JP5003966B2 - 可動ルーフパネルの排水構造 - Google Patents
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Description
フロントガラス7は、その両側部をフロントピラー3で保持され、上辺部をボディーパネル4で保持されている。
この場合には、排水リップ125で受け止めた雨水は、排水リップ125と第1シールリップ121との間に形成された排水溝126を通り、車体の両側部であるフロントピラー3側に排出される。
ボディーパネルに取付けられるルーフウエザストリップと、フロントピラーに取付けられるフロントピラーウエザストリップを設け、
ルーフウエザストリップとフロントピラーウエザストリップは、ボディーパネルとフロントピラーの接続部分のコーナー部でコーナー型成形部により接続され、
コーナー型成形部のルーフウエザストリップと接続する側は、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部と、ボディーパネルに取付けられるルーフ取付基部を有し、ルーフ取付基部のフロント側先端には、ボディーパネルの立上がり壁との間にルーフ排水溝としてのルーフ排水リップを形成し、フロントガラスの上辺部にはモール部が設けられ、モール部は、第1ルーフシール部又は第1ルーフシール部から延設されたルーフカバーリップと当接し、その当接部分の下方にルーフ排水溝を形成し、
コーナー型成形部のフロントピラーウエザストリップと接続する側は、フロントピラーに取付けられるフロントピラー取付基部と、ドアガラスの端面に当接するフロントピラー中空シール部を有し、フロントピラー取付基部の車外側には、フロントピラーモールのモール部の裏面に当接するようにフロントピラー排水凸部が延設されルーフ排水溝と連通するフロントピラー排水溝を形成し、
コーナー型成形部のコーナー曲がり部分において、ルーフ排水リップとフロントピラー排水溝としてのフロントピラー排水凸部とを向きをかえて連続するように接続した特徴とする可動ルーフパネルの排水構造である。
また、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部を有しているため、ルーフウエザストリップを取付けるときに、第2ルーフシール部を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフシール部を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップの全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
また、フロントガラスの上辺部にはモール部が設けられ、モール部は、第1ルーフシール部又は第1ルーフシール部から延設されたルーフカバーリップと当接し、その当接部分の下方にルーフ排水溝を形成した。このため、フロントガラスウエザストリップとルーフウエザストリップが当接するときに、その間から流入した雨水を確実にルーフ排水溝で受け止めて排出することができる。
図1は本発明の実施の形態において、ルーフウエザストリップ20(図7参照)とフロントピラーウエザストリップ50(図7参照)をコーナー部で接続するコーナー型成形部60の斜視図である。
図5は、ルーフウエザストリップ20の中央付近の断面図であり、図7のC−C線に沿った断面図である。図6は、フロントピラーウエザストリップの断面図であり、図7のD−Dh線に沿った断面図である。
図7は、本発明のコーナー型成形部60を有するウエザストリップを取付ける部分を示す自動車の斜視図である。
まず、ルーフウエザストリップ20とフロントピラーウエザストリップ50の構造を説明し、その後両者を接続するコーナー型成形部60を説明する。
リテーナー第1取付部42は断面L字形に形成され、先端は横方向に屈曲したリテーナー先端係止部44が形成されている。
リテーナー第2取付部43は、リテーナー第1取付部42の先端から連続して形成され、断面T字形に形成されている。
フロントピラーウエザストリップ50は、フロントピラー3に取付けられるフロントピラー取付基部51と、ドアガラス5が閉るときにドアガラス5の先端に当接してシールするフロントピラー第1中空シール部52と、フロントピラー取付基部51から車内方向に延設されドアガラス5が閉るときにドアガラス5の車内側側面の先端に当接してシールするフロントピラー第2中空シール部55を有している。
フロントピラー3の車外側にはフロントピラーモール57が取付けられ、フロントピラーモール57は、フロントピラー3に固定される脚部57bと、脚部57bの車外側先端にT字形に形成されたモール部57cを有している。
フロントピラーモール57の脚部57bの下面には、フロントピラー取付基部51が両面接着テープ58で取付けられている。
コーナー型成形部60のルーフウエザストリップ20と接続する側は、図2に示すように、ルーフウエザストリップ20と同様に、可動ルーフパネル6のフロント側先端に当接する第1型ルーフシール部61と、第1型ルーフシール部61が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2型ルーフシール部70と、第1型ルーフシール部61と第2型ルーフシール部70を一体的に連結する連結部77から構成されている。
このため、コーナー型成形部60の第1ルーフ排水溝66に入った雨水等は、フロントピラー排水溝54と84に沿って流下させ、車体の下部まで導いて排出することができる。
4 ボディーパネル
6 ルーフパネル
20 ルーフウエザストリップ
50 フロントピラーウエザストリップ
60 コーナー型成形部
61 第1ルーフウエザストリップ部
65 第1ルーフ排水リップ
66 第1ルーフ排水溝
83 フロントピラー排水凸部
84 フロントピラー排水溝
Claims (3)
- 可動ルーフパネルのフロント側先端とボディーパネル、及びフロントピラーとドアガラスとの間をシールするウエザストリップにおける可動ルーフパネルの排水構造において、
ボディーパネルに取付けられるルーフウエザストリップと、フロントピラーに取付けられるフロントピラーウエザストリップを設け、
上記ルーフウエザストリップとフロントピラーウエザストリップは、ボディーパネルとフロントピラーの接続部分のコーナー部でコーナー型成形部により接続され、
該コーナー型成形部の上記ルーフウエザストリップと接続する側は、上記可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、該第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、上記第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部と、上記ボディーパネルに取付けられるルーフ取付基部を有し、該ルーフ取付基部のフロント側先端には、上記ボディーパネルの立上がり壁との間に上記ルーフ排水溝としてのルーフ排水リップを形成し、フロントガラスの上辺部にはモール部が設けられ、該モール部は、上記第1ルーフシール部又は該第1ルーフシール部から延設されたルーフカバーリップと当接し、その当接部分の下方に上記ルーフ排水溝を形成し、
上記コーナー型成形部の上記フロントピラーウエザストリップと接続する側は、上記フロントピラーに取付けられるフロントピラー取付基部と、ドアガラスの端面に当接するフロントピラー中空シール部を有し、上記フロントピラー取付基部の車外側には、フロントピラーモールのモール部の裏面に当接するようにフロントピラー排水凸部が延設され上記ルーフ排水溝と連通するフロントピラー排水溝を形成し、
上記コーナー型成形部のコーナー曲がり部分において、上記ルーフ排水リップと上記フロントピラー排水溝としてのフロントピラー排水凸部とを向きをかえて連続するように接続した特徴とする可動ルーフパネルの排水構造。 - 上記コーナー型成形部のルーフ取付基部とフロントピラー取付基部の内部にはインサートが埋設され、上記コーナー型成形部はスポンジ材で形成された請求項1に記載の可動ルーフパネルの排水構造。
- 上記ルーフウエザストリップは、上記可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、該第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、上記第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部から構成され、上記第1ルーフシール部と第2ルーフシール部は上記ボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される第1ルーフ取付基部及び第2ルーフ取付基部を有する請求項1又は請求項2に記載の可動ルーフパネルの排水構造。
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