JP2003226092A - シャープペンシルの芯保護部材 - Google Patents

シャープペンシルの芯保護部材

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JP2003226092A
JP2003226092A JP2002282293A JP2002282293A JP2003226092A JP 2003226092 A JP2003226092 A JP 2003226092A JP 2002282293 A JP2002282293 A JP 2002282293A JP 2002282293 A JP2002282293 A JP 2002282293A JP 2003226092 A JP2003226092 A JP 2003226092A
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Masaki Shigemori
正樹 重盛
Tsuruo Nakayama
鶴雄 中山
Hidetoshi Kodama
英俊 小玉
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Pentel Co Ltd
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内面に少なくとも横断面形状が異
形である弾性樹脂体を有するシャープペンシルの芯保護
部材において、芯の直径のバラツキを吸収する空間を設
けることにより、芯保持力のバラツキを吸収する芯保護
部材を提供すること。 【解決手段】 芯保護部材の内面に少なくとも貫通孔を
有する弾性樹脂体を形成したシャープペンシルの芯保護
部材において、前記弾性樹脂体に形成された貫通孔の横
断面形状が異形であり、かつシャープペンシル用芯(J
IS S 6005)を貫通したときに、前記シャープ
ペンシル用芯が、弾性樹脂体の内面に少なくとも2点以
上接触し、かつ前記シャープペンシル用芯と弾性樹脂体
との間に空間を有することを特徴とするシャープペンシ
ルの芯保護部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャープペンシル
の芯保護部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1を参照しつつ説明する。この種のシ
ャープペンシルは、三ツ割チャック、ボールチャックな
どのチャック2と、チャック締め部材3とよりなる芯繰
り出し機構4を用いたものであり、芯を繰り出すメカニ
ズムは、以下の通りである。先ず、チャック2を、チャ
ック締め部材3により締め付け、芯Lを把持した状態と
する。次に、チャック2に押圧力を付与して、断撥部材
(図示省略)の弾撥力に抗して前進させ、チャック締め
部材3が軸筒1に止着した先部材5の段部5aに当接す
る位置まで前進させる。チャック2を更に前進させる
と、チャック締め部材3はチャック2から外れてしまう
ので、チャック2は開放状態となる。この時、チャック
2に対する押圧力を解除すると、弾撥部材の弾撥力によ
って、チャック2はチャック締め部材3と係合する位置
まで後退する。ところが、この時、芯Lは、ゴム等より
形成した戻り止め部材Sにより保持され上記チャックの
前進によって移動した位置に止まっている。従って、チ
ャック2が後退してチャック締め部材3と係合して芯を
把持するとき、その把持位置は上記の位置より後方にな
る。そして、この動作を繰り返すことによって、芯Lを
前方に繰り出すことができる。ところで、筆記によって
芯が短くなった場合、チャック2によって芯を把持する
ことができなくなることがある。チャック2から外れた
芯Lは、チャック2先端から芯保護部材6の間に残るこ
とになる。この残った芯(以下、「残芯」という)L
は、戻り止め部材Sに軽く保持されているだけであるた
め、筆記感が悪くなる。また、シャープペンシル用芯
(JIS S 6005)の直径にはバラツキがあり
(例えば、呼び直径0.5の直径では、0.55mmか
ら0.58mm)、細い芯(直径0.55mm)の場合
には、戻り止め部材Sで保持できず、残芯が自重により
落下してしまうという場合があった。従って、残芯は、
一般的には後続芯により押出して排出したり、指などで
引き抜いて破棄してしまうものであった。さらに、戻り
止め部材Sから外れた残芯であると、前述した現象は顕
著にみられ、芯の直径にかかわらず自重により落下して
しまうという場合もあった。
【0003】そこで、この残芯を有効活用するために、
戻り止め部材や、芯保護部材または芯保護管に対する提
案がなされてきた。例えば、戻り止め部材の内面に突起
を形成し、芯の直径のバラツキを吸収するもの(特許文
献1参照)や、芯保護管の内面にゴムなどからなる弾性
薄膜を一体に積層し、該弾性薄膜で残芯との摩擦抵抗を
高め、残芯の自重落下を防止するものなどが知られてい
る(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】実開昭55−23737号公報(第1
図、第2図)
【特許文献2】実公昭58−32959号公報(実用新
案登録請求の範囲1、第4欄第25行目〜同欄第30行
目)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記、特許文献1は、
内面に突起を形成した戻り止め部材を使用することによ
り、芯の直径のバラツキを吸収し、残芯の自重落下を防
止することは可能である。しかし、戻り止め部材から外
れた残芯では、自重落下を防止できないという問題があ
った。一方、特許文献2は、内面に弾性薄膜を一体に積
層した芯保護部材を使用することにより、残芯を有効に
活用できるものの、芯の直径のバラツキにより、芯を保
持する圧力(以下、「芯保持力」という)にバラツキを
生じ、芯が出なくなる場合などがあった。本発明は、内
面に少なくとも横断面形状が異形である弾性樹脂体を有
するシャープペンシルの芯保護部材において、芯の直径
のバラツキを吸収する空間を設けることにより、芯保持
力のバラツキを吸収する芯保護部材を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであって、芯保護部材の内方に少な
くとも貫通孔を有する弾性樹脂体を形成したシャープペ
ンシルの芯保護部材において、前記弾性樹脂体に形成さ
れた貫通孔の断面形状が異形であり、かつシャープペン
シル用芯(JIS S 6005)を貫通したときに、
前記シャープペンシル用芯が、弾性樹脂層の内面に少な
くとも2点以上接触し、かつ前記シャープペンシル用芯
と弾性樹脂体との間に空間を有することを特徴とするシ
ャープペンシルの芯保護部材を要旨とするものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本発明を詳細に説明す
る。尚、各実施例における参照符号は、同じ部品につい
ては同じ参照符号を用いる。図2は、本発明における芯
保護部材を装着したシャープペンシルの部分断面模式図
の一例である。参照符号1は、シャープペンシルの軸筒
であり、該軸筒1内には、三つ割チャック、ボールチャ
ックなどのチャック2(図は、三つ割チャックを示して
いる)とチャック締め部材3(図は、リングを示してい
るが、チャックとして所謂、ボールチャックを用いた場
合にはボールを使用することになる)とよりなる芯繰り
出し機構4を配置している。参照符号5は軸筒1に止着
した先部材であるが、この先部材5は軸筒と一体であっ
てもよい。さらに先部材5の先端には、芯保護部材6を
止着している。芯保護部材6は、先部材5と一体であっ
ても良い。また参照符号7は、芯繰り出し機構4を後方
(図中上方)に付勢するコイルスプリング等の弾撥部材
である。よって、芯繰り出し機構4は長手方向に前進後
退が可能である。尚、図中においては、従来のシャープ
ペンシルで用いた芯戻り止め部材を取り除いた例を示し
たが、従来のシャープペンシルと同様、芯保護部材の後
方に芯戻り止め部材を配置してもよい。
【0008】以上の構成は、従来の一般的なシャープペ
ンシルの基本的な構造と同じである。本発明の特徴は、
芯保護部材にある。
【0009】実施例1 図3は、実施例1に係る芯保護部材の断面模式図であ
る。芯保護部材6は、内部に芯を保持する弾性樹脂体8
が形成され、この弾性樹脂体8の外側に金属層9が形成
されている。この弾性樹脂体8には、貫通孔が形成され
ており、芯Lは、この貫通孔内を摺動し、この弾性樹脂
体8により、長いときは勿論のこと、残芯においても保
持される。
【0010】弾性樹脂体8の貫通孔の断面形状は、本発
明において特に重要であり、楕円形(図4)、多角形
(図5)、凹凸形状やスリット形状(図6)、リブ形状
(図7)などが挙げられ、円形以外の異形形状であれば
特に限定されない。しかし、芯の直径のバラツキを吸収
するためには、JIS S 6005で定められている
シャープペンシルの芯の直径の最小値(呼び直径が0.
5では、0.55mm)を貫通させたときに、少なくと
も弾性樹脂体の内面の一部に2点以上接触し、空間を有
している必要がある。この空間を有することにより、芯
の直径の最大値(呼び0.5では、0.58mm)を貫
通させたときでも、接触部が変形し、芯保持力のバラツ
キを吸収することができる。また、芯の最小直径(呼び
直径が0.5では、0.55mm)の断面積をXとし、
空間の断面積(芯の直径の最小値を貫通させたときにで
きる空間の断面積)をYとしたときの関係式を0.09
≦Y/X≦1.12とすることにより、JIS S 6
005で定められているシャープペンシル用芯の全て
(呼び直径0.3、呼び直径0.5、呼び直径0.7、
呼び直径0.9、呼び直径2.0)およびシャープペン
シル用色芯において対応が可能である。また、JIS
S 6005に定められたシャープペンシル用芯および
色芯以外のものにおいても、その芯の直径が0.275
mm〜2.07mmの範囲であれば対応が可能である。
【0011】本発明において空間の断面積は重要であ
り、呼び直径0.5の一例を詳細に説明する。JIS
S 6005で定められている、呼び直径0.5の直径
の最小値は、0.55mmであり、断面積は0.238m
2である。一方、直径の最大値は、0.58mmであ
り、断面積は0.264mm2となる。0.55mmの芯
を貫通したときに、少なくとも弾性樹脂体の内面の一部
に2点以上接触し、空間を有している必要がある。また
前記空間は、0.58mmの芯を貫通させたときにも有
している必要があることから、前記空間の断面積は、
0.58mmの芯の断面積と0.55mmの芯の断面積
の差以上必要となる。すなわち、最小の空間の断面積
は、0.264(mm2)−0.238(mm2)=0.
026(mm2)となる。前記最小の空間の断面積に対
する最小の芯の断面積の割合は、0.026(mm2
/0.238(mm2)=0.11となる。また、シャー
プペンシル用芯が2本以上(後続芯や折れた芯など)入
る空間を有した場合、ノックしても芯が出なくなる問題
が発生する場合がある。そこで、最大の空間の断面積
は、最大の芯の断面積(0.264mm2)となる。す
なわち、最大の空間の断面積に対する最小の芯の断面積
の割合は、0.264(mm 2)/0.238(mm2
=1.12となる。以上のことより、Y/Xの関係式
を、0.11≦Y/X≦1.12とすることにより、芯
の直径の最大値(0.58mm)を貫通させたときにも
空間を有し、芯が2本以上入り芯が出なくなる問題が発
生しない。
【0012】また、芯を繰り出す際に生じる摩擦力によ
って芯が削れ、芯保護部材内に芯カスがたまり、その芯
カスが弾性薄膜表面に付着、積層し、弾性薄膜が増膜し
た状態となると芯を保持する圧力が上昇する可能性があ
ることから、芯カスが積層しにくい異形形状が望まし
い。
【0013】弾性樹脂体8は、パイプおよび/またはチ
ューブ状に成形したものであればよく、その外観形状は
特に限定されない。成形方法の具体例としては、圧縮成
形や直圧成形、トランスファー成形、射出成形、押出成
形やインフレーション成形、真空成形や圧空成形などの
熱成形、発泡成形、粉末成形、反応成形(RIM)、焼
結成形、注形などが挙げられるが、特に限定されない。
【0014】弾性樹脂体8に用いる樹脂は、弾性を有す
るものであればよく特に限定されない。しかし、芯の直
径のバラツキを吸収するためには、タイプAデュロメー
タ硬さ(JIS K 6253)が10〜90であるこ
とが好ましい。10未満では、形状が維持しにくく、9
0を越えると接触部の変形が起こりにくくなり、芯の直
径のバラツキを吸収することができなくなるためであ
る。弾性樹脂の具体例としては、アクリル樹脂、シリコ
ン樹脂、弗素樹脂、塩化ビニル、ウレタン樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ジメチル系シリコーン
ゴム、メチルビニル系シリコーンゴム、メチルフェニル
ビニル系シリコーンゴム、メチルフルオロアルキル系シ
リコーンゴム(フロロシリコーン)、フロロ−ジメチル
共重合シリコーン、ウレタンゴム、エチレンアクリルゴ
ム、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、エチレン
プロピレンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴム、イソプ
レンゴム、塩素化ポリエチレン、ニトリルゴム、スチレ
ン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エステ
ル系エラストマー、ウレタン系エラストマーなどが挙げ
られる。これら弾性樹脂は1種または2種以上の混合物
であってもよい。特に耐油性に優れた弾性樹脂を使用す
ることにより、無極性有機化合物を含有する芯が貫通孔
内を摺動した場合でも、弾性樹脂体8が無極性有機化合
物を吸収しにくくなり、弾性樹脂体8の膨潤が少なくな
る。その結果、芯保持力の上昇が抑えられる。その具体
例として、ニトリルゴムとシリコーンゴムおよびその誘
導体が挙げられ、その中でも、メチルフルオロアルキル
系シリコーンゴム(フロロシリコーン)や、フロロ−ジ
メチル共重合シリコーンゴムが好ましい。
【0015】また、これら弾性樹脂には、粉体、発泡
剤、導電性微粒子または着色剤などが含まれてもよい。
粉体の具体例としては、スチレン、ナイロン、ポリオレ
フィン、シリコン、エポキシ、ポリメタクリル酸メチル
などの樹脂粉体や、シリカ、アルミナ、ジルコニアなど
の無機粉体などが挙げられる。また、それらの粉体に、
アクリル系、ウレタン系、エポキシ系などの粉体塗膜を
被覆した複合粉体、さらには、自動乳鉢、ボールミル、
ジェットミル、アトマイザー、ハイブリダイザーなどを
用いて樹脂粉体にこの樹脂粉体より小さい無機粉体を吸
着させたり、打ち込んだりしたものなども挙げられ、特
に限定されない。また、粉体の形状は、無定型、球状、
板状、針状などが用いられ、特に限定するものではな
い。これら粉体は1種または2種以上添加してもよい。
【0016】発泡剤は、化学発泡剤、物理発泡剤、熱膨
張性マイクロカプセルなどが用いられる。化学発泡剤の
具体例は、アゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジン誘
導体、セミカルバジド化合物、アジド化合物、トリアゾ
ール化合物などの有機系熱分解型発泡剤、イソシアネー
ト化合物などの有機系反応型発泡剤、重炭酸塩、炭酸
塩、亜硫酸塩、水素化物などの無機系熱分解型発泡剤、
重炭酸ナトリウム+酸、過酸化水素+イースト菌、亜鉛
粉末+酸などの無機系反応型発泡剤などが挙げられる。
物理発泡剤の具体例は、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ジクロルエタン、ジクロルメタン、フロン、空気、炭酸
ガス、窒素ガスなどが挙げられる。熱膨張性マイクロカ
プセルの具体例は、イソブタン、ペンタン、石油エーテ
ル、ヘキサンなどの低沸点炭化水素を芯物質とし、塩化
ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステルなどの共重合体からなる熱可塑性
樹脂を壁物質としたマイクロカプセルなどが挙げられ、
特に限定されない。これら発泡剤は、1種または2種以
上添加してもよい。
【0017】導電性微粒子は、化学的および電気化学的
に溶出または変質しない材料であればよい。具体例とし
ては、カーボンブラック、グラファイトや、酸化錫、酸
化インジウムなどの酸化物、窒化チタン、窒化クロム、
窒化ジルコニウム、窒化タンタルなどの窒化物、炭化チ
タン、炭化ジルコニウム、炭化タンタルなどの炭化物、
ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム、ホウ化タンタルな
どのホウ化物が挙げられ、特に限定されない。また、導
電性微粒子の形状は無定型、鱗片状、球状、繊維状など
を用いることができる。これら導電性微粒子は、1種ま
たは2種以上添加してもよい。
【0018】参照符号10は、導電性膜である。導電性
膜10は弾性樹脂体8の外方に形成され、具体的には、
無電解めっき法、物理蒸着法、化学蒸着法のいずれかま
たはこれらの方法を2種以上用いて多層に形成されるも
のである。その材質は、アルミニウムまたはその合金、
銅またはその合金、鉄またはその合金、亜鉛またはその
合金、マグネシウムまたはその合金、クロムまたはその
合金、ニッケルまたはその合金、錫またはその合金、チ
タニウムまたはその合金、金またはその合金、銀または
その合金、パラジウムまたはその合金、白金またはその
合金、ロジウムまたはその合金、ルテニウムまたはその
合金などが挙げられ、金属であれば特に限定されない。
【0019】また、弾性樹脂体8上に導電性膜10を形
成する前に、弾性樹脂体8の活性化、親水化、触媒の付
与などの処理を行ってもよい。
【0020】参照符号9は、金属層である。金属層の被
覆方法は、導電性膜を形成した樹脂パイプまたは樹脂チ
ューブを、金属層9を形成するための金属イオンを含む
水溶液中に浸漬し、浸漬した導電性膜を形成した樹脂パ
イプまたは樹脂チューブに負電位を印加して金属を形成
する方法(以下、形成方法1という)や、無電解めっき
液に浸漬し、還元反応または置換反応により金属を形成
する方法(以下、形成方法2という)が挙げられる。そ
の具体例は、樹脂パイプや樹脂チューブの形状、長さ、
太さなどにより、種々選択可能であるが、形成方法1で
は電気めっき法、電鋳法などが挙げられ、形成方法2で
は、無電解めっき法、置換めっき法などが挙げられ、金
属層を形成できれば、特に限定されない。金属層の材質
は、アルミニウムまたはその合金、銅またはその合金、
鉄またはその合金、亜鉛またはその合金、マグネシウム
またはその合金、クロムまたはその合金、ニッケルまた
はその合金、錫またはその合金、金またはその合金、銀
またはその合金、パラジウムまたはその合金、白金また
はその合金、ロジウムまたはその合金、ルテニウムまた
はその合金、ステンレスなどが挙げられ、特に限定され
ない。これら金属層9は、1種または2種以上で多層で
あってもよい。また、形成方法2では、導電性膜10が
なくてもよい。
【0021】また、芯保護部材6は、先端部およびまた
は後端部を塑性変形させてもよい(図8)。また、弾性
樹脂のレーザービーム等により弾性樹脂層の一部を除去
してもよい(図9)。
【0022】実施例2 呼び直径0.7の一例を詳細に説明する。なお、空間の
断面積以外は、実施例1と同様である。JIS S 6
005で定められている、呼び直径0.7の直径の最小
値は、0.69mmであり、断面積は0.374mm2
ある。一方、直径の最大値は、0.73mmであり、断
面積は0.418mm2となる。0.69mmの芯を貫通
したときに、少なくとも弾性樹脂体の内面の一部に2点
以上接触し、空間を有している必要がある。また前記空
間は、0.73mmの芯を貫通させたときにも有してい
る必要があることから、前記空間の断面積は、0.73
mmの芯の断面積と0.69mmの芯の断面積の差以上
必要となる。すなわち、最小の空間の断面積は、0.4
18(mm2)−0.374(mm2)=0.044(m
2)となる。前記最小の空間の断面積に対する最小の
芯の断面積の割合は、0.044(mm2)/0.374
(mm2)=0.12となる。また、シャープペンシル
用芯が2本以上(後続芯や折れた芯など)入る空間を有
した場合、ノックしても芯が出なくなる問題が発生する
場合がある。そこで、最大の空間の断面積は、最大の芯
の断面積(0.418mm2)となる。すなわち、最大
の空間の断面積に対する最小の芯の断面積の割合は、
0.418(mm 2)/0.374(mm2)=1.12
となる。以上のことより、Y/Xの関係式を、0.12
≦Y/X≦1.12とすることより、芯の直径の最大値
(0.73mm)を貫通させたときにも空間を有し、芯
が2本以上入り芯が出なくなる問題が発生しないもので
ある。
【0023】実施例3 呼び直径0.9の一例を詳細に説明する。なお、空間の
断面積以外は、実施例1と同様である。JIS S 6
005で定められている、呼び直径0.9の直径の最小
値は、0.88mmであり、断面積は0.608mm2
ある。一方、直径の最大値は、0.92mmであり、断
面積は0.664mm2となる。0.88mmの芯を貫通
したときに、少なくとも弾性樹脂体の内面の一部に2点
以上接触し、空間を有している必要がある。また前記空
間は、0.92mmの芯を貫通させたときにも有してい
る必要があることから、前記空間の断面積は、0.92
mmの芯の断面積と0.88mmの芯の断面積の差以上
必要となる。すなわち、最小の空間の断面積は、0.6
64(mm2)−0.608(mm2)=0.056(m
2)となる。前記最小の空間の断面積に対する最小の
芯の断面積の割合は、0.056(mm2)/0.608
(mm2)=0.09となる。また、シャープペンシル
用芯が2本以上(後続芯や折れた芯など)入る空間を有
した場合、ノックしても芯が出なくなる問題が発生する
場合がある。そこで、最大の空間の断面積は、最大の芯
の断面積(0.664mm2)となる。すなわち、最大
の空間の断面積に対する最小の芯の断面積の割合は、
0.664(mm 2)/0.608(mm2)=1.12
となる。以上のことより、Y/Xの関係式を、0.09
≦Y/X≦1.12とすることより、芯の直径の最大値
(0.92mm)を貫通させたときにも空間を有し、芯
が2本以上入り芯が出なくなる問題が発生しないもので
ある。
【0024】実施例4 図10と図11は、実施例4に係る芯保護部材の断面模
式図である。芯保護部材6は、筒状部材14内に弾性樹
脂パイプ(またはチューブ)15が挿入されている。弾
性樹脂パイプ(またはチューブ)15には、貫通孔が形
成されており、芯Lは、この貫通孔内を摺動し、この弾
性樹脂パイプ(またはチューブ)15により、長いとき
は勿論のこと、残芯においても保持される。弾性樹脂パ
イプ(またはチューブ)15の貫通孔の断面形状および
材質は、実施例1乃至3と同様であり、形状は円形以外
の異形形状を有し、材質は弾性材料を使用する。また、
これら弾性樹脂には、粉体、発泡剤、導電性微粒子また
は着色剤などが含まれてもよい。
【0025】弾性樹脂パイプ(またはチューブ)15の
成形方法の具体例としては、圧縮成形や直圧成形、トラ
ンスファー成形、射出成形、押出成形やインフレーショ
ン成形、真空成形や圧空成形などの熱成形、発泡成形、
粉末成形、反応成形(RIM)、焼結成形、注形などが
挙げられるが、特に限定されない。
【0026】筒状部材14は、筒状部材であれば特に限
定しない。材質としては、アルミニウムまたはその合
金、銅またはその合金、鉄またはその合金、亜鉛または
その合金、マグネシウムまたはその合金、チタニウムま
たはその合金、ステンレスなどの金属材料、ABS、A
S、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレンなどの
熱可塑性樹脂、アルミナ、ジルコニア、陶土などのセラ
ミック材料、木材、紙など天然材料など、筒形状が形成
できるものであれば、特に限定されない。また、筒状部
材の外壁およびまたは内壁に、予め電気めっき法や無電
解めっき法、塗装、印刷などにより、ニッケルやクロ
ム、あるいは貴金属、塗膜、印刷パターンなどが形成さ
れていてもよい。これら筒状部材は、1種または2種以
上の多層構造物であってもよい。
【0027】弾性樹脂パイプ(またはチューブ)を筒状
部材内に固定する方法としては、挿入、圧入、接着など
が挙げられるが、特に限定されない。弾性樹脂パイプ
(またはチューブ)を筒状部材内に挿入により固定する
場合は、先端部およびまたは後端部に、戻り止め押さえ
16や、塑性変形部を設けてもよい。また、弾性樹脂パ
イプ(またはチューブ)外面に金属層や樹脂層を形成し
たり、樹脂粉体や無機粉体などを付着させたり、水やア
ルコールや界面活性剤などの液体を付着させてもよい。
弾性樹脂パイプ(またはチューブ)を筒状部材内に圧入
により固定する場合は、弾性樹脂パイプ(またはチュー
ブ)の外径が筒状部材の内径と同じまたは僅かに大きく
する必要がある。その場合、外面に金属層や樹脂層を形
成してもよい。ただし、この外径は、圧入の際、弾性樹
脂パイプ(またはチューブ)の変形を極力少なくする必
要があり、圧入強度が芯保持力より大きくなるように適
宜設定すればよい。また、弾性樹脂パイプ(またはチュ
ーブ)の断面形状が円形である場合は、筒状部材内への
圧入時に意図的に変形させ、断面形状を異形とすること
もできる。弾性樹脂パイプ(またはチューブ)を筒状部
材内に接着により固定する場合は、互いの材質により使
用する接着剤を適宜選択すればよく、ゴム系接着剤、エ
ポキシ系接着剤、ホットメルト接着剤などの接着剤が挙
げられる。接着剤の塗布方法は、ロールコーター、スプ
レー法、刷毛塗りなどが採用でき、特に限定されない。
また、弾性樹脂パイプ(またはチューブ)外面に金属層
を形成させてもよい。
【0028】実施例5 図12と図13は、実施例5に係る芯保護部材の断面模
式図である。芯保護部材6は、樹脂17に弾性樹脂18
が一体に形成されている。形成方法は、2色成形やイン
サート成形など一体に成形できればよく、特に限定され
ない。また、樹脂17と弾性樹脂18は、接着(密着)
されていても、されていなくてもよい。弾性樹脂18の
孔の横断面形状および材質は、実施例1と同様であり、
形状は円形以外の異形形状を有し、材質は弾性材料を使
用する。また、これら弾性樹脂には、粉体、発泡剤、導
電性微粒子または着色剤などが含まれてもよい。
【0029】実施例6 実施例1から実施例5において、弾性樹脂体の貫通孔を
後加工(二次加工)により形成してもよい。後加工方法
は、レーザービームによる方法(後加工1)や、切削に
よる方法(後加工2)や、溶解する方法(後加工3)な
どが挙げられる。その具体例は、弾性樹脂体の材質や形
状などにより、種々選択可能である。後加工1では、弾
性樹脂に貫通孔をレーザービームにより、熱で溶解でき
るレーザー媒体あるいは化学的に破壊(分解)できるレ
ーザー媒体を使用する。例えば、ルビーレーザー、YA
Gレーザー、ガラスレーザー、タングステン酸カルシウ
ムレーザーなどの固体レーザー、He−Neレーザー、
Arレーザー、Krレーザー、CO2レーザーなどの気
体レーザー、オキシ塩化セレンレーザー、キレードレー
ザーなどの液体レーザー、Ga−Asレーザー、Ga−
Sbレーザー、Cd−Sレーザー、Zn−Sレーザーな
どの半導体レーザー、エキシマレーザーなどが挙げら
れ、レーザー媒体は特に限定されない。後加工2では、
中繰りバイトを使った旋削加工や、ツイストドリルや半
月バイトを使ったドリル加工、リーマ加工、砥石によっ
て研削する加工などが挙げられ、切削加工方法は特に限
定されない。後加工3では、熱ゴテを押しつけ貫通孔を
形成するなどが挙げられ、溶解方法は特に限定されな
い。弾性樹脂の孔の断面形状および材質は、実施例1と
同様であり、形状は円形以外の異形形状を有し、材質は
弾性材料を使用する。また、これら弾性樹脂には、粉
体、発泡剤、導電性微粒子または着色剤などが含まれて
もよい。
【0030】なお、以上の実施例において、弾性樹脂体
の貫通孔は、その断面形状が一様なものを例示した(例
えば、リブやスリットを軸に平行に全長に渡って形成し
た)が、本発明の効果を奏するものであれば、前記貫通
孔は、その断面形状が一様でなくとも良い。例えば、貫
通孔内壁に樹脂弾性体全長より短いリブや半球状の突起
を碁盤目に設けたり、千鳥格子状に設けたりしても良
い。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るシャープペンシルの芯保護
部材は、貫通孔を有する弾性樹脂体とシャープペンシル
用芯との間に空間を設けることにより、芯の直径のバラ
ツキにより発生する、芯保持力のバラツキを吸収するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のシャープペンシルの部分断面模式図で
ある。
【図2】 本発明における芯保護部材を装着したシャー
プペンシルの部分断面模式図である。
【図3】 実施例1の芯保護部材の断面模式図であ
る。
【図4】 芯保護部材の内面形状の一例。
【図5】 芯保護部材の内面形状の一例。
【図6】 芯保護部材の内面形状の一例。
【図7】 芯保護部材の内面形状の一例。
【図8】 実施例2の芯保護部材の断面模式図であ
る。
【図9】 実施例2の芯保護部材の断面模式図であ
る。
【図10】 実施例3の芯保護部材の断面模式図であ
る。
【図11】 実施例3の芯保護部材の断面模式図であ
る。
【図12】 実施例4の芯保護部材の断面模式図であ
る。
【図13】 実施例4の芯保護部材の断面模式図であ
る。
【符号の説明】
L 芯(残芯) S 戻り止め部材 1 軸管 2 チャック 3 チャック締め部材 4 芯繰り出し機構 5 先部材 5a 段部 6 芯保護部材 7 弾撥部材 8 弾性樹脂体 9 金属層 10 導電性膜 11 空間 12 塑性変形部 13 一部除去部 14 筒状部材 15 弾性樹脂パイプ(またはチューブ) 16 戻り止め押さえ 17 樹脂 18 弾性樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯保護部材の内方に少なくとも貫通孔を
    有する弾性樹脂体を形成したシャープペンシルの芯保護
    部材において、前記弾性樹脂体に形成された貫通孔の断
    面形状が異形であり、かつシャープペンシル用芯(JI
    S S 6005)を貫通したときに、前記シャープペ
    ンシル用芯が、弾性樹脂体の内面に少なくとも2点以上
    接触し、かつ前記シャープペンシル用芯と弾性樹脂体と
    の間に空間を有するシャープペンシルの芯保護部材。
  2. 【請求項2】 シャープペンシル用芯(JIS S 6
    005)の最小直径の断面積をXとし、空間の断面積を
    Yとしたときの関係が、0.09≦Y/X≦1.12と
    なる請求項1記載のシャープペンシルの芯保護部材。
  3. 【請求項3】 弾性樹脂のタイプAデュロメータ硬さ
    が、10〜90である請求項1又は2に記載のシャープ
    ペンシルの芯保護部材。
  4. 【請求項4】 弾性樹脂が、シリコーンゴムまたはニト
    リルゴムである請求項1〜3の何れかに記載のシャープ
    ペンシルの芯保護部材。
  5. 【請求項5】 弾性樹脂が、メチルフルオロアルキル系
    シリコーンゴム(フロロシリコーン)またはフロロ・ジ
    メチル共重合シリコーンゴムである請求項1〜4の何れ
    かに記載のシャープペンシルの芯保護部材。
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