JP7014564B2 - ドアウェザーストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばハードトップ車やオープンカーのフロントドアのベルトラインBL付近の、ドアミラーDM取付部付近に取付けられ、メインシール部とサブシール部を有し、ルーフウェザーストリップに弾接するドアウェザーストリップに関するものである。
図9乃至図11に示すように、ハードトップ車のフロントドア100のベルトラインBL付近の、ドアミラーDM取付部付近に沿ってドアウェザーストリップ10が取付けられている。
ドアウェザーストリップ10の下端部には、ヒレ状本体部11が設けられ、ヒレ状本体部11の表面内周側と表面外周側にはそれぞれ上下に延びるメインシール部12とサブシール部13が設けられている。
メインシール部12とサブシール部13は、断面略U字形に突出する、中空状の断面をしていて、ドア100の閉時には、車体のドア開口周縁部に取付けられたルーフウェザーストリップ20の端部に弾接して車内外を二重にシールしている。
このようなドアウェザーストリップ10によれば、メインシール部12とサブシール部13に隙間Mが上下に生じるためその間を駆け上がるようにして通り抜ける風による騒音が発生するといった問題がある。
これに対して、メインシール部12とサブシール部13の間に遮音シールを設けて隙間Mを通過する風による騒音を遮断させたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ドアウェザーストリップ10側ではなく、メインシール部12とサブシール部13が弾接するルーフウェザーストリップ側に別部材である、パッド製品を追加設定してシール間を駆け上がる風騒音を防ぐものも知られている。
特許第3328737号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、メインシール部12とサブシール部13の間の溝に対して、単に、遮音シールを設けて溝空間を完全に塞いだものであるので遮音性能には優れるものの、メインシール部12とサブシール部13の間の溝に、車外側のサブシール部13を越えてきた水が流下してきた場合、その水の逃げ道はないので、水が遮音シールによってせきとめられる事によって、車内側に侵入するといった恐れがある。
また、パッド製品をボディ側(ルーフウェザーストリップ側)に設定するとドア100を開いたときにパッド製品が露出して外観上見栄えが悪いといった問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、遮音性能に加えて水密性と外観性にも優れるドアウェザーストリップを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ドア(100)のベルトライン(BL)付近に取付けられ、下端部にはヒレ状本体部(11)が設けられ、
前記ヒレ状本体部(11)の表面内周側と表面外周側にはそれぞれ上下に延びるメインシール部(12)とサブシール部(13)が設けられ、前記ドア(100)の閉時には、前記メインシール部(12)と前記サブシール部(13)は、車体の前記ドア開口周縁部に取付けられたルーフウェザーストリップ(20)の端部に弾接して車内外をシールするドアウェザーストリップ(10)であって、
前記メインシール部(12)と前記サブシール部(13)の間に形成された溝部(M)を塞ぐように前記両シール部(12,13)を接続するシール壁部(50)を設け、
前記シール壁部(50)を、前記メインシール部(12)側ではそのメインシール部(12)の頂点部(12a)の位置まで配置するとともに、前記サブシール部(13)側ではそのサブシール部(13)の頂点部(13a)より低い位置(P4)まで配置して前記サブシール部(13)の頂点部(13a)との間に隙間(S)を形成し、
前記ドア(100)閉時に、前記シール壁部(50)の前記サブシール部(13)側を前記ルーフウェザーストリップ(20)の端部に弾接しないようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記シール壁部(50)は、前記メインシール部(12)と前記サブシール部(13)の間で上方から下方に、前記ヒレ状本体部(11)から前記メインシール部(12)及び前記サブシール部(13)の頂点部(12a,13a)に向かって迫り上がるように傾斜していることを特徴とする。
また本発明は、前記メインシール部(12)の上方において前記ヒレ状本体部(11)の表面に対する前記メインシール部(12)の付け根の位置を、前記シール壁部(50)の第一接続位置(P1)とし、
前記サブシール部(13)の上方において前記ヒレ状本体部(11)の表面に対する前記サブシール部(13)の付け根の位置を、前記シール壁部(50)の第三接続位置(P3)とし、
前記シール壁部(50)の第三接続位置(P3)を第一接続位置(P1)よりも下方に配置するとともに、前記第一接続位置(P1)と前記第三接続位置(P3)間の距離(L13)を、前記溝部(M)の幅(LM)よりも大きくしたことを特徴とする。
また本発明は、前記メインシール部(12)の上方において前記ヒレ状本体部(11)の表面に対する前記メインシール部(12)の付け根の位置を、前記シール壁部(50)の第一接続位置(P1)とし、
前記サブシール部(13)の上方において前記ヒレ状本体部(11)の表面に対する前記サブシール部(13)の付け根の位置を、前記シール壁部(50)の第三接続位置(P3)とし、
前記メインシール部(12)の下方における前記メインシール部(12)の頂点部(12a)の位置を、前記シール壁部(50)の第二接続位置(P2)とし、
前記サブシール部(13)の下方における前記サブシール部(13)の頂点部(13a)の位置よりも低い位置を、前記シール壁部(50)の第四接続位置(P4)とし、
前記シール壁部(50)の、
前記メインシール部(12)上方に対する第一接続位置(P1)と、前記メインシール部(12)下方に対する第二接続位置(P2)間の距離(L12)よりも、
前記サブシール部(13)上方に対する第三接続位置(P3)と、前記サブシール部(13)下方に対する第四接続位置(P4)間の距離(L34)の方を大きくしたことを特徴とする。
また本発明は、前記メインシール部(12)の下方における前記メインシール部(12)の頂点部(12a)の位置を、前記シール壁部(50)の第二接続位置(P2)とし、
前記サブシール部(13)の下方における前記サブシール部(13)の頂点部(13a)の位置よりも低い位置を、前記シール壁部(50)の第四接続位置(P4)とし、
前記シール壁部(50)の第四接続位置(P4)を第二接続位置(P2)よりも下方に配置して前記シール壁部(50)の下端部(50a)を外側にいくにつれて、前方に傾斜させたことを特徴とする。
また本発明は、前記シール壁部(50)は、薄板状であり、前記ヒレ状本体部(11)との間には袋状空間(51)が形成されてなることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、ドアウェザーストリップの下端部に設けられたヒレ状本体部の表面内周側と表面外周側にはそれぞれ上下に延びるメインシール部とサブシール部が設けられ、両シール部の間に形成された溝部を塞ぐようにシール壁部が設けられているので、溝部を下方から駆け上がってきた風の大部分はシール壁部で遮断される。
そして、シール壁部は、メインシール部側ではそのメインシール部の頂点部の位置まで配置されるが、サブシール部側ではそのサブシール部の頂点部より低い位置まで配置されることで、サブシール部の頂点部との間に隙間が形成され、溝部をシール壁部で完全に塞ぐことがないようにしているので、ドア閉時に、メインシール部とサブシール部間の溝部に沿って水が流下した場合、その水は、シール壁部とサブシール部の頂点部との間に形成された隙間からドアの下部に導かれ、車内側に侵入することが防止される。
このように、メインシール部とサブシール部の間にシール壁部を、溝部を敢えて完全に塞がないように設けることで、優れた遮音効果に加えて優れたシール効果が得られる。
また、本発明によれば、シール壁部を、ヒレ状本体部からメインシール部及びサブシール部の頂点部に向かって迫り上がるように傾斜させているので、メインシール部とサブシール部間の溝部に沿って流下する水の速度は一時的に緩められ集水しやすくなる。よって、シール壁部とサブシール部の頂点部との間に形成された隙間が小さいものであっても水を漏れなく導くことができる。
また、本発明によれば、まず、第三接続位置を第一接続位置よりも下方に配置するとともに、第一接続位置と第三接続位置間の距離を、溝部の幅よりも大きくするので、メインシール部とサブシール部間の溝部を流下してきた水を、シール壁の上方部分で、車外側に導水する事が可能となる。
次に、シール壁部において、メインシール部上方に対する第一接続位置と、メインシール部下方に対する第二接続位置間の距離よりも、サブシール部上方に対する第三接続位置と、サブシール部下方に対する第四接続位置間の距離の方を大きくなるように設定する事と、または/および第四接続位置を第二接続位置よりも下方に配置してシール壁部の下端部を外側にいくにつれて、前方に向けて傾斜する事により、メインシール部とサブシール部間の溝部からシール壁部の表面に流下した水を、シール壁部とサブシール部の頂点部との間に形成された隙間に向けてより確実に導くことができる為、流下してきた水がせきとめられることはなく、その結果、車内側に水が侵入することをより一層防止することができる。
また、本発明によれば、シール壁部を薄板状のものとして、ヒレ状本体部との間には袋状空間が形成されるようにしたので、例えば、袋状空間を埋めた場合と比較して、シール性に影響を及ぼすことが少なくドア閉じ性能に優れ、材料費も抑えることができる。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが、図9に示した自動車のフロントドアに取付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示すドアウェザーストリップの拡大斜視図である。 図1に示すドアウェザーストリップの拡大平面図である。 図3のA-A線拡大断面図である。 図3のB-B線拡大断面図である。 図5に示したドアウェザーストリップがルーフウェザーストリップに弾接した状態を示す、図3のB-B線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のドアウェザーストリップを示す平面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のドアウェザーストリップを示す平面図である。 自動車の外観斜視図である。 従来例に係るドアウェザーストリップが、図9に示した自動車のフロントドアに取付けられた状態を示す斜視図である。 図10に示すドアウェザーストリップの拡大斜視図である。
図面を参照して、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップ10について説明する。これは、従来例で示したもの(図10,図11)に対してシール壁部50を設けたものである。従来例と同一部分には同一符号を付した。
ドアウェザーストリップ10は、図1乃至図3及び図9に示すように、ハードトップ車のフロントドア100のベルトラインBL付近の、ドアミラーDM取付部付近に沿って取付けられ、その下端部にはヒレ状本体部11が設けられている。
ヒレ状本体部11の表面、すなわち、フロントドア100を閉じた時には車内側になる位置に上下に延びるメインシール部12とサブシール部13が間隔をおいて設けられている。メインシール部12は、図4(図3のA-A線拡大断面図)及び図5(図3のB-B線拡大断面図)に示すように、ヒレ状本体部11の表面内周側においてドア100閉時に車内側に向けて断面略U字形に突出する中空状となっていて、サブシール部13は、ヒレ状本体部11の表面外周側においてドア100閉時に車内側に向けて断面略U字形に突出する中空状となっている。ヒレ状本体部11は平担ではなく階段のように段差を有している。
また、詳細な説明は省略するが、ヒレ状本体部11の上端部側は、ドアガラスGが昇降擦接可能なような形状とされ、下端部側は、ドアパネル本体に、クリップCにより、固定されている。
メインシール部12とサブシール部13は、ドア100の閉時には、車体のドア開口周縁部に取付けられたルーフウェザーストリップ20の端部に弾接することにより車内外がシールされるようになっている。
そして、メインシール部12とサブシール部13の間に形成された断面略コ字状の溝部Mを塞ぐようにシール壁部50を設けている。
シール壁部50は薄板状で、メインシール部12とサブシール部13を接続しているが、溝部Mを完全に塞ぐことがないように、サブシール部13の頂点部13aとの間に隙間Sを形成した状態で設けられる。
すなわち、図2,図3,図5に示すように、シール壁部50を、メインシール部12側ではそのメインシール部12の頂点部12aの位置まで配置するが、サブシール部13側ではそのサブシール部13の頂点部13aより低い位置P4(後述する第四接続位置)まで配置している。ここでは、ヒレ状本体部11の表面から位置P4を通りサブシール部13の頂点部13aまでの高さの1/4~1/6程度の、低い位置を、第四接続位置P4としている。
より具体的には、図2,図3に示すように、シール壁部50は、第一接続位置P1,第二接続位置P2,第三接続位置P3,第四接続位置P4といった4つの接続位置を結び、メインシール部12とサブシール部13の間で上方から下方に、ヒレ状本体部11からメインシール部12及びサブシール部13の頂点部12a,13aに向かって迫り上がるように傾斜している。そして、図4及び図5に示すように、薄板状のシール壁部50とヒレ状本体部11の表面との間には下方に向けて開口した袋状空間51が形成されている。
第一接続位置P1は、メインシール部12の上方においてヒレ状本体部11の表面に対するメインシール部12の付け根の位置である。
第二接続位置P2は、メインシール部12の下方におけるメインシール部12の頂点部12aの位置である。
第三接続位置P3は、サブシール部13の上方においてヒレ状本体部11の表面に対するサブシール部13の付け根の位置である。
第四接続位置P4は、サブシール部13の下方におけるサブシール部13の頂点部13aの位置よりも少し低い位置である。
なお、本実施形態では、図3に示すように、メインシール部12側の第一接続位置P1と第二接続位置P2間の距離L12よりも、サブシール部13側の第三接続位置P3と第四接続位置P4間の距離L34の方を大きくし、第四接続位置P4を第二接続位置P2よりも下方に配置してシール壁部50の下端部50a(第二接続位置P2と第四接続位置P4を結ぶライン)を、ドア100の閉時に車体の外側に行くにつれて、前方に向けて傾斜させている。
また、第一接続位置P1よりも第三接続位置P3を下方に配置してシール壁部50の上端部50b(第一接続位置P1と第三接続位置P3を結ぶライン)についても、ドア100の閉時に車体の前方に向けて外側に行くにつれて、傾斜させている。このとき、第一接続位置P1と第三接続位置P3間の距離L13を、溝部Mの幅LMよりも大きくしている。
本実施形態では、第一接続位置P1と第二接続位置P2間の距離L12を、第一接続位置P1と第三接続位置P3間の距離L13の約1.5倍とし、第三接続位置P3と第四接続位置P4間の距離L34を、第一接続位置P1と第三接続位置P3間の距離L13の約2倍としている。
そして、フロントドア100が閉じられると、図6に示すように、ドアウェザーストリップ10の下端部に設けられたヒレ状本体部11の表面内周側と表面外周側に設けられたメインシール部12とサブシール部13が、車体のドア開口周縁部に取付けられたルーフウェザーストリップ20の端部に弾接して車内外をシールする。メインシール部12がルーフウェザーストリップ20の端部に弾接することで車体の上下方向に連続するメインシール線が形成され、サブシール部13がルーフウェザーストリップ20の端部に弾接することで車体の上下方向に連続するサブシール線が形成される。
このとき、サブシール部13の頂点部13aとシール壁部50との間に形成された隙間Sは、ルーフウェザーストリップ20との間に依然として残るため、メインシール部12とサブシール部13間の溝部Mを流下する水はその隙間Sからフロントドア100の前方下部に排出される。
このようして構成された本実施形態に係るドアウェザーストリップ10によれば、その下端部に設けられたヒレ状本体部11の表面内周側と表面外周側にはそれぞれ上下に延びるメインシール部12とサブシール部13が設けられ、両シール部12,13の間に形成された溝部Mを塞ぐようにシール壁部50が設けられているので、溝部Mを下方から駆け上がってきた風の大部分はシール壁部50で遮断される。
そして、シール壁部50は、メインシール部12側ではそのメインシール部12の頂点部12aの位置(第二接続位置P2)まで配置されるが、サブシール部13側ではそのサブシール部13の頂点部13aより低い位置(第四接続位置P4)まで配置されることで、サブシール部13の頂点部13aとの間に隙間Sが形成され、溝部Mをシール壁部50で完全に塞ぐことがないようにしているので、メインシール部12とサブシール部13間の溝部Mに沿って水が流下した場合、ドアウェザーストリップ10の溝部Mに対してシール壁部50を設定してある状態で、ルーフウェザーストリップ20を弾接させても、その水は、シール壁部50とサブシール部13の頂点部13aとの間に形成された隙間Sからドア100の下部に導かれ、せきとめられる事はない為、車内側に侵入することが防止される。
このように、メインシール部12とサブシール部13の間にシール壁部50を、溝部Mを敢えて完全に塞がないように設けることで、優れた遮音効果に加えて優れたシール効果が得られる。
また、シール壁部50を、ヒレ状本体部11からメインシール部12及びサブシール部13の頂点部12a,13aに向かって迫り上がるように傾斜させているので、メインシール部12とサブシール部13間の溝部Mに沿って流下する水の速度は一時的に緩められ集水しやすくなる。よって、シール壁部50とサブシール部13の頂点部13aとの間に形成された隙間Sが例え小さいものであっても水を漏なく導くことができる。
まず、図3に示すように、第三接続位置P3を第一接続位置P1よりも下方に配置するとともに、第一接続位置P1と第三接続位置P3間の距離L13を溝部Mの幅LMよりも大きくするので、メインシール部12とサブシール部13間の溝部Mを流下してきた水を、シール壁50の上側部分で、車外側に導水する事が可能になる。
次に、シール壁部50において、メインシール部12上方に対する第一接続位置P1と、メインシール部12下方に対する第二接続位置P2間の距離L12よりも、サブシール部13上方に対する第三接続位置P3と、サブシール部13下方に対する第四接続位置P4間の距離L34の方を大きくなるように設定したり、または/および第四接続位置P4を第二接続位置P2よりも下方に配置してシール壁部50の下端部50aを外側に行くにつれて、前方に向けて傾斜させたり、する事で、メインシール部12とサブシール部13間の溝部Mからシール壁部50の表面に流下した水を、シール壁部50とサブシール部13の頂点部13aとの間に形成された隙間Sからドア100の下部に向けてより確実に導くことができる為、流下してきた水がせきとめられる事はなく、その結果、車内側に水が侵入することをより一層防止することができる。
また、シール壁部50を薄板状のものとして、ヒレ状本体部11との間には袋状空間51が形成されるようにしたので、例えば、袋状空間51を埋めた場合と比較して、シール性に影響を及ぼすことが少なくドア閉じ性能に優れ、材料費も抑えることができる。
なお、本実施形態では、第一接続位置P1よりも第三接続位置P3を下方に配置したが、図7に示すように、第一接続位置P1と第三接続位置P3を同じ高さにしたり、さらに、図8に示すように、第二接続位置P2と第四接続位置P4についても同じ高さにしたりしてもよい。
また、水を流下させる逃げ道となる隙間Sについては、シール壁部50とサブシール部13との間ではなく、シール壁部50とメインシール部12との間、あるいはシール壁部50の形状変更によってはメインシール部12とサブシール部13の間に形成することも考えられるが、フロントドア100の内周側に設けられたメインシール部12よりも外側に位置するようにフロントドア100の外周側に設けられたサブシール部13とシール壁部50との間に形成する方が、より水を車外側に遠ざけ車内側に侵入することを防止できるので好ましい。
本実施形態では、ヒレ状本体部11、メインシール部12、サブシール部13、シール壁部50は、弾性材であれば、特に使用可能な材料は限定されないが、ゴムの場合は、EPDM(エチレン・プロピレンゴム)が、樹脂の場合は、TPO(オレフィン系熱可塑性樹脂)を、使用するのが好ましい。いずれの場合も、発泡材であっても良いし、非発泡材であっても良い。
本実施形態では、図9で示したような、ハードトップ車を例に説明したが、これに限定されることなく、オープンカーなどフロントドアのフレーム部に取付けられ、メインシール部とサブシール部を有し、ルーフウェザーストリップに弾接するドアウェザーストリップに関するものであれば適用させることができる。
また、本実施形態例では、金型にて成形された、金型成形部分のみで構成された、ドアウェザーストリップのみを図示して、説明したが、特許文献1の図7に開示されているような、ドアのベルトライン部BLより下部の、ドアパネル本体のほぼ全周にわたって取り付けられる、押出成形によって成形された、中空シール部材を、金型成形部分に一体化させたタイプの、ウェザーストリップにも、適用することが可能である。
また、本実施形態例では、ベルトラインBL付近のドアミラーDM取付部付近に、取付けられた、フロントドアウェザーストリップのみを、図示して説明したが、特許文献1の図1,図2の「A」,「C」で開示されているような、フロントドアの後側,リヤドアの前側,リヤドアの後側においても、同様に、適用する事が可能である。
10 ドアウェザーストリップ
11 ヒレ状本体部
12 メインシール部
12a メインシール部の頂点部
13 サブシール部
13a サブシール部の頂点部
20 ルーフウェザーストリップ
50 シール壁部
50a 下端部
50b 上端部
51 袋状空間
100 ドア
G ドアガラス
L12 第一接続位置と第二接続位置との距離
L13 第一接続位置と第三接続位置との距離
L34 第三接続位置と第四接続位置との距離
LM 溝部の幅
M 溝部
P1 第一接続位置
P2 第二接続位置
P3 第三接続位置
P4 第四接続位置
S 隙間
BL ベルトライン
DM ドアミラー

Claims (6)

  1. ドアのベルトライン付近に取付けられ、下端部にはヒレ状本体部が設けられ、
    前記ヒレ状本体部の表面内周側と表面外周側にはそれぞれ上下に延びるメインシール部とサブシール部が設けられ、前記ドアの閉時には、前記メインシール部と前記サブシール部は、車体の前記ドア開口周縁部に取付けられたルーフウェザーストリップの端部に弾接して車内外をシールするドアウェザーストリップであって、
    前記メインシール部と前記サブシール部の間に形成された溝部を塞ぐように前記両シール部を接続するシール壁部を設け、
    前記シール壁部を、前記メインシール部側ではそのメインシール部の頂点部の位置まで配置するとともに、前記サブシール部側ではそのサブシール部の頂点部より低い位置まで配置して前記サブシール部の頂点部との間に隙間を形成し、
    前記ドア閉時に、前記シール壁部の前記サブシール部側を前記ルーフウェザーストリップの端部に弾接しないようにしたことを特徴とするドアウェザーストリップ。
  2. 前記シール壁部は、前記メインシール部と前記サブシール部の間で上方から下方に、前記ヒレ状本体部から前記メインシール部及び前記サブシール部の頂点部に向かって迫り上がるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップ。
  3. 前記メインシール部の上方において前記ヒレ状本体部の表面に対する前記メインシール部の付け根の位置を、前記シール壁部の第一接続位置とし、
    前記サブシール部の上方において前記ヒレ状本体部の表面に対する前記サブシール部の付け根の位置を、前記シール壁部の第三接続位置とし、
    前記シール壁部の第三接続位置を第一接続位置よりも下方に配置するとともに、前記第一接続位置と前記第三接続位置間の距離を、前記溝部の幅よりも大きくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアウェザーストリップ。
  4. 前記メインシール部の上方において前記ヒレ状本体部の表面に対する前記メインシール部の付け根の位置を、前記シール壁部の第一接続位置とし、
    前記サブシール部の上方において前記ヒレ状本体部の表面に対する前記サブシール部の付け根の位置を、前記シール壁部の第三接続位置とし、
    前記メインシール部の下方における前記メインシール部の頂点部の位置を、前記シール壁部の第二接続位置とし、
    前記サブシール部の下方における前記サブシール部の頂点部の位置よりも低い位置を、前記シール壁部の第四接続位置とし、
    前記シール壁部の、
    前記メインシール部上方に対する第一接続位置と、前記メインシール部下方に対する第二接続位置間の距離よりも、
    前記サブシール部上方に対する第三接続位置と、前記サブシール部下方に対する第四接続位置間の距離の方を大きくしたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
  5. 前記メインシール部の下方における前記メインシール部の頂点部の位置を、前記シール壁部の第二接続位置とし、
    前記サブシール部の下方における前記サブシール部の頂点部の位置よりも低い位置を、前記シール壁部の第四接続位置とし、
    前記シール壁部の第四接続位置を第二接続位置よりも下方に配置して前記シール壁部の下端部を外側にいくにつれて前方に向けて傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
  6. 前記シール壁部は、薄板状であり、前記ヒレ状本体部との間には袋状空間が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
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