JP3825995B2 - 光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に光源手段から出射した光束を偏向手段としてのポリゴンミラーにより反射偏向させ、走査光学手段(結像走査光学系)を介して被走査面上を光走査して画像情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンターやデジタル複写機等の装置に好適な画像形成装置に関する。特に複数の光束を同時に光走査して高速化・高精細化を図ったマルチビーム走査装置において、ジッタ−やピッチ間隔誤差を低減した良好なる画像が常に得られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
図18は従来のマルチビーム走査光学系の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
【0003】
同図において91は光源手段であり、例えば2個の発光点(光源)を有する半導体レーザーアレイより成っている。2つの発光点は主走査方向及び副走査方向に対して各々離して配置されている。92は集光レンズ系であり、1枚のコリメーターレンズを有しており、光源手段91から出射された2つの光束を略平行光束もしくは収束光束に変換している。93はシリンドリカルレンズであり、副走査方向のみに所定の屈折力を有している。94は開口絞りであり、シリンドリカルレンズ93を通過した2つの光束を所望の最適なビーム形状に整形している。95は偏向手段であり、例えば回転多面鏡より成り、モーター等の駆動手段98により図中矢印A方向に一定速度で回転している。96はfθ特性を有する走査光学手段としての走査レンズ系(結像走査光学系)であり、第1、第2の2枚のfθレンズ96a,96bを有している。走査レンズ系96は副走査断面内において光偏向器95の偏向面95a近傍と被走査面としての感光ドラム面97近傍との間を共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有している。
【0004】
同図において画像情報に応じて光源手段91から光変調され射出した2つの光束は集光レンズ系92により略平行光束もしくは収束光束に変換され、シリンドリカルレンズ93に入射する。シリンドリカルレンズ93に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては収束して開口絞り94を介して光偏向器95の偏向面95aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。その際、開口絞り94によってその光束断面の大きさが制限される。そして光偏向器95の偏向面95aで反射偏向された2つの光束は走査レンズ系96により感光ドラム面97上にスポット状に結像され、該光偏向器95を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面97上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面97上に2本の走査線を形成し、画像記録を行なっている。
【0005】
この種のマルチビーム走査装置において高精度な画像情報の記録を行うには、複数の光束が共に被走査面全域上にピントを結び、被走査面上の全域に渡ってジッタ−(印字位置ずれ)やピッチ間隔の均一性が良好に補正されていることが重要である。
【0006】
一般に光源から出射した光束で感光ドラム面上を光走査して画像を形成する際、高解像力で、しかも良好なる画像を得る為には感光ドラム面上における光束のスポット径を小さくし、且つ副走査方向のピッチ間隔を密に形成させる必要がある。
【0007】
マルチビーム走査装置において副走査方向のピッチ間隔を密にする為に多くの場合、半導体レーザーアレイを主走査方向に対して斜め方向に傾けて配置した光源手段を用いている。
【0008】
図19はこの種の従来のマルチビーム走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。同図において図18に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0009】
同図の場合、図18に示したように光源手段91が有する複数の発光点91a,91bは主走査方向にある距離だけ離れて配置されているので、集光レンズ系92を出射後は各光束が平行とはならず、ある角度を有する。各光束は集光レンズ系92を出射後にシリンドリカルレンズ93を介して光偏向器であるポリゴンミラー95へ入射する。
【0010】
このとき、各光束は集光レンズ系92とポリゴンミラー95との間に配置された開口絞り94の位置でクロスし、各光束が有する角度とポリゴンミラー95の偏向面95aの基準位置から開口絞り94までの距離Lによって、各光束のポリゴンミラー95の偏向面95a上での間隔が決定(制限)される。各光束のポリゴンミラー95の偏向面95a上での間隔を狭くすることで、各光束が感光ドラム面97上に良好に結像する。
【0011】
このような光学特性を満たすマルチビーム走査装置が、例えば特開平5-34613号公報で提案されている。同公報では複数の光束を集光レンズ系で略平行光束として開口絞りを介してポリゴンミラーへ入射させた後、走査レンズ系により被走査面上に導光し、複数の光束を同時に光走査する際に、光源手段の発光点の数、主走査方向のピッチ、ポリゴンミラーから開口絞りまでの距離、そして集光レンズ系の焦点距離の関係を規定して、複数の光束が被走査面上で良好にピントを結ぶように構成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
これに加えて、マルチビーム走査装置の場合、ジッタ−とピッチ間隔誤差を良好に補正する必要がある。ジッタ−とは主走査方向において複数の光束の印字位置が相対的にずれたことであり、ピッチ間隔誤差とは複数の光束が同時に光走査されるときに形成される走査線の間隔が規定値(例えば600dpiならば、42.3μm)からずれたことである。
【0013】
ジッタ−を低減させる為には、被走査面上の同一位置を走査する際、各光束が走査レンズ系に到達する位置を同じにするか若しくは近接した位置にする必要があり、その為には各光束のポリゴンミラーの偏向面上の間隔を狭くすればよく、例えば最適な手段として開口絞りをポリゴンミラーの偏向面近傍に配置する方法がある。
【0014】
しかしながら最近のコンパクト化や広画角化に伴って、ポリゴンミラーの偏向面近傍は該ポリゴンミラーで偏向された光束や走査レンズ系が位置しており、開口絞りを配置するスペースがない。したがって、開口絞りをポリゴンミラーの偏向面近傍に配置することが物理的に難しいという問題点があった。
【0015】
またピッチ間隔誤差は一般的に走査レンズ系の副走査方向の倍率を一定にすることで補正しているが、シリンドリカルレンズや走査レンズ系の副走査方向への偏心等によりピッチ間隔誤差が発生することがある。
【0016】
ここでピッチ間隔誤差の偏心敏感度を低減させる為にも、被走査面上の同一位置を走査する際、各光束が走査レンズ系に到達する位置を同じにするか若しくは近接した位置にする必要があり、各光束のポリゴンミラーの偏向面上の間隔を狭くすればよく、最適な手段として開口絞りをポリゴンミラーの偏向面近傍に配置するというジッターの低減と同一の方法がある。しかしながら、ここでも同様に上述の問題点があった。
【0017】
逆に開口絞りをポリゴンミラーの偏向面近傍に配置してジッタ−やピッチ間隔誤差を低減した場合には、ポリゴンミラーが大型化し、また走査レンズ系をポリゴンミラーから離れた位置に配置することになり、装置全体の大型化が問題と成ってくる。
【0018】
本発明は光束が被走査面上で良好にピントを結び、かつジッタ−やピッチ間隔誤差を低減することができる光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0019】
更に本発明は同時に開口絞り及び同期検出用絞りの配置の自由度を向上させ、コンパクトで簡易な構成の光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の光走査装置は、少なくとも2つの発光部を有する光源手段と、偏向手段と、該少なくとも2つの発光部から発せられた少なくとも2本の光束を該偏向手段に導光する入射光学手段と、該偏向手段により偏向された少なくとも2本の光束の夫々を被走査面上に導光する走査光学手段と、を有するマルチビーム走査装置において、
該少なくとも2つの発光部は主走査方向及び副走査方向に離間して配置されており、
該少なくとも2本の光束のうち少なくとも1つの光束の主走査方向の光束径の一端を決定する第1の遮光部材と該少なくとも1つの光束の主走査方向の光束径の他端を決定する第2の遮光部材を該光源手段と該偏向手段との間に配置しており、
該第1の遮光部材と該第2の遮光部材は、該光束の進行方向に離間して配置しており、
該少なくとも2つの発光部の数をn、該少なくとも2つの発光部の主走査方向の最大ピッチ間隔をd(mm)、該入射光学手段の主走査方向の焦点距離をfc(mm)、該第1の遮光部材から該偏向手段の偏向面までの該光束の進行方向の距離をL1(mm)、該第2の遮光部材から該偏向手段の偏向面までの該光束の進行方向の距離をL2(mm)、該走査光学手段の主走査方向の焦点距離をfk(mm)としたとき、
【数3】
Figure 0003825995
なる条件を満足することを特徴としている。
【0021】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記マルチビーム走査装置は
【数4】
Figure 0003825995
なる条件を満足することを特徴としている。
【0022】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、L2≦0.8×L1
なる条件を満足することを特徴としている。
【0023】
請求項4の発明は、請求項1、2又は3の発明において、L2≦20(mm)
なる条件を満足することを特徴としている。
【0024】
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1項の発明において、前記第1の遮光部材は主走査方向の光束径のうち前記被走査面側の光束径を決定し、前記第2の遮光部材は主走査方向の光束径のうち該被走査面側の反対側の光束径を決定していることを特徴としている。
【0025】
請求項6の発明の画像形成装置は、請求項1から5の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記マルチビーム走査装置で走査された光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
【0026】
請求項7の発明の画像形成装置は、請求項1から5の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記マルチビーム走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
【0054】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
図1は本発明のマルチビーム走査装置の実施形態1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
【0055】
尚、本明細書において偏向手段によって光束(光束)が反射偏向(偏向走査)される方向を主走査方向、走査光学手段の光軸及び主走査方向と直交する方向を副走査方向と定義する。
【0056】
同図において1は光源手段であり、例えば2つの発光点を有する半導体レーザーアレイより成っている。尚、発光点は3つ以上でも良い。2つの発光点は主走査方向及び副走査方向に対して各々離して配置している。
【0057】
2は集光レンズ系であり、1枚のコリメーターレンズを有しており、光源手段1から出射された2つの発散光束を各々略平行光束に変換している。
【0058】
3はシリンドリカルレンズであり、副走査方向のみに所定の屈折力を有しており、コリメーターレンズ2を通過した2つの光束を後述する光偏向器5の偏向面5a近傍に主走査方向に長手の線像として結像させている。
【0059】
4は開口絞り(絞り部材)であり、シリンドリカルレンズ3と光偏向器5との間にシリンドリカルレンズ3を通過した2つの光束のうち少なくとも1つの光束の光束径の一端を決定(制限)する第1の遮光部材4aと、該光束径の他端を決定(制限)する第2の遮光部材4bとを、該光束の進行方向に離間して配置し、該2つの遮光部材4a,4bを用いて光偏向器5の偏向面5aへ入射する光束の光束径を決定している。
【0060】
本実施形態において第1の遮光部材4aは光束径のうち被走査面側7aを決定し、第2の遮光部材4bは光束径のうち被走査面側7aの反対側(以下「反被走査面側」と称す。)7bを決定しており、該第2の遮光部材4bは該第1の遮光部材4aよりも光偏向器5側に配置されている。また第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4bは板金等で一体的に構成されている。尚、第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4bは各々独立に設けても良い。
【0061】
この第1、第2の遮光部材4a,4bは主走査断面内又は/及び副走査断面内の光束径を制限することができ、特に第1の遮光部材4aにより光源手段1から発せられた2つの光束の副走査方向の光束径を決定している。
【0062】
尚、上記のコリメーターレンズ2、シリンドリカルレンズ3、そして開口絞り4等の各要素は入射光学手段の一要素を構成している。
【0063】
5は偏向手段としての光偏向器であり、例えば4面構成の回転多面鏡より成り、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
【0064】
尚、コリメーターレンズ2とシリンドリカルレンズ3等を用いずに、光源手段1からの光束を直接開口絞り4を介して光偏向器5に導光しても良い。
【0065】
6は集光機能とfθ特性を有する走査光学手段としての走査レンズ系(結像走査光学系)であり、非球面より形成された第1、第2の2枚の光学素子(fθレンズ)6a,6bを有し、光偏向器5により偏向された2つの光束を被走査面7上にスポット状に結像させ、2本の走査線を形成している。また走査レンズ系6は副走査断面内において光偏向器5の偏向面5a近傍と感光ドラム面7近傍との間を共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有している。
【0066】
7は被走査面としての感光ドラム面である。
【0067】
本実施形態において画像情報に応じて光源手段1より光変調され出射した2つの光束はコリメーターレンズ2により略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ3に入射する。シリンドリカルレンズ3に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては収束して開口絞り4を介して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。その際、開口絞り4によってその光束断面の大きさが制限(決定)される。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された2つの光束は走査レンズ系6により感光ドラム面7上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面7上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面7上に2本の走査線を形成し、画像記録を行っている。
【0068】
本実施形態では上記の如く第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4bを共にシリンドリカルレンズ3とポリゴンミラー5との間の光路中に配置しており、これによりポリゴンミラー5の偏向面5a上における光束の主走査方向の間隔を狭くしている。
【0069】
図2は本実施形態における開口絞り4の要部概要図である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0070】
同図において第1の遮光部材4aは、平板に楕円開口部4a1が形成され、その反被走査面側7bが切り落とされた形状をしており、半導体レーザーアレイ(不図示)1から出射した2本の光束の被走査面側7aの光束端を決定する形状より成っている。第2の遮光部材4bは、第1の遮光部材4aと同様に平板に同形状の楕円開口部4b1が形成され、その被走査面側7aが切り落とされた形状をしており、半導体レーザーアレイ1から出射した2本の光束の反被走査面側7bの光束端を決定する形状より成っている。このとき各楕円開口部4a1,4b1の中心はコリメーターレンズ2の光軸上にある。また第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4bは同図に示すように1枚の板金4cで一体的に構成されている。
【0071】
次に本実施形態に関わる開口絞り4の構成及び光学的作用について図3を用いて説明する。同図において図1、図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0072】
同図は半導体レーザーアレイ(不図示)から出射した2本の光束を各々AレーザーとBレーザーとし、コリメーターレンズ(不図示)によって略平行光束に変換された後、第1、第2の遮光部材4a,4bを介してポリゴンミラーの偏向面5aへ入射する様子を模式的に示したものである。
【0073】
第1の遮光部材4aではAレーザー、Bレーザー共に被走査面側7aの光束端を決定し、第2の遮光部材4bでは、反被走査面側7bの光束端を決定している。第1、第2の2つの遮光部材4a,4bで制限された光束径(光束幅)の中心を主光線と定義し、その主光線位置を持って光束位置を定義することにする。
【0074】
このときAレーザーとBレーザーは第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4bの中間位置Pでクロスしており、実質的にその位置に開口絞りを配置したことになる。これはポリゴンミラーの偏向面5aから実質的な開口絞りまでの距離L0が、偏向面5aから第1の遮光部材4aまでの距離L1と偏向面5aから第2の遮光部材4bまでの距離L2との平均値になることを意味しており、
【0075】
【数7】
Figure 0003825995
【0076】
となり、
L2<L1 ・・・(b)
であることから、
L0<L1 ・・・(c)
であって、第1の遮光部材4aの位置に開口絞りを配置した従来の構成に対して、実質的な開口絞りの位置が偏向面5aへ近接したことが数式的にも分かる。
【0077】
またポリゴンミラーの偏向面5aから実質的な開口絞り(位置P)までの距離L0に比例してジッタ−量やピッチ間隔誤差量が変化することから本発明の効果を用いてジッタ−やピッチ間隔誤差を低減したマルチビーム走査装置を提供することができる。
【0078】
このため従来のマルチビーム走査装置では、ポリゴンミラー5の偏向面5aで偏向された光束や走査レンズ系6等がポリゴンミラー5の偏向面5a近傍に位置しており、物理的干渉の為に被走査面側7aの第1の遮光部材4aをポリゴンミラー5の偏向面5a近傍に配置するスペースがなく、開口絞り4をポリゴンミラー5の偏向面5aへ近接配置することができなかったが、本実施形態の構成を用いれば、被走査面側7aの第1の遮光部材4aは現状の位置に配置したまま、物理的干渉の問題が無い反被走査面側7bの第2の遮光部材4bをポリゴンミラー5の偏向面5aに近接させることで実質的な開口絞りをポリゴンミラー5の偏向面5aへ近接させることができる。
【0079】
よって開口絞り4を通過した2本の光束が被走査面7上に良好にピントを結ぶと共にジッタ−やピッチ間隔誤差を低減させることが可能となる。
【0080】
このときAレーザーとBレーザーは光軸Laに対する角度αが互いに異なる為、偏向面5aへ入射する際の光束径が異なるが、この角度αは微小角なので光束径の変化量が少なく実質的に問題はない。
【0081】
本実施形態においてはポリゴンミラー5の偏向面5aの基準位置から第1の遮光部材4aまでの距離をL1(mm)、該ポリゴンミラー5の偏向面5aの基準位置から第2の遮光部材4bまでの距離をL2(mm)としたとき、
L2≦0.8×L1 ・・・(1)
なる条件を満足させている。
【0082】
また、上記のパラメーターL1,L2を用いて、
【0083】
【数8】
Figure 0003825995
【0084】
なる条件を満足させている。
【0085】
また本実施形態においては、複数の発光点の数をn、主走査方向のピッチ(間隔)をd(mm)、集光レンズ系(コリメーターレンズ)2の焦点距離をfc(mm)とし、上記のパラメーターL1,L2を用いて
【0086】
【数9】
Figure 0003825995
【0087】
なる条件を満足させている。
【0088】
また本実施形態では、走査レンズ系6の主走査方向の焦点距離をfk(mm)とし、上記のパラメーターL1,L2,n,d,fcを用いて
【0089】
【数10】
Figure 0003825995
【0090】
なる条件を満足させている。
【0091】
更に望ましくは上記の条件式(4)を、
【0092】
【数11】
Figure 0003825995
【0093】
とするのが良い。
【0094】
次に上記の各条件式(1)〜(5)の技術的意味について説明する。
【0095】
条件式(1),(2)は各々距離L1,L2を規定するものであり、条件式(1),(2)のうち、少なくとも1つを外れると本発明の効果を十分に発揮することができなくなってくるので良くない。
【0096】
条件式(3),(4)、(5)は各々光源手段から光偏向器までの入射光学手段の構成を考慮して、光偏向器の偏向面上での光束の間隔を規定したものである。条件式(3),(4),(5)のうち少なくとも1つを外れるとジッターやピッチ間隔誤差が大きくなり良くない。
【0097】
次に具体的な数値例を挙げて説明する。
【0098】
本実施形態におけるマルチビーム走査装置は、半導体レーザーアレイ1の発光点の数n=2(本)、主走査方向のピッチd=0.09(mm)、集光レンズ系(コリメーターレンズ)2の焦点距離fc=16.59(mm)、ポリゴンミラー5の偏向面5aの基準位置から第1の遮光部材4aまでの距離L1=28.36(mm)、ポリゴンミラー5の偏向面5aの基準位置から第2の遮光部材4bまでの距離L2=7.09(mm)、走査レンズ系6の主走査方向の焦点距離fk=108.3(mm)であって、
L2=0.25×L1
であり、本発明の効果を十分に発揮することができる範囲を示した条件式(1)を、
L2≦0.8×L1 ・・・ (1)
満たしている。
【0099】
また本発明の効果を十分に発揮することができる範囲を示した条件式(2)を、
【0100】
【数12】
Figure 0003825995
【0101】
満たしている。
【0102】
また本実施形態におけるマルチビーム走査装置では、
【0103】
【数13】
Figure 0003825995
【0104】
であって、本発明の効果を十分に発揮することができる範囲を示した条件式(3)を、
【0105】
【数14】
Figure 0003825995
【0106】
満たしている。
【0107】
さらに本実施形態におけるマルチビーム走査装置では、
【0108】
【数15】
Figure 0003825995
【0109】
であって、本発明の効果を十分に発揮することができる範囲を示した条件式(4)を、
【0110】
【数16】
Figure 0003825995
【0111】
満たしている。さらに本発明の効果を十分に発揮することができる範囲を示した条件式(5)を、
【0112】
【数17】
Figure 0003825995
【0113】
満たしている。
【0114】
本実施形態ではこれらの各条件式(1)〜(5)のうち少なくとも1つを満足させることにより、ジッタ−やピッチ間隔誤差を低減したマルチビーム走査装置を構成している。
【0115】
次に本実施形態におけるマルチビーム走査装置の走査レンズ系6の構成を表-1に示す。
【0116】
【表1】
Figure 0003825995
【0117】
本実施形態において走査レンズ系6の第1、第2のfθレンズ6a、6bの主走査断面内の非球面形状は、各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸、副走査断面内において光軸と直交する軸をZ軸としたときに、
【0118】
【数18】
Figure 0003825995
【0119】
なる式で表される。
【0120】
尚、Rは母線曲率半径、k,B4〜B14は非球面係数である。
【0121】
一方、副走査断面内の形状は主走査方向のレンズ面座標がYであるところの曲率半径r'が、
【0122】
【数19】
Figure 0003825995
【0123】
なる式で表される形状をしている。
【0124】
尚、rは光軸上における子線曲率半径、D2〜D10は非球面係数である。
【0125】
ここで、各係数がYの符号によって異なる場合は、Yが正のときは係数として添字uの付いたB4u〜B14u、D2u〜D10uを用いていて計算された母線位置Xならびに子線曲率半径r'となっており、Yが負のときは係数として添字lの付いたB4l〜B14l、D2l〜D10lを用いて計算された母線位置Xならびに子線曲率半径r'となっている。
【0126】
図4は本実施形態における比較例の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
【0127】
同図における比較例は1枚の遮光部材によって構成された開口絞り94を用いた従来のマルチビーム走査装置であって、本実施形態との相違点は、その開口絞り94を本実施形態の第1の遮光部材4aの位置に配置した点である。その他の構成及び光学的作用は本実施形態と略同様である。
【0128】
図5は本実施形態と比較例とにおける設計値のジッタ−量を示した説明図である。
【0129】
同図に示すように比較例ではジッタ−量が最大0.83μm、ピッチ(P−P)=1.52μmであるのに対し、本実施形態ではジッタ−量が最大0.51μm、ピッチ(P−P)=0.90μmであり、2つの遮光部材4a,4bを光軸方向に分離し、うち1つをポリゴンミラー5へ近接させて配置した開口絞り4によってジッタ−量が低減されていることがわかる。
【0130】
図6は被走査面である感光ドラム面7が走査レンズ系6の光軸に沿って、後方へ1mmシフトしたことによるジッタ−発生量を示した説明図である。
【0131】
同図に示すように比較例ではジッタ−発生量が最大2.76μmであるのに対し、本実施形態では最大1.72μmであり、これにより本実施形態では感光ドラムの偏心によるジッタ−発生量を比較例に対して約2/3に低減している。
【0132】
図7は本実施形態と比較例とにおける走査レンズ系6の最終面(被走査面側のレンズ6bの被走査面側のレンズ面)が走査レンズ系6の光軸に沿って被走査面側に50μmシフトしたことによるジッター発生量を示した説明図である。
【0133】
同図に示すように比較例ではジッタ−発生量が最大1.49μm、ピッチ(P−P)=2.28μmであるのに対し、本実施形態では最大0.93μm、ピッチ(P−P)=1.62μmである。本実施形態の開口絞り4を用いることにより、感光ドラムの偏心や走査レンズ系6の最終面の偏心によるジッタ−発生量を低減することが可能となる。
【0134】
図8は本実施形態と比較例とにおける走査レンズ系6の最終面(被走査面側のレンズ6bの被走査面側の面)が副走査方向に50μmシフトしたことによるピッチ間隔誤差の発生量を示した説明図である。
【0135】
同図に示すように比較例ではピッチ間隔誤差の発生量が最大1.11μm、ピッチ(P−P)=2.09μmであるのに対し、本実施形態では最大0.67μm、ピッチ(P−P)=1.22μmであり、本実施形態の開口絞り4を用いることにより走査レンズ系6の最終面が副走査方向に偏心したことによるピッチ間隔誤差の発生量を大幅に低減することが可能となる。
【0136】
また本実施形態では上記の如く第1の遮光部材4aによりシリンドリカルレンズ3を通過した2つの光束の副走査方向の光束径を決定している。即ち、シリンドリカルレンズ3を通過した光束は副走査方向に収束しているので、副走査方向の光束径が広い光源手段1に近い位置で副走査方向の光束径を決めると、開口径の誤差による影響が少なく抑えられる。
【0137】
このように本実施形態では上記の如く開口絞り4の構成及び各条件式を適切に設定することにより、ジッタ−やピッチ間隔誤差が低減されたマルチビーム走査装置を提供することができる。
【0138】
[実施形態2]
図9は本発明の実施形態2におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0139】
本実施形態において前述の実施形態1との相違点は、開口絞り14の構成を異ならせて構成したことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0140】
即ち、同図において14は開口絞りであり、シリンドリカルレンズ3と光偏向器5との間にシリンドリカルレンズ3を通過した2つの光束のうち少なくとも1つの光束(ここではAレーザの光束)の光束径の一端を決定(制限)する第1の遮光部材14aと、該光束径の他端を決定(制限)する第2の遮光部材14bとを、該光束の進行方向に離間して配置し、該2つの遮光部材14a,14bを用いて光偏向器5の偏向面5aへ入射する光束の光束径を決定している。
【0141】
本実施形態において第1の遮光部材14aは図10に示すように半導体レーザーアレイ(不図示)から発せられた光束の主走査方向及び副走査方向の光束を制限する楕円開口部14a1を有する平板で構成されており、第2の遮光部材14bは集光レンズ系(不図示)の光軸から反被走査面側7bへ外れた位置の光束のみを遮光する平板で構成されている。これら2つの遮光部材14a,14bは同一の板金14cで一体的に構成されている。尚、第1の遮光部材14aと第2の遮光部材14bは各々独立に設けても良い。
【0142】
次に開口絞り14の構成及び光学的作用を図11を用いて説明する。同図は半導体レーザーアレイ(不図示)から出射した2本の光束を各々AレーザーとBレーザーとし、コリメーターレンズ(不図示)によって略平行光束に変換された後、第1、第2の遮光部材14a,14bを介してポリゴンミラーの偏向面5aへ入射する様子を模式的に示したものである。同図において図9、図10に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0143】
同図における第1の遮光部材14aではAレーザーの被走査面側7aの光束端を決定しており、またBレーザーの被走査面側7aの光束端及び副走査方向の光束径を決定している。第2の遮光部材14bではAレーザーの反被走査面側7bの光束端のみを決定している。
【0144】
このときAレーザーとBレーザーは第1の遮光部材14aと第2の遮光部材14bとの間隔L3の1/4の距離L4だけ第1の遮光部材14aから第2の遮光部材14bへ近づいた位置Pでクロスしており、実質的にその位置に開口絞りを配置したことになる。これはポリゴンミラーの偏向面5aから実質的な開口絞りまでの距離L0が、偏向面5aから第1の遮光部材14aの距離L1と偏向面5aから第2の遮光部材14bまでの距離L2としたとき、
【0145】
【数20】
Figure 0003825995
【0146】
となり、
L2<L1 (e)
であることから、
L0<L1 (f)
であって、第1の遮光部材14aの位置に開口絞りを配置した従来の構成に対して、実質的な開口絞り位置が偏向面5aへ近接したことが数式的にも分かる。
【0147】
また実施形態1で説明したようにポリゴンミラーの偏向面5aから開口絞りまでの距離に比例して、ジッタ−量やピッチ間隔誤差量が変化することから、本発明の効果を用いて、ジッタ−やピッチ間隔誤差を低減したマルチビーム走査装置を提供することができる。
【0148】
本実施形態の開口絞り14は実施形態1の開口絞り4と比較して、形状が簡単であるため製造が容易であってコストダウンが図れることや複数光束の主走査方向における光束径の差が小さくできるメリットがある。
【0149】
[実施形態3]
図12は本発明の実施形態3におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0150】
本実施形態において前述の実施形態1との相違点は、開口絞り24を従来と同様に1枚の遮光部材で構成した点と、2枚の遮光部材8a,8bより成るBD絞り8を有する同期検出用光学手段(BD光学系)を設けた点である。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0151】
即ち、同図において24は1枚の遮光部材で構成された従来例と同様の開口絞りであって、光源手段1から出射した2本の光束の光束径を制限している。
【0152】
8は同期検知用絞り(以下「BD絞り」と記す。)であり、ポリゴンミラー5と後述するBDセンサー11との間に該ポリゴンミラー5によって偏向された2つの光束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束の光束径の一端を遮光(決定)する第3の遮光部材8aと、該光束径の他端を遮光(決定)する第4の遮光部材8bとを光束の進行方向に沿って離間して配置している。
【0153】
本実施形態における第3の遮光部材8aは開口絞り24と一体的に構成された平板より成り、上記の如くポリゴンミラー5で偏向された2つの光束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束の反被走査面側7bの光束径の一端を決定しており、第4の遮光部材8bは平板より成り、被走査面側7aの光束径の他端を決定している。
【0154】
9は同期検知用レンズ(以下「BDレンズ」と記す。)であり、主走査方向及び副走査方向に集光作用を有している。
【0155】
10は同期検出用のスリット(以下、「BDスリット」と記す。)であり、BDレンズ9により収束された光束(BD光束)の集光点、もしくはその近傍に配されており、画像の書き出し位置を決めている。
【0156】
11は同期検知手段としての光センサー(以下、「BDセンサー」と記す。)であり、本実施形態では該BDセンサー11からの出力信号を検知して得られた同期信号(BD信号)を用いて感光ドラム面7上への画像記録の走査開始位置のタイミングを各BD光束毎に調整している。
【0157】
尚、BD絞り8、BDレンズ9、BDスリット10、そしてBDセンサー11等の各要素は同期検出用光学手段(BD光学系)の一要素を構成している。
【0158】
本実施形態において画像情報に応じて半導体レーザーアレイ1から光変調され射出した2つの光束はコリメーターレンズ2により略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ3に入射する。シリンドリカルレンズ3に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては収束して開口絞り24を介して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。その際、開口絞り24によってその光束断面の大きさが制限される。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された2つの光束は走査レンズ系6により感光ドラム面7上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面7上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面7上に画像記録を行っている。
【0159】
このとき感光ドラム面7上を光走査する前に該感光ドラム面7上の走査開始位置のタイミングを調整する為に、光偏向器5で反射偏向された2つの光束の一部をBD絞り8を介してBDレンズ9によりBDスリット10面上に集光させた後、BDセンサー11に導光している。そしてBDセンサー11からの出力信号を検知して得られた同期信号(BD信号)を用いて感光ドラム面7上への画像記録の走査開始位置のタイミングを各BD光束毎に調整している。
【0160】
本実施形態では半導体レーザーアレイ1をコリメーターレンズ2の光軸を中心として回転させて、2つの光束によって形成される走査線のピッチ間隔を規定値に合わせている。そのため2つの光束は主走査方向に離間しており、BDレンズ9の主走査方向の焦点距離がずれると書き出し位置がBD光束によってずれる問題が発生する。そのためにポリゴンミラー5とBDレンズ9との間にBD絞り8を設けているが、コンパクトなマルチビーム走査装置においてはBD絞り8を配置するスペースがないという問題点が生じることがある。
【0161】
そこで本実施形態ではBD絞り8を上記の如く第1、第2の2つの遮光部材8a,8bに分割して配置することにより、BD絞りの効果はそのままに、配置の自由度を向上させてスペース的な問題点を解決している。
【0162】
本実施形態ではBD絞り8を例に取って説明したが、光源手段1と光偏向器5との間に配置された開口絞り24を前述した実施形態1のように第1、第2の2つの遮光部材に分割して配置することによっても、スペース的な問題点を解決できる。またその場合、光源手段が1本の光束を発する走査装置であっても、複数の光束を発するマルチビーム走査装置であっても、本実施形態と同様に本発明の効果を十分に得ることができる。
【0163】
またBD絞り8が主走査方向の光束径のみを制限する機能を有したのもであって良い。
【0164】
[実施形態4]
図13は本発明の実施形態4におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図である。同図において図1、図12に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0165】
本実施形態と前述の実施形態1との相違点は、光源手段1からポリゴンミラー5へ入射させる角度を変更した点と、BD絞り38を有する同期検知用光学系(BD光学系)を設けた点である。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0166】
即ち、BD光学系はポリゴンミラー5の偏向面5aで偏向された2つの光束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束を制限するBD絞り38と、該光束をスリット10近傍に集光させるBDレンズ9と、光検知を行うBDセンサー11とによって構成され、被走査面7上の書き出し位置を揃えるのに用いられる。
【0167】
本実施形態ではBD絞り38を1枚の板金で構成し、且つ開口絞り4を構成する第1の遮光部材4a、第2の遮光部材4b、そしてBD絞り38を図14に示すように板金で一体的に構成し、複合絞り手段として構成している。
【0168】
尚、第1の遮光部材4aとBD絞り38のみを一体的に構成し、複合絞り手段として構成しても良い。
【0169】
図14において第1の遮光部材4aは前述の実施形態1と同様に平板に楕円開口部4a1が形成され、その反被走査面側7bが切り落とされた形状をしており、半導体レーザーアレイ1(不図示)から出射した2本の光束の被走査面側7aの光束端を決定する形状を成している。第2の遮光部材4bは第1の遮光部材4aと同様に平板に同形状の楕円開口部4b1が形成され、その被走査面側7aが切り落とされた形状をしており、半導体レーザーアレイ1から出射した2本の光束の反被走査面側7bの光束端を決定する形状を成している。このとき、各楕円開口部4a1,4b1の中心はコリメーターレンズ(不図示)の光軸上にある。
【0170】
BD絞り38は第1の遮光部材4a及び第2の遮光部材4bに設けた楕円開口部(4a1,4b1)よりも主走査方向の幅が狭い楕円開口部38a1を有し、ポリゴンミラー(不図示)で偏向された2つの光束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束の主走査方向の光束径を制限して、2つの光束の主走査方向の光束径を同一としている。
【0171】
図13に示した本実施形態のように開口絞り4を第1、第2の2つの遮光部材4a,4bで構成したマルチビーム走査装置の場合、光源手段1から出射した2つの光束の光束径が異なることにより、BDセンサー11に入射するBD光束に光量差が生じてしまい、同期検知(BD検知)に誤差が生じることがある。
【0172】
このような場合、光源手段1からの光束の発光量を変化させてBDセンサー11へ入射する光量を同一に調整することも可能であるが、本実施形態のようにBD絞り38を設けることでも達成できる。
【0173】
つまり本実施形態の構成では第1、第2の2つの遮光手段4a、4bで構成された開口絞り4を設けることにより、ジッターやピッチ間隔誤差の低減を図り、またBD絞り38を設けることにより、BDセンサー11へ入射する2つの光束(BD光束)の光量差の問題を解決している。即ち、2つの遮光部材4a,4bで構成された開口絞り4を用いた場合、該2つの光束には主走査方向の光束径に差が生じてしまい光量差が発生するので、本実施形態ではBD絞り38を用いてBDセンサー11へ入射する光束の主走査方向の光束径を揃えることにより、光量を一定とし、安定した同期検知を行っている。これにより常に良好なる画像を得られるマルチビーム走査装置を提供することができる。
【0174】
また第1の遮光部材4a、第2の遮光部材4b、そしてBD絞り38を板金等で一体的に構成することにより、部品点数の削減によるコストダウン及びスペースの省略を達成している。
【0175】
[実施形態5]
図15は本発明の実施形態5におけるマルチビーム走査装置の主走査断面図である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0176】
本実施形態と前述の実施形態4との相違点は、開口絞り4を構成する第1の遮光部材4aをよりポリゴンミラー5へ近接させた点と、BD絞り48を第3、第4の2つの遮光部材48a,48bで構成し、そのうち第3の遮光部材48aを第1の遮光部材4aと兼用(一体化)とした点である。その他の構成及び光学的作用は実施形態4と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0177】
即ち、本実施形態では図15に示したように第2の遮光部材4bをポリゴンミラー5の偏向面5aに近接させたまま、第1の遮光部材4aを偏向面5aへ近づけているので、実質的な開口絞りの位置は前記条件式(a)より、実施形態4よりも偏向面5a側へ移動している。
【0178】
またBD絞り48はポリゴンミラー5とBDセンサー11との間に、該ポリゴンミラー5によって偏向された2つの光束のうち少なくとも1つの光束の光束径の一端を遮光(決定)する第3の遮光部材48aと、該光束径の他端を遮光(決定)する第4の遮光部材48bとを、該光束の進行方向に離間して配置している。
【0179】
図16は本実施形態のマルチビーム走査装置における開口絞り4及び同期検知用絞り48の要部概要図である。
【0180】
同図において4aは第1の遮光部材、4bは第2の遮光部材であって、第1の遮光部材4aと第2の遮光部材4bとで開口絞り4を構成している。また48aは第3の遮光部材、48bは第4の遮光部材であって、第3の遮光部材48aと第4の遮光部材48bとでBD絞り48を構成している。このとき第1の遮光部材4aと第3の遮光部材48aとは兼用(一体化)とし、スペースを削減している。またBD絞り48は主走査方向のみを遮光し、ポリゴンミラー(不図示)で偏向された2つの光束(BD光束)のうち少なくとも1つの光束の主走査方向の光束径を制限し、BD絞り48を出射した後の2つの光束が共に略同一の形状及び同一光量と成るようにして、BDセンサー(不図示)での同期検知誤差が発生しないようにしている。
【0181】
よって本実施形態の構成では第1、第2の2つの遮光手段4a、4bで構成された開口絞り4の実質的な位置をポリゴンミラー5へ近接させることにより、更にジッターやピッチ間隔誤差の低減を図りつつ、また開口絞り4の第1の遮光部材4aとBD絞り48の第3の遮光部材48aを兼用することによりスペース削減を図り、コンパクトで且つ書き出し位置ズレの無いマルチビーム走査装置を実現可能としている。
【0182】
尚、上記に示した各実施形態1〜5では光源手段から出射した光束をコリメーターレンズにより略平行光束に変換したが、これに限ったものではなく、例えば収束光束や発散光束に変換しても本発明の効果を十分に得ることができる。
【0183】
また上記に示した各実施形態1〜5では複数の発光点を有する半導体レーザーアレイから発せられた複数の光束を1つのコリメーターレンズにより略平行光束としたが、これに限ったのものではなく、例えば1つの発光点を有する光源手段を複数個有し、各光源手段に1つのコリメーターレンズを有して複数の平行光束を合成するマルチビーム走査装置においても本発明の効果を得ることができる。
【0184】
また上記に示した各実施形態1〜5では2つの光束を発するマルチビーム走査装置を例に取って説明したが、これに限ったものではなく、1つの光束を発するシングルビーム走査装置、もしくは3つ以上の光束を用いたマルチビーム走査装置においても、各実施形態と同様に本発明の効果を得ることができる。
【0185】
また各実施形態においては走査光学手段を2枚のレンズより構成したが、これに限らず、例えば単一、もしくは3枚以上のレンズより構成しても良い。
【0186】
[画像形成装置]
図17は、前述した実施形態1〜5の何れかのマルチビーム走査装置を用いた画像形成装置(電子写真プリンタ)の実施形態を示す副走査断面内における要部断面図である。図17において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、各実施形態1〜5で示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット(マルチビーム走査装置)100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム(光束)103が射出され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
【0187】
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
【0188】
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転断面内における下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
【0189】
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ(転写器)108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図17において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
【0190】
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図17において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されており、転写部から撒送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
【0191】
図17においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、光走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制御を行う。
【0192】
[絞り部材]
尚、各実施形態1,2,4,5で用いている2つの遮光部材を有する開口絞りは、撮影系、照明系、そして投影系等の各種の光学系に適用できる。
【0193】
【発明の効果】
本発明によれば前述の如く開口絞りを分割してその一部を偏向手段近傍に配置することにより、ジッタ−やピッチ間隔誤差を低減することができる光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
【0194】
また開口絞り及び同期検出用絞りの配置の自由度を向上させることができる光走査装置、マルチビーム走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の主走査断面図
【図2】 本発明の実施形態1の開口絞りの要部概要図
【図3】 本発明の実施形態1の開口絞りの光学的作用を示す図
【図4】 本発明の実施形態1の比較例の主走査断面図
【図5】 本発明の実施形態1と比較例との設計値におけるジッター量を示した図
【図6】 本発明の実施形態1と比較例とのドラム偏心時におけるジッター発生量を示した図
【図7】 本発明の実施形態1と比較例との走査光学手段の最終面偏心時におけるジッター発生量を示した図
【図8】 本発明の実施形態1と比較例との走査光学手段の最終面偏心時におけるピッチ間隔誤差発生量を示した図
【図9】 本発明の実施形態2の主走査断面図
【図10】 本発明の実施形態2の開口絞りの要部概要図
【図11】 本発明の実施形態2の開口絞りの光学的作用を示す図
【図12】 本発明の実施形態3の主走査断面図
【図13】 本発明の実施形態4の主走査断面図
【図14】 本発明の実施形態4の絞りの要部概要図
【図15】 本発明の実施形態5の主走査断面図
【図16】 本発明の実施形態5の絞りの要部概要図
【図17】 本発明のマルチビーム走査装置を用いた画像形成装置(電子写真プリンタ)の構成例を示す副走査断面図
【図18】 従来のマルチビーム走査装置の要部概略図
【図19】 従来のマルチビーム走査装置の主走査断面図
【符号の説明】
1 光源手段(半導体レーザーアレイ)
2 集光レンズ系(コリメータ−レンズ)
3 シリンドリカルレンズ
4,14,24 開口絞り
4a,14a 第1の遮光部材
4b,14b 第2の遮光部材
5 偏向手段(光偏向器)
5a 偏向面
6 走査光学手段(走査レンズ系)
6a 第1の走査レンズ
6b 第2の走査レンズ
7 被走査面(感光ドラム面)
8,38,48 BD絞り
8a,48a 第3の遮光部材
8b,48b 第4の遮光部材
9 同期検知用レンズ(BDレンズ)
10 BDスリット
11 同期検知手段(BDセンサー)
100 マルチビーム走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (7)

  1. 少なくとも2つの発光部を有する光源手段と、偏向手段と、該少なくとも2つの発光部から発せられた少なくとも2本の光束を該偏向手段に導光する入射光学手段と、該偏向手段により偏向された少なくとも2本の光束の夫々を被走査面上に導光する走査光学手段と、を有するマルチビーム走査装置において、
    該少なくとも2つの発光部は主走査方向及び副走査方向に離間して配置されており、
    該少なくとも2本の光束のうち少なくとも1つの光束の主走査方向の光束径の一端を決定する第1の遮光部材と該少なくとも1つの光束の主走査方向の光束径の他端を決定する第2の遮光部材を該光源手段と該偏向手段との間に配置しており、
    該第1の遮光部材と該第2の遮光部材は、該光束の進行方向に離間して配置しており、
    該少なくとも2つの発光部の数をn、該少なくとも2つの発光部の主走査方向の最大ピッチ間隔をd(mm)、該入射光学手段の主走査方向の焦点距離をfc(mm)、該第1の遮光部材から該偏向手段の偏向面までの該光束の進行方向の距離をL1(mm)、該第2の遮光部材から該偏向手段の偏向面までの該光束の進行方向の距離をL2(mm)、該走査光学手段の主走査方向の焦点距離をfk(mm)としたとき、
    Figure 0003825995
    なる条件を満足することを特徴とするマルチビーム走査装置。
  2. 前記マルチビーム走査装置は
    Figure 0003825995
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のマルチビーム走査装置。
  3. L2≦0.8×L1
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチビーム走査装置。
  4. L2≦20(mm)
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のマルチビーム走査装置。
  5. 前記第1の遮光部材は主走査方向の光束径のうち前記被走査面側の光束径を決定し、前記第2の遮光部材は主走査方向の光束径のうち該被走査面側の反対側の光束径を決定していることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記マルチビーム走査装置で走査された光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から5の何れか1項に記載のマルチビーム走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記マルチビーム走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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