JP3983924B2 - スクリュープレス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーボモータ駆動によりフライホィールを増速させるスクリュープレス装置に係り、特にクラッチ機構を介さずに直接フライホィールの回転数を制御することで、クラッチ機構を用いた場合のクラッチ摩擦熱の変化に起因する摩擦伝達率の変化、そしてその結果発生する加工荷重のばらつきを解消して、加工エネルギをより均一化できるようにし、またワークの大小や形状に応じて加工エネルギを自在に調節できるようにした、高精度で高能率な加工が可能なスクリュープレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スクリュープレス装置は、回転指定フライホィールの持つ運動エネルギをねじ機構によって直線運動に変換し、上型及び下型とで成形素材を押圧してプレス加工するプレス装置であり、ストロークを長く取れること、経済的に少量生産できることなど、他のプレス装置にない多くの特長を持ち、ボルト頭部の成形、コイニングなどの作業に多用されている。
【0003】
そして従来のスクリュープレス装置の成形のためのエネルギは、クラッチ機構によって回転する摩擦盤とフライホィールとの間の動力伝達を断接して付与するようになっており、加工に必要なエネルギ(フライホィールの慣性モーメントに比例し、その回転速度の二乗に比例する)をフライホィールに与えたところでクラッチ機構を切り、該フライホィールの回転による運動エネルギを用いて成形素材をプレス加工するようになっている。
【0004】
フライホィールの回転の運動エネルギの制御については、回転数をエンコーダで検知することで、ある程度の精度は出すことができるが、フライホィール及び摩擦盤のクラッチ機構の熱変動で起動特性が変化してしまい、加工ごとに若干加工エネルギが変化してしまうという不具合があった。
【0005】
完全自動運転で、定常運転中にはほとんどエネルギ変動はないが、運転後に少し停止させ、再び運転を再開するような場合に上記の不具合が生じ、それは運転中の摩擦熱によりある程度熱くなっていた摩擦盤が、停止中に冷却されてしまうことによって生じる。
【0006】
近年はプレス装置に対しても高精度化の要求が高まって来ており、加工エネルギのより均一化が求められているが、従来のスクリュープレス装置の構造では限界があった。
【0007】
また摩擦盤によるクラッチ機構では天然皮革からなるクラッチライニングが使用されており、連続自動運転を行うためには、クラッチライニングの長寿命化が要求されるにもかかわらず、クラッチライニングは保革処理を行いすぎると寿命は長くなるがスリップが多くなり、逆に保革処理を行わないとスリップは少ないが寿命が短くなってしまうという特性を持っているため、できればクラッチ機構を用いずにフライホィールを自在に制御できるようにしたスクリュープレス装置の開発が切望されていた。
【0008】
更にスクリュープレス装置はフライホィールの回転による運動エネルギを成形時にすべて使用するのでパワフルである半面、小物を加工する場合にはフライホィールの回転数を低くして運動エネルギを少なくしないと過負荷になってしまうので、装置の稼働率が低下してしまうという欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、サーボモータを用いてフライホィールを回転させることによって、摩擦盤やクラッチ機構を用いずに直接フライホィールを回転させることができるようにして、スクリュープレス装置の運転後に少し停止させ、再び運転を再開するような場合でも加工エネルギが変動しないように均一化し、加工を高精度化することであり、またこれによってクラッチライニングのような消耗品を用いる必要性をなくすと共に、クラッチ機構を作動させるエアバルブを不要にして停止しているフライホィールをレスポンスよく起動させることができるようにすることである。
【0010】
また他の目的は、上記構成に加えてサーボモータの回転速度を検知するサーボモータ用エンコーダと、フライホィールの回転速度を検知するフライホィール用エンコーダと、フライホィール用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながらフライホィールの回転速度を制御するためのコンピュータと、サーボモータ用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながらコンピュータからの指令に従ってサーボモータを作動させるサーボ駆動装置とを備え、かつ下型と上型とが合わさる加圧直前のタイミングをフライホィール用エンコーダにより検出して該加圧直前のタイミングでサーボモータによる駆動を停止させて該サーボモータを空転させ、フライホィールの回転による運動エネルギをすべて加工のために放出するように構成することによって、フライホィールの運動エネルギを自在に制御できるようにすると共に、加圧エネルギ制御の精度を向上させることである。
また他の目的は、例えば小物の成形素材の加工時には短時間で上型と下型とが接近するように高速度でフライホィールを回転させ、上型と下型とが接近したところでフライホィールの回転速度を小物の加工に必要な速度に下げ、その低速度で回転するフライホィールの運動エネルギを用いて加圧できるようにすることであり、またこれによって大型のスクリュープレス装置であっても、稼働率を下げることなく小物の成形素材を加工できるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0013】
要するに本発明は、フライホィールの回転運動をねじ機構により直線運動に変換し上型及び下型を相対的に接近又は離脱する方向に移動させて前記フライホィールに与えた回転による運動エネルギによってワークを圧縮加工するスクリュープレス装置において、前記フライホィールを巻掛け伝動部材を介して回転させるサーボモータと、該サーボモータの回転速度を検知するサーボモータ用エンコーダと、前記フライホィールの回転速度及び前記サーボモータを空転状態にするタイミングを検知するフライホィール用エンコーダと、該フライホィール用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながら前記フライホィールの回転速度を制御して該フライホィールに与える回転による運動エネルギを精度よく調節するコンピュータと、前記サーボモータ用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながら前記コンピュータからの指令に従って前記サーボモータを作動させるサーボ駆動装置とを備え、下型と上型とが合わさる加圧直前の前記タイミングを前記フライホィール用エンコーダにより検出して該加圧直前のタイミングで前記サーボモータによる駆動を停止させて該サーボモータを空転させ、前記フライホィールの回転による運動エネルギをすべて加工のために放出するように構成したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。本発明に係るスクリュープレス装置1は、図1から図5において、サーボモータ2と、サーボモータ用エンコーダ3と、フライホィール用エンコーダ4と、コンピュータ5と、サーボ駆動装置6とを備えている。
【0015】
スクリュープレス装置1の基本的な仕組みは、フライホィール8の回転運動をねじ機構9により直線運動に変換し、上型10及び下型11を相対的に接近又は離脱する方向に移動させて、フライホィール8に与えた回転による運動エネルギによってワーク(図示せず)を圧縮加工するというものであり、門形のフレーム81に固定されたフレームベッド82に2本のスライドタイロッド83が嵌合し、該スライドタイロッド83の上下端には夫々ラム84、スライドベッド部85がタイロッドナット86によって固定されており、スライドタイロッド83と共にフレームベッド82に配設された軸受(図示せず)により案内されて上下動できるようになっている。
【0016】
ねじ機構9は、フライホィール8の回転運動を直線運動に変換して下型11を上下方向に移動させるためのものであって、ラム84の中央には、雌ねじ(図示せず)が形成されたガイドナット88が配設され、該ガイドナット88に螺合する雄ねじであるねじ軸31は、フレーム81の上部フレーム81aに配設されたブッシュ87及びフレームベッド82内に配設されたブッシュ(図示せず)に回動自在に嵌合している。
【0017】
上部フレーム81aから上方に突出したねじ軸31には、フライホィール8が固定され、該フライホィール8を回転させることによりねじ軸31を回転させて螺合するガイドナット88をラム84と共に上下方向に移動させることができるようになっている。
【0018】
サーボモータ2は、フライホィール8を巻掛け伝動部材の一例たるVベルト12を介して回転させるための例えばACサーボモータであって、図2から図5に示すように、導線2aを介してサーボ駆動装置6により作動するようになっており、モータ軸14が上方を向くようにフレーム13の側面13aに垂直に配設され、チェーン15により強固に締付け固定されている。
【0019】
モータ軸14は、メカロック16を介してカップリング18に接続され、該カップリング18を介してモータの回転部材の一例たるモータプーリ19がねじ20により取り付けられている。
【0020】
モータプーリ19は、V溝19aが例えば9本形成されたVベルト用のプーリであって、固定軸21に軸受22を介して支持されている。軸受22は軸受押え23によって固定され、シール材24によってシールドされている。モータプーリ19とフライホィール8には1本当たり3山の巻掛け伝動部材の一例たるVベルト12が例えば3本巻き掛けられている。
【0021】
固定軸21は、水平に配設されたブリッジ25上の軸支持板26及び該軸支持板26上にねじ28によって固定される芯出し板29とによって、垂直に拘束されている。固定軸21とブリッジ25の取外しは容易になっており、Vベルト12を容易に交換できるようになっている。
【0022】
サーボモータ用エンコーダ3は、サーボモータ2の回転速度を検知するためのものであって、サーボモータ2に取り付けられ導線3aを介してサーボ駆動装置に信号をフィードバックするようになっている。
【0023】
フライホィール用エンコーダ4は、フライホィール8の回転速度及びサーボモータ2を空転状態にするタイミングを検知するためのものであって、図5に示すブラケット35に取り付けられ、フライホィール8が取り付けられているねじ軸31の同軸上に取り付けられたプーリ32からタイミングベルト33及びプーリ34を介してフライホィール8の回転速度を計測し、導線4aを介してコンピュータ5に信号を送信するようになっている。
【0024】
フライホィール8は、V溝8aが例えば9本形成されたVベルト用のプーリを兼ねており、図4に示すように、ねじ軸31にキー36を用いて取り付けられている。フライホィール8は、スぺーサ38及び押え金具39によって回転中に上方に抜けてしまわないようになっている。
【0025】
またフライホィール8の直下のねじ軸31には、ブレーキロータ40がキー41を用いて取り付けられており、その周囲にはブレーキライニング42が配設されている。ブレーキライニング42は、通常時はエア圧により図示しないばねによる締付けのばね力に抗して押し広げられており、非常停止時や停電時等には、エアシリンダ43からエア圧が抜けることでブレーキライニング42がブレーキロータ40を締め付けてフライホィール8を停止させるようになっている。
【0026】
コンピュータ5は、フライホィール用エンコーダ4から発信される信号のフィードバックを受けながらフライホィール8の回転速度を制御して該フライホィール8に与える回転による運動エネルギを精度よく調節するためのものであって、図1に示すように、I/Oポート46より入力されるフライホィール用エンコーダ4からの信号及びサーボ駆動装置6を経由したサーボモータ用エンコーダ3からの信号を、CPU49がROM48から読み出した制御プログラムに則って、RAM50にデータを読み書きしながらサーボ駆動装置6に送信する制御データとして速度制御信号51、位置制御信号52及び回転制御信号53を算出し、I/Oポート46から夫々の信号を出力するようになっている。
【0027】
サーボ駆動装置6は、サーボモータ用エンコーダ3から発信される信号のフィードバックを受けながら、コンピュータ5からの命令に従ってサーボモータ2を駆動するものであって、図1に示すように、コンピュータ5からの命令及びサーボモータ用エンコーダ3からの信号を受けてモータドライバ44を制御するモータコントローラ45と、実際にサーボモータ2を作動させると共にサーボモータ用エンコーダ3からの信号をコンピュータ5にフィードバックするモータドライバ44とから構成されている。
【0028】
本発明は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、下型11が下降しているときに成形素材(図示せず)を下型11に取り付け、該成形素材の加工に必要な加工エネルギをコンピュータ5に入力し、サーボ駆動装置6を下型11を上昇させるように作動させると、サーボモータ2が矢印A方向に回転を始め、その回転がVベルト12を伝わることによってフライホィール8が矢印A方向に回転を始める。
【0029】
フライホィール8が回転することにより、該フライホィール8に固定されたねじ軸31が矢印A方向に回転すると、該ねじ軸31が螺合するガイドナット88が固定されたラム84は、スライドタイロッド83で一体的に組み付けられたスライドベッド部85と共に矢印C方向に上昇を開始する。
【0030】
下型11上型10に到達する少し前にサーボモータ2をアイドル状態にして空転させると、その後フライホィール8は慣性力によって回転し続け、またラム84も上昇し続け、やがて下型11が上型10の位置まで到達して該下型11と上型10とで成形素材(図示せず)を押圧し加工が行われる。
【0031】
フライホィール8に与える回転速度及び該サーボモータ2をアイドル状態にするタイミングはフライホィール用エンコーダ4からの信号を受けながらコンピュータ5が制御しているので、加工エネルギが少な過ぎることも多過ぎることもなく、フライホィール8の運動エネルギをすべて使い切ったときに最適な加工がなされる。なおフライホィール8が慣性力により回転しているときには、サーボモータ2から回生電力が戻されるので、電力の節約になる。
【0032】
またフライホィール8をサーボモータ2により直接回転させるので、スクリュープレス装置の運転後に少し停止させ、再び運転を再開するような場合でも加工エネルギが変動せず、均一で高精度な加工を行うことができる。更にクラッチ機構を用いていないので、消耗する部分がない上に、クラッチ機構を作動させるエアバルブから生じる起動レスポンスの遅れがなく、効率的である。
【0033】
フライホィール8の運動エネルギがすべて加工に費やされ、フライホィール8の回転が停止したら、サーボ駆動装置6はサーボモータ2を矢印B方向に回転させ、その回転がVベルト12を伝わることによってフライホィール8を矢印B方向に回転させる。
【0034】
ねじ軸31が矢印B方向に回転することにより、下型11は矢印D方向に下降して行く。フライホィール用エンコーダ4からの信号は常にコンピュータ5に送信されているので、下型11が十分に下降するのに必要なだけフライホィール8が矢印B方向に回転すると、サーボモータ2を停止させる信号がコンピュータ5からサーボ駆動装置6に送信され、該サーボ駆動装置6のモータドライバ44がサーボモータ2を停止させる。
【0035】
成形素材が小物である場合には、短時間で上型10と下型11とが接近するように高速度でフライホィール8を回転させ、上型10と下型11とが接近したところでフライホィール8の回転速度を小物の加工に必要な運動エネルギを生じさせる速度に下げることによって、小物であっても稼働率を下げることなく加工することができる。
【0036】
スクリュープレス装置1を非常停止させたり、また運転時に停電になった場合には、ブレーキライニング42をエア圧により締付け、ばね力に抗して押し広げていたエアシリンダ43から該エア圧が抜けてしまい、強力なばね力がブレーキライニング42に作用するので、該ブレーキライニング42がブレーキロータ40を締め付けてフライホィール8を即座に停止させてしまうので安全である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、上記のようにサーボモータを用いてフライホィールを回転させることによって、摩擦盤やクラッチ機構を用いずに直接フライホィールを回転させることができるようにしたので、スクリュープレス装置の運転後に少し停止させ、再び運転を再開するような場合でも加工エネルギが変動しないように均一化し得、加工を高精度化することができる効果がり、またこの結果クラッチライニングのような消耗品を用いる必要性がなくなると共に、クラッチ機構を作動させるエアバルブを不要にして停止しているフライホィールをレスポンスよく起動させることができるという優れた効果がある。
【0038】
また上記構成に加えてサーボモータの回転速度を検知するサーボモータ用エンコーダと、フライホィールの回転速度及びサーボモータを空転状態にするタイミングを検知するフライホィール用エンコーダと、フライホィール用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながらフライホィールの回転速度を制御するためのコンピュータと、サーボモータ用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながらコンピュータからの指令に従ってサーボモータを作動させるサーボ駆動装置とを備え、かつ下型と上型が合わさる加圧直前のタイミングをフライホィール用エンコーダにより検出して該加圧直前のタイミングでサーボモータによる駆動を停止させて該サーボモータを空転させ、フライホィールの回転による運動エネルギをすべて加圧のために放出するように構成したので、フライホィールの運動エネルギを自在に制御できると共に、加圧エネルギ制御の精度を向上させることができる効果がある。
また例えば小物の成形素材の加工時には短時間で上型と下型とが接近するように高速度でフライホィールを回転させ、上型と下型とが接近したところでフライホィールの回転速度を小物の加工に必要な速度に下げ、その低速度で回転するフライホィールの運動エネルギを用いて加圧できるという効果があり、またこの結果大型のスクリュープレス装置であっても、稼働率を下げることなく小物の成形素材を加工できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリュープレス装置の部分縦断面概略正面図及びサーボモータを作動させるサーボ駆動装置とエンコーダ類とコンピュータとの間の信号の流れを示すブロック図である。
【図2】スクリュープレス装置の正面図である。
【図3】スクリュープレス装置の要部斜視図である。
【図4】スクリュープレス装置の要部縦断面図である。
【図5】スクリュープレス装置の側面図である。
【符号の説明】
1 スクリュープレス装置
2 サーボモータ
3 サーボモータ用エンコーダ
4 フライホィール用エンコーダ
5 コンピュータ
6 サーボ駆動装置
8 フライホィール
9 ねじ機構
10 上型
11 下型
12 巻掛け伝動部材一例たるVベルト

Claims (1)

  1. フライホィールの回転運動をねじ機構により直線運動に変換し上型及び下型を相対的に接近又は離脱する方向に移動させて前記フライホィールに与えた回転による運動エネルギによってワークを圧縮加工するスクリュープレス装置において、前記フライホィールを巻掛け伝動部材を介して回転させるサーボモータと、該サーボモータの回転速度を検知するサーボモータ用エンコーダと、前記フライホィールの回転速度及び前記サーボモータを空転状態にするタイミングを検知するフライホィール用エンコーダと、該フライホィール用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながら前記フライホィールの回転速度を制御して該フライホィールに与える回転による運動エネルギを精度よく調節するコンピュータと、前記サーボモータ用エンコーダから発信される信号のフィードバックを受けながら前記コンピュータからの指令に従って前記サーボモータを作動させるサーボ駆動装置とを備え、下型と上型とが合わさる加圧直前の前記タイミングを前記フライホィール用エンコーダにより検出して該加圧直前のタイミングで前記サーボモータによる駆動を停止させて該サーボモータを空転させ、前記フライホィールの回転による運動エネルギをすべて加工のために放出するように構成したことを特徴とするスクリュープレス装置。
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