JP4254958B2 - グラジエント送液システム - Google Patents

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Description

本発明は、分離分析技術に係り、特に、毎分ナノリットル(10−9L/min)領域の流量での分離分析を行うためのグラジエント送液システムに関する。
近年、液体クロマトグラフ等の分離分析装置において、毎分ナノリットル領域でのグラジエント溶出を行うことが要求されている。
この要求に応えるために、毎分マイクロリットル(10−6L/min)領域の流量で送液可能なポンプから送られてくる溶液を、スプリッターで分割し、毎分ナノリットル流量の送液を行う方式が採用されている。
また、毎分ナノリットル領域でのグラジエント溶出を行うために、一分析に必要なグラジエント溶液を、あらかじめ1個または複数のチューブに充填させてから、送液ポンプとバルブとを利用して、順次分析カラムに導入する方式がある。
また、ナノリットル領域でのグラジエント溶出を行なう技術ではないが、複数の流路から送出される溶媒を6方バルブにより切り換えて、分析カラムに供給する技術が特許文献1に記載されている。
この特許文献1には、溶媒切り換え時の圧力変動を抑制するための、ダンパー(圧力調整手段)を配置する技術が記載されている。
特開2003−185646号公報
しかしながら、上記に示すスプリッターを用いる方式では、流路の抵抗によって溶液の分割比が決まっているため、流路に詰まりが発生すると流量が変動してしまうという問題が発生する。
また、複数のチューブにグラジエント溶液を充満する場合では、組成の異なる有機溶媒をチューブに導入することから、チューブ間の圧力差が生じ、バルブを切り替える際にその圧力差の影響によって正確な流量で送液を行うことが困難になる。
そこで、毎分ナノリットル(nL/min)の流量で送液するポンプを各流路に配置し、特許文献1記載の技術のように、複数の溶媒を切り換えながら、分析カラムに供給する方法が考えられる。
しかしながら、ナノリットル送液用ポンプは高価であり、ナノリットル送液用ポンプを複数備えることは、送液システムを高価格としてしまう。
また、一つのポンプで2つの溶液を混合して、流路に供給したい場合があるが、ナノリットル送液用ポンプでは、この要請に応えることは困難である。
本発明は、低価格でありながら、毎分ナノリットル領域でのグラジエント溶出による分離分析を再現性良く行うことが可能なグラジエント送液システムを実現することである。
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成される。
(1)毎分マイクロリットルの流量で複数の溶液を混合して送液が可能なグラジエントポンプと、毎分ナノリットルの流量で送液が可能なイソクラティックポンプと、上記グラジエントポンプから送られる溶液を、複数のサンプリングループに交互に流し、上記イソクラティックポンプから送液される溶液と共に送液するバルブと、上記グラジエントポンプ、イソクラティックポンプ及びバルブの動作を制御するコントローラとを有するグラジエント送液システムであって、上記グラジエントポンプの送液圧力及び上記イソクラティックポンプの送液圧力を検出する圧力センサと、上記バルブと上記送液システムのドレイン配管との間の流路に接続され、この流路の開閉動作を行う圧力調整手段とを備え、上記コントローラは、上記圧力センサが検出した圧力に基づいて、上記複数のサンプリングループ間の圧力の互いの差が小となるように上記圧力調整手段の開閉動作を制御する。
(2)好ましくは、上記(1)において、上記コントローラは、上記バルブに接続される送液対象物が接続されていない状態の、上記グラジエントポンプの送液圧力P1a及び上記イソクラティックポンプの送液圧力P2aを検出し、上記バルブに上記送液対象物が接続された状態の、上記グラジエントポンプの送液圧力P1b及び上記イソクラティックポンプの送液圧力P2bを検出し、上記送液圧力P1bとP1aとの圧力差P1cと、上記送液圧力P2bとP2aとの圧力差P2cとを算出し、上記圧力差P1cとP2cとの差が小となるように上記圧力調整手段の開閉動作を制御する。
(3)また、好ましくは、上記(2)において、上記バルブと送液対象物との間に接続され、上記バルブと上記送液対象物とを接続するか接続しないかの切り替えを行なう切り替えバルブを備え、上記コントローラは、上記切り替えバルブの切り替え動作を制御する。
(4)液体クロマトグラフ装置において、毎分マイクロリットルの流量で複数の溶液を混合して送液が可能なグラジエントポンプと、毎分ナノリットルの流量で送液が可能なイソクラティックポンプと、上記グラジエントポンプの送液圧力及び上記イソクラティックポンプの送液圧力を検出する圧力センサと、上記グラジエントポンプから送られる溶液を、複数のサンプリングループに交互に流し、上記イソクラティックポンプから送液される溶液と共に送液するバルブと、上記バルブと上記液体クロマトグラフ装置のドレイン配管との間の流路に接続され、上記流路の開閉動作を行う圧力調整手段と、上記バルブに接続され、分析試料を導入する試料導入部と、上記試料導入部に接続され、試料を分離する分離カラムと、上記分離カラムから溶出される溶液を分析する分析手段と、上記グラジエントポンプ、イソクラティックポンプ及びバルブの動作を制御すると共に、上記圧力センサが検出した圧力に基づいて、上記複数のサンプリングループ間の圧力の互いの差が小となるように上記圧力調整手段の開閉動作を制御するコントローラとを備える。

本発明によれば、低価格でありながら、毎分ナノリットル領域でのグラジエント溶出による分離分析を再現性良く行うことが可能なグラジエント送液システムを実現することができる。
また、上記グラジエント送液システムを有する液体クロマトグラフ装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態であるグラジエント送液システムが適用された液体クロマトグラフ装置の概略構成図である。
図1において、ポンプ1は、毎分マイクロリットル(μL/min)の流量で二つの溶液8、9を低圧グラジエント方式で送液を行うポンプ(グラジエントポンプ)である。溶液8、9を、電磁弁11、12によりどちらか一方又は互いに混合されてポンプ1に供給することも可能である。
ポンプ1から送られる溶液は、圧力センサ6を経て、ミキサー13で混合された後、10方バルブ3へ送液される。
なお、ミキサー13を省略した条件で送液を行っても、圧力等に揺らぎのないグラジエントカーブが得られる場合は、ミキサー13は必ずしも必要ではない。
10方バルブ3はサンプリングループ17、18を備え、ポンプ1から送液された溶液は、10方バルブ3の流路を切り替えることで、サンプリングループ17、18の何れか一つに送られる。
サンプリングループ17、18の容積は、それぞれ1マイクロリットル(μL)程度である。
図1に示した状態では、マイクロリットル送液用ポンプ1からの溶液は、サンプリングループ17を経由した後、バイパス19を介して、圧力調整バルブ5を経てドレイン20に排出される。
また、10方バルブ3には、溶液10を毎分ナノリットル(nL/min)の流量で送液するポンプ2(例えば、シリンジ型やレシプロ型のポンプ(イソクラティックポンプ))が接続されている。
図1に示す状態では、ポンプ2からの溶液は、圧力センサ7、サンプリングループ18を介してサンプルインジェクタ14に流れる流路が形成されている。
図2は、図1に示す状態からバルブ3を切り替えた際の流路を示す図である。この図2に示すように、バルブ3が切り替えられると、ポンプ1からの溶液は、バイパス19を介して、サンプリングループ18を経由した後、圧力調整バルブ5(図1に示す)を経てドレイン20(図1に示す)に排出される。
また、ポンプ2からの溶液は、サンプリングループ17を介してサンプルインジェクタ14(図1に示す)に送液される。
図1において、サンプルインジェクタ14で試料が注入された後は、分離カラム15で試料が分離され、検出器16によって検出が行われる。検出器16には、例えば、UV−VIS検出器、蛍光検出器、及び質量分析計を使用する事ができる。
コントローラ4は、次の(1)〜(5)の機能を有している。
(1)ポンプ1、2の流量制御
(2)グラジエントプログラムの実行
(3)10方バルブ3の定期的な切り替え
(4)圧力センサ6、7のモニタリング
(5)圧力調整バルブ5の動作制御
図3は、図1に示した構成のグラジエント送液システムにより得られるグラジエントカーブを説明するための図である。
図3において、実線のグラジエントカーブはポンプ1から送液される溶液を示し、点線のグラジエントカーブは10方バルブ3を経た後の溶液を示す。バルブ3を経た後の溶液が階段状となっているのは、1分間隔でバルブ3のサンプリングループ17、18が切り換えられるためである。
10方バルブ3からの送液は、ポンプ2側に接続されているサンプリングループ17又は18に充填されている溶液が、ポンプ2が送液する溶液10によって押し出されることで行われる。
図1に示す構成において、10方バルブ3が1分ごとに切り替え制御された場合には、10方バルブ3を経た後の溶液のグラジエントカーブ(点線)は、図3に示すように、1分間隔で階段状にポンプ1のグラジエントカーブ(実線)を追随する。
圧力センサ6は、ポンプ1と10方バルブ3との間、圧力センサ7はポンプ2と10方バルブ3との間に配置される。圧力センサ6、7のそれぞれは、ポンプ1、2により液体が送り出されているときの圧力を検出する。この圧力信号は、コンピュータからなるコントローラ4によって常時、モニタリング及び記録される。
また、圧力調整バルブ5は、10方バルブ3とドレイン配管20との間に配置され、コントローラ4によって開閉制御が自動で行われる。
図4は、圧力調整バルブ5の動作フローチャートである。
図4において、10方バルブ3からサンプルインジェクタ14側以降の配管、つまり、10方バルブ3にサンプルインジェクタ、分析カラム15、検出器16を接続せずに、ポンプ1、2を動作させ、圧力センサ6、7により圧力をモニタリング及び記録する(ステップ1)。このステップ1で得られた圧力をP1a、P2aとする。
次に、10方バルブ3以降の配管の接続を行う(ステップ2)。続いて、ステップ1と同様に、ポンプ1、2を動作させ、圧力をモニタリングし記録する(ステップ3)。ここで得られた圧力をP1b、P2bとする。
ステップ3の動作により得られた圧力値からP1c(=P1b−P1a)、P2c(=P2b−P2a)を求め、P1cとP2cとの差を求める(ステップ4)。これら圧力差P1c、P2cは10方バルブ3のサンプリングループ17、18内の圧力を示す。
通常、ポンプ2の流路にはカラム15が接続されるため、圧力P1cよりP2cの方が高くなる。ここで、圧力P1cとP2cとの差(サンプリングループ17と18との圧力差)を小さくするように圧力調整バルブ5の開閉制御をコントローラ4が行う(ステップ5)。
サンプリングループ17、18は、バイパス19を介してドレイン配管20に接続されるので、バイパス19のドレイン配管20側への出口付近において、圧力調整バルブ5により圧力を調整するようにすれば、圧力制御応答性に優れた動作特性を得ることができる。
ステップ3以降の動作をコントローラ4により自動的に繰り返す事によって常に圧力差を補正し、10方バルブ3の切り替えに伴う圧力変動を最小限にすることができる。
また、ポンプ1、2の流量を変更した場合や有機溶媒を変更した際にも圧力変動を最小限にすることができる。
一般に、有機溶媒の組成を時間と共に変えるグラジエント溶出においては、溶液の粘性の変化により、1分析中にカラム圧力が変化する。この時、上記圧力調整バルブ5の制御を行うことにより、10方バルブ3の切り替えに伴う圧力変動を最小限にすることができる。
その結果、1分析中に起こるカラムの圧力変動による流量変動を最小限にすることができるという効果がある。
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、マイクロリットルポンプ1とナノリットルポンプ2とを組み合わせて、10方バルブ3のサンプリングループ17、18の圧力差を減少するように、圧力調整バルブ5の開閉動作を制御するように構成したので、毎分ナノリットル領域でのグラジエント溶出による分離分析を再現性良く行うことができる。
低価格でありながら、毎分ナノリットル領域でのグラジエント溶出をおこなうことができるグラジエント送液システムを有する液体クロマトグラフ装置を実現することができる。
なお、上記第1の実施形態では、10方バルブ3以降の配管を接続しない状態で圧力を記録する必要があるが、10方バルブ3とサンプルインジェクタ14の間に切り替えバルブを設け、バルブを切り替えることで、溶液をドレインへ排出し、上記ステップ1の圧力モニタリング及び記録を行うこともできる。
図5は、本発明の第2の実施形態であるグラジエント送液システムが適用された液体クロマトグラフ装置の概略構成図であり、上述した切り替えバルブ21を設ける場合の例である。他の構成は、図1に示した例と同様となっている。
この第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様な効果が得られる他、切り替えバルブ21の動作制御をコントローラ4によって行うことで、図4に示したステップ1〜5を自動的に行うことも可能であるという効果もある。
図6は、本発明とは異なり、圧力調整を行なわない場合のグラジエント送液システムにおける、ポンプ1の流量50μL/min、ポンプ2の流量500nL/min、サンプリングループ容積1μL、バルブ切り替え間隔1分の条件で得られたグラジエントカーブを示すグラフである。
なお、図6に示した結果は、溶液8、9、10に、それぞれ、水、0.2%アセトン水溶液、水を使用した場合のものである。
また、圧力調整バルブ5による調整は行わず、ループ17、18間に圧力差がある条件で測定を行った。
図7は、図6に示したグラジエントカーブの拡大図である。
図7に示すように、バルブ切り替え間隔である1分周期にグラジエントカーブが揺らいでいるのが分かる。この揺らぎの原因は、バルブ切り替え時の圧力変動により、ポンプ2の送液が適切に行われていないことである。
図8は、本発明によるグラジエント送液システムにおける、ループ17、18間の圧力差を抑えた条件で測定した結果を示すグラフである。図8に示した結果は、図6、図7に示した結果と比べ、グラジエントカーブの周期的な揺らぎが解消されていることが分かる。
なお、上述した例においては、ポンプ1の圧力を検出する圧力センサ6と、ポンプ2の圧力を検出する圧力センサ7とを配置し、コントローラ4により、これら圧力センサ6、7からの検出値に基づいて、圧力調整バルブ5の開閉制御(開度制御)を行なうように構成したが、圧力センサ6、7を省略する簡易システムでも、第1、第2の実施形態と同様な効果を得ることができる。
つまり、予め、ポンプ1、2の時間的圧力変化が予想可能なシステムであれば、その予想時間的圧力変化に従って、コントローラ4が圧力調整バルブ5の開閉制御を行なうことも可能である。
また、圧力センサ6の出力値と、圧力センサ7の出力価とに基づき、圧力調整バルブ5の開閉制御を行なう場合は、フィードバック制御であるので、圧力調整バルブ5の開閉制御に際して、遅れ時間を考慮して、予測制御を行なうことも可能である。
さらに、バルブ3の切り換えタイミングに合わせて、圧力変動分を解消するように、圧力調整バルブ5の開閉制御を行なうことも可能である。
本発明の第1の実施形態であるグラジエント送液システムが適用された液体クロマトグラフ装置の概略構成図である。 図1に示した10方バルブの流路を切り替えた状態を示す図である。 図1の例におけるマイクロリットル送液用ポンプからの送液のグラジエントカーブ(実線)と10方バルブ3からの送液のグラジエントカーブ(点線)を示す図である。 圧力調整バルブの制御動作フローチャートである。 本発明の第2の実施形態であるグラジエント送液システムが適用された液体クロマトグラフ装置の概略構成図である。 従来技術によるグラジエントカーブを示す図である。 図6の部分拡大図である。 本発明の一実施形態におけるグラジエントカーブを示す図である。
符号の説明
1 マイクロリットル送液用ポンプ
2 ナノリットル送液用ポンプ
3 10方バルブ
4 コントローラ
5 圧力調整バルブ
6、7 圧力センサ
8〜10 溶液
11、12 電磁弁
13 ミキサー
14 サンプルインジェクタ
15 分析カラム
16 検出器
17、18 サンプリングループ
19 バイパス
20、22 ドレイン配管
21 切り替えバルブ

Claims (4)

  1. 毎分マイクロリットルの流量で複数の溶液を混合して送液が可能なグラジエントポンプと、毎分ナノリットルの流量で送液が可能なイソクラティックポンプと、上記グラジエントポンプから送られる溶液を、複数のサンプリングループに交互に流し、上記イソクラティックポンプから送液される溶液と共に送液するバルブと、上記グラジエントポンプ、イソクラティックポンプ及びバルブの動作を制御するコントローラとを有するグラジエント送液システムであって、
    上記グラジエントポンプの送液圧力及び上記イソクラティックポンプの送液圧力を検出する圧力センサと、
    上記バルブと上記送液システムのドレイン配管との間の流路に接続され、この流路の開閉動作を行う圧力調整手段と、
    を備え、上記コントローラは、上記圧力センサが検出した圧力に基づいて、上記複数のサンプリングループ間の圧力の互いの差が小となるように上記圧力調整手段の開閉動作を制御することを特徴とするグラジエント送液システム。
  2. 請求項1記載のグラジエント送液システムにおいて、
    上記コントローラは、上記バルブに接続される送液対象物が接続されていない状態の、上記グラジエントポンプの送液圧力P1a及び上記イソクラティックポンプの送液圧力P2aを検出し、上記バルブに上記送液対象物が接続された状態の、上記グラジエントポンプの送液圧力P1b及び上記イソクラティックポンプの送液圧力P2bを検出し、上記送液圧力P1bとP1aとの圧力差P1cと、上記送液圧力P2bとP2aとの圧力差P2cとを算出し、上記圧力差P1cとP2cとの差が小となるように上記圧力調整手段の開閉動作を制御することを特徴とするグラジエント送液システム。
  3. 請求項2記載のグラジエント送液システムにおいて、
    上記バルブと送液対象物との間に接続され、上記バルブと上記送液対象物とを接続するか接続しないかの切り替えを行なう切り替えバルブを備え、上記コントローラは、上記切り替えバルブの切り替え動作を制御することを特徴とするグラジエント送液システム。
  4. 液体クロマトグラフ装置において、
    毎分マイクロリットルの流量で複数の溶液を混合して送液が可能なグラジエントポンプと、
    毎分ナノリットルの流量で送液が可能なイソクラティックポンプと、
    上記グラジエントポンプの送液圧力及び上記イソクラティックポンプの送液圧力を検出する圧力センサと
    記グラジエントポンプから送られる溶液を、複数のサンプリングループに交互に流し、上記イソクラティックポンプから送液される溶液と共に送液するバルブと、
    上記バルブと上記液体クロマトグラフ装置のドレイン配管との間の流路に接続され、上記流路の開閉動作を行う圧力調整手段と
    上記バルブに接続され、分析試料を導入する試料導入部と、
    上記試料導入部に接続され、試料を分離する分離カラムと、
    上記分離カラムから溶出される溶液を分析する分析手段と、
    上記グラジエントポンプ、イソクラティックポンプ及びバルブの動作を制御すると共に、上記圧力センサが検出した圧力に基づいて、上記複数のサンプリングループ間の圧力の互いの差が小となるように上記圧力調整手段の開閉動作を制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
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