JP5645563B2 - 自動車用ドアウェザーストリップの取付構造 - Google Patents
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Description
一方、オープニングウェザーストリップ20は、ボディパネル1のドア開口縁車内側に形成されたフランジ2を挟持するようにして取付けられる断面略U字形状のオープニングトリム21と、オープニングトリム21の車外側側面に一体成形され、ドアDの閉時にはドアサッシュ3の車内側に弾接する中空シール部22を備えている。
また、ドアサッシュ3の内周側には、断面略コ字状の取付基部31と、取付基部31の両端に一体成形され、昇降するドアガラス5の車内側及び車外側に摺接する車内側リップ部32及び車外側リップ部33を備えるグラスラン30が取付けられている。
そのためメインシール部12の断面全体が大きくなり大型化するとともに、ボディパネル1の角部Pにメインシール部12が上手く弾接する位置にドアウェザーストリップ10を位置決めして取付ける必要がある。また、ボディパネル1側に角部Pを形成する必要もある。
そのため、左右のドアにそれぞれ使用するドアウェザーストリップの製造に左右専用の設備が必要になるとともに、ドアウェザーストリップの組付けも左右を合わせる必要が生じるので取付時間がかかりコスト高にもなっていた。
前記第1シール部(52)及び前記第2シール部(53)は、前記ドア開口縁部(1)に弾接する時、互いに接触しないように前記取付基部(51)から逆ハの字状に一体成形されたシールリップであり、しかも前記第2シール部(53)は、車内側面(53b)が前記ドア開口縁部(1)に弾接し先端部が車外側に向かって折れ曲がるように撓む自動車用ドアウェザーストリップ(50)を、前記自動車のドア外周縁部の全周に沿って取付ける構造であって、
前記ドア(D)の上辺に取付けられ、前記自動車のルーフに相対向する自動車用ドアウェザーストリップ(50)の部分では、前記第1シール部(52)と前記第2シール部(53)の両方を前記ルーフに弾接させ、
前記ドア(D)の前方縦辺,後方縦辺,下辺に取付けられた自動車用ドアウェザーストリップ(50)の部分では、車内側に位置する前記第2シール部(53)だけを前記ドア開口縁部(1)に弾接させるように取付けたことを特徴とする。
また、第1シール部及び第2シール部は、ドア開口縁部に弾接する時、互いに接触しないように取付基部から逆ハの字状に一体成形されているので、第1シール部及び第2シール部は個々に有するシール機能を十分発揮しうる。また、コーナー部におけるヒケや取付基部が取付け面に対して斜めになる転びが発生しがたい。
特に、第2シール部は、シールリップとしてその車内側面がドア開口縁部に弾接し先端部が車外側に向かって折れ曲がるように撓むので、ドア開口縁部は平面でよく従来例のように角部Pを加工形成する必要はないのに加え、ドアウェザーストリップの位置決めも従来例よりも厳密性を要しない。
また、前記ドアの上辺では自動車用ドアウェザーストリップの第1シール部と第2シール部の両方を相対向するルーフに弾接させるが、ドアの前方縦辺,後方縦辺,下辺では第2シール部だけをドア開口縁部に弾接させるようにしたので、ドア全周に対して十分なシール性を確保することができるのに加えドア閉じ性を特に悪化させることもない。
なお、請求項3に係る発明のように、第1シール部の断面形状の車外側面と第2シール部の断面形状の車内側面といったように断面全体ではなく部分的に略左右対称にするのは、ドアウェザーストリップを製造するための設備としてシール部の外面を基準にするものが多いからである。
さらに、請求項5に係る発明のように、取付基部の断面形状についても略左右対称にした方が組み付けをより容易に行うことができる。
オープニングウェザーストリップ20は、ボディパネル1のドア開口縁車内側に形成されたフランジ2を挟持するようにして取付けられる断面略U字形状のオープニングトリム21と、オープニングトリム21の車外側側面に一体成形され、ドアDの閉時にはドアサッシュ3の車内側に弾接する中空シール部22を備えている。
また、ドアサッシュ3の内周側には、断面略コ字状の取付基部31と、取付基部31の両端に一体成形され、昇降するドアガラス5の車内側及び車外側に摺接する車内側リップ部32及び車外側リップ部33を備えるグラスラン30が取付けられている。
このとき、第1シール部52の車外側面52aはドアサッシュ3のヘミング接合された部位Sに弾接するとともに車内側面52bはボディパネル1に弾接して、ドアDのボディパネル1との見切り部を覆い隠している。一方、第2シール部53は、車内側面53bが従来例で示したようなボディパネル1の角部Pではなく平面部に弾接し先端部が車外側に向かって折れ曲がるように、つまり断面舌状のシールリップが弾接するときと同様に撓むようになっている。
また、ドアDの上辺に取付けられた自動車用ドアウェザーストリップ50の第2シール部53の車内側面53bが弾接する自動車のルーフの部位は、下方(図1では右下方向)に向かって傾斜する面にしている。第2シール部53の延びる方向に垂直方向に傾斜面が位置するようにされている。これによれば、第2シール部53は弾接時に先端部が車外側に向かって折れ曲がるように撓み易くなり、シール性を十分発揮させることができる。
これによれば、第2シール部53がボディパネル1に弾接することによって十分なシール性を確保することができるのに加え、第1シール部52についてはボディパネル1には弾接しないのでドア閉めが堅くなりドア閉じ性を特に悪化させることもない。
第2シール部53の車内側面53bが弾接する自動車のヒンジの部位は、車内側に向かって(図3では右下方向)に向かって傾斜する面にしている。第2シール部53の延びる方向に垂直方向に傾斜面が位置するようにされている。これによれば、第2シール部53は弾接時に先端部が車外側に向かって折れ曲がるように撓み易くなり、シール性を十分発揮させることができる。
なお、第1シール部52は、特にドアサッシュ3やボディパネル1に弾接していない。
これによれば、第2シール部53がボディパネル1に弾接することによって十分なシール性を確保することができるのに加え、第1シール部52についてはボディパネル1には弾接しないのでドア閉めが堅くなりドア閉じ性を特に悪化させることもない。
また、第1シール部52及び第2シール部53は、ボディパネル1に弾接する時、互いに接触しないように取付基部51から逆ハの字状に一体成形されているので、第1シール部52及び第2シール部53は個々に有するシール機能を十分発揮しうる。また、コーナー部におけるヒケや取付基部51が取付け面に対して斜めになる転びが発生しがたい。
特に、第2シール部53は、シールリップとしてその車内側面53bがボディパネル1に弾接し先端部が車外側に向かって折れ曲がるように撓むので、ボディパネル1は平面でよく従来例のように角部Pを加工形成する必要はないのに加え、ドアウェザーストリップ50の位置決めも従来例よりも厳密性を要しない。
さらに、第1シール部52と第2シール部53に加えて、取付基部51の断面形状についても略左右対称にしているので組み付けをより容易に行うことができるし、製造も容易である。
第1シール部52の車外側面52aと第2シール部53の車内側面53bといったように断面全体ではなく部分的に略左右対称にするのは、ドアウェザーストリップ50を製造するための設備としてシール部の外面を基準にするものが多いからである。
2 フランジ
3 ドアサッシュ
3A 立設面
4 クリップ
5 ドアガラス
10 ドアウェザーストリップ
11 取付基部
12 メインシール部
13 サブシール部
20 オープニングウェザーストリップ
21 オープニングトリム
22 中空シール部
30 グラスラン
31 取付基部
32 車内側リップ部
33 車外側リップ部
50 ドアウェザーストリップ
51 取付基部
51a 車外側突出部
51b 車内側突出部
52 第1シール部
52a 第1シール部の車外側面
52b 第1シール部の車内側面
53 第2シール部
53a 第2シール部の車外側面
53b 第2シール部の車内側面
D ドア
P 角部
S ヘミング接合された部位
Claims (6)
- 自動車のドア外周縁部に沿って取付けられる取付基部と、該取付基部の車外側及び車内側にそれぞれ一体成形され、前記ドア閉時にドア開口縁部に弾接してドア外周縁部とドア開口縁部との隙間をシールする第1シール部及び第2シール部と、を備えるもので、
前記第1シール部及び前記第2シール部は、前記ドア開口縁部に弾接する時、互いに接触しないように前記取付基部から逆ハの字状に一体成形されたシールリップであり、しかも前記第2シール部は、車内側面が前記ドア開口縁部に弾接し先端部が車外側に向かって折れ曲がるように撓む自動車用ドアウェザーストリップを、前記自動車のドア外周縁部の全周に沿って取付ける構造であって、
前記ドアの上辺に取付けられ、前記自動車のルーフに相対向する自動車用ドアウェザーストリップの部分では、前記第1シール部と前記第2シール部の両方を前記ルーフに弾接させ、
前記ドアの前方縦辺,後方縦辺,下辺に取付けられた自動車用ドアウェザーストリップの部分では、車内側に位置する前記第2シール部だけを前記ドア開口縁部に弾接させるように取付けたことを特徴とする自動車用ドアウェザーストリップの取付構造。 - 前記第1シール部及び前記第2シール部は、中空状のシールリップであり、先端に向かって先細りの断面形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアウェザーストリップの取付構造。
- 前記第1シール部の断面形状の車外側面と前記第2シール部の断面形状の車内側面は、前記取付基部の断面を車外側と車内側に1/2に左右に分割する中心線に対して略左右対称であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ドアウェザーストリップの取付構造。
- 前記第1シール部と前記第2シール部の断面形状は、前記取付基部の断面を車外側と車内側に1/2に左右に分割する中心線に対して略左右対称であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ドアウェザーストリップの取付構造。
- 前記取付基部の断面形状は、前記中心線に対して略左右対称であることを特徴とする請求項3又は4に記載の自動車用ドアウェザーストリップの取付構造。
- 前記請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載の自動車用ドアウェザーストリップは、断面形状の等しい一本の押出成形品の両端部を型成形接続することによって、前記自動車のドア外周縁部の全周に沿って取付けられることを特徴とする自動車用ドアウェザーストリップの取付構造。
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