JPH06345232A - 物品を搬送するための装置 - Google Patents

物品を搬送するための装置

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JPH06345232A
JPH06345232A JP12882793A JP12882793A JPH06345232A JP H06345232 A JPH06345232 A JP H06345232A JP 12882793 A JP12882793 A JP 12882793A JP 12882793 A JP12882793 A JP 12882793A JP H06345232 A JPH06345232 A JP H06345232A
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JP
Japan
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chain
guide track
roller
damming
transport
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Pending
Application number
JP12882793A
Other languages
English (en)
Inventor
Schreier Ulrich
シュライアー ウルリッヒ
Kuckersberg Karl-Wilhelm
クッケルスベルク カール−ヴィルヘルム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOHAN A KURAUZE MAS FAB GmbH
ThyssenKrupp Krause GmbH
Original Assignee
YOHAN A KURAUZE MAS FAB GmbH
Johann A Krause Maschinenfabrik GmbH
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軽量の物品を搬送する装置において、案内軌
道及び/又は瞬間的に停止した物品もしくは搬送パレッ
トとの間の滑り摩擦を阻止することにある。 【構成】 公知の装置は互いに結合される多数のチェー
ン部材15から成る搬送チェーン13を有し、循環駆動
される搬送チェーン13は案内軌道に沿って摺動する。
物品もしくは搬送パレットはそれぞれのチェーン部材1
5のベース部分17上に直接載置くされ、これによって
物品又は搬送パレットが瞬間的に停止した場合に搬送チ
ェーン13が物品又は搬送パレットの下側に沿って滑動
する。本発明の装置ではローラ及び/又はせき止めロー
ラ31を備えた搬送チェーン13を有し、この搬送チェ
ーン13が案内軌道に沿って転動する。前記せき止めロ
ーラ31は、物品又は搬送パレットが瞬間的に停止した
場合に搬送チェーン13を物品又は搬送パレットの下側
に沿って転動させるのに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を搬送するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の装置は主として軽量の物品、
特に工作物を搬送するために使用される。
【0003】物品は直接又は搬送パレットを介して、案
内軌道に沿って移動する搬送チェーンに載置される。案
内軌道は案内軌道によって予め与えられた搬送区間に亘
って搬送チューンを案内するのに用いられる。
【0004】上記形式の公知の装置では、互いに連結さ
れた多数のチェーン部材から成る搬送チェーンは定置の
(不動の)搬送軌道に沿って摺動する。このことは、こ
のような装置が比較的軽量の物品を搬送するためにのみ
用いられるということに基づいている。
【0005】これにも拘わらず、軽量の物品の搬送は案
内軌道に沿った搬送チェーンの摺動に基づき欠点をもた
らす。この欠点としては特に、高い運転騒音、比較的高
い駆動力及び著しい摩耗が挙げられる。
【0006】上記形式の公知の装置はせき止め区間が設
けられる場合にも使用される。この場合、若干の物品は
引き続き搬送チェーンを駆動した状態で搬送軌道上で停
止される。この場合、搬送チェーンは搬送すべき物品の
下側に沿って摺動する。このことも上述の欠点を生ぜし
める。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の課題は、摩
耗をわずかにすると共に、特に物品を防護して、騒音な
くしかも容易に搬送できるようにするという要求を満た
すように、物品を搬送するための装置を改良することに
ある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】前記課題は本発明によ
れば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の構成に
よって解決された。
【0009】
【発明の効果】チェーン部材に配属された転動体によっ
て搬送チェーンは搬送軌道上で転動する。従って上記形
式の公知に装置において一般的に生じた、搬送チェーン
と搬送軌道との間の滑り摩擦が回避される。これによっ
て運転騒音は極めてわずかになりかつ摩耗も申し分なく
回避される。
【0010】更に転動体はチェーン部材内に、転動体が
チェーン部材の下面からのみ突出するように、配置され
ている。これによって転動体の損傷及び汚染が防止され
る。
【0011】本発明の有利な構成では、転動体はそれぞ
れ2つの隣接するチェーン部材の間の枢着結合部の範囲
に配置されている。
【0012】これによって、一面では、搬送チェーンは
転動体によって正確に案内軌道の経過に沿って案内され
るようになり、かつ、他面では、できるだけわずかな数
の転動体によって搬送チェーンを確実にしかも完全に転
動案内することができるようになる。
【0013】装置の有利な構成では、チェーン部材に、
搬送すべき物品を支持するための支持ローラが配属され
ている。これによって、搬送すべき物品が短時間停止さ
れた場合、せき止め区間において、搬送チェーンは転動
可能に(瞬間的に)停止した物品の下側に沿って引き続
き移動することができる。
【0014】更にせき止めローラが駆動可能であること
によって、搬送すべき物品を搬送チェーンに対して相対
的に移動させることができる。せき止めローラの駆動方
向に応じて搬送軌道に対する物品の搬送速度を搬送チェ
ーンの速度よりも低速に又は高速にすることができる。
【0015】有利にはそれぞれのチェーン部材に支持ロ
ーラが配属されている。少なくとも2つの支持ローラに
支持される物品の荷重は多数のチェーン部材に分配され
る。更に、それぞれのチェーン部材に多数の支持ローラ
を配属することもできる。
【0016】装置の別の構成によれば、それぞれの支持
ローラが搬送方向に対して横方向に延びる回転軸線を中
心として自由に回転可能にそれぞれのチェーン部材内に
支承されている。この場合、チェーン部材の上側平面と
搬送すべき物品との間の接触を阻止するために、それぞ
れの支持ローラの少なくとも上側区分がそれぞれのチェ
ーン部材の平面に対して上向きに突出している。
【0017】支持ローラが自由に回転できることによっ
て、物品が停止した場合引き続き駆動される搬送チェー
ンを簡単に引き続き移動させることができ、この場合、
支持ローラは(瞬間的に停止する)物品の下側で転動す
る。
【0018】
【実施例】図示の装置は比較的軽量の物品を搬送するた
めのいわゆるリンクチェーンコンベヤである。例えばこ
のようなコンベヤは第5図で図示されているVベルト車
10のような工作物を搬送するために使用される。工作
物は直接又は搬送パレット11(第5図)又は12(第
9図)を介して装置によって組立ライン等に沿って搬送
される。
【0019】第1図乃至第8図の装置は案内軌道内で移
動する、循環駆動される有利にはエンドレスな搬送チェ
ーン13を有している。案内軌道は定置に、つまり不動
に組み立てライン等に配属されている。直線的及びアー
チ状の区分から構成された案内軌道の経過によって、搬
送区間は(空間的な)条件に適合して構成される。搬送
区間の経過は平面に限定されるものではなく、むしろ搬
送区間は立体的に(三次元的に)延びることができる。
【0020】搬送チェーン13は多数のチェーン部材1
5から構成されている(第1図乃至第4図)。同じに構
成されたチェーン部材15は互いに結合されている。こ
のような結合は隣接するチェーン部材15の間に位置す
るリンク点16において枢着することによって行われ
る。
【0021】それぞれのチェーン部材15は有利には一
体にプラスチックから形成されたベース部分を17を有
していて、このベース部分は搬送平面に対して平面的な
上面18及び下面19を有している。上面18及び下面
19は互いに平行に延びている。平面図でみてベース部
分17はほぼY字形に形成されている。
【0022】ベース部分は搬送方向20に対して横方向
に延びる一方の側面に連結突起21をかつこれとに対置
する側面に(同様に搬送方向20に対して横方向に延び
る側面に)連結突起21に形状を適合して形成された連
結凹所22を有している。チェーン部材15を互いに連
結した場合チェーン部材15の連結突起21は隣接する
チェーン部材15の連結凹所22内に係合する(第1
図)。
【0023】隣接するチェーン部材15の結合はリンク
点16において搬送方向20に対して横方向に延びる軸
23によって行われる。この軸は一方のチェーン部材1
5の連結突起21を介してかつ隣接するチェーン部材1
5の連結凹所22の向かい合う側に配置された結合爪2
4を介して横方向に延びている(第1図)。
【0024】連結突起21と連結凹所22とは形状の適
合した互いに係合し合う球形区分として構成されてい
て、これによって搬送チェーン13を上向き及び下向き
に並びにカーブにおいて案内することができ(第1
図)。連結突起21内にはベース部分17の下面19か
ら出発する袋孔25が配置されていて、この袋孔内には
円筒状の又は場合によっては球形状のリンク片26が設
けられている。
【0025】リンク片26内の横方向に延びる孔27を
介して軸23が延びている。孔27の向かい合う端部に
隣接するそれぞれの連結突起21の範囲には長孔28が
設けられている(第1図)。これによって軸23はリン
ク片26と共に連結突起21内で回動可能であり、これ
によって搬送チェーン13のスムースなカーブ走行性が
得られる。
【0026】それぞれのチェーン部材15は間隔を置い
て並置された両結合爪24に、凹所73を有している。
凹所73はチェーン部材15の上面18から出発してい
る。それぞれの凹所73の平らなカバー面74は上面1
8の下側で平行間隔をおいて延びている。
【0027】連結突起21に向かい合う側、つまり凹所
73とは反対側のチェーン部材15の端部には肉薄なプ
レート状の突起75が設けられている。突起75は凹所
73に形状を適合して形成されている。突起75の長さ
は、一方のチェーン部材15の突起75が隣接するチェ
ーン部材15内の凹所73の部分範囲に亘って延びるよ
うに、選ばれている(第1図及び第4図)。これによっ
て、搬送チェーン13の経過が直線的である場合隣接す
るチェーン部材15の間に中間スペースが生ずることは
ない。
【0028】従って隣接するチェーン部材15の上面1
8は継ぎ目なく互いに移行する。突起75及び外向きに
拡大した凹所73を適当に形成することによって、搬送
チェーンの経過がアーチ状である場合、アーチ内側で突
起75はほぼ完全に凹所73を満たしひいてはアーチ内
側で隣接するチェーン部材15に対する継ぎ目のない移
行を保証する(第1図)。
【0029】本発明によればチェーン部材15は転動体
を有している。図示の実施例ではそれぞれのチェーン部
材15に2つの転動体が設けられている。この場合、転
動体は円筒状のローラ29として構成されていて、それ
ぞれのローラは大部分ベース部分17内の適当な空所3
0内に位置している。
【0030】空所30は連結凹所22の横の向かい合う
側で結合爪24内に配置されている。空所30はベース
部分17の下面19に向けて開放されている。その他の
部分においては空所30は閉じられているので、ベース
部分17はローラ29を大部分、特にチェーン部材15
もしくはベース部分17の側面及び上面18において取
り囲むかもしくはカバーしている。
【0031】それぞれのチェーン部材15もしくはベー
ス部分17の下面19から突出するそれぞれのローラ2
9の小さな下側の部分範囲のみが、空所30に隣接する
ベース部分17の区分によって取り囲まれない。
【0032】このためにそれぞれ同じに構成されたロー
ラ29の外径は、それぞれのローラ29が部分的にベー
ス部分17の下面19から突出するように、設計されて
いる(第3図)。これによってチェーン部材15はロー
ラ29によって案内軌道14上に支持される。従って、
搬送チェーン13は滑り摩擦を阻止するために案内軌道
14に沿って転動する(第5図)。
【0033】ベース部分17内のローラ29は隣接する
チェーン部材15を結合するための軸23上に支承され
ている。搬送方向20に対して横方向に延びる軸23の
縦中央軸線はそれぞれ互いに結合された2つのチェーン
部材15のリンク点16上に位置している。
【0034】軸23の縦中央軸線はベース部分の下面1
9から、ベース部分17の半分の高さよりもわずかな間
隔を有していて、これによって、ローラ29は下面19
においてベース部分17から突出するが、上面において
ベース部分によって覆われるようになる。
【0035】搬送チェーン13は本発明によればせき止
めローラ31を備えている。図示の搬送チェーン13に
おいてはそれぞれのチェーン部材15がせき止めローラ
31を有している(第1図乃至第3図)。それぞれのチ
ェーン部材15のそれぞれのせき止めローラ31は連続
する2つのリンク点の間に、有利にはほぼ中央に配置さ
れている。このためにそれぞれのせき止めローラ31は
ベース部分17内部の適当な切り欠き内に32内に配置
される。
【0036】このために円筒状のせき止めローラ31は
搬送方向20に対して横方向に延びる軸33上に自由回
転可能に支承されている、つまり滑り軸受けされてい
る。軸33の縦中央軸線はローラ29を支承するための
軸23の縦中央軸線に対して平行に延びている。高さの
点で(それぞれのチェーン部材15の下面19に対し
て)軸33は軸23に対してずらされている。
【0037】有利には軸33はほぼベース部分17の上
面18と下面19との間でほぼ中央で延びている。これ
によって、せき止めローラ31が適当な外径を有する場
合(上面18と下面19との間隔よりも大きい)、せき
止めローラ31の対置する範囲はベース部分17の上面
18及び下面19から突出するようになる(第3図及び
第5図)。
【0038】せき止めローラ31がベース部分17の下
面18から突出していることによって、装置上で搬送さ
れる工作物又は搬送パレット11(第5図)はせき止め
ローラ31上でのみ支持されかつベース部分17上では
支持されない。これによって工作物又は搬送パレット1
1が瞬間的に停止した場合、引き続き駆動される搬送チ
ェーン13は、搬送チェーン13と搬送パレット11又
は工作物との間の滑り摩擦を阻止するために、せき止め
ローラ31によって搬送パレット11又は工作物の下を
移動することができる。
【0039】案内軌道14は、ベース部分17の下面1
9から同様に突出するせき止めローラ31を案内軌道1
4上に支持しないように、構成されている。このため
に、ローラ29用の走行面35内に中央の溝34が設け
られていて、この溝はせき止めローラ31の幅に相応し
て、下方でベース部分17から突出するせき止めローラ
範囲が案内軌道に接触しないように、構成されている
(第5図)。
【0040】このようにしてせき止めローラ31は工作
物もしくは搬送パレット11の搬送中停止している。こ
れによって工作物もしくは搬送パレット11は搬送チェ
ーン13の搬送速度で案内軌道14に沿って搬送され
る。せき止め区間において単数又は複数の工作物又は搬
送パレット11が停止された場合又は搬送チェーン13
に比して低速で継続移動した場合、滑り摩擦を阻止する
ためにせき止めローラ31は工作物もしくは搬送パレッ
ト11下側で転動する。
【0041】第6図で図示の本発明の実施例では、せき
止めローラ31は間接的に駆動される。このことは、有
利には搬送区間もしくは案内軌道14の所定の区分でせ
き止めローラ31が案内軌道14に接触することによっ
て行われる。この場合、せき止めローラ31は搬送チェ
ーン13が案内軌道14に沿って移動する場合案内軌道
との摩擦接触によって駆動され、この場合、せき止めロ
ーラ31は定置の案内軌道14上を転動する。このこと
は、走行面35内の溝34が所定の搬送区間区分に亘っ
てのみ案内軌道14内に設けられることによって、行わ
れる。
【0042】第6図実施例の装置は搬送区間の所定の区
分に亘ってせき止めローラ31を選択的に駆動すること
ができる。このために案内軌道は溝34の範囲で可動な
走行レール36を備えている。この走行レールは偏心体
38を有する回動可能な軸37上に支承されている。
【0043】搬送方向20に対して横方向に延びる水平
な回転軸線39を中心として軸37を回動することによ
って偏心体38は走行レール36を上下運動させる。図
示の実施例において軸37は、軸37に固定された旋回
レバー41を操作する磁石41によって回動させられ
る。しかしまた、別の駆動装置、例えば歯車駆動装置、
調節モータ又は旋回シリンダを使用することもできる。
【0044】偏心体38によって走行レール36が第6
図で図示の位置に高く移動させられた場合には、下方で
チェーン部材15のベース部分17から突出するせき止
めローラ31の区分は搬送方向に対して定置に案内軌道
14に配置された走行レール26に接触する。この場
合、搬送チェーン13の運動に基づいてせき止めローラ
31は摩擦接続式に駆動される。
【0045】この駆動は搬送方向20で行われるので、
せき止めローラ31上での工作物もしくは搬送パレット
11の搬送速度は搬送チェーン13の速度の二倍の大き
さになる。つまり走行レール36に対するせき止めロー
ラ31の接触範囲では工作物もしくは搬送パレット11
は二倍の搬送速度で継続搬送される。
【0046】偏心体38は、チェーン部材15のローラ
29が案内軌道14の走行面35から持ち上げられるま
で、偏心体が走行レール36を持ち上げるように、設計
されている。従って工作物もしくは搬送パレット11を
有する搬送チェーン13は走行レール36にのみ接触し
(第6図)、これによってせき止めローラ31の十分な
駆動力を得るために走行レール36とそれぞれのせき止
めローラ36との間で十分高い摩擦力が得られる。
【0047】異なる形式の偏心体38の運動によって、
走行レール36とそれぞれのせき止めローラ31との間
の接触が除かれるように、走行レール36の下降が行わ
れる。チェーン部材15のローラ29は再び案内軌道1
4の走行面35上に支持されるので、全体的にせき止め
ローラ31の接触が除かれかつせき止めローラは最早駆
動されない。この場合、工作物は走行レール36の範囲
で再び搬送チェーン13の速度で継続移動される。
【0048】選択的に、せき止めローラ31が上側の区
分によってのみそれぞれのベース部分17の上面18か
ら突出するように、せき止めローラ31を設計しかつベ
ース部分17内に配置することができる。この装置の実
施例の場合、搬送チェーン13は停止したもしくは減速
された工作物もしくは搬送パレット11の下側に沿って
転動するけれども、せき止めローラ31の駆動は最早不
可能である。
【0049】せき止めローラ31のこのような構成は特
に、搬送チェーン13の速度とは異なる工作物もしくは
搬送パレット11の駆動が不必要である装置のために、
適する。この場合、案内軌道14の走行面35内の中央
の溝34は省かれる。
【0050】更に選択的に、チェーン部材15がローラ
29を備えず、せき止めローラ31のみを備えることが
できる。この場合、搬送チェーン13は案内軌道14の
走行面35に沿って摺動するか又はせき止めローラ31
によって走行面35上を転動する。せき止めローラが走
行面上を転動する場合、案内軌道14に対するせき止め
ローラ31の接触が解除されていない限りにおいて、工
作物もしくは搬送パレット11の搬送は常に搬送チェー
ン13の二倍の速度で行われる。
【0051】第1図乃至第6図で図示の装置の実施例の
案内軌道14は、一体に構成されている。これに対し
て、別の実施例では案内軌道は多部分から構成される
(第7図及び第8図)。案内軌道は有利にはアルミニウ
ムから押し出し成形された支持成形体42とプラスチッ
ク等から成る案内レール43もしくは44とから構成さ
れている。案内レール43,44は支持成形体42内の
上向きに開かれた溝46内に配置されている。
【0052】本発明によれば案内レール43,44は異
なって構成されている。案内レールは特に異なる高さを
有し、これによって案内レールは支持成形体42内の溝
46を選択的に部分的に(第7図)又は完全に(第8
図)満たす。
【0053】案内レール43,44は搬送チェーン13
のために、それぞれ同じように形成されたU字形の受容
部47を有している。このためにそれぞれの案内レール
43,44の受容部ははほぼ搬送チェーン13の横断面
に相応して形成されている。案内レール43,44の異
なる高さに基づいて搬送チェーン13は異なるレベルで
案内軌道45内に支承される。
【0054】案内レール43(第7図)はU字形の受容
部47のみを有している。案内レール43の受容部47
の底部内にはせき止めローラ31用の空所30を形成す
るための溝34(第4図の実施例に対して選択的に構成
されている)及びローラ2用の走行面35が設けられて
いる。
【0055】案内レール43は支持体42内で溝46の
ほぼ下側半分を覆っている。従って案内レール43の上
側には溝46を側方で制限するための平行に延びる(直
立した)壁区分48が形成されている。この壁区分は第
5図で図示の搬送パレットの下側の有利には円筒状の付
加部49を受容するために用いられ、この搬送パレット
は必要であれば、付加部49と溝46の定置の壁区分4
8との間の摩擦を減少させるために、図示されてない転
動体を備えることができる。
【0056】案内レール44(第8図)は、ほぼ案内レ
ール43の受容部47に相応するU字形の形成された受
容部50の下側に、スペーサを有している。このスペー
サは平行に延びる直立した2つのウェブ51として構成
されている。ウェブ51の高さは、受容部50の上縁5
2が支持成形体42の上面53と同一平面を成すよう
に、設計されている。
【0057】案内レール44のこの構成によって案内レ
ール44の受容部54内で案内された搬送チェーン13
の上側の部分範囲は支持成形体42の上面53によって
形成された平面(第8図)の上側を占める。このように
して装置によって、搬送チェーン13又は案内軌道より
も幅広く形成されている工作物を搬送することができ
る。
【0058】案内レール43,44は解離可能に支持成
形体42内に配置されている。このために案内レール4
3,44は突起55を有していて、この突起は支持成形
体42の溝46の適当な凹所56内に形状接続的に係合
している。このような係合は、案内レール43,44が
支持成形体42の溝46内に押し込まれるか又は係止さ
れることによって、行われる。
【0059】図示の支持成形体は側壁及び下面に溝、特
にそれぞれ2つのT字形の溝57を有している。この溝
は支持機構等に支持成形体42を固定するために又は支
持成形体、例えば磁石40(第6図)に何らかの対象物
を取り付けるために用いられる。
【0060】更に、支持成形体42内には中空室が形成
されていて、この中空室のうち下側の中空室58は搬送
チェーン13の空の下側ベルトを戻し案内するために用
いられる。下側ベルトは図面を明瞭にするために以下に
詳細に記述される第9図で図示されている。
【0061】装置の別の実施例は第9図で図示されてい
る。この装置は平行な2つの案内軌道を有している。第
1の案内軌道(第9図で右側)59は第7図で図示の案
内軌道45に類似して構成されている、即ち、支持成形
体42と案内レール43とから構成されている。
【0062】更に、案内軌道59を第5図の実施例(案
内レール43なし)に類似して構成することもできる。
案内軌道59内では搬送チェーン13(第1図乃至第4
図)に相応する搬送チェーンが移動する。搬送チェーン
13の空の下側ベルト60は支持成形体42の(下側
の)中空室58内で戻し案内される。
【0063】第2の案内軌道(第9図で左側)61は搬
送チェーンが循環しない特に狭幅な支持成形体62から
形成されている。支持成形体62の上面63は平らな走
行面64を備えている。支持成形体62は側方に開放さ
れた自由スペース65を有していて、この自由スペース
は供給導管66等を受容するのに用いられかつカバー条
片67によって閉鎖可能である。カバー条片67は解離
可能にそれぞれの自由スペース65の開放側に結合され
ている。
【0064】図示の装置は特別に構成された搬送パレッ
ト12を有している。この搬送パレットは両案内軌道5
9,61に亘って延びる比較的広幅な支持体68を備え
ている。案内軌道59に面した支持体側には2つの下側
の付加部69が設けられていて、この付加部は支持成形
体42の溝46内に上方から突入しかつ搬送チェーン1
3、即ち搬送チェーンのせき止めローラ31上に支持さ
れる。
【0065】このようにして搬送パレット12の片側の
駆動を行うことができる。選択的に案内軌道59内で搬
送パレット12を確実に案内するために単一の付加部6
9でも十分である。
【0066】円筒状の支持体68は垂直軸線76を中心
として回転可能に構成されている。支持体は搬送パレッ
トに下側からネジ止めされたベース片77及びベース片
77に支承されたローラ78を有している。ベース片7
7は、ベース片が搬送パレットの下側で垂直な軸線76
を中心として自由に回転可能であるように、搬送パレッ
ト12にネジ止めされている。同様にローラ78はベー
ス片77上で垂直な軸線76を中心として自由に回転可
能である。
【0067】ローラ78の直径は、ローラの周面がベー
ス片77の円筒状の下側部分79より大きいが、案内軌
道59の溝46内の平行な壁区分の間で遊びを有するよ
うに(第9図)、選ばれている。このようにして搬送パ
レット12の付加部69はローラ78によって溝46内
で案内される。
【0068】第2の案内軌道61に配属された搬送パレ
ット12の縁部は少なくとも1つの走行ローラ70を有
している。この走行ローラは搬送方向20に対して横方
向に延びる軸71を介して支持体68の適当な切り欠き
72内に自由回転可能に支承されている。
【0069】単数又は複数の走行ローラ70によって駆
動側とは反対側の搬送パレット12の端部が案内軌道6
1に支持され、この場合、走行ローラ70は搬送チェー
ン13による搬送パレット12の駆動に基づき走行面6
4に沿って移動する。走行ローラ70は図示の実施例で
は垂直な軸線80を中心として回転可能に搬送パレット
12に支承されている。これによって走行ローラ70は
転動ローラの機能を有する。
【0070】案内軌道59,61の間に形成された自由
スペースによって搬送パレット12に下方から接近でき
るようになる。これによって搬送パレット上に配置され
た工作物には特に取り付けのために下方から接近できる
ようになる。
【0071】選択的に第2の案内軌道61は案内レール
を備えることができ、この案内軌道内では走行ローラ7
0が側方で案内される。更に、搬送パレット12を両側
で駆動することもできる。この場合、両案内軌道は同じ
ように構成される、即ちそれぞれ1つの搬送チェーン1
3を備えた案内軌道59のように構成される。
【0072】更に、第2の案内軌道を第8図実施例に従
って、搬送チェーン13が支持成形体42から上方に突
出するように構成でき、この搬送チェーン上には搬送パ
レットの(第9図左側の)縁部が自由に接触する。この
場合、有利には走行ローラが省かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送チェーンの一部の平面図。
【図2】直線的な搬送区間の搬送チェーンの一部の側面
図。
【図3】搬送チェーンのチェーン部材の第1図III−
III線に沿った拡大断面図。
【図4】搬送チェーンの2つのチェーン部材の第1図I
V−IV線に沿った拡大断面図。
【図5】搬送パレットと搬送パレット上に配置された工
作物とを有する装置の垂直方向の横断面図。
【図6】せき止め区間範囲の装置の、第4図の横断面
図。
【図7】装置の別の実施例の第4図に類似した横断面
図。
【図8】装置の別の実施例の第6図に類似した横断面
図。
【図9】装置の別の実施例の横断面図。
【符号の説明】
14,45,59 案内軌道 15 チェーン部材 16 リンク点 17 ベース部分 18 上面 19 下面 23 軸 31 せき止めローラ 36 走行レール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内軌道に沿って駆動されて案内され
    る、互いに結合された多数のチェーン部材を備えた搬送
    チェーンを有する、物品を搬送するための装置におい
    て、チェーン部材(15)が、チェーン部材を案内軌道
    (14,45,59)に沿って転動させる転動体を備え
    ていて、この転動体が一方の(第1の)部分範囲でチェ
    ーン部材(15)の下面から突出しているのに対して、
    転動体が他方の(大きな)部分範囲でチェーン部材(1
    5)によって完全に取り囲まれていることを特徴とす
    る、物品を搬送するための装置。
  2. 【請求項2】 転動体が隣接する2つのチェーン部材
    (15)の結合範囲に配置されている、請求項1記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 それぞれのチェーン部材(15)が少な
    くとも1つの転動体、有利には自由回転可能な2つの転
    動体を有していて、この転動体が、隣接する2つのチェ
    ーン部材(15)を結合するための搬送方向(20)に
    対して有利には横方向に延びる共通の軸(23)上に配
    置されている、請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 転動体が隣接するチェーン部材(15)
    の間のほぼ中央の枢着結合部(リンク点16)の向かい
    合う側に配属されている、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 搬送チェーン(13)が搬送すべき物品
    を支持するために、必要であれば少なくとも案内軌道
    (14,45,59)の部分範囲に沿って駆動可能なせ
    き止めローラ(31)を備えている、請求項1から4ま
    でにずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 せき止めローラ(31)が連続するチェ
    ーン部材(15)を結合するための隣接する枢着結合部
    (リンク点16)の間に配置されている、請求項5記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 せき止めローラ(31)が案内軌道(1
    4,45,59)又は案内軌道の定置の構成部分との摩
    擦接続的な接触によって、特に、駆動される搬送チェー
    ン(13)によって定置の案内軌道(14,45,5
    9)に沿って移動させられる場合にせき止めローラが案
    内軌道の少なくとも1つの走行面又は走行レール(3
    6)において転動するように、駆動可能である、請求項
    5又は6記載の装置。
  8. 【請求項8】 せき止めローラ(31)が搬送方向(2
    0)に対して横方向に延びるそれぞれ1つの回転軸線を
    中心として自由回転可能にそれぞれのチェーン部材(1
    5)内に支承されている、請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 せき止めローラ(31)の回転軸線に比
    して転動体の軸(23)が有利にはチェーン部材(1
    5)の下面に向けてずらされている、請求項8記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 せき止めローラ(31)が部分範囲
    で、少なくともチェーン部材(15)の上面(18)か
    ら、特にチェーン部材のベース部分(17)から突出し
    ている、請求項5記載の装置。
  11. 【請求項11】 せき止めローラ(31)がそれぞれ1
    つの部分範囲で、それぞれのチェーン部材(15)もし
    くはベース部分(17)の上面(18)及び下面(1
    9)から突出している、請求項5記載の装置。
  12. 【請求項12】 案内軌道(14,45,59)が、せ
    き止めローラ(31)の駆動が行われるような搬送区間
    範囲で、増大した走行面又は上下運動可能な走行レール
    (36)を備えている、請求項5記載の装置。
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