JP4223603B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シース内に操作線材が進退自在に挿通配置された内視鏡用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用処置具は一般に、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱されるシース内に操作ワイヤが進退自在に挿通されている。
【0003】
そのような処置具が内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通されているとき、シースの内面と操作ワイヤとの間の隙間を介して、体腔内の圧力が漏れ出さないようにすることが望ましい。またその隙間内は、処置具を使用した後で洗浄することが望ましい。
【0004】
図7は、そのようなことができるようにした従来の内視鏡用処置具を示しており、操作ワイヤ91の基端部分には腰折れ防止のために外装パイプ92が被嵌固着されている。
【0005】
操作部に対して着脱自在に設けられたシース93の基端口金94には、注射器等を接続可能な注入筒95が分岐突設され、外装パイプ92の外周面に密接するシール用Oリング96が、シース基端口金94に装着されている。
【0006】
このような構成により、処置具使用時には注入筒95に栓97を取り付けておけば、シース93の内面と操作ワイヤ91との間の隙間と外気との間がOリング96によって遮蔽されて漏れが防止され、使用後には栓97を外して注入筒95から洗浄液を注入すれば、シース93の内面と操作ワイヤ91との間の隙間を洗浄することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、注入筒95が突設されたシース基端口金94を製造するのに、単品切削によっていては大変なコストがかかり、モールド成形では金型が必要となるので、内視鏡用処置具において頻繁に行われるちょっとした改造等に大きなコストがかかってしまう。また、洗浄時に、シース基端口金94とOリング96との間が洗浄できずに汚染されたままになってしまう欠点もある。
【0008】
そこで本発明は、製造コストが低く、しかもシースの内面と操作ワイヤとの間の隙間を漏れなく洗浄することができる衛生的に優れた内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用処置具は、操作線材が軸線方向に進退自在に挿通されてその操作線材を進退操作するための操作部が基端部に着脱自在に連結されたシースと、上記操作線材の外径より大きな内径を有し、上記シースの基端部の口元部分に上記操作線材を囲む状態に装着された弾力性のあるOリングと、軸線位置に上記操作線材が緩く挿通されて上記Oリングを軸線方向に押しつぶす状態と押しつぶさない状態を選択自在に上記シースの基端部に螺合して取り付けられたOリング押圧部材と、上記シースが上記操作部から取り外された状態において上記Oリング押圧部材の後端側に接続/離脱自在な送液管とを設け、上記シースが上記操作部から取り外された状態のときに、上記Oリング押圧部材が上記Oリングを押しつぶさない状態にして上記Oリング押圧部材に上記送液管を取り付けることにより、上記シースと上記操作線材との間の隙間に上記送液管から液を流し込めるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、内視鏡用処置具の一つである生検鉗子を示しており、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される可撓性シース3の基端に操作部10が着脱自在に連結されている。
【0011】
そして、可撓性シース3内に軸線方向に進退自在に全長にわたって挿通配置されている操作ワイヤ1aを操作部10で進退操作することにより、可撓性シース3の先端に配置された鉗子カップ2を遠隔的に開閉させることができる。
【0012】
図3は操作部10を示しており、細長い棒状に形成された操作部本体11の手元側端部には、操作者の手の親指を係合させるためのリング状指掛け12が取り付けられ、人指し指と中指を係合させるための糸巻状指掛け13が、操作部本体11に沿ってスライド自在に取り付けられている。
【0013】
操作部本体11に軸線方向に細長く形成されたスリ割り14内には、糸巻状指掛け13に固定されて糸巻状指掛け13と共に移動するワイヤ連結座15が、軸線方向にスライド自在に配置されている。
【0014】
1bは、可撓性シース3内に挿通配置されている操作ワイヤ1aの基端に固着連結されて操作ワイヤ1aと共に操作線材を構成する駆動ロッドであり、その基端部分が、ワイヤ連結座15に差し込まれて手動ロックネジ16で固定されている。したがって、手動ロックネジ16を緩めることにより、駆動ロッド1bとワイヤ連結座15との結合を任意に外すことができる。
【0015】
操作部本体11の先端部分に取り付けられたシース連結部材17はプラスチック材によって形成されており、可撓性シース3の基端に取り付けられたシース基端口金31の凹部311に係脱する係合片部171が内側位置に形成されている。
【0016】
係合片部171の外側の位置に形成された突片部172は、その外周に軸線周りに回転自在に取り付けられたカム筒18を回転させることにより、図4の(B)に示されるように内側に押されて係合片部171を凹部311に係合させ、それによりシース基端口金31が操作部10に連結されて外れない状態になる。
【0017】
そして、カム筒18を元に戻せば、図4の(A)に示されるように係合片部171が自己の弾性によって凹部311から外れた状態に戻り、シース基端口金31を操作部10から取り外せる状態になる。
【0018】
図5は、操作部10から取り外された状態の可撓性シース3の基端部分を示している。
シース基端口金31の軸線位置には駆動ロッド1bが緩く挿通される貫通孔が穿設されており、シース基端口金31の先端部分に可撓性シース3が連結されている。
【0019】
4は、可撓性シース3がシース基端口金31との連結部付近で急激に曲げられて座屈するのを防止するための折れ止めチューブである。操作ワイヤ1aと駆動ロッド1bとはシース基端口金31の内側部分で連結されている。
【0020】
可撓性シース3は、ステンレス鋼線を一定の径で密着巻きして形成された密巻きコイルパイプ3aの外周に、熱収縮チューブ3bを全長にわたって水密に密着被覆して構成されている。
【0021】
駆動ロッド1bが突出するシース基端口金31の外端面の口元部分には、弾力性のあるゴム材(例えばシリコンゴム)からなるOリング34が、駆動ロッド1bを囲む状態に装着されている。
【0022】
このOリング34は、図6に拡大して示されるように、自然状態では駆動ロッド1bの外径より大きな内径を有し、外方に拡がらないようにシース基端口金31の端面に形成された溝312内に配置されている。ただし、その溝312はOリング34の側面がシース基端口金31の端面から出っ張る程度に浅く形成されている。
【0023】
32は、Oリング34を軸線方向に押しつぶすためのOリング押圧ネジであり、シース基端口金31の突端部の外周面に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ筒32aと接合されて一体の部品になっている。
【0024】
したがって、Oリング押圧ネジ32を回転させることにより、図5に示されるように、Oリング押圧ネジ32の先端面でOリング34が押しつぶされた状態にすることができ、Oリング34は内方に膨らむことになる。
【0025】
その結果、Oリング34が駆動ロッド1bの外周面に圧接され、その部分がシールされるので、その状態で処置具を内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通して使用すれば、可撓性シース3と操作線材(即ち、操作ワイヤ1aと駆動ロッド1b)との間の隙間から体腔内の圧力が漏れるのを防止することができる。また、Oリング押圧ネジ32でOリング34のつぶし量を調整することにより、操作力量をある程度任意に調整することができる。
【0026】
Oリング押圧ネジ32の外面は滑らかな円周面状に形成されている。したがって、この処置具を使用した後、可撓性シース3から操作部10を取り外した状態にしてから、図1に示されるようにOリング押圧ネジ32に可撓性の送液チューブ50の一端を接続することができる。また、接続された送液チューブ50はOリング押圧ネジ32から取り外すことができる。
【0027】
送液チューブ50の他端側には注射筒100が取り付けられており、注射筒100から送液チューブ50へ洗浄液等を押し出すと、その洗浄液は駆動ロッド1bの外周面とOリング押圧ネジ32との間の隙間へ送り込まれる。
【0028】
したがって、Oリング34を押しつぶさない状態にOリング押圧ネジ32をセットしておけば、Oリング34と駆動ロッド1bの外周面との間に隙間があるので、洗浄液はシース基端口金31内から可撓性シース3内へ送られて可撓性シース3の先端から送り出される。
【0029】
その結果、操作ワイヤ1aと可撓性シース3との間の隙間を含め、操作線材1a,1bが通っている部分を全長にわたって容易に洗浄することができる。また、Oリング34はOリング押圧ネジ32を緩めることにより自由に着脱交換することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば本発明は生検鉗子以外の各種の内視鏡用処置具に適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、Oリング押圧部材がOリングを押しつぶさない状態にしてOリング押圧部材に送液管を取り付け、シースと操作線材との間の隙間に送液管から洗浄液を流し込むことにより、操作線材が通っている部分を全長にわたって容易に洗浄することができ、しかも構造が簡単で製造コストがかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具の使用後の洗浄状態にあるシースの基端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具の全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具の操作部の側面断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具のシースの基端部分の側面断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の内視鏡用処置具のシースの基端部分の側面拡大断面図である。
【図7】従来の内視鏡用処置具のシースの基端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
1a 操作ワイヤ(操作線材)
1b 駆動ロッド(操作線材)
3 可撓性シース
3a 密巻きコイルパイプ
3b 熱収縮チューブ
10 操作部
31 シース基端口金
32 Oリング押圧ネジ(Oリング押圧部材)
34 Oリング
50 送液チューブ
100 注射筒

Claims (1)

  1. 操作線材が軸線方向に進退自在に挿通されてその操作線材を進退操作するための操作部が基端部の外周側の領域に着脱自在に連結されたシースと、
    上記操作線材の外径より大きな内径を有し、上記シースの基端部の内周側の領域の口元部分に上記操作線材を囲む状態に装着された弾力性のあるOリングと、
    軸線位置に上記操作線材が緩く挿通され上記Oリングを軸線方向に押しつぶして上記操作線材に圧接させる状態と押しつぶさない状態を選択自在に上記シースの基端部に螺合して取り付けられたOリング押圧部材と、
    上記シースが上記操作部から取り外された状態において上記Oリング押圧部材の後端側に接続/離脱自在な送液管とを設け、
    上記シースが上記操作部から取り外された状態のときに、上記Oリング押圧部材が上記Oリングを押しつぶさない状態にして上記Oリング押圧部材に上記送液管を取り付けることにより、上記シースと上記操作線材との間の隙間に上記送液管から液を流し込めるようにしたことを特徴とする内視鏡用処置具。
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