JP4096648B2 - 転換設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば主搬送経路上で搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外方に設けた分岐搬送経路に移したりするのに使用される転換設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の設備としては、たとえば特開平11−157641号公報に見られるスラットコンベヤが提供されている。この従来構成では、左右一対のチェーン間にスラットが多数取り付けられ、これらスラットに案内される押圧シューの裏面側に被ガイド部材(ピンやガイドローラ)が設けられている。そして、被ガイド部材を案内するガイド体群と、これらガイド体群の分岐部に配設した斜交用切り換え手段とが設けられている。この斜交用切り換え手段は、斜交用エアシリンダによって斜交用方向転換具をコンベヤ幅方向に動作させ、斜交用方向転換具に形成された案内面によりピンを案内して、主ガイドや斜交用分岐ガイドに導くように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来構成によると、斜交用エアシリンダのピストンロッドに斜交用方向転換具が直接に連結された構成であることから、この斜交用エアシリンダによって斜交用方向転換具をコンベヤ幅方向に動作させた際に、すなわち切り換え動作を行った際に騒音が発生することになる。これに対しては、斜交用方向転換具が当接される位置決め具側にゴムクッションを設けることで解決し得る。しかし、搬送や分岐を高速化したとき、斜交用方向転換具の高速切り換えに応じて数倍のゴムクッションが必要となり、その結果、ゴムクッションの変形量によって斜交用方向転換具の位置が不揃いとなって、案内面(ガイド面)間に段差が生じ、被ガイド部材の案内が円滑に行えないことになる。
【0004】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、振り分け手段の切り換え動作を、騒音を少なくして、常に円滑かつ確実に行える転換設備を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の転換設備は、主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に案内される物品横押し体と、この物品横押し体の裏面側に設けられた被ガイド体と、この被ガイド体が案内されるガイド装置群と、このガイド装置群の分岐部に配設された振り分け手段とが設けられ、この振り分け手段は、第1縦軸心の回りに揺動自在な振り分け案内体と、第2縦軸心の回りに揺動自在な作動体と、この作動体が当接自在な揺動量規制手段とを有し、前記振り分け案内体と作動体の先端位置とは相対連結部を介して相対回動自在に連結されるとともに、作動体に連動する揺動装置が設けられ、前記揺動量規制手段は、固定部側に設けられた一対のストッパー体を有し、これらストッパー体間に前記作動体の基端部分が位置されていることを特徴としたものである。
【0006】
したがって請求項1の発明によると、無端回動体を移動させて物品支持体群を移動させることで、主搬送経路の始端部に供給した物品を終端部に向けて搬送し得る。そして、物品支持体と一体的に移動する物品横押し体の被ガイド体を、ガイド装置群により案内し得る。その際に、ガイド装置の分岐部に設けた振り分け手段は、揺動装置を作動させて作動体を第2縦軸心の回りに揺動させ、この作動体の揺動を、相対連結部を介して振り分け案内体に伝達して、この振り分け案内体を第1縦軸心の回りに揺動させることで、振り分け案内体を非振り分け位置、または振り分け位置とし得る。
【0007】
したがって、振り分け案内体を非振り分け位置にすることにより、被ガイド体を、振り分け手段の部分において振り分け動することなく通過状に移動させ得る。また振り分け案内体を振り分け位置にすることにより、目的とする被ガイド体を振り分け案内体により案内して振り分け動し得、以て物品横押し体は、搬送方向に移動しながら主搬送経路を横切って物品に横押し作用することになり、この物品を、その向きを変えることなく、主搬送経路から側方に押し出すことになる。このように、振り分け案内体を振り分け動させる際に、作動体の基端部分を揺動量規制手段のいずれかのストッパー体に当接させることにより、振り分け案内体の非振り分け姿勢と振り分け姿勢とを位置決めし得る。
【0008】
また本発明の請求項2記載の転換設備は、上記した請求項1記載の構成において、相対連結部が、振り分け案内体と作動体との一方に形成される長孔部と、他方に設けられる縦ピンとからなることを特徴としたものである。
【0009】
したがって請求項2の発明によると、振り分け手段の切り換え動作時に、長孔部に対して縦ピンが移動することで、切り換え動作時のズレは長孔部の長さ方向として吸収し得る。
【0012】
さらに本発明の請求項3記載の転換設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、振り分け案内体の終端部分と振り分けガイド体の始端部分とは上下で重合され、振り分け案内体と振り分けガイド体との振り分け案内面が連なるように構成されていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項3の発明によると、被ガイド体は、振り分け案内体における終端部分の振り分け案内面と、振り分けガイド体における始端部分の振り分け案内面とに同時に達することになる。
【0014】
しかも本発明の請求項4記載の転換設備は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、作動体に対する揺動装置の連動位置が、第2縦軸心に対して相対連結部の側であることを特徴としたものである。
【0015】
したがって請求項4の発明によると、揺動装置を含めた振り分け手段の全体をコンパクトに構成し得る。
また本発明の請求項5記載の転換設備は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、作動体に対する揺動装置の連動位置が、第2縦軸心に対して相対連結部とは反対側であることを特徴としたものである。
【0016】
したがって請求項5の発明によると、揺動装置の配設を、振り分け案内体から離れた位置で行える。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における実施の形態を、図1〜図16に基づいて説明する。
図2、図3の(a)、図6、図8〜図10において、1は本体フレームで、両側にそれぞれ上下一対に配設したフレーム材10,20と、上下ならびに左右のフレーム材10,20間を連結する中間枠部材2と、下位フレーム材20から下方に連設した脚体3などからなり、前記中間枠部材2は、縦連結材4や横連結材5などにより構成される。
【0018】
前記上位フレーム材10は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして中央部に上方への起立部11を形成して、この起立部11の内外に切欠き状の段部12,13を形成している。さらに上位フレーム材10には、起立部11の上端に上向き蟻溝14が形成されるとともに、下端には内側下向き蟻溝16と外側下向き蟻溝17が形成されている。
【0019】
また上位フレーム材10には、内側の段部12の位置から内方へ、物品支持体を支持案内するための往路側ガイドレール部18が突出して形成されている。これら蟻溝14〜17や往路側ガイドレール部18などは、上位フレーム材10の成形時に長さ方向の全長に亘って一体形成される。
【0020】
前記下位フレーム材20は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして上端に内側上向き蟻溝21と外側上向き蟻溝22が形成されるとともに、下端に内側下向き蟻溝23と外側下向き蟻溝24が形成されている。さらに、内側の中間部から内方へ物品支持体を支持案内するための復路側ガイドレール部25が形成されるとともに、この復路側ガイドレール部25により形成される段部26の上方に位置するように、上端延長部27が形成されている。これら蟻溝21〜24や復路側ガイドレール部25などは、下位フレーム材20の成形時に長さ方向の全長に亘って一体形成される。
【0021】
前記中間枠部材2は、上位フレーム材10の両下向き蟻溝16,17に板状のナット体6を位置させておき、そして中間枠部材2の横連結材5に対して下方から通したボルト7をナット体6に螺合して締め付けることで、上位フレーム材10と一体化される。また、下位フレーム材20の両上向き蟻溝21,22を利用することで、前述と同様にナット体6とボルト7とにより下位フレーム材20に一体化される。この中間枠部材2は両フレーム材10,20の長さ方向において所定間隔置きに複数が配設される。また前記脚体3は、下位フレーム材20の下向き蟻溝24を利用して、ナット体6とボルト7により下位フレーム材20に連結される。
【0022】
上記のように構成された本体フレーム1の始端部には左右方向の従動軸30が回転自在に配設され、また終端部には同じ方向の駆動軸31が回転自在に配設される。ここで従動軸30や駆動軸31は、両フレーム材10,20間に配設した左右一対の支持部材32に、それぞれ軸受け装置33を介して回転自在に支持されている。前記駆動軸31に連動連結した駆動装置34は、電動機35と、これに一体化した減速機36とを有し、この減速機36の出力部が前記駆動軸31に連動されている。
【0023】
前記従動軸30と駆動軸31との両端で相対向部間には、スプロケット(輪体の一例)38,39を介して無端チェーン(無端回動体の一例)40が配設されている。ここでスプロケット38,39は、前記支持部材32の内側に配設される。また前記チェーン40はリンク41とリンクピン42とからなり、所定ピッチ置きの特定のリンクピン42aは内側に突出されている。
【0024】
前記チェーン40は、往路側において内側の段部12内に位置され、また復路において段部26内に位置される。そして左右のチェーン40間に、物品支持体50が多数取り付けられている。ここで物品支持体50は、両チェーン40の移動方向となる主搬送経路45に対して直交した方向を長さ方向51として配設されている。
【0025】
前記物品支持体50は、図6、図8〜図10、図14に示すように、扁平状の表面に長さ方向51に沿った凹部52が主搬送経路45の方向で2条(単数条または複数条)に形成された物品載置板部53と、この物品載置板部53の裏面中間部から前記主搬送経路45の方向で一対に連設されかつ直さ方向51に沿った脚板部54と、前記物品載置板部53の前端から下方に延びる前板部55と、前板部55の下端と前位の脚板部54の下端とを結ぶ段状の前位底板部56と、荷載置板部53の後端から下方に延びる後板部57と、後板部57の下端と後位の脚板部54の下端とを結ぶ段状の後位底板部58とにより構成されている。
【0026】
そして両脚板部54の下端には、下方で開放する溝状の嵌合部59が形成されている。また物品載置板部53の裏面中間部でかつ脚板部54の外側には、それぞれ下方で開放する溝状の螺合部60が形成されている。
【0027】
このようにして形成された物品支持体50における長さ方向51の両端には、それぞれサイド部材61が差し込み結合などにより取り付けられている。これらサイド部材61は、図6、図8〜図10、図14、図15に示すように、同一状の形状であって、前後方向で長い本体部62の内面側の上部で前後の二箇所には、内方へ突出する長方形筒状の差し込み部63が設けられ、そして差し込み部63間には一対の貫通孔64が形成されている。
【0028】
また、サイド部材61における本体部62には、その外面側の上下中間部で前後方向の一端側に外方へ突出する筒状の連結部65が形成され、さらに前後方向の他端側には、内外両側方と他端外方に開放される凹入状の嵌合部66が形成されている。ここで連結部65は、本体部62側に位置される径大部分65aと、この径大部分65aの外側に位置される鍔部分65bと、この鍔部分65bの外側に位置される径小部分65cとにより形成されている。以上の62〜66などによりサイド部材61の一例が構成される。
【0029】
このように形成されたサイド部材61は、物品支持体50における物品載置板部53と、前板部55(または後板部57)と、前位底板部56(または後位底板部58)と、螺合部60とにより形成された前後一対の空間部50aに一対の差し込み部63が差し込まれ、そして貫通孔64に外側から通されたボルト67が螺合部60に螺合結合されることで、物品支持体50の両端に取り付けられる。
【0030】
その際に、一対のサイド部材61が物品支持体50の両端に取り付けられたとき、連結部65が前後に振り分けられて位置されることになる。そして無端チェーン40における特定のリンクピン42aが連結部65の孔部に差し込み結合されることで、物品支持体50の両端は、それぞれサイド部材61を介して無端チェーン40に連結され、以て左右一対の無端チェーン40間に多数の物品支持体50が取り付けられる。このとき、サイド部材61の嵌合部66は、隣接したサイド部材61における連結部65の径大部分65aに外嵌されることになる。
【0031】
前記連結部65、すなわち径小部分65cには、外周部がウレタンからなる回転体(被ガイド部材の一例で、ベアリング形式やローラ形式などからなる。)68が外嵌され、これら回転体68は、前記本体フレーム1側の両ガイドレール部18,25に支持案内される。
【0032】
各物品支持体50には、この物品支持体50に案内されて長さ方向51に移動自在な物品横押し体70が設けられる。これら物品横押し体70は前記物品支持体50に外嵌されるもので、前記荷載置板部53に上側から対向される上板材71と、前記前板部55に前側から対向される前板材72と、前記後板部57に後側から対向される後板材73と、前記底板部56,58などに下側から対向される底板材74などにより矩形筒状に形成される。
【0033】
そして底板材74でかつ両脚板部54を中にして前後方向の他方(前方)からは、前位の脚板部54に形成した嵌合部59に対して下方から嵌合して、物品支持体50の裏面側に嵌合案内される突状の被嵌合部75が形成されている。さらに底板材74でかつ両脚板部54を中にして前後方向の一方(後方)には、前記物品支持体50の底板部58により形成された裏面側に対して弾性的に当接するガタつき防止部76が形成されている。ここでガタつき防止部76は、底板材74にコの字状の切り込みを入れて舌片状に形成されるとともに、遊端には裏面側への当接部が突状に形成されている。
【0034】
また前記物品横押し体70の上板材71には、前記物品支持体50に形成された凹部52に上方から係合する一対の凸部77が形成され、そして底板材74には、両脚板部54間に嵌合して摺動案内される被ガイド部78が形成されている。なお物品横押し体70は、たとえば合成樹脂からなり、その際に、上板材71の表面側には横押し用の作用部79が一体成形される。以上の71〜79などにより物品横押し体70の一例が構成される。
【0035】
そして、前記被ガイド部78を利用して被ガイド体80が取り付けられる。すなわち前記被ガイド部78の中央部からローラ軸81が、その上部を埋め込み成形により支持させることで垂設され、このローラ軸81の中間部に、ガイドローラ82が遊転自在に取り付けられる。これらローラ軸81やガイドローラ82などにより被ガイド体80の一例が構成され、以て被ガイド体80は物品横押し体70の裏面外方に設けられる。
【0036】
前記上位フレーム材10で、無端チェーン40を配設するとともに往路側ガイドレール部18を形成してなる内側の段部12の上方には、この段部12の上方を閉塞する上部カバー83が配置される。この上部カバー83は、その長さ方向における複数箇所にボルト孔84が形成されている。そして上部カバー83は、起立部11に対して上方から載置された状態で、ボルト孔84へ通したボルト85を、内側上向き溝部14内に予め位置させたナット体86に螺合させることで、上位フレーム材10に固定される。
【0037】
図1、図3の(b)、図4、図8、図9に示すように、前記本体フレーム1の中間枠部材2における上位の横連結部材5には前記ガイドローラ82の案内を行う往路ガイド装置90が配設され、また下位の横連結部材5には復路ガイド装置100が配設される。そして往路側の分岐部Aには左側振り分け手段110と右側振り分け手段111が配設され、さらに復路側の中央の分岐部Bには切り換え手段103が配設される。
【0038】
前記往路ガイド装置90は、始端部の両側にそれぞれ左右一対に設けた始端ガイド部91A,91Bと、左側振り分け手段110の終端に対向した上手ガイド部92と、右側振り分け手段111の終端に対向した下手ガイド部94と、前記始端ガイド部91A,91Bの延長線上に位置した左右一対の終端ガイド部95A,95Bとからなる。
【0039】
前記復路ガイド装置100は、下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動ガイド部101A,101Bと、これら内移動ガイド部101A,101Bの終端に前記切り換え手段103を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動ガイド部102A,102Bとからなる。
【0040】
両ガイド装置90,100は、たとえば図9の始端カイド部91Bならびに外移動ガイド部102Bで示すように、アルミニウムの押し出し成形品からなる本体105と、この本体105の内面側に装着した樹脂製のガイド板106とからなり、前記本体105がブラケット107を介して横連結部材5に固定される。なお図2に示すように、始終の反転部でガイドローラ82の案内を行うべく、両軸30,31の部分にはガイドローラ82の嵌合を許す反転ガイド体108A,108B,109A,109Bが取り付けられている。
【0041】
前記左側振り分け手段110と右側振り分け手段111とは、その振り分け方向が逆とされて同一状に構成されており、以下においては、図1、図8、図10〜図13、図16に示すように、左側振り分け手段110を説明し、右側振り分け手段111は同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0042】
前記左側振り分け手段110は、被ガイド体80を振り分け案内可能であって、その右側に位置される上手ベース体112上には、始端部分に他方の始端ガイド部91Bが設けられるとともに、それぞれ1個のブロック体116と振り分け案内体120とが配設されている。すなわち、上手ベース体112の所定の複数位置には固定用貫通孔113が形成されるとともに、所定箇所には第1連結用貫通孔114と第2連結用貫通孔115とが形成されている。そして、前記固定用貫通孔113を利用して、上手ベース体112上に前記ブロック体116が固定される。
【0043】
このブロック体116は、長方体状の本体部分116aと、この本体部分116aの前端下部から前方へ伸びる薄肉の座板部分116bと、前記本体部分116aにおける上面の内側部分から上方へ突出状に設けられる振り分けガイド部分116cとにより形成されている。そして、ブロック体116の本体部分116a側には、前記固定用貫通孔113に連通可能な複数の固定用貫通孔117が形成されるとともに、本体部分116aと座板部分116bとの境界部分には、前記第1連結用貫通孔114に連通可能な揺動支軸用の貫通孔118が形成されている。
【0044】
前記振り分けガイド部分(振り分けガイド体の一例)116cは平面視において、上手側へ凸の鋭角状に形成され、その外側面は直線状のピンガイド面(振り分け案内面)116dに形成されるとともに、内側面は、下手ほど内側に傾斜状のピンガイド面(振り分け案内面)116eに形成されている。その際に振り分けガイド部分116cの上手端部分は、本体部分116aに対して上手側に突出されて貫通孔118の上方に位置され、そしてピンガイド面116eの上手端部分は、貫通孔118の内径面に沿った円弧面116fに形成されている。
【0045】
上記構成のブロック体116は、その固定用貫通孔117を固定用貫通孔113に連通させた状態で、固定用貫通孔117,113間に結合具(ボルト・ナットなど)119を作用させることで、上手ベース体112上に、所定の向きでかつ回り止めした状態で固定されることになる。
【0046】
前記振り分け案内体120は、長方体状の本体部分120aと、この本体部分120aにおける下手側の下面から垂設される筒状のボス部分120bと、前記本体部分120aにおける上面の内側部分から上方へ突出状に設けられる振り分け案内部分120cとを有する状態で、樹脂などにより一体形成されている。そしてボス部分120bには、前記第1連結用貫通孔114に連通可能な連結用貫通孔121が形成され、また本体部分120aの上手寄りの位置には、作動体(後述する。)に対応した連結用孔122が形成されている。前記振り分け案内部分120cの外側面と内側面とは、それぞれピン振り分け面(振り分け案内面)120d,120eに形成されている。
【0047】
上記構成の振り分け案内体120は、そのボス部分120bの下部を前記貫通孔118に上方から差し込んで、連結用貫通孔121を第1連結用貫通孔114に連通させた状態で、連結用貫通孔121,114間に第1揺動支軸(ボルト・ナットなどの結合形式)125を作用させることで、ブロック体116側に対して第1縦軸心126の回りに揺動自在に連結される。なお連結用貫通孔121内には、第1揺動支軸125に外嵌されるカラー127が設けられている。
【0048】
そして、振り分け案内部分120cの下手寄りの位置には段部123が形成され、この段部123に、前記振り分けガイド部分116cにおける上手側に突出された部分が位置される。これにより、前述したような連結の際に、振り分け案内体120の終端部分と振り分けガイド部分(振り分けガイド体の一例)116cの始端部分とは上下で重合され、そして、振り分け案内体120のピン振り分け面(振り分け案内面)120eと振り分けガイド部分116cの円弧面(振り分け案内面)116fとが連なるように構成されている。
【0049】
前記右側ベース体112には、第2縦軸心136の回りに揺動自在な作動体130が設けられ、この作動体130と前記振り分け案内体120とは相対連結部140を介して相対回動自在に連結されている。
【0050】
すなわち、前記作動体130は、長尺リンク状の本体部分130aと、この本体部分130aにおける中間部の下面から垂設される筒状のボス部分130bとを有する状態で、樹脂などにより一体形成されている。前記ボス部分130bには貫通孔131が形成され、そして本体部分130aの先端位置には、相対連結部140を形成する長孔部141が形成され、また貫通孔131と長孔部141との間には揺動装置(後述する。)に対応した連動用貫通孔132が形成されている。さらに本体部分130aにおける基端部分の外側面と内側面とは、それぞれ被ストッパー面130c,130dに形成されている。
【0051】
上記構成の作動体130は、そのボス部分130bの貫通孔131に下端鍔付きのカラー133を下方から差し込んで、このカラー133の連結用貫通孔134を第2連結用貫通孔115に連通させた状態で、連結用貫通孔134,115間に第2揺動支軸(ボルト・ナットなどの結合形式)135を作用させることで、右側ベース体112側に対して第2縦軸心136の回りに揺動自在に連結される。
【0052】
そして、前記振り分け案内体120の連結用孔122を利用して、この振り分け案内体120の下面側に取り付けられたボルト・ナット形式の縦ピン142が前記長孔部141に上方から係合されている。ここで長孔部141は、前記第2縦軸心136に対して離れた位置となる上手案内部141aと、第2縦軸心136に対して少し近づいた位置となる下手案内部141bと、両案内部141a,141b間を繋ぐ傾斜案内部141cとによりS字状に形成されている。以上の141〜142などにより相対連結部140の一例が構成される。
【0053】
前記作動体130に連動するシリンダー装置(揺動装置の一例)150が設けられている。すなわち、上手ベース体112上にはブラケット153が設けられ、このブラケット153にシリンダー本体151が、縦軸体154を介して揺動自在に連結されている。そしてピストンロッド152の遊端が、前記作動体130に形成した連動用貫通孔132を利用した連動ピン155を介して、作動体130側に連動されている。これにより、作動体130に対するシリンダー装置150の連動位置が、第2縦軸心136に対して相対連結部140の側となる。なお、シリンダー装置150の近くで上手ベース体112上には、シリンダー装置150に対する給排油制御のためのソレノイドバルブ装置156が設けられている。
【0054】
前記作動体130が当接自在な揺動量規制手段160が上手ベース体(固定部側)112上に設けられている。すなわち、上手ベース体112上にはU字状のブラケット体161が連結具(ボルト)162を介して連結され、このブラケット体161における一対の縦板部の相対向面側には、それぞれゴム(緩衝材)製のストッパー体163C,163Dが配置され、固定具164C,164Dにて固定されている。前記作動体130の本体部分130aにおける基端部分は両ストッパー体163C,163D間に位置され、その被ストッパー面130c,130dを対向させている。以上の161〜164C,164Dなどにより揺動量規制手段160の一例が構成される。
【0055】
前記上手ガイド部92は下手ベース体170に設けられ、この下手ベース体170は、前記上手ベース体112に平行されかつ上手ベース体112に対して少し下手にずれた状態で左側に位置されている。そして前記上手ベース体112と下手ベース体170との部分に亘っては、振り分けられた被ガイド体80におけるガイドローラ82の案内を行う振り分けガイド体171が配設されている。
【0056】
この振り分けガイド体171は帯板状であって、その始端部分は前記ブロック体116の近くにおいて上手ベース体112側に連結され、そして終端部分は、前記上手ガイド部92との間に所定間隔を置いた状態で、この上手ガイド部92側に連結体172を介して連結されている。なお、振り分けガイド体171の中間部分は、両ベース体112,170間に設けられたブラケット173などを介して、その傾斜姿勢が維持されている。以上の112〜173などにより、左側振り分け手段110の一例が構成される。
【0057】
図2、図7、図9、図10に示すように、本体フレーム1の両側外方には、主搬送経路45に対して外方かつ下手側へと傾斜した分岐搬送経路175A,175Bを形成する分岐コンベヤ176A,176Bが設けられる。ここで分岐コンベヤ176A,176Bは多数のローラ177を有し、これらローラ177は、その端部を上位フレーム材10の外側の段部13内に位置させ、かつ起立部11に充分に接近させた状態で配置される。なお上位フレーム材10の外側上向き蟻溝17などを分岐コンベヤ176A,176Bとの連結に利用できる。179は物品を示す。
【0058】
以下に、上記した実施の形態において、物品179の搬送、分岐作用を説明する。
すなわち、駆動装置34の電動機35を作動させ、減速機36に連動した駆動軸31を介してスプロケット39を強制回転させ、以て両無端チェーン40を移動し得る。この両無端チェーン40の移動によって物品支持体50群を、回転体68を介して両ガイドレール部18,25に支持案内させた状態で移動し得る。これにより物品支持体50群が循環移動することから、始端部の物品支持体50上に供給した物品179を主搬送経路45上で搬送し得る。
【0059】
このような搬送を行う際に、物品支持体50群と一体的に移動する物品横押し体70は、その被ガイド体80がガイド装置90,100に案内されることによって、被ガイド部78を介して物品支持体50の長さ方向51に往復移動したり、物品支持体50とともに主搬送経路45に沿って直線状に移動したりする。
【0060】
すなわち図4において、たとえば一方側の始端ガイド部91Aに案内されているガイドローラ82は、上手ガイド部92に案内され、そして右側振り分け手段111が非振り分け姿勢のときに直進されたのち、終端ガイド部95Aに案内されることになる。これにより物品横押し体70は物品179に作用せず、この物品179は主搬送経路45上を直進状に搬送される。なお他方側も同様であって、始端ガイド部91Bのガイドローラ82は、左側振り分け手段110が非振り分け姿勢のときに直進されたのち下手ガイド部94へと案内され、そして終端ガイド部95Bへと移動することになる。
【0061】
前述した左側振り分け手段110や右側振り分け手段111の非振り分け姿勢は、図8、図10、図11に示すように、シリンダー装置150を伸展動させて、作動体130を第2縦軸心136の回りに上手側に揺動させ、相対連結部140を介して振り分け案内体120を第1縦軸心126の回りに内側に揺動させることで可能となる。
【0062】
これにより、振り分け案内部分120cにおける外側のピン振り分け面120dは、他方側の始端ガイド部91Bに案内されているガイドローラ82のローラ軸81を迎え得る位置となる。そして相対連結部140においては、その長孔部141の下手案内部141bの部分に縦ピン142が位置し、また揺動量規制手段160においては、その下手側のストッパー体163Cに作動体130の被ストッパー面130cが当接している。
【0063】
このような非振り分け姿勢において、たとえば他方側の始端ガイド部91Bからのローラ軸81は、振り分け案内体120における外側のピン振り分け面120dからブロック体116における外側のピンガイド面116dに案内されることになる。これにより左側振り分け手段110の部分において、振り分け動されることなく通過状に移動される。
【0064】
また左側振り分け手段110や右側振り分け手段111の振り分け姿勢は、図1、図12に示すように、シリンダー装置150を収縮動させて、作動体130を第2縦軸心136の回りに下手側に揺動させ、相対連結部140を介して振り分け案内体120を第1縦軸心126の回りに外側に揺動させることで可能となる。
【0065】
これにより、振り分け案内部分120cにおける内側のピン振り分け面120eは、他方側の始端ガイド部91Bに案内されているガイドローラ82のローラ軸81を迎え得る位置となる。そして相対連結部140においては、その長孔部141の上手案内部141aの部分に縦ピン142が位置し、また揺動量規制手段160においては、その上手側のストッパー体163Dに作動体130の被ストッパー面130dが当接している。
【0066】
すなわち、目的とする被ガイド体80におけるローラ軸81が左側振り分け手段110の上手、たとえば他方側の始端ガイド部91Bの部分に達したとき、制御部からの指示に基づいてシリンダー装置150を収縮動させる。これにより前述したように振り分け案内体120を外側に揺動させることになり、以てローラ軸81群は、振り分け案内体120における内側のピン振り分け面120eからブロック体116における内側のピンガイド面116eに案内されたのち、振り分けガイド体171の案内により移動され、そして上手ガイド部92の部分に達することになる。
【0067】
このようにして、制御された設定数の物品横押し体70を順次に左側へ振り分け動させることで、物品横押し体70群は少しずつ位相をずらした状態で、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を同期状(一体状)で横切ることになり、以て図2に示すように、他側の作用部79群が物品179に横押し作用して、この物品179を、その向きを変えることなく、主搬送経路45に対して傾斜状で左側へ振り分け移動させ、他方の分岐コンベヤ176Aに渡すことになる。
【0068】
なお右側振り分け手段111も同様であって、物品横押し体70群の一側の作用部79が物品179に横押し作用して、この物品179を、その向きを変えることなく、主搬送経路45に対して傾斜状で右側へ振り分け移動させ、一方の分岐コンベヤ176Bに渡すことになる。このように両分岐コンベヤ176A,176Bに振り分けて渡す際に、物品支持体50上の物品179は、上位フレーム材10に固定した上部カバー83の上方を乗り越え、そして段部13に位置している両分岐コンベヤ176A,176Bのローラ177に乗り移る。
【0069】
上述したようにして終端ガイド部95A,95Bの端部に達したガイドローラ82は反転ガイド体109A,109Bに案内されて反転し、そして内移動ガイド部101A,101Bに案内されて中央部に移動される。次いで切り換え手段103により左右に振り分けられたのち、外移動ガイド部102A,102Bの案内により外側へと移動され、さらに反転ガイド体108A,108Bに案内されて反転したのち、始端ガイド部91A,91Bのいずれかに移される。
【0070】
上記した実施の形態のように、振り分け手段110,111が、第1縦軸心126の回りに揺動自在な振り分け案内体120と、第2縦軸心136の回りに揺動自在な作動体130とを有し、これら振り分け案内体120と作動体130とは相対連結部140を介して相対回動自在に連結されるとともに、作動体130に連動するシリンダー装置150が設けられていることにより、振り分け手段110,111は、シリンダー装置150を作動させて作動体130を第2縦軸心136の回りに揺動させ、この作動体130の揺動を、相対連結部140を介して振り分け案内体120に伝達して、この振り分け案内体120を第1縦軸心126の回りに揺動させることで、振り分け案内体120を非振り分け位置、または振り分け位置とし得る。
【0071】
その際に、振り分け案内体120とシリンダー装置150との間に作動体130を介在させたことで、この作動体130が緩衝体の役目を成し、以て振り分け手段110,111の切り換え動作を、騒音を少なくして、常に円滑かつ確実に行えるとともに、搬送や分岐の高速化に充分に対応し得ることになる。
【0072】
上記した実施の形態のように、相対連結部140が、振り分け案内体120と作動体130との一方に形成される長孔部141と、他方に設けられる縦ピン142とからなることによって、振り分け手段110,111の切り換え動作時に、長孔部141に対して縦ピン142が移動することで、切り換え動作時のズレは長孔部141の長さ方向として吸収し得、以て案内面(ガイド面)間に段差が生じないことになって、被ガイド体80の案内を円滑に行えることになる。
【0073】
上記した実施の形態のように、振り分け案内体120の終端部分と振り分けガイド部分116cの始端部分とは上下で重合され、振り分け案内体120と振り分けガイド部分116cとの振り分け案内面120e,116eが連なるように構成されていることにより、被ガイド体80は、振り分け案内体120における終端部分の振り分け案内面120eと、振り分けガイド部分116cにおける始端部分の振り分け案内面116eとに同時に達することになり、以て振り分け案内体120から振り分けガイド部分116cへの被ガイド体80の移動は、常に円滑にかつ確実に行えることになる。
【0074】
次に、本発明の別の実施の形態を図17に基づいて説明する。
上記した実施の形態においては、作動体130に対するシリンダー装置150の連動ピン155を介しての連動位置が、第2縦軸心136に対して相対連結部140の側であるのに対して、この別の実施の形態では、作動体130に対するシリンダー装置150の連動ピン155を介しての連動位置が、第2縦軸心136に対して相対連結部140とは反対側とされている。そして相対連結部140としては、振り分け案内体120に直線状の長孔部141が形成されるとともに、長孔部141に係合される縦ピン142が作動体130に設けられている。
【0075】
この別の実施の形態によると、振り分け案内体120や作動体130の外形状は多少変化されるが、その基本的な振り分け動作は上記した実施の形態と同様に行われることになる。すなわち、図17の実線は振り分け姿勢を示し、図17の仮想線は非振り分け姿勢を示している。
【0076】
上記した実施の形態では、左右一対の無端回動体として無端チェーン40が採用され、左右方向のリンクピン42aを介してサイド部材61の連結部65に連結されているが、これはベルトやワイヤーなどであってもよく、この場合には、適宜の連結手段を介してサイド部材61の連結部65に連結される。
【0077】
上記した実施の形態では、無端チェーン40とサイド部材61との連結として、対角状位置の2点のみで直接に連結する形式が示されているが、これは各隅部での4点を直接に連結する形式などであってもよい。
【0078】
上記した実施の形態では、被ガイド体80として、ローラ軸81とガイドローラ82とからなる形式が示されているが、これはローラ軸81とガイドローラ82とのいずれか一方のみの形式などであってもよい。
【0079】
上記した実施の形態では、揺動装置としてシリンダー装置150が示されているが、これは螺子軸形式やソレノイド形式などであってもよい。
【0080】
上記した実施の形態では、振り分け案内体120の終端部分と振り分けガイド部分116cの始端部分とは上下で重合され、振り分け案内体120と振り分けガイド部分116cとの振り分け案内面120e,116eが連なる構成が示されているが、これは振り分け案内体120の終端部分と振り分けガイド部分116cの始端部分とが重合せず、接近して配置された構成などであってもよい。
【0081】
上記した実施の形態では、連結部65に、ガイドレール部18,25に案内される回転体68が外嵌されているが、この回転体68は別箇所に設けられた形式などであってもよい。
【0082】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、無端回動体を移動させて物品支持体群を移動させることで、主搬送経路の始端部に供給した物品を終端部に向けて搬送できる。そして、物品支持体と一体的に移動する物品横押し体の被ガイド体を、ガイド装置群により案内できる。その際に、ガイド装置の分岐部に設けた振り分け手段は、揺動装置を作動させて作動体を第2縦軸心の回りに揺動させ、この作動体の揺動を、相対連結部を介して振り分け案内体に伝達して、この振り分け案内体を第1縦軸心の回りに揺動させることで、振り分け案内体を、非振り分け位置または振り分け位置にできる。
【0083】
したがって、振り分け案内体を非振り分け位置にすることにより、被ガイド体を、振り分け手段の部分において振り分け動することなく通過状に移動できる。また振り分け案内体を振り分け位置にすることにより、目的とする被ガイド体を振り分け案内体により案内して振り分け動でき、以て物品横押し体は、搬送方向に移動しながら主搬送経路を横切って物品に横押し作用することになり、この物品を、その向きを変えることなく、主搬送経路から側方に押し出すことができる。
【0084】
その際に、振り分け案内体と揺動装置との間に作動体を介在させたことで、この作動体が緩衝体の役目を成し、以て振り分け手段の切り換え動作を、騒音を少なくして、常に円滑かつ確実に行うことができるとともに、搬送や分岐の高速化に充分に対応できる。さらに、振り分け案内体を振り分け動させる際に、作動体の基端部分を揺動量規制手段のいずれかのストッパー体に当接させることにより、振り分け案内体の非振り分け姿勢と振り分け姿勢とを位置決めすることができる。
【0085】
また上記した本発明の請求項2によると、振り分け手段の切り換え動作時に、長孔部に対して縦ピンが移動することで、切り換え動作時のズレは長孔部の長さ方向として吸収でき、以て案内面(ガイド面)間に段差が生じないことになって、被ガイド体の案内を円滑に行うことができる。
【0087】
さらに上記した本発明の請求項3によると、被ガイド体は、振り分け案内体における終端部分の振り分け案内面と、振り分けガイド体における始端部分の振り分け案内面とに同時に達することになり、以て振り分け案内体から振り分けガイド体への被ガイド体の移動は、常に円滑にかつ確実に行うことができる。
【0088】
しかも上記した本発明の請求項4によると、揺動装置を含めた振り分け手段の全体をコンパクトに構成できる。
また上記した本発明の請求項5によると、揺動装置の配設を、振り分け案内体から離れた位置で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、転換設備における左側振り分け手段の平面図である。
【図2】同転換設備の概略平面図である。
【図3】同転換設備の概略側面図で、(a)は全体部分、(b)はガイド装置群である。
【図4】同転換設備の往路ガイド装置群を示す概略平面図である。
【図5】同転換設備の復路ガイド装置群を示す概略平面図である。
【図6】同転換設備における要部の一部切り欠き平面図である。
【図7】同転換設備における要部の平面図である。
【図8】同転換設備における要部の一部切り欠き正面図である。
【図9】同転換設備における要部の縦断正面図である。
【図10】同転換設備における左側振り分け手段の一部切り欠き正面図である。
【図11】同転換設備における左側振り分け手段の非振り分け姿勢での要部の平面図である。
【図12】同転換設備における左側振り分け手段の振り分け姿勢での要部の平面図である。
【図13】同転換設備における左側振り分け手段の要部の側面図である。
【図14】同転換設備における物品横押し体を取り付けた物品支持体部分の一部切り欠き側面図である。
【図15】同転換設備におけるサイド部材の斜視図である。
【図16】同転換設備における振り分け手段の一部の分解斜視図である。
【図17】本発明の別の実施の形態を示し、転換設備における左側振り分け手段の要部の平面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム
10 上位フレーム材
18 往路側ガイドレール部
20 下位フレーム材
25 復路側ガイドレール部
30 従動軸
31 駆動軸
34 駆動装置
38 スプロケット(輪体)
39 スプロケット(輪体)
40 無端チェーン(無端回動体)
42a 特定のリンクピン
45 主搬送経路
50 物品支持体
51 長さ方向
53 物品載置板部
61 サイド部材
62 本体部
65 連結部
68 回転体(被ガイド部材)
70 物品横押し体
79 作用部
80 被ガイド体
81 ローラ軸
82 ガイドローラ
90 往路ガイド装置
100 復路ガイド装置
110 左側振り分け手段
111 右側振り分け手段
112 上手ベース体(固定部)
116 ブロック体
116c 振り分けガイド部分(振り分けガイド体)
116d ピンガイド面(振り分け案内面)
116e ピンガイド面(振り分け案内面)
116f 円弧面(振り分け案内面)
120 振り分け案内体
120c 振り分け案内部分
120d ピン振り分け面(振り分け案内面)
120e ピン振り分け面(振り分け案内面)
123 段部
125 第1揺動支軸
126 第1縦軸心
130 作動体
130c 被ストッパー面
130d 被ストッパー面
135 第2揺動支軸
136 第2縦軸心
140 相対連結部
141 長孔部
142 縦ピン
150 シリンダー装置(揺動装置)
156 ソレノイドバルブ装置
160 揺動量規制手段
163C ストッパー体
163D ストッパー体
170 下手ベース体
171 振り分けガイド体
175A 分岐搬送経路
175B 分岐搬送経路
176A 分岐コンベヤ
176B 分岐コンベヤ
179 物品
A 分岐部

Claims (5)

  1. 主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に案内される物品横押し体と、この物品横押し体の裏面側に設けられた被ガイド体と、この被ガイド体が案内されるガイド装置群と、このガイド装置群の分岐部に配設された振り分け手段とが設けられ、この振り分け手段は、第1縦軸心の回りに揺動自在な振り分け案内体と、第2縦軸心の回りに揺動自在な作動体と、この作動体が当接自在な揺動量規制手段とを有し、前記振り分け案内体と作動体の先端位置とは相対連結部を介して相対回動自在に連結されるとともに、作動体に連動する揺動装置が設けられ、前記揺動量規制手段は、固定部側に設けられた一対のストッパー体を有し、これらストッパー体間に前記作動体の基端部分が位置されていることを特徴とする転換設備。
  2. 相対連結部が、振り分け案内体と作動体との一方に形成される長孔部と、他方に設けられる縦ピンとからなることを特徴とする請求項1記載の転換設備。
  3. 振り分け案内体の終端部分と振り分けガイド体の始端部分とは上下で重合され、振り分け案内体と振り分けガイド体との振り分け案内面が連なるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の転換設備。
  4. 作動体に対する揺動装置の連動位置が、第2縦軸心に対して相対連結部の側であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の転換設備。
  5. 作動体に対する揺動装置の連動位置が、第2縦軸心に対して相対連結部とは反対側であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の転換設備。
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