JP5147456B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は自動二輪車に関する。
従来より、燃料ポンプを搭載した自動二輪車においては、燃料ポンプ自体が嵩張ることから燃料タンクの内部に設置することがある。一例として、下記特許文献1を挙げることができる。
特許文献1に開示された燃料タンクは底面に開口が開けられており、ここから燃料ポンプを収容するようにしている。燃料ポンプは蓋板上に設置されていて、蓋板を燃料タンクの開口周りにシールしつつねじ締めをすることによって全体の取り付けがなされている。
特開2004−27937公報(図2)
上記したものにおける燃料タンクは底面の幅が広く、底面を利用して燃料ポンプを取付けるようにすれば、特に問題を生じることはない。しかし、従来から知られる燃料タンクの中には、車体フレームの上部に位置するタンクレールを跨いで取り付けがなされる形式も知られている。この形式では、タンクレールを車幅方向に挟んでタンク部が左右に分岐した構造となる。そうなると、個々のタンク部の底面は幅が狭くなり、燃料ポンプの取付け面の幅寸法が確保しにくい状況となる。単純に、取付け面の幅寸法を確保しようとすると、燃料タンク全体の車幅方向の寸法が大きくなり過ぎてしまうため、そのような対策は現実的でない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的はタンク部を左右に分岐して備える形式の燃料タンクにおいて、タンクを大型化することなく燃料ポンプの取り付け面を確保することにある。
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、車体フレームの上部を構成するタンクレールと、このタンクレールを車幅方向に挟んで配される一対のタンク部と、前記タンクレールを跨ぐようにして前記一対のタンク部を連通させる連通部とを有する燃料タンクと、 この燃料タンク内に配置されて燃料をエンジンに供給する燃料ポンプとを備えた自動二輪車であって、前記両タンク部のうち一方の側の底面には前記燃料ポンプを取り付けるための取付け面が形成されるとともに、この取付け面は車幅方向内側から外側にかけて下り勾配となるように形成され、かつ前記取付け面には前記燃料ポンプを支持するベースプレートが取付けられるとともに、このベースプレートの下面には前記燃料ポンプに対するパイプが下方へ突出して設けられる一方、前記燃料ポンプが取り付けられた側のタンク部の側面下縁部は前記取付け面の車幅方向外縁部より下方へ突出する突出部が形成され、かつこの突出部の内側面は車両全体を直立姿勢とした状態でほぼ鉛直面をなすようにして取付け面の外縁と連続し、さらに前記突出部が取付け面の外縁から下方へ突出する高さ寸法は、前記パイプが車両側方に露出しない設定となっている構成を採用している。
本発明によれば、燃料ポンプを取り付けるための取付け面を車幅方向へ傾斜して形成したため、燃料ポンプの取り付け部分の幅寸法を確保しつつ燃料タンク全体の車幅方向の寸法を小さくすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。なお、以下に述べる「左右」とは運転者から見た場合の左右を指すものとする。
本実施形態に示された自動二輪車は、二つの気筒15,16をV型に配置してなる多気筒エンジンEを搭載した、いわゆる「アメリカンタイプ」と呼ばれる形式である。本実施形態では、両気筒15,16のうち前側に配置された気筒15は後側に配置された気筒16に対し相対的に右方、後述する燃料ポンプユニットが配される側と反対側へずれた配置となっている。また、エンジンEのVバンクの角度範囲で車両右方にはエアクリーナ59が配されている。エアクリーナからの空気はスロットルボディ60内に設けられたスロットルバルブ61によって調整され、吸入管62を通過する際に、燃料噴射弁63から噴霧された燃料と混合されて各気筒へと供給される。
車体フレーム1は、ヘッドパイプ2と、このヘッドパイプ2より車体後方へ向けて僅かに斜め下向きに延びる一本のタンクレール3と、タンクレール3の後端から車幅方向に分岐しそれぞれ後方へ延びてシート6を支持するシートレール4と、ヘッドパイプ2から車幅方向に分岐しそれぞれは下斜め後方へ向かって延び、その後に水平方向に延びるダウンチューブ5と、ダウンチューブ5と上方のシートレール4との間を縦向きに接続するスイングアームブラケット7とを備えている。また、両ダウンチューブにおけるヘッドパイプとの付け根部分の間には図示はしないがプレートによって連結されており、このプレートとタンクレール3との間には補強フレーム48が連結されている。
ヘッドパイプ2には、一対のフロントフォーク8が揺動自在に支持されており、このフロントフォーク8の下端には前輪10が支持されている。スイングアームブラケット7にはスイングアーム9の前端が接続され、スイングアーム9の後端には後輪11が支持されている。
図2に示すように、ダウンチューブ5のうち略水平に延びる部分であって、左側部にはフットレスト12とサイドスタンド13とが設けられている。エンジンは、車両側面視においてタンクレール3、ダウンチューブ5、スイングアームブラケット7によって囲まれた空間内に配置され、ダウンチューブ5によって下部側の支持がなされている。一方、エンジンEの上部側の支持は、タンクレール3における車両前後方向の中央部でかつ左側面部に取付けられたエンジン吊り金具14によってなされている。エンジン吊り金具14は下端部が車両前後方向に分岐し、分岐された両先端部は二つの気筒15,16の各上端面にそれぞれ連結されている。
タンクレール3には燃料タンクTが設けられている。燃料タンクTの全体形状は、図4及び図5で示されるようになっている。まず、図4で示される側面視における輪郭形状は、前端縁が前方へ膨らむようにして立ち上がり、前端部寄りにおいて頂部17を形成し、ここから後方にかけては緩やかな下り勾配をもちながらほぼ直線状に延びて後端に至り、後端部において前方へ巻き込まれるようにして形成されている。また、図5で示される底面視における外周輪郭形状は、車両前後方向に関し上記した頂部17と対応する位置が最も外方へ膨らみ、この最も広幅となった箇所から前端部にかけては比較的大きな曲げ角度をもって窄むのに対し、後端部にかけては緩やかに幅を狭めてゆくように形成され、後端縁は車幅方向に沿って直線状に形成されている。
図4及び図5に示すように、燃料タンクTにおいて頂部17より前部側で車幅方向中央部はほぼ全高さ範囲に亘って後方へ大きく抉られ逃がし凹部49として形成されており、タンクレール3の前端部及び補強フレーム48の後端部との干渉が回避されている。また、燃料タンクTの底面において逃がし凹部49より後部は、車幅方向の中心に沿って凹み形成された逃がし溝18へと連続している。
燃料タンクTは上記した逃がし凹部49及び逃がし溝18を境にして左右に二股状に分岐し、それぞれは第1・第2のタンク部19,20となっている。逃がし溝18はタンクレール3が溝内を通過するようにしてあり、逃がし溝18内の天井面は、図4に示すように、タンクレール3の延出方向に沿うようにして形成されている。換言すれば、逃がし溝18の深さ(高さ)は後方へ行くにつれて徐々に浅く(低く)なるように形成されている。逃がし溝18の後端位置は燃料タンクTにおける底面の後端からやや手前の位置としてあり、このことによって、第1タンク部19と第2タンク部20との後端部間には、両タンク部19,20の底面同士がほぼ面一で連続する連通部50が形成されている。この連通部50の後部は、両タンク部19,20の突出部28,32同士(第1溝部29と第2溝部36同士)を連通させるリア突出部51の内部空間へと通じている。
燃料タンクTのタンクレール3への組み付け構造は次のようである。燃料タンクTは、タンクレール3が逃がし溝18内に収容された状態で上方から跨いでいる。このときには、第1タンク部19が右側に、第2タンク部20が左側にそれぞれ位置している。燃料タンクTにおいて逃がし凹部49を構成する車幅方向の対向壁には、一対のフロント側受け具21が左右対称位置に取付けられている。両フロント側受け具21はそれぞれ前方へ開口する横向きU字形状をなしており、これらはタンクレール3の両側面から車幅方向外方へ向けて突設された一対の突軸52へ後方から嵌め入れられている。これにより、燃料タンクTは前部側の支持がなされる。一方、両タンク部19,20の底面で連通部50及び逃がし溝18の後端部を車幅方向に挟んだ位置には、一対の取付け座22が下方へ突出した状態で設けられている。両取付け座22にはゴムブッシュ54等を介してそれぞれタンクブラケット55が取付けられている。また、両シートレール4におけるタンクレール3との接合部近くには、一対の円筒状ボス部56がそれぞれ車幅方向外方へ向けて突出している。両ボス部56は両タンクブラケット55の後端部間に挟持され、その状態でカラーを介してジョイントボルト57を貫通させてナットにて締め付けられ、かくして燃料タンクTの後部側の固定がなされている。
なお、燃料タンクTの上面前端部において車幅方向の中心部は装着凹所24が形成され、ここにはスピードメータ25が嵌め込まれている。
第1タンク部19の上面には給油口26が開口し、開閉可能なキャップ27によって閉止されている。第1タンク部19の底面19Aは、車両前後方向のほぼ全長に亘って平坦な水平面(車両全体を直立姿勢とした状態で水平をなす面)をなすように形成されている。第1タンク部19の外側下縁部は車両前後方向のほぼ全長に亘って第1突出部28が下方へ突出して形成されている。この第1突出部28の下縁の高さ位置は、詳細には図示されないが、全長に亘ってほぼ同一(水平)となるように形成されている。また、第1突出部28の内部には、第1タンク部19内に連通する第1溝部29が車両前後方向に沿って形成されている。また、第1突出部28の外側面は、これより上部側の壁面の湾曲形状がそのまま連続するように形成されるが、内側面は第1タンク部19の底面からほぼ直角に屈曲して垂直壁19Bを形成するようになっている。
第2タンク部20の底面は、車両前後方向のほぼ全長に亘って平坦面となっているとともに、同面は燃料ポンプユニット31を取付けるための取付け面30となっている。取付け面30のほぼ全領域は内縁側から外縁側にかけて下り勾配(図3に示す傾斜角度θ)をなすようにして形成されている。取付け面30は、車両全体を直立姿勢にしたときに、車幅方向の中央部の高さ位置(図3にXで示される高さ)は第1タンク部19の底面19Aの高さ位置とほぼ同じになるようにしてある。
取付け面30における車幅方向外縁部には、ほぼ全長に亘って第2突出部32が下方へ突出して形成されている。そして、その下縁の高さ位置は第1突出部28の下縁の高さとほぼ同じとなるように設定され、全長に亘ってほぼ同じ高さ(水平)となるようにしてある。特に、第2突出部32が取付け面30の外縁から下方へ突出する高さ寸法は、後述する燃料ポンプ33に対する配管34,35が車両側方から見えない程度に設定されている。
第2突出部32の外側面は、これより上部側の壁面の湾曲形状がそのまま連続するようにして形成されているが、内側面は車両全体を直立姿勢とした状態でほぼ鉛直面20Aをなすようにして取付け面30の外縁と連続している。第2突出部32の内部には第2タンク部20内に通じる第2溝部36が車両前後方向に沿って形成されている。第2溝部36と第1溝部29とは、前述したように、リア突出部51の内部に形成された連絡溝37を介して相互に連通している(図4参照)。
前述したように、燃料タンクTは前方側へ拡幅するような形状になっていることから、取付け面30の車幅方向への寸法も、前方に行くにしたがって徐々に広がるように形成されている。また、取付け面30の前端部寄りの位置(具体的には、エンジン吊り金具14が設けられる位置とフロント側受け具21が設けられる位置との間)には装着孔38が開口し、ここから燃料ポンプユニット31が組み込まれている。この装着孔38は車両前後方向に長い長円形状に形成されるとともに、同装着孔38周りは全周に亘って下方へプレス加工によって膨出されてマウント部39となっている。このマウント部39は取付け面30のほぼ全幅に亘っており、かつ装着孔38周りはほぼ均一幅を有した平坦面をなすシール面40がプレスによる叩き出しによって形成されている。シール面40には複数の止め孔41が等角度間隔毎に貫通して形成されている。第2タンク部20内の底面には各止め孔41に整合するようにしてナット42が溶着されている。
燃料ポンプユニット31は、ベースプレート43とその上面に縦向き姿勢で取付けられた燃料ポンプ33とからなっている。ベースプレート43はシール面40の全面に面当たりする平板状であり、装着孔38を閉止可能な大きさに形成されている。燃料ポンプユニット31が第2タンク部20に取付けられるときには、ベースプレート43とシール面40との間には環状のシール部材44が介在されるとともに、各装着孔38へ通された止めねじ45がナット42に対して締め込まれる。
燃料ポンプ33は、取付け面30が傾斜して形成されていることから、燃料ポンプ33自体も車幅方向外方へ傾斜した姿勢で保持される。なお、燃料ポンプ33が設けられる車両前後方向に関する位置は、図4に示すように、燃料タンクTのうち最も高い頂部17とほぼ対応する設定となっている。
燃料ポンプ33の下端部であって、第2溝部36と対向する側の面には燃料の吸込み口47が設けられている。この吸込み口47が設けられた高さ位置は、第1タンク部19の底面の高さ位置とほぼ同じとなるように設定されている。燃料ポンプ33の吐出側に接続された吐出パイプ34(配管)は、ベースプレート43の下面から下方へ突出し、車両後方へ向けて屈曲している。この吐出パイプ34には燃料配管が接続され燃料噴射弁へと燃料タンクT内の燃料を所定の圧力で供給することができる。また、ベースプレート43の下面にはエンジンE側から燃料ポンプ33へと返送されてくる燃料の余剰分に対するリターンパイプ35(配管)も突出して設けられ、吐出パイプ34と同様、全体は略L字状をなして形成されている。なお、燃料ポンプ33に対する電気配線(図示省略)はベースプレート43から下方へ引き出されており、燃料ポンプ33の駆動用制御回路(図示しない)に接続されている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用効果を説明する。まず、本実施形態では、第2タンク部20において燃料ポンプユニット31の取付け面30を車幅方向に傾斜して形成したため、取付け面30を水平に形成した場合と比較して、取付け面30の水平方向(車幅方向)に関する幅寸法を抑制することができ、もって第2タンク部20、ひいては燃料タンクT全体の水平方向の幅寸法を抑制することができる。
一方、燃料ポンプ33は、サイドスタンド13が設けられた第2タンク部20側に配置してある。通常、車両への乗り降りはサイドスタンド13側においてなされる。したがって、車両自体が傾斜して接地に至るような状態となっても、車両はフットレスト12、ハンドルグリップHといった車幅方向へ大きく突出する部位が接地し、燃料タンクTといったこれより車幅方向への突出量が少ない部位は保護される。本実施形態のように、サイドスタンド13側である第2タンク部20の車幅方向への突出量が抑制されることは、車両接地時に第2タンク部20を損傷から回避させる、という点でも有意義である。
また、燃料タンクTは、第1・第2の溝部29,36の底縁部を合わせ面として上下に分割され、合わせ箇所の全縁を溶接することによって中空構造を実現している。したがって、本実施形態の場合であれば、第2タンク部20において逃がし溝18を構成する壁面から取付け面30にかけてなす角度が鈍角(図3に示される角度α)となるため、取付け面30を水平に形成した場合(逃がし溝18を構成する壁面と取付け面30とがなす角度はほぼ直角)と比較してプレス加工が容易である。
さらに、第2タンク部20の下端外縁部に第2突出部32が垂下して形成されているため、ベースプレート43の下面に突出する吐出パイプ34及びリターンパイプ35といった配管が車両側方に露出しないため、外観にも優れる。また、取付け面30の傾斜方向が外側縁へ向けての下り勾配になっていることで、第2突出部32の下方への高さ寸法が短くて済むなど、取付け面30の下方空間を覆い隠しやすい。
さらにまた、燃料ポンプ33の取付け箇所の選定にあたり、燃料タンクTが前方側が幅広形状であることをそのまま活かすべく取付け面30の前半部が選択されているため、取り付けスペースを確保するために取付け面30を部分的に拡張する必要がない。
取付け面30を傾斜させたことに伴い、燃料ポンプ33自体も水平面に対して傾斜姿勢となるとともに、第2タンク部20内の燃料が第2溝部36側に集められることとなった。本実施形態では、この構造を利用して燃料ポンプ33の吸込み口47を第2溝部36に対向する側の下端部に配置したため、第2タンク部20内における燃料残量が低下したときに、吸引不能となってしまう燃料の残量レベルを少なくすることができる。
燃料タンクTに対する給油口26を、燃料ポンプ33が収容されていない第1タンク部19側に設けたため、給油口26を通して給油ノズルを突っ込んだときに燃料ポンプ33と干渉してしまう事態が未然に回避される。
本実施形態では、燃料ポンプ33が車幅方向外方へ傾斜した姿勢で保持されていることから、直立姿勢で保持される場合と比較して、ベースプレート43から突出する両配管34,35の下端部は、車幅方向内方へ寄せられる。すると、前側の気筒15との干渉が懸念されるところとなるが、本実施形態では、前側に位置する気筒15は、後側に位置する気筒16に対し車幅方向に関して、燃料ポンプから離れる方向へずらせて配置されているため、こうした懸念は払拭されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、取付け面30を車幅方向内縁側から外縁側にかけて下り勾配となるように形成したが、取付け面30の幅寸法を確保する趣旨からすれば、本実施形態とは逆に、内縁側から外縁側へ向けて上り勾配となるように形成してもよい。
(2)本実施形態では、本発明を、V型エンジンを搭載した自動二輪車に適用した例を示したが、エンジンの形式は特に限定されるべきものではない。
自動二輪車の側面図 自動二輪車を後方から見た場合の概略図 燃料タンクの正断面図 燃料タンクの側断面図 燃料タンクの底面図
符号の説明
1…車体フレーム
3…タンクレール
13…サイドスタンド
15,16…前後の気筒
19…第1タンク部
20…第2タンク部
26…給油口
30…取付け面
31…燃料ポンプユニット
32…第2突出部
33…燃料ポンプ
34…吐出パイプ(配管)
35…リターンパイプ(配管)
38…装着孔
40…シール面
43…ベースプレート
44…シール部材
47…吸込み口
E…エンジン
T…燃料タンク

Claims (10)

  1. 車体フレームの上部を構成するタンクレールと、
    このタンクレールを車幅方向に挟んで配される一対のタンク部と、前記タンクレールを跨ぐようにして前記一対のタンク部を連通させる連通部とを有する燃料タンクと、
    この燃料タンク内に配置されて燃料をエンジンに供給する燃料ポンプとを備えた自動二輪車であって、
    前記両タンク部のうち一方の側の底面には前記燃料ポンプを取り付けるための取付け面が形成されるとともに、この取付け面は車幅方向内側から外側にかけて下り勾配となるように形成され、かつ前記取付け面には前記燃料ポンプを支持するベースプレートが取付けられるとともに、このベースプレートの下面には前記燃料ポンプに対するパイプが下方へ突出して設けられる一方、
    前記燃料ポンプが取り付けられた側のタンク部の側面下縁部は前記取付け面の車幅方向外縁部より下方へ突出する突出部が形成され、かつこの突出部の内側面は車両全体を直立姿勢とした状態でほぼ鉛直面をなすようにして取付け面の外縁と連続し、さらに前記突出部が取付け面の外縁から下方へ突出する高さ寸法は、前記パイプが車両側方に露出しない設定となっていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記車体フレームの車幅方向一側にはサイドスタンドが設けられ、前記燃料ポンプは前記両タンク部のうち前記サイドスタンドが設けられた側のタンク部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記燃料タンクは、車両前方へ行くにつれて車幅方向の幅寸法が拡大するように形成されるとともに、前記燃料ポンプは前記燃料タンクにおける前半部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記燃料ポンプは、前記タンク部の前記取付け面とほぼ直交した傾斜姿勢で前記タンク部内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  5. 前記燃料タンク内への給油のための給油口を備え、この給油口は、前記両タンク部のうち前記燃料ポンプが設けられた側と反対側のタンク部の上面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  6. 前記取付け面には装着孔が開口され、その開口縁周りには平坦面を有するシール面が外方に膨出して形成されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  7. 前記燃料ポンプは前記ベースプレートに略垂直に支持され、かつこのベースプレートは前記シール面に対して取り付けがなされていることを特徴とする請求項6に記載の自動二輪車。
  8. 前記ベースプレートは、前記シール面に対しシール部材を介して取付けられていることを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車。
  9. 前記燃料ポンプにおける燃料の吸込み口は、前記取付け面の傾斜方向下向きに開口していることを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車。
  10. 前記エンジンは、二つの気筒が車両前後方向に略V型をなして配置されるとともに、両気筒のうち車両前側に配置された気筒は、車両後側に配置された気筒に対し車幅方向に関して前記燃料ポンプから離間する方向へずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
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