JPH0115375Y2 - - Google Patents

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JPH0115375Y2
JPH0115375Y2 JP6343284U JP6343284U JPH0115375Y2 JP H0115375 Y2 JPH0115375 Y2 JP H0115375Y2 JP 6343284 U JP6343284 U JP 6343284U JP 6343284 U JP6343284 U JP 6343284U JP H0115375 Y2 JPH0115375 Y2 JP H0115375Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、経内視鏡的にたとえば胆道結石や尿
管結石などの体腔内異物を回収するための内視鏡
用バスケツト鉗子に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することに
よつて、挿入部先端側から出射された照明光で、
照明された体腔内を観察光学系にて観察可能とす
る内視鏡が広く用いられている。
又、内視鏡に形成された処置具用チヤンネル内
に挿入した処置具にて体腔内の患部組織を採取し
て患部を詳しく診断したり、胆道あるいは尿管等
に生じた結石等の不要物の除去等の治療処置もで
きるようになつている。
上記結石が大きい場合には、例えば実開昭56−
109750号公報に開示されている従来例のように、
鉗子の先端側に形成したバスケツト内に結石を入
れ、手元側のスライダを後方にスライドさせるこ
とによつて、バスケツトを閉じて結石を破砕して
結石の摘出を行うバスケツト鉗子を用いる。
上記破砕あるいは把持して結石の摘出を行うバ
スケツト鉗子が内視鏡の鉗子チヤンネル内を挿通
されていると、送水を十分行うことが難しくなる
ので、バスケツト鉗子の手元側に送水口を設け
て、操作ワイヤが挿通されている可撓管(シー
ス)の中空部を通つて、前端から造影のため等に
水(液体)を送出できるようにしたものがある。
しかしながら、上記送水口を設けたバスケツト
鉗子は、バスケツトを形成する各ワイヤがシース
前端から突出した状態のときには十分送出できる
がバスケツトを形成する各ワイヤが可撓管内に収
納されて、各ワイヤを固着した先端チツプがシー
ス前端に嵌装された状態においてはシースの開口
する前端に栓をしたのに等しい状態となるので、
送水(送液)が困難になる。
この場合、大きな送水圧にすれば、嵌装部分の
隙間等から少量ずつ送水できるが、術者の送水操
作の負担が重くなるし、又、適量送水するのに時
間がかかる。又、大きな送水圧で送水すると、先
端チツプがワイヤ先端から外れて体腔内に残つて
しまつたり、外れた勢いで先端チツプが体腔内壁
面などを損傷する虞れがある等の欠点があつた。
又、先端チツプが大きな送水圧で前方に移動し、
その際一度に過度の水が送出されてしまうことが
あるため、適量を確実に送出することに難点があ
る。
上記先端チツプでシース前端を閉塞しないで、
シース前端から突出させた状態に保持すれば、送
水できるが、結石破砕操作を行わない時には、先
端チツプをシース前端に嵌装させる等して確実に
固定しておかないと、突出と共に拡開するような
習癖が与えられている(バスケツトを形成する)
各ワイヤが体腔内壁面等を損傷する虞れがあり、
(突出させておくことは)安全性の面から好まし
くない場合がある。
又、術者は先端チツプを突出させた状態で送水
を行う際、バスケツト部分がどの程度拡開してい
るか、体壁面に損傷を与えない状態に保持されて
いるか等を注意しなければならず、術者に過度の
負担を強いるという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は上述した点にかんがみてなされたもの
で、先端チツプがシースの前端に嵌装された状態
においても送液できるようにした内視鏡用バスケ
ツト鉗子を提供することを目的とする。
[考案の概要] 本考案はシースの先端側の側部に、シースの内
側と外側とを連通する送液路を設けることによつ
てバスケツトが引き込まれて先端チツプが嵌装さ
れた状態においても所望とする量を容易且つ確実
に送液できるようにしてある。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は第1実施例の外観を示し、第2図は
第1図の要部を拡大して示し、第3図は第2図の
先端側の平面図にて送水孔を示す。
これらの図において、第1実施例のバスケツト
鉗子1は、可撓性で細長の中空シース(可撓管)
2と、該シース2の先端部から突没自在に設けら
れた異物把持用ないし破砕用のバスケツト3と、
前記シース2の後端側に連設された太径の操作部
4と、前記バスケツト3の後端側に連結され、前
記シース2内を挿通されて、手元側の操作部4に
導かれた駆動伝達部材5とから構成されている。
上記シース2は、合成樹脂あるいは密巻きコイ
ル等用いて可撓性を有するように形成され、図示
しない内視鏡が湾曲された状態においても、その
チヤンネル内を挿通できるようにしてある。
上記シース2の先端部から突没されるバスケツ
ト3は、複数の弾性ワイヤ6,…,6と、これら
各弾性ワイヤ6の先端を固定する先端チツプ7と
からなり、各弾性ワイヤ6は、シース2の先端部
から前方に突出された際には、第1図に示すよう
に屈曲部8,8で屈曲してかご(バスケツト)状
に開き得るよう屈曲成型してある。
一方、上記シース2の後端は、太径にされた操
作部本体9の前端外周に嵌装して接着剤等で固定
されている。この操作部本体9はその側部に送水
口金10が形成されて操作部本体9内側の中空部
を経てシース2の中空部と連通し、前記送水口金
10に図示しない中空チユーブ等を接続して送水
手段からの水(勿論液体で可能)を供給できるよ
うになつている。
上記操作部本体9は、継手11を介してその後
端側に摺動移動操作するための案内部材12と連
結されている。この案内部材12には、中央に前
記駆動伝達部材5の後端側を収納する細長の案内
溝が形成されている。又この案内部材12には、
両側方に指掛け13,13を設けたスライダ14
が外嵌され、このスライダ14の前端中央に穴等
を設けて、上記駆動伝達部材5の基部となる後端
が固着されている。しかして、このスライダ14
の指掛け13,13と、案内部材12後端に設け
た指掛け15とに指を入れ、スライダ14を前方
又は後方に摺動せることによつて、上記駆動伝達
部材5をシース2の軸方向に前進させたり、後退
させたりすることができ、これと共に駆動伝達部
材5の前端側のバスケツト3をシース2の先端部
から第1図に示すように突出させたり、第2図に
示すようにシース2内に引き込んで収納退避でき
るようになつている。
上記バスケツト3を形成する各弾性ワイヤ6の
後端側はシース2内を挿通され、途中で操作パイ
プ16内を挿通されて駆動伝達部材5を形成して
いる。弾性ワイヤ6,…,6を内装して駆動伝達
部材5を形成する操作パイプ16は、操作部本体
9の送水口金10後方位置の内周に形成した周溝
に収納されたシール部材としてのOリング17に
当接して水密構造にされており、操作パイプ16
が前進あるいは後退された場合においても、送水
口金10から供給される水及びシース2内の水が
操作部本体9の後端側から漏れないようにしてあ
る。
ところで、上記各弾性ワイヤ6の先端に固定さ
れている先端チツプ7は、その基部7aがシース
2前端に嵌合する外径に形成されると共に、その
基部7aの前端側はシース2の外径に略等しくな
る程度段部状に拡径にして、該拡径にした部分の
前端側を半球状ないは半楕円球状にしてある。
一方、上記先端チツプ7が嵌装された部分より
わずかに後方側となるシース2の側部には、第2
図及び第3図に示すように、シース2の内周と外
周とを連通する孔18が設けられており、バスケ
ツト3をシース2内に退避収納した場合、つまり
先端チツプ7でシース2の開口する先端に栓をし
た状態においても、シース2の中空部は孔18に
よつて外部と連通する状態を維持できるようにな
つており、送水口金10から供給される水を孔1
8を通つて送水できるようになつている。
このように構成された本考案の第1実施例にお
いては、先端チツプ7が嵌装した部分に隣接する
後方(手元側)部分のシース2の側部に送水路
(送液路)としての孔18を設けてあるので、バ
スケツト3をシース2内に引き込んで、先端チツ
プ7でシース2の先端部に栓をした状態において
も、孔18でシース2の内外は連通されているの
で、小さな力量で容易に送水することができる。
従つて、術者の送水操作する際の負担を軽くする
ことができると共に、所望とする送水量を確実に
送ることができる。又、バスケツト3を突出させ
ることなく送水できるので、突出させた場合にお
ける拡開した各弾性ワイヤ6の屈曲部8で体腔内
壁面を損傷する虞れがなく安全性の高い状態での
送水を行うことができる。
尚、上述の実施例において、シース2の先端側
に形成した送液路として孔18を一箇所設けてあ
るが、複数箇所設けてたものとしても良いことは
明らかである。又、孔18でなく、第4図に示す
ようにシース2の前端から後方側にかけて切欠い
て形成した長溝21でも良い。さらに長溝21を
複数設けても良いし、上記孔18と長溝21とを
併設しても良い。
尚、上記1実施例においては先端チツプ7は可
撓性のシース2の先端部に直接嵌装するよう構成
れているが、シース2の先端部に例えば環状で硬
性の部材を取付けて、バスケツト3の突没を繰り
返した場合等に拡開する各弾性ワイヤ6に圧接し
た場合にも損傷されにくくすることもできる。
又、この硬性の部材によつて、結石等の異物を破
砕する際の強度を向上することもできる。この場
合、孔18あるいは長溝21は先端チツプ7が嵌
装された場合にシース2内側と外側とを連通する
位置であれば、上記硬性の部材部分に設けること
もできる。さらに、上記硬性の部材の周縁前端部
分を切欠く等して鋸歯状等の突出部を設けて、破
砕し易くすることもできる。又、先端チツプ7の
後端面に突部を設けて破砕に適する構造にするこ
ともできる。
尚、駆動伝達部材5としては複数の弾性ワイヤ
6,…,6のバスツト3部分の後方側部分及びそ
の後方側を操作パイプ16で外装したものに限ら
ず、例えばバスケツト3を形成する部分の後端を
単数あるいは複数のワイヤに連結したものであつ
ても良いし、バスケツト3の後端側にパイプ状部
材を連結したものであつても良い。
ところで、本考案は結石以外の異物の回収用に
も利用できる。
尚、操作部4に設けた送水口金10の途中に開
閉用のコツクを設けて、送水等を必要としない場
合このコツクにて送水口金10外部側との連通を
簡単に遮断できるようにすることもできる。又、
送水(送液)に限らず吸水(吸液)を行うことが
できる。さらに、送気あるいは吸気にも利用でき
る。
尚、バスケツト3を形成する各弾性ワイヤ6
は、2箇所に屈曲部8,8が形成されているもの
に限定されるものでない。
尚、操作部4が第1図に示すような構造のもの
と異るものに対しても本考案は適用できることは
明らかである。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によればシース2の先
端側に送液路を設けてバスケツトがシース内に引
き込まれて、先端チツプが嵌装された状態におい
ても送液できる構造にしてあるので、術者は所望
とする液量を容易且つ確実に送液できる。又、安
全性の高い状態での送液を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は第1実施例の内視鏡用バスケツト鉗
子を示す側面図、第2図は第1図の要部を拡大し
て示す縦断面図、第3図は第2図の先端側を示す
平面図、第4図は本考案の第2実施例におけるシ
ースの先端側の一部を示す平面図である。 1……バスケツト鉗子、2……シース、3……
バスケツト、4……操作部、5……駆動伝達部
材、6……弾性ワイヤ、7……先端チツプ、8…
…屈曲部、9……操作部本体、10……送水口
金、14……スライダ、16……操作パイプ、1
7……Oリング、18……孔、21……長溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内視鏡のチヤンネル内を挿通可能とする可撓
    管と、該可撓管の先端部に突没自在に設けら
    れ、複数の弾性ワイヤで形成された異物把持可
    能とするバスケツトと、該バスケツトの後端側
    に連設され、前記可撓管内を通して手元側に導
    出された進退自在となる駆動伝達部材と、前記
    可撓管の後端側に設けられ、可撓管内に送液可
    能とする送液口を有すると共に、前記駆動伝達
    部材外周に密接して液密を保つシール部材を形
    成した操作部と、前記バスケツトの前端に固着
    され、前記可撓管の開口する先端に嵌装可能と
    なる先端チツプとを有する内視鏡用バスケツト
    鉗子において、 前記可撓管の先端側に可撓管の内側と外側と
    を連通する送液路を設けて、前記先端チツプが
    嵌装された状態においても送液可能としたこと
    を特徴とする内視鏡用バスケツト鉗子。 (2) 前記送液路は、可撓管の先端側の側部に穿孔
    した孔、又は可撓管の先端側を切欠いた溝で形
    成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の内視鏡用バスケツト鉗子。
JP6343284U 1984-04-25 1984-04-27 内視鏡用バスケツト鉗子 Granted JPS60175214U (ja)

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JP6343284U JPS60175214U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 内視鏡用バスケツト鉗子
US06/725,092 US4682599A (en) 1984-04-25 1985-04-19 Basket forceps assembly for endoscope
DE19853514812 DE3514812A1 (de) 1984-04-25 1985-04-24 Korbfasszange fuer ein endoskop

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JP6343284U JPS60175214U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 内視鏡用バスケツト鉗子

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JPS60175214U JPS60175214U (ja) 1985-11-20
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JPH062663Y2 (ja) * 1987-12-15 1994-01-26 旭光学工業株式会社 内視鏡用採取具

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JPS60175214U (ja) 1985-11-20

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