4において、第2ホース84を、シリンダヘッド48及びヘッドカバー51の周囲に且つ内燃機関本体部56と燃料タンク16との間に配置するから、シリンダヘッド48及びヘッドカバー51の周囲のスペース、及び内燃機関本体部56(図1参照)と燃料タンク16との間のスペースを有効に利用することができ、車両10(図1参照)のコンパクト化、小型化を図ることができる。
図5は本発明に係る燃料配管を示す説明図である。
燃料配管62のタンク側取付部材81は、一端に、燃料吐出口61a(図3参照)にはめ込むことで、シール性を確保するとともに抜け止め機構を設けた結合部81aを備え、他端に、第1ホース82に接続するためにシール部材を嵌める複数の外周溝を形成した接続部81bを備える。
チューブ部材83は、第1ホース82に接続するためにシール部材を嵌める複数の外周溝を形成した接続部83aと、第2ホース84に接続するための接続部83bとを備える。なお、131は第2ホース84を締め付けるホースクランプである。
エンジン側取付部材86は、第2ホース84に接続するための接続部86aを備える。
第1支持部材97及び第2支持部材98は、第2ホース84に嵌める筒部97a,98aと、これらの筒部97a,98aからそれぞれ側方に延ばしたプレート部97b、98bとからなり、これらのプレート部97b、98bに設けた取付穴97c、98cにボルトを通してそれぞれ図3に示したヘッドカバー51及びシリンダヘッド48に取付ける。
以上に述べた燃料配管構造の作用を次に説明する。
図6(a),(b)は本発明に係る燃料配管構造の作用を示す作用図である。
(a)はエンジンが車体フレームに対してスイングしてヘッドカバー51が図4に示した位置から上方へ移動量M1だけ移動したときの第2ホース84(詳しくは、クロスハッチングを施した可撓部121である。以下同じ。)が撓んだ状態を示す。141は移動する前のヘッドカバー51上の点、142はヘッドカバー51の移動に伴って点141が移動した後の点である。なお、図中の想像線は撓む前の可撓部121を示す。(以下(b)において同じ。)
第2ホース84のヘッドカバー側延び部125は、車体側延び部124に対してほぼ平行に且つヘッドカバー側延び部125のほぼ軸方向に移動し、U字状延び部126の曲率の変化は少ない。
(b)はエンジンが車体フレームに対してスイングしてヘッドカバー51が図4に示した位置から下方へ移動量M2だけ移動したときの第2ホース84、詳しくは可撓部121が撓んだ状態を示す。143はヘッドカバー51の移動に伴って点141が移動した後の点である。
第2ホース84のヘッドカバー側延び部125は、(a)の場合と同様に、車体側延び部124に対してほぼ平行に且つヘッドカバー側延び部125のほぼ軸方向に移動し、U字状延び部126の曲率の変化は少ない。
以上の(a),(b)で説明したように、ヘッドカバー側延び部125が軸方向に移動することで、ヘッドカバー側延び部125自体は上下にはほとんど撓まず、しかも、可撓部121の車体左右方向(即ち、車幅方向)の取付長さL1、即ち、車体側延び部124とヘッドカバー側延び部125との距離L1は小さいから、U字状延び部126の上下方向の振れ量が小さくなり、可撓部121全体としての振れ量は小さくなる。
従って、第2ホース84の車体フレーム11側の取付部である車体側取付部材93と、エンジン18側の取付部である第1支持部材97とには、上下方向に大きな力が作用しないから、これらの車体側取付部材93及び第1支持部材97の剛性を大きくする必要がなく、車体側取付部材93及び第1支持部材97の小型化及び軽量化を図ることができる。
図7(a)〜(c)は燃料配管の比較例の作用を示す作用図である。
(a)は燃料ポンプ側に取付けた吐出管221とエンジン側に取付けた吸入管222との間に直線状に燃料配管223を接続したことを示す。
(b)はエンジンがスイングして吸入管222が下方へ移動量M3だけ移動し、燃料配管223の一端が下方へ撓んだ状態を示す。
このとき、燃料配管223の吐出管221への接続部近傍と、燃料配管223の吸入管222への接続部近傍とで燃料配管223が大きく屈曲する、即ち燃料配管223に曲げ荷重が作用する。
ここで、燃料配管223の取付長さ、即ち吐出管221と吸入管222との距離をL2とすると、燃料配管223の屈曲の角度を小さくするためには、(c)に示したように、燃料配管223の取付長さL3をL2よりも大きくすればよい。しかし、取付長さL3を大きくすると、吸入管222が下方に移動したときに、燃料配管223の振れ量Bが大きくなり、しかも、燃料配管223の重量が大きくなり、燃料配管223が振れたときに、吐出管221及び吸入管222に作用する力が大きくなる。
このように、燃料配管223を直線状に取付けると、取付長さL2は、本発明の第2ホース84(図6(a)参照)の取付長さL1(図6(a)参照)よりも大きくなり、燃料配管223の振れ量が大きくなるとともに、燃料配管223の取付部に大きな力が作用するが、本発明では、これらの点を改善することができる。
以上の図1、図3及び図4で説明したように、本発明は第1に、シリンダ47及びシリンダヘッド48からなる内燃機関本体部56を備えたパワーユニット17を、車体前方にシリンダヘッド48を向けるようにして車体フレーム11にスイング自在に取付け、車体フレーム11に取付けた燃料タンク16に燃料ポンプ61(図2参照)を接続し、内燃機関本体部56の吸気通路48aに燃料噴射弁105を設け、これらの燃料ポンプ61、燃料噴射弁105間を燃料配管62で接続した車両10において、図4で説明したように、燃料配管62に、内燃機関本体部56(図1参照)の周囲に且つスイング方向に延ばしたヘッドカバー側延び部125を少なくとも備え、このヘッドカバー側延び部125の一部を内燃機関本体部56に設けた第1支持部材97及び第2支持部材98で支持したことを特徴とする。
燃料配管62にヘッドカバー側延び部125を備えたので、パワーユニット17がスイングしたときに、燃料配管62のヘッドカバー側延び部125がその軸方向へ移動するため、ヘッドカバー側延び部125のスイング方向の振れ量を抑えることができる。従って、燃料配管62全体として振れ量を小さくすることができ、燃料配管62が振れるスペースを小さくすることができる、即ち、燃料配管62に他部品を近接させて配置することが可能になり、車両10(図1参照)をコンパクトにすることができる。
また、ヘッドカバー側延び部125の振れ量が小さくなることで、第1支持部材97及び車体側支持部材93に作用する力を小さくすることができ、第1支持部材97及び車体側支持部材93の強度、剛性を大きくする必要がなく、第1支持部材97及び車体側支持部材93の小型化及び軽量化を図ることができる。
本発明は第2に、燃料配管62に、車体に設けた車体側取付部材93からスイング方向に延ばした車体側延び部124と、この車体側延び部124とヘッドカバー側延び部125とを連結するとともにシリンダヘッド48の外面に沿うようにU字状に延ばしたU字状延び部126とを備えることを特徴とする。
燃料配管62に、車体側延び部124とU字状延び部126とを備えるので、車体側延び部124とヘッドカバー側延び部125とをU字状延び部126で連結することで、パワーユニット17(図1参照)がスイングしたときに、車体側延び部124に対してヘッドカバー側延び部125がほぼ平行移動するために、U字状延び部126の曲率の変化を小さくすることができ、例えば、真直ぐな燃料配管の一端が他端に対して移動した場合に燃料配管の屈曲の変化が大きくなるのに比べて、本発明では、燃料配管62の屈曲率の変化を小さくすることができる。
本発明は第3に、燃料配管62のヘッドカバー側延び部125と車体側延び部124とをほぼ車体左右方向に並ぶように配置したことを特徴とする。
燃料配管62のヘッドカバー側延び部125と車体側延び部124とをほぼ車体左右方向に並ぶように配置したので、ヘッドカバー側延び部125と車体側延び部124との車体前後方向の距離を短縮することができ、図1において、燃料タンク16と内燃機関本体部56との距離を接近させることができて、車両10のホイールベースを短縮することができる。
本発明は第4に、図1及び図2で説明したように、車両10に、内燃機関本体部56の前方に運転者が足を載せるステップフロア41を備え、このステップフロア41の下方に燃料タンク16を配置し、この燃料タンク16内に燃料ポンプ61を配置するとともに燃料タンク16の上壁16aに燃料ポンプ61を取付け、この燃料ポンプ61より上方で且つステップフロア41の下方に位置する燃料配管、即ち、タンク側取付部材81及び第1ホース82を金属製とし、チューブ部材83を樹脂製とし、U字状延び部126(図4参照)をゴム製としたことを特徴とする。
燃料ポンプ61より上方で且つステップフロア41の下方に位置する燃料配管62を金属製又は樹脂製としたので、燃料配管62の上下の振れを抑えることができ、ステップフロア41を燃料タンク16側に近づけることができ、ステップフロア41を低くすることができる。
本発明は第5に、図3で説明したように、シリンダヘッド48の車体前方側にヘッドカバー51を備え、シリンダヘッド48とヘッドカバー51とのそれぞれに第1支持部材97、第2支持部材98を設けたことを特徴とする。
ヘッドカバー51に第1支持部材97、シリンダヘッド48に第2支持部材98を設けたので、メンテナンスのためにヘッドカバー51を取り外したときに、燃料配管62をシリンダヘッド48側の第2支持部材98で支持できるため、燃料配管62の位置をヘッドカバー51の取付部近傍に保持しておくことができ、再びヘッドカバー51の第1支持部材97に燃料配管62を取付けるときの作業性を向上させることができる。
図8は本発明に係る車両の別実施形態を示す要部側面図であり、後部フレーム14の後部に燃料タンク148を取付けた車両150を示す。なお、図1に示した実施の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図3及び図8において、燃料タンク148からエンジン18に燃料を導く燃料配管151は、燃料タンク148側の燃料ポンプ(不図示)に一端を接続するとともに他端をチューブ部材152に接続した第1ホース153と、上記したチューブ部材152と、このチューブ部材152に接続した第2ホース84と、前述のエンジン側取付部材86とからなる。
チューブ部材152は、車体側取付部材93に取付けたものである。
尚、本実施形態では、図4に示したように、燃料配管62の可撓部121を下に凸なU字形状としたが、これに限らず、上に凸なU字形状としてもよい。
本発明の車両の燃料配管構造は、二輪車に好適である。
本発明に係る車両の側面図である。 本発明に係る車両の燃料配管構造を示す要部側面図である。 本発明に係る車両の燃料配管構造を示す要部平面図である。 図3の4矢視図である。 本発明に係る燃料配管を示す説明図である。 本発明に係る燃料配管構造の作用を示す作用図である。 燃料配管の比較例の作用を示す作用図である。 本発明に係る車両の別実施形態を示す要部側面図である。 従来の車両の燃料配管構造を示す平面図である。
符号の説明
10…車両、11…車体フレーム、16…燃料タンク、16a…上壁、17…パワーユニット、18…エンジン、41…ステップフロア、47…シリンダ、48…シリンダヘッド、48a…吸気通路、51…ヘッドカバー、56…内燃機関本体部、61…燃料ポンプ、62…燃料配管、93…車体側ホース支持部(車体側取付部材)、97,98…配管支持部(第1支持部材、第2支持部材)、124…車体側スイング方向延び部(車体側延び部)、125…内燃機関側スイング方向延び部(ヘッドカバー側延び部)、126…U字状延び部。

Claims (4)

  1. シリンダ及びシリンダヘッドからなる内燃機関本体部を備えたパワーユニットを、車体前方に前記シリンダヘッドを向けるようにして車体フレームにスイング自在に取付け、車体フレームに取付けた燃料タンクに燃料ポンプを接続し、前記内燃機関本体部の吸気通路に燃料噴射弁を設け、これらの燃料ポンプ、燃料噴射弁間を燃料配管で接続した車両において、
    前記燃料配管は、前記内燃機関本体部の周囲に且つスイング方向に延ばした内燃機関側スイング方向延び部を少なくとも備え、この内燃機関側スイング方向延び部の一部を内燃機関本体部に設けた配管支持部で支持し、
    前記燃料配管は、前記内燃機関側スイング方向延び部と前記車体側スイング方向延び部とをほぼ車体左右方向に並ぶように配置したことを特徴とする車両の燃料配管構造。
  2. 前記燃料配管は、車体に設けた車体側ホース支持部からスイング方向に延ばした車体側スイング方向延び部と、この車体側スイング方向延び部と前記内燃機関側スイング方向延び部とを連結するとともに前記シリンダヘッドの外面に沿うようにU字状に延ばしたU字状延び部とを備えることを特徴とする請求項1記載の車両の燃料配管構造。
  3. 前記車両は、前記内燃機関本体部の前方に運転者が足を載せるステップフロアを備え、このステップフロアの下方に前記燃料タンクを配置し、この燃料タンク内に前記燃料ポンプを配置するとともに燃料タンクの上壁に前記燃料ポンプを取付け、この燃料ポンプより上方で且つ前記ステップフロアの下方に位置する燃料配管を金属製又は樹脂製とし、前記U字状延び部をゴム製としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の燃料配管構造。
  4. 前記シリンダヘッドは、車体前方側にヘッドカバーを備え、シリンダヘッドとヘッドカバーとのそれぞれに前記配管支持部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の車両の燃料配管構造。
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