JP3044973B2 - 転換装置 - Google Patents

転換装置

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JP3044973B2
JP3044973B2 JP5116278A JP11627893A JP3044973B2 JP 3044973 B2 JP3044973 B2 JP 3044973B2 JP 5116278 A JP5116278 A JP 5116278A JP 11627893 A JP11627893 A JP 11627893A JP 3044973 B2 JP3044973 B2 JP 3044973B2
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guide
guide bar
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conversion device
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雅彦 柿脇
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば主搬送経路上
で搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外方に
設けた分岐搬送経路に移したりするのに使用される転換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
特開平5−32309 号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来形式では、左右一対のエンドレスチェーン
間に複数のスラットを配設している。このスラットは、
最上部面によって長手方向移送用搬送面を形成してお
り、そして、この搬送面に対して物品を側方に移動する
ために、スラットに分岐シューを移動自在に取り付けて
いる。
【0003】前記スラットは、搬送面を形成する平坦な
上部部分をもつ筒状の壁により形成され、そして下部壁
から下方へ、断面T字状の拡張部を突出している。また
分岐シューは、前記スラットの壁を包囲するもので、ス
ラットの外面と実質的に同じ形状を有する摺動面を含む
支持部材や、この支持部材上に連設した分岐部材などに
より構成される。そして支持部材の下部壁から下方に突
部を連設し、この突部に上部を支持させた分岐ピンの下
部にベアリングを取り付けるとともに、このベアリング
が嵌合する案内トラックを設けている。
【0004】この従来形式によると、エンドレスチェー
ンの駆動により一体移動を行うスラット群によって物品
の支持搬送を行え、その際にベアリングが案内トラック
に案内されて分岐シューをコンベヤ幅方向に移動させる
ことで、分岐シュー群により物品を横押しして側方へと
移すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構成による
と、スラットの平坦な搬送面に対して分岐シューの実質
的に同じ形状を有する摺動面が対向し、かつ両面間には
前後方向で直線状の隙間が生じていることから、分岐シ
ュー群により物品を横押しする際に、薄い物品自体、あ
るいは物品と一体の薄い部分などが隙間に入り込み、横
押しによる側方への移動を円滑に行えない。そして搬送
面が平坦であることから、物品が滑り易く、側方への移
しなどが斜めに行われ易い。
【0006】またベアリングは、支持部材の下部壁から
下方にかなり離れた位置になることから、このベアリン
グを含めた分岐シューの全高が高くなって安定が悪く、
さらに分岐ピンは太くして突部に強固に支持させなけれ
ばならない。そして物品を横押しする際の分岐シュー群
を回転させる反発力に抵抗するために、スラットの一対
の隅部を丸コーナーに形成しているが、この場合にスラ
ットに対して分岐シューのガタつきが大きくて、騒音が
大きいものになる。
【0007】本発明の目的とするところは、薄物であっ
ても物品の移動を円滑に行え、全高を低くして安定性を
向上し得るとともに、ガタつきの小さい転換装置を提供
する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の転換装置は、主搬送経路に沿って配設した無
端回動体と、この無端回動体に多数取り付けられ、かつ
主搬送経路とは直交方向を長さ方向としたガイドバー
と、これらガイドバーに案内される可動体と、この可動
体の裏面側に設けた被ガイド体と、この被ガイド体を案
内するガイド装置群と、これらガイド装置群の分岐部に
配設した切り換え装置とを有し、前記ガイドバーは、扁
平状の表面に長さ方向に沿った凹部を形成した荷載置板
部と、この荷載置板部の裏面から前記主搬送経路の方向
で一対に連設されかつ長さ方向に沿った脚板部とにより
形成し、前記可動体は前記ガイドバーに外嵌するととも
に、前記凹部に係合する凸部と、両脚板部間に位置する
被ガイド部とを形成し、前記被ガイド体は裏面外方に位
置し、前記被ガイド部に取り付けて前記ガイド装置群に
対向させている。
【0009】また本第2発明の転換装置は、ガイドバー
に案内される可動体に、このガイドバーの裏面側に弾性
的に当接するガタつき防止部を形成している。そして本
第3発明の転換装置は、ガイドバーに案内される可動体
に、前記ガイドバーの裏面側に弾性的に当接するガタつ
き防止部を両脚板部を中にして前後方向の一方に形成す
るとともに、他方にガイドバーの裏面側に嵌合案内され
る被嵌合部を形成している。
【0010】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、無端回動
体を移動させてガイドバー群を移動させることで、主搬
送経路の始端部に供給された物品は終端部に向けて搬送
される。その際にガイドバーと一体的に移動する可動体
は、ガイド装置群に案内されてガイドバーの長さ方向に
移動することになり、これにより可動体群が物品を横押
しし、主搬送経路から側方に押し出すことになる。
【0011】このとき可動体の凸部がガイドバーの凹部
内を移動することから、すなわち表面よりも下方の位置
で凸部が移動することから、物品の薄い部分などが荷載
置板部と可動体との間の隙間に入り込むことなく、所期
の物品の横押し移動を行える。そして表面上での物品の
移動は、凹部の存在によって滑ることなく行える。また
可動体の被ガイド部がガイドバーの両脚板部間で摺動案
内されることから、可動体の移動はガタつくことなくス
ムースに行われる。
【0012】さらに被ガイド体の上部を被ガイド部の中
央部に埋め込みにより支持させることで、この支持部を
両脚板部間に位置し得、すなわちガイドバーの裏面より
も上方に位置し得、これにより被ガイド体の下部を裏面
に接近して配置できて、可動体自体の高さを低くし得、
そして被ガイド体は、十分に高さを取れる被ガイド部に
よって強固に支持し得る。
【0013】また本第2発明の構成によると、可動体の
被ガイド部がガイドバーの両脚板部間で摺動案内される
とともに、可動体の被嵌合部がガイドバーの嵌合部に摺
動案内されることから、可動体の移動はガタつくことな
くスムースに行われるとともに、その嵌合摺動構造によ
って、横押し作用時の反力を確実に受け止め得る。
【0014】そして本第3発明の構成によると、ガイド
バーの裏面側に可動体のガタつき防止部が弾性的に当接
していることで、可動体の移動時に生じ易いガタつき
を、より確実に防止し得る。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3〜図6において1は本体フレームで、両側
にそれぞれ上下一対に配設したフレーム材10,20と、上
下ならびに左右のフレーム材10,20間を連結する中間枠
部材2と、下位フレーム材20から下方に連設した脚体3
などからなり、前記中間枠部材2は、縦連結材4や横連
結材5などにより構成される。
【0016】前記上位フレーム材10は、アルミニウムの
成形品により断面矩形状に形成され、そして中央部に上
方への起立部11を形成して、この起立部11の内外に切欠
き状の段部12,13を形成している。さらに上位フレーム
材10には、起立部11の上端に内側上向き蟻溝14が、そし
て外側の段部13の位置に外側上向き蟻溝15が形成される
とともに、下端には内側下向き蟻溝16と外側下向き蟻溝
17が形成される。
【0017】また上位フレーム材10には、内側の段部12
の位置から内方へ往路側ガイドレール部18が突出され
る。これら蟻溝14〜17や往路側ガイドレール部18など
は、上位フレーム材10の成形時に長さ方向の全長に亘っ
て形成される。
【0018】前記下位フレーム材20は、アルミニウムの
成形品により断面矩形状に形成され、そして上端に内側
上向き蟻溝21と外側上向き蟻溝22が形成されるととも
に、下端に内側下向き蟻溝23と外側下向き蟻溝24が形成
される。さらに内側の中間部から内方へ復路側ガイドレ
ール部25が形成されるとともに、この復路側ガイドレー
ル部25により形成される段部26の上方には、上端延長部
27が位置している。これら蟻溝21〜24や復路側ガイドレ
ール部25などは、下位フレーム材20の成形時に長さ方向
の全長に亘って形成される。
【0019】前記中間枠部材2は、上位フレーム材10の
両下向き蟻溝16,17に板状のナット体6を位置させてお
き、そして中間枠部材2の横連結材5に対して下方から
通したボルト7をナット体6にら合し締め付けることで
上位フレーム材10と一体化され、また下位フレーム材20
の両上向き蟻溝21,22を利用することで、前述と同様に
ナット体6とボルト7とにより下位フレーム材20に一体
化される。この中間枠部材2は両フレーム材10,20の長
さ方向において所定間隔置きに複数が配設される。また
前記脚体3は、下位フレーム材20の下向き蟻溝24を利用
して、ナット体6とボルト7により下位フレーム材20に
連結される。
【0020】上記のようにして構成された本体フレーム
1の始端部には左右方向の従動軸30が回転自在に配設さ
れ、また終端部には同じ方向の駆動軸31が回転自在に配
設される。ここで従動軸30や駆動軸31は、両フレーム材
10,20間に配設した左右一対の支持部材32に、それぞれ
軸受け装置33を介して回転自在に支持されている。前記
駆動軸31に連動連結した駆動装置34は、電動機35と、こ
れに一体化した減速機36とを有し、この減速機36の出力
部を前記駆動軸31に連動している。
【0021】前記従動軸30と駆動軸31との両端で相対向
部間には、スプロケット(輪体の一例)38,39を介して
チェーン(無端回動体の一例)40が配設されている。こ
こでスプロケット38,39は、前記支持部材32の内側に配
設される。また前記チェーン40はリンク41と連結ピン42
とからなり、この連結ピン42を内側に突出させている。
そして左右のチェーン40間に、ガイドバー50が多数取り
付けられている。ここでガイドバー50は、両チェーン40
の移動方向となる主搬送経路45に対して直交した方向を
長さ方向51として配設される。
【0022】前記ガイドバー50は図1〜図4に示すよう
に、扁平状の表面52に長さ方向51に沿った凹部53を主搬
送経路45の方向で二条(単数条または複数条)に形成し
た荷載置板部54と、この荷載置板部54の裏面中間部から
前記主搬送経路45の方向で一対に連設されかつ長さ方向
51に沿った脚板部55,56と、荷載置板部54の前端から下
方かつ後方に延びる前板部57と、荷載置板部54の後端か
ら下方かつ後方に延びる後板部58と、後板部56の下端と
後位の脚板部56の下端とを結ぶ底板部59とにより構成さ
れ、そして両脚板部55,56の下端には、下方で開放する
溝状の嵌合部60,61が形成されている。
【0023】このようにして形成されたガイドバー50の
長さ方向51の両端には、スラットブラケット62が差し込
み結合により取り付けられる。このスラットブラケット
62の外面側で前後の二箇所には、外方へ突出する筒部63
が設けられ、この筒部63に外嵌した回転体(ベアリング
やローラなど)64が、前記本体フレーム1側の両ガイド
レール部18,25に支持案内される。なお前記チェーン40
における連結ピン42の突出部を前記筒部63に差し込み結
合することで、左右一対のチェーン40間に多数のガイド
バー50を取り付けている。
【0024】各ガイドバー50には、このガイドバー50に
案内されて長さ方向51に移動自在な可動体70が設けられ
る。これら可動体70は前記ガイドバー50に外嵌するもの
で、前記荷載置板部54に上側から対向する上板材71と、
前記前板部57に前側から対向する前板材72と、前記後板
部58に後側から対向する後板材73と、前記底板部59など
に下側から対向する底板材74とにより矩形筒状に形成さ
れる。
【0025】そして底板材74でかつ両脚板部55,56を中
にして前後方向の他方(前方)からは、前位の脚板部55
に形成した嵌合部60に対して下方から嵌合して、ガイド
バー50の裏面側に嵌合案内される突状の被嵌合部75が形
成されている。さらに底板材74でかつ両脚板部55,56を
中にして前後方向の一方(後方)には、前記ガイドバー
50の底板部59により形成された裏面側に対して弾性的に
当接するガタつき防止部76が形成されている。ここでガ
タつき防止部76は、底板材74にコの字状の切り込みを入
れて舌片状に形成されるとともに、遊端には裏面側への
当接部が突状に形成されている。
【0026】また前記可動体70の上板材71には、前記ガ
イドバー50に形成した凹部53に上方から係合する一対の
凸部77が形成されるとともに、底板材74には、両脚板部
55,56間に嵌合して摺動案内される被ガイド部78が形成
されている。なお可動体70は、たとえば合成樹脂からな
り、その際に、上板材71の表面側には横押し用の作用部
79が一体成形される。
【0027】そして、前記被ガイド部78を利用して被ガ
イド体が取り付けられる。すなわち前記被ガイド部78の
中央部からローラ軸80が、その上部を埋め込み成形によ
り支持させることで垂設され、このローラ軸80の突出下
部に、被ガイド体の一例であるガイドローラ81が遊転自
在に取り付けられ、以てガイドローラ81は可動体70の裏
面外方に位置される。
【0028】このようにローラ軸80の上部を被ガイド部
78の中央部に埋め込み成形により支持させることで、こ
のローラ軸80の支持部を両脚板部55,56間に位置し得、
すなわちガイドバー50の底板部59よりも上方に位置し
得、これによりガイドローラ81を底板部59に接近して配
置できて、可動体70自体の高さを低くし得る。さらにロ
ーラ軸80は、十分に高さを取れる被ガイド部78によって
強固に支持し得る。
【0029】図3、図7〜図9に示すように、前記本体
フレーム1の中間枠部材2における上位の横連結部材5
に前記ガイドローラ81の案内を行う往路ガイド装置群90
が、また下位の横連結部材5に復路ガイド装置群100 が
配設される。そして中央の分岐部には、往路側の上部切
り換え装置110 と復路側の下部切り換え装置111 とが配
設され、さらに往路側の始端近くには左右一対の振り分
け装置112 A,112 Bが配設される。
【0030】前記往路ガイド装置群90は、始端部の両側
にそれぞれ左右一対に設けた始端ガイド部91A,91B
と、これら始端ガイド部91A,91Bの終端に前記振り分
け装置112 A,112 Bを介して対向し、かつ下手側ほど
内側へと傾斜した左右一対の内移動ガイド部92A,92B
と、これら内移動ガイド部92A,92Bの終端に前記上部
切り換え装置110 を介して対向し、かつ下手側ほど外側
へと傾斜した左右一対の外移動ガイド部93A,93Bと、
これら外移動ガイド部93A,93Bの終端に対向して配設
したそれぞれ左右一対の終端ガイド部94A,94Bとから
なる。
【0031】また前記復路ガイド装置群100 は、下手側
ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動ガイド部101
A,101 Bと、これら内移動ガイド部101 A,101 Bの
終端に前記下部切り換え装置111 を介して対向し、かつ
下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動ガイド部
102 A,102 Bとからなる。
【0032】両ガイド装置群90,100 は、たとえば図3
の始端カイド部91Bならびに外移動ガイド部102 Bで示
すように、アルミニウムの押し出し成形品からなる本体
105と、この本体105 の内面側に装着した樹脂製のガイ
ド板106 とからなり、前記本体105 がブラケット107 を
介して横連結部材5に固定される。なお図5に示すよう
に、始終の反転部でガイドローラ81の案内を行うべく、
両軸30,31の部分にはガイドローラ81の嵌合を許す反転
ガイド体108 A,108 B,109 A,109 Bが取り付けら
れている。
【0033】図3、図5、図10に示すように、本体フレ
ーム1の両側外方には、主搬送経路45に対して外方かつ
下手側へと傾斜した分岐経路113 A,113 Bを形成する
分岐コンベヤ114 A,114 Bが設けられる。ここで分岐
コンベヤ114 A,114 Bは多数のローラ115 を有し、こ
れらローラ115 の端部を、上位フレーム材10の段部13内
に位置させ、かつ起立部11に充分に接近させた状態で配
置される。なお上位フレーム材10の外側上向き蟻溝17な
どを分岐コンベヤ114 A,114 Bとの連結に利用でき
る。116 は物品を示す。
【0034】次に上記実施例において物品116 の搬送、
分岐作用を説明する。駆動装置34の電動機35を作動さ
せ、減速機36に連動した駆動軸31を介してスプロケット
39を強制回転させ、以て両チェーン40を、回転体64を介
して両ガイドレール部18,25に支持案内させた状態で移
動し得る。これによりガイドバー50群が循環移動するこ
とから、始端部のガイドバー50上に供給された物品116
は主搬送経路45上で搬送される。
【0035】その際にガイドバー50群と一体的に移動す
る可動体70は、そのガイドローラ81がガイド装置群90,
100 に案内されることによって、被ガイド部78を介して
ガイドバー50の長さ方向51に往復移動したり、ガイドバ
ー50とともに主搬送経路45に沿って直線状に移動したり
する。
【0036】すなわち、たとえば一方側の始端ガイド部
91Aに案内されているガイドローラ81は、振り分け装置
112 Aが直線状振り分け姿勢のときに直進案内され、そ
してガイド作用を受けない状態で直進したのち終端ガイ
ド部94Aに案内されることになる。これにより可動体70
は物品116 に作用せず、この物品116 は主搬送経路45上
を直進状に搬送される。なお反対側も同様であって、始
端ガイド部91Bのガイドローラ81は、振り分け装置112
Bから終端ガイド部94Bへと移動することになる。
【0037】一方側の始端ガイド部91Aに案内されてい
るガイドローラ81は、振り分け装置112 Aが傾斜状振り
分け姿勢のときに内側へ傾斜案内され、そして内移動ガ
イド部92Aに案内されて内側へ移動されたのち、上部切
り換え装置110 を介して外移動ガイド部93Bに移り、こ
の外移動ガイド部93Bに案内されて外側へ移動されたの
ち終端ガイド部94Bに案内される。これにより可動体70
群は、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を横切るこ
とになり、以て他側の作用部79が物品116 に横押し作用
して、この物品116 を他方の分岐コンベヤ114 Bに渡す
ことになる。
【0038】なお反対側も同様であって、始端ガイド部
91Bのガイドローラ81は、振り分け装置112 B、内移動
ガイド部92B、上部切り換え装置110 、外移動ガイド部
93A、終端ガイド部94Aと案内され、可動体70群の一側
の作用部79が物品116 に横押し作用して、この物品116
を一方の分岐コンベヤ114 Aに渡すことになる。このよ
うに両分岐コンベヤ114 A,114 Bに振り分けて渡す際
に、ガイドバー50上の物品116 は、チェーン40を支持し
ている上位フレーム材10の上方を乗り越え、そして段部
13cに位置している両分岐コンベヤ114 A,114 Bのロ
ーラ115 に乗り移つる。
【0039】前述したように可動体70群が、搬送方向に
移動しながら主搬送経路45を横切り移動する際に、この
可動体70の凸部77がガイドバー50の凹部53内を移動する
ことから、すなわち表面52よりも下方の位置で凸部77が
移動することから、たとえ物品116 が薄物であっても、
あるいは薄部分を一体状に有する物品116 であっても、
その薄い部分などが荷載置板部54と上板部71との間の隙
間に入り込むことなく、所期の物品116 の横押し移動を
行える。そして表面52上での物品116 の移動は、凹部53
の存在によって不測に滑ることなく、必要以上に斜めに
なることなく行える。
【0040】また可動体70群が横切り移動する際に、こ
の可動体70の被ガイド部78がガイドバー50の両脚板部5
5,56間で摺動案内されるとともに、可動体70の被嵌合
部75がガイドバー50の嵌合部60に摺動案内されることか
ら、可動体70の移動はガタつくことなくスムースに行わ
れる。そして被嵌合部75のガイドバー50に対する嵌合摺
動構造によって、横押し作用時の反力を確実に受け止め
得る。さらにガイドバー50の底板部59に可動体70のガタ
つき防止部76が弾性的に当接していることで、可動体70
の移動時に生じ易いガタつきを、より確実に防止し得
る。
【0041】上述したようにして終端ガイド部94A,94
Bの端部に達したガイドローラ81は反転ガイド体109
A,109 Bに案内されて反転し、そして内移動ガイド部
101 A,101 Bに案内されて中央部に移動される。次い
で下部切り換え装置111 により左右に振り分けられたの
ち、外移動ガイド部102 A,102 Bの案内により外側へ
と移動され、さらに反転ガイド体108 A,108 Bに案内
されて反転したのち、始端ガイド部91A,91Bのいずれ
かに移つされる。
【0042】上記実施例では上位フレーム材10と下位フ
レーム材20との別体化形式を示したが、これは下位フレ
ーム材20を側板、側枠形式にしてもよい。
【0043】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、凸部と
凹部との嵌合により、物品の移動は薄物であっても常に
円滑に確実に行うことができ、そして凹部の存在によ
り、物品は滑ることなく所期の向きで移動させることが
できる。また被ガイド部が両脚板部間で摺動すること
で、可動体の移動はガタつくことなくスムースに行うこ
とができる。さらに被ガイド体の上部が両脚板部間に位
置することで、被ガイド体の下部を裏面に接近して配置
できて、可動体自体の高さを低くできるとともに、被ガ
イド体は強固に支持できる。
【0044】また上記構成の本第2発明によると、被ガ
イド部を両脚板部間で摺動案内することと、被嵌合部を
嵌合部で摺動案内することで、可動体の移動をガタつく
ことなくスムースに行うことができるとともに、横押し
作用時の反力を確実に受け止めることができる。
【0045】そして上記構成の本第3発明によると、ガ
イドバーの裏面側に弾性的に当接したガタつき防止部に
より、可動体の移動時に生じ易いガタつきを、より確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、可動体を取り付けた
ガイドバー部分の縦断側面図である。
【図2】同可動体を取り付けたガイドバー部分の底面図
である。
【図3】同転換装置の要部の縦断正面図である。
【図4】同上位フレーム材の縦断正面図である。
【図5】同転換装置の概略平面図である。
【図6】同転換装置の概略側面図である。
【図7】同転換装置の往路ガイド装置群を示す概略平面
図である。
【図8】同転換装置の復路ガイド装置群を示す概略平面
図である。
【図9】同転換装置のガイド装置群を示す概略側面図で
ある。
【図10】同転換装置の要部の平面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 10 上位フレーム材 18 往路側ガイドレール部 20 下位フレーム材 25 復路側ガイドレール部 30 従動軸 31 駆動軸 34 駆動装置 38 スプロケット(輪体) 39 スプロケット(輪体) 40 チェーン(無端回動体) 45 主搬送経路 50 ガイドバー 51 長さ方向 52 表面 53 凹部 54 荷載置板部 55 脚板部 56 脚板部 57 前板部 58 後板部 59 底板部 60 嵌合部 61 嵌合部 62 スラットブラケット 64 回転体 70 可動体 75 被嵌合部 76 ガタつき防止部 77 凸部 78 被ガイド部 79 作用部 80 ローラ軸 81 ガイドローラ(被ガイド体) 90 往路ガイド装置群 100 復路ガイド装置群 110 上部切り換え装置 111 下部切り換え装置 112A 振り分け装置 112B 振り分け装置 114A 分岐コンベヤ 114B 分岐コンベヤ 116 物品

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主搬送経路に沿って配設した無端回動体
    と、この無端回動体に多数取り付けられ、かつ主搬送経
    路とは直交方向を長さ方向としたガイドバーと、これら
    ガイドバーに案内される可動体と、この可動体の裏面側
    に設けた被ガイド体と、この被ガイド体を案内するガイ
    ド装置群と、これらガイド装置群の分岐部に配設した切
    り換え装置とを有し、前記ガイドバーは、扁平状の表面
    に長さ方向に沿った凹部を形成した荷載置板部と、この
    荷載置板部の裏面から前記主搬送経路の方向で一対に連
    設されかつ長さ方向に沿った脚板部とにより形成し、前
    記可動体は前記ガイドバーに外嵌するとともに、前記凹
    部に係合する凸部と、両脚板部間に位置する被ガイド部
    とを形成し、前記被ガイド体は裏面外方に位置し、前記
    被ガイド部に取り付けて前記ガイド装置群に対向させた
    ことを特徴とする転換装置。
  2. 【請求項2】 ガイドバーに案内される可動体に、この
    ガイドバーの裏面側に弾性的に当接するガタつき防止部
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の転換装置。
  3. 【請求項3】 ガイドバーに案内される可動体に、前記
    ガイドバーの裏面側に弾性的に当接するガタつき防止部
    を両脚板部を中にして前後方向の一方に形成するととも
    に、他方にガイドバーの裏面側に嵌合案内される被嵌合
    部を形成したことを特徴とする請求項1記載の転換装
    置。
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