JP2007238253A - 転換設備 - Google Patents

転換設備 Download PDF

Info

Publication number
JP2007238253A
JP2007238253A JP2006061949A JP2006061949A JP2007238253A JP 2007238253 A JP2007238253 A JP 2007238253A JP 2006061949 A JP2006061949 A JP 2006061949A JP 2006061949 A JP2006061949 A JP 2006061949A JP 2007238253 A JP2007238253 A JP 2007238253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
guided
skew
branch
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006061949A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Enomoto
雅弘 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2006061949A priority Critical patent/JP2007238253A/ja
Publication of JP2007238253A publication Critical patent/JP2007238253A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/74Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
    • B65G47/84Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
    • B65G47/841Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements
    • B65G47/844Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being pushers transversally movable on the supporting surface, e.g. pusher-shoes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】切り換え手段における構造を簡素化でき、切り換えを常に円滑に行える転換設備を提供する。
【解決手段】切り換え手段110は、左右一対の内移動案内部92A,92Bからの被案内体84を受け入れる左右一対の合流案内部115A,115Bと、被案内体を左右一対の外移動案内部93A,93Bに案内する左右一対の分岐案内部116A,116Bと、合流案内部からの被案内体を分岐案内部に振り分ける切り換え案内部120を有する。切り換え案内部は左斜行案内体121Aと右斜行案内体121Bを有し、両斜行案内体は、対応する合流案内部での被案内体の移動力によって、対応する合流案内部に突出している位置から、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続する位置へ移動する。共通の斜行案内体により、被案内体の移動力の受け止めと、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続することを行え、切り換え動を常に円滑かつ確実に行え、切り換え手段の構造を簡素化できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば主搬送経路上で搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外方に設けた分岐搬送経路に移したりするのに使用される転換設備に関するものである。
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、荷物を横移動させるプッシャの案内路が設けられ、この案内路のうち、傾斜路がX状に交わる交差部には、プッシャの交差部での円滑な乗継ぎを可能とするための交差部乗継装置が設けられ、ここで交差部乗継装置は、センターカムやリンク機構や継ぎレバーなどから構成されている。そしてプッシャ側からの垂下軸には第2の案内部(ベアリング)が取り付けられるとともに、この垂下軸の下端は第1の案内部に形成されている。交差部乗継装置においては、第1の案内部がセンターカムの斜面、曲面、円弧面へと当接移動して、センターカムを枢支軸とともに回動させることで、リンク機構を介して、枢支軸とともに継ぎレバーを逆に回動させて、交差部ガイド板の切欠部に嵌着させている。これにより第1の案内部を、交差部ガイド板から継ぎレバーへと案内している(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平6−32446号公報(第3−5頁、図8−図11) 特開平3−205211号公報(FIG.3−FIG.6) 米国特許第3,361,247号公報(FIG.17−FIG.19)
しかし、上記した従来構成によると、第1の案内部の移動力によって回動するセンターカム(部材)と、このセンターカムにリンク機構を介して連動して回動する継ぎレバー(部材)との異なる形状の2部材を使用する形式であることから、構造が複雑になるとともに、リンク機構を介しての連動が円滑に行えないことになる。また第1の案内部が、センターカムの円弧面から斜面へと当接移動しているときや斜面から外れたとき、このセンターカムがガタついて、継ぎレバーが交差部ガイド板の切欠部から離れる状態、すなわち、継ぎレバーが交差部ガイド板に対して跳ね返る状態となり、以て継ぎレバーによる第1の案内部の案内を円滑に行えないことになる。
さらに第1の案内部(垂下軸の下端)をセンターカムや交差部ガイド板に作用させる形式であることから、その摺動などによってセンターカムや交差部ガイド板が摩耗し、この摩耗によって第1の案内部による衝突音(騒音)が発生することになる。さらに交差部は、第1の案内部(垂下軸の下端)のみのガイド(案内)のため、この第1の案内部によって荷物を横移動させる力を全て受けることになり、荷物の横移動が不安定となる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、切り換え手段における構造を簡素化し得るとともに、切り換えを常に円滑に行える転換設備を提供することを目的としたものである。
また本発明の請求項4記載の発明は、切り換え手段における摩耗による衝突音(騒音)の発生を減少し得るとともに、物品の横移動を常に安定して行える転換設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の転換設備は、主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に外嵌して案内される物品横押し体とが設けられた転換設備であって、前記物品横押し体の下部側には被案内体が取り付けられ、本体フレーム側には前記被案内体の案内を行う案内装置が配設され、この案内装置は、下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動案内部と、これら内移動案内部の終端に切り換え手段を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動案内部とからなり、前記切り換え手段は、内移動案内部からの被案内体を受け入れる左右一対の合流案内部と、被案内体を外移動案内部に案内する左右一対の分岐案内部と、合流案内部からの被案内体を分岐案内部に振り分ける切り換え案内部とを有し、この切り換え案内部は左斜行案内体と右斜行案内体とを有し、これら斜行案内体は、対応する合流案内部での被案内体の移動力によって、対応する合流案内部に突出している位置から、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続する位置へと移動自在に構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、両無端回動体の移動によって物品支持体群を主搬送経路上で移動させることにより、始端部の物品支持体群上に供給した物品を主搬送経路上で搬送し得る。そして、被案内体を、内移動案内部により案内して内側へ移動させたのち、切り換え手段を介して外移動案内部に移し、この外移動案内部により案内して外側へ移動させることにより、物品支持体の長さ方向に物品横押し体を移動させて物品を横押しし得、以て物品を主搬送経路の側部外方に払い出しし得る。
その際に、切り換え手段における斜行案内体の切り換わり動作は、対応する合流案内部での被案内体の移動力を利用して行える。すなわち、被案内体を内移動案内部により案内して内側へ移動させたのち、切り換え手段を介して外移動案内部に移しているときに、斜行案内体が、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続した位置にあるとき、内移動案内部からの被案内体は、接続している合流案内部、斜行案内体、分岐案内部へと案内されて外移動案内部に移ることになり、以て物品横押し体群を、主搬送経路において横切らせることになる。
また斜行案内体が、対応する合流案内部に突出した位置にあるとき、内移動案内部からの被案内体は、合流案内部を移動して斜行案内体に当接し、この状態から被案内体の移動力によって斜行案内体を下手側へと押し作用して移動させることになる。そして、斜行案内体の下手側への移動は、この斜行案内体により、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に、対応する合流案内部と分岐案内部とを接続するまで行われる。したがって被案内体は、接続した合流案内部、斜行案内体、分岐案内部に案内されて外移動案内部に移ることになり、以て物品横押し体群を、主搬送経路において横切らせることになる。
このように切り換え案内部の切り換えは、被案内体の移動力によって行え、その際に、共通の斜行案内体によって、被案内体の移動力を受け止めることと、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続することとを行えることになる。
また本発明の請求項2記載の転換設備は、上記した請求項1記載の構成において、切り換え案内部は、一方の斜行案内体が突出位置にあるとき他方の斜行案内体は接続位置にあるとともに、両斜行案内体間には移動連動機構が設けられ、一方の斜行案内体が突出位置から接続位置に移動するに連動して、他方の斜行案内体が接続位置から突出位置に移動するように構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、切り換え手段における両斜行案内体の切り換わり動作は、被案内体の移動力を利用して自動的に行える。すなわち、たとえば被案内体を、左右における一方側の内移動案内部により案内して内側へ移動させたのち、切り換え手段を介して他方側の外移動案内部に移しているときに、一方側の斜行案内体は、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続する位置にあり、また他方側の斜行案内体は、対応する合流案内部に突出している位置にある。これにより、一方側の内移動案内部からの被案内体は、接続している一方側の合流案内部、一方側の斜行案内体、他方側の分岐案内部へと案内されて他方側の外移動案内部に移ることになり、以て物品横押し体群を、主搬送経路において一方側から他方側へと横切らせることになる。その際に被案内体は、一方側の斜行案内体により案内されることで、一方側の分岐案内部に入り込むことなく通過し得る。
このような状態において、他方側の内移動案内部からの被案内体は、他方側の合流案内部を移動して他方側の斜行案内体に当接し、そして被案内体の移動力によって他方側の斜行案内体を下手側へと押し作用して移動させることになる。したがって、他方側の内移動案内部からの被案内体は、接続している他方側の合流案内部、他方側の斜行案内体、一方側の分岐案内部に案内されて一方側の外移動案内部に移ることになり、以て物品横押し体群を、主搬送経路において他方側から一方側へと横切らせることになる。その際に被案内体は、他方側の斜行案内体により案内されることで、他方側の分岐案内部に入り込むことなく通過し得る。
上述したような一方側(他方側)の斜行案内体の移動は、移動連動機構を介して他方側(一方側)の斜行案内体に伝達し得、以て一方側(他方側)の斜行案内体を突出位置から接続位置に移動させることに移動連動機構を介して連動して、他方側(一方側)の斜行案内体を接続位置から突出位置に移動させ得る。
そして本発明の請求項3記載の転換設備は、上記した請求項2記載の構成において、移動連動機構がリンク機構からなることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、左右の斜行案内体間の連動を、簡単な構成で、精度良く円滑に行える。
さらに本発明の請求項4記載の転換設備は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、被案内体は、物品横押し体の下部側に垂設される支持軸と、この支持軸に遊転自在に取り付けられたローラからなり、このローラが切り換え手段で案内されるように構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、切り換え手段における斜行案内体の切り換わり動作はローラの移動力を利用して行え、その際にローラの遊転によって斜行案内体の摩耗を少なくし得る。さらに切り換え手段は、ローラによって物品を横移動させる力を全て受けることになる。しかもローラを案内する形式によって、斜行案内体が少し内側へ変位して、合流案内部や分岐案内部に非直線状で接続したとしても、このローラの外周によって斜行案内体への移動を行えるとともに、移動力によって斜行案内体の位置を修正し得る。
上記した本発明の請求項1によると、両無端回動体の移動によって物品支持体群を主搬送経路上で移動させることにより、始端部の物品支持体群上に供給した物品を主搬送経路上で搬送できる。そして、被案内体を、内移動案内部により案内して内側へ移動させたのち、切り換え手段を介して外移動案内部に移し、この外移動案内部により案内して外側へ移動させることにより、物品支持体の長さ方向に物品横押し体を移動させて物品を横押しし、以て物品を主搬送経路の側部外方に払い出すことができる。
その際に、切り換え手段における斜行案内体の切り換わり動作は、対応する合流案内部での被案内体の移動力を利用して自動的に行うことができる。すなわち、被案内体を内移動案内部により案内して内側へ移動させたのち、切り換え手段を介して外移動案内部に移しているときに、斜行案内体が、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続した位置にあるとき、内移動案内部からの被案内体を、接続している合流案内部、斜行案内体、分岐案内部へと案内して外移動案内部に移すことができ、以て物品横押し体群を、主搬送経路において横切らせることができる。
また斜行案内体が、対応する合流案内部に突出した位置にあるとき、内移動案内部からの被案内体を、合流案内部で移動させて斜行案内体に当接でき、この状態から被案内体の移動力によって斜行案内体を下手側へと押し作用して移動させることができる。そして、斜行案内体の下手側への移動は、この斜行案内体により、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に、対応する合流案内部と分岐案内部とを接続するまで行うことができる。したがって被案内体を、接続している合流案内部、斜行案内体、分岐案内部へと案内して外移動案内部に移すことができ、以て物品横押し体群を、主搬送経路において横切らせることができる。
このように切り換え案内部の切り換えは、被案内体の移動力によって自動的にかつ常に円滑に行うことができる。その際に、共通の斜行案内体によって、被案内体の移動力の受け止めることと、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続することとを行うことができて、斜行案内体の切り換え動を常に円滑かつ確実に行うことができるとともに、切り換え手段における構造を簡素化できる。さらに被案内体が斜行案内体に直接に作用することで、この斜行案内体がガタついて跳ね返るようなことはなくなり、以て斜行案内体による被案内体の案内を常に円滑に行うことができる。
また上記した本発明の請求項2によると、切り換え手段における両斜行案内体の切り換わり動作は、被案内体の移動力を利用して自動的に行うことができる。すなわち、たとえば被案内体を、左右における一方側の内移動案内部により案内して内側へ移動させたのち、切り換え手段を介して他方側の外移動案内部に移しているときに、一方側の斜行案内体は、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続する位置にでき、また他方側の斜行案内体は、対応する合流案内部に突出している位置にできる。したがって、一方側の内移動案内部からの被案内体を、接続している一方側の合流案内部、一方側の斜行案内体、他方側の分岐案内部へと案内して他方側の外移動案内部に移すことができ、以て物品横押し体群を、主搬送経路において一方側から他方側へと横切らせることができる。その際に被案内体は、一方側の斜行案内体により案内されることで、一方側の分岐案内部に入り込むことなく通過できる。
このような状態において、他方側の内移動案内部からの被案内体は、他方側の合流案内部を移動して他方側の斜行案内体に当接でき、そして被案内体の移動力によって他方側の斜行案内体を下手側へと押し作用して移動させることができる。したがって、他方側の内移動案内部からの被案内体を、接続している他方側の合流案内部、他方側の斜行案内体、一方側の分岐案内部に案内して一方側の外移動案内部に移すことができ、以て物品横押し体群を、主搬送経路において他方側から一方側へと横切らせることができる。その際に被案内体は、他方側の斜行案内体により案内されることで、他方側の分岐案内部に入り込むことなく通過できる。
このように一方側(他方側)の斜行案内体の移動を、移動連動機構を介して他方側(一方側)の斜行案内体に伝達でき、以て一方側(他方側)の斜行案内体を突出位置から接続位置に自動的に移動させることに移動連動機構を介して連動して、他方側(一方側)の斜行案内体を接続位置から突出位置に自動的に移動させることができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、左右の斜行案内体間の連動を、簡単な構成で、精度良く円滑に行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、切り換え手段における斜行案内体の切り換わり動作はローラの移動力を利用して自動的にかつ常に円滑に行うことができ、その際にローラの遊転によって、斜行案内体の摩耗を少なくでき、以て切り換え手段における摩耗による衝突音(騒音)の発生を減少できる。そして切り換え手段は、ローラによって物品を横移動させる力を全て受けることができ、物品の横移動を常に安定して行うことができる。しかもローラを案内する形式によって、斜行案内体が少し内側へ変位して、合流案内部や分岐案内部に非直線状で接続したとしても、このローラの外周によって斜行案内体への移動は何ら支障なく行うことができ、そして移動力によって斜行案内体の位置を自動的に修正できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図2〜図8において、1は本体フレームで、両側にそれぞれ上下一対に配設したフレーム材10,20と、上下ならびに左右のフレーム材10,20間を連結する中間枠部材2と、下位フレーム材20から下方に連設した脚体3群などからなり、前記中間枠部材2は、縦連結材4や横連結材5などにより構成される。
前記上位フレーム材10は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして中央部に上方への起立部11を形成して、この起立部11の上部外側に切欠き状の段部12を形成し、また起立部11の上部内側に上向き溝状の潤滑油受け部13を形成している。さらに上位フレーム材10には、起立部11の位置に外向き蟻溝14が、外側の段部12の位置に上向き蟻溝15がそれぞれ形成されるとともに、下端には内側下向き蟻溝16と外側下向き蟻溝17が形成されている。また上位フレーム材10には、内側の潤滑油受け部13よりも少し下方の位置から内方へ往路側案内レール部18が突出され、この往路側案内レール部18は物品支持体(後述する。)の支持案内用となる。ここで往路側案内レール部18の部分には下向き蟻溝19が形成される。なお、潤滑油受け部13や蟻溝14〜17、19や往路側案内レール部18などは、上位フレーム材10の成形時に長さ方向の全長に亘って形成される。以上の11〜19などにより上位フレーム材10の一例が構成される。
前記下位フレーム材20は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして上端に内側上向き蟻溝21と外側上向き蟻溝22とが形成されるとともに、下端に内側下向き蟻溝23と外側下向き蟻溝24とが形成される。さらに下位フレーム材20には、中間部の内側に上向き溝状の潤滑油受け部25が形成されるとともに、内方へ復路側案内レール部26が突出され、この復路側案内レール部26は物品支持体の支持案内用となる。ここで復路側案内レール部26の部分には下向き蟻溝27が形成される。また、復路側案内レール部26などにより形成される段部28の上方に位置するように、上端延長部29が一体に形成され、以て上端延長部29の内側面によって横向き案内面が形成されている。これら蟻溝21〜24、27や復路側案内レール部26、上端延長部29などは、下位フレーム材20の成形時に長さ方向の全長に亘って形成される。以上の21〜29などにより下位フレーム材20の一例が構成される。
前記中間枠部材2は、上位フレーム材10の両下向き蟻溝16,17に板状のナット体6を位置させておき、そして中間枠部材2の縦連結材4や横連結材5に対して下方から通したボルト体7をナット体6に螺合し締め付けることで上位フレーム材10と一体化され、また下位フレーム材20の両上向き蟻溝21,22を利用することで、前述と同様にナット体6とボルト体7とにより下位フレーム材20に一体化される。この中間枠部材2は、両フレーム材10,20の長さ方向において所定間隔置きに複数が配設される。また前記脚体3は、下位フレーム材20の下向き蟻溝23,24を利用して、ナット体6とボルト体7により下位フレーム材20に連結される。
上記のようにして構成された本体フレーム1の始端部には左右方向の従動軸30が回転自在に配設され、また終端部には左右方向の駆動軸31が回転自在に配設される。ここで従動軸30や駆動軸31は、両フレーム材10,20間に配設した左右一対の支持部材32に、それぞれ軸受け装置33を介して回転自在に支持されている。前記駆動軸31に連動連結した駆動装置34は、電動機35と、これに一体化した減速機36とからなり、この減速機36の出力部が前記駆動軸31に連動されている。
前記従動軸30と駆動軸31との両端で相対向部間には、スプロケット(輪体の一例)38,39を介して無端チェーン(無端回動体の一例)40が配設されている。ここでスプロケット38,39は、前記支持部材32の内側に配設されて従動軸30や駆動軸31に連結されている。また前記無端チェーン40はリンク41と連結ピン42とからなり、往路側において潤滑油受け部13の上方に位置され、また復路において潤滑油受け部25の上方で段部28内に位置されている。そして左右の無端チェーン40間に物品支持体50が多数取り付けられている。その際に、前記連結ピン42群のうち、所定ピッチ置きの連結ピンを内側に突出させることで形成した長尺の連結ピン42が物品支持体50の取り付けに使用される。
前記物品支持体50は、図2〜図6に示すように、両無端チェーン40の移動方向となる主搬送経路45に対して直交した方向を長さ方向51として配設されている。この物品支持体50は、上面に長さ方向51に沿った凸状部52を主搬送経路45の方向で3条(複数条)に形成した扁平状の物品載置板部53と、この物品載置板部53の下面中間部(裏面中間部分)から前記主搬送経路45の方向で一対に連設されかつ長さ方向51に沿った脚板部54と、物品載置板部53の前端から下方かつ後方に延びる前板部55と、物品載置板部53の後端から下方かつ前方に延びる後板部56などにより、型レール状に構成されている。このような構成において、両脚板部54の下端は、内方へ突出することで厚肉部に形成され、以て両脚板部54間でかつ物品載置板部53の下面中間部との間に、相対向する側で開放する溝状の案内部57が形成されている。なお、両脚板部54の下端には、下方で開放する溝状の螺合部54Aが形成されている。以上の52〜57などにより物品支持体50の一例が構成される。
このようにして構成された物品支持体50における長さ方向51の両端には、それぞれサイドブラケット61が差し込み結合などにより取り付けられる。これらサイドブラケット61は鉄製からなり、主搬送経路45の方向で長い本体部62の内面側の上部で前後の二箇所に、内方へ突出する板状の差し込み部が設けられている。さらに本体部62における中間の下部には、内方への突出片が折れ曲がりにより形成されている。また、サイドブラケット61の外面側で前部の一箇所には、外方へ突出する筒状体63が溶接することによって取り付けられている。
上記のように形成されたサイドブラケット61は、物品支持体50における物品載置板部53と前板部55または後板部56とにより形成された前後一対の空間部に一対の差し込み部を差し込み、次いで、外側から通したボルト体を螺合部54Aのいずれかに螺合結合させることで、物品支持体50の両端に取り付け得る。そして、筒状体63側の差し込み孔に対して、前記無端チェーン40側からの長尺の連結ピン42の突出部分を外側から差し込んで結合することで、物品支持体50の両端を、それぞれサイドブラケット61を介して無端チェーン40に連結し得、以て左右一対の無端チェーン40間に多数の物品支持体50を取り付け得る。
前記筒状体63には、外周部がウレタンからなる回転体(被案内部材の一例で、ベアリング形式やローラ形式などからなる。)64が外嵌され、これら回転体64は、前記本体フレーム1側の両案内レール部18,26の上向き支持面に支持案内される。また前記本体部62の突出片には、外周部がウレタンからなるサイドローラ(被案内部材の一例)65が縦軸66を介して遊転自在に設けられ、これらサイドローラ65は、前記往路側案内レール部18の横向き案内面に案内される。
各物品支持体50には、この物品支持体50に外嵌して案内されることで長さ方向51に移動自在な物品横押し体70が設けられ、これら物品横押し体70は、下位の矩形筒状部分71と上位の横押し作用部76とにより構成されている。すなわち矩形筒状部分71は、前記物品載置板部53に上側から対向される扁平状の上板材72と、この上板材72の前端から下方かつ後方に延びることで前板部55に外側から対向される前板材73と、前記上板材72の後端から下方かつ前方に延びることで後板部56に外側から対向される後板材74と、前板材73と後板材74の下端間に位置される底板材75などにより形成されている。
そして前記上板材72の上面側(上方)に横押し作用部76が設けられている。すなわち横押し作用部76は、上板材72の上方を覆う天板材77と、この天板材77における両側の横向き傾斜面の部分に着脱自在に取り付けられた横押し当接部材78などにより形成されている。ここで横向き傾斜面は、たとえば平面視において傾斜角度θを30度として全体が台形板状に形成され、そして横押し当接部材78はゴム板などからなり、その横押し当接面が平面視において凹凸状に形成されている。
前記底板材75の上面側には、両脚板部54間に嵌合される上向き突状の被嵌合部79が連設され、これにより前記物品横押し体70は、被嵌合部79を介して、物品支持体50における案内部57間で案内されるように構成されている。さらに、前記上板材72側の下面には、前記物品支持体50の物品載置板部53に形成した凸状部52に上方から対向される3本の凹溝部80が形成されている。以上の71〜80などにより物品横押し体70の一例が構成される。かかる物品横押し体70は、横押し当接部材78を除いて合成樹脂によって一体成形されている。
前記物品横押し体70の下部側には、前記被嵌合部79を利用して被案内体84が取り付けられる。すなわち前記被嵌合部79の中央部からローラ軸(支持軸の一例)85が、その上部を埋め込み成形により支持させることで垂設され、このローラ軸85の突出下部に、ローラ86が遊転自在に取り付けられ、以てローラ86は物品横押し体70の裏面外方に位置される。その際にローラ軸85は、ローラ86に対して所定長さ下方に突出されるように構成されている。以上の85〜86などにより被案内体84の一例が構成される。
図3〜図9に示すように、前記本体フレーム1の中間枠部材2における上位の横連結材5には前記被案内体84の案内を行う往路案内装置(案内装置の一例)90が配設され、また下位の横連結材5には復路案内装置96が配設される。そして中央の分岐部には、往路側の上部切り換え手段(切り換え手段の一例)110と復路側の下部切り換え手段105とが配設され、さらに往路側の始端近くには左右一対の振り分け手段106A,106Bが配設される。
前記往路案内装置90は、始端部の両側にそれぞれ左右一対に設けた始端案内部91A,91Bと、これら始端案内部91A,91Bの終端に前記振り分け手段106A,106Bを介して対向し、かつ下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動案内部92A,92Bと、これら内移動案内部92A,92Bの終端に前記上部切り換え手段110を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動案内部93A,93Bと、これら外移動案内部93A,93Bの終端に対向して配設したそれぞれ左右一対の終端案内部94A,94Bなどからなる。
また前記復路案内装置96は、下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動案内部97A,97Bと、これら内移動案内部97A,97Bの終端に前記下部切り換え手段105を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動案内部98A,98Bなどからなる。
前記往路案内装置90の始端案内部91A,91Bや終端案内部94A,94B、および前記復路案内装置96の外移動案内部98A,98Bは、上位の横連結材5に固定されたブラケット100と、このブラケット100に相対向する状態で取り付けられた一対または片側の案内体101などにより構成される。ここで案内体101はアルミニウムの押し出しまたは引き抜き成形品や樹脂製品などからなり、これら案内体101間や、案内体101と外移動案内部93A,93Bまたは98A,98Bとの相対向面間にローラ86が位置される。なお、終端案内部94A,94Bにおける案内体101は、ローラ86の案内側に樹脂成形部材が設けられた構成や、この案内体101の全部が樹脂成形部材からなる構成などであってもよい。
また前記往路案内装置90の内移動案内部92A,92Bや外移動案内部93A,93B、および前記復路案内装置96の内移動案内部97A,97Bや外移動案内部98A,98Bは、前記案内体101を下位の横連結材5に対して直接に固定することで構成され、この案内体101の側面によりローラ86が案内される。なお、始終の反転部でローラ86の案内を行うべく、両軸30,31の部分にはローラ86の嵌合を許す反転案内体107A,107B,108A,108Bが取り付けられている。
図1、図6、図7に示すように、前記上部切り換え手段110は、両内移動案内部92A,92Bからのローラ86を受け入れる左右一対の合流案内部115A,115Bと、ローラ86を両外移動案内部93A,93Bに案内する左右一対の分岐案内部116A,116Bと、合流案内部115A,115Bからのローラ86を両分岐案内部116A,116Bに振り分ける切り換え案内部120などにより構成されている。その際に、上部切り換え手段110ではローラ86を案内するように構成されている。
すなわち、前記上部切り換え手段110の本体となる矩形状のベース板体111が横連結材5上に載置されたのち固定具112を介して固定されている。このベース板体111には、合流案内部115A,115Bと分岐案内部116A,116Bとが上方開放の溝状に形成され、その際に合流案内部115A,115Bと分岐案内部116A,116Bとはローラ86を嵌入自在な幅とされている。そして合流案内部115A,115Bと分岐案内部116A,116Bとは、左側の合流案内部115Aと右側の分岐案内部116Bとが直線状に位置されるとともに、右側の合流案内部115Bと左側の分岐案内部116Aとが直線状に位置される状態、すなわち傾斜路がX状に交わる状態で形成されている。
前記切り換え案内部120は、傾斜路がX状に交わる交差部に配置されるもので、左斜行案内体121Aと右斜行案内体121Bとを有している。これら斜行案内体121A,121Bは、対応する合流案内部115A,115Bでのローラ86の移動力によって、対応する合流案内部115A,115Bに突出している位置から、対応しない分岐案内部116A,116Bを塞ぐと同時に対応する合流案内部115A,115Bと分岐案内部116B,116Aとを接続する位置へと移動自在に構成されている。
すなわち、交差部の左右側部において、ベース板体111の下面からは縦ピン122A,122Bが垂設され、これら縦ピン122A,122Bに対して揺動体123A,123Bが、その基端を介して回動自在に取り付けられるとともに、これら揺動体123A,123Bの遊端で上面側に前記斜行案内体121A,121Bが連結されている。ここでベース板体111の交差部の部分には貫通部113が形成され、前記斜行案内体121A,121Bは貫通部113を上方へ挿通させることで、対応する合流案内部115A,115Bに突出されることになる。
そして斜行案内体121A,121Bは、揺動体123A,123Bが上手側へ回動されたとき、対応する合流案内部115A,115Bに突出して、その上手側に向く案内面121a,121bが合流案内部115A,115Bを傾斜状で遮断する位置となり、そして揺動体123A,123Bが下手側へ回動されたとき、対応しない分岐案内部116A,116Bを塞ぐと同時に、その案内面121a,121bが、対応する合流案内部115A,115Bの側案内面115a,115bと分岐案内部116B,116Aの側案内面116b,116aとを接続する位置となるように構成されている。なお、案内面121a,121bの傾斜状での遮断は、上手が外側に位置しかつ下手が内側に位置した状態で行われる。
さらに切り換え案内部120は、一方の斜行案内体121A(121B)が突出位置にあるとき他方の斜行案内体121B(121A)は接続位置にあるように構成され、そして両斜行案内体121A,121B間に設けられた移動連動機構125によって、一方の斜行案内体121A(121B)が突出位置から接続位置に移動することに連動して、他方の斜行案内体121B(121A)が接続位置から突出位置に移動するように構成されている。ここで移動連動機構125はリンク機構からなり、揺動体123A,123Bの基端部分に溶接Yなどによって一体化された揺動リンク126A,126Bと、これら揺動リンク126A,126Bの遊端間に縦方向の連結ピン127A,127Bを介して相対回動自在に設けられた連結リンク128などにより構成されている。
なお、前記斜行案内体121A,121Bの突出上下高さhは、合流案内部115A,115Bや分岐案内部116B,116Aの案内上下高さ(溝高さ)Hの半分位とされている。そして斜行案内体121A,121Bの配置箇所においてローラ86は、その下半分が案内面121a,121bの上部に対向され、上半分が側案内面115a,115bや側案内面116a,116bの上部に対向されるように構成されている。以上の111〜128などにより、上部切り換え手段110の一例が構成される。
図4、図5に示すように、前記上位フレーム材10(本体フレーム1の上部)で、無端チェーン40を配設するとともに往路側案内レール部18を形成した部分に、無端チェーン40や回転体64の上方を閉塞状とするためのカバー体(チェーンカバー)130が配置される。このカバー体130は、側板部と、この側板部の上部から内方へ直角状に折れ曲がった上板部とにより、断面で逆L字状の型レール状に形成されている。そして、カバー体130は、側板部を起立部11に対して外側から当接させた状態で、側板部の下端部分に外側から通したボルト体を、外向き溝部14内に予め位置させたナット体に螺合させることによって、上位フレーム材10の起立部11に対して着脱自在に固定し得る。
図2に示すように、本体フレーム1の両側外方には、主搬送経路45に対して外方かつ下手側へと傾斜した分岐搬送経路135A,135Bを形成する分岐コンベヤ136A,136Bが設けられる。これら分岐コンベヤ136A,136Bは、コンベヤフレームに多数のローラを支持させることで構成され、その際にコンベヤフレームやローラは、その端部を上位フレーム材10の段部12内に位置させ、かつカバー体130の側板部に充分に接近させた状態で配置される。なお上位フレーム材10の上向き蟻溝15などを分岐コンベヤ136A,136Bとの連結に利用してもよい。140は物品を示す。
以下に、上記した実施の形態1において、物品140の搬送、分岐作用を説明する。
すなわち、駆動装置34の電動機35を作動させ、減速機36に連動した駆動軸31を介してスプロケット39を強制回転させることで、両無端チェーン40を移動し得る。この両無端チェーン40の移動によって物品支持体50群を、回転体64を介して両案内レール部18,26の上向き支持面に支持案内させるとともに、サイドローラ65を介して案内レール部18や上端延長部29の横向き案内面に案内させることで、安定した状態で移動し得る。その際に復路側においては、回転体64の上方に上端延長部29が位置することで、この回転体64の浮き上りを阻止し得、以て物品支持体50群を上下でガタつくことなく安定した状態で移動し得る。これにより物品支持体50群が循環移動することから、始端部の物品支持体50群上に供給した物品140を主搬送経路45上で搬送し得る。なお搬送時において、往路での両無端チェーン40の移動は、カバー体130の下方でかつ潤滑油受け部13の上方で行われ、また復路での両無端チェーン40の移動は、上端延長部29の下方でかつ潤滑油受け部25の上方で行われる。
このような搬送を行う際に、物品支持体50群と一体的に移動する物品横押し体70は、そのローラ86が案内装置90,96群に案内されることによって、物品支持体50の長さ方向51に往復移動したり、物品支持体50とともに主搬送経路45に沿って直線状に移動したりする。その際に物品横押し体70の往復移動は、被嵌合部79を介して、物品支持体50における案内部57に嵌合されて案内される状態で、すなわち、好適な摺接摩擦が生じた状態で、ガタつきがなく、かつ姿勢(向き)を大きく変化させることなく、常に安定して行える。
すなわち、たとえば左側の始端案内部91Aに案内されているローラ86は、振り分け手段106Aが直線状振り分け姿勢のときに直進案内され、そして案内作用を受けない状態で直進したのち終端案内部94Aに案内されることになる。これにより物品横押し体70は物品140に作用せず、この物品140は主搬送経路45上を直進状に搬送される。なお反対側も同様であって、右側の始端案内部91Bのローラ86は、振り分け手段106Bから終端案内部94Bへと移動することになる。
また、左側の始端案内部91Aに案内されているローラ86は、振り分け手段106Aが傾斜状振り分け姿勢のときに内側へ傾斜案内され、そして内移動案内部92Aに案内されて内側へ移動されたのち、上部切り換え手段110を介して外移動案内部93Bに移り、この外移動案内部93Bに案内されて外側へ移動されたのち終端案内部94Bに案内される。これにより物品横押し体70群は、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を横切ることになり、以て横押し作用部76が、他側の横押し当接部材78を介して物品140に横押し作用して、この物品140を、その向きを変えながら、主搬送経路45に対して傾斜状で分岐移動させ、右側の分岐コンベヤ136Bに渡すことになる。
なお反対側も同様であって、右側の始端案内部91Bのローラ86は、振り分け手段106B、内移動案内部92B、上部切り換え手段110、外移動案内部93A、終端案内部94Aと案内され、物品横押し体70群の横押し作用部76が、一側の横押し当接部材78を介して物品140に横押し作用して、この物品140を左側の分岐コンベヤ136Aに渡すことになる。
このようにして終端案内部94A,94Bの端部に達したローラ86は反転案内体108A,108Bに案内されて反転する。そして復路案内装置96においては、まず内移動案内部97A,97Bに案内されて中央部に移動され、次いで下部切り換え手段105により左右に振り分けられたのち、外移動案内部98A,98Bの案内により外側へと移動される。その後に、反転案内体107A,107Bに案内されて反転したのち、始端案内部91A,91Bのいずれかに移される。
上述したようにローラ86を、傾斜状振り分け姿勢の振り分け手段106A,106Bによって内側へ傾斜案内し、そして内移動案内部92A,92Bにより案内して内側へ移動させたのち、上部切り換え手段110を介して外移動案内部93B,93Aに移し、この外移動案内部93B,93Aにより案内して外側へ移動させたのち終端案内部94B,94Aで案内し得、これにより物品横押し体70群を、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を横切らせることになる。これによって、横押し作用部76を物品140に横押し作用させて、この物品140を分岐移動させ、左右の分岐コンベヤ136A,136Bに振り分けて渡し得る。
その際に、上部切り換え手段110の切り換わり動作は、ローラ86の移動力を利用して自動的に行える。すなわち、たとえばローラ86を、左側の内移動案内部92Aにより案内して内側へ移動させたのち、上部切り換え手段110を介して右側の外移動案内部93Bに移しているときに、この上部切り換え手段110は、図1〜図6に示すように、左側の揺動体123Aを下手側へ回動させて左斜行案内体121Aにより分岐案内部116Aを塞ぐと同時に、その案内面121aによって、合流案内部115Aの側案内面115aと分岐案内部116Bの側案内面116bとを直線状で接続(連続)し、また、右側の揺動体123Bを上手側へ回動させて右斜行案内体121Bを合流案内部115Bに突出させ、その上手側に向く案内面121bにより合流案内部115Bを傾斜状で遮断している。
したがって、左側の内移動案内部92Aからのローラ86は、直線状で連続している合流案内部115Aの側案内面115a、左斜行案内体121Aの案内面121b、分岐案内部116Bの側案内面116bへと案内されて外移動案内部93Bに移ることになり、以て物品横押し体70群を、主搬送経路45において左側から右側へと横切らせることになる。その際に、図1の(イ)〜(ニ)に示すように、交差部分を移動するローラ86は、左斜行案内体121Aの案内面121aにより案内されることで、分岐案内部116Aに入り込むことなく通過し得る。
このような状態において、ローラ86を、下部切り換え手段105の操作によって右側の始端案内部91Bへ導き、振り分け手段106Bから内移動案内部92Bへ案内するように切り換えたとき、図10の(ニ)に示すように、左側の内移動案内部92Aからの最後端のローラ86が分岐案内部116Bの始端部分に達したとき、右側の内移動案内部92Bからの最前端のローラ86は合流案内部115B内に位置し、図10の(ホ)に示すように、右斜行案内体121Bの案内面121bに当接(近接)した位置にある。
この状態から物品支持体50群が移動すると、ローラ86の移動力によって右斜行案内体121Bを下手側へと押し作用し、図10の仮想線に示すように、揺動体123Bを縦ピン122Bの回りに下手側へ回動させることになる。このとき揺動体123Bの回動は、揺動リンク126B、連結ピン127B、連結リンク128、連結ピン127A、揺動リンク126Aを介して揺動体123Aに伝達され、この揺動体123Aを縦ピン122Aの回りに上手側へ回動させることになる。
その際に右側の揺動体123Bの下手側への回動は、合流案内部115Bに対する右斜行案内体121Bの案内面121bの傾斜角度を徐々に緩やかにし、かつ合流案内部115Bから右斜行案内体121Bを徐々に退出させる状態で行われる。そして下手側への回動は、図11に示すように、右斜行案内体121Bにより分岐案内部116Bを塞ぐと同時に、その案内面121bによって、合流案内部115Bの側案内面115bと分岐案内部116Aの側案内面116aとを直線状で接続(連続)させるまで行われ、このとき、左側の揺動体123Aを上手側へ回動させて左斜行案内体121Aを合流案内部115Aに突出させ、その上手側に向く案内面121aにより合流案内部115Aを傾斜状で遮断させることになる。すなわち、ローラ86の移動力によって右斜行案内体121Bを突出位置から接続位置に移動させ、この移動に移動連動機構125を介して連動して、左斜行案内体121Aを接続位置から突出位置に移動させることになる。
したがって、右側の内移動案内部92Bからの最前端のローラ86は、直線状で連続している合流案内部115Bの側案内面115b、右斜行案内体121Bの案内面121b、分岐案内部116Aの側案内面116aに案内されて外移動案内部93Aに移ることになり、以て物品横押し体70群を、主搬送経路45において右側から左側へと横切らせることになる。その際に、図11の(ホ)に示すように、交差部分を移動するローラ86は、右斜行案内体121Bの案内面121bにより案内されることで、分岐案内部116Bに入り込むことなく通過し得る。
上述したように、切り換え案内部120の右側案内姿勢から左側案内姿勢への切り換えは、ローラ86の移動力によって自動的にかつ常に円滑に行うことができる。なお切り換え案内部120の左側案内姿勢から右側案内姿勢への切り換えも同様にして、ローラ86の移動力によって自動的にかつ常に円滑に行うことができる。
その際に、共通の斜行案内体121A,121Bによって、ローラ86の移動力の受け止めることと、対応しない分岐案内部116A,116Bを塞ぐと同時に対応する合流案内部115A,115Bと分岐案内部116B,116Aとを接続することとを行うことができて、斜行案内体121A,121Bの切り換え動を常に円滑かつ確実に行うことができるとともに、斜行案内体121A,121Bは同一形状でよいことなどから、上部切り換え手段110における構造を簡素化できる。さらにローラ86が、斜行案内体121A,121Bに直接に押し付け作用し、そのまま移動することで、この斜行案内体121A,121Bがガタついて跳ね返るようなことはなくなり、以て斜行案内体121A,121Bによるローラ86の案内を常に円滑に行うことができる。
その際に交差部においてローラ86は、その上半分が側案内面115a,115bや側案内面116a,116bの上部に連続して案内されながら、交差部における或る範囲においては下半分が案内面121a,121bの上部に案内されることになり、以てローラ86の移動を常に円滑に行うことができる。
また、一方側(他方側)の斜行案内体121A(121B)の移動を、移動連動機構125を介して他方側(一方側)の斜行案内体121B(121A)に伝達でき、以て一方側(他方側)の斜行案内体121A(121B)を突出位置から接続位置に自動的に移動させることに移動連動機構125を介して連動して、他方側(一方側)の斜行案内体121B(121A)を接続位置から突出位置に自動的に移動させることができる。そして、左右の斜行案内体121A,121B間の連動は、簡単な構成であるリンク機構によって、精度良く円滑に行うことができる。
さらに大径のローラ86を案内する形式によって、このローラ86の遊転によって、斜行案内体121A,121Bの摩耗を少なくでき、以て上部切り換え手段110における摩耗による衝突音(騒音)の発生を減少できる。そして上部切り換え手段110は、ローラ86によって物品140を横移動させる力を全て受けることができ、物品140の横移動を常に安定して行うことができる。しかもローラ86を案内する形式によって、斜行案内体121A(121B)が少し内側へ変位して、案内面121a(121b)が側案内面115a,116b(115b,116a)に対して非直線状で接続していたとしても、このローラ86の大径の外周によって案内面121a(121b)への移動は何ら支障なく行うことができ、そして移動力によって斜行案内体121A(121B)の位置を自動的に修正できる。
上記した実施の形態1では、両斜行案内体121A,121B間に移動連動機構125を設けた形式を示しているが、これは両斜行案内体121A,121Bを各別に動作させる形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、移動連動機構125としてリンク機構を採用した形式を示しているが、これは連結リンク128に代えて連結ロッドを採用した形式、縦ピン122A,122B間をチェーン機構や歯車機構で連動した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、斜行案内体121A,121Bを被案内体84の移動力によって移動させるに、ローラ86の移動力によって移動させる形式を示しているが、これは、支持軸(ローラ軸85)の移動力によって移動させる形式や、物品横押し体70側からの別の部材(大径の軸体や大径の突起体)の移動力によって移動させる形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、案内装置として往路案内装置90を採用した形式を示しているが、これは復路案内装置96を採用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、物品横押し体70の下部側に、本体フレーム1側の案内装置90,96に案内されるローラ86を、その上部を被嵌合部79の中央部に埋め込んで支持させることにより垂設した支持軸(ローラ軸85)の突出下部に取り付けた形式を示しているが、これは、物品横押し体70の下部から一体状に垂設した支持軸部にローラ86を取り付けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、無端回動体として無端チェーン40を採用し、リンク41間の連結を行う連結ピン42群のうち、所定の連結ピンを内側に突出させることで形成した長尺連結ピンにより突出部を構成した形式を示しているが、これは、無端チェーン40の所定箇所に突出部を形成した形式や、所定箇所に突出部を形成した無端ベルトを採用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、物品支持体50として下面側開放の型レール状に構成した形式を示しているが、これは開放していない形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、上位フレーム材10と下位フレーム材20との別体化形式を示したが、これは下位フレーム材20を側板、側枠形式にしてもよい。
上記した実施の形態1では、横押し当接部材78を30度の傾斜角度θに傾斜させた状態で取り付けているが、この傾斜角度は任意に設定されるものであり、また横押し当接部材78を傾斜させることなく主搬送経路45に沿った平行状態で取り付けた形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、転換設備における上部切り換え手段部分の左から右への移動状態の平面図である。 同転換設備の概略平面図である。 同転換設備の概略側面図である。 同転換設備の一部切り欠き正面図である。 同転換設備の要部の一部切り欠き正面図である。 同転換設備における上部切り換え手段部分の一部切り欠き側面図である。 同転換設備の往路案内装置を示す概略平面図である。 同転換設備の復路案内装置を示す概略平面図である。 同転換設備の案内装置群を示す概略側面図である。 同転換設備における上部切り換え手段の左から右への切り換え時の平面図である。 同転換設備における上部切り換え手段部分の右から左への移動状態の平面図である。
符号の説明
1 本体フレーム
5 横連結材
10 上位フレーム材
18 往路側案内レール部
20 下位フレーム材
26 復路側案内レール部
30 従動軸
31 駆動軸
34 駆動装置
38 スプロケット(輪体)
39 スプロケット(輪体)
40 無端チェーン(無端回動体)
45 主搬送経路
50 物品支持体
51 長さ方向
53 物品載置板部
61 サイドブラケット
64 回転体(被案内部材)
65 サイドローラ(被案内部材)
70 物品横押し体
71 矩形筒状部分
76 横押し作用部
78 横押し当接部材
84 被案内体
85 ローラ軸(支持軸)
86 ローラ
90 往路案内装置(案内装置)
91A 始端案内部
91B 始端案内部
92A 内移動案内部
92B 内移動案内部
93A 外移動案内部
93B 外移動案内部
94A 終端案内部
94B 終端案内部
96 復路案内装置
105 下部切り換え手段
106A 振り分け手段
106B 振り分け手段
110 上部切り換え手段(切り換え手段)
111 ベース板体(本体)
113 貫通部
115A 合流案内部
115a 側案内面
115B 合流案内部
115b 側案内面
116A 分岐案内部
116a 側案内面
116B 分岐案内部
116b 側案内面
120 切り換え案内部
121A 左斜行案内体(斜行案内体)
121a 案内面
121B 右斜行案内体(斜行案内体)
121b 案内面
123A 揺動体
123B 揺動体
125 移動連動機構
126A 揺動リンク
126B 揺動リンク
128 連結リンク
130 カバー体
135A 分岐搬送経路
135B 分岐搬送経路
140 物品
h 斜行案内体の突出上下高さ
H 案内部の上下高さ

Claims (4)

  1. 主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に外嵌して案内される物品横押し体とが設けられた転換設備であって、
    前記物品横押し体の下部側には被案内体が取り付けられ、本体フレーム側には前記被案内体の案内を行う案内装置が配設され、この案内装置は、下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動案内部と、これら内移動案内部の終端に切り換え手段を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動案内部とからなり、前記切り換え手段は、内移動案内部からの被案内体を受け入れる左右一対の合流案内部と、被案内体を外移動案内部に案内する左右一対の分岐案内部と、合流案内部からの被案内体を分岐案内部に振り分ける切り換え案内部とを有し、この切り換え案内部は左斜行案内体と右斜行案内体とを有し、これら斜行案内体は、対応する合流案内部での被案内体の移動力によって、対応する合流案内部に突出している位置から、対応しない分岐案内部を塞ぐと同時に対応する合流案内部と分岐案内部とを接続する位置へと移動自在に構成されていることを特徴とする転換設備。
  2. 切り換え案内部は、一方の斜行案内体が突出位置にあるとき他方の斜行案内体は接続位置にあるとともに、両斜行案内体間には移動連動機構が設けられ、一方の斜行案内体が突出位置から接続位置に移動するに連動して、他方の斜行案内体が接続位置から突出位置に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の転換設備。
  3. 移動連動機構がリンク機構からなることを特徴とする請求項2記載の転換設備。
  4. 被案内体は、物品横押し体の下部側に垂設される支持軸と、この支持軸に遊転自在に取り付けられたローラからなり、このローラが切り換え手段で案内されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の転換設備。
JP2006061949A 2006-03-08 2006-03-08 転換設備 Pending JP2007238253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006061949A JP2007238253A (ja) 2006-03-08 2006-03-08 転換設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006061949A JP2007238253A (ja) 2006-03-08 2006-03-08 転換設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007238253A true JP2007238253A (ja) 2007-09-20

Family

ID=38584158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006061949A Pending JP2007238253A (ja) 2006-03-08 2006-03-08 転換設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007238253A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4501843B2 (ja) 転換設備
US20030141172A1 (en) Chain for three-dimensional transfer line
JP3791391B2 (ja) 転換設備
JP2007238253A (ja) 転換設備
JP4650306B2 (ja) 転換設備
JP4935714B2 (ja) 転換設備
JP4215017B2 (ja) 転換設備
JP4274141B2 (ja) 転換設備
JP4784326B2 (ja) 転換設備
JP4581783B2 (ja) 転換設備
JP2001301957A (ja) 転換装置
JP4742896B2 (ja) 転換設備
JPH06329225A (ja) 転換装置
JP3826759B2 (ja) 転換設備
JP2006273438A (ja) コンベア設備
JP3044973B2 (ja) 転換装置
JP4487839B2 (ja) 転換設備
JPH06329242A (ja) 転換装置
JPH03284529A (ja) 転換装置
JP4941436B2 (ja) コンベア設備
JP2007246201A (ja) 搬送設備
JP4973468B2 (ja) 転換設備
JPH06329244A (ja) 転換装置
JP2006273435A (ja) 転換設備
JP2005255367A (ja) 転換設備

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430