JP2003137140A - 車両の後部車体構造 - Google Patents
車両の後部車体構造Info
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Abstract
スとリヤサスペンションハウジングとを設け、タイヤハ
ウスにおいてリヤサスペンションハウジングには上方に
延びるレインフォースメントを設けると共に、このレイ
ンフォースメントの上部をパッケージメンバに連結する
ことで、リヤサスペンショントップの上下動をレインフ
ォースメントにて抑えることができ、しかもリヤサスペ
ンションからの入力荷重をアッパボディに伝達して、操
縦安定性の向上を図ることができる車両の後部車体構造
の提供を目的とする。 【解決手段】車両の前後方向に延びるリヤサイドフレー
ム7の車両外方に、タイヤハウス19と、リヤサスペン
ション31のストラット32上部を支持するリヤサスペ
ンションハウジング33が設けられ、上記タイヤハウス
19においてリヤサスペンションハウジング33には上
方に延びるレインフォースメント40が設けられると共
に、上記レインフォースメント40の上部は、左右の車
体側壁を連結するパッケージメンバ21と連結されたこ
とを特徴とする。
Description
方向に延びるリヤサイドフレームの車両外方に、タイヤ
ハウス(ホイールハウス)を設けたような車両の後部車体
構造に関する。
ては、例えば特開平8−164875号公報に記載の構
造がある。すなわち、リヤサイドフレームにおけるタイ
ヤハウス配設部位を車体内方へ湾曲状に凹設して凹部を
形成し、この凹部の車両外方にタイヤハウスを設けると
共に、該タイヤハウスの一部に形成されたリヤサスペン
ションハウジングにレインフォースメントを設け、この
レインフォースメントの上端をホイールエプロンに、ま
た下端をリヤサイドフレームにそれぞれ接合させた車両
の後部車体構造である。
ウスの構造上、フューエルインレットパイプの配設スペ
ースがなくなるため、該フューエルインレットパイプを
車内側に配設する必要があった。
ては、リヤサスペンションからリヤサスペンションハウ
ジングに入力された荷重をアッパボディーに伝達して、
荷重分散を図ることが望まれている。
ドフレームの車両外方に、タイヤハウスとリヤサスペン
ションハウジングとを設け、タイヤハウスにおいてリヤ
サスペンションハウジングには上方に延びるレインフォ
ースメントを設けると共に、このレインフォースメント
の上部をパッケージメンバに連結することで、リヤサス
ペンショントップの上下動をレインフォースメントにて
抑えることができ、しかもリヤサスペンションからの入
力荷重をアッパボディに伝達して、操縦安定性の向上を
図ることができる車両の後部車体構造の提供を目的とす
る。
部車体構造は、車両の前後方向に延びるリヤサイドフレ
ームの車両外方に、タイヤハウスと、リヤサスペンショ
ンのストラット上部を支持するリヤサスペンションハウ
ジングが設けられ、上記タイヤハウスにおいてリヤサス
ペンションハウジングには上方に延びるレインフォース
メントが設けられると共に、上記レインフォースメント
の上部は、左右の車体側壁を連結するパッケージメンバ
と連結されたものである。
ウジングに上述のレインフォースメントを設け、このレ
インフォースメント上部をパッケージメンバと連結した
ので、リヤサスペンショントツプの上下動をレインフォ
ースメントにて抑えることができ、しかもリヤサスペン
ションからの入力荷重を、リヤサスペンションハウジン
グ、レインフォースメント、パッケージメンバを介して
アッパボディに伝達することができるので、荷重分散を
図って、操縦安定性の向上を図ることができる。
ヤサスペンションハウジングは、少なくとも車両のリヤ
フロア面より下方に配設されたものである。上記構成に
よれば、リヤサスペンションハウジングをリヤフロア面
よりも下方に配設することにより、このリヤサスペンシ
ョンハウジングをリヤサイドフレームと直接接続するこ
とができ、この結果、リヤサスペンションの取付け部の
剛性が高まり、操縦安定性をさらに向上させることがで
きる。
ヤフロア面よりも高い位置に取付けた場合には、リヤサ
スペンションハウジングの取付け部がリヤサイドフレー
ムおよびリヤフロアの何れとも直接接続されない構造と
なり、リヤサスペンションの取付け部が不安定となっ
て、その剛性が低下する。
ヤサスペンションハウジングは、リヤサイドフレームの
車外側面部と、リヤフロア下面部との双方に接続された
ものである。上記構成によれば、リヤサスペンションハ
ウジングをリヤサイドフレームとリヤフロアとの双方に
接続したので、リヤサスペンションの取付け部の剛性
(サスペンション支持剛性)をさらに高めることができ
る。
インフォースメントは、車両上方から見た平面視で略円
弧状に形成されたものである。上記構成によれば、レイ
ンフォースメントそれ自体の剛性向上を図ることができ
る。
イヤハウスの車両内方は、リヤサイドフレームの車幅方
向外方面に接続されたものである。上記構成によれば、
タイヤハウスとリヤサイドフレームとの接続構造により
ボディ剛性の向上を図ることができる。
タイヤハウスと後輪との間に、車両の燃料を燃料タンク
へ供給するフューエルインレットパイプが配設されたも
のである。上記構成によれば、フューエルインレットパ
イプをタイヤハウスと後輪との間、つまり車外側を通し
て配設することができる。
述する。図面は車両の後部車体構造を示し、図1、図2
において、フロアパネル1の中央部には車両の前後方向
に延びる凸状のトンネル部2を一体形成する一方、上述
のフロアパネル1の左右両側部において車両の前後方向
に延びるサイドシル3,3を設けている。
サイドシルアウタ5とを接合して、車両の前後方向に延
びるサイドシル閉断面6を有する車体剛性部材である。
なお、上述のサイドシル閉断面6内には必要に応じてサ
イドシルレインフォースメントが設けられる。
から後方に延びる左右一対のリヤサイドフレーム7,7
を設け、フロアパネル1およびリヤフロア8の下面とリ
ヤサイドフレーム7との間には閉断面9(図3参照)を形
成している。
部にキックアップ部10(段差部)を介して連結されたも
のであり、上述のトンネル部2の上部には該トンネル部
2に沿って車両の前後方向に延びて、前部がダッシュロ
アパネルに接合され、後部が上述のキックアップ部10
上面に接合され、またスカート部がトンネル部2の左右
両側面に接合されたトンネルレインフォースメント11
(いわゆるハイマウント・バックボーンフレーム)を設
け、このトンネルレインフォースメント11とトンネル
部2の上部左右には車両の前後方向に延びる2つの閉断
面12,12を形成して、フロア剛性および車体剛性の
向上を図っている。
トンネル部2を跨いで左右のサイドシル3,3と連結さ
れるクロスメンバ13,14(いわゆるNo.2クロスメン
バとNo.3クロスメンバ)を前後方向に離間させて、それ
ぞれ設けている。
方向に延びて、フロアパネル1との間に閉断面を形成す
る車体剛性部材である。さらに、上述のキックアップ部
10の下部には車幅方向に延びて左右のリヤサイドフレ
ーム7,7相互間を連結するリヤクロスメンバ15(い
わゆるNo.4クロスメンバ)を設け、このリヤクロスメン
バ15とキックアップ部10との間には車幅方向に延び
る閉断面16を形成している。
も所定距離後方において、リヤフロア8の下部には車幅
方向に延びて左右のリヤサイドフレーム7,7相互間を
連結する別のリヤクロスメンバ17(いわゆるNo.5クロ
スメンバ)を設け、このリヤクロスメンバ17とリヤフ
ロア8との間には車幅方向に延びる閉断面を形成してい
る。
ンネル部2との中間に対応して、フロアパネル1の下部
には車両の前後方向に延びるフロアフレーム18,18
を設け、これら左右のフロアフレーム18,18とフロ
アパネル1との間には閉断面を形成している。
ナ19(ホイールハウスインナと同意)を設ける一方、左
右の車体側壁20,20を車幅方向に連結する剛性部材
としてのパッケージメンバ21を設けている。
に延びるパッケージアッパメンバ22と、このパッケー
ジアッパメンバ22の前端部から下方に向けて一体また
は一体的に形成されたメンバ23と、これら両メンバ2
2,23の背面側に接合されたパッケージロアメンバ2
4とを備えている。
応して車幅方向に延びるリヤパッケージメンバ25を設
け、上述のメンバ23とこのリヤパッケージメンバ25
との間には上述のパッケーアッパメンバ22を略水平状
に取付け、このパッケーアッパメンバ22とリヤフロア
8との間に荷室26を形成するように構成している。
メント11の後部11aは図2に示すようにキックアッ
プ部10の上端面に接合されていて、このトンネルレイ
ンフォースメント11の後部11aの上面には断面門形
状のブラケット27を接合している。
バ23との間には正面視略V字状のガセット部材として
のVブレース28を取付け、トンネルレインフォースメ
ント11に入力された荷重を該Vブレース28およびパ
ッケージメンバ21を介して左右の車体側壁20に伝
達、分散すべく構成している。なお、図1において29
は燃料タンク、30は燃料タンク29へ車両の燃料を供
給するフューエルインレットパイプである。
延びるリヤサイドフレーム7の車両外方には、リヤサス
ペンション31のストラット32上部を支持するリヤサ
スペンションハウジング33(以下単にサス取付け部と
略記する)を設けている。
いアッパアーム、ロアアーム等を備え、ナックルを介し
て左右の後輪34を独立懸架するもので、例えばマルチ
リンク式のリヤサスペンション構造を採用することがで
きる。
に示すように円筒状のダンパサポート35と、このダン
パサポート35の下部に溶接固定されたアッパスプリン
グシート36と、ロアスプリングシート37と、上下の
スプリングシート36,37間に張架されたコイルスプ
リング38と、ストラット32を構成するダンパとを有
し、サス取付け部33の開口部33aからダンパサポー
ト35を上方へ挿入し、アッパスプリングシート36を
サス取付け部33の略水平部(主面)下面に当接して、ボ
ルト、ナット等の取り付け部材にて固定されている。
なように断面門形状に形成されると共に、このサス取付
け部33の略水平状の主面は少なくとも車両のリヤフロ
ア8面より下方に配設されていて、サス取付け部33の
スカート部はリヤサイドフレーム7の車幅方向に接合さ
れている。
33とパッケージメンバ21とを上下方向に接続する構
造について説明する。上述のサス取付け部33のスカー
ト部には該スカート部の外周を取り囲むように平面視略
円弧状のレインフォースメント40を接合して、このレ
インフォースメント40を上方に延出させている。
6、図7に示すようにその車内側に接合フランジ40
a,40aを有し、該接合フランジ40a,40aをタ
イヤハウスインナ19の車外側面に接合固定している。
図3、図4、図5に示すように前後のパッケージジャン
クション41,41および、これらパッケージジャンク
ション41,41間に接合された縦壁42を介して上述
のパッケージメンバ21に接続されている。
1はその接合フランジ41aをタイヤハウスインナ19
および車体側壁20の車内側面に接合し、上述の縦壁4
2はその接合フランジ42aの前後のパッケージジャン
クション41の対向面に接合している。
ージアッパメンバ22とタイヤハウスアウタ43との間
には、内装部品取付け用の開口44aを備えたジャンク
ションアッパメンバ44を取付けている。
1間に位置するジャンクションアッパメンバ44は、そ
の車外側に接合フランジ44bを有し、この接合フラン
ジ44bを車体側壁20に接合している。
1,41間の上下方向中間部にはジャンクションロアメ
ンバ45を連結し、このジャンクションロアメンバ45
とパッケージロアメンバ24とを接続している。
よりサス取付け部33の上方で、かつタイヤハウスイン
ナ19の前後方向の中間部にダンパサポート35を配設
する凹部を形成している。
図6、図7に示すように、その車両内方部がリヤサイド
フレーム7の車幅方向外方面において上下方向に立ち上
がった立上り部7aに接続されている。
のフューエルインレットパイプ30は車両内方へ窪む凹
形状のタイヤハウスインナ19と後輪34との間、つま
り車外側を通して配設されている。
47はフューエルボックス、48はフューエルボックス
47を開閉するフューエルリッド、49はリヤフェンダ
レインフォースメント、50はシール部材、43aはホ
イールハウスアウタ43に形成されたフューエルインレ
ットパイプ30貫通用の開口部であって、車両の燃料を
燃料タンク29へ供給するフューエルインレットパイプ
30は図3、図4、図6に示すようにタイヤハウスイン
ナ19と後輪34との間を通して配設されたものであ
る。
両の後部車体構造は、車両の前後方向に延びるリヤサイ
ドフレーム7の車両外方に、タイヤハウス(タイヤハウ
スインナ19参照)と、リヤサスペンション31のスト
ラット32上部を支持するリヤサスペンションハウジン
グ(サス取付け部33参照)が設けられ、上記タイヤハウ
スインナ19においてサス取付け部33には上方に延び
るレインフォースメント40が設けられると共に、上記
レインフォースメント40の上部は、左右の車体側壁2
0を連結するパッケージメンバ21と連結されたもので
ある。
述のレインフォースメント40を設け、このレインフォ
ースメント40上部をパッケージメンバ21と連結した
ので、リヤサスペンショントツプの上下動をレインフォ
ースメント40にて抑えることができ、しかもリヤサス
ペンション31からの入力荷重を、サス取付け部33、
レインフォースメント40、パッケージメンバ21を介
してアッパボディに伝達することができるので、荷重分
散を図って、操縦安定性の向上を図ることができる。
も車両のリヤフロア8面より下方に配設されたものであ
る。この構成によれば、サス取付け部33をリヤフロア
8面よりも下方に配設することにより、このサス取付け
部33をリヤサイドフレーム7と直接接続することがで
き、この結果、リヤサスペンション31の取付け部の剛
性が高まり、操縦安定性をさらに向上させることができ
る。
高い位置に取付けた場合には、サス取付け部の取付け部
分がリヤサイドフレームおよびリヤフロアの何れとも直
接接続されない構造となり、リヤサスペンションの取付
け部が不安定となって、その剛性が低下する。このため
上記構成を採用したものである。
は、車両上方から見た平面視で略円弧状に形成されたも
のである。この構成によれば、レインフォースメント4
0それ自体の剛性向上を図ることができる。
内方は、リヤサイドフレーム7の車幅方向外方面に接続
されたものである。この構成によれば、タイヤハウスイ
ンナ19とリヤサイドフレーム7との接続構造によりボ
ディ剛性の向上を図ることができる。
輪34との間に、車両の燃料を燃料タンク29へ供給す
るフューエルインレットパイプ30が配設されたもので
ある。この構成によれば、フューエルインレットパイプ
30をタイヤハウスインナ19と後輪34との間、つま
り車外側を通して配設することができる。
示し、リヤフロア8の一部をサス取付け部33の主面に
延長させて、アッパスプリングシート36をボルト、ナ
ットで締結する時、該アッパスプリングシート36と、
サス取付け部33の主面と、リヤフロア8の延長部とを
共締め固定したものである。
33を、図8に示す如くリヤサイドフレーム7の車外側
面部と、リヤフロア8下面部との双方に接続したもので
ある。この構成によれば、リヤサスペンションハウジン
グとしてのサス取付け部33をリヤサイドフレーム7と
リヤフロア8との双方に接続したので、リヤサスペンシ
ョン31の取付け部の剛性(サスペンション支持剛性)を
さらに高めることができる。
その他の構成、作用については先の実施例とほぼ同様で
あるから、図8において前図と同一の部分には同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。
において、この発明のリヤサスペンションハウジング
は、実施例のサス取付け部33に対応し、以下同様に、
タイヤハウスは、タイヤハウスインナ19に対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
の車両外方に、タイヤハウスとリヤサスペンションハウ
ジングとを設け、タイヤハウスにおいてリヤサスペンシ
ョンハウジングには上方に延びるレインフォースメント
を設けると共に、このレインフォースメントの上部をパ
ッケージメンバに連結したので、リヤサスペンショント
ップの上下動をレインフォースメントにて抑えることが
でき、しかもリヤサスペンションからの入力荷重をアッ
パボディに伝達して、操縦安定性の向上を図ることがで
きる効果がある。
ル、リヤフロアを省略して示す平面図。
示す断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】車両の前後方向に延びるリヤサイドフレー
ムの車両外方に、タイヤハウスと、リヤサスペンション
のストラット上部を支持するリヤサスペンションハウジ
ングが設けられ、上記タイヤハウスにおいてリヤサスペ
ンションハウジングには上方に延びるレインフォースメ
ントが設けられると共に、上記レインフォースメントの
上部は、左右の車体側壁を連結するパッケージメンバと
連結された車両の後部車体構造。 - 【請求項2】上記リヤサスペンションハウジングは、少
なくとも車両のリヤフロア面より下方に配設された請求
項1記載の車両の後部車体構造。 - 【請求項3】上記リヤサスペンションハウジングは、リ
ヤサイドフレームの車外側面部と、リヤフロア下面部と
の双方に接続された請求項2記載の車両の後部車体構
造。 - 【請求項4】上記レインフォースメントは、車両上方か
ら見た平面視で略円弧状に形成された請求項1,2また
は3記載の車両の後部車体構造。 - 【請求項5】上記タイヤハウスの車両内方は、リヤサイ
ドフレームの車幅方向外方面に接続された請求項1,
2,3または4記載の車両の後部車体構造。 - 【請求項6】上記タイヤハウスと後輪との間に、車両の
燃料を燃料タンクへ供給するフューエルインレットパイ
プが配設された請求項1,2,3,4または5記載の車
両の後部車体構造。
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