JP5003966B2 - 可動ルーフパネルの排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のルーフを開閉する可動ルーフパネルとボディーパネル及びフロントピラーとドアガラスとの間をシールするウエザストリップを用いた可動ルーフパネルの排水構造に関するものである。
オープンカータイプの自動車においては、図7に示すように、可動ルーフパネル6が車体1の後方からフロント方向に引き出されて取付けられるようになっている。可動ルーフパネル6が閉じられたときには、可動ルーフパネル6の先端は、フロントガラス7の上辺部のボディーパネル4に装着されたウエザストリップに当接する。
フロントガラス7は、その両側部をフロントピラー3で保持され、上辺部をボディーパネル4で保持されている。
従来のボディーパネル4と可動ルーフパネル6におけるシール構造は、図8に示すように、ボディーパネル4にルーフウエザストリップ120を取付け、このルーフウエザストリップ120によって可動ルーフパネル6の先端とボディーパネル4との間をシールして行われている。このルーフウエザストリップ120は、ボディーパネル4又はボディーパネル4に取付けられたモール4aに当接するとともに可動ルーフパネル6の先端に当接する第1シールリップ121と、第1シールリップ121が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2シールリップ122と、ボディーパネル4又はボディーパネル4に取付けられた略コ字形のリテーナー4bに取付けられる取付基部123から形成されている。
さらに、ボディーパネル4又はボディーパネル4に取付けられたモール4aと第1シールリップ121との間から漏れる雨水等を車内側に入らないように排水リップ125が第1シールリップ121のフロント側外面に形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
この場合には、排水リップ125で受け止めた雨水は、排水リップ125と第1シールリップ121との間に形成された排水溝126を通り、車体の両側部であるフロントピラー3側に排出される。
フロントピラー3側に排出された雨水は、フロントピラー3側(フロントピラーに設けられたリテーナー3)に取付けられたフロントピラーウエザストリップ150に至り、フロントピラーウエザストリップ150に形成された孔153の中に流入する。そして、フロントピラーウエザストリップ150の中空シール部151の内部又は取付基部152とフロントピラー3側の間の隙間を通り下方に流下し車外に排出される。
しかし、この場合には、フロントピラーウエザストリップ150とルーフウエザストリップ120との接続部は、型成形で成形する必要があり、取付基部152には中子抜き用のスリットを形成せざるを得なく、このスリット部から流入した雨水が車内に流入する恐れがあった。また、その接続部に孔153を形成するための手間とコストが増加することとなる。
また、ルーフウエザストリップのシールリップをフロントガラスの上端縁に沿って徐々に変形させて、ルーフウエザストリップとボディーパネルの間に流入した雨水をフロントピラーに形成した溝に沿って排出するものもある(例えば、特許文献2参照。)。しかし、この場合には、走行時にフロントピラーの溝から雨水がドアガラス側に流れて好ましくなかった。
さらに、ルーフウエザストリップとフロントピラーウエザストリップの接続部分において、端壁に水抜き孔を形成し、ルーフウエザストリップとボディーパネルの間の雨水をフロントピラーウエザストリップに形成した溝に沿って排出するものもある(例えば、特許文献3参照。)。しかし、この場合にも、接続部分において端壁に水抜き孔を形成する必要があり、手間とコストが増加することとなる。
特開平6−199189号公報 特開平6−199190号公報 特開平7−205662号公報
このため、本発明は、シール性が良く、製造も容易な自動車用可動ルーフパネルの排水構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、可動ルーフパネルのフロント側先端とボディーパネル、及びフロントピラーとドアガラスとの間をシールするウエザストリップにおける可動ルーフパネルの排水構造において、
ボディーパネルに取付けられるルーフウエザストリップと、フロントピラーに取付けられるフロントピラーウエザストリップを設け、
ルーフウエザストリップとフロントピラーウエザストリップは、ボディーパネルとフロントピラーの接続部分のコーナー部でコーナー型成形部により接続され、
コーナー型成形部のルーフウエザストリップと接続する側は、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部と、ボディーパネルに取付けられるルーフ取付基部を有し、ルーフ取付基部のフロント側先端には、ボディーパネルの立上がり壁との間にルーフ排水溝としてのルーフ排水リップを形成し、フロントガラスの上辺部にはモール部が設けられ、モール部は、第1ルーフシール部又は第1ルーフシール部から延設されたルーフカバーリップと当接し、その当接部分の下方にルーフ排水溝を形成し、
コーナー型成形部のフロントピラーウエザストリップと接続する側は、フロントピラーに取付けられるフロントピラー取付基部と、ドアガラスの端面に当接するフロントピラー中空シール部を有し、フロントピラー取付基部の車外側には、フロントピラーモールのモール部の裏面に当接するようにフロントピラー排水凸部が延設されルーフ排水溝と連通するフロントピラー排水溝を形成し、
コーナー型成形部のコーナー曲がり部分において、ルーフ排水リップとフロントピラー排水溝としてのフロントピラー排水凸部とを向きをかえて連続するように接続した特徴とする可動ルーフパネルの排水構造である。
コーナー型成形部のルーフウエザストリップと接続する側は、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部と、ボディーパネルに取付けられるルーフ取付基部を有する。このため、可動ルーフパネルのフロント側先端とボディーパネルとの間で、第1ルーフシール部でシールでき、可動ルーフパネルの先端よりリヤ側の裏面で第2ルーフシール部によりシールできるため、2重にシールすることができ、雨水や騒音を確実にシールすることができる。また、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部は、ルーフ取付基部により確実にボディーパネルに係止され、ルーフ中空シール部の位置が安定して、可動ルーフパネルの先端に確実に当接して、可動ルーフパネルとの間でシールをすることができ、シール性が良好である。
また、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部を有しているため、ルーフウエザストリップを取付けるときに、第2ルーフシール部を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフシール部を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップの全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
ルーフ取付基部のフロント側先端には、ボディーパネルの立上がり壁との間にルーフ排水溝としてのルーフ排水リップを形成した。このため、ルーフウエザストリップとボディーパネルの間、又はルーフウエザストリップとフロントガラスウエザストリップとの間から流入した雨水をルーフ排水リップで受け止めて、ルーフ排水溝で車体の側部側に排出することができる。
また、フロントガラスの上辺部にはモール部が設けられ、モール部は、第1ルーフシール部又は第1ルーフシール部から延設されたルーフカバーリップと当接し、その当接部分の下方にルーフ排水溝を形成した。このため、フロントガラスウエザストリップとルーフウエザストリップが当接するときに、その間から流入した雨水を確実にルーフ排水溝で受け止めて排出することができる。
コーナー型成形部のフロントピラーウエザストリップと接続する側は、フロントピラーに取付けられるフロントピラー取付基部と、ドアガラスの端面に当接するフロントピラー中空シール部を有する。このため、フロントピラー取付基部でフロントピラーに確実に取付けられ、ドア閉時に、フロントピラー中空シール部がドアガラスの端面に当接して、ドアガラスとフロントピラーの間をシールすることができる。
フロントピラー取付基部の車外側には、フロントピラーモールのモール部の裏面に当接するようにフロントピラー排水凸部が延設されルーフ排水溝と連通するフロントピラー排水溝を形成した。このため、フロントピラー取付基部の車外側側壁と、フロントピラーモールのモール部と、フロントピラー排水凸部とでフロントピラー排水溝が形成され、ルーフ排水溝から排出された雨水を、フロントピラー排水溝に沿って流下させ、車体の下部まで導いて排出することができる。
コーナー型成形部のコーナー曲がり部分において、ルーフ排水リップとフロントピラー排水溝としてのフロントピラー排水凸部とを向きをかえて連続するように接続した。このため、ルーフウエザストリップとボディーパネルの間、又はルーフウエザストリップとフロントガラスウエザストリップとの間から流入した雨水をルーフ排水リップで受け止めて、ルーフ排水溝で車体の側部側に排出することができる。また、コーナー型成形部において型成形により成形するのみで特に後加工を必要とすることなく、連続した排水溝を形成することができ、ルーフ排水溝から排出された雨水をフロントピラー排水溝にスムースに流入させ、排出することができる。
請求項2の本発明は、コーナー型成形部のルーフ取付基部とフロントピラー取付基部の内部にはインサートが埋設され、コーナー型成形部はスポンジ材で形成された可動ルーフパネルの排水構造である。
請求項2の本発明では、コーナー型成形部のルーフ取付基部とフロントピラー取付基部の内部にはインサートが埋設され、コーナー型成形部はスポンジ材で形成されたため、第フロントピラー取付基部が確実にリテーナーに取付けられ、コーナー型成形部の中空シール部は柔軟性を有して可動ルーフパネルと当接してシールすることができる。
請求項3の本発明は、ルーフウエザストリップは、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部から構成され、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部はボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される第1ルーフ取付基部及び第2ルーフ取付基部を有する可動ルーフパネルの排水構造である。
請求項3の本発明では、ルーフウエザストリップは、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部を有する。このため、可動ルーフパネルのフロント側先端とボディーパネルとの間で、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部により2重にシールすることができ、雨水や騒音を確実にシールすることができる。
第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部を有しているため、ルーフウエザストリップを取付けるときに、第2ルーフシール部を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフシール部を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップの全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
第1ルーフシール部と第2ルーフシール部はボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される第1ルーフ取付基部及び第2ルーフ取付基部を有する。このため、第1ルーフシール部と第2ルーフシール部は、第1ルーフ取付基部及び第2ルーフ取付基部により確実にリテーナーに係止され、第1ルーフ中空シール部及び第2ルーフ中空シール部の位置が安定して、可動ルーフパネルの先端と裏面に確実に当接して、可動ルーフパネルとの間で2重シールをすることができ、シール性が良好である。
コーナー型成形部のルーフ取付基部のフロント側先端には、ボディーパネルの立上がり壁との間にルーフ排水溝としてのルーフ排水リップを形成した。このため、ルーフウエザストリップとボディーパネルの間、又はルーフウエザストリップとフロントガラスウエザストリップとの間から流入した雨水をルーフ排水リップで受け止めて、ルーフ排水溝で車体の側部側に排出することができる。
さらに、ルーフ排水リップとフロントピラー排水溝としてのフロントピラー排水凸部とをコーナー型成形部において向きをかえて連続するように接続したため、コーナー型成形部において型成形により成形するのみで特に後加工を必要とすることなく、ルーフウエザストリップとボディーパネルの間、又はルーフウエザストリップとフロントガラスウエザストリップとの間から流入した雨水をルーフ排水リップで受け止めて、ルーフ排水溝で車体の側部側に排出することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。
図1は本発明の実施の形態において、ルーフウエザストリップ20(図7参照)とフロントピラーウエザストリップ50(図7参照)をコーナー部で接続するコーナー型成形部60の斜視図である。
図2は、コーナー型成形部60のルーフウエザストリップ20と接続する側の断面図であり、図1のA−A線に沿った断面図である。図3は、コーナー型成形部60のフロントピラーウエザストリップ50と接続する側の断面図であり、図1のB−B線に沿った断面図であり、図4は、同じく図1のA−A線に沿った他の実施の形態の断面図である。
図5は、ルーフウエザストリップ20の中央付近の断面図であり、図7のC−C線に沿った断面図である。図6は、フロントピラーウエザストリップの断面図であり、図7のD−Dh線に沿った断面図である。
図7は、本発明のコーナー型成形部60を有するウエザストリップを取付ける部分を示す自動車の斜視図である。
本発明は図7に示すように、自動車用可動式の可動ルーフパネル6の先端部分とボディーパネル4との間をシールするルーフウエザストリップ20、フロントピラー3とドアガラス5との間をシールするフロントピラーウエザストリップ50及び、ルーフウエザストリップ20とフロントピラーウエザストリップ50をボディーパネル4とフロントピラー3の接続するコーナー部で型接続してシールするコーナー型成形部60を使用する自動車用可動ルーフパネルの排水構造に関するものである。
まず、ルーフウエザストリップ20とフロントピラーウエザストリップ50の構造を説明し、その後両者を接続するコーナー型成形部60を説明する。
ルーフウエザストリップ20は、図5に示すように、可動ルーフパネル6のフロント側先端に当接する第1ルーフシール部21と、第1ルーフシール部21が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2ルーフシール部30という2つのシール部と、第1ルーフシール部21と第2ルーフシール部30を一体的に連結する連結部37から構成される。ルーフウエザストリップ20は、2つのシール部ではなく、1つのシール部とすることもできる。
連結部37で第1ルーフシール部21と第2ルーフシール部30を一体的に連結しているため、ルーフウエザストリップ20を取付けるときに、第2ルーフシール部30を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフシール部21を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップ20のシール部全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
ルーフウエザストリップ20は、リテーナー40に取付けられ、リテーナー40は、第1ルーフシール部21を取付けるリテーナー第1取付部42と、第2ルーフシール部30を取付けるリテーナー第2取付部43とから構成されている。
リテーナー第1取付部42は断面L字形に形成され、先端は横方向に屈曲したリテーナー先端係止部44が形成されている。
リテーナー第1取付部42とボディーパネル4との間には、リテーナー排水溝45が形成され、モール部10とルーフウエザストリップ20との間から流入した雨水を車外へ排出している。
リテーナー第2取付部43は、リテーナー第1取付部42の先端から連続して形成され、断面T字形に形成されている。
第1ルーフシール部21は、可動ルーフパネル6の先端に当接してシールするスポンジ材で形成された中空状の第1ルーフ中空シール部23と、リテーナー40に取り付けられるソリッド材で形成された略L字形に屈曲した板状の第1ルーフ取付基部22とから構成されている。
第1ルーフ中空シール部23は、可動ルーフパネル6が閉じられるときにその先端に当接し、柔軟に変形し、シールすることができる。第1ルーフ中空シール部23のフロントガラス7側の側端は、第1ルーフ取付基部22に連続するとともに鉤状に屈曲して形成された第1ルーフ係止部24が形成され、リテーナー先端係止部44に係止されている。
第2ルーフシール部30は、連結部37に連結された第2ルーフ取付基部32と第2ルーフ中空シール部33から構成される。第2ルーフ中空シール部33は、第1ルーフシール部21が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する。このため、可動ルーフパネル6のフロント側先端と裏面で、第1ルーフシール部21と第2ルーフシール部30により2重にシールすることができ、雨水や騒音を確実にシールすることができる。
第2ルーフ取付基部32は、裏面に第2ルーフ取付基部凹部34が形成されている。第2ルーフ取付基部凹部34にリテーナー第2取付部43が係合されて、第2ルーフシール部30が取付けられる。
次に、フロントピラーウエザストリップ50について図6に基づいて説明する。
フロントピラーウエザストリップ50は、フロントピラー3に取付けられるフロントピラー取付基部51と、ドアガラス5が閉るときにドアガラス5の先端に当接してシールするフロントピラー第1中空シール部52と、フロントピラー取付基部51から車内方向に延設されドアガラス5が閉るときにドアガラス5の車内側側面の先端に当接してシールするフロントピラー第2中空シール部55を有している。
フロントピラー第2中空シール部55の側端からは、フロントピラー3の先端に取付けられたトリム59に当接して隙間を塞ぐフロントピラーカバーリップ56が形成されている。
フロントピラー3の車外側にはフロントピラーモール57が取付けられ、フロントピラーモール57は、フロントピラー3に固定される脚部57bと、脚部57bの車外側先端にT字形に形成されたモール部57cを有している。
フロントピラーモール57の脚部57bの下面には、フロントピラー取付基部51が両面接着テープ58で取付けられている。
フロントピラーモール57のモール部57cと並行にフロントピラー第1中空シール部52の側壁が形成され、側壁からモール部57cの裏面に当接するフロントピラー排水凸部53が形成され、フロントピラー第1中空シール部52とモール部57cとでフロントピラー排水溝54が形成されている。
次に、コーナー型成形部60について、図1〜図4に基づき説明する。
コーナー型成形部60のルーフウエザストリップ20と接続する側は、図2に示すように、ルーフウエザストリップ20と同様に、可動ルーフパネル6のフロント側先端に当接する第1型ルーフシール部61と、第1型ルーフシール部61が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2型ルーフシール部70と、第1型ルーフシール部61と第2型ルーフシール部70を一体的に連結する連結部77から構成されている。
第1型ルーフシール部61と第2型ルーフシール部70はそれぞれ可動ルーフパネル6に当接する第1型ルーフ中空シール部63及び第2型ルーフ中空シール部73と、それぞれボディーパネル4に取付けられる第1ルーフ取付基部62及び第2ルーフ取付基部72を有している。
なお、図4に示すように、コーナー型成形部60のルーフ取付基部又は、第1ルーフ取付基部62及び第2ルーフ取付基部72の内部にはインサート75を埋設することができる。この場合は、コーナー型成形部60はスポンジ材で形成されており、インサート75から延出させた延出部をネジ止めすることにより、第1ルーフ取付基部62及び第2ルーフ取付基部72が確実にボディーパネル4に取付けられ、コーナー型成形部60の第1型ルーフ中空シール部63と第2型ルーフ中空シール部73は柔軟性を有して可動ルーフパネル6と当接してシールすることができる。
第1ルーフ取付基部62のフロント側先端には、第1ルーフ取付基部62から第1ルーフ排水リップ65が斜め上方に延設されている。これにより第1ルーフ取付基部62と第1ルーフ排水リップ65により第1ルーフ排水溝66が形成されている。このため、第1型ルーフシール部61とフロントガラスのモール部10との間から流入した雨水を、第1ルーフ排水リップ65で受け止めて、第1ルーフ排水溝66で車体の側部側に排出することができる。
コーナー型成形部60のフロントピラーウエザストリップ50と接続する側は、フロントピラーウエザストリップ50と同様に、フロントピラー3に取付けられるフロントピラー取付基部81と、ドアガラス5に当接するフロントピラー第1中空シール部82を有する。このため、フロントピラー取付基部81でフロントピラー3又はフロントピラーモール87に確実に取付けられ、ドア閉時に、フロントピラー第1中空シール部82がドアガラス5の先端に当接して、ドアガラス5とフロントピラー3の間をシールすることができる。また、フロントピラー第2中空シール部85がドアガラス5の車内側側面の先端部分に当接して、ドアガラス5とフロントピラー3の間をシールすることができる。
コーナー型成形部60の第1型ルーフ中空シール部63と第2型ルーフ中空シール部73は連結部77で中空部分が連続して1つのシール部のように形成されることができる。この場合は、型成形時に中子が1つで成形することができ、型構造が簡単になり、製造が容易である。
フロントピラーウエザストリップ50と同様に、フロントピラー取付基部81の車外側に、フロントピラーモール87のモール部87cの裏面に当接するようにフロントピラー排水凸部83が延設されている。これにより、フロントピラー取付基部81の車外側側壁と、フロントピラーモール87のモール部87cと、フロントピラー排水凸部83とでフロントピラー排水溝84が形成されている。
そして図1に示すように、コーナー型成形部60のコーナー曲がり部分において、第1ルーフ排水リップ65とフロントピラー排水凸部83を接続するとともに、第1ルーフ排水溝66とフロントピラー排水溝84とを向きをかえて連続するように接続されている。また、フロントピラー排水凸部53とフロントピラー排水凸部83及びフロントピラー排水溝54とフロントピラー排水溝84は接続されている。
このため、コーナー型成形部60の第1ルーフ排水溝66に入った雨水等は、フロントピラー排水溝54と84に沿って流下させ、車体の下部まで導いて排出することができる。
本発明の実施の形態であるコーナー型成形部の斜視図である。 本発明の実施の形態であるコーナー型成形部のルーフウエザストリップと接続する側の断面図であり、図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるコーナー型成形部のフロントピラーウエザストリップと接続する側の断面図であり、図1のB−B線に沿った断面図である。 本発明の他の実施の形態であるコーナー型成形部のフロントピラーウエザストリップと接続する側の断面図であり、図1のB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップの断面図であり、図7のC−C線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるフロントピラーウエザストリップの断面図であり、図7のD−D線に沿った断面図である。 自動車の斜め上方から見た斜視図である。 従来のルーフウエザストリップとフロントピラーウエザストリップとの接続状態を示す模式図である。
符号の説明
3 フロントピラー
4 ボディーパネル
6 ルーフパネル
20 ルーフウエザストリップ
50 フロントピラーウエザストリップ
60 コーナー型成形部
61 第1ルーフウエザストリップ部
65 第1ルーフ排水リップ
66 第1ルーフ排水溝
83 フロントピラー排水凸部
84 フロントピラー排水溝

Claims (3)

  1. 可動ルーフパネルのフロント側先端とボディーパネル、及びフロントピラーとドアガラスとの間をシールするウエザストリップにおける可動ルーフパネルの排水構造において、
    ボディーパネルに取付けられるルーフウエザストリップと、フロントピラーに取付けられるフロントピラーウエザストリップを設け、
    上記ルーフウエザストリップとフロントピラーウエザストリップは、ボディーパネルとフロントピラーの接続部分のコーナー部でコーナー型成形部により接続され、
    該コーナー型成形部の上記ルーフウエザストリップと接続する側は、上記可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、該第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、上記第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部と、上記ボディーパネルに取付けられるルーフ取付基部を有し、該ルーフ取付基部のフロント側先端には、上記ボディーパネルの立上がり壁との間に上記ルーフ排水溝としてのルーフ排水リップを形成し、フロントガラスの上辺部にはモール部が設けられ、該モール部は、上記第1ルーフシール部又は該第1ルーフシール部から延設されたルーフカバーリップと当接し、その当接部分の下方に上記ルーフ排水溝を形成し、
    上記コーナー型成形部の上記フロントピラーウエザストリップと接続する側は、上記フロントピラーに取付けられるフロントピラー取付基部と、ドアガラスの端面に当接するフロントピラー中空シール部を有し、上記フロントピラー取付基部の車外側には、フロントピラーモールのモール部の裏面に当接するようにフロントピラー排水凸部が延設され上記ルーフ排水溝と連通するフロントピラー排水溝を形成し、
    上記コーナー型成形部のコーナー曲がり部分において、上記ルーフ排水リップと上記フロントピラー排水溝としてのフロントピラー排水凸部とを向きをかえて連続するように接続した特徴とする可動ルーフパネルの排水構造。
  2. 上記コーナー型成形部のルーフ取付基部とフロントピラー取付基部の内部にはインサートが埋設され、上記コーナー型成形部はスポンジ材で形成された請求項1に記載の可動ルーフパネルの排水構造。
  3. 上記ルーフウエザストリップは、上記可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフシール部と、該第1ルーフシール部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフシール部と、上記第1ルーフシール部と第2ルーフシール部を一体的に連結する連結部から構成され、上記第1ルーフシール部と第2ルーフシール部は上記ボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される第1ルーフ取付基部及び第2ルーフ取付基部を有する請求項1又は請求項2に記載の可動ルーフパネルの排水構造。
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