JP3791391B2 - 転換設備 - Google Patents

転換設備 Download PDF

Info

Publication number
JP3791391B2
JP3791391B2 JP2001324294A JP2001324294A JP3791391B2 JP 3791391 B2 JP3791391 B2 JP 3791391B2 JP 2001324294 A JP2001324294 A JP 2001324294A JP 2001324294 A JP2001324294 A JP 2001324294A JP 3791391 B2 JP3791391 B2 JP 3791391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
article support
article
guided
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001324294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003128235A (ja
Inventor
雅弘 榎本
知司 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2001324294A priority Critical patent/JP3791391B2/ja
Publication of JP2003128235A publication Critical patent/JP2003128235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3791391B2 publication Critical patent/JP3791391B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/74Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
    • B65G47/84Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
    • B65G47/841Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements
    • B65G47/844Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being pushers transversally movable on the supporting surface, e.g. pusher-shoes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば主搬送経路上で搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外方に設けた分岐搬送経路に移したりするのに使用される転換設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の設備としては、たとえば特開平6−329225号公報に見られる転換装置が提供されている。この従来構成では、主搬送経路に沿って配設した左右一対の無端回動体間に、主搬送経路とは直交方向のガイドバーを多数取り付け、これらガイドバーに案内される可動体の裏面側に被ガイド部を設けるとともに、この被ガイド部を案内するガイド体群と、これらガイド体群の分岐部に配設した切り換え装置とを設けて構成している。
【0003】
そしてガイドバーを無端回動体に連結するに、図22に示すように、ガイドバー300の長さ方向の両端に、それぞれスラットブラケット301を差し込み結合により取り付けている。このスラットブラケット301は、その外面側で前後の二箇所に外方へ突出する筒部302を設け、これら筒部302に、チェーン(無端回動体)303における連結ピン304の突出部を差し込み結合することで、左右一対のチェーン303間に多数のガイドバー300を取り付けている。なお、左右一対の筒部302には、本体フレーム側のガイドレール部に支持案内される回転体305を外嵌させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来構成によると、ガイドバー300は、左右両側でかつ前後それぞれ一対の筒部302を介してチェーン303側に直接に連結されることで、すなわち、4点で直接に連結されることで、チェーン303に対する連結構造が複雑になるとともに、連結の作業性は悪いものとなる。また、何らかのトラブルによってガイドバー300を、スラットブラケット301を残した状態で取り外したとき、左右のスラットブラケット301はガタ付き易い状態になり、以て所期の搬送移動に支障を来す恐れがある。
【0005】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、無端回動体に対する物品支持体の連結構造を簡素化して、連結の作業性を良いものにし得、また、サイド部材を残した状態で物品支持体を取り外したとき、これらサイド部材をガタ付き難いものとし得る転換設備を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の転換設備は、主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に案内される物品横押し体と、この物品横押し体の裏面側に設けられた被ガイド体と、この被ガイド体が案内されるガイド装置群とを有し、前記物品支持体の両端は、それぞれサイド部材を介して無端回動体に連結され、両サイド部材は同一状の形状であって、本体部の内面側で前後の二箇所には、内方へ突出する差し込み部が設けられるとともに、両差し込み部間には貫通孔が形成され、そして本体部の外面側で前後方向の一端側には外方への連結部が形成され、また他端側には隣接したサイド部材の連結部に外嵌自在な嵌合部が形成され、このサイド部材の差し込み部が前記物品支持体の空間部に差し込まれ、そして貫通孔に外側から通されたボルトが物品支持体側の螺合部に螺合結合されることで、一対のサイド部材が物品支持体の両端に取り付けられたとき、左右の連結部が前後に振り分けられて位置され、以て物品支持体が対角状位置の2点のみで両無端回動体間に直接に連結されることを特徴としたものである。
【0007】
したがって請求項1の発明によると、物品支持体に形成した空間部にサイド部材の一対の差し込み部を差し込んで、物品支持体の端面側にサイド部材の内面側を当接させたのち、貫通孔に外側から通したボルトを螺合部に螺合結合させることにより、物品支持体の両端にサイド部材を取り付け得る。このようにして、物品支持体の両端にサイド部材を取り付けたとき、これら両サイド部材は、その連結部を前後に振り分けて位置し得る。そして物品支持体の両端を、それぞれサイド部材を介して無端回動体に連結し得る。このような連結を順次行うことで、左右一対の無端回動体間に多数の物品支持体を取り付け得る。その際に、サイド部材の嵌合部を、前後で隣接したサイド部材における連結部に外嵌させ得る。
【0008】
したがって物品支持体は、前後に振り分けた左右一対の連結部を介して無端回動体に直接に連結し得、すなわち対角状位置の2点で直接に連結し得る。そして一方側のサイド部材の嵌合部を、前方で隣接した物品支持体におけるサイド部材の連結部に外嵌させ、また他方側のサイド部材の嵌合部を、後方で隣接した物品支持体におけるサイド部材の連結部に外嵌させることで、別の対角状位置の2点を、前後の物品支持体側に振り分けた状態で、無端回動体に間接的に連結し得る。
【0009】
このように構成した転換設備は、無端回動体を移動させて物品支持体群を移動させることで、主搬送経路の始端部に供給された物品を終端部に向けて搬送し得る。その際に物品支持体と一体的に移動する物品横押し体は、その被ガイド体がガイド装置群に案内されて物品支持体の長さ方向に移動することになり、これにより物品横押し体群が物品を横押しして、主搬送経路から側方に押し出すことになる。
【0010】
また本発明の請求項2記載の転換設備は、上記した請求項1記載の構成において、左右一対の無端回動体は無端チェーンからなり、左右方向のリンクピンを介してサイド部材の連結部に連結されることを特徴としたものである。
【0011】
したがって請求項2の発明によると、無端チェーンにおける特定のリンクピンを連結部に連結させることで、物品支持体の両端を、それぞれサイド部材を介して無端チェーンに連結し得る。
【0012】
そして本発明の請求項3記載の転換設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、主搬送経路に沿って、物品支持体の支持案内を行うガイドレール部が設けられ、連結部には、前記ガイドレール部に案内される被ガイド部材が外嵌されていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項3の発明によると、連結部に外嵌した被ガイド部材をガイドレール部により案内することで、物品支持体群の移動を安定して行えるとともに、物品支持体を取り外したときの所期の搬送移動をより好適に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図12に基づいて説明する。
図1〜図4、図8、図9において、1は本体フレームで、両側にそれぞれ上下一対に配設したフレーム材10,20と、上下ならびに左右のフレーム材10,20間を連結する中間枠部材2と、下位フレーム材20から下方に連設した脚体3などからなり、前記中間枠部材2は、縦連結材4や横連結材5などにより構成される。
【0015】
前記上位フレーム材10は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして中央部に上方への起立部11を形成して、この起立部11の内外に切欠き状の段部12,13を形成している。さらに上位フレーム材10には、起立部11の上端に上向き蟻溝14が形成されるとともに、下端には内側下向き蟻溝16と外側下向き蟻溝17が形成されている。
【0016】
また上位フレーム材10には、内側の段部12の位置から内方へ、物品支持体を支持案内するための往路側ガイドレール部18が突出して形成されている。これら蟻溝14〜17や往路側ガイドレール部18などは、上位フレーム材10の成形時に長さ方向の全長に亘って一体形成される。
【0017】
前記下位フレーム材20は、アルミニウムの成形品により断面矩形状に形成され、そして上端に内側上向き蟻溝21と外側上向き蟻溝22が形成されるとともに、下端に内側下向き蟻溝23と外側下向き蟻溝24が形成されている。さらに、内側の中間部から内方へ物品支持体を支持案内するための復路側ガイドレール部25が形成されるとともに、この復路側ガイドレール部25により形成される段部26の上方に位置するように、上端延長部27が形成されている。これら蟻溝21〜24や復路側ガイドレール部25などは、下位フレーム材20の成形時に長さ方向の全長に亘って一体形成される。
【0018】
前記中間枠部材2は、上位フレーム材10の両下向き蟻溝16,17に板状のナット体6を位置させておき、そして中間枠部材2の横連結材5に対して下方から通したボルト7をナット体6に螺合して締め付けることで、上位フレーム材10と一体化される。また、下位フレーム材20の両上向き蟻溝21,22を利用することで、前述と同様にナット体6とボルト7とにより下位フレーム材20に一体化される。この中間枠部材2は両フレーム材10,20の長さ方向において所定間隔置きに複数が配設される。また前記脚体3は、下位フレーム材20の下向き蟻溝24を利用して、ナット体6とボルト7により下位フレーム材20に連結される。
【0019】
上記のように構成された本体フレーム1の始端部には左右方向の従動軸30が回転自在に配設され、また終端部には同じ方向の駆動軸31が回転自在に配設される。ここで従動軸30や駆動軸31は、両フレーム材10,20間に配設した左右一対の支持部材32に、それぞれ軸受け装置33を介して回転自在に支持されている。前記駆動軸31に連動連結した駆動装置34は、電動機35と、これに一体化した減速機36とを有し、この減速機36の出力部が前記駆動軸31に連動されている。
【0020】
前記従動軸30と駆動軸31との両端で相対向部間には、スプロケット(輪体の一例)38,39を介して無端チェーン(無端回動体の一例)40が配設されている。ここでスプロケット38,39は、前記支持部材32の内側に配設される。また前記チェーン40はリンク41とリンクピン42とからなり、所定ピッチ置きの特定のリンクピン42aは内側に突出されている。
【0021】
前記チェーン40は、往路側において内側の段部12内に位置され、また復路において段部26内に位置される。そして左右のチェーン40間に、物品支持体50が多数取り付けられている。ここで物品支持体50は、両チェーン40の移動方向となる主搬送経路45に対して直交した方向を長さ方向51として配設されている。
【0022】
前記物品支持体50は、図1〜図5に示すように、扁平状の表面に長さ方向51に沿った凹部52が主搬送経路45の方向で2条(単数条または複数条)に形成された物品載置板部53と、この物品載置板部53の裏面中間部から前記主搬送経路45の方向で一対に連設されかつ直さ方向51に沿った脚板部54と、前記物品載置板部53の前端から下方に延びる前板部55と、前板部55の下端と前位の脚板部54の下端とを結ぶ段状の前位底板部56と、荷載置板部53の後端から下方に延びる後板部57と、後板部57の下端と後位の脚板部54の下端とを結ぶ段状の後位底板部58とにより構成されている。
【0023】
そして両脚板部54の下端には、下方で開放する溝状の嵌合部59が形成されている。また物品載置板部53の裏面中間部でかつ脚板部54の外側には、それぞれ下方で開放する溝状の螺合部60が形成されている。
【0024】
このようにして形成された物品支持体50における長さ方向51の両端には、それぞれサイド部材61が差し込み結合などにより取り付けられている。これらサイド部材61は同一状の形状であって、図1〜図6に示すように、前後方向で長い本体部62の内面側の上部で前後の二箇所には、内方へ突出する長方形筒状の差し込み部63が設けられ、そして差し込み部63間には一対の貫通孔64が形成されている。
【0025】
また、サイド部材61における本体部62には、その外面側の上下中間部で前後方向の一端側に外方へ突出する筒状の連結部65が形成され、さらに前後方向の他端側には、内外両側方と他端外方に開放される凹入状の嵌合部66が形成されている。ここで連結部65は、本体部62側に位置される径大部分65aと、この径大部分65aの外側に位置される鍔部分65bと、この鍔部分65bの外側に位置される径小部分65cとにより形成されている。以上の62〜66などによりサイド部材61の一例が構成される。
【0026】
このように形成されたサイド部材61は、物品支持体50における物品載置板部53と、前板部55(または後板部57)と、前位底板部56(または後位底板部58)と、螺合部60とにより形成された前後一対の空間部50aに一対の差し込み部63が差し込まれ、そして貫通孔64に外側から通されたボルト67が螺合部60に螺合結合されることで、物品支持体50の両端に取り付けられる。
【0027】
その際に、一対のサイド部材61が物品支持体50の両端に取り付けられたとき、連結部65が前後に振り分けられて位置されることになる。そして無端チェーン40における特定のリンクピン42aが連結部65の孔部に差し込み結合されることで、物品支持体50の両端は、それぞれサイド部材61を介して無端チェーン40に連結され、以て左右一対の無端チェーン40間に多数の物品支持体50が取り付けられる。このとき、サイド部材61の嵌合部66は、隣接したサイド部材61における連結部65の径大部分65aに外嵌されることになる。
【0028】
前記連結部65、すなわち径小部分65cには、外周部がウレタンからなる回転体(被ガイド部材の一例で、ベアリング形式やローラ形式などからなる。)68が外嵌され、これら回転体68は、前記本体フレーム1側の両ガイドレール部18,25に支持案内される。
【0029】
各物品支持体50には、この物品支持体50に案内されて長さ方向51に移動自在な物品横押し体70が設けられる。これら物品横押し体70は前記物品支持体50に外嵌されるもので、前記荷載置板部53に上側から対向される上板材71と、前記前板部55に前側から対向される前板材72と、前記後板部57に後側から対向される後板材73と、前記底板部56,58などに下側から対向される底板材74などにより矩形筒状に形成される。
【0030】
そして底板材74でかつ両脚板部54を中にして前後方向の他方(前方)からは、前位の脚板部54に形成した嵌合部59に対して下方から嵌合して、物品支持体50の裏面側に嵌合案内される突状の被嵌合部75が形成されている。さらに底板材74でかつ両脚板部54を中にして前後方向の一方(後方)には、前記物品支持体50の底板部58により形成された裏面側に対して弾性的に当接するガタつき防止部76が形成されている。ここでガタつき防止部76は、底板材74にコの字状の切り込みを入れて舌片状に形成されるとともに、遊端には裏面側への当接部が突状に形成されている。
【0031】
また前記物品横押し体70の上板材71には、前記物品支持体50に形成された凹部52に上方から係合する一対の凸部77が形成され、そして底板材74には、両脚板部54間に嵌合して摺動案内される被ガイド部78が形成されている。なお物品横押し体70は、たとえば合成樹脂からなり、その際に、上板材71の表面側には横押し用の作用部79が一体成形される。以上の71〜79などにより物品横押し体70の一例が構成される。
【0032】
そして、前記被ガイド部78を利用して被ガイド体80が取り付けられる。すなわち前記被ガイド部78の中央部からローラ軸81が、その上部を埋め込み成形により支持させることで垂設され、このローラ軸81の中間部に、ガイドローラ82が遊転自在に取り付けられる。これらローラ軸81やガイドローラ82などにより被ガイド体80の一例が構成され、以て被ガイド体80は物品横押し体70の裏面外方に設けられる。
【0033】
前記上位フレーム材10で、無端チェーン40を配設するとともに往路側ガイドレール部18を形成してなる内側の段部12の上方には、この段部12の上方を閉塞する上部カバー83が配置される。この上部カバー83は、その長さ方向における複数箇所にボルト孔84が形成されている。そして上部カバー83は、起立部11に対して上方から載置された状態で、ボルト孔84へ通したボルト85を、内側上向き溝部14内に予め位置させたナット体86に螺合させることで、上位フレーム材10に固定される。
【0034】
図2〜図4、図11、図12に示すように、前記本体フレーム1の中間枠部材2における上位の横連結部材5には前記ガイドローラ82の案内を行う往路ガイド装置90が配設され、また下位の横連結部材5には復路ガイド装置100が配設される。そして中央の分岐部には、往路側の上部切り換え手段110と復路側の下部切り換え手段111とが配設され、さらに往路側の始端近くには左右一対の振り分け手段112A,112Bが配設される。
【0035】
前記往路ガイド装置90は、始端部の両側にそれぞれ左右一対に設けた始端ガイド部91A,91Bと、これら始端ガイド部91A,91Bの終端に前記振り分け手段112A,112Bを介して対向し、かつ下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動ガイド部92A,92Bと、これら内移動ガイド部92A,92Bの終端に前記上部切り換え手段110を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動ガイド部93A,93Bと、これら外移動ガイド部93A,93Bの終端に対向して配設したそれぞれ左右一対の終端ガイド部94A,94Bとからなる。
【0036】
また前記復路ガイド装置100は、下手側ほど内側へと傾斜した左右一対の内移動ガイド部101A,101Bと、これら内移動ガイド部101A,101Bの終端に前記下部切り換え手段111を介して対向し、かつ下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動ガイド部102A,102Bとからなる。
【0037】
両ガイド装置90,100は、たとえば図3の始端カイド部91Bならびに外移動ガイド部102Bで示すように、アルミニウムの押し出し成形品からなる本体105と、この本体105の内面側に装着した樹脂製のガイド板106とからなり、前記本体105がブラケット107を介して横連結部材5に固定される。なお図8に示すように、始終の反転部でガイドローラ82の案内を行うべく、両軸30,31の部分にはガイドローラ82の嵌合を許す反転ガイド体108A,108B,109A,109Bが取り付けられている。
【0038】
図3、図4、図7、図8に示すように、本体フレーム1の両側外方には、主搬送経路45に対して外方かつ下手側へと傾斜した分岐経路113A,113Bを形成する分岐コンベヤ114A,114Bが設けられる。ここで分岐コンベヤ114A,114Bは多数のローラ115を有し、これらローラ115は、その端部を上位フレーム材10の外側の段部13内に位置させ、かつ起立部11に充分に接近させた状態で配置される。なお上位フレーム材10の外側上向き蟻溝17などを分岐コンベヤ114A,114Bとの連結に利用できる。116は物品を示す。
【0039】
以下に、上記した第1の実施の形態において、転換設備の組み立て、ならびに物品116の搬送、分岐作用を説明する。
転換設備の施工時などにおいて、本体フレーム1を枠組み状に組み立て、そして本体フレーム1に無端チェーン40や物品支持体50などを組み込んだのち、両上位フレーム材10の上端に上部カバー83を配設させる。
【0040】
すなわち、物品支持体50に形成した前後一対の空間部50aにサイド部材61の一対の差し込み部63を差し込んで、物品支持体50の端面側にサイド部材61の内面側を当接させたのち、貫通孔64に外側から通したボルト67を螺合部60に螺合結合させる。これにより、物品支持体50の両端にサイド部材61を取り付け得、その際に、両サイド部材61を取り付ける前、または一方のサイド部材61を取り付けた後に、物品支持体50に対して物品横押し体70を外嵌させている。
【0041】
このようにして、物品支持体50の両端にサイド部材61を取り付けたとき、これら両サイド部材61は、その連結部65を前後に振り分けて位置し得る。そして、無端チェーン40における特定のリンクピン42aを連結部65の孔部に差し込み結合させることで、物品支持体50の両端を、それぞれサイド部材61を介して無端チェーン40に連結し得る。このような連結を順次行うことで、左右一対の無端チェーン40間に多数の物品支持体50を取り付け得る。その際に、サイド部材61の嵌合部66は、前後で隣接したサイド部材61における連結部65の径大部分65aに外嵌させている。
【0042】
したがって物品支持体50は、前後に振り分けた左右一対の連結部65を介して無端チェーン40に直接に連結し得、すなわち対角状位置の2点で直接に連結し得る。そして一方側のサイド部材61の嵌合部66を、前方で隣接した物品支持体50におけるサイド部材61の連結部65に外嵌させ、また他方側のサイド部材61の嵌合部66を、後方で隣接した物品支持体50におけるサイド部材61の連結部65に外嵌させることで、別の対角状位置の2点を、前後の物品支持体50側に振り分けた状態で、無端チェーン40に間接的に連結し得る。
【0043】
すなわち左右のサイド部材61は、同一状の形状で共通の部品であることにより、その製作を容易にかつ安価に行えるとともに、管理を容易に行える。そして、サイド部材61を介して無端チェーン40間に取り付ける各物品支持体50は、対角状位置の2点のみで直接に連結することで、無端チェーン40に対する連結構造を簡単にし得るとともに、連結は作業性を良くして迅速に行える。しかも各物品支持体50は、無端チェーン40に対して4点の連結状態であることから、物品116の支持搬送を安定して行える。
【0044】
また、何らかのトラブルによって物品支持体50を、サイド部材61を残した状態で取り外したとき、この物品支持体50の前後に隣接した物品支持体50は、取り外した物品支持体50側に対する嵌合部66による1点の連結を除いた3点の連結(3点支持)となり、以て所期の搬送移動は何ら支障なく行える。
【0045】
このように組み立てた転換設備は、駆動装置34の電動機35を作動させ、減速機36に連動した駆動軸31を介してスプロケット39を強制回転させ、以て両無端チェーン40を移動し得る。この両無端チェーン40の移動によって物品支持体50群を、回転体68を介して両ガイドレール部18,25に支持案内させた状態で移動し得る。これにより物品支持体50群が循環移動することから、始端部の物品支持体50上に供給した物品116を主搬送経路45上で搬送し得る。
【0046】
このような搬送を行う際に、物品支持体50群と一体的に移動する物品横押し体70は、そのガイドローラ82がガイド装置90,100に案内されることによって、被ガイド部78を介して物品支持体50の長さ方向51に往復移動したり、物品支持体50とともに主搬送経路45に沿って直線状に移動したりする。
【0047】
すなわち、たとえば一方側の始端ガイド部91Aに案内されているガイドローラ82は、振り分け手段112Aが直線状振り分け姿勢のときに直進案内され、そしてガイド作用を受けない状態で直進したのち終端ガイド部94Aに案内されることになる。これにより物品横押し体70は物品116に作用せず、この物品116は主搬送経路45上を直進状に搬送される。なお反対側も同様であって、始端ガイド部91Bのガイドローラ82は、振り分け手段112Bから終端ガイド部94Bへと移動することになる。
【0048】
一方側の始端ガイド部91Aに案内されているガイドローラ82は、振り分け手段112Aが傾斜状振り分け姿勢のときに内側へ傾斜案内され、そして内移動ガイド部92Aに案内されて内側へ移動されたのち、上部切り換え手段110を介して外移動ガイド部93Bに移り、この外移動ガイド部93Bに案内されて外側へ移動されたのち終端ガイド部94Bに案内される。これにより物品横押し体70群は、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を横切ることになり、以て他側の作用部79が物品116に横押し作用して、この物品116を、その向きを変えながら、主搬送経路45に対して傾斜状で分岐移動させ、他方の分岐コンベヤ114Bに渡すことになる。
【0049】
なお反対側も同様であって、始端ガイド部91Bのガイドローラ82は、振り分け手段112B、内移動ガイド部92B、上部切り換え手段110、外移動ガイド部93A、終端ガイド部94Aと案内され、物品横押し体70群の一側の作用部79が物品116に横押し作用して、この物品116を一方の分岐コンベヤ114Aに渡すことになる。このように両分岐コンベヤ114A,114Bに振り分けて渡す際に、物品支持体50上の物品116は、上位フレーム材10に固定した上部カバー83の上方を乗り越え、そして段部13に位置している両分岐コンベヤ114A,114Bのローラ115に乗り移る。
【0050】
上述したようにして終端ガイド部94A,94Bの端部に達したガイドローラ82は反転ガイド体109A,109Bに案内されて反転し、そして内移動ガイド部101A,101Bに案内されて中央部に移動される。次いで下部切り換え手段111により左右に振り分けられたのち、外移動ガイド部102A,102Bの案内により外側へと移動され、さらに反転ガイド体108A,108Bに案内されて反転したのち、始端ガイド部91A,91Bのいずれかに移される。
【0051】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図13〜図21に基づいて説明する。
この第2の実施の形態において、左右の無端チェーン40間への物品支持体50の取り付けなどは、前述した第1の実施の形態と同様である。そして第1の実施の形態とは、分岐コンベヤ114A,114Bへ分岐した物品116の向きを異にした点であり、そのために往路ガイド装置の構成を変更している。
【0052】
すなわち図15〜図18に示すように、前記本体フレーム1の中間枠部材2における上位の横連結部材5には、前記ガイドローラ82の案内を行う往路ガイド装置200が配設され、この往路ガイド装置200の分岐部に振り分け手段が配設されている。
【0053】
前記往路ガイド装置200は、始端部の両側にそれぞれ左右一対に設けた始端ガイド部201A,201Bと、一方の始端ガイド部201Aの終端に連続した上手ガイド部202と、他方の始端ガイド部201Bの終端に左側振り分け手段210を介して対向した中間ガイド部203と、前記上手ガイド部202の終端に前記左側振り分け手段210と右側振り分け手段211とを介して対向した下手ガイド部204と、この下手ガイド部204の終端に対向し、かつ中間ガイド部203の終端に前記右側振り分け手段211を介して対向した左右一対の終端ガイド部205A,205Bとからなる。
【0054】
前記往路ガイド装置200は、たとえば図15の始端ガイド部201Bで示すように、アルミニウムの押し出し成形品からなる本体206と、この本体206の内面側に装着した樹脂製のガイド板207とからなり、前記本体206がブラケット208を介して横連結部材5に固定される。
【0055】
前記左側振り分け手段210と右側振り分け手段211とは、その振り分け方向が逆とされて同一状に構成されており、以下においては、図16〜図21において、左側振り分け手段210を説明し、右側振り分け手段211は同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0056】
前記左側振り分け手段210は、5個(複数)の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能であって、他方の始端ガイド部201Bと中間ガイド部203との間に設けられた右側ベース体212上に、5個(複数)の振り分け案内体230が所定ピッチ置きに配設されている。すなわち右側ベース体212には、所定の角度でスリット213が形成されるとともに、このスリット213と対を成す状態で結合用貫通孔214と揺動支軸の固定用孔215とが形成されている。
【0057】
そして、右側ベース体212上にはブロック体220が固定される。このブロック体220は、下位部分220aと、この下位部分220aの一端から立ち上がる縦部分220bと、この縦部分220bの上端から下位部分220aとは反対側に伸びる上位部分220cとにより、側面視においてZ字状(逆Z字状)に形成されている。前記下位部分220aの下面には、前記スリット213に対して上方から嵌合可能な突起部221が形成され、さらに前記下位部分220aには、前記結合用貫通孔214に連通可能な結合用貫通孔222が形成されている。
【0058】
前記上位部分220cは平面視において鋭角状に形成され、その両側面はピンガイド面223A,223Bに形成されている。そして上位部分220cの縦部分220b寄りの位置には、前記固定用孔215に上方から対向可能な揺動支軸用の貫通孔224が形成され、また遊端寄りの下面には揺動規制用の突起部225が下向きに形成されている。なお縦部分220bの上端部分にはスリット状の係合部226が形成されている。
【0059】
上記構成のブロック体220は、その突起部221をスリット213に対して上方から嵌合させた状態で、連通した結合用貫通孔214,222間に結合具(ボルト・ナットなど)227を作用させることで、右側ベース体212上に、所定の向きでかつ回り止めした状態で固定されることになる。
【0060】
前記振り分け案内体230は振り分け案内部231とリンク部236とからなり、これら振り分け案内部231とリンク部236とは、平面視において90度状として一体形成されている。そして振り分け案内体230には、振り分け案内部231とリンク部236とが成すコーナ部分に揺動支軸用の貫通孔232が形成されている。
【0061】
前記振り分け案内部231の中間部分の上面には、前記ブロック体220側の突起部225が嵌合可能な揺動規制用の凹部233が形成されている。また、振り分け案内部231の遊端部分の上面からはカム体234が上方へと突出形成され、このカム体234は平面視において鋭角状であって、その左の側面は振り分け用カム面235Aに形成されるとともに,右の側面は非振り分け用カム面235Bに形成されている。前記リンク部236の遊端は二股状に形成され、この二股部分に連結用孔237が形成されている。
【0062】
上記構成の振り分け案内体230は、突起部225に凹部233を嵌合させた状態で、その貫通孔232を上方の貫通孔224に連通させ、これら貫通孔232,224間に揺動支軸238を挿通させることで、ブロック体220側に対して縦軸芯238aの周りで揺動可能に構成される。そして振り分け案内体230は、揺動によって振り分け案内位置と非振り分け位置との間で切り換え動自在に構成され、その際にリンク部236は一体的に揺動される。
【0063】
なお揺動支軸238は、固定用孔215を利用した固定具(ボルト・ナットなど)239によって、右側ベース体212側に固定されている。以上の231〜239などにより振り分け案内体230の一例が構成される。
【0064】
上記構成からなる振り分け案内体230群は、各リンク部236を介して共通の押し引き体240に相対回動自在に連結されている。すなわち、押し引き体240は長尺リンク体状であって、各リンク部236の二股部分に通された状態で、連結用孔237を利用した連結ピン241を介して相対回動自在に連結されている。そして押し引き体240には、シリンダー装置(押し引き駆動装置の一例)242が連動されている。
【0065】
ここでシリンダー装置242は、そのシリンダー本体243が縦軸245を介して右側ベース体212側に揺動自在に連結され、そしてピストンロッド244が押し引き体240の一端に縦ピン246を介して相対回動自在に連結されている。なお、シリンダー装置242の近くで右側ベース体212上には、シリンダー装置242に対する給排油制御のためのソレノイドバルブ装置248が設けられている。
【0066】
前記押し引き体240と右側ベース体212との間には、押し引き量規制手段250が設けられている。すなわち、右側ベース体212上にはU字状のブラケット251が設けられ、このブラケット251には、押し引き方向で一対のストッパー体252が、それぞれ位置調整自在に設けられている。そして押し引き体240側には、両ストッパー体252間に位置される被ストッパー体253が一体に形成されている。
【0067】
前記上手ガイド部202と右側振り分け手段211との間には、前記右側ベース体212に平行されかつ右側ベース体212に対して少し下手にずれた状態で左側ベース体255が設けられている。そして左側ベース体255上には、前記上手ガイド部202に連続される状態で中継ガイド体256が設けられている。
【0068】
前記振り分け案内体230の部分と前記中継ガイド体256の部分に亘っては、振り分けられた被ガイド体80におけるガイドローラ82の案内を行う振り分けガイド体257が配設されている。この振り分けガイド体257は帯板状であって、その始端部分は前記係合部226に係合され、そして終端部分は、前記中継ガイド体256との間に所定間隔を置いた状態で、この中継ガイド体256側に連結体258を介して連結されている。なお、振り分けガイド体257の中間部分は、両ベース体212,255間に設けられたブラケット259などを介して、その傾斜姿勢が維持されている。
【0069】
前記振り分け案内体230間には、それぞれ渡しガイド体260が配設され、これら渡しガイド体260は、連結具261を介して右側ベース体212上に連結されている。以上の212〜261などにより、左側振り分け手段210の一例が構成される。
【0070】
以下に、上記した第2の実施の形態において、物品116の搬送、分岐作用を説明する。
上記のように組み立てた転換設備は、駆動装置34の電動機35を作動させ、減速機36に連動した駆動軸31を介してスプロケット39を強制回転させ、以て両無端チェーン40を移動し得る。この両無端チェーン40の移動によって物品支持体50群を、回転体68を介して両ガイドレール部18,25に支持案内させた状態で移動し得る。これにより物品支持体50群が循環移動することから、始端部の物品支持体50上に供給した物品116を主搬送経路45上で搬送し得る。
【0071】
このような搬送を行う際に、物品支持体50群と一体的に移動する物品横押し体70は、その被ガイド体80がガイド装置200,100に案内されることによって、被ガイド部78を介して物品支持体50の長さ方向51に、複数個が同時に往復移動したり、物品支持体50とともに主搬送経路45に沿って直線状に移動したりする。
【0072】
すなわち図17に示すように、たとえば一方側の始端ガイド部201Aに案内されているガイドローラ82は、上手ガイド部202から中継ガイド体256へと案内され、そして右側振り分け手段211が非振り分け姿勢のときに直進案内されたのち、下手ガイド部204から終端ガイド部205Aに案内されることになる。これにより物品横押し体70は物品116に作用せず、この物品116は主搬送経路45上を直進状に搬送される。
【0073】
なお他方側も同様であって、始端ガイド部201Bのガイドローラ82は、左側振り分け手段210が非振り分け姿勢のときに直進案内されたのち、中間ガイド部203から中継ガイド体256へと案内され、そして終端ガイド部205Bへと移動することになる。
【0074】
前述した左側振り分け手段210や右側振り分け手段211の非振り分け姿勢は、図16の実線、図18の実線、図19、図20の実線に示すように、シリンダー装置242を伸展動させて、押し引き量規制手段250による規制位置まで押し引き体240を押し移動させ、リンク部236を介して振り分け案内体230群を縦軸心238aの周りに揺動させて、その振り分け案内部231を内側へ移動させることで可能となる。
【0075】
このような非振り分け姿勢において、たとえば他方側の始端ガイド部201Bからのローラ軸81は、最も上手の振り分け案内部231の非振り分け用カム面235Bからピンガイド面223Bへと案内され、そして渡しガイド体260に案内されたのち、次の振り分け案内部231の非振り分け用カム面235Bに案内される。これにより左側振り分け手段210の部分において、振り分け動されることなく通過状に移動される。
【0076】
また左側振り分け手段210や右側振り分け手段211の振り分け姿勢は、図16の仮想線、図18の仮想線、図20の仮想線に示すように、シリンダー装置242を収縮動させて、押し引き量規制手段250による規制位置まで押し引き体240を引き移動させ、リンク部236を介して振り分け案内体230群を縦軸心238aの周りに揺動させて、その振り分け案内部231を外側へ移動させることで可能となる。
【0077】
すなわち、目的とする5個(複数個)の被ガイド体80におけるローラ軸81が各振り分け案内部231の上手、たとえば渡しガイド体260の部分に達したとき、制御部からの指示に基づいてシリンダー装置242を収縮動させる。これにより前述したように振り分け案内部231群を外側へ移動させることになり、以てローラ軸81群は、同時に、対向されたそれぞれの振り分け用カム面235Aからピンガイド面223Aへと案内され、そして振り分けガイド体257の案内により移動されたのち、中継ガイド体256に達することになる。
【0078】
これにより物品横押し体70群は、搬送方向に移動しながら主搬送経路45を同期状(一体状)で横切ることになり、以て他側の作用部79群が物品116に横押し作用して、この物品116を、その向きを変えることなく、主搬送経路45に対して平行状で左側へ振り分け移動させ、他方の分岐コンベヤ114Bに渡すことになる。
【0079】
なお右側振り分け手段211も同様であって、物品横押し体70群の一側の作用部79が物品116に横押し作用して、この物品116を、その向きを変えることなく、主搬送経路45に対して平行状で右側へ振り分け移動させ、一方の分岐コンベヤ114Aに渡すことになる。
【0080】
上述したようにして終端ガイド部205A,205Bの端部に達したガイドローラ82は反転ガイド体109A,109Bに案内されて反転し、そして内移動ガイド部101A,101Bに案内されて中央部に移動される。次いで下部切り換え手段111により左右に振り分けられたのち、外移動ガイド部102A,102Bの案内により外側へと移動され、さらに反転ガイド体108A,108Bに案内されて反転したのち、始端ガイド部201A,201Bのいずれかに移される。
【0081】
上記した両実施の形態では、左右一対の無端回動体として無端チェーン40が採用され、左右方向のリンクピン42aを介してサイド部材61の連結部65に連結されているが、これはベルトやワイヤーなどであってもよく、この場合には、適宜の連結手段を介してサイド部材61の連結部65に連結される。
【0082】
上記した両実施の形態では、連結部65に、ガイドレール部18,25に案内される回転体68が外嵌されているが、この回転体68は別箇所に設けられた形式などであってもよい。
【0083】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、物品支持体に形成した空間部にサイド部材の一対の差し込み部を差し込んで、物品支持体の端面側にサイド部材の内面側を当接させたのち、貫通孔に外側から通したボルトを螺合部に螺合結合させることにより、物品支持体の両端にサイド部材を取り付けることができる。このようにして、物品支持体の両端にサイド部材を取り付けたとき、これら両サイド部材は、その連結部を前後に振り分けて位置できる。そして物品支持体の両端を、それぞれサイド部材を介して無端回動体に連結でき、このような連結を順次行うことで、左右一対の無端回動体間に多数の物品支持体を取り付けることができる。その際に、サイド部材の嵌合部を、前後で隣接したサイド部材における連結部に外嵌できる。
【0084】
したがって物品支持体は、前後に振り分けた左右一対の連結部を介して無端回動体に直接に連結でき、すなわち対角状位置の2点で直接に連結できる。そして一方側のサイド部材の嵌合部を、前方で隣接した物品支持体におけるサイド部材の連結部に外嵌させ、また他方側のサイド部材の嵌合部を、後方で隣接した物品支持体におけるサイド部材の連結部に外嵌させることで、別の対角状位置の2点を、前後の物品支持体側に振り分けた状態で、無端回動体に間接的に連結できる。
【0085】
すなわち左右のサイド部材は、同一状の形状で共通の部品であることにより、その製作を容易にかつ安価に行うことができるとともに、管理を容易に行うことができる。そして、サイド部材を介して無端回動体間に取り付ける各物品支持体は、対角状位置の2点のみで直接に連結することで、無端回動体に対する連結構造を簡単にできるとともに、連結は作業性を良くして迅速に行うことができる。しかも各物品支持体は、無端回動体に対して4点の連結状態であることから、物品の支持搬送を安定して行うことができる。
【0086】
さらに、何らかのトラブルによって物品支持体を、サイド部材を残した状態で取り外したとき、この物品支持体の前後に隣接した物品支持体は、取り外した物品支持体側に対する嵌合部による1点の連結を除いた3点の連結(3点支持)となり、以て所期の搬送移動は何ら支障なく行うことができる。
【0087】
また上記した本発明の請求項2によると、無端チェーンにおける特定のリンクピンを連結部に連結させることで、簡単な構成、操作によって、物品支持体の両端を、それぞれサイド部材を介して無端チェーンに連結できる。
【0088】
そして上記した本発明の請求項3によると、連結部に外嵌した被ガイド部材をガイドレール部により案内することで、物品支持体群の移動を安定して行うことができるとともに、物品支持体を取り外したときの所期の搬送移動をより好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、転換設備における要部の一部切り欠き平面図である。
【図2】同転換設備における要部の一部切り欠き正面図である。
【図3】同転換設備における要部の縦断正面図である。
【図4】同転換設備における上位フレーム材部分の縦断正面図である。
【図5】同転換設備における物品横押し体を取り付けた物品支持体部分の一部切り欠き側面図である。
【図6】同転換設備におけるサイド部材の斜視図である。
【図7】同転換設備における要部の平面図である。
【図8】同転換設備の概略平面図である。
【図9】同転換設備の概略側面図である。
【図10】同転換設備の往路ガイド装置群を示す概略平面図である。
【図11】同転換設備の復路ガイド装置群を示す概略平面図である。
【図12】同転換設備のガイド装置群を示す概略側面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示し、転換設備の概略平面図である。
【図14】同転換設備における要部の平面図である。
【図15】同転換設備における要部の縦断正面図である。
【図16】同転換設備における要部の一部切り欠き正面図である。
【図17】同転換設備の往路ガイド装置群を示す概略平面図である。
【図18】同転換設備における左側振り分け手段の平面図である。
【図19】同転換設備における左側振り分け手段の一部切り欠き正面図である。
【図20】同転換設備における左側振り分け手段の要部の平面図である。
【図21】同転換設備における左側振り分け手段の要部の側面図である。
【図22】従来例を示し、転換設備における要部の一部切り欠き平面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム
10 上位フレーム材
18 往路側ガイドレール部
20 下位フレーム材
25 復路側ガイドレール部
30 従動軸
31 駆動軸
34 駆動装置
38 スプロケット(輪体)
39 スプロケット(輪体)
40 無端チェーン(無端回動体)
42a 特定のリンクピン
45 主搬送経路
50 物品支持体
51 長さ方向
53 物品載置板部
60 螺合部
61 サイド部材
62 本体部
63 差し込み部
65 連結部
65a 径大部分
65b 鍔部分
65c 径小部分
66 嵌合部
68 回転体(被ガイド部材)
70 物品横押し体
79 作用部
80 被ガイド体
81 ローラ軸
82 ガイドローラ
90 往路ガイド装置
91A 始端ガイド部
91B 始端ガイド部
92A 内移動ガイド部
92B 内移動ガイド部
93A 外移動ガイド部
93B 外移動ガイド部
94A 終端ガイド部
94B 終端ガイド部
100 復路ガイド装置
101A 内移動ガイド部
101B 内移動ガイド部
102A 外移動ガイド部
102B 外移動ガイド部
108A 反転ガイド体
108B 反転ガイド体
109A 反転ガイド体
109B 反転ガイド体
110 上部切り換え手段
111 下部切り換え手段
112A 振り分け手段
112B 振り分け手段
113A 分岐経路
113B 分岐経路
116 物品
200 往路ガイド装置
201A 始端ガイド部
201B 始端ガイド部
202 上手ガイド部
203 中間ガイド部
204 下手ガイド部
205A 終端ガイド部
205B 終端ガイド部
210 左側振り分け手段
211 右側振り分け手段
212 右側ベース体
220 ブロック体
221 突起部
223A ピンガイド面
223B ピンガイド面
225 突起部
226 係合部
230 振り分け案内体
231 振り分け案内部
233 凹部
234 カム体
235A 振り分け用カム面
235B 非振り分け用カム面
236 リンク部
238 揺動支軸
238a 縦軸芯
240 押し引き体
242 シリンダー装置(押し引き駆動装置)
248 ソレノイドバルブ装置
250 押し引き量規制手段
255 左側ベース体
256 中継ガイド体
257 振り分けガイド体
260 渡しガイド体

Claims (3)

  1. 主搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、この物品支持体に案内される物品横押し体と、この物品横押し体の裏面側に設けられた被ガイド体と、この被ガイド体が案内されるガイド装置群とを有し、前記物品支持体の両端は、それぞれサイド部材を介して無端回動体に連結され、両サイド部材は同一状の形状であって、本体部の内面側で前後の二箇所には、内方へ突出する差し込み部が設けられるとともに、両差し込み部間には貫通孔が形成され、そして本体部の外面側で前後方向の一端側には外方への連結部が形成され、また他端側には隣接したサイド部材の連結部に外嵌自在な嵌合部が形成され、このサイド部材の差し込み部が前記物品支持体の空間部に差し込まれ、そして貫通孔に外側から通されたボルトが物品支持体側の螺合部に螺合結合されることで、一対のサイド部材が物品支持体の両端に取り付けられたとき、左右の連結部が前後に振り分けられて位置され、以て物品支持体が対角状位置の2点のみで両無端回動体間に直接に連結されることを特徴とする転換設備。
  2. 左右一対の無端回動体は無端チェーンからなり、左右方向のリンクピンを介してサイド部材の連結部に連結されることを特徴とする請求項1記載の転換設備。
  3. 主搬送経路に沿って、物品支持体の支持案内を行うガイドレール部が設けられ、連結部には、前記ガイドレール部に案内される被ガイド部材が外嵌されていることを特徴とする請求項1または2記載の転換設備。
JP2001324294A 2001-10-23 2001-10-23 転換設備 Expired - Fee Related JP3791391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001324294A JP3791391B2 (ja) 2001-10-23 2001-10-23 転換設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001324294A JP3791391B2 (ja) 2001-10-23 2001-10-23 転換設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003128235A JP2003128235A (ja) 2003-05-08
JP3791391B2 true JP3791391B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=19141034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001324294A Expired - Fee Related JP3791391B2 (ja) 2001-10-23 2001-10-23 転換設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3791391B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI304390B (en) * 2005-03-28 2008-12-21 Daifuku Kk Converting device
DE602006016038D1 (de) 2005-03-28 2010-09-23 Daifuku Kk Förderanlage mit entlang Tragschienen bewegbaren Schieberelementen
JP4784326B2 (ja) * 2006-02-09 2011-10-05 株式会社ダイフク 転換設備
JP4742896B2 (ja) * 2006-02-09 2011-08-10 株式会社ダイフク 転換設備
KR101237315B1 (ko) * 2006-03-15 2013-02-28 가부시키가이샤 다이후쿠 반송설비
JP4650306B2 (ja) * 2006-03-15 2011-03-16 株式会社ダイフク 転換設備
JP4635919B2 (ja) * 2006-03-15 2011-02-23 株式会社ダイフク 搬送設備
JP4983314B2 (ja) * 2007-03-05 2012-07-25 株式会社ダイフク コンベヤ装置
JP4941436B2 (ja) * 2008-09-12 2012-05-30 株式会社ダイフク コンベア設備
US8820520B2 (en) * 2011-12-23 2014-09-02 Dematic Corp. Sorter slat attachment
CN117886138B (zh) * 2024-03-14 2024-05-28 山西新元自动化仪表有限公司 一种便于准确调控的抑尘斗

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003128235A (ja) 2003-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4311121B2 (ja) 転換設備
KR101210336B1 (ko) 전환설비
JP3791391B2 (ja) 転換設備
US6360871B1 (en) Device for grouping or isolating articles
JP3826759B2 (ja) 転換設備
JP4096648B2 (ja) 転換設備
JP3791392B2 (ja) 転換設備
AU2004202507A2 (en) Packaging machine
JP3526619B2 (ja) 物品移送装置
JP2001301957A (ja) 転換装置
JP4605857B2 (ja) 仕分け装置
JP4742896B2 (ja) 転換設備
JP3309488B2 (ja) 転換装置
JP2007210734A (ja) 転換設備
JP3044973B2 (ja) 転換装置
JP4581783B2 (ja) 転換設備
JPH03284529A (ja) 転換装置
JPH06329244A (ja) 転換装置
JP2627204B2 (ja) 転換装置のフレーム構造
JP2654857B2 (ja) 転換装置
JP2007238253A (ja) 転換設備
JP2005225639A (ja) 搬送設備
EP1516833A1 (en) Conveyor device and method for transporting and/or sorting, especially food
JP2610537B2 (ja) 転換装置
JPH06329242A (ja) 転換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees